JP2010256567A - Lens barrel - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、レンズ鏡筒に関するものである。 The present invention relates to a lens barrel.
従来より、レンズ鏡筒は、複数のレンズを備え、これらのレンズを光軸方向に沿って移動させることで、ズーム動作やフォーカス動作を行うように構成されている。 Conventionally, a lens barrel includes a plurality of lenses, and is configured to perform a zoom operation and a focus operation by moving these lenses along the optical axis direction.
特許文献1に係るレンズ鏡筒においては、複数のレンズが、それぞれ筒状の可動部材に保持され、該可動部材が移動することによって光軸方向に移動するように構成されている。例えば、1群レンズは、保持用の枠体に取り付けられており、該枠体が筒部材の前端部に取り付けられている。この筒部材がカム機構により光軸方向に移動することによって、1群レンズが光軸方向に移動する。
In the lens barrel according to
しかしながら、レンズを上記枠体等のレンズ取付部材に取り付ける構成においては、レンズの取り付け精度が問題となる。レンズの取り付け精度が悪いと、レンズ鏡筒の光軸が所望の状態からずれてしまう虞がある。 However, in a configuration in which the lens is attached to a lens attachment member such as the frame, the lens attachment accuracy is a problem. If the lens mounting accuracy is poor, the optical axis of the lens barrel may be deviated from the desired state.
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レンズの取付状態を容易且つ精度よく調整できるレンズ鏡筒を提供することにある。 The technology disclosed herein has been made in view of such a point, and an object thereof is to provide a lens barrel capable of easily and accurately adjusting a lens mounting state.
ここに開示されたレンズ鏡筒は、レンズを光軸方向に移動可能に構成されたレンズ鏡筒であって、レンズが取り付けられるレンズ取付部材と、上記レンズ取付部材が取り付けられる基材と、上記レンズ取付部材の上記基材への取付状態を調整する調整機構とを備えている。そして、上記位置調整機構は、上記レンズ取付部材を上記光軸に直交する平面内で、進退自在且つ回転自在に支持する回転軸と、上記レンズ取付部材に当接して設けられ、回転操作されることで該レンズ取付部材を押圧して上記光軸に直交する平面内で移動させる第1カムと、上記レンズ取付部材の、上記第1カムとは異なる部分に当接して設けられ、回転操作されることで該レンズ取付部材を押圧して上記光軸に直交する平面内で移動させる第2カムとを有している。 The lens barrel disclosed herein is a lens barrel configured to be able to move the lens in the optical axis direction, a lens mounting member to which the lens is mounted, a base material to which the lens mounting member is mounted, and the above And an adjustment mechanism for adjusting the attachment state of the lens attachment member to the base material. The position adjusting mechanism is provided in contact with the lens mounting member and a rotation shaft that supports the lens mounting member in a plane orthogonal to the optical axis so as to be movable forward and backward, and is rotated. The first cam for pressing the lens mounting member and moving it in a plane orthogonal to the optical axis, and the lens mounting member are provided in contact with a portion different from the first cam and rotated. And a second cam that presses the lens mounting member and moves the lens mounting member in a plane perpendicular to the optical axis.
上記レンズ鏡筒によれば、レンズ取付部材の異なる位置に当接した上記第1カム及び第2カムをそれぞれ回転操作することによって、レンズ取付部材を上記回転軸を基準として進退且つ回転させながら、光軸に直交する平面内で移動させることができるため、レンズ取付部材の取付状態、ひいては、レンズの取付状態を容易且つ精度よく調整することができる。 According to the lens barrel, by rotating and operating the first cam and the second cam that are in contact with different positions of the lens mounting member, the lens mounting member is advanced and retracted and rotated with reference to the rotation axis. Since the lens mounting member can be moved in a plane orthogonal to the optical axis, the mounting state of the lens mounting member, and hence the mounting state of the lens, can be adjusted easily and accurately.
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、レンズ鏡筒の斜視図であり、図2は、レンズ鏡筒の概略構成を示す概略的な断面図である。 Hereinafter, exemplary embodiments will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view of a lens barrel, and FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing a schematic configuration of the lens barrel.
本実施形態に係るレンズ鏡筒1は、外装部材2と、その内方に配設された1群レンズ11、2群レンズ12、3群レンズ13及び4群レンズ14を有している。1群レンズ11は1群レンズ保持部材15に、2群レンズ12は2群レンズ保持部材16に、3群レンズ13は3群レンズ保持部材17に、4群レンズ14は4群レンズ保持部材18にそれぞれ保持されている。1群〜3群レンズ保持部材15〜17は、カム機構又はネジ機構等によって、光軸X方向の相対直進移動及び光軸X周りの相対回転運動を相互に連動して行うように構成されている。こうして、1群レンズ11、2群レンズ12及び3群レンズ13は、外装部材2の内方において、光軸X方向の位置が連動可能に構成されている。
The
次に、外装部材2について図2〜図5を参照して説明する。図3は、レンズ鏡筒1の正面図(即ち、光軸X方向から見た図)であり、図4は、広角撮影状態のレンズ鏡筒の、図3のIV−IV線における断面図であり、図5は広角撮影状態のレンズ鏡筒の、図3のV−V線における断面図であり、図6は望遠撮影状態のレンズ鏡筒の、図3のIV−IV線における断面図である。外装部材2は、カメラ本体(図示省略)に取り付けられるレンズベース21と、レンズベース21の被写体側に設けられたレンズフード22とを有している。この外装部材2が筒部材を構成する。以下、被写体側を前側、カメラ本体側を後側ともいう。
Next, the
レンズベース21は、円筒状の部材である。レンズベース21の前端面にレンズフード22が取り付けられる。また、レンズベース21の外周面にはフォーカスリング23とズームリング24とが外嵌されている。これらフォーカスリング23とズームリング24とはそれぞれ独立して、レンズベース21に対して回転可能に構成されている。これらフォーカスリング23及びズームリング24の少なくとも一方を回転させることによって、1群レンズ11、2群レンズ12及び3群レンズ13の全て又は一部を光軸X方向に移動させて、各レンズを所望の光軸X方向位置へ配置することができる。
The
レンズフード22は、レンズベース21よりも大径の円筒状の部材である。レンズフード22の後端部は、後端縁に向かってテーパ状に縮径しているテーパ部22aが形成されている。そして、レンズフード22の後端縁、即ち、テーパ部22aの後端縁には半径方向内方に突出するフランジ22bが全周に亘って形成されている。このフランジ22bがレンズベース21の前端面に取り付けられる。具体的には、レンズフード22のフランジ22bがレンズベース21の前端面に対して防塵用のOリング25を挟持した状態でネジ止めされる。また、テーパ部22aの内周側には、テーパ部22aの内周に亘って環状に設けられた段部22cが形成されている。段部22cにおける、前方を向く面には、後述する防塵リング6を取り付けるための取付面22dが形成されている。すなわち、取付面22dの法線方向は、光軸Xと平行となるように形成されている。取付面22dには、防塵リング6をネジ止めするためのネジ孔22e(図5に1つだけ図示)が周方向に間隔を空けて複数形成されている。また、取付面22dの、ネジ孔22eとネジ孔22eとの間の部分には、円弧状の肉盗み部22fが形成されている。
The
続いて、1群レンズ保持部材15の構成について説明する。
Next, the configuration of the first group
1群レンズ保持部材15は、1群レンズ11が取り付けられる1群レンズ枠3と、該1群レンズ枠3が取り付けられる1群ホルダ4とを有している。この1群レンズ枠3がレンズ取付部材を、1群ホルダ4が基材を構成する。
The first group
1群レンズ枠3は、前から後ろへ向かって縮径している円筒状の本体部30と、本体部30の前端部に設けられて該本体部30から半径方向外方に広がるフランジ31とを有している。本体部30の内周面には複数の環状の段部が形成されている。
The first
1群レンズ11は、L1レンズ11a、L2レンズ11b、L3レンズ11c、L4レンズ11d及びL5レンズ11eで構成されている。L4レンズ11d、L3レンズ11c、L2レンズ11b及びL1レンズ11aが、この順で1群レンズ枠3内へ前側から挿入され、1群レンズ枠3内の対応する段部に設置される。L1レンズ11aが1群レンズ枠3に設置された後、レンズ押さえ部材37が本体部30の前端部に前側からネジ締結される。その結果、L1レンズ11a、L2レンズ11b、L3レンズ11c及びL4レンズ11dが1群レンズ枠3に固定される。一方、L5レンズ11eは、1群レンズ枠3内へ後側から挿入され、1群レンズ枠3内の対応する段部に設置される。こうして1群レンズ枠3内に配設されたL1レンズ11a、L2レンズ11b、L3レンズ11c、L4レンズ11d及びL5レンズ11eは、前から後ろに向かってこの順で並んでいる。
The
フランジ31には、1群レンズ枠3を1群ホルダ4にネジ止めする際にネジ34が挿通される3つの貫通孔32が周方向に間隔を空けて貫通形成されている(図5に1つだけ図示)。また、フランジ31には、後述する防塵リング6の取付作業を行うための6つの切欠部33,33,…が周方向に間隔を空けて形成されている。各切欠部33は、フランジ31の半径方向外方に開口すると共にフランジ31を厚み方向に貫通するように形成されている。
Three through
1群ホルダ4は、円筒状の本体部40と、本体部40の前端部に設けられた該本体部40から半径方向外方に広がるフランジ41とを有している。1群ホルダ4は、上記2群〜4群レンズ保持部材16〜18とカム機構等を介して連結されており、フォーカスリング23及びズームリング24の少なくとも一方を回転駆動することによって、光軸X方向に直進移動するように構成されている。
The
本体部40の外周面には、フランジ41の近傍部分において、半径方向外方に突出する突起部40aが周方向に沿って形成されている。この本体部40には、防塵リング6が取り付けられる。上記突起部40aには、防塵リング6が係合するようになっている。
On the outer peripheral surface of the
フランジ41は、フランジ31と同様の環状に形成されている。そして、フランジ41には、3つのネジ孔42が周方向に間隔を空けて形成されている(図5に1つだけ図示)。ネジ孔42には雌ネジが加工されている。このネジ孔42は、フランジ31の3つの貫通孔32に対応する位置に形成されている。また、フランジ41には、フランジ31と同様に、防塵リング6の取付作業を行うための6つの切欠部43が周方向に間隔を空けて形成されている(図5に1つだけ図示)。各切欠部43は、フランジ41の半径方向外方に開口すると共にフランジ41を厚み方向に貫通するように形成されている。フランジ31とフランジ41とを重ね合わせたときに、両者の切欠部33、43とが重なるように形成されている。
The
防塵リング6は、環状に形成されたゴム製の環状ゴム61と、環状に形成された金属製の金属リング62とを有している。環状ゴム61は、相対的に小径の筒状部63と、相対的に大径のフランジ64と、筒状部63とフランジ64とを連結する可撓部65とを有している。筒状部63の先端周縁には内側に突出する係合爪部63aが全周に亘って形成されている。フランジ64は、平板状の部材であって、光軸Xを中心とした円環状に形成されている。金属リング62は、環状ゴム61のフランジ64と同様の形状をしている。金属リング62には、防塵リング6をレンズフード22にネジで取り付ける際にネジが貫通する貫通孔62aが周方向に間隔を空けて複数形成されている。この金属リング62は、フランジ64の前面に取り付けられている。このように構成された防塵リング6は、筒状部63が1群ホルダ4の本体部40に挿通され、係合爪部63aが突起部40aに係合している。一方、防塵リング6のフランジ64は、レンズフード22の取付面22dにネジ67で取り付けられている。こうして、防塵リング6は、1群レンズ保持部材15と外装部材2とに取り付けられ(詳しくは、1群ホルダ4とレンズフード22とに取り付けられ)、1群レンズ保持部材15と外装部材2との間の隙間を塞いでいる。この防塵リング6は可撓性を有するため、1群レンズ保持部材15が外装部材2に対して光軸X方向へ相対移動する際に、その相対移動を阻害することがない。詳しくは、レンズ鏡筒1が広角撮影状態のときには、図4に示すように、可撓部65が比較的撓んだ状態となり、レンズ鏡筒1が望遠撮影状態のときには、図6に示すように、防塵リング6の可撓部65が比較的延びた状態となる。
The dust-
このように構成された1群ホルダ4に、1群レンズ枠3が取り付けられる。詳しくは、1群レンズ枠3のフランジ31と1群ホルダ4のフランジ41とが重ね合わされた状態でネジ34によりネジ止めされる。尚、フランジ31とフランジ41との間にはOリング38が挟持されている。
The first
ここで、1群レンズ枠3を1群ホルダ4に取り付ける際には、1群レンズ枠3の取付精度が求められる。そのため、1群レンズ枠3及び1群ホルダ4には、1群レンズ枠3の、1群ホルダ4に対する位置を調整可能な位置調整機構7が設けられている。図7はレンズ鏡筒の分解斜視図であり、図8は位置調整機構の拡大図であり、図9は第1及び第2カムを示す図であって、(A)は正面図で、(B)は下面図である。尚、図7においては、レンズフード22や1群枠化粧リング15aを省略している。
Here, when the first
位置調整機構7は、1群ホルダ4のフランジ41の前面に設けられた、回転軸71、第1カム72及び第2カム73と、1群レンズ枠3のフランジ31に形成された、該回転軸71と係合する支持孔81、該第1カム72と係合する第1カム孔82及び該第2カム73と係合する第2カム孔83とで構成されている。この回転軸71と支持孔81とで支持部を構成する。
The
回転軸71は、円柱状のピンであって、フランジ41に設けられている。回転軸71は、フランジ41に形成された挿入孔に圧入されている。
The rotating
第1カム72は、図9に示すように、円柱状の軸部72aと、軸部72aの一端に設けられた本体部72bとを有している。本体部72bの中心は、軸部72aの軸心Yに対して偏心している。また、本体部72bの先端には、六角星形の孔72cが形成されている。この六角星形の孔72cの軸心と軸部72aの軸心Yとは一致している。第1カム72は、フランジ41に形成された挿入孔に圧入されている。六角星形の孔72cに専用の工具を差し込み、該工具を回すことによって、第1カム72は軸部72aの軸心Y(以下、回転中心Yともいう)を中心に回転する。このとき、本体部72bは、軸部72aの回転中心Yに対して偏心回転する。
As shown in FIG. 9, the
第1カム72の形状を詳しく説明すると、軸部72aの回転中心Yに直交する平面で切断した本体部72bの断面形状は、回転中心Yと本体部72bの中心とを結ぶ直線(図9中の一点鎖線Z)に対して線対称となっている。また、該断面形状において、任意の或る方向への本体部72bの幅は、本体部72bが偏心回転しても、略一定となっている。すなわち、図9において、本体部72bが偏心回転する前と、本体部72bが例えば時計回りに30度だけ偏心回転した場合とで、例えば図9における上下方向への本体部72bの幅はほとんど変わらない。さらに、本体部72bの外周面には、後述するように1群レンズ枠3が当接することになるが、本体部72bが偏心回転することによって1群レンズ枠3を移動させるリフト量は、本体部72bの回転角度に略比例するように、本体部72bの外周形状が形成されている。
The shape of the
第2カム73は、第1カム72と同様の形状をしている。すなわち、第2カム73は、円柱状の軸部73aと、軸部73aの一端に設けられた本体部73bとを有している。本体部73bの中心は、軸部73aの軸心Yに対して偏心しており、本体部73bの先端には、六角星形の孔73cが形成されている。第2カム73は、フランジ41に形成された挿入孔に圧入されている。六角星形の孔73cに専用の工具を差し込み、該工具を回すことによって、第2カム73は軸部73aの軸心Yを中心に回転する。本体部73bの形状は、上記第1カム72の本体部72bと同様の形状をしている。
The
回転軸71と第2カム73とは、図8に示すように、光軸X(詳しくは、1群ホルダ4の本体部40の軸心)を挟んで相対向する位置に設けられている。そして、第1カム72は、周方向において、回転軸71と第2カム73との略中間位置に設けられている。尚、回転軸71と光軸Xと第2カム73とが一直線上に並んでいることが好ましい。また、回転軸71と光軸Xとを結ぶ直線と、第1カム72と光軸Xとを結ぶ直線とのなす角が90度となっている(すなわち、第2カム73と光軸Xとを結ぶ直線と、第1カム72と光軸Xとを結ぶ直線とのなす角が90度となっている)ことが好ましい。
As shown in FIG. 8, the
一方、1群レンズ枠3のフランジ31には、これら回転軸71、第1カム72及び第2カム73に対応する位置にそれぞれ、支持孔81、第1カム孔82及び第2カム孔83がフランジ31の厚さ方向に貫通形成されている。すなわち、支持孔81と第2カム孔83とは、光軸X(詳しくは、1群レンズ枠3の本体部30の軸心)を挟んで相対向する位置に設けられている。そして、第1カム孔82は、周方向において、支持孔81と第2カム孔83との略中間位置に設けられている。尚、支持孔81と光軸Xと第2カム孔83とが一直線上に並んでいることが好ましい。また、支持孔81と光軸Xとを結ぶ直線と、第1カム孔82と光軸Xとを結ぶ直線とのなす角が90度となっている(すなわち、第2カム孔83と光軸Xとを結ぶ直線と、第1カム孔82と光軸Xとを結ぶ直線とのなす角が90度となっている)ことが好ましい。
On the other hand, the
ここで、支持孔81は、相対向する平行な2つの側面81a,81bを有する長孔であって、2つの側面81a,81bの間隔は、回転軸71の外径と一致している。支持孔81は、支持孔81と第2カム孔83とを結ぶ方向、即ち、回転軸71と第2カム73とを結ぶ方向に延びている。
Here, the
第1カム孔82は、相対向する平行な2つの側面82a,82bを有する長孔であって、2つの側面82a,82bの間隔は、第1カム72の本体部72bの幅よりも若干大きくなっている。第1カム孔82は、支持孔81と平行に延びている。すなわち、第1カム孔82は、支持孔81と第2カム孔83とを結ぶ方向と平行に、即ち、回転軸71と第2カム73とを結ぶ方向と平行に延びている。
The
第2カム孔83は、相対向する平行な2つの側面83a,83bを有する長孔であって、2つの側面83a,83bの間隔は、第2カム73の本体部73bの幅よりも若干大きくなっている。第2カム孔83は、支持孔81と第2カム孔83とを結ぶ直線に直交する方向、即ち、回転軸71と第2カム73とを結ぶ直線に直交する方向に延びている。
The
このように構成された支持孔81、第1カム孔82及び第2カム孔83には、1群レンズ枠3を1群ホルダ4に取り付けることで、回転軸71、第1カム72及び第2カム73がそれぞれ嵌り込むようになっている。このとき、第1カム72は第1カム孔82の内側の側面82aに当接し、第2カム73は第2カム孔83の内側の側面83aに当接するようになっている。この第1カム孔82の内側の側面82aが第1当接面を構成し、第2カム孔83の内側の側面83aが第2当接面を構成する。
By attaching the first
1群レンズ枠3の1群ホルダ4への取付は、ネジ34と板バネ35によって行われる。1群レンズ枠3のフランジ31と1群ホルダ4のフランジ41とを重ね合わせた状態で、ネジ34が、フランジ31の貫通孔32に挿通され、フランジ41のネジ孔42にねじ込まれる。このとき、ネジ34の頭とフランジ31との前面との間には板バネ35が挟持されている。
The first
板バネ35は、ネジ34が貫通するネジ押さえ部35aとネジ押さえ部35aから延びる2本の脚部35b,35bとを有している。各脚部35bには、フランジ31の前面に設けられた位置決めピン36が嵌る位置決め孔35cが形成されている。さらに詳しくは、一方の脚部35bの位置決め孔35cは、位置決めピン36と同様の円形状をしており、他方の脚部35bの位置決め孔35cは、位置決めピン36が嵌る程度の幅を有する長孔形状をしている。ネジ押さえ部35aは、脚部35b,35bの先端部よりも前側に突出している。まず、このように構成された板バネ35を、位置決め孔35c,35cが位置決めピン36,36に嵌るようにしてフランジ31の前面に設置する。そして、ネジ34をネジ押さえ部35aの貫通孔及びフランジ31の貫通孔32に挿通し、フランジ41のネジ孔42に螺合させる。この状態からネジ34を締め付けると、板バネ35のネジ押さえ部35aがフランジ31に近接していき、板バネ35の脚部35b,35bの弾性力によってフランジ31がフランジ41に押圧される。このとき、脚部35bに形成された一方の位置決め孔35cが長孔形状に形成されているため、一方の脚部35bが位置決め孔35cと位置決めピン36との係合を維持したままスライドすることによって、ネジ押さえ部35aが押圧されることによる板バネ35の変形を吸収することができる。こうして、板バネ35の弾性力によってフランジ31をフランジ41に仮止めした状態で、1群レンズ枠3の取付位置を位置調整機構7により調整する。
The
詳しくは、レンズ鏡筒1内に、1群レンズ11〜4群レンズ14を組み込んだ状態において、レンズ鏡筒1の光軸Xのずれ量を光学的に求め、さらに、1群レンズ枠3の位置調整量を求める。1群レンズ枠3の位置調整量としては、回転軸71を中心とした回転方向(図8中の矢印Aの方向。以下、単に「A方向」ともいう。)への1群レンズ枠3の調整量と、回転軸71と第2カム73とを結ぶ方向(図8中の矢印Bの方向。以下、単に「B方向」ともいう。)への1群レンズ枠3の調整量とが求められる。
Specifically, in the state in which the
そして、1群レンズ枠3のA方向への調整量に応じて、第1カム72を回転操作する。第1カム72を回転させると、本体部72bが偏心回転する。本体部72bには第1カム孔82が係合しているため、本体部72bの偏心回転に応じて1群レンズ枠3が移動する。詳しくは、本体部72bは第1カム孔82の半径方向内側の側面82aに当接しており且つ、該側面82aは第1カム72と光軸Xとを結ぶ直線に直交しているため、第1カム孔82の側面82aは、偏心回転する本体部72bによって第1カム72と光軸Xとを結ぶ方向に押圧される。ここで、支持孔81が回転軸71に係合し且つ第2カム孔83が第2カム73に係合しているため、1群レンズ枠3は、これら支持孔81及び回転軸71と、第2カム孔83及び第2カム73とに規制された状態で移動する。詳しくは、第2カム孔83が回転軸71と第2カム73とを結ぶ直線に直交する方向、即ち、第1カム72と光軸Xとを結ぶ方向に延びていると共に、回転軸71が円柱状であるため、本体部72bにより第1カム72と光軸Xとを結ぶ方向に押圧された1群レンズ枠3は、回転軸71を中心に第1カム72と光軸Xとを結ぶ方向、即ち、A方向へ回転移動する。こうして、第1カム72を回転操作することによって、1群レンズ枠3のA方向の位置を調整することができる。
Then, the
ここで、第1カム72の本体部72bの外周形状は、上述の如く、第1カム72の回転角度に対する、1群レンズ枠3を移動させるリフト量が略比例するように形成されている。そのため、第1カム72の回転量に応じた量だけ1群レンズ枠3がA方向へ移動するため、1群レンズ枠3のA方向への位置調整が容易になる。
Here, the outer peripheral shape of the
次に、1群レンズ枠3のB方向への調整量に応じて、第2カム73を回転操作する。第2カム73を回転させると、本体部73bが偏心回転する。本体部73bには、第2カム孔83が係合しているため、本体部73bの偏心回転に応じて1群レンズ枠3が移動する。詳しくは、本体部73bは第2カム孔83の半径方向内側の側面83aに当接しており且つ、該側面83aは第2カム73と光軸Xとを結ぶ直線に直交しているため、第2カム孔83の側面83aは、偏心回転する本体部73bによって第2カム73と光軸Xとを結ぶ方向に押圧される。ここで、支持孔81が回転軸71に係合し且つ第1カム孔82が第1カム72に係合しているため、1群レンズ枠3は、これら支持孔81及び回転軸71と、第1カム孔82及び第1カム72とに規制された状態で移動する。詳しくは、支持孔81が回転軸71と第2カム73とを結ぶ方向に延びていると共に、第1カム孔82が回転軸71と第2カム73とを結ぶ方向に延びているため、本体部73bにより第2カム73と光軸Xとを結ぶ方向に押圧された1群レンズ枠3は、第2カム73と光軸Xとを結ぶ方向、即ち、B方向へ直進移動する。こうして、第2カム73を回転操作することによって、1群レンズ枠3のB方向の位置を調整することができる。
Next, the
このように、第1カム72及び第2カム73を回転操作することによって、1群レンズ枠3のA方向及びB方向への位置を調整し、レンズ鏡筒1の光軸を調整することができる。
Thus, by rotating the
1群レンズ枠3の位置調整が完了すると、ネジ34を最後まで締め付けて、フランジ31をネジ34によりフランジ41に固定する。さらに、最終的には、図1に示すように、1群枠化粧リング15aを1群レンズ枠3の前面に取り付け、ネジ34や板バネ35や位置調整機構7が前方から見えないようにする。ただし、図3,8では、1群枠化粧リング15aの図示を省略している。
When the position adjustment of the first
したがって、本実施形態によれば、1群ホルダ4に設けた回転軸71を1群レンズ枠3に形成した長孔状の支持孔81に係合させることによって、1群レンズ枠3を1群ホルダ4に対して、光軸Xに直交する平面内において、支持孔81の延びる方向へ進退自在に且つ、回転軸71回りに回転自在に支持することができる。そして、1群ホルダ4に設けた第1カム72及び第2カム73をそれぞれ1群レンズ枠3の、光軸Xと平行な側面に当接させることによって、該第1カム72及び第2カム73を回転操作することで、1群レンズ枠3を光軸Xに直交する平面内で移動させることができる。このとき、1群レンズ枠3は、回転軸71、第1カム72及び第2カム73の3点で支持されているため、1群レンズ枠3の位置を安定して決めることができる。このように、第1カム72及び第2カム73は、1群レンズ枠3を移動させる押圧手段として機能すると共に、1群レンズ枠3を支持する支持手段としても機能する。その結果、1群レンズ枠3の位置を調整する位置調整機構7を簡易な構成で実現することができる。
Therefore, according to the present embodiment, by engaging the
また、第1カム孔82の延びる方向(即ち、長孔が延びる方向)を支持孔81の延びる方向(即ち、長孔が延びる方向)と平行に、詳しくは、第1カム孔82の側面82aを支持孔81の延びる方向と平行に形成することによって、第2カム73を回転操作したときに、1群レンズ枠3を支持孔81が延びる方向へ進退移動させることができる。例えば、1群レンズ枠3を回転させながら進退移動させると、1群レンズ枠3の位置の算出が煩雑となるが、1群レンズ枠3を進退移動だけさせる場合には、1群レンズ枠3の位置を容易に求めることができる。その結果、1群レンズ枠3の位置を容易に調整することができる。
Further, the direction in which the
さらに、第2カム孔83の延びる方向(即ち、長孔が延びる方向)を、回転軸71と第2カム73とを結ぶ方向に対して直交させる、即ち、第2カム孔83の側面83aを回転軸71と第2カム73とを結ぶ方向に対して直交させることによって、第1カム72を回転操作したときに、1群レンズ枠3を回転軸71を中心に第2カム孔83の延びる方向へ回転させることができる。このように、1群レンズ枠3を回転移動だけさせることによって、1群レンズ枠3の位置を容易に求めることができる。その結果、1群レンズ枠3の位置を容易に調整することができる。
Further, the direction in which the
つまり、回転軸71、第1カム72、第2カム73、支持孔81、第1カム孔82及び第2カム孔83の配置、並びに支持孔81、第1カム孔82及び第2カム孔83の形状を本実施形態のように構成することによって、第1カム72及び第2カム73をそれぞれ回転操作したときの1群レンズ枠3の移動態様を単純にすることができ、1群レンズ枠3の位置を容易に調整することができる。
That is, the arrangement of the
さらに、回転軸71及び支持孔81と、第2カム73及び第2カム孔83とを光軸Xを挟んで対向する位置に設け、第1カム72及び第1カム孔82を光軸X回りの周方向において回転軸71及び支持孔81と、第2カム73及び第2カム孔83との中間位置に設けると共に、支持孔81及び第1カム孔82を支持孔81と第2カム孔83とを結ぶ方向(即ち、回転軸71と第2カム73とを結ぶ方向)に延びるように形成し且つ、第2カム孔83を支持孔81と第2カム孔83とを結ぶ方向(即ち、回転軸71と第2カム73とを結ぶ方向)に直交する方向に延びるように形成することによって、第1カム72及び第2カム73を回転操作することで、1群レンズ枠3を光軸Xにおいて直交する2つの方向、即ち、A方向とB方向とに移動させることができる。こうして、1群レンズ枠3を、光軸Xに直交する平面内で直交する2つの方向に移動させることによって、1群レンズ枠3を該平面上の任意の位置に容易に移動させることができる。
Further, the
ここで、1群レンズ枠3のA方向への移動量は、回転軸71と光軸Xとの距離(即ち、1群レンズ枠3の回転半径)に比べて微小にできるため、1群レンズ枠3のA方向への移動を直線に近似することができる。その結果、1群レンズ枠3の調整量をより簡単に求めることができる。
Here, the amount of movement of the first
また、回転軸71及び支持孔81と、第2カム73及び第2カム孔83とを光軸Xを挟んで対向する位置に設けることによって、第2カム孔83の第2カム73に対する移動量を回転軸71と第2カム73との距離(即ち、回転半径)に対して微小にすることができる。そのため、第2カム孔83の第2カム73に対する移動を直線に近似することができ、第2カム孔83を直線状の長孔に形成することができる。その結果、第2カム孔83の形成を容易に行うことができる。
Further, by providing the
また、第1カム72及び第2カム73を偏心ピンで構成することによって、回転操作という簡単な操作で、1群レンズ枠3の位置を調整することができる。さらに、第1カム72及び第2カム73を、それらの軸心Yが光軸Xと平行になるように配設することによって、レンズ鏡筒1に対して前後方向に工具を挿入して第1カム72及び第2カム73を回転操作することができる。つまり、外装部材2を取り付けた状態で、1群レンズ枠3の位置調整を行うことができる。
Further, by configuring the
《その他の実施形態》
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
<< Other Embodiments >>
The present invention may be configured as follows with respect to the above embodiment.
上記実施形態では、第1レンズ枠3の取付位置を位置調整機構7で調整しているが、これに限られるものではない。例えば、2群〜4群レンズ12〜14の何れかを枠体等のレンズ取付部材に取り付け、該レンズ取付部材を筒状体等の基材に取り付ける構成において、該レンズ取付部材の取付位置を位置調整機構7で調整するようにしてもよい。すなわち、位置調整機構は、1群レンズ11に関する取付位置を調整するものに限られない。
In the above embodiment, the mounting position of the
また、上記実施形態では、レンズ鏡筒1の光軸のずれ量を光学的に測定して、1群レンズ枠3の位置調整量を求めているが、これに限られるものではない。例えば、1群レンズ枠3の側面に形成した基準面と、1群ホルダ4の側面に形成した基準面との位置をダイヤルゲージ等で機械的に測定して、両者の位置関係に基づいて1群レンズ枠3の位置調整量を求める構成であってもよい。かかる構成の場合、1群レンズ枠3が1群ホルダ4に対して精度よく取り付けられることになる。
Further, in the above embodiment, the positional adjustment amount of the first
さらに、回転軸71、第1カム72、第2カム73、支持孔81、第1カム孔82及び第2カム孔83の配置及び形状は上記の構成に限られるものではない。
Furthermore, the arrangement and shape of the
例えば、支持孔81、第1カム孔82及び第2カム孔83は長孔に形成されているが、直線状の長孔でなくてもよい。支持孔81が、曲線状に延びる長孔の場合、1群レンズ枠3は、回転軸71に回りに回転自在に且つ支持孔81に沿って曲線状に進退自在に支持されることになる。また、1群レンズ枠3の移動量は回転軸71と第2カム73の距離よりも微小であるため、第2カム孔83を直線状の長孔に形成しているが、第2カム孔83を回転軸71を中心とする円弧状の長孔に形成してもよい。
For example, the
また、第1カム孔82及び第2カム孔83の幅は、第1カム72及び第2カム73の幅よりも少し大きくしているが、これに限られるものではない。すなわち、第1カム孔82及び第2カム孔83の幅を、第1カム72及び第2カム73の幅と一致させてもよい。しかし、この場合、第1カム72及び第2カム73をそれぞれ、第1カム孔82及び第2カム孔83に軽圧入しなければならない。第1カム孔82及び第2カム孔83に軽圧入する構成の場合、第1カム72及び第2カム73を回転操作して1群レンズ枠3を移動させる際にヒステリシスが生じてしまう。そのため、この点においては、第1カム孔82及び第2カム孔83の幅を第1カム72及び第2カム73の幅よりも少し大きくして、第1カム72及び第2カム73を、第1カム孔82の内側の側面82a及び第2カム孔83の内側の側面83aのように、一方の側面に常に当接させる構成の方が好ましい。
Moreover, although the width of the
さらに、第1カム72及び第2カム73の形状は上記の形状に限られるものではない。回転操作されることで1群レンズ枠3を移動させることができる形状であれば、任意の形状を採用することができる。
Further, the shapes of the
さらにまた、第1カム72及び第2カム73は、偏心ピンで構成されているが、これに限られるものではない。第1カム72及び第2カム73は、頭部が軸部に対して偏心して設けられたネジで構成されていてもよい。その場合、軸部の先端側にだけネジを形成し、頭部が設けられた基端側は円柱状に形成すると共に、1群ホルダ4には、軸部のネジが螺合するネジ穴と円柱状の基端部が嵌合する位置決め孔を形成する。こうすることで、第1カム72及び第2カム73をネジで構成する場合であっても、第1カム72及び第2カムの位置精度を確保することができる。
Furthermore, although the
また、上記実施形態では、回転軸71が1群ホルダ4に設けられ、支持孔81が1群レンズ枠3に形成されているが、回転軸71を1群レンズ枠3に設け、支持孔81を1群ホルダ4に形成してもよい。
In the above embodiment, the
さらに、第1カム72及び第2カム73は、第1カム孔82や第2カム孔83のような孔に係合する必要はない。例えば、第1カム72及び第2カム73は、単に1群レンズ枠3の側周面に当接する構成であってもよい。すなわち、第1カム72及び第2カム73は、1群レンズ枠3を光軸Xに直交する平面内で移動させるように1群レンズ枠3を押圧できる構成であれば、任意の構成を採用することができる。
Further, the
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。 In addition, the above embodiment is an essentially preferable illustration, Comprising: It does not intend restrict | limiting the range of this invention, its application thing, or its use.
以上説明したように、本発明は、レンズが取り付けられるレンズ取付部材と、上記レンズ取付部材が取り付けられる基材とを備えたレンズ鏡筒について有用である。 As described above, the present invention is useful for a lens barrel that includes a lens attachment member to which a lens is attached and a base material to which the lens attachment member is attached.
X 光軸
1 レンズ鏡筒
3 1群レンズ枠(レンズ取付部材)
4 1群ホルダ(基材)
7 位置調整機構
71 回転軸(支持部)
72 第1カム
73 第2カム
81 支持孔(支持部)
4
7
72
Claims (7)
レンズが取り付けられるレンズ取付部材と、
上記レンズ取付部材が取り付けられる基材と、
上記レンズ取付部材の上記基材への取付位置を調整する位置調整機構とを備え、
上記位置調整機構は、
上記レンズ取付部材を上記光軸に直交する平面内で、進退自在且つ回転自在に支持する支持部と、
上記レンズ取付部材に当接して設けられ、回転操作されることで該レンズ取付部材を押圧して上記光軸に直交する平面内で移動させる第1カムと、
上記レンズ取付部材の、上記第1カムとは異なる部分に当接して設けられ、回転操作されることで該レンズ取付部材を押圧して上記光軸に直交する平面内で移動させる第2カムとを有しているレンズ鏡筒。 A lens barrel configured to move the lens in the optical axis direction;
A lens mounting member to which the lens is mounted;
A substrate to which the lens mounting member is mounted;
A position adjusting mechanism for adjusting the mounting position of the lens mounting member to the base material,
The position adjustment mechanism is
A support portion for supporting the lens mounting member in a plane perpendicular to the optical axis so as to be movable forward and backward and rotatable;
A first cam which is provided in contact with the lens mounting member and is operated to rotate and press the lens mounting member to move in a plane perpendicular to the optical axis;
A second cam that is provided in contact with a portion of the lens mounting member that is different from the first cam, and that is rotated to press the lens mounting member to move in a plane perpendicular to the optical axis; A lens barrel.
上記支持部は、上記基材に設けられた回転軸と、上記レンズ取付部材に形成されて該回転軸に係合する長孔とを有し、該レンズ取付部材を該長孔に沿って進退自在に支持すると共に該回転軸回りに回転自在に支持するレンズ鏡筒。 The lens barrel according to claim 1,
The support part has a rotation shaft provided on the base material and a long hole formed in the lens mounting member and engaged with the rotation shaft, and the lens mounting member is advanced and retracted along the long hole. A lens barrel that freely supports and rotatably supports the rotation axis.
上記レンズ取付部材のうち上記第1カムが当接する面である第1当接面は、上記長孔が延びる方向と平行となっているレンズ鏡筒。 The lens barrel according to claim 2,
A lens barrel in which a first contact surface, which is a surface with which the first cam contacts, of the lens mounting member is parallel to a direction in which the elongated hole extends.
上記レンズ取付部材のうち上記第2カムが当接する面である第2当接面は、上記支持部と上記第2カムとを結ぶ方向を向いているレンズ鏡筒。 In the lens barrel according to any one of claims 1 to 3,
A lens barrel in which a second abutting surface, which is a surface with which the second cam abuts, of the lens mounting member faces a direction connecting the support portion and the second cam.
上記第2カムは、上記光軸を挟んで上記支持部と対向する位置に設けられているレンズ鏡筒。 In the lens barrel according to any one of claims 1 to 4,
The second cam is a lens barrel provided at a position facing the support portion across the optical axis.
上記第1カムは、上記光軸回りの周方向において、上記支持部と上記第2カムとの中間位置に設けられているレンズ鏡筒。 In the lens barrel according to claim 5,
The first cam is a lens barrel provided in an intermediate position between the support portion and the second cam in a circumferential direction around the optical axis.
上記第1及び第2カムは、上記レンズ取付部材と当接する本体部と、該本体部の中心から偏心した位置に設けられた軸部とを有する偏心ピンで構成されているレンズ鏡筒。 In the lens barrel according to any one of claims 1 to 6,
The first and second cams are lens barrels constituted by an eccentric pin having a main body portion that comes into contact with the lens mounting member and a shaft portion provided at a position eccentric from the center of the main body portion.
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