JP2010257220A - 構造化文書の印刷方法および印刷装置、プログラム - Google Patents

構造化文書の印刷方法および印刷装置、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 構造化文書をある範囲ごとに繰り返しレンダリングする場合、構造化文書の背景情報に起因する問題が発生する。レンダリング範囲内に背景を表示した状態で処理を行うために、一定範囲ごとに繰り返しレンダリングしたものから印刷データを作成すると、印刷データ内に小さな背景が繰り返し現れた状態になり、ブラウザーによる表示と異なった見栄えの良くない印刷物になる。
【解決手段】構造化文書の記載情報に含まれる背景情報と背景情報に付随する背景配置情報を解析し、構造化文書から不要な背景情報を削除し、背景情報以外の必要な情報を抽出、変換することで必要な領域の印刷データを生成する。この印刷データには不要な背景は含まれていないため、見栄えの良い印刷物が作成可能になる。
【選択図】 図3

Description

本発明は構造化文書の印刷方法に関し、構造化文書のすべてを一回の処理でレンダリングする機能を持ってなくても所望の印刷物を印刷するための方法である。
近年、インターネット上のWebページにアクセスして様々な情報を得ることが可能となった。これらのWebページはHTML(Hyper Text Markup Language)またはXHTML(Extensible Hyper Text Makeup Language)等のような構造化言語で記述された構造化文書である。この構造化文書に対応したブラウザーと呼ばれるソフトウェアでWebページをディスプレイ上に表示し、参照することが可能である。またこれらWebページを印刷する場合、ブラウザーでWebページをディスプレイ上で表示し、この表示中のページをブラウザーにて印刷する方法が一般的である。この場合、ブラウザーのレンダリング機能を用いて構造化文書を解析し印刷する。またWebページをスクロール移動しながら表示される画面のビットマップを作成し、作成した画面のビットマップをつなぎ合わせて(例えば、
参照)選択領域の印刷データを作成する方法もある。
しかしながら、ブラウザーのレンダリング機能は表示領域に対して処理が行われるためにWebページが一度に表示できない大きさの場合はWebページすべてを一度にレンダリングすることができない問題がある。またWebページをスクロールしながら表示される画面のビットマップを作成し、作成した画面のビットマップをつなぎ合わせて印刷領域の印刷データを作成する場合には印刷データがビットマップのため印刷時に文字や画像などのオブジェクトの下端がきれてしまう場合や印刷領域を拡大すると文字がぼやけてしまう問題がある。
そのために構造化言語で記述されたWebページの一部もしくは全てを選択して印刷する場合、一般的に以下の手順で印刷機能を実現する。始めにレンダリング範囲を変更しながら構造化文書のレンダリングを繰り返す。レンダリングを繰り返すことで構造化文書内の印刷領域を複数個の分割データとして生成する。最後に複数個の分割データを結合することで印刷データを生成する。一回のレンダリング処理では処理できない大きさの印刷領域に対しても、レンダリング範囲を一定以下にし一定範囲のレンダリングを複数回繰り返す方法によって印刷領域の大小に関わらず、印刷データの生成が可能になる。また、印刷データにレイアウト情報を持たせることで、印刷領域を拡大しても文字がぼやける問題は発生しない。
特開2006−171851号公報
しかしながら、構造化文書をある範囲ごとに繰り返しレンダリングする場合、構造化文書の背景情報に起因する新たな問題が発生する。構造化文書には背景情報があり、背景情報には背景の表示をどのような行うかの配置情報がある。具体的には“background−attachment”や“background−position”といった配置情報である。これらの配置情報は背景の表示の仕方を示しているが、構造化文書をレンダリングする際には背景情報に従いレンダリングする範囲内に背景を表示した状態で処理を行う。そのためにレンダリングする範囲と通常のブラウザーによる表示範囲の大きさや形が異なる場合は背景表示も異なったものになる。従って背景情報のある構造化文書を一定範囲ごとに繰り返しレンダリングしたものから印刷データを作成すると、印刷データ内に小さな背景が繰り返し現れた状態になり、ブラウザーによる表示と異なった見栄えの良くない印刷物になる。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の印刷方法は、構造化言語で記述された構造化文書を印刷する情報処理装置において、印刷領域を座標情報として取得する印刷領域取得工程と前記情報処理装置が表示する構造化文書の領域を座標情報として取得する表示領域取得工程と、前記表示領域取得工程で取得した領域に前記印刷領域取得工程で取得した領域が含まれているかを判定する領域判定工程と、前記印刷領域取得工程で取得した印刷領域をすべて表示するために前記情報処理装置の表示画面のスクロール制御をおこなうスクロール制御工程と、構造化文書を解析し構造化文書内の記載情報に含まれる背景情報と背景情報に付随する背景配置情報を解析する背景解析工程と、構造化文書から不要な背景情報を削除し、不要な背景情報以外の必要な情報を抽出した抽出データを出力するデータ抽出工程とを持ち、前記データ抽出工程から得られた前記抽出データを使用して前記表示領域を中間データとして1つまたは複数作成する中間データ作成工程と前記中間データ作成工程が作成した1つまたは複数の中間データのうち前記印刷領域と重なる領域をクリップするクリップ工程とクリップした中間データを保存するクリップ領域保存工程と前記クリップ領域保存工程で保存した中間データを印刷する印刷制御工程を備えることにより小さな背景データを削除する。
一度に構造化文書のすべてをレンダリングする機能を持っていないブラウザーであっても、印刷データ内に小さな背景が繰り返し現れることを防止でき、見栄えの良い印刷ができる。
本発明の一実施形態である構造化文書の印刷装置を含むネットワークシステムの構成図 本発明の一実施形態である構造化文書の印刷装置のPC構成図 本発明の一実施形態である構造化文書の印刷装置のPCソフトウェア構成図 本実施形態における構造化文書ファイル全体 本実施形態における構造化文書ファイルをブラウザーで表示したときの表示領域 印刷領域がブラウザー上で表示される表示領域にすべて収まっている一例 印刷領域がブラウザー上で表示される表示領域に収まらない一例 表示領域を移動した時の一例 表示領域から背景情報を削除した時の一例 印刷領域と重なる領域をクリップする一例 ブラウザーの表示領域を右端に移動した時の一例 クリップした領域をまとめた一例 本実施形態における印刷領域をデータとしてクリップするフローチャート 表示装置の描画領域とブラウザー上の表示領域を示した時の一例 本実施形態における印刷領域をデータとしてクリップするフローチャート 本発明の一実施形態である構造化文書の印刷装置のPCソフトウェア構成図
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の構造化文書の印刷装置を含むネットワークシステムの構成を示すブロック図である。図1でPC(Personal Computer)101はインターネット102に接続され、インターネット102を介して複数のWWWサーバー103からWebページをPC101上へダウンロードして表示する。WebページはHTMLやXHTMLで記述された構造化文書である。
図2はPC101の構成を示すブロック図である。CPU201は、RAM202、ROM203或いはハードディスク204に格納されたプログラムに従ってデータや命令を演算、判断および制御を行う。RAM202は、CPU201が各種処理を行う際の一時記憶領域として使用される。ハードディスク204はオペレーティングシステム(OS)、ブラウザーやその他のアプリケーションソフト等を記録する。通信インターフェース205は、たとえばUSB、SCSIや無線等のプリンタ104とのデータ通信を行うためのインターフェースや、インターネット102を介して外部WWWサーバー103とのデータ通信を行うためのネットワークインターフェースである。
表示装置206はCRTや液晶ディスプレイとグラフィックコントローラとからなり、グラフィックユーザーインターフェース(GUI)の表示を行う。マウス207、キーボード208はユーザ−がPC101に対して各種指示を与えるための入力装置である。システムバス209は、CPU201やRAM202、ROM203、ハードディスク204等との間のデータのやり取りを行う。
図3はPC101上のソフトウェアの構成を示すブロック図である。以下にPC101上で動作するプログラムについて図3を用いて説明する。
ブラウザー301はWebページを表示するためのアプリケーションであり、WWWサーバー103上のWebページをPC101上のハードディスク204へダウンロードし表示装置206へ表示する。WebページはHTMLやXHTML等の構造化文書ファイルであり、テキストや画像、背景情報等の構造化文書を構成する要素がタグを用いて記述されている。またこれら要素の表示スタイルを指定するCascading Style Sheet(以下CSSと略す)と呼ばれる別ファイルが構造化文書内に指定されている。ブラウザー301はこれらの構造化文書ファイルを解析し表示装置206へ表示する。
構造化文書印刷モジュール319はブラウザー301から呼び出されるプラグインソフトウェアであり、ユーザーがブラウザー301に対して、印刷を行った時に、この構造化文書印刷モジュール319が実行される。ユーザーがブラウザー301に対して、印刷を行った時、印刷領域取得部302はブラウザー301から構造化文書ファイルの印刷領域を取得する。表示領域取得部303はブラウザー301から構造化文書ファイルの表示領域を取得する。本実施形態での表示領域とはブラウザー301が表示領域と認識している領域であり、接続されている表示装置206に描画されている画面領域とは異なる場合もある。スクロール制御部304はブラウザー301からスクロール位置を受け取り、すべての印刷領域が表示されるようにスクロールを移動させ表示領域を変更させる。表示領域取得部303はスクロール制御部304がスクロールして表示領域を変更した場合には再度ブラウザー301から表示領域を取得する。印刷領域取得部302、表示領域取得部303及びスクロール制御部304は構造化文書ファイル以外にも後述する抽出データ309に対しても処理する。背景解析部305は構造化文書ファイルの背景に関する情報をブラウザー301から受け取り解析する。領域判定部306は表示領域内に印刷領域があるかを判定する。座標保存部307は領域判定部306から表示領域と印刷領域の座標情報を受け取り、スクロール制御部304に保存した座標情報を送信する。データ抽出部308は背景解析部305からの情報に従い構造化文書から不要なデータを削除し抽出データ309として抽出する。中間データ作成部310は表示領域をレンダリングして第一中間データ311を作成する。クリップ部312は中間データ作成部310で作成した第一中間データ311のうち表示領域内で印刷領域と重なる領域をクリップする。クリップ領域保存部313はクリップした領域をクリップした第二中間データ314として保存しておき、次回クリップ部312が第一中間データ311から領域をクリップする際にはクリップ領域保存部313が保存したクリップした第二中間データ314を元に同じ領域はクリップしないようにする。
第一中間データ311及び第二中間データはレイアウト情報を持ったデータであり、EMF(Enhanced Meta File)、PDF(Portable Document Format)、XPS(XML Paper Specification)などのフォーマット形式である。前述したフォーマット形式はレイアウト情報を持つデータの一例であり、ここでいう第一中間データ311及び第二中間データ314とはレイアウト情報を含むデータでありフォーマット形式を特定するものではない。
印刷制御部315はクリップ領域保存部313で保存された1つまたは複数のクリップした第二中間データ314をOS316を介してプリンタドライバー317に対して描画処理を実行する。OS316は構造化文書印刷モジュール319がプリンタドライバー317から描画処理を行うためのAPI(Application Programming Interface)を提供する。またOS316には印刷ジョブを管理するスプーラシステム、プリンタコマンドをポートへ出力するポートモニター等の各種制御ソフトウェアが含まれるが詳細については省略する。プリンタドライバー317は印刷処理により実行された描画処理にしたがって印刷データを作成し、プリンタコマンドに変換後、OS316を介してプリンタコマンドをプリンタ318に送信、プリンタ318が用紙へ記録する。
図4は本実施形態における構造化文書ファイル全体401を表す。図5の枠線で囲まれた部分は構造化文書ファイル全体401をブラウザー301上で表示した時に表示される表示領域501を表す。また背景画像502は構造化文書内で表示される背景を切り出したものであり、ブラウザー301上で表示した領域に追従し表示されるものである。図6は印刷領域601がブラウザー301上で表示される表示領域602にすべて収まっている場合、図7は印刷領域701がブラウザー301上で表示される表示領域702に収まらない場合をそれぞれ表す。図8はブラウザー301上の表示領域を構造化文書ファイルの左上が表示されるように移動した時に表示される表示領域802と印刷領域701と重なる印刷領域801を表す。図9はブラウザー301上の表示領域を構造化文書ファイルの左上が表示されるように移動した後にデータ抽出部308によって抽出される抽出データ309を表示領域902と印刷領域701と重なる印刷領域901として表したものである。図8は不要な背景情報を含んだ模式図であり、図9は不要な背景情報を削除した模式図である。
図10は図9の模式図のように不要な背景情報を削除した抽出データ309において、図7の印刷領域701をスクロール移動しながらブラウザー301上の表示領域を移動させ、印刷領域と重なる領域をクリップする模式図である。図11は図10の表示領域1003で印刷領域701と重なる印刷領域1101を表す。図12の領域1201はクリップした領域をまとめた模式図である。
図13は本実施形態における印刷領域を印刷制御部315に送信する中間データとしてクリップして保存するまでのフローチャートである。S1301で構造化文書において不要な背景情報が含まれるかを文書全体に対して行う。表示領域内に不要な背景情報が含まれていた場合はS1303で表示領域の不要な背景情報を削除した抽出データ309をデータ抽出部308にて作成する。S1301で表示領域内に不要な背景情報が含まれていない場合はS1302で構造化文書から表示領域の抽出データ309をデータ抽出部308にて作成する。S1302またはS1303で作成する抽出データ309のフォーマット形式は構造化文書で一般的に用いられるHTMLやXHTML形式であるが、特にフォーマット形式は特定しない。S1302で作成した抽出データは構造化文書そのものでも良い。データの保存方法についてもHDD等の記憶媒体にファイルとして保存する場合やROM等のメモリー空間に保持する場合もある。
S1304で表示領域取得部303はブラウザー301から表示領域602を取得する。S1305で表示領域602の座標情報を座標保存部307で保存する。S1306でブラウザー上の表示領域が抽出データ309の左上が表示されるようにスクロール移動させる。この時、表示装置206には座標保存部407にて保存された領域を描画した状態のままで、描画更新はおこなわない。
図14はスクロール制御部は常に表示装置206上での描画更新を行わない例の本実施形態の処理開始時を表している。処理開始時の表示装置206上での描画画面は領域1401であり、S1306で抽出データの左上になるようにスクロール移動した表示領域が領域1403である。領域1403を表示領域取得部303に表示領域1402として渡す。印刷領域取得部302は領域1403内に含まれる印刷領域1404を受け取り処理する。
S1307で表示領域をブラウザーから取得し、S1308で印刷領域をブラウザーから取得し、S1309で表示領域に印刷領域が含まれているかを判定する。印刷領域取得部302と表示領域取得部303で得られた情報を用いて領域判定部306にて表示領域に印刷領域が含まれているかを判定する。図7の例で表示領域を構造化文書ファイルの左上にスクロール移動した場合の状態を示しているものが図8であり、表示領域801の中に印刷領域802が含まれた状態である。図9は表示領域902の中に印刷領域901が含まれた状態で背景情報は含まれておらず、背景情報を削除した抽出データ309の模式図である。表示領域内に印刷領域が含まれない場合は、S1314以降の表示領域のスクロール処理を行い、S1307に戻り表示領域の取得を再度行う。
S1310でクリップ部312は表示領域内にクリップ領域保存部313がクリップ保存した第二中間データ314が含まれているかを判定する。中間データ作成部310は表示領域取得部303から情報を受け取り、表示領域902を第一中間データ311として保存する。クリップ部312は印刷領域判定部と表示領域取得部303から情報を受け取り、表示領域902の中に含まれる印刷領域901をクリップ部312で第一中間データ311からクリップする。表示領域が1002の場合、表示領域内にクリップ保存した第二中間データは含まれないためS1312で印刷領域1012をクリップ部312で第一中間データ311からクリップする。表示領域が1003の場合、表示領域内に既に印刷領域1012の一部としてクリップした領域が第二中間データ314に含まれるため、S1311で印刷領域1011をクリップ部312で第一中間データ311からクリップする。印刷領域1011は印刷領域1012と印刷領域1101の重なった領域部分を印刷領域1101から削除したものである。表示領域1003は表示領域1002の表示領域をスクロール制御部304が右にスクロール移動させたものだが表示領域1002の横幅の分だけ移動できないため移動できる横幅の分だけ右にスクロール移動させている。表示領域1003と印刷領域701で重なる個所は図11のように印刷領域1101の領域になるが、既に印刷領域1012と重なる個所をクリップした第二中間データとして保存している。そのため、表示領域1003からS1311でクリップされる印刷領域は1011となる。S1311もしくはS1312でクリップされた第一中間データはS1313で既に保存されている第二中間データとクリップ領域保存部313で結合され新たな第二中間データとして保存される。
S1314以降の表示領域スクロール処理は最初にS1314でスクロール制御部304は表示領域を右にスクロールできるか判定する。抽出データの左上が表示された状態の表示領域1001の場合、表示領域を右にスクロールできるため、S1316で表示領域1001の横幅の分だけスクロールし、右に移動させた表示領域1002を表示装置206上での描画更新は行わず新たな表示領域とする。表示領域1002からスクロール移動では横幅の分だけ移動できないため、S1316で移動できる分だけ右に移動させ表示領域1003を表示装置206上での描画更新は行わず新しい表示領域とする。表示領域1002の場合はS1314で表示領域を右にスクロールできないと判定されるため、S1315でスクロールをいちばん左に移動させた後にS1317でスクロール制御部304は下スクロールできるか判定する。移動できるならばS1318で表示領域1001の縦幅の分だけスクロールを下に移動させ表示領域1004を表示装置206上での描画更新は行わず新しい表示領域とする。スクロール移動後はS1307で再度、表示領域取得部303はスクロール移動後の新しい表示領域を取得する。スクロール処理は構造化文書の全域に対して行い、表示領域が1009の場合、右にも下にもスクロールできないため、処理が終了する。
図13のフローチャートに従い、S1301からS1318の処理を繰り返すことで図7の印刷領域701は不要な背景情報を含まない形で全印刷領域を中間データとして出力することができる。図12は印刷領域の抽出の流れを模式図として示したものであり、クリップ領域1201を印刷制御部315がOS316を介してプリンタドライバー317に対して描画処理すれば印刷領域701をプリンタ318から印刷することができる。
本実施形態の図13でのフローチャートでは第一中間データ、第二中間データと記載してあるが、通常レイアウト情報を含むEMF,PDF,XPS等のフォーマット形式をもちいる。また、本実施形態の機能を有するものであればフォーマット形式を特定するものではない。
図15はPC101上のソフトウェアの構成を示すブロック図である。以下にPC101上で動作するプログラムについて図15を用いて説明する。
ブラウザー1501はWebページを表示するためのアプリケーションであり、WWWサーバー103上のWebページをPC101上のハードディスク204へダウンロードし表示装置206へ表示する。WebページはHTMLやXHTML等の構造化文書ファイルであり、テキストや画像、背景情報等の構造化文書を構成する要素がタグを用いて記述されている。またこれら要素の表示スタイルを指定するCSSと呼ばれる別ファイルが構造化文書内に指定されている。ブラウザー1501はこれらの構造化文書ファイルを解析し表示装置206へ表示する。
構造化文書印刷モジュール1502はブラウザー1501から呼び出されるプラグインソフトウェアであり、ユーザーがブラウザー1501に対して、印刷を行った時に、この構造化文書印刷モジュール1502が実行される。ユーザーがブラウザー1501に対して、印刷を行った時、印刷領域取得部1503はブラウザー1501から構造化文書ファイルの印刷領域を取得する。表示領域取得部1504はブラウザー1501から構造化文書ファイルの表示領域を取得する。スクロール制御部1505はブラウザー1501からスクロール位置を受け取り、すべての印刷領域が表示されるようにスクロールを移動させ表示領域を変更させる。表示領域取得部1504はスクロール制御部1505がスクロールして表示領域を変更した場合には再度ブラウザー1501から表示領域を取得する。背景解析部1506は表示領域取得部1504からの領域情報を参照して構造化文書ファイル内の表示領域について背景に関する情報をブラウザー1501から受け取り解析する。領域判定部1507は表示領域内に印刷領域があるかを判定する。データ抽出部1508は背景解析部1506からの情報に従い構造化文書から不要なデータを削除し抽出データ1509として抽出する。中間データ作成部1510は抽出データ1509を変換して表示領域の第一中間データ1511を作成する。第一中間データ1511はレイアウト情報を持ったデータであり、EMF(Enhanced Meta File)、PDF(Portable Document Format)、XPS(XML Paper Specification)などのフォーマット形式である。前述したフォーマット形式はレイアウト情報を持つデータの一例であり、ここでいう第一中間データ1511とはレイアウト情報を含むデータでフォーマット形式を特定するものではない。
クリップ部1512は中間データ作成部1510で作成した第一中間データ1511のうち表示領域内で印刷領域と重なる領域をクリップする。クリップ領域保存部1513はクリップした領域をクリップした第二中間データ1514として保存しておき、次回クリップ部1512が第一中間データ1511から領域をクリップする際にはクリップ領域保存部1513が保存したクリップした第二中間データ1514を元に同じ領域はクリップしないようにする。
印刷制御部1515はクリップ領域保存部1513で保存された1つまたは複数のクリップした第二中間データ1514をOS1516を介してプリンタドライバー1517に対して描画処理を実行する。OS1516は構造化文書印刷モジュール1502がプリンタドライバー1517から描画処理を行うためのAPI(Application Programming Interface)を提供する。またOS1516には印刷ジョブを管理するスプーラシステム、プリンタコマンドをポートへ出力するポートモニター等の各種制御ソフトウェアが含まれるが詳細については省略する。プリンタドライバー1517は印刷処理により実行された描画処理にしたがって印刷データを作成し、プリンタコマンドに変換後、OS1516を介してプリンタコマンドをプリンタ1518に送信、プリンタ1518が用紙へ記録する。
図16は本実施形態における印刷領域を印刷制御部315に送信する中間データとしてクリップして保存するまでのフローチャートである。
S1601でブラウザー上の表示領域を構造化文書ファイルの左上が表示されるようにスクロール移動させる。S1602で表示領域をブラウザーから取得し、S1603で印刷領域をブラウザーから取得し、S1604で表示領域に印刷領域が含まれているかを判定する。印刷領域取得部1503と表示領域取得部1504で得られた情報を用いて領域判定部1507にて表示領域に印刷領域が含まれているかを判定する。S1605で構造化文書の表示領域内において不要な背景情報が含まれるかを判定する。不要な背景情報が含まれなければS1607で構造化文書から抽出データ1509を作成する。S1605で不要な背景情報が含まれた場合、S1606で構造化文書から不要な背景情報を削除して抽出データ1509を作成する。S1607またはS1606で作成する抽出データ1509は構造化文書の表示領域から背景情報が削除されたものである。抽出データ1509は構造化文書フォーマットを変更しないデータでもフォーマットを変更したデータでも良い。S1608で中間データ作成部1510にて抽出データ1509をレイアウト情報を持った第一中間データ1511に変換保存する。S1609以降のフローは実施形態1でのS1309以降のフローと同等であるため、省略する。ただし、本実施形態では表示装置206への描画更新は常に行い、ブラウザー1501の表示領域と表示装置206の描画領域は同じものである。
図16のフローチャートに従い、S1601からS1617の処理を繰り返すことで印刷領域の大きさに関わらず、不要な背景情報を含まない形で全印刷領域を中間データとして出力することができる。図12は印刷領域の抽出の流れを模式図として示したものであり、クリップした第二中間データ1514を印刷制御部1515がOS1516を介してプリンタドライバー1517に対して描画処理すれば印刷領域をプリンタ1518から印刷することができる。
本実施形態の図16でのフローチャートでは中間データと記載してあるが、EMF,PDF,XPS等のフォーマット形式でもよく、フォーマット形式を特定するものではない。
本実施形態では背景情報の削除を構造化文書の一部である表示領域に対して行っているが、背景情報の削除は構造化文書の全体に対して行ってもよい。
本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOperating System(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリーに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
101 PC
102 インターネット
103 WWWサーバー
104 プリンタ
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 ハードディスク
205 通信インターフェース
206 表示装置
207 マウス
208 キーボード
209 システムバス
301 ブラウザー
302 印刷領域取得部
303 表示領域取得部
304 スクロール制御部
305 背景解析部
306 領域判定部
307 座標保存部
308 データ抽出部
309 抽出データ
310 中間ファイル作成部
311 第一中間データ
312 クリップ部
313 クリップ領域保存部
314 第二中間データ
315 印刷制御部
316 OS(スプーラを含む)
317 プリンタドライバー
318 プリンタ
319 構造化文書印刷モジュール
1501 ブラウザー
1502 構造化文書印刷モジュール
1503 印刷領域取得部
1504 表示領域取得部
1505 スクロール制御部
1506 背景解析部
1507 領域判定部
1508 データ抽出部
1509 抽出データ
1510 中間ファイル作成部
1511 第一中間データ
1512 クリップ部
1513 クリップ領域保存部
1514 第二中間データ
1515 印刷制御部
1516 OS(スプーラを含む)
1517 プリンタドライバー
1518 プリンタ

Claims (9)

  1. 構造化言語で記述された構造化文書を印刷する情報処理装置において、印刷領域を座標情報として取得する印刷領域取得工程と前記情報処理装置が表示する構造化文書の領域を座標情報として取得する表示領域取得工程と、前記表示領域取得工程で取得した領域に前記印刷領域取得工程で取得した領域が含まれているかを判定する領域判定工程と、前記印刷領域取得工程で取得した印刷領域をすべて表示するために前記情報処理装置の表示画面のスクロール制御をおこなうスクロール制御工程と、構造化文書を解析し構造化文書内の記載情報に含まれる背景情報と背景情報に付随する背景配置情報を解析する背景解析工程と、構造化文書から不要な背景情報を削除し、不要な背景情報以外の必要な情報を抽出した抽出データを出力するデータ抽出工程とを持ち、前記表示領域を第一中間データとして1つまたは複数作成する中間データ作成工程と前記中間データ作成工程が作成した1つまたは複数の第一中間データのうち前記印刷領域と重なる領域をクリップするクリップ工程とクリップした第二中間データを保存するクリップ領域保存工程と前記クリップ領域保存工程で保存した第二中間データを印刷する印刷制御工程を備えることを特徴とする構造化文書の印刷方法。
  2. 前記第一中間データ及び第二中間データはレイアウト情報を持つデータフォーマットである事を特徴とする請求項1の印刷方法。
  3. 前記スクロール制御工程は前記表示領域取得工程で取得した表示領域の座標情報を保存する表示領域保存工程を持ち、前記表示領域保存工程が保存した座標の表示領域を前記情報処理装置に表示したまま、前記情報処理装置に画面表示されない別の描画領域に前記印刷領域取得工程で取得した座標の領域のすべてを表示するために画面のスクロールの制御を行うことを特徴とする請求項1の印刷方法。
  4. 前記データ抽出工程は前記表示領域取得工程及び前記印刷領域取得工程の前段で処理する事を特徴とする請求項1の印刷方法。
  5. 前記データ抽出工程は前記表示領域取得工程及び前記印刷領域取得工程の後段で処理する事を特徴とする請求項1の印刷方法。
  6. 前記クリップ工程は前記クリップ領域保存工程で保存された第二中間データを参照し、クリップ時には既にクリップした領域をクリップしないようにすることを特徴とする請求項1の印刷方法。
  7. 構造化言語で記述された構造化文書を印刷する情報処理装置において、印刷領域を座標情報として取得する印刷領域取得手段と前記情報処理装置が表示する構造化文書の領域を座標情報として取得する表示領域取得手段と、前記表示領域取得手段で取得した領域に前記印刷領域取得手段で取得した領域が含まれているかを判定する領域判定手段と、前記印刷領域取得手段で取得した印刷領域をすべて表示するために前記情報処理装置の表示画面のスクロール制御をおこなうスクロール制御手段と、構造化文書を解析し構造化文書内の記載情報に含まれる背景情報と背景情報に付随する背景配置情報を解析する背景解析手段と、構造化文書から不要な背景情報を削除し、不要な背景情報以外の必要な情報を抽出した抽出データを出力するデータ抽出手段とを持ち、前記表示領域を第一中間データとして1つまたは複数作成する中間データ作成手段と前記中間データ作成手段が作成した1つまたは複数の第一中間データのうち前記印刷領域と重なる領域をクリップするクリップ手段とクリップした第二中間データを保存するクリップ領域保存手段と前記クリップ領域保存手段で保存した第二中間データを印刷する印刷制御手段を備えることを特徴とする構造化文書の印刷装置。
  8. 構造化言語で記述された構造化文書を印刷する情報処理装置において、印刷領域を座標情報として取得する印刷領域取得手順と前記情報処理装置が表示する構造化文書の領域を座標情報として取得する表示領域取得手順と、前記表示領域取得手順で取得した領域に前記印刷領域取得手順で取得した領域が含まれているかを判定する領域判定手順と、前記印刷領域取得手順で取得した印刷領域をすべて表示するために前記情報処理装置の表示画面のスクロール制御をおこなうスクロール制御手順と、構造化文書を解析し構造化文書内の記載情報に含まれる背景情報と背景情報に付随する背景配置情報を解析する背景解析手順と、構造化文書から不要な背景情報を削除し、不要な背景情報以外の必要な情報を抽出した抽出データを出力するデータ抽出手順とを持ち、前記表示領域を第一中間データとして1つまたは複数作成する中間データ作成手順と前記中間データ作成手順が作成した1つまたは複数の第一中間データのうち前記印刷領域と重なる領域をクリップするクリップ手順とクリップした第二中間データを保存するクリップ領域保存手順と前記クリップ領域保存手順で保存した第二中間データを印刷する印刷制御手順を備えることを特徴とするコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016051225A (ja) * 2014-08-28 2016-04-11 コニカミノルタ株式会社 携帯端末装置、同装置における画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2019070962A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 富士通株式会社 画像キャプチャ用コンピュータプログラム、画像キャプチャ装置及び画像キャプチャ方法

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