JP2010266009A - Shock absorber - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車などの車両用サスペンションとして利用され、車両走行時の振動や衝撃を抑制する緩衝器のうち、車高調整を可能とする緩衝器に関する。 The present invention relates to a shock absorber that is used as a suspension for a vehicle such as an automobile and that can adjust the vehicle height among shock absorbers that suppress vibrations and shocks when the vehicle travels.
一般に、車両用サスペンションは車体に車輪を懸架する懸架装置であり、車両の乗り心地を良好に保つため、走行時の振動や衝撃を吸収するスプリングと、車体の振動を減衰する緩衝器とを備えている。 In general, a vehicle suspension is a suspension device that suspends wheels on a vehicle body, and includes a spring that absorbs vibrations and shocks during running and a shock absorber that attenuates vibrations of the vehicle body in order to maintain a good riding comfort of the vehicle. ing.
更に、上記車両用サスペンションにおいては、緩衝器自体にスプリングと車輪とを取り付けて、緩衝器自体を懸架装置とするストラット式サスペンションが広く使用されている。当該ストラット式サスペンションにおいて具体的には、緩衝器が緩衝器本体の端部に設けたナックルブラケットと称される部材を備えており、このナックルブラケットを車輪を回転自在に保持するナックルスピンドルへ連結するようにしている。 Further, in the vehicle suspension, a strut suspension is widely used in which a spring and a wheel are attached to the shock absorber itself and the shock absorber itself is a suspension device. Specifically, in the strut suspension, the shock absorber includes a member called a knuckle bracket provided at the end of the shock absorber body, and the knuckle bracket is connected to a knuckle spindle that rotatably holds a wheel. I am doing so.
そして、上記ストラット式サスペンションに用いられる緩衝器においては、ナックルブラケットの緩衝器本体への取付位置を上下方向に変更して車高調整を可能にしたものが知られている。(特許文献1)
従来の車高調整が可能な緩衝器は、図10に示すように、緩衝器本体24外周に螺子溝25を設け、螺子山26aを内周に有するナックルブラケット26を緩衝器本体24外周に螺合して装着し、当該ナックルブラケット26を回転することにより緩衝器本体24への取付位置を上下方向に変更して、車高調整をするとしている。
A shock absorber used for the strut suspension is known in which the mounting position of the knuckle bracket on the shock absorber body is changed in the vertical direction so that the vehicle height can be adjusted. (Patent Document 1)
As shown in FIG. 10, a conventional shock absorber capable of adjusting the vehicle height is provided with a
詳細には、ナックルブラケット26と直列にロックナット27が設けられ、当該ロックナット27は、螺子山27aを内周に有する筒状本体28と、当該筒状本体28に延設されてナックルブラケット26の上部に突き合わされる筒状の嵌合部29とからなり、ナックルブラケット26の上部とロックナット27の嵌合部29が付き合わされることで、ナックルブラケット26の緩衝器本体24に対する緩みが防止されて設定した車高が維持されると共に、緩衝器本体24とナックルブラケット26との間にガタツキが発生することが防止される。
Specifically, a
上記従来の緩衝器において特に欠陥はないが、次のような改善が望まれている。 Although the conventional shock absorber is not particularly defective, the following improvements are desired.
即ち、上記従来の緩衝器にあっては緩衝器本体24の外周及びナックルブラケット26内周に螺子加工を施す必要があり、作業が煩雑で結果的にコスト高になるという不具合がある。
That is, in the above conventional shock absorber, the outer periphery of the shock absorber
そこで、本発明の目的は、車高調整が可能であって、加工が容易で安価に製造可能な緩衝器を提供することである。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a shock absorber that can be adjusted in vehicle height, can be easily processed, and can be manufactured at low cost.
上記課題を解決するための手段は、ロッドと、ロッドが出入りする緩衝器本体と、当該緩衝器本体を車輪を回転自在に保持するナックルスピンドルへ連結するナックルブラケットを備え、上記ナックルブラケットの上記緩衝器本体への取付位置を上下方向に変更して車高調整をする緩衝器において、上記ナックルブラケットが、上記緩衝器本体を把持する一対の把持片と、上記各把持片に設けられると共に相対向して対をなす挿通孔と、当該挿通孔に挿通されると共に上記把持片を接近させて締結するボルトとを備え、上記緩衝器本体外周に軸線方向に交わる溝を設け、当該溝に上記ボルトをその側面を対向させながら係合させて、上記ナックルブラケットと上記緩衝器本体とを結合し、上記ナックルブラケットの上記緩衝器本体への取付位置を上下方向に変更する変更手段を有することである。 Means for solving the above-described problems includes a rod, a shock absorber body through which the rod enters and exits, and a knuckle bracket that connects the shock absorber body to a knuckle spindle that rotatably holds a wheel, and the buffer of the knuckle bracket is provided. In the shock absorber that adjusts the vehicle height by changing the mounting position on the shock absorber body in the vertical direction, the knuckle bracket is provided on each of the grip pieces and a pair of grip pieces for gripping the shock absorber body and facing each other A pair of insertion holes and a bolt that is inserted into the insertion hole and fastened with the gripping piece approached, and a groove that intersects in the axial direction is provided on the outer periphery of the shock absorber body. The knuckle bracket and the shock absorber main body are coupled with the side surfaces thereof facing each other, and the knuckle bracket is attached to the shock absorber main body. It is to have a changing means for changing the up and down direction.
本発明によれば、緩衝器本体とナックルブラケットとを結合するための加工が、ナックルブラケットに挿通孔を設け、緩衝器本体外周に溝を設けることのみであることから、従来の緩衝器と比較して加工が容易で結果的に安価に緩衝器を製造することが可能である。 According to the present invention, since the processing for connecting the shock absorber body and the knuckle bracket is only to provide the insertion hole in the knuckle bracket and provide the groove on the outer periphery of the shock absorber body, compared with the conventional shock absorber. Thus, the shock absorber can be manufactured easily and as a result at a low cost.
以下、本発明の実施の形態を示す緩衝器について、図面を参照して詳細に説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品か又はそれに対応する部品を示す。 Hereinafter, a shock absorber showing an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The same reference numerals given throughout the several drawings indicate the same or corresponding parts.
図1に示すように、本発明の第一の実施の形態を示す緩衝器は、例えば自動車におけるストラット式サスペンションに適用され、ロッド3と、ロッド3が出入りする緩衝器本体1と、当該緩衝器本体1を車輪4を回転自在に保持するナックルスピンドル5へ連結するナックルブラケット2とを有してなる。
As shown in FIG. 1, the shock absorber according to the first embodiment of the present invention is applied to, for example, a strut suspension in an automobile, and includes a
そして、図2乃至図4に示すように、上記ナックルブラケット2が、上記緩衝器本体1を把持する一対の把持片6、7と、上記各把持片6、7に設けられると共に相対向して対をなす挿通孔8、9と、当該挿通孔8、9に挿通されると共に上記把持片6、7を接近させて締結するボルト10、30とを備えている。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
更に、上記緩衝器本体1外周に軸線方向に交わる溝11を設け、当該溝11に上記ボルト10、30をその側面を対向させながら係合させて、上記ナックルブラケット2と上記緩衝器本体1とを結合し、上記ナックルブラケット2の上記緩衝器本体1への取付位置を上下方向に変更する変更手段を有し、これにより車高調整が可能である。
Further, a
上述のように、緩衝器本体1とナックルブラケット2とを結合するための加工が、ナックルブラケット2に挿通孔8、9を設け、緩衝器本体1外周に溝11を設けることのみであることから、従来の緩衝器と比較して加工が容易で結果的に安価に緩衝器を製造することが可能である。
As described above, the processing for connecting the
そして、ナックルブラケット2の緩衝器本体1への取付位置を上下方向に変更する変更手段は、緩衝器本体1に設けた溝11に嵌合するボルト10と、ナックルブラケット2に設けられて上記ボルト10が挿通する対をなす挿通孔8a、9aとで構成されている。
And the change means which changes the attachment position to the shock absorber
上記ボルト10は図4に示すように、当該ボルト10を回転するためのフランジ12と、当該フランジ12に延設されてボルト挿入側の挿通孔8aに嵌挿される係止部13と、当該係止部13と偏心した位置に延設されて緩衝器本体1外周の溝11に側面を対向させながら係合する嵌合部14と、当該嵌合部14に延設されてナット16を螺合するための螺子溝を有する螺子部15とからなり、上記ボルト10が挿通する対をなす挿通孔8a、9aは、上記係止部13と符合するボルト挿入側の挿通孔8aと、上記螺子部15の突出を許容するボルト突出側の挿通孔9aとからなる。
As shown in FIG. 4, the
そして、上記係止部13が上記ボルト挿入側の挿通孔8aに嵌挿され、上記嵌合部14の上記溝11に対向する側面を変えることにより、上記ナックルブラケット2の上記緩衝器本体1への取付位置を上下方向に変更する。
And the said latching | locking
つまり、図6に示すように、ボルト10の係止部13と嵌合部14とが偏心した位置に設けられているため、係止部13の位置を一定にしてボルト10を回転すると、嵌合部14の位置が上下する。係止部13はボルト挿入側の挿通孔8aに嵌挿されて上下位置が変化しないため、嵌合部14の上下位置はボルト10の挿通する向きによって上下する。
That is, as shown in FIG. 6, the
即ち、緩衝器本体1の溝11に対向するボルト10側面を変える、つまりボルト10の挿通する向きを変えることにより、嵌合部14の位置が上下し、これに伴い、ナックルブラケット2の緩衝器本体1への取付位置を上下方向に変更することが可能となる。
That is, by changing the side surface of the
上記構成においては、緩衝器本体1に溝11を設け、当該溝11に側面を係合するボルト10の形状及びナックルブラケット2の挿通孔8a、9aの形状を設定するのみで、ナックルブラケット2の緩衝器本体1への取付位置を上下方向に変更することが可能であり、ナックルブラケット2の緩衝器本体1への取付位置を上下方向に変更する当該変更手段の構成が単純且つ簡単で経済性に優れており、車高調整もボルト10の挿通する向きを変えるのみで足り、容易である。
In the above configuration, the
以下に、本発明の第一の実施の形態を示す緩衝器の各部位について、詳細に説明する。 Below, each site | part of the shock absorber which shows 1st embodiment of this invention is demonstrated in detail.
まず、緩衝器本体1にはロッド3が出入り自在に挿入されており、当該ロッド3の一端は、緩衝器本体1内に収装されたシリンダ(図示せず)内壁に摺接するピストン(図示せず)に結合され、他端はブラケット(図示せず)を介して車体側に結合されている。上記シリンダ内には作動液が封入されており、ピストンが上記シリンダ内を摺動する際に、ピストンに設けた減衰力発生バルブ(図示せず)を作動液が通過して緩衝器は減衰力を発生する。
First, a
図4に示すように、上記緩衝器本体1外周には、緩衝器本体1の軸線方向に直交する二本の溝11、11が平行に設けられており、当該各溝11の壁面は、以下に詳細に述べるボルト10、30の側面部と符合する円弧形状を有してなる。
As shown in FIG. 4, two
当該構成により、上記各溝11、11に上記ボルト10、30の側面をそれぞれ嵌合することが可能でガタツキが発生せず、溝11とボルト10、30との接触面積が大きく、ボルト10、30によって緩衝器本体1を確実に固定し、緩衝器本体1とナックルブラケット2との強固な結合を得ることが可能である。
With this configuration, it is possible to fit the side surfaces of the
尚、上記溝11の数及び形状は適宜選択することができ、例えば、上記溝11をボルト10、30の側面の一部を嵌合するように設けるとしても、ボルト10、30を全体的に嵌合するように設けるとしても良い。
Note that the number and shape of the
また、上記溝11とボルト10、30の側面とを符合させることにより、溝11にボルト10、30の側面を嵌合させて、ガタツキの発生を防ぐことが可能であるがこの限りではなく、溝11の下部でボルト10、30を支持するとしても良い。
In addition, by matching the
また、上記溝11を緩衝器本体1の軸線方向に直交させて設けることにより、緩衝器本体1がずれ難く、緩衝器本体1に溝11を設けることが容易である利点はあるがこの限りではなく、緩衝器本体1の軸線方向に斜めに溝11を設けるとしても良い。
Further, by providing the
また、使用する緩衝器の種類は適宜選択すればよく、緩衝器を複筒型緩衝器とした場合には、当該複筒型緩衝器の外筒に上記溝11を設けるとしても良く、この場合においては、上記減衰力発生バルブをピストンが収装される内筒たるシリンダ端部に設けられているベースバルブに設けるとしても良い。また、溝11はシリンダや外筒に設けられる他、シリンダなどの外周に装着される部材に設けるようにしても良い。
The type of shock absorber to be used may be appropriately selected. When the shock absorber is a double-tube shock absorber, the
次に、ナックルブラケット2は、図3、4に示すように緩衝器本体1を把持する一対の把持片6、7と、当該各把持片6、7に設けられた挿通孔8、9と、当該挿通孔8、9に挿通されるボルト10、30とで構成されている。
Next, as shown in FIGS. 3 and 4, the
緩衝器本体1を把持する上記一対の把持片6、7は相対向して配在され、一端側が連結されて一体的に形成されると共に、緩衝器本体1外周に沿って湾曲し、他端側に開口を有する断面略C字型のチューブ状に形成されてなり、上記把持片6、7の緩衝器本体1外周に沿って湾曲する部分を把持片本体17とする。当該把持片本体17の両端部即ち把持片6、7の他端側には、上記開口に対して垂直に起立するフランジ19、19がそれぞれ平行に相対向して設けられ、当該各フランジ19、19には挿通孔8、9が設けられている。
The pair of
図4に示すように、上記各フランジ19、19の上下端部は、それぞれが対向するフランジ19に向けて垂直に折り曲げられており、当該上下の折り曲げ部(符示せず)の内周は緩衝器本体1外周に沿って湾曲している。これによりフランジ19の強度を増すことが可能であるが、この限りではなく、他の部位に曲げ部を設けて補強するとしても、折り曲げ部を形成しなくとも良い。
As shown in FIG. 4, the upper and lower ends of the
そして、上記挿通孔8、9を対向させて、一方の挿通孔8からボルト10、30を挿通し、他方の挿通孔9から突出したボルト10、30の螺子部15にナット16を螺合することにより、各把持片6、7のフランジ19、19を接近させて緩衝器本体1を締め付け、上記把持片本体17と緩衝器本体1外周面とが密着し、確実にボルト結合をすることができ、緩衝器本体1とナックルブラケット2との間に隙間が生じ、ガタツキが発生することを防止することができる。
Then, the insertion holes 8 and 9 are made to face each other, the
一方、上記把持片6、7の連結された一端側外周には相対向して対をなす耳片18が起立して設けられており、当該耳片18には同じく相対向して対をなす取付孔18a(図2)がそれぞれ設けられ、図1に示すように、車輪4を回転自在に保持するナックルスピンドル5に設けられたフランジ5aを挟持して、上記取付孔18a(図2)にボルト(符示せず)を挿通し、ナックルブラケット2とナックルスピンドル5とを連結する。
On the other hand, a pair of opposing
尚、把持片6、7を一体的に形成して断面略C字型のチューブ状とすることで、緩衝器本体と把持片との接触面積が大きく確実にナックルブラケット2と把持片本体17aとを結合することが可能であり、且つナックルブラケット2の構造が簡単で生産性に優れ、緩衝器を軽量化することが可能であるが、この限りではなく、各把持片6、7を分割して形成して後で組み立てるとしてもよい。
The
次に、上記挿通孔8、9の形状はボルト10、30の形状に依存するため、ボルト10、30についての詳細な説明を先に述べる。
Next, since the shape of the insertion holes 8 and 9 depends on the shape of the
本実施の形態に係る緩衝器は、少なくとも車高調整を可能にする変更手段たるボルト10を1本有し、本実施の形態にあっては、上記ボルト10と共に緩衝器本体1を固定する補助ボルト30を有してなる。
The shock absorber according to the present embodiment has at least one
当該構成により、車高調整を上記ボルト10で行い、車高の維持を双方のボルト10、30で行うことが可能となる。
With this configuration, the vehicle height can be adjusted with the
緩衝器本体1外周に設けた溝11を複数設け、当該溝11に複数のボルトを係合させる場合においては、少なくとも一本のボルトを変更手段たるボルト10とし、その他を補助ボルト30とすればよい。
When a plurality of
上記補助ボルト30においては、周知のボルト形状であれば良いため詳細な説明を省略するが、上記溝11に嵌合される部位(符示せず)の径、及びナットが螺合される螺子部(符示せず)の形状を、上記変更手段たるボルト10の対応する部位と同様とする。
The
これにより、上記溝11の形状及び螺合するナット16をボルト10、30によって変更する必要がなく、緩衝器本体1及びナックルブラケット2の構成を複雑化させることがない。
Thereby, it is not necessary to change the shape of the
上記変更手段たるボルト10は、図4に示すように、当該ボルト10を回転するためのフランジ12と、当該フランジ12に延設されてボルト挿入側の挿通孔8aに挿通すると共に、断面楕円形の円柱状に形成されて上記ボルト挿入側の挿通孔8aと符合する係止部13と、当該係止部13と偏心した位置に延設されて緩衝器本体1外周の溝11に側面を対向させながら係合する嵌合部14と、当該嵌合部14に延設されてナット16を螺合するための螺子溝を有する螺子部15とを備えている。
As shown in FIG. 4, the
即ち、図6に示すように、断面楕円形の円柱状に形成された係止部13の一端から嵌合部14が延設されており、係止部13と嵌合部14とが偏心して設けられている。そのため、嵌合部14が延設される係止部13の一端側13aを上にして挿通孔8a、9aに挿通する場合と、ボルト10を180度回転し、上記一端側13aを下にして挿通孔8a、9aに挿通する場合とでは、嵌合部14のナックルブラケット2に対する位置が異なり、先の場合においては嵌合部14が上方に位置し(図6(A))、後の場合においては嵌合部14が下方に位置する(図6(B))。
That is, as shown in FIG. 6, the
つまり、ボルト10を挿通孔8a、9aから引き抜き、180度回転して再度差し込むことにより、上記嵌合部14の上下位置を変更して緩衝器本体1のナックルブラケット2への取付位置を上下に変更し、車高を上下に調整することが可能となる。
That is, the
上記係止部13の形状を断面楕円形の円柱状として、当該係止部13を以下に詳細に述べるボルト挿通側の挿通孔8aに嵌挿することにより、ボルト10の回転が阻止されて、嵌合部14のナックルブラケット2に対する位置が変化せず、選択した車高を確実に維持することができる。
By making the shape of the locking
また、ボルト10を挿通孔8a、9aに抜き差しして上記嵌合部14の上下位置を変更することのみによって車高調整が可能であることから、車高を調整するための構成が単純且つ簡単で経済性に優れ、車高調整もまた容易である。
Further, the vehicle height can be adjusted only by changing the vertical position of the
尚、係止部13の一端から嵌合部14が延設されるとしているが、この限りではなく、係止部13と嵌合部14とが偏心して設けられるとすれば足りる。また、係止部13の形状は断面楕円形の円柱状でなくともよく、ボルト10をボルト挿入側の挿通孔8aに嵌挿された状態にあるときに回転せず、一度引き抜いて180度回転し再度上記ボルト挿通側の挿通孔8aに嵌挿することができる、断面形状が真円若しくは球体以外の点対称構造を有していれば足りる。
In addition, although it is supposed that the
但し、係止部13の形状は、断面形状が真円若しくは球体であったとしても、以下に詳細に説明するボルト突出側の挿通孔9a、補助ボルト30を挿通する挿通孔8b、9b、若しくは他の手段によってボルト10がボルト挿入側の挿通孔8aに嵌挿された状態で回転することを防ぐとしても良い。
However, even if the shape of the locking
また、上記ボルト10を図中上方に位置する挿通孔8a、9aに挿通し、ボルト30を図中下方に位置する挿通孔8b、9bに挿通した状態を示しているが、上下の何れの対をなす挿通孔8、9にどちらのボルト10、30を挿通しても良いことはもちろんであり、ボルト10を挿通する挿通孔を挿通孔8a、9aとし、補助ボルト30を挿通する挿通孔を挿通孔8b、9bと呼ぶものとする。
The
上記ボルト10を挿通する対をなす挿通孔8a、9aは、ボルト10の係止部13と符合するボルト挿入側の挿通孔8aと、他方の同螺子部15の突出を許容するボルト突出側の挿通孔9aとからなる。
The insertion holes 8a and 9a forming a pair through which the
尚、図2乃至図5には図中手前側からボルト10、30を挿通するとし、図中手前側に位置する挿通孔をボルト挿入側のボルト挿通孔8、図中奥側に位置する挿通孔をボルト突出側の挿通孔9としているが、ボルト10、30を図中奥側から挿通しても良いことはもちろんであり、この場合にあっては、図中奥側をボルト挿入側の挿通孔8、手前側がボルト突出側の挿通孔9とする。
2 to 5, it is assumed that the
ボルト10を挿通するボルト挿入側の挿通孔8aが断面楕円形の係止部13と符合する形状を有し、ボルト10の回転を阻止することは先に述べたとおりである。
The
ボルト10を挿通するボルト突出側の挿通孔9aは、上記ボルト10の嵌合部14の上下位置の変更に伴い上下する螺子部15の位置の変化を許容する縦幅と、螺子部15の径に符合する横幅とを有してなる。
The
補助ボルト30を挿通する挿通孔8b、9bは、ボルト10の嵌合部14の上下位置の変更伴い上下する溝11に嵌合した補助ボルト30の位置の変化を許容する縦幅と、補助ボルト30の径に符合する横幅とを有してなる。
The insertion holes 8b and 9b through which the
上記挿通孔9a、8b、9bが上記縦横幅を有することにより、ボルト10を嵌合部14を上にして挿通孔8a、9aに挿通する場合と、嵌合部14を下にして挿通孔8a、9aに挿通する場合のみを許容し、螺子部15の横方向のズレを防ぐとともに、上記ボルト挿入側の挿通孔8aと協働してボルト10の回転を阻止する効果がある。
When the
つまり、上記構成を有することにより、ボルト挿入側の挿通孔8a及びボルト突出側の挿通孔9aの双方でボルト10の回転を阻止するため、ボルト10の回転を確実に阻止し、設定した車高を確実に維持することが可能であるが、ボルト10の係止部13の形状に従い、対をなす挿通孔8a、9aの形状もまた適宜選択することが可能であり、ボルト結合がされた状態でボルト10の回転を阻止することが可能な限り適宜係止部13及び挿通孔8a、9aの形状を選択することができる。
That is, by having the said structure, in order to prevent rotation of the volt |
また、ボルト10の回転は、ボルト30の締結のみでも阻止されるため、図5に示すように、ボルト10に設けた係止部13の形状を、断面円形の円柱形状とし、ボルト突出側の挿通孔9aの形状をボルト10の回転に伴い回転する螺子部15の回転を許容する円形の孔としても良い。
Further, since the rotation of the
この場合にあっては、ボルト10を各挿通孔8a、9aに挿通した状態のまま、嵌合部14の溝11に対向する側面を変え、ナックルブラケット2の緩衝器本体1への取付位置を上下方向に変更することが可能である。
In this case, while the
尚、上記ボルト突出側の挿通孔9aの形状は、円形とすることで加工が容易であるが、螺子部15の回転を許す限りにおいて、適宜選択することが可能である。
The shape of the
また、必ずしもボルト挿入側の挿通孔8aと係止部13とを符合させる必要はなく、ボルト挿入側の挿通孔8aの下部で上記係止部13の下端側を支えるとしても良い。
Further, it is not always necessary to match the
この場合にあっては、図示しないが、ボルト挿入側の挿通孔8aの形状及び係止部13の形状は、嵌合部14を溝11に嵌合した常態で係止部13の回転を許容することが可能な範囲で選択することが可能である。
In this case, although not shown, the shape of the
例えば、ボルト挿入側の挿通孔8aの下側を平面にし、係止部13の断面を多角形とすることで、調整した車高を維持しやすくなるという利点がある。
For example, there is an advantage that the adjusted vehicle height can be easily maintained by making the lower side of the
次に、本発明の第二の実施の形態について説明する。当該第二の実施の形態においては、ナックルブラケット2の緩衝器本体1への取付位置を上下方向に変更する変更手段が異なるのみで、その他の構成及び効果は第一の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
Next, a second embodiment of the present invention will be described. In the second embodiment, only the changing means for changing the mounting position of the
本実施の形態においては、図7に示すように、緩衝器本体1外周に緩衝器本体1の軸線方向に交わる溝21を平行に複数設け、当該溝21を任意に選んでボルト10を挿通することにより、ナックルブラケット2の緩衝器本体1への取付位置を上下方向に変更する。
In the present embodiment, as shown in FIG. 7, a plurality of
本実施の形態においては、挿通孔8、9やボルト10、30を第一の実施の形態と同様のものを使用しているが、この限りではなく、任意の溝21を選択することのみによってナックルブラケット2の緩衝器本体1への取付位置を上下方向に変更することが可能であり、汎用品のボルトを使用することも可能で経済性に優れ、多段階の車高調整を容易に行うことが可能である。
In the present embodiment, the insertion holes 8 and 9 and the
また、図7に示すように、本実施の形態と第一の実施の形態を組み合わせ、車高を大きく変更する場合に任意の溝21を選択する本実施の形態による車高調整を行い、車高を僅かに変更する場合に第一の実施の形態による車高調整を行うとしても良く、この場合においてはより多段階に車高調整を行うことができる。
Further, as shown in FIG. 7, the present embodiment and the first embodiment are combined, and when the vehicle height is largely changed, the vehicle height adjustment according to the present embodiment for selecting an
また、上記した緩衝器本体1外周の溝21を増やす方法に代えて、図示しないが、把持片6、7に対となる挿通孔8、9を複数対設けることにより、上記溝21を増やす場合と同様に多段階に車高調整をすることが可能である。
Further, in place of the above-described method of increasing the
尚、緩衝器本体1をボルトをn本用いて固定する場合、(n+1)本以上の溝21若しくは、(n+1)対以上の挿通孔を設けることにより、多段階に車高を調整することが可能である。
When the
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱することなく改造、変形及び変更を行うことができることは理解すべきである。 Although preferred embodiments of the present invention have been described in detail above, it should be understood that modifications, variations and changes may be made without departing from the scope of the claims.
例えば、本発明の実施の形態においては、ボルト10の係止部13と嵌合部14とが一体的に設けられ、上記係止部13がナックルブラケット2のボルト挿入側の挿通孔8aに嵌挿されているがこの限りではなく、係止部13を板状に形成し、ナックルブラケット2のボルト挿入側の挿通孔8aの外周に上記係止部13を嵌合する嵌合溝を設けるとしても良い。
For example, in the embodiment of the present invention, the locking
上記嵌合溝は、ナックルブラケット2を窪ませて設けるとしても、ナックルブラケット2にフランジを起立させて設けるとしても良い。
The fitting groove may be provided by recessing the
例えば、図8に示すように、ナックルブラケット2に起立させたフランジ22を輪状に形成した場合においては、挿通孔8a、9aの形状が当該挿通孔8a、9aに挿通されるボルト部位の上下方向の移動を許容する縦幅を有していれば足る。
For example, as shown in FIG. 8, when the
また、図9に示すように、同じくナックルブラケット2にフランジ23を起立させ、上記フランジ23を上記嵌合部13の下側を支える場合においては、挿通孔8a、9aの形状が当該挿通孔8a、9aに挿通されるボルト部位の上下方向の移動を許容する縦幅を有すると共に、横幅を挿通孔8a、9aに挿通されるボルト部位の外径と符合させる必要がある。当該挿通孔の形状は、ボルト挿入側の挿通孔8a若しくはボルト突出側の挿通孔9aの何れかが有してなるとすれば良い。
Further, as shown in FIG. 9, when the
即ち、ボルト挿入側の挿通孔8aが上記挿通孔の形状を有する場合においては、挿通孔8aに挿通されるボルト部位は、係止部13と嵌合部14とを繋ぐ部分13bに相当し、ボルト突出側の挿通孔9aが上記挿通孔の形状を有する場合においては、挿通孔9aに挿通されるボルト部位は、螺子部15が相当する。
That is, in the case where the
尚、上記本発明に係るボルト10及び挿通孔8a、9aを利用した車高調整のための変更手段を、耳片18の取付孔18aと耳片18を固定するためのボルト(符示せず)に適用して車高調整をするとしても良い。
The change means for adjusting the vehicle height using the
1 緩衝器本体
2 ナックルブラケット
6、7 把持片
8、9 挿通孔
10、30 ボルト
11 溝
12 フランジ
13 係止部
14 嵌合部
15 螺子部
17 把持片本体
24 従来の緩衝器本体
26 ナックルブラケット
27 ロックナット
DESCRIPTION OF
Claims (6)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009118705A JP2010266009A (en) | 2009-05-15 | 2009-05-15 | Shock absorber |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009118705A JP2010266009A (en) | 2009-05-15 | 2009-05-15 | Shock absorber |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010266009A true JP2010266009A (en) | 2010-11-25 |
Family
ID=43363151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009118705A Pending JP2010266009A (en) | 2009-05-15 | 2009-05-15 | Shock absorber |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010266009A (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016107927A (en) * | 2014-12-10 | 2016-06-20 | 行春 駒形 | Suspension device and component thereof |
CN106585313A (en) * | 2015-10-20 | 2017-04-26 | 范跃进 | Chassis height adjustable four-wheel suspension damping system |
WO2018163523A1 (en) * | 2017-03-10 | 2018-09-13 | ヤマハ発動機株式会社 | Shock absorber for vehicle |
CN109563901A (en) * | 2016-08-09 | 2019-04-02 | Kyb株式会社 | The manufacturing method of cylinder assembly and cylinder assembly |
-
2009
- 2009-05-15 JP JP2009118705A patent/JP2010266009A/en active Pending
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