JP2010265679A - Structure of balcony - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、建物に設置されるバルコニーの構造に関するものであり、より詳しくは、バルコニーと室内空間との間の移動を容易に可能とするための技術に関する。 The present invention relates to a structure of a balcony installed in a building, and more particularly to a technique for easily enabling movement between a balcony and an indoor space.
従来、バルコニーと室内との間での移動のし易さに鑑みて、サッシ下枠を跨ぐ際の跨ぎ段差を小さくするための技術が知られており、これについて開示する文献も存在する(特許文献1、2参照。)。
Conventionally, in view of ease of movement between a balcony and a room, a technique for reducing a step difference when straddling a sash lower frame is known, and there is a document that discloses this (patent)
これら特許文献1、2に開示される技術においては、バルコニー床面と室内床面の高さが略同一となる構造であるため、サッシ下枠の跨ぎ寸法が必要とされるものであった。ここで、跨ぎ寸法が発生するのは、サッシ下枠の室外側にて防水立上り壁を形成し、室内側への雨水の浸入を防止する必要があるためである。
In the technologies disclosed in these
ところで、跨ぎ寸法は、バリアフリーの観点からは、極力小さくすることが望ましい。このことから、図7(a)に示すごとく、室内床面91の高さレベル91Lを、サッシ下枠92の高さレベル92L(サッシ下枠92の最も高い位置)と略同じに設定することで、室内空間R91からバルコニーB90へ移動する際に、サッシ下枠92を跨ぐ動作を不要とする構成が考えられる。特に、近年では、室内床において、いわゆる二重床構造の採用が多くなされており、この二重床構造の採用と合わせて、サッシ下枠の高さレベル92Lに室内床面の高さ91Lをできるだけ合わせる構成が採られることがある。
By the way, it is desirable to make the straddle dimension as small as possible from the viewpoint of barrier-free. Therefore, as shown in FIG. 7A, the
一方で、上述の雨水の浸入防止の観点から、バルコニー床面90の高さレベル90Lは、防水立上り壁93を形成させるために、サッシ下枠92の高さレベル92Lよりも低く設定し、バルコニー床面90とサッシ下枠92の間に段差D90を設ける必要が有る。このため、バルコニーB90から室内空間R91へ移動する際には、この段差D90を乗り越えるために足を上げなければならないことになる。
On the other hand, from the viewpoint of preventing rainwater from entering, the
また、室内からバルコニーB90へ移動する際には、バルコニー床面90の高さレベル90Lが室内床面91の高さレベル91Lよりも低いため、バルコニー床面90を足元で確認できるまでには、段差D90に相当する高さの分だけ足を下げる(踏み込む動作)必要がある。この場合、段差D90が大きい場合には、足元でバルコニー床面90が確認できるまでに時間がかかることから、バルコニー床面90が存在しないのでは、といった不安を生じさせることになりかねない。特に、高層階(例えば、三階など)では、バルコニーB90からの視界が良好であると、その不安が大きくなり、恐怖心さえ生じさせてしまうことが懸念される。
Further, when moving from the room to the balcony B90, since the
以上のことから、バルコニー床面90の高さレベル90Lをサッシ下枠92の高さレベル92Lに可能な限り近づける構成が要求されることになる。ここで、図7(b)に示すごとく、バルコニーB90について、単純に新たな別の床材94を用いて底上げすることで二重床構造にすることも考えられるが、コストアップにつながってしまうことになる。また、新たな別の床材も用いずに、単純にバルコニー床面90の高さレベル90Lを上げる構成(単に、バルコニー床面90を当初から高い位置に設計しておくこと。)も考えられるが、図7(a)に示す防水立上り壁93の高さを形成する段差D90を確保できなければ、サッシ下枠92を介して室内床面91へ水が浸入してしまうことになるため、バルコニー床面90を高めるには限界がある(段差Dを確保する必要があるということ。)。
From the above, a configuration is required in which the
さらに、図7(b)に示される構造のように、胴差95からブラケット96(腕部材)を室外方向に張り出して、このブラケット96にてバルコニー床面90を支持する構成である場合には、このブラケット96の上下位置が胴差95の高さによって決まることになる。このため、胴差95から室内床面91までの距離97が大きな場合には、仮に、単純に新たな別の床材94を用いてバルコニー床面90を底上げして二重床構造とすると、かなりの寸法の底上げが必要になり、剛性を確保するための高剛性の部材が必要となって、重量増やコストアップが強いられることになる。また、底上げすることで形成される空間98が無駄に空いてしまうことになる。
Further, as in the structure shown in FIG. 7B, when the bracket 96 (arm member) is projected outward from the
そこで、本発明は、以上の問題点に鑑み、バルコニー床面の高さレベルをサッシなどの開口部装置の下枠の高さレベルに近づけることを可能とする、新規なバルコニーの構造について提案するものである。 In view of the above problems, the present invention proposes a novel balcony structure that makes it possible to bring the height level of the balcony floor close to the height level of the lower frame of the opening device such as a sash. Is.
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
即ち、請求項1に記載のごとく、
バルコニーの重量を支える構造躯体と、
前記構造躯体に支持されるバルコニー床支持体と、
前記バルコニー床支持体の上方に形設され、開口部装置下枠を介して室内床面と連続的につながるバルコニー床面と、
前記バルコニー床支持体の後部と、前記開口部装置下枠の間の位置に配設される排水機構と、
を有する構成とするものである。
That is, as described in
A structural enclosure that supports the weight of the balcony;
A balcony floor support supported by the structural housing;
A balcony floor surface formed above the balcony floor support and continuously connected to the indoor floor surface through an opening device lower frame;
A drainage mechanism disposed at a position between the rear portion of the balcony floor support and the opening device lower frame;
It is set as the structure which has.
また、請求項2に記載のごとく、
前記バルコニー床面の後部側と開口部装置下枠の間に、下枠水切部材を有し、
前記下枠水切部材は前部側が低くなる勾配を有し、
前記下枠水切部材の前部から水を流下させて、前記排水機構で捕捉する構成とするものである。
Moreover, as described in
Between the rear side of the balcony floor surface and the opening device lower frame, having a lower frame draining member,
The lower frame draining member has a slope with a lower front side,
Water is allowed to flow down from the front portion of the lower frame draining member and captured by the drainage mechanism.
また、請求項3に記載のごとく、
前記バルコニー床面の後部側と前記下枠水切部材の間に、隙間を形設し、前記隙間を介して前記排水機構へと水が導かれる構成とするものである。
Moreover, as described in
A gap is formed between the rear side of the balcony floor surface and the lower frame draining member, and water is guided to the drainage mechanism through the gap.
また、請求項4に記載のごとく、
前記下枠水切部材の下方には、前記隙間と連通し、前記下枠水切部材によって覆われる溝部が形成され、前記隙間を通過した水が、前記溝部を通過させた後に、前記排水機構へと導かれる構成とするものである。
Moreover, as described in
Below the lower frame draining member is formed a groove portion that communicates with the gap and is covered by the lower frame drainage member, and the water that has passed through the gap passes through the groove portion and then to the drainage mechanism. It is set as the structure guided.
また、請求項5に記載のごとく、
前記下枠水切部材は、前記開口部装置下枠の成形時に一体的に形設される水切取付部に取付けられる、こととするものである。
Moreover, as described in
The lower frame drainage member is attached to a drainage attachment portion that is integrally formed when the opening device lower frame is formed.
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 As effects of the present invention, the following effects can be obtained.
即ち、請求項1に記載の発明においては、
仮に、バルコニー床面の高さレベルを、開口部装置下枠の高さレベルに近づけるように高く設計した場合であっても、前記バルコニー床支持体の後部と、前記開口部装置下枠の間の位置に配設される排水機構に水を流下させて排水をすることができ、バルコニー床面の水が、開口部装置下枠を乗り越えて室内床面へと浸入することを防止できる。
また、バルコニー床面の高さレベルの設定は、バルコニー床支持体の設計、例えば、前桁や後桁の高さ寸法の設計によって容易に実施することが可能であり、サッシ下枠の高さレベルとの関係によって、適宜、バルコニー床支持体を設計することで、バルコニー床面とサッシ下枠の間に生じる段差を小さくすることが可能となる。
That is, in the invention according to
Even if the height level of the balcony floor surface is designed so as to be close to the height level of the opening device lower frame, it is between the rear portion of the balcony floor support and the opening device lower frame. Water can be drained by flowing down the drainage mechanism disposed at the position, and the water on the balcony floor surface can be prevented from entering the indoor floor surface over the opening device lower frame.
The height level of the balcony floor can be easily set by designing the balcony floor support, for example, designing the height dimensions of the front and rear girders, and the height of the sash bottom frame. By appropriately designing the balcony floor support according to the relationship with the level, it is possible to reduce the step generated between the balcony floor surface and the sash lower frame.
また、請求項2に記載の発明においては、
下枠水切部材の勾配によって、開口部装置下枠に近い側にある水を速やかに排水機構へと案内することができる。
In the invention according to
Due to the gradient of the lower frame draining member, water on the side close to the opening device lower frame can be promptly guided to the drainage mechanism.
また、請求項3に記載の発明においては、
隙間を介して多量の水を排水機構へと速やかに案内することができ、バルコニー床面における水嵩の上昇を防止することができる。
In the invention according to
A large amount of water can be promptly guided to the drainage mechanism through the gap, and an increase in water volume on the balcony floor surface can be prevented.
また、請求項4に記載の発明においては、
バルコニー床面に短時間に多量の水が発生した場合でも、溝部をバッファーとして一時的に水を貯溜することができ、バルコニー床面の急激な水嵩の上昇を防止することができる。
In the invention according to
Even when a large amount of water is generated on the balcony floor surface in a short time, the groove portion can be used as a buffer to temporarily store water, and a sudden increase in water volume on the balcony floor surface can be prevented.
また、請求項5に記載の発明においては、
下枠水切部材を取付けるための構造構造について、部品点数を少なくできるる。
In the invention according to
The number of parts can be reduced for the structure for attaching the lower frame draining member.
次に、発明の実施の形態を説明する。
以下の説明において、位置関係を説明するための用語に関し、バルコニーが付設される外壁部(サッシ開口部)から遠い位置となる側を、前部側、もしくは、前側とする。一方、バルコニーが付設される外壁部(サッシ開口部)に近い位置となる側を、後部側、もしくは、後側とする。
Next, embodiments of the invention will be described.
In the following description, regarding terms for describing the positional relationship, a side far from the outer wall (sash opening) to which the balcony is attached is defined as a front side or a front side. On the other hand, the side close to the outer wall (sash opening) where the balcony is attached is the rear side or the rear side.
図1に示すごとく、バルコニー1は、外壁10よりも室外側に持ち出すようにして構成される。バルコニー床面11は、複数のブロック状のマット12・12の上面によって形設されている。このバルコニー床面11は、室内空間2の室内床面21と、サッシ3(サッシ下枠31)を介して連続するように構成されている。
As shown in FIG. 1, the
そして、本実施形態においては、図5に示すごとく、バルコニー床面11の高さレベル11Lを、サッシ下枠31の高さレベル31L(図5の例では、ガイドレール30aの壁高さとなる)に近づけた設計とし、段差Dが小さく設定される場合であっても、樋14によって確実に水を捕捉できる構成とするものである。これにより、図1に示すごとく、バルコニー床面11の水が、サッシ下枠31を乗り越えて室内床面21へと浸入することを防止できる構成とするものである。
And in this embodiment, as shown in FIG. 5, the
以下、詳細な構成について説明する。
図1に示すごとく、建物躯体となる胴差4には、この胴差4に後端部が支持固定されるブラケット5が室外方向(バルコニー1の前側)へと延設されている。このブラケット5は、胴差4の長手方向において、間隔を開けて複数箇所に配置されており、各ブラケット5の前端部には前桁6が横架され、各ブラケット5の長手方向の中途部には後桁7が横架される。そして、この図1の構成では、ブラケット5がバルコニーの重量を支える構造躯体となるものである。
The detailed configuration will be described below.
As shown in FIG. 1, a
また、図1に示すごとく、ブラケット5の上方において、前桁6と後桁7に複数の根太8が横架され、これら、前桁6、後桁7、根太8によって、フロアパネル9を敷設するためのバルコニー床支持体60が構成されるようになっている。そして、このフロアパネル9にブロック状のマット12・12が敷設され、このマット12・12の上面によって一連のバルコニー床面11が形成される。
As shown in FIG. 1, a plurality of joists 8 are horizontally mounted on the front girders 6 and the
また、図1に示すごとく、バルコニー床面11は、バルコニー1の前部側から後部側が低くなるような勾配が形成されるようになっている。また、後桁7と外壁10の間の空間13には、上方が開放された長尺の樋14が配置され、この樋14によってバルコニー床面11の勾配によって流れる水が捕捉されるようになっている。また、この樋14には、その長手方向に勾配が形成されており、樋14の長手方向の一方から他方に向けて水が流れるようになっている。なお、バルコニー床面11については、バルコニー1の前部側から後部側が低くなるような勾配が形成されることとするほか、実質的に勾配が付けられない構成とすることや、後部側から前部側が低くなるような勾配が形成されることも実施の形態として想定される。
Further, as shown in FIG. 1, the balcony floor surface 11 is formed with a gradient such that the rear side is lowered from the front side of the
また、図1に示すごとく、樋14の上部側は、長尺の樋カバー15によって覆われており、この樋カバー15にはマット16が敷設されている。そして、このマット16とサッシ下枠31の間には、下枠水切部材32が配設されており、この下枠水切部材32とサッシ下枠31を介して、バルコニー床面11と室内床面21が連続的につながるように構成されている。なお、マット16によっても、バルコニー床面11の一部が構成されるようになっている。
As shown in FIG. 1, the upper side of the
また、図2及び図3に示すごとく、後桁7と外壁10の間であってブラケット5の上方には空間13が形設され、この空間13に樋14が配設される。この樋14は、上方が開放される略コ字状の長尺の部材である。
As shown in FIGS. 2 and 3, a
また、図2及び図3に示すごとく、後桁7の上片7aには、フロアパネル9の端部部材19が載置されている。この端部部材19は、後桁7の長手方向と同じ方向に長い長尺部材である。この端部部材19は、後部側が低くなる傾斜面19aと、傾斜面19aの後部側に形設される垂片19bを有しており、この垂片19bが樋14の溝部14aに挿入される。
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, the
また、図2及び図3に示すごとく、フロアパネル9の端部部材19と対向するように、受部材17が配設されている。この受部材17は、端部部材19の長手方向と同じ方向に長い長尺部材であって、外壁10と略同一の壁面を構成する長尺の支持部材18に支持固定されている。また、受部材17は、前部側が低くなる傾斜面17aと、傾斜面17aの前側に形設される垂片17bを有しており、この垂片17bが樋14の溝部14aに挿入される。
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, a receiving member 17 is disposed so as to face the
また、図2及び図3に示すごとく、端部部材19と受部材17には、それぞれ、垂片19b・垂片17bの上端部付近に水平面部19c・17cが形設されている。そして、この水平面部19c・17cに、下方が開放される略コ字状の樋カバー15の縦面15b・15bが載置され、樋カバー15が端部部材19と受部材17によって下側から支持されるようになっている。このようにして、樋カバー15が樋14の上方に配置されるとともに、樋カバー15の上面15aによって、樋14の溝部14aについて蓋がされるようになっている。
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, the
また、図2、図3、及び、図4に示すごとく、樋カバー15の上面15aには、マット16が敷設されるようになっている。このマット16には、スリット16a(図4参照)などによる通水部が形設されるようになっており、このマット16の上面に案内された雨水などは、マット16を通過して樋カバー15の上面15aへと案内され、さらには、端部部材19と受部材17へと案内される。
In addition, as shown in FIGS. 2, 3, and 4, a
また、図2及び図4に示すごとく、樋カバー15の縦面15bには、通水部15c・15cが設けられており、端部部材19と受部材17によって受けられた水が、通水部15c・15cを通して樋14へと導かれるようになっている。なお、本実施形態においては、縦面15bを切り欠くことによって、通水部15c・15cが構成されるようになっている。また、本実施形態では、樋14と樋カバー15の組合せにて排水機構が構成されることとしたが、この構成に限定されることなく、例えば、樋14については、上方が開放される本実施形態の他、円管状や角管状のものを採用し、管壁面に通水部を形設したものとしてもよい。
2 and 4, the
また、図5に示すごとく、バルコニー床面11とサッシ下枠31の間には、段差Dが形成されるようになっている。ここで、バルコニー床面11の高さレベル11Lは、マット16(及びマット12(図1参照))の上面によって規定され、サッシ下枠31の高さレベル31Lは、ガイドレール30aによって規定されるようになっている。
Further, as shown in FIG. 5, a step D is formed between the balcony floor 11 and the sash
また、図5に示すごとく、バルコニー床面11とサッシ下枠31の間には、下枠水切部材32が配設されている。この下枠水切部材32は、マット16とサッシ下枠31との間に形設される溝部40を上から塞ぐように設けられるものであって、サッシ下枠31に形設された水切取付部33に対して取付けられる。
Further, as shown in FIG. 5, a lower
より詳しくは、図5に示すごとく、サッシ下枠31には、窓サッシ30のガイドレール30aや、網戸35のガイドレール35aよりも下方の位置において、前側(バルコニー床面11側)に向けて開放される略コ字状の水切取付部33が設けられている。本実施形態において、この水切取付部33は、サッシ下枠31の成形時に同時に一体的に成形されることにより、下枠水切部材32を取付けるための構造について、部品点数を少なくできるものとなっている。また、水切取付部33の上辺33a、下片33bの開放縁部には、係止縁部33c・33dが形設されることで、嵌合部33eが構成されている。
More specifically, as shown in FIG. 5, the sash
また、図5に示すごとく、下枠水切部材32は、水切取付部33に取付けた状態において、バルコニーの前部側に向かって低くなる勾配を有する傾斜面32aと、傾斜面32aの前部において下方に垂れ下がる垂片32bを有している。また、下枠水切部材32の後部側には、後側(サッシ下枠31側)に向けて開放される略コ字状の嵌合部32eが構成されており、この嵌合部32eの開放縁部には、係止縁部32c・32dが形設されている。
Further, as shown in FIG. 5, the lower
そして、図5に示すごとく、下枠水切部材32の嵌合部32eを、水切取付部33の嵌合部32eに挿入し、両者の係止縁部32c・32d・33c・33dが互いに係止し合うことで、下枠水切部材32が水切取付部33に取付けられるようになっている。
Then, as shown in FIG. 5, the
また、図5に示すごとく、下枠水切部材32を取付けた状態において、下枠水切部材32の垂片32bと、マット16の間には、隙間50が形設されることが好ましい。この隙間50を形設することにより、下枠水切部材32を流れ落ちる水はもちろんのこと、特に、バルコニー床面11に多量の水が降りかかる場合において、隙間50を通過させて溝部40内へと速やかに排水することができる。
Further, as shown in FIG. 5, it is preferable that a
また、図5に示すごとく、隙間50から溝部40に導かれた水は、受部材17の傾斜面17aに受けられた後、樋カバー15の通水部15cを介して、樋14へと案内される。この説明からも解るように、受部材17は、溝部40の底面を形設して水を樋14へと案内させる機能を有するとともに、上述したように、樋カバー15を下側から支持する機能を有するものであって、この二つの機能を兼ね備えたものとなっている。
Further, as shown in FIG. 5, the water guided from the
また、図5に示すごとく、下枠水切部材32は、サッシ下枠31の水切として機能するとともに、溝部40の上部側を塞ぐ機能を有するものであって、二つの機能を兼ね備えたものとなっている。また、言い換えれば、サッシ3とバルコニー床面11の間に、溝部40が形設されるものであって、この溝部40の上部側が、サッシ下枠31に取付けられる下枠水切部材32によって塞がれる構成となっている。
As shown in FIG. 5, the lower
以上のように、図1乃至図5に示されるバルコニーの構造では、
バルコニー1の重量を支える構造躯体としてのブラケット5と、
前記ブラケット5に支持されるバルコニー床支持体60(前桁6、後桁7、根太8)と、
開口部装置下枠としてのサッシ下枠31を介して室内床面21と連続的につながるバルコニー床面11と、
前記バルコニー床支持体60の後部側と、前記サッシ下枠31の間の位置に配設される排水機構と、
を有する構成とするものである。
As described above, in the balcony structure shown in FIGS.
A
Balcony floor support 60 (front girder 6,
A balcony floor surface 11 continuously connected to the
A drainage mechanism disposed at a position between the rear side of the balcony floor support 60 and the sash
It is set as the structure which has.
この構成によれば、図5に示すごとく、仮に、バルコニー床面11の高さレベル11Lを、開口部装置下枠(サッシ下枠31)の高さレベル31Lに近づけるように高く設計した場合であっても、前記バルコニー床面11と前記開口部装置下枠(サッシ下枠31)の間に配設される排水機構としての樋14に水を流下させて排水をすることができ、バルコニー床面11の水が、サッシ下枠31を乗り越えて室内床面21(図3参照)へと浸入することを防止できる。また、図2に示すごとく、ブラケット5とバルコニー床面11の間の空間13に排水機構(樋14)を収容することによれば、この空間13を有効に活用することができる。
According to this configuration, as shown in FIG. 5, it is assumed that the
また、以上の構成によれば、図1及び図5に示すごとく、バルコニー床面11の高さレベル11Lの設定は、バルコニー床支持体60の設計(例えば、前桁6や後桁7の高さ寸法の設計)によって容易に実施することが可能であり、サッシ下枠31の高さレベル31Lとの関係によって、適宜、バルコニー床支持体60を設計することで、バルコニー床面11とサッシ下枠31の間に生じる段差D(図5参照)を小さくすることが可能となる。
Further, according to the above configuration, as shown in FIGS. 1 and 5, the setting of the
なお、以上の実施形態では、開口部装置の一例として、サッシを用いて説明をしたが、サッシ(サッシ下枠)のほかに、シャッター(シャッター装置枠の下枠)やドア(ドア枠の下枠)などの開口部装置がバルコニーとの境界部に設けられる場合においても、上記の構成は適用可能である。また、開口部装置下枠(サッシ下枠31)については、樹脂成形品や、アルミ成形品などが採用し得る。また、ブラケット5が固定される建物躯体は、胴差4としたが、この他、柱などの建物躯体にも固定される場合であっても、本発明は実施することができる。
In the above embodiment, the sash is used as an example of the opening device. However, in addition to the sash (sash lower frame), a shutter (lower frame of the shutter device frame) and a door (below the door frame). The above configuration can also be applied when an opening device such as a frame is provided at the boundary with the balcony. For the opening device lower frame (sash lower frame 31), a resin molded product, an aluminum molded product, or the like can be adopted. In addition, although the building frame to which the
また、図1乃至図5に示すごとく、前記バルコニー床面11の後部側と開口部装置下枠としてのサッシ下枠31の間に、下枠水切部材32を有し、
前記下枠水切部材32は前部側が低くなる勾配を有し、
前記下枠水切部材32の前部から水を流下させて、前記排水機構としての樋14で捕捉する構成とするものである。
Moreover, as shown in FIG. 1 thru | or FIG. 5, it has the lower
The lower
Water is allowed to flow down from the front portion of the lower
この構成によれば、下枠水切部材32の勾配によって、開口部装置下枠としてのサッシ下枠31に近い側にある水を速やかに排水機構(樋14)へと案内することができる。
According to this configuration, the water on the side close to the sash
また、図5に示すごとく、前記バルコニー床面11の後部側のマット16と、前記下枠水切部材32の間に、隙間50を形設し、前記隙間50を介して前記排水機構(樋14)へと水が導かれる構成とするのである。
Further, as shown in FIG. 5, a
この構成によれば、隙間50を介して多量の水を排水機構(樋14)へと速やかに案内することができ、バルコニー床面11における水嵩の上昇を防止することができる。
According to this configuration, a large amount of water can be promptly guided to the drainage mechanism (basket 14) through the
また、図4及び図5に示すごとく、前記下枠水切部材32の下方には、前記隙間50と連通し、前記下枠水切部材32によって覆われる溝部40が形成され、前記隙間50を通過した水が、前記溝部40を通過させた後に、前記排水機構(樋14)へと導かれる構成とするものである。
As shown in FIGS. 4 and 5, a
この構成によれば、バルコニー床面11に短時間に多量の水が発生した場合でも、溝部40をバッファーとして一時的に水を貯溜することができ、バルコニー床面11の急激な水嵩の上昇を防止することができる。
According to this configuration, even when a large amount of water is generated on the balcony floor surface 11 in a short time, water can be temporarily stored using the
また、図5に示すごとく、前記下枠水切部材32は、開口部装置下枠としてのサッシ下枠31の成形時に一体的に形設される水切取付部33に取付けられる、こととするものである。
Moreover, as shown in FIG. 5, the said lower
この構成によれば、下枠水切部材32を取付けるための構造構造について、部品点数を少なくできるる。
According to this configuration, the number of parts can be reduced in the structural structure for attaching the lower
また、図6に示すように、本発明の他の構成を適用した柱建て式のバルコニー構造も考えられ得る。この構造では、バルコニー70の前部側において、バルコニー床面71を支持するバルコニー床支持体72が、バルコニーの重量を支える構造躯体としての柱73の上部に支持される構成とするものである。この柱73の下端部には図示せぬ地面などから立ち上げられ、上端部には前桁74が連結される。この前桁74から後方へ向かって根太75が延設され、この根太75に後桁76が連結される構成としている。そして、この後桁76の斜め上後方に、排水機構(樋77)が配置される構成とするものであり、この排水機構(樋77)の周りの構成は、上述した実施形態の構成と同様なものとするものであり、バルコニー床面71と開口部装置下枠(サッシ下枠78)の間に排水機構(樋77)が配置されるものである。このように、柱建て式のバルコニー構造についても、本発明を適用することができる。
Moreover, as shown in FIG. 6, a columnar balcony structure to which another configuration of the present invention is applied may be considered. In this structure, on the front side of the
本発明のバルコニーの構造は、二階以上に設けられるバルコニーに適用されるほか、例えば、庭に設けられるデッキなど、屋外空間に接する箇所に設置される床について、幅広く適用可能である。 The structure of the balcony of the present invention is applicable to balconies provided on two or more floors, and can be widely applied to floors installed at locations in contact with outdoor spaces such as decks provided in a garden.
1 バルコニー
2 室内空間
3 サッシ
4 胴差
5 ブラケット
6 前桁
7 後桁
8 根太
9 フロアパネル
10 外壁
11 バルコニー床面
12 マット
13 空間
14 樋
15 樋カバー
16 マット
17 受部材
19 端部部材
21 室内床面
30 窓サッシ
30a ガイドレール
31 サッシ下枠
32 下枠水切部材
33 水切取付部
40 溝部
50 隙間
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記構造躯体に支持されるバルコニー床支持体と、
前記バルコニー床支持体の上方に形設され、開口部装置下枠を介して室内床面と連続的につながるバルコニー床面と、
前記バルコニー床支持体の後部と、前記開口部装置下枠の間の位置に配設される排水機構と、
を有する、バルコニーの構造。 A structural enclosure that supports the weight of the balcony;
A balcony floor support supported by the structural housing;
A balcony floor surface formed above the balcony floor support and continuously connected to the indoor floor surface through an opening device lower frame;
A drainage mechanism disposed at a position between the rear portion of the balcony floor support and the opening device lower frame;
Having a balcony structure.
前記下枠水切部材は前部側が低くなる勾配を有し、
前記下枠水切部材の前部から水を流下させて、前記排水機構で捕捉する構成とする、
ことを特徴とする、請求項1に記載のバルコニーの構造。 Between the rear side of the balcony floor surface and the opening device lower frame, having a lower frame draining member,
The lower frame draining member has a slope with a lower front side,
Water is caused to flow down from the front part of the lower frame draining member and is configured to be captured by the drainage mechanism.
The balcony structure according to claim 1, wherein
ことを特徴とする、請求項2に記載のバルコニーの構造。 A gap is formed between the rear side of the balcony floor and the lower frame draining member, and water is guided to the drainage mechanism through the gap.
The structure of the balcony according to claim 2, wherein
ことを特徴とする、請求項3に記載のバルコニーの構造。 Below the lower frame draining member is formed a groove portion that communicates with the gap and is covered by the lower frame drainage member, and the water that has passed through the gap passes through the groove portion and then to the drainage mechanism. With a guided configuration,
The structure of the balcony according to claim 3, wherein
ことを特徴とする、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載のバルコニーの構造。
The lower frame draining member is attached to a drainage mounting portion that is integrally formed when the opening device lower frame is molded.
The structure of a balcony according to any one of claims 2 to 4, wherein the structure is a balcony.
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2009
- 2009-05-15 JP JP2009118326A patent/JP5339609B2/en active Active
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