JP2010263417A - 送信出力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バースト送信信号の送信に当たって、全パワーレベルにおいてスイッチングトランジェント特性を満たすようにする。
【解決手段】送信出力制御装置10は、ランプ電圧に応じて制御され、高周波信号を増幅してバースト送信信号として出力する増幅手段51と、増幅手段におけるパワーレベルとランプ電圧との関係を規定する関数が設定され、関数に基づいて増幅手段のパワーレベルに応じたランプ電圧を増幅手段に与える波形整形手段52とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線機器で用いられる送信出力制御装置に関し、特に、TDMA(Time Divisional multiple Access)方式等を用いた無線送信機において、広いダイナミックレンジに亘って安定的に送信出力制御を行うための送信出力制御装置に関する。
一般に、GSM(Global System for Mobile Communications)等の移動通信システムにおいては、TDMA方式を用いて送受信を行うものが知られている。このTDMA方式では、各移動局には予め定められたチャンネル(タイムスロット)が割り当てられ、基地局からは各チャンネルに送信信号が割り当てられて連続的送出される。そして、各移動局では自己に割り当てられたチャンネルの送信信号を受信する。
一方、移動局から基地局に対して送信する際には、自己のチャネルに対して送信信号を割り当て送信する。つまり、移動局では、バースト状に送信信号(以下バースト送信信号と呼ぶ)を送出することになる。
このような移動通信システムにおいては、送受信回線品質の維持のために、送信バースト出力レベルの自動送信出力制御を行うとともに、バーストオン・オフ時における送信スペクトラムの周波数軸上での隣接チャネルへの拡散を防止することが行われている(Automatic Power Control(APC))。
つまり、TDMA方式を用いた移動通信システムでは,バースト送信の際、バースト送信信号のランプ立上がり(ランプアップ)とランプ立下り(ランプダウン)の形状(シェープ)を制御して隣接チャネルへの拡散を防止している。
上記のバースト信号のランプアップ及びランプダウンのシェープ制御を行う際には、まず、基本となる基本ランプシェープを生成する。そして、この基本ランプシェープをベースとして、スケーリング係数を用いて出力レベル(パワーレベル)に応じて、ランプアップ時及びランプダウン時のシェープ(以下単にランプシェープと呼ぶ)を生成するようにしている。
上記のようにして生成したランプシェープは、D/A(Digital−Analog)変換器によってランプ電圧に変換される。そして、このランプ電圧によってパワーアンプの出力制御を行いつつバースト送信信号を送信する。
また、RF(Radio Frequency)送信信号のランプアップの際における不要輻射のレベルを低減するため、RF送信信号のランプアップの途中でRF IC(Radio Frequency Integrated Circuit)の内部動作を調整するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、特許文献1においては、RF ICの内部動作の調整によって、RF送信信号のランプアップの途中でRF送信信号の出力レベルのアップを実質的に停止する又は出力レベルをダウンするようにしている。
特開2008−278119号公報
ところで、D/A変換器の出力電圧(つまり、ランプ電圧)は、D/A変換器のビット分解能及び出力ダイナミックレンジに依存する。つまり、ランプ電圧は、D/A変換器のビット分解能及び出力ダイナミックレンジによって制限されることになる。この結果、上述のようにして生成されたランプシェープによるランプ電圧を用いて、パワーアンプの出力制御を行うと、あるパワーレベルからランプアップとランプダウンのカーブに不連続を生じることがある。
例えば、図4に示すように、基本ランプシェープによる出力制御を行うと、実線で示す出力が得られる。ここでは、パワーレベル(Power Level)Aまで出力(バースト信号)は連続的に立上がり、そして、パワーレベルAから連続的に立下がる。
一方、スケーリング係数を用いたランプシェープによる出力制御を行うと、破線で示す出力が得られる。ここでは、パワーレベルBに立上がる際、不連続が生じ、同様に、パワーレベルBから立ち下がる際においても不連続が生じる。
このように、バースト送信信号のランプアップ及びランプダウンの際に、不連続が生じるか又は急激な立上がり、立下りが生じると、所謂スイッチングトランジェント(Switching Transient)等の特性が劣化してしまうという課題がある。つまり、全パワーレベルにおいてスイッチングトランジェント特性を満たすことができないという課題がある。
このため、本発明の目的は、全パワーレベル(全出力レベル)において、スイッチングトランジェント特性を満たすことのできる送信出力制御装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である送信出力制御装置は、
ランプ電圧に応じて制御され、高周波信号を増幅してバースト送信信号として出力する増幅手段と、
前記増幅手段におけるパワーレベルと前記ランプ電圧との関係を規定する関数が設定され、前記関数に基づいて前記増幅手段のパワーレベルに応じた前記ランプ電圧を前記増幅手段に与える波形整形手段とを有している。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
高周波信号を増幅してバースト送信信号を出力する増幅器を有する送信出力制御装置に、
前記増幅器におけるパワーレベルとランプ電圧との関係を規定する関数に基づいて前記増幅器のパワーレベルに応じた前記ランプ電圧を前記増幅器に与え、
前記増幅器に前記ランプ電圧に応じて前記バースト送信信号の波形整形を行わせる、というプログラムである。
さらに、本発明の他の形態である送信出力制御方法は、
高周波信号を増幅してバースト送信信号を出力する増幅器を有する送信出力制御装置に、
前記増幅器におけるパワーレベルとランプ電圧との関係を規定する関数に基づいて前記増幅器のパワーレベルに応じた前記ランプ電圧を前記増幅器に与え、
前記増幅器に前記ランプ電圧に応じて前記バースト送信信号の波形整形を行わせるものどある。
本発明は、以上のように構成することによって、バースト送信信号におけるランプアップ及びランプダウンのシェープ(形状)の不連続性を解消して、スムーズな波形の有するバースト送信信号を出力することができる。そして、ランプシェープの不連続性、急激な立上がり及び立下りに起因するスイッチングトランジェント特性を改善することができる。
本発明の実施形態1による送信出力制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2による送信出力制御装置の一例の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2による送信出力制御装置の一例の構成を示すブロック図である。 一般的なパワーレベルとランプシェープとの関係を示す図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1を参照して説明する。図1は送信出力制御装置の構成を示すブロック図である。ここで、本実施形態は、後述する実施形態2において説明する送信出力制御装置の具体的な一例を示すものである。
[構成]
図1に示す送信出力制御装置10は、例えば、移動通信システムの移動局(図示せず)で用いられる。そして、この移動通信システムにおいては、例えば、TDMA方式によって各移動局と基地局とが通信を行うものとする。また、各移動局は、ベースバンド周波数帯の2系列のデジタル変調波I(In Phase)及びQ(Quadrature Phase)を、例えば、GMSK(Gaussian Minimum Shift Keying )変調する(以下GMSK信号と呼ぶ)。
そして、各移動局では、GMSK信号の周波数を、アンテナ送信周波数に変換・増幅した後、後述するようにしてバースト送信信号として送信する。つまり、各移動局は、ベースバンド回路(図示せず)において生成したベースバンド信号を変調して変調信号とする(ここでは、上述のようにGMSKが用いられる)。そして、この変調信号の周波数を、アンテナ送信周波数に変換した後、増幅してバースト送信信号として当該移動局に割り当てられたチャネルで送信することになる。
図1に示すように、送信出力制御装置10は、無線部11及びバースト波形整形部12を有している。無線部11は、RF IC21及びパワーアンプモジュール22を有しており、パワーアンプモジュール22がアンテナ23に接続されている。図示の例では、RF IC21に、上述のベースバンド信号が与えられ、RF IC21はベースバンド信号を変調処理して変調信号とし、この変調信号の周波数をアンテナ送信周波数に変換する(RF(Radio Frequency)信号とする)。その後、RF信号は、パワーアンプモジュール22で増幅され、アンテナ23からバースト送信信号として送信される。
図示のように、RF IC21は、デジタル・アナログ変換器(DAC:digital Analog Converter)21aを有している。このDAC21aは、バースト波形整形部12から与えられるランプシェープデータ(後述する)をA/D変換して、ランプ電圧とする。そして、このランプ電圧はパワーアンプモジュール22に与えられる。パワーアンプモジュール22は、ランプ電圧に応じてRF信号を整形してバースト送信信号とする。
バースト波形整形部12は、メモリ31及びランプシェープデータ生成部32を有している。メモリ31にはドライバソフト31aが格納され、このドライバソフト31aには、後述するランプシェープ関数(送信レベル(パワーレベル)とランプ電圧との関係を規定する関数)31bが含まれている(埋め込まれている)。
パワーアンプモジュール22の出力レベル、つまり、パワーレベルは、パワーレベル検知器41で検知され、パワーレベル検知器41はパワーレベル情報を出力する。そして、ランプシェープデータ生成部32は、ランプシェープ関数をメモリ31から読み出し、このパワーレベル情報に適合したランプシェープデータをランプシェープ関数に基づいて生成する。このランプシェープデータは、前述のように、DAC21aに与えられる。
[動作]
続いて、上述した送信出力制御装置10の動作の一例について、図1を参照して説明する。ここでは、まず、メモリ31に格納するランプシェープ関数31bの生成について説明する。
ランプシェープ関数31bを生成する際には、RF IC21、DAC21a、パワーアンプモジュール22の特性を考慮する。つまり、送信出力制御装置10について事前に(例えば、製作過程で)、DAC21aから出力されるランプ電圧とパワーアンプモジュール22の出力特性との関係を調べる。そして、その結果に応じてパワーレベルとランプ電圧との関係を規定するランプシェープ関数(ランプ関数)を生成する。これによって、送信出力制御装置10毎に、RF IC21、DAC21a、パワーアンプモジュール22の特性のバラツキを考慮したランプシェープ関数を得ることができる。
例えば、パワーアンプモジュール22のパワーレベル(出力レベル)を変化させつつ、ランプ電圧を変化させる。そして、バースト送信信号において、その立上がり及び立下りがスムーズな波形となるランプ電圧をパワーレベル毎に決定する。このようにして得られたパワーレベルとランプ電圧との関係に基づいてランプシェープ関数を求めることになる。
ランプシェープ関数31bは、ランプ電圧(Vramp)とパワーレベル(X)との関係を表す関数であり、例えば、ここでは、まず、ランプ電圧(Vramp)を、数1に設定する(数1で示すランプシェープ関数は、立上がり及び立下り時のランプ電圧を表している)。
(数1)
Vramp=(多項式1)+(多項式2)×cos2πft
ここで、fはランプシェープの周期、tはランプシェープの時間を表す。
上記の多項式1は、RF IC21におけるDAC21aの出力能力を決定するものであり、一般に既知の関数である(なお、多項式1は常数でもよい)。
ここで、Vramp=多項式3とする。この多項式3は、パワーアンプモジュール22の特性を表し、パワーアンプモジュール22を評価することによって求められる。例えば、前述したように、評価の際には、パワーアンプモジュール22に与えるランプ電圧を変化させて、パワーアンプモジュール22のパワーレベルを測定する。そして、ランプ電圧−出力レベルを計算して、多項式3を求める。つまり、多項式3は、ランプシェープ時間(t)=0の際のパワーレベルに関する関数である。
言い換えると、多項式1はDAC21aからの出力電圧(ランプ電圧)の最小値で決定され、一方、多項式3はパワーレベルに応じてパワーアンプモジュール22に与えられるランプ電圧で決定される。
なお、各多項式1、2、及び3は、それぞれA*X+B*X+Cの形式で表され、パワーレベル(X)との関係を表すものである(A、B、及びCは定数である)。
続いて、上記の数1において、t=0とすると、Vramp=多項式1+多項式2となる。Vramp=多項式3であるから、多項式2は下記の数2で表される。
(数2)
多項式2=多項式3−多項式1
数2によって、多項式2が求められ、数1からランプ電圧(Vramp)を求めることができる。つまり、バースト送信時におけるランプシェープ関数31bは、(数1)−(数2)で求めることができる。
そして、このようにして求められたランプシェープ関数31bは、ドライバソフト31aを作成する際に、ドライバソフト31aに埋め込まれることになる(例えば、このドライバソフト31aによって、RF IC21が動作する)。
上記のように、ランプシェープ関数31b(つまり、ドライバソフト31a)をメモリ31に記憶した後、送信出力制御装置10を実際に動作させる。パワーアンプモジュール22におけるパワーレベルは、パワーレベル検知器41によって計測され、パワーレベル情報としてランプシェープデータ生成部32に与えられる。
ランプシェープデータ生成部32は、メモリ31からランプシェープ関数31bを読み込む。そして、ランプシェープデータ生成部32は、パワーレベル情報に対応するランプ電圧をランプシェープ関数31bに応じて決定し、ランプシェープデータ(デジタルデータ)とする。
ランプシェープデータ生成部32は、このランプシェープデータをDAC21aに与える。DAC21aはランプシェープデータをD/A変換して、ランプシェープデータに応じたランプ電圧を出力する。このランプ電圧は、前述のように、RF IC21、DAC21a、及びパワーアンプモジュール22の特性を考慮したものとなっている。
一方、RF IC21にはベースバンド信号が与えられ、前述のように、ベースバンド信号は、RF IC21で変調された後、RF信号とされる。このRF信号は、パワーアンプモジュール22で増幅される。この際、パワーアンプモジュール22は、パワーレベルに応じたランプ電圧によって制御されることになり、RF信号をバースト送信信号としてアンテナ23から送信する。
この結果、パワーアンプモジュール22の出力パワーレベルに関係なく、スムーズな立上がり及び立下りを有するバースト送信信号を出力することができる。その結果、全パワーレベルにおいてスイッチングトランジェント特性を満たすことができる。
このようにして,ドライバソフト31aに埋め込んだランプシェープ関数31bによって、パワーレベルに適したスムーズな形状のランプシェープを生成することができる。そして、これによって、全パワーレベルに亘ってスイッチングトトランジェント特性を満たすことができる。つまり、バースト送信信号のランプアップ及びランプダウンにおけるシェープ(形状)の不連続性を解消し、スイッチングトランジェント特性の劣化を改善することができる。
言い換えると、パワーアンプモジュール22のパワーレベル(出力レベル)を変化させると、最適なランプ電圧が変化することになる。この際に、ランプシェープ(ランプ電圧)が固定された状態であれば、ランプアップ及びランプダウンの際に、パワーアンプモジュール22の特性に影響されて、ランプアップ及びランプダウンが階段状となってしまう。この結果、スイッチングトランジェント特性が劣化するという事態が発生する。
一方、上述のように、ランプシェープ関数を用いて、パワーアンプモジュール22のパワーレベルに応じたランプ電圧をパワーアンプモジュール22に供給する。これによって、パワーレベルに応じた最適のランプ電圧がパワーアンプモジュール22に供給され、アンプアップ及びランプダウンが階段状に変化することを防止できる。よって、バースト送信信号のランプアップ及びランプダウンにおけるシェープ(形状)の不連続性を解消し、スイッチングトランジェント特性の劣化を改善することができる。
つまり、ランプシェープ関数によって、バースト送信信号のランプアップ及びランプダウンの単位時間当たりの変化量がそれぞれ連続的に逓増及び逓減して変化する形状となるランプ電圧を決定する。そして、このように決定されたランプ電圧をパワーアンプモジュール22に供給する。これによって、パワーレベルに応じた最適のランプ電圧がパワーアンプモジュール22に供給されことになって、アンプアップ及びランプダウンが階段状に変化することを防止できることになる。
なお、上述の説明から明らかなように、本実施形態では、パワーアンプモジュール22が増幅手段を構成する。また、RF IC21(DAC21aを含む)、メモリ31(つまり、ランプシェープ関数31b)、ランプシェープデータ生成部32、及びパワーレベル検知器41が集合的に波形整形手段を構成することになる。
<実施形態2>
本発明による第2の実施形態を、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態2による送信出力制御装置の一例の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態2では、送信出力制御装置の概略を説明する。
図2に示すように、本実施形態における送信出力制御装置10は、
ランプ電圧に応じて制御され、高周波(RF)信号を増幅してバースト送信信号として出力する増幅手段51と、
増幅手段51におけるパワーレベルとランプ電圧との関係を規定する関数が設定され、この関数に基づいて増幅手段51のパワーレベルに応じたランプ電圧を増幅手段51に与える波形整形手段52とを備えている。
例えば、上記の関数は、増幅手段51のパワーレベルの変化に応じて、バースト送信信号の立上がり及び立下りの単位時間当たりの変化量がそれぞれ連続的に逓増及び逓減して変化する形状となるランプ電圧を決定する関数である。
このように、パワーレベルとランプ関数との関係を規定する関数に応じて、ランプ電圧を生成して、増幅手段51を制御するようにすれば、全パワーレベルに亘って、立上がり及び立下りのスムーズな(不連続性のない)バースト送信信号を得ることができる。
本実施形態2による送信出力制御装置10では、波形整形手段52は、上記の関数に応じてパワーレベルに応じたランプ電圧をランプシェープデータとして出力するランプシェープデータ生成手段52aと、
このランプシェープデータをD/A変換して、ランプ電圧とするD/A変換器52bとを備えている。
このようにして、上記の関数に応じてランプシェープデータを生成し、このランプシェープデータをランプ電圧に変換して増幅手段51を制御してバースト送信信号を出力するようにしたので、容易に立上がり及び立下りのスムーズなバースト送信信号を出力することができる。
図3に示すように、波形整形手段52は、ベースバンド信号が入力され、高周波信号を出力する高周波IC(RF IC)53aと、
上記の関数に応じてパワーレベルに応じたランプ電圧をランプシェープデータとして出力するランプシェープデータ生成部53bとを備えて、
RF IC53a内に、ランプシェープデータをD/A変換して、ランプ電圧とするD/A変換器53cを有し、
上記の関数を、増幅手段51、RF IC53a、及びD/A変換器53cの特性に基づいて決定するようにしてもよい。
このようにすれば、増幅手段51、RF IC53a、及びD/A変換器53cの特性のバラツキに拘わりなく、常にバースト送信信号の立上がり及び立下りを、全パワーレベルに亘ってスムーズにすることができる。
なお、図3に示すように、RF IC53aを動作させるドライバソフト54aが格納されメモリ54を有して、上記の関数をドライバソフト54aに組み込むようにしてもよい。このようにすれば、別にメモリを設ける必要がない。
また、上述した送信出力制御装置は、マイクロコンピュータを有する送信出力制御装置にプログラムを組み込むことによっても実現できる。具体的には、本発明の他の実施形態であるプログラムは、
高周波信号を増幅してバースト送信信号を出力する増幅器を有する送信出力制御装置に、
上記の増幅器におけるパワーレベルとランプ電圧との関係を規定する関数に基づいて、増幅器のパワーレベルに応じたランプ電圧を増幅器に与え、
この増幅器にランプ電圧に応じてバースト送信信号の波形整形を行わせる、という構成をとる。
そして、上記の関数は、例えば、増幅器のパワーレベルの変化に応じて、バースト送信信号の立上がり及び立下りの単位時間当たりの変化量がそれぞれ連続的に逓増及び逓減して変化する形状となるランプ電圧を決定する関数である。
さらに、上述した送信出力制御装置が動作することによって実行される、本発明の他の形態である送信出力制御方法は、
高周波信号を増幅してバースト送信信号を出力する増幅器を有する送信出力制御装置に、
上記の増幅器におけるパワーレベルとランプ電圧との関係を規定する関数に基づいて増幅器のパワーレベルに応じたランプ電圧を増幅器に与え、
増幅器にランプ電圧に応じてバースト送信信号の波形整形を行わせる、という構成をとる。
そして、上記の関数は、例えば、増幅器のパワーレベルの変化に応じて、バースト送信信号の立上がり及び立下りの単位時間当たりの変化量がそれぞれ連続的に逓増及び逓減して変化する形状となるランプ電圧を決定する関数である。
上記の構成を有するプログラム又は送信出力制御方法においても、上述した送信出力制御装置と同様の作用を有するので、上述した本発明の目的を達成することができる。
本発明は、バースト送信信号を送信する際、その立上がり及び立下りを全パワーレベルに亘ってスムーズにする送信機に適用できる。
10 送信出力制御装置
11 無線部
12 バースト波形整形部
21 RF IC
21a D/A変換器(DAC)
22 パワーアンプモジュール
23 アンテナ
31 メモリ
32 ランプシェープデータ生成部
41 パワーレベル検知器

Claims (9)

  1. ランプ電圧に応じて制御され、高周波信号を増幅してバースト送信信号として出力する増幅手段と、
    前記増幅手段におけるパワーレベルと前記ランプ電圧との関係を規定する関数が設定され、前記関数に基づいて前記増幅手段のパワーレベルに応じた前記ランプ電圧を前記増幅手段に与える波形整形手段とを有する送信出力制御装置。
  2. 前記関数は、前記パワーレベルの変化に応じて、前記バースト送信信号の立上がり及び立下りの単位時間当たりの変化量がそれぞれ連続的に逓増及び逓減して変化する形状となるランプ電圧を決定する関数である請求項1に記載の送信出力制御装置。
  3. 前記波形整形手段は、前記関数に応じて前記パワーレベルに応じたランプ電圧をランプシェープデータとして出力するランプシェープデータ生成手段と、
    前記ランプシェープデータをD/A変換して、前記ランプ電圧とするD/A変換器とを有する請求項1又は2記載の送信出力制御装置。
  4. 前記波形整形手段は、ベースバンド信号が入力され、前記高周波信号を出力する高周波ICと、
    前記関数に応じて前記パワーレベルに応じたランプ電圧をランプシェープデータとして出力するランプシェープデータ生成部とを有し、
    前記高周波ICには、前記ランプシェープデータをD/A変換して、前記ランプ電圧とするD/A変換器が備えられ、
    前記関数は、前記増幅手段、前記高周波IC、及び前記D/A変換器の特性に基づいて決定される請求項1又は2記載の送信出力制御装置。
  5. 前記高周波ICを動作させるドライバソフトが格納されメモリを有し、
    前記関数は前記ドライバソフトに組み込まれていることを特徴とする請求項4記載の送信出力制御装置。
  6. 高周波信号を増幅してバースト送信信号を出力する増幅器を有する送信出力制御装置に、
    前記増幅器におけるパワーレベルとランプ電圧との関係を規定する関数に基づいて前記増幅器のパワーレベルに応じた前記ランプ電圧を前記増幅器に与え、
    前記増幅器に前記ランプ電圧に応じて前記バースト送信信号の波形整形を行わせるプログラム。
  7. 前記関数は、前記パワーレベルの変化に応じて、前記バースト送信信号の立上がり及び立下りの単位時間当たりの変化量がそれぞれ連続的に逓増及び逓減して変化する形状となるランプ電圧を決定する関数である請求項6に記載のプログラム。
  8. 高周波信号を増幅してバースト送信信号を出力する増幅器を有する送信出力制御装置に、
    前記増幅器におけるパワーレベルとランプ電圧との関係を規定する関数に基づいて前記増幅器のパワーレベルに応じた前記ランプ電圧を前記増幅器に与え、
    前記増幅器に前記ランプ電圧に応じて前記バースト送信信号の波形整形を行わせる送信出力制御方法。
  9. 前記関数は、前記パワーレベルの変化に応じて、前記バースト送信信号の立上がり及び立下りの単位時間当たりの変化量がそれぞれ連続的に逓増及び逓減して変化する形状となるランプ電圧を決定する関数である請求項9に記載の送信出力制御方法。
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