JP2010266552A - テロップ表示装置及びテロップ表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】メッセージ内容をより理解することができ、また、メッセージ読み取り時の記憶負担が少ないテロップ表示装置及びテロップ表示方法を提供することを目的とする。
【解決手段】手話映像記憶手段と、テロップ文章記憶手段と、タイマと、画面合成手段と、文章解析手段と、通信制御手段と、情報表示手段とを具備し、通信制御手段を介して入力されたメッセージ表示コマンドに基づいて、手話映像とテロップテキストとを逐次同期しながらそれらを合成し、情報表示手段に表示し、メッセージの表示が完了したときに、上記逐次表示したテキストをまとめて情報表示手段に再表示するテロップ表示装置及びテロップ表示方法である。
【選択図】図1
【解決手段】手話映像記憶手段と、テロップ文章記憶手段と、タイマと、画面合成手段と、文章解析手段と、通信制御手段と、情報表示手段とを具備し、通信制御手段を介して入力されたメッセージ表示コマンドに基づいて、手話映像とテロップテキストとを逐次同期しながらそれらを合成し、情報表示手段に表示し、メッセージの表示が完了したときに、上記逐次表示したテキストをまとめて情報表示手段に再表示するテロップ表示装置及びテロップ表示方法である。
【選択図】図1
Description
本発明は、テロップ表示装置及びテロップ表示方法に関する。
鉄道や航空機等の公共交通機関では、交通情報や緊急時の避難等に関する情報表示の際に、音声アナウンスのみではなく文章表示やグラフィック表示を併用する情報保障が行なわれている。特に、言語獲得期以前に聴覚を失い、日常生活で手話を用いるろう者に対して情報保障する場合、日本語テキストと手話映像とを同時に表示することによって、メッセージ内容の理解を助ける支援が必要である。
このような支援を実現するために、たとえば、テレビの手話ニュース等では、ニュース映像とともに、手話映像と日本語テキストのテロップとを表示している。このような情報保障の実現によって、ろう者も含めた多くの人が公共情報を容易に取得することができる。
米村俊一、永徳真一郎、鎌田一雄著「手話と文章による緊急情報提示における情報読取のストラテジー」ヒューマンインタフェース学会 研究報告集、2008年度 Vol.10 No.5、pp.7-14
しかし、言語獲得期以前に聴覚を失い、日本語が第一言語ではないろう者にとって、日本語はあくまで第二言語であるので、メッセージ内容の理解度に関して個人差があると言われている。また、手話という言語は、目前に相手が存在することを前提にしたインタラクティブ性の強い言語であるので、一方向的なメッセージ伝達においては、メッセージ内容が十分に理解されない可能性があると指摘されている。
さらに、手話と日本語とは互いに異なる言語であり、語順等の文法が異なる。このために、手話映像とスクロール型テロップ(文字が流れて消えるスクロール)とが同時に表示された場合、ろう者は、手話映像とテロップとを頻繁に見比べながら、それらを逐次記憶してメッセージの意味を理解しなければならないので、メッセージ読み取り時の記憶負担が大きいという問題がある。
本発明は、メッセージ内容をより理解することができ、また、メッセージ読み取り時の記憶負担が少ないテロップ表示装置及びテロップ表示方法を提供することを目的とする。
本発明は、手話映像記憶手段と、テロップ文章記憶手段と、タイマと、画面合成手段と、文章解析手段と、通信制御手段と、情報表示手段とを具備し、通信制御手段を介して入力されたメッセージ表示コマンドに基づいて、手話映像とテロップテキストとを逐次同期しながらそれらを合成し、情報表示手段に表示し、メッセージの表示が完了したときに、上記逐次表示したテキストをまとめて情報表示手段に再表示するテロップ表示装置及びテロップ表示方法である。
本発明は、テロップ表示によって、メッセージを逐次読み取る途中のプロセスにおいて、手話映像と内容が合致するテキストを逐次表示するので、両者の見比べを促進することができ、また、メッセージ読み取りの最終段階において、逐次表示したテキストをまとめて同時に表示するので、メッセージ内容を確実に最終確認することができるという効果を奏する。
よって、本発明によれば、ろう者がメッセージを読み取る場合、負担が少ないという効果を奏する。
発明を実施するための形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1であるテロップ表示装置TD1を示すブロック図である。
テロップ表示装置TD1は、手話映像記憶手段10と、テロップ文章記憶手段20と、タイマ30と、画面合成手段40と、文章解析手段50と、情報表示手段60と、テロップ制御手段70と、通信制御手段80とを有する。
手話映像記憶手段10は、手話映像を記憶する手段である。テロップ文章記憶手段20は、テロップ文章を記憶する手段である。タイマ30は、テロップ表示装置TD1の動作中に、表示時間をカウントする。画面合成手段40は、上記手話映像と上記テロップテキストとを、互いに逐次同期させながら、合成する手段である。
文章解析手段50は、メッセージとして表示する内容が含まれている手話映像ファイルを特定し、手話映像の表示時間を特定し、手話映像に対応するテキストコードからテロップ文章を特定する。情報表示手段60は、画面合成手段40が合成した情報を表示する手段である。
テロップ制御手段70は、上記手話映像と上記テロップテキストとが互いに逐次同期しながら情報表示手段60に表示され、上記手話映像と上記テロップテキストとの表示が完了したときに、上記逐次表示したテキストをまとめて情報表示手段60に同時に表示させる手段である。通信制御手段80は、図示しない外部機器との通信を制御する。
図2は、メッセージ表示コマンド200の例を示す図である。
メッセージ表示コマンド200は、情報表示手段60に表示すべき内容を示すメッセージインデックスMess001、Mess002、……を、表示順に並べたコマンド群である。各メッセージインデックスMess001、Mess002、……は、通信制御手段80を介して、図示しない外部機器から受信され、テロップ制御手段70に一時記憶される。
図3は、手話映像情報300を示す図である。
手話映像記憶手段10に、手話映像情報300が予め記憶されている。手話映像情報300は、1つのメッセージインデックスと、このメッセージインデックスに対応する映像ファイルと、各映像ファイルの表示時間との組み合わせを複数有するものである。なお、1つのメッセージインデックスは、タイトルまたは一文に対応している。
図4は、テロップ文章400を示す図である。
テロップ文章記憶手段20に、テロップ文章400が予め記憶されている。テロップ文章400は、1つのメッセージインデックスと、このメッセージインデックスに対応するテキストコードと、各テキストコードに対応するテロップ文章との組み合わせを複数有するものである。1つのテキストコードは、1つのテロップ文章に対応している。1つのテロップ文章は、名詞句または動詞句で構成されている。
図5は、メッセージテーブル500を示す図である。
メッセージテーブル500は、メッセージインデックスと、映像ファイルと、表示時間と、テキストコードと、テロップ文章とによって構成されている。つまり、メッセージテーブル500は、図3に示す手話映像300と、図4に示すテロップ文章とを組み合わせたテーブルである。
図3に示す映像ファイルの1つが、図4に示す1つのテキストコードに対応している。たとえば、映像ファイルV−File001は、テキストコードTXT−001に対応し、映像ファイルV−File002は、テキストコードTXT−002に対応している。
次に、実施例1の動作について説明する。
図6は、実施例1の動作を示すフローチャートである。
S1で、テロップ制御手段70は、メッセージ表示コマンド200に記されているメッセージインデックスをキーとして、該当する手話映像ファイルと表示時間とを、手話映像記憶手段10から検索し、この検索された手話映像ファイルと表示時間とを、テロップ制御手段70に一時記憶する。
これと同時に、テロップ制御手段70は、メッセージ表示コマンド200に記されているメッセージインデックスをキーとして、S2、S3で、該当するテキストコードと各コードに対応するテロップ文章とを、テロップ文章記憶手段20から検索する。そして、この検索されたテキストコードと各コードに対応するテロップ文章とを、テロップ制御手段70に一時記憶する。テロップ制御手段70は、一時記憶された手話映像300とテロップ文章400とに基づいて、S4で、メッセージテーブル500を生成し、この生成されたメッセージテーブル500を、文章解析手段50に送信し、一時記憶する。
文章解析手段50は、メッセージテーブル500に基づいて、メッセージとして表示する内容が含まれている手話映像ファイルを特定し、手話映像の表示時間を特定し、手話映像に対応するテキストコードからテロップ文章を特定する。ファイル中の各シーンに対応するメッセージインデックスを特定する。
これと同時に、テロップ制御手段70は、各メッセージインデックスに対応するテキストコードに基づいて、テロップ表示する文章を特定する。さらに、テロップ制御手段70は、各映像ファイルの表示時間の和を計算し、この計算された各映像ファイルの表示時間の和を、一時記憶する。同時に、テロップ制御手段70は、メッセージ表示の準備が完了したことを示すフラグを、画面合成手段40に送信する。
次に、画面合成手段40が、メッセージ表示準備完了のフラグを受け取ると、画面合成手段40は、文章解析手段50に一時記憶されているメッセージテーブル500に記述されているシーケンスに従って、テロップ制御手段70が、手話映像と日本語テキストとを、タイマ30を参照しながら、S5で、指定された表示時間どおりに、情報表示手段60に逐次表示させる。
さらに、S6で、テロップ制御手段70が、メッセージテーブル500におけるメッセージ終了コマンドMess999を受け取ると、S7で、逐次表示していたテロップ文章の全てを、情報表示手段60が同時に表示する。ここで、テキストを同時表示する時間は、文章解析手段50に一時記憶されている「映像ファイルの表示時間の和」×0.1とする。ただし、この表示時間を、適宜調節するようにしてもよい。
図7は、テロップメッセージの表示例を示す図である。
図7(1)は、テロップメッセージの逐次表示画面600Aを示す図である。テロップメッセージの逐次表示画面600Aは、メッセージを逐次表示するプロセスであり、手話映像とテロップのテキストとが対応するように、同期して表示する。
図7(2)は、テロップメッセージの全体表示画面600Bは、テロップメッセージの全体をまとめて表示する画面であり、逐次表示されていた全てのテロップメッセージ(テキスト)を同時に表示する画面である。
テロップメッセージの逐次表示画面600Aと、テロップメッセージの全体表示画面600Bとを、メッセージが発生する毎に、繰り返して表示する。このように表示することによって、手話映像とテロップとが同期した逐次表示と、テキスト全体を概観することができる全体表示との組み合わせた装置が、テロップ表示装置TD1である。
上記実施例1によれば、メッセージを逐次読み取る途中のプロセスにおいて、手話映像と内容が合致するテキストを逐次表示するので、手話映像とテキストとの両者の見比べを促進することができる。また、上記実施例によれば、メッセージ読み取りの最終段階において、逐次表示したテキストの全てを同時に表示するので、メッセージ内容を確実に最終確認することができる。したがって、実施例1によれば、ろう者にとって、メッセージ読み取りの負担の少ない。
なお、上記各手段を工程に置き換えれば、上記実施例を方法の発明として把握することができる.つまり、上記実施例は、手話映像を手話映像記憶手段記憶する手話映像記憶工程と、テロップ文章をテロップ文章記憶手段に記憶するテロップ文章記憶工程と、上記手話映像と上記テロップテキストとを、互いに逐次同期させながら、合成し、記憶装置に記憶する画面合成工程と、上記画面合成工程で合成された情報を情報表示手段に表示する情報表示工程と、上記手話映像と上記テロップテキストとが互いに逐次同期しながら上記情報表示工程で表示され、上記手話映像と上記テロップテキストとの表示が完了したときに、上記逐次表示したテキストをまとめて上記情報表示手段に同時に表示させる制御工程とを有するテロップ表示方法の例である。
また、上記実施例をプログラムの発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、テロップ表示装置TD1を構成する各手段としてコンピュータを機能させるプログラムの例である。すなわち、上記実施例は、請求項1記載のテロップ表示装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させるプログラムの例である。
TD1…テロップ表示装置、
10…手話映像記憶手段、
20…テロップ文章記憶手段、
30…タイマ、
40…画面合成手段、
50…文章解析手段、
60…情報表示手段、
70…テロップ制御手段。
10…手話映像記憶手段、
20…テロップ文章記憶手段、
30…タイマ、
40…画面合成手段、
50…文章解析手段、
60…情報表示手段、
70…テロップ制御手段。
Claims (3)
- 手話映像を記憶する手話映像記憶手段と;
テロップ文章を記憶するテロップ文章記憶手段と;
上記手話映像と上記テロップテキストとを、互いに逐次同期させながら、合成する画面合成手段と;
上記画面合成手段が合成した情報を表示する情報表示手段と;
上記手話映像と上記テロップテキストとが互いに逐次同期しながら上記情報表示手段に表示され、上記手話映像と上記テロップテキストとの表示が完了したときに、上記逐次表示したテキストをまとめて上記情報表示手段に同時に表示させるテロップ制御手段と;
を有することを特徴とするテロップ表示装置。 - 手話映像を手話映像記憶手段に記憶する手話映像記憶工程と;
テロップ文章をテロップ文章記憶手段に記憶するテロップ文章記憶工程と;
上記手話映像と上記テロップテキストとを、互いに逐次同期させながら、合成し、記憶装置に記憶する画面合成工程と;
上記画面合成工程で合成された情報を情報表示手段に表示する情報表示工程と;
上記手話映像と上記テロップテキストとが互いに逐次同期しながら上記情報表示工程で表示され、上記手話映像と上記テロップテキストとの表示が完了したときに、上記逐次表示したテキストをまとめて上記情報表示手段に同時に表示させるテロップ制御工程と;
を有することを特徴とするテロップ表示方法。 - 請求項1記載のテロップ表示装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009116075A JP2010266552A (ja) | 2009-05-13 | 2009-05-13 | テロップ表示装置及びテロップ表示方法 |
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JP (1) | JP2010266552A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2013088986A1 (ja) * | 2011-12-16 | 2015-04-27 | ソニー株式会社 | 受信装置及びその制御方法、配信装置及び配信方法、プログラム、並びに配信システム |
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2009
- 2009-05-13 JP JP2009116075A patent/JP2010266552A/ja active Pending
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