JP2010255521A - 還元剤供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体還元剤の回収後に、フィルタ収容部内に液体還元剤が残留した場合であっても、下流側の還元剤通路に液体還元剤が流出しにくい還元剤供給装置を提供する。
【解決手段】液体還元剤を収容する貯蔵タンクと、貯蔵タンク内の液体還元剤を圧送する還元剤圧送手段と、液体還元剤を内燃機関の排気通路に噴射する還元剤噴射手段と、を備え、液体還元剤の噴射停止時に供給経路内の液体還元剤を貯蔵タンク内に回収可能な還元剤供給装置において、還元剤圧送手段と還元剤噴射手段との間の還元剤通路の途中にフィルタ収容部が設けられ、フィルタ収容部内に、一端側が蓋部によって閉塞されるフィルタ本体を有する異物捕集フィルタが備えられ、異物捕集フィルタの一端側を還元剤噴射手段側に配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体還元剤を内燃機関の排気通路に噴射供給する還元剤供給装置に関する。特に、還元剤通路に異物捕集フィルタを備えるとともに、液体還元剤の噴射停止時に液体還元剤を貯蔵タンク内に回収可能な還元剤供給装置に関する。
従来、ディーゼルエンジン等の内燃機関から排出される排気ガスには、環境汚染を及ぼすおそれのあるNOX(NOやNO2等の窒素酸化物)が含まれている。このNOXを還元して排気ガスを浄化するために用いられる排気浄化装置として、尿素水溶液等の液体還元剤を用いた排気浄化装置が知られている。この排気浄化装置は、液体還元剤を還元触媒の上流側で排気通路内に噴射供給し、還元触媒に流入してくるNOXを還元剤によって分解して放出するものである。
このような排気浄化装置に用いられる還元剤供給装置は、液体還元剤を収容する貯蔵タンクと、貯蔵タンク内の液体還元剤を圧送する還元剤圧送ポンプと、圧送される液体還元剤を排気通路内に噴射する還元剤噴射弁とを備えている。この還元剤供給装置において、還元剤圧送ポンプと還元剤噴射弁との間の還元剤通路や還元剤噴射弁内で、液体還元剤の凍結や結晶化による詰まりが生じると、排気ガス中のNOX量に応じた液体還元剤の噴射ができなくなり、NOXの浄化が不十分となるおそれがある。そのため、還元剤供給装置は、内燃機関の停止時に、還元剤通路や還元剤噴射弁内に残留する液体還元剤を貯蔵タンク内に回収できるように構成されている(特許文献1参照)。
特開2008−291678号公報 (図1)
ところで、還元剤圧送ポンプと還元剤噴射弁との間の還元剤通路に、液体還元剤に混じった異物を捕集するためのフィルタとして、一端側が蓋部で閉塞されたフィルタ本体を有する異物捕集フィルタが備えられる場合がある。このようなフィルタ本体を有する異物捕集フィルタを用いる場合、例えば、燃料タンクや還元剤圧送ポンプ側から異物が還元剤噴射弁側に流出することを考慮して、通常、異物捕集フィルタにおける蓋部によって閉塞された一端側が、液体還元剤の流れの上流側、すなわち、還元剤圧送ポンプ側に配置される。そして、還元剤圧送ポンプによって還元剤噴射弁に向けて圧送される液体還元剤が、フィルタ本体を外側から内側に通過することで、液体還元剤中の異物が捕集される。
図7は、従来の異物捕集フィルタ150の配置構造を表す概略断面図を示している。この図7では、還元剤通路145の途中にフィルタ収容部141が設けられ、このフィルタ収容部141内に異物捕集フィルタ150が備えられている。異物捕集フィルタ150は、蓋部153によって閉塞された一端側が還元剤圧送ポンプ側となるようにフィルタ収容部141内に配置されている。液体還元剤が還元剤噴射弁に向けて流れる際の、異物捕集フィルタ150からの出口となる異物捕集フィルタ150の他端側の中央部に対応して、フィルタ収容部141には開口部163が設けられ、フィルタ収容部141と下流側の還元剤通路145とはコネクタ161によって連結されている。
しかしながら、図7に示す異物捕集フィルタの配置構造では、内燃機関の停止時に液体還元剤を貯蔵タンクに回収したときに、フィルタ収容部141内に残留してしまった液体還元剤が、異物捕集フィルタ150のフィルタ本体151の中央開口151aからフィルタ収容部141の開口部163を介して下流側の還元剤通路145に流出しやすい。そのため、内燃機関の停止中に、下流側の還元剤通路145や還元剤噴射弁内で液体還元剤の凍結や結晶化が起きて、次回内燃機関を始動したときに液体還元剤の噴射供給を開始できなくなるおそれがある。特に、乗用車に搭載される還元剤供給装置は、小型化の要求に対応するために、還元剤通路の加熱手段が省略される場合が多く、還元剤通路内で液体還元剤の凍結が起きると強制解凍が困難であり、液体還元剤の噴射供給を開始できないという問題がある。
そこで、本発明の発明者は鋭意努力し、還元剤通路の途中のフィルタ収容部に備えられる異物捕集フィルタを、従来と逆方向に配置することでこのような問題が解決できることを見出し、本発明を完成させたものである。すなわち、本発明の目的は、液体還元剤の回収後に、フィルタ収容部内に液体還元剤が残留した場合であっても、下流側の還元剤通路に液体還元剤が流出しにくい還元剤供給装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、液体還元剤を収容する貯蔵タンクと、貯蔵タンク内の液体還元剤を圧送する還元剤圧送手段と、液体還元剤を内燃機関の排気通路に噴射する還元剤噴射手段と、を備え、液体還元剤の噴射停止時に供給経路内の液体還元剤を貯蔵タンク内に回収可能な還元剤供給装置において、還元剤圧送手段と還元剤噴射手段との間の還元剤通路の途中にフィルタ収容部が設けられ、フィルタ収容部内に、一端側が蓋部によって閉塞されるフィルタ本体を有する異物捕集フィルタが備えられ、異物捕集フィルタの一端側を還元剤噴射手段側に配置したことを特徴とする還元剤供給装置が提供され、上述した問題を解決することができる。
また、本発明の還元剤供給装置を構成するにあたり、フィルタ収容部は、異物捕集フィルタの一端側が対峙する面の中央部に還元剤通路に通じる開口部を備えることが好ましい。
また、本発明の還元剤供給装置を構成するにあたり、還元剤圧送手段が貯蔵タンクに装着されているとともに、フィルタ収容部が貯蔵タンクと一体に設けられていることが好ましい。
また、本発明の別の態様は、液体還元剤を収容する貯蔵タンクと、貯蔵タンク内の液体還元剤を圧送する還元剤圧送手段と、液体還元剤を内燃機関の排気通路に噴射する還元剤噴射手段と、を備え、液体還元剤の噴射停止時に供給経路内の液体還元剤を貯蔵タンク内に回収可能な還元剤供給装置において、還元剤圧送手段と還元剤噴射手段との間の還元剤通路の途中にフィルタ収容部が設けられ、フィルタ収容部内に、一端側が蓋部によって閉塞されるフィルタ本体を有する異物捕集フィルタが備えられ、異物捕集フィルタのフィルタ本体の中央開口空間と異物捕集フィルタよりも還元剤噴射弁側の還元剤通路とを直接連通させないように構成したことを特徴とする還元剤供給装置である。
本発明の還元剤供給装置によれば、フィルタ本体を有する異物捕集フィルタにおける、蓋部によって閉塞された一端側が還元剤噴射手段側に配置されることで、液体還元剤の回収後に異物捕集フィルタが収容されたフィルタ収容部内に液体還元剤が残留した場合であっても、異物捕集フィルタのフィルタ本体の中央開口から還元剤通路への液体還元剤の流出が低減される。したがって、内燃機関が停止している間に還元剤通路内で液体還元剤が凍結したり、溶媒の結晶化を生じたりすることがなく、内燃機関の再始動後に速やかに液体還元剤の噴射制御が再開される。
本発明の実施の形態にかかる還元剤供給装置の構成を説明するための図である。 第1の実施の形態のフィルタ収容部の周辺拡大断面図である。 液体還元剤が還元剤噴射弁側に圧送される状態を示す図である。 液体還元剤が貯蔵タンクに回収される状態を示す図である。 フィルタ収容部を傾けた構成例を説明するための図である。 第2の実施の形態にかかるフィルタ収容部の周辺拡大断面図である。 従来の異物捕集フィルタの配置構造を説明するための図である。
以下、本発明の還元剤供給装置に関する実施の形態について、適宜図面を参照しながら具体的に説明する。ただし、この実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。なお、それぞれの図中、同じ符号を付してあるものは同一の部材を示しており、適宜説明が省略されている。
[第1の実施の形態]
1.還元剤供給装置の基本的構成
まず、本発明の第1の実施の形態にかかる還元剤供給装置の構成例について図1に基づいて説明する。
図1に示す還元剤供給装置40は、液体還元剤として尿素水溶液を用いて、還元触媒13で排気ガス中のNOXを選択的に還元する排気浄化装置に備えられている。液体還元剤は、例えば、尿素水溶液やアンモニア水溶液等が用いられる。
この還元剤供給装置40は、還元触媒13よりも排気上流側の排気通路11に固定された還元剤噴射手段としての還元剤噴射弁43と、所定濃度の液体還元剤が貯蔵された貯蔵タンク41と、貯蔵タンク41内の還元剤を還元剤噴射弁43に対して圧送する還元剤圧送手段としてのポンプ42とを備えている。貯蔵タンク41とポンプ42との間には第1の還元剤通路44が接続され、ポンプ42と還元剤噴射弁43との間には第2の還元剤通路45が接続されている。
本実施形態の還元剤供給装置40を構成するポンプ42は貯蔵タンク41の上部に設けられたポンプ収容部41a内に備えられ、還元剤供給装置40全体として小型化が図られるとともに、運搬等が容易になっている。このポンプ42は、例えば、電動式のダイヤフラムポンプが用いられる。本実施形態の還元剤供給装置40では、第2の還元剤通路45に設けられた圧力センサ47のセンサ値が所定値に維持されるように、図示しない制御装置によってポンプ42のフィードバック制御が行われる。
また、ポンプ42の近傍には、ポンプ42の駆動による液体還元剤の流れを、液体還元剤が貯蔵タンク41側から還元剤噴射弁43側への正方向と、還元剤噴射弁43側から貯蔵タンク41側への逆方向とに切換えるための流路切換弁(図示せず)が設けられている。そのため、内燃機関の停止時等、液体還元剤の排気通路11への供給が行われないようなときに、還元剤噴射弁43や第2の還元剤通路45内に残留する液体還元剤が貯蔵タンク41に回収可能になっている。
ただし、液体還元剤を貯蔵タンク41内に回収可能にするには、流路切換弁を用いる以外にも、回転方向を逆転可能なポンプを用いてもよい。
還元剤噴射弁43は、例えば、弁の開閉が通電のON−OFFによって制御される電磁式の還元剤噴射弁が用いられる。本実施形態の還元剤供給装置40は、ポンプ42のフィードバック制御によって第2の還元剤通路45内の還元剤の圧力が所定値に維持され、還元剤噴射弁43が開弁したときに還元剤が排気通路11内に噴射される。
なお、本実施形態の還元剤供給装置40は、液体還元剤を還元剤噴射弁43から噴射して霧化させるものであるが、この種の還元剤供給装置40以外にも、例えば、高圧エアを用いて液体還元剤を霧状にした上で排気通路11内に供給する、エアアシスト式の還元剤供給装置とすることもできる。
2.異物捕集フィルタ
(1)基本的構成
ここで、貯蔵タンク41の上部には、ポンプ収容部41aに隣接してフィルタ収容部41bが設けられ、フィルタ収容部41bには異物捕集フィルタ50が収容されている。このフィルタ収容部41bは、ポンプ42よりも下流側の第2の還元剤通路45の途中に位置している。
図2は、貯蔵タンク41の上部に設けられたフィルタ収容部41bの周辺部の断面図を示している。フィルタ収容部41bは、異物捕集フィルタ50の外形に対応する内部空間を有しており、ポンプ収容部41a側の反対側には開口63が形成され、第2の還元剤通路45の一部を構成する配管49が接続されるコネクタ61が設けられている。
このフィルタ収容部41bの内部に収容された異物捕集フィルタ50は断面が星形のフィルタ本体51によって構成されている。異物捕集フィルタ50の一端側には蓋部としての閉塞キャップ53が設けられて中央開口空間51aが閉塞される。一方、異物捕集フィルタ50の他端側には中央開口空間51aのみを開放し、その周囲を覆う開口キャップ55が設けられている。この異物捕集フィルタ50そのものの構成は、従来から用いられる異物捕集フィルタと同様の構成であり、還元剤がフィルタを透過することで還元剤に含まれる異物が捕集される。また、還元剤が異物捕集フィルタ50を通過する際には、フィルタの粗さによって所定の抵抗を受ける。
(2)異物捕集フィルタの配置構成
本実施形態の還元剤供給装置40では、異物捕集フィルタ50が、閉塞キャップ53によって中央開口空間51aが閉塞された一端側が、コネクタ61側に対峙するように、フィルタ収容部41b内に配置されている。このように異物捕集フィルタ50をフィルタ収容部41bに配置した場合には、異物捕集フィルタ50のフィルタ本体51の中央開口空間51aと、配管49によって構成される異物捕集フィルタ50よりも下流側の第2の還元剤通路45とが直接連通されなくなる。
また、フィルタ収容部41bのコネクタ61側に形成された開口63の周囲には複数の通過開口65aを形成する突出部65が備えられ、異物捕集フィルタ50の閉塞キャップ53が当該突出部65の先端に当接した状態で固定されている。この突出部65により形成される複数の通過開口65aの合計面積は、異物捕集フィルタ50のフィルタ本体51の中央開口空間51aの断面積よりも小さくされている。
この突出部65は、異物捕集フィルタ50の閉塞キャップ53に一体に設けられていてもよい。
還元剤供給装置40が液体還元剤を排気通路11に供給する際には、図3(a)〜(b)に示すように、ポンプ42によって圧送される液体還元剤が、開口キャップ55に設けられた導入口55aによって異物捕集フィルタ50のフィルタ本体51の中央開口空間51aに導かれ、フィルタ本体51の内側から外側へ通過した後、通過開口65a及び開口63を通って配管49側に流れる。このとき、液体還元剤中に混入している異物は異物捕集フィルタ50で捕集される。
逆に、還元剤供給装置40による排気通路11への液体還元剤の供給が終了し、第2の還元剤通路45や還元剤噴射弁43内に残留する液体還元剤を貯蔵タンク41に回収する際には、図4(a)〜(b)に示すように、ポンプ42によって吸引される液体還元剤が、配管49内から開口63を介してフィルタ収容部41bに導かれ、複数の通過開口65aを通過した後、フィルタ本体51の外側から内側へ通過する。その後、液体還元剤は、フィルタ本体51の中央開口空間51aから開口キャップ55の導入口55aを介してポンプ42側に流れる。
このとき、フィルタ本体51の中央開口空間51aがポンプ42側に開放されているために、中央開口空間51a内の液体還元剤が吸引されて貯蔵タンク41内に回収されやすく、フィルタ収容部41b内での液体還元剤の残留が低減される。また、中央開口空間51aと異物捕集フィルタ50よりも下流側の第2の還元剤通路45とが直接連通されておらず、また、残留した還元剤はフィルタ本体51の有する抵抗によってフィルタ本体51の外側に流出しにくいために、回収される液体還元剤がフィルタ本体51の中央開口空間51a内に残留したとしても、下流側の第2の還元剤通路45に流出しにくくなる。したがって、異物捕集フィルタ50のフィルタ本体51の中央開口空間51a内から配管49側への液体還元剤の流出が抑えられる。
なお、フィルタ本体51の中央開口空間51aの断面積よりも小さい面積で形成される通過開口65aが設けられることで、液体還元剤の排気通路への供給時には、還元剤噴射弁43に向けて圧送される液体還元剤に生じる、ポンプ42の圧送による圧力脈動が抑えられるという効果も得られる。
3.フィルタ収容部の構成
これまで説明したフィルタ収容部41bは、異物捕集フィルタ50のフィルタ本体51の軸方向が貯蔵タンク41の底面に沿って水平方向に配置されるように構成されていたが、配管49が接続されるコネクタ61側の高さ位置がポンプ42側の高さ位置よりも高くなるようにフィルタ収容部41bを構成することで、液体還元剤の回収制御後における配管49内への液体還元剤の流出がさらに低減される。
例えば、図5(a)に示すように、フィルタ収容部41bのみを傾斜させて貯蔵タンク41を構成してもよいし、図5(b)に示すように、プレート67を用いてポンプ収容部41a及びフィルタ収容部41bを傾斜させて貯蔵タンク41を構成してもよい。
配管49が接続されるコネクタ61側の高さ位置がポンプ42側の高さ位置よりも高くなるようにフィルタ収容部41bが設けられれば、液体還元剤の回収後にフィルタ収容部41b内に液体還元剤が残留した場合であっても、コネクタ61側の開口63が上方に位置しているために、液体還元剤が開口63を介して配管49側に流出しにくくなる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態にかかる還元剤供給装置におけるフィルタ収容部101の構成を示している。
本実施形態では、異物捕集フィルタ110のフィルタ本体111として、星形の断面ではなく円形の断面のフィルタが用いられている。また、フィルタ本体111の一端側に固定された開口キャップ113が、配管49が接続されるコネクタ61側に配置され、フィルタ本体111の他端側に固定された閉塞キャップ115がポンプ収容部103側に配置され、異物捕集フィルタ110の配置方向が従来と同様にされている。
本実施形態の還元剤供給装置では、断面が円形状のフィルタ本体111の内部開口空間111aは、一端側に固定された開口キャップ113の開口部113aよりも大径にされている。そのため、フィルタ本体111の内部開口空間111aの最底部が、開口キャップ113の開口部113aの最下点の高さ位置よりも低い位置となるように構成されている。
このようにフィルタ収容部103が構成されていることで、液体還元剤の回収制御後にフィルタ本体111の内部開口空間111a内に液体還元剤が残留したとしても、開口キャップ113の開口部113aよりも下方側の内部開口空間111aの底部に液体還元剤が滞留することから、液体還元剤が第2の還元剤通路45側に流出することが防止される。フィルタ本体111の内部開口空間111a内から第2の還元剤通路45側への液体還元剤の流出を防止しやすくするためには、フィルタ本体111の最底部の高さ位置と開口キャップ113の開口部113aの最下点の高さ位置とのギャップを少なくとも5mm以上確保することが好ましい。
[第3の実施の形態]
本実施形態では、特に図示しないが、異物捕集フィルタの配置方向が従来のままとされつつ、すなわち、異物捕集フィルタのフィルタ本体の中央開口空間が第2の還元剤通路側に開放されているものの、第1の実施の形態で図5に示した構成と同様に、配管が接続されるコネクタ側の高さ位置がポンプ側の高さ位置よりも高くなるようにフィルタ収容部が構成されている。したがって、液体還元剤の回収制御後にフィルタ本体の中央開口空間内に液体還元剤が残留したとしてもポンプ収容部側に貯留することから、第2の還元剤通路側への液体還元剤の流出が容易に防止できる。
5:内燃機関、11:排気通路、13:還元触媒、40:還元剤供給装置、41:貯蔵タンク、41a:ポンプ収容部、41b:フィルタ収容部、42:ポンプ、43:還元剤噴射弁、44:第1の還元剤通路、45:第2の還元剤通路、47:圧力センサ、49:配管、50:異物捕集フィルタ、51:フィルタ本体、51a:中央開口空間、53:閉塞キャップ、55:開口キャップ、55a:導入口、61:コネクタ、63:開口、65:突出部、65a:通過開口、67:プレート、101:フィルタ収容部、103:ポンプ収容部、111:フィルタ本体、111a:内部開口空間、113:開口キャップ、113a:開口部、115:閉塞キャップ

Claims (4)

  1. 液体還元剤を収容する貯蔵タンクと、前記貯蔵タンク内の前記液体還元剤を圧送する還元剤圧送手段と、前記液体還元剤を内燃機関の排気通路に噴射する還元剤噴射手段と、を備え、前記液体還元剤の噴射停止時に供給経路内の前記液体還元剤を前記貯蔵タンク内に回収可能な還元剤供給装置において、
    前記還元剤圧送手段と前記還元剤噴射手段との間の還元剤通路の途中にフィルタ収容部が設けられ、前記フィルタ収容部内に、一端側が蓋部によって閉塞されるフィルタ本体を有する異物捕集フィルタが備えられ、
    前記異物捕集フィルタの前記一端側を前記還元剤噴射手段側に配置したことを特徴とする還元剤供給装置。
  2. 前記フィルタ収容部は、前記異物捕集フィルタの前記一端側が対峙する面の中央部に前記還元剤通路に通じる開口部を備えることを特徴とする請求項1に記載の還元剤供給装置。
  3. 前記還元剤圧送手段が前記貯蔵タンクに装着されているとともに、前記フィルタ収容部が前記貯蔵タンクと一体に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の還元剤供給装置。
  4. 液体還元剤を収容する貯蔵タンクと、前記貯蔵タンク内の前記液体還元剤を圧送する還元剤圧送手段と、前記液体還元剤を内燃機関の排気通路に噴射する還元剤噴射手段と、を備え、前記液体還元剤の噴射停止時に供給経路内の前記液体還元剤を前記貯蔵タンク内に回収可能な還元剤供給装置において、
    前記還元剤圧送手段と前記還元剤噴射手段との間の還元剤通路の途中にフィルタ収容部が設けられ、前記フィルタ収容部内に、一端側が蓋部によって閉塞されるフィルタ本体を有する異物捕集フィルタが備えられ、
    前記異物捕集フィルタの前記フィルタ本体の中央開口空間と前記異物捕集フィルタよりも前記還元剤噴射弁側の還元剤通路とを直接連通させないように構成したことを特徴とする還元剤供給装置。
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