JP2010249308A - 管継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内筒部及びその外側に同心円状に形成した外筒部との間に接続管挿入凹部を有する継手本体と、袋ナットとを備え、袋ナットに設けた接続管の挿入口を経由して内筒部と外筒部との間に接続管の先を挿入し、袋ナットを前記外筒部に螺合及び締め付けることで接続管を接続する管継手であって、袋ナットの接続管の挿入口は、内径形状が真円に対して部分的に外側に拡径した拡径部を形成し、接続管の先を挿入し、当該袋ナットの締め付けが不充分な場合には前記拡径部に対応したシール部から液モレが生じるようになっていることを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
この場合に接続管を管継手に差し込む際に充分に管継手の奥まで、差し込まれていないと、接続配管後に漏水トラブルが発生する原因となる。
特に、内筒部に接続管を案内しながら、この内筒部の外側に同心円状に設けた外筒部との間に接続管の先端部を挿入するタイプの管継手にあっては、接続管の先端部が外筒部の内側に差し込まれるので、この外筒部に遮られ、目視で差し込み確認するのが難しい。
また、特許文献2に示す技術では、漏水部を挿入ガイドに設けたものであり、多少の差し込み不足や締め付け不足によっては必ずしも正確な接続確認になるとは言えないものであった。
また、回動ロック手段は、継手本体の外筒部に貫通したロック孔を有し、袋ナットが初期状態から回動可能状態を経由して、所定量締め付けられると前記袋ナットの収納孔に収納されたロック部材が当該ロック孔に部分的に突出するようにしてもよい。
ここで、ロック部材が当該ロック孔に部分的に突出すると表現したのは、ロック部材が袋ナットに設けたロック部材収納孔から継手本体の外筒部に設けたロック孔に跨るようにロック部材を突出させる趣旨であり、これにより、袋ナットがロック部材とロック孔の干渉により回らなくなる。
袋ナットの締め付け不足により液モレが生じるようにする手段として、上記の他に、内筒部及びその外側に同心円状に形成した外筒部との間に接続管挿入凹部を有する継手本体と、袋ナットとを備え、袋ナットに設けた接続管の挿入口を経由して内筒部と外筒部との間に接続管の先を挿入し、袋ナットを前記外筒部に螺合及び締め付けることで接続管を接続する管継手であって、袋ナットの接続管の挿入口は、内径形状が真円に対して部分的に外側に拡径した拡径部を形成し、接続管の先を挿入し、当該袋ナットの締め付けが不充分な場合には前記拡径部に対応したシール部から液モレが生じるようにしてもよい。
ここで、袋ナットの接続管の挿入口形状を、真円に対して部分的に外側に拡径した拡径部を有するようにしたのは、樹脂製の接続管の先を、継手に差し込む場合に、接続管は袋ナットの挿入口内径形状に習いながら差し込まれる。
このときに、袋ナットの締め付けが不十分であれば、内筒部及びその外側に同心円状に形成した外筒部との間に設けた接続管挿入凹部に接続管を挿入しても、内筒部と接続管の間に設けたシール部が均一に押圧されずに、袋ナットの挿入口拡径部にならって挿入された部分から液漏れが生じることになる。
さらには、通水孔から外側に向けて締付確認漏水孔を貫通配設し、袋ナットの締め付けによりこの締付確認漏水孔を遮断シールする締付確認シール部材を取り付けておくと、通水試験にて容易に袋ナットの締め付け不具合を発見することができる。
本発明にあっては、袋ナットの接続管挿入口が真円になっていないので、袋ナットの締め付け不足の状態では、拡径部に対応したシール部が他の部分に比較して押圧力が不足し、液モレを生じさせるが袋ナットを正規に締め付けると、拡径部もシール部が押圧されるようになり、十分にシールされる。
これにより、袋ナットの締め付け不足を通水試験により、未然に防止できる。
管継手10は、貫通した通水孔27を有する継手本体20と継手本体20に螺合する袋ナット30を備えている。
袋ナット30にも接続管を挿通する挿入口32を有する。
管継手20の一方に雄ねじ部26を有し、他方に内筒部23とその外側に所定の間隔を隔てて外筒部22を有するタイプを示すが、少なくとも一方に内筒部と外筒部からなる接続管1の差し込み部を有する管継手であれば各種継手に適用される。
内筒部23の外周部には溝部23aを有し、この溝部23aにOリング等のシール部材60を取り付け、接続管1の内周面でシールする。
外筒部22は先端部よりに雄ねじ部22aを有し、雄ねじ部22aよりナット部21側であって、接続管挿入凹部28の底部28a付近に貫通した位置決め孔24と、この位置決め孔24とは異なる外周位置に貫通したロック孔25を有する。
外筒部22の位置決め孔24には位置決め部材52が内外方向に移動自在に取り付けられている。
位置決め部材52は、位置決め孔24の内側に位置する部分に、奥側に向かって内側に突出する傾斜面52aを有し、この傾斜面52aに接続管1の端部が摺接する。
位置決め部材52の厚みT1は、位置決め孔24の厚みT0に概ね合せてあり、T1の方がT0よりもやや大きくてもよい。
割リング40は、軸方向にスリット状の切欠き部41と先端側に傾斜面42を有し、本実施例では外周部に溝状の逃げ凹部43を有した例となっている。
袋ナット30の傾斜面35及び、割リング40の傾斜面42はともに先端側が内側に突出する方向の傾斜面になっていて、袋ナット30を継手本体20の雄ねじ部22aに螺合し、締め付けると傾斜面35,42が摺接し、割リング40が縮径し、接続管1を外側から締め付ける。
なお、袋ナットの締め付けにより接続管1を継手に接続できるものであれば、この割リング構造に限定されるものでなく、袋ナットの内側に押付歯を設けたもの等各種構造が採用される。
袋ナット30は、外周にナット部31とそれよりも継手本体20側にロック部材収納孔34を有し、その中に内外方向移動自在にロック部材51が収納されている。
ロック部材51の厚みT3は、ロック部材収納孔34の厚みT4よりも厚くなっている。
ロック部材51の外周側にはロック部材51を内側に押圧付勢する弾性材からなるリング状の押圧部材50を取り付ける。
図1(a)及び図2(a)に示すように初期状態では、位置決め部材52が押圧部材50により内側に押圧されたロック部材51により内側に押圧され、この位置決め部材52の先端が接続管挿入凹部28内に突出し、それにより、ロック部材51の厚みT4がロック部材収納孔34の厚みより厚いので、ロック部材51の一部が位置決め孔24に入り込み、袋ナット30の回動が規制されている。
この状態で、図1(b)及び図2(b)に示すように、接続管1がS1の方向に差し込み挿入されると、接続管1の先端部により、位置決め部材52がS2に示す方向の外側に押し出される。
すると、位置決め部材52の厚みT1が位置決め孔24の厚みT0よりも薄くはないので、ロック部材51の内側先端が位置決め孔24と干渉しなくなり、袋ナット30が回動可能になる。
従って、接続管1が接続管挿入凹部28の底部28aまで正常に差し込まれないと袋ナット30が回らないので容易に接続管1の差し込み確認ができる。
これにより、ロック部材51の先端部がロック孔25に干渉し、袋ナット30がそれ以上回動しないように規制される。
この袋ナット30の締め付け量を予め適正に設定することで、割リング40の縮径量を制御でき、容易に接続が完了する。
この端面凹部29は、袋ナット30の螺合先端側端面に向けて開口した凹部状の溝になっていて、この溝にリング状の締付確認シール部材61を取り付けてある。
本実施例では、断面が、略三角形状からなる異形断面形状のシール部材61を示すが通常のOリングでもよく、袋ナット30を締め付けると、袋ナット30の端部37にてこの締付確認シール部材61が押圧されるようになっている。
継手本体20には、通水孔27から端面凹部29を経由し、外に貫通した締付確認漏水孔29aを設けてある。
袋ナット30を締め付けると、袋ナット30の端部37が締付確認シール部材61を側部から押圧し、この締付確認シール部材61が押圧されると、締付確認漏水孔29aを遮断し、通水孔27から、外側に漏水することが無くなる。
従って、逆に通水試験にて締付確認漏水孔29aから外側に漏水が生じることで、袋ナット30の締め付け忘れや締め付け不足を事前に発見することができる。
本実施例では、環状の端面凹部29にリング状の締付確認シール部材61を配設し、押圧不足で、締付確認漏水孔29aから外部に水が漏れる構造を示したが、袋ナットの締め付け不足で水が外部に漏れる構造であれば、シール部材及び溝と漏水確認孔の形状はこれに限定されない。
袋ナット30Aの接続管挿入口32aの内側形状32Aaが内筒部23との同心円からなる真円にはなっていなく、本実施例を示した図5では上部が真円に対して、外側に少し部分的に拡径した拡径部32Abを形成した例になっている。
この拡径部は0.2〜0.5mm程度、わずかに真円に対して部分的に外側に広がっていれば充分であるが、図では分かりやすくするためにそのずれを大きく表現してある。
袋ナット30Aの挿入口の内側形状32Aaを上記のように形成すると、次のような作用が生じる。
図6(a)に示すように袋ナット30Aの挿入口は真円でないので、例えば図6(a)で示した例では上部d2の隙間と下部d1の隙間とではd2の方が少し大きくなっている。
これに対して、袋ナット30Aの挿入口の内側形状32Aa以外の雌ねじ部36や、傾斜面35は真円形状になっている。
また、割リング40は内径が概ね真円でシール部60との間の隙間が全周にわたって概ね同じである。
袋ナット30Aを締め付ける前にあっては図6(b)に示すように接続管1が袋ナットの挿入口の部分的な拡径部32Abにならって挿入されるので変形した状態で挿入される。
この結果、図6(b)に示すように拡径部32Abに対応したシール部に極わずかな隙間、あるいは押圧不足のd3部分が生じる。
なお、実際には、この部分の押圧が不十分であればよく、隙間までは必要ないが、わかりやすくするために、図6(b)では隙間があるように表現してある。
次に、図6(c)に示すように袋ナットを正規の状態まで締め付けると割リング40が接続管1の外周部を真円に締め付けるので液モレが生じないが、袋ナットの締め付けが不十分であるとd3の部分から通水試験をすると液漏れが生じる。
これにより、袋ナットの締め付け不足が発見できる。
図5および図6に示した袋ナット30A構造を単独で継手に採用してもよいが、図7に示すように袋ナットのロック機構と組み合せて採用してもよい。
袋ナットのロック機構は先に説明したので詳述は省略する。
10 管継手
20 継手本体
21 ナット部
22 外筒部
22a 雄ねじ部
23 内筒部
24 位置決め孔
25 ロック孔
28 接続管挿入凹部
30 袋ナット
31 ナット部
32 挿入口
34 ロック部材収納孔
40 割リング
41 切欠き部
50 押圧部材
51 ロック部材
52 位置決め部材
60 シール部材
Claims (1)
- 内筒部及びその外側に同心円状に形成した外筒部との間に接続管挿入凹部を有する継手本体と、袋ナットとを備え、
袋ナットに設けた接続管の挿入口を経由して内筒部と外筒部との間に接続管の先を挿入し、袋ナットを前記外筒部に螺合及び締め付けることで接続管を接続する管継手であって、
袋ナットの接続管の挿入口は、内径形状が真円に対して部分的に外側に拡径した拡径部を形成し、
接続管の先を挿入し、当該袋ナットの締め付けが不充分な場合には前記拡径部に対応したシール部から液モレが生じるようになっていることを特徴とする管継手。
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