JP2010249071A - スタータユニットおよびそれを備えたガスヒートポンプ並びにコジェネレーションシステム - Google Patents

スタータユニットおよびそれを備えたガスヒートポンプ並びにコジェネレーションシステム Download PDF

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Abstract

【課題】商用電源を電源として利用しても安定したスタータの駆動を実現可能なスタータユニットを提供すること。
【解決手段】エンジンを始動させるスタータ2と、スタータ2に電力を供給する電力供給部3とを備え、スタータ2はスタータモータ24と、スタータモータ24と電力供給部3との接続と非接続とを切り替える第1切替部40とを備え、第1切替部40は可動鉄心と可動鉄心に巻き付けられたコイルとを備え、コイルに流れる電流によってスタータモータ24と電力供給部3との接続と非接続とを切り替え、電力供給部3は、電源10の電力を降圧してスタータ2に供給する電力調整部60と電源10とスタータ2との間に設けられ、電源10とスタータ2との接続と非接続とを切り替える第2切替部11とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、スタータユニットおよびそれを備えたガスヒートポンプ並びにコジェネレーションシステムに関するものである。
従来、例えば、自動車等のエンジンとして、ガソリンと空気とを混合・圧縮させ、電気火花により着火させるガソリンエンジン、空気を圧縮させ高温にした状態で軽油をその中に噴射させ着火させるディーゼルエンジン等が知られている。また、これらエンジンを自力で始動させるために、スタータを用い、このスタータによって所定の回転数でエンジンのクランクシャフトを回転させることが知られている。
特許第2778163号公報
例えば、上記特許文献1には、図3に示されるような構成のスタータが開示されている。図3に示したスタータにおいては、スタータ100を起動する場合に、スタータスイッチ31をオン状態にすると、プランジャ(可動鉄心)32に巻きつけられたプルインコイル34とホールディングコイル33とに電流が流れる。プルインコイル34とホールディングコイル33とに電流が流れることによりプランジャ32に磁力が励起され、プランジャ32が固定接点37、38側に吸引され、固定接点37、38と接触される。プランジャ32が固定接点37、38に接触されると、電源30と接続されている第1固定接点37とスタータモータ35に接続された第2固定接点38とがプランジャ32によって電気的に接続された状態とされる。
これにより、電源30から供給される電力は、プランジャ32を介してスタータモータ35に供給されることとなり、スタータモータ35が回転する。また、固定接点37、38とプランジャ32とが接触している場合には、第1固定接点37およびスタータスイッチ31とコイルとの接点50に電位差が生じないため、プルインコイル34には電流は流れず、ホールディングコイル33にのみスタータスイッチ31を介して接地方向に電流が流れる。
スタータ100を停止する場合に、スタータスイッチ31をオフ状態にすると、電源と接続される第1固定接点37と、スタータスイッチ31とプランジャ32に設けられたコイルとの接点50とに電位差が生じ、プルインコイル34にはスタータスイッチ31をオン状態にしたときと逆向きに電流が流れる。ここで、プルインコイル34の吸引力はホールディングコイル33の吸引力よりも大きくなるようにそれぞれのコイルの巻線が設計されているため、スタータスイッチ31をオフ状態にした場合には、逆向きに流れる電流によって、プランジャ32が元の位置(固定接点37、38から離脱する方向)に移動する。
ところで、このようなスタータは、電源を商用電源とする場合には、直流電源である場合と同様に用いることは難しい。例えば、商用電源には電力変動があるため、電力変動によって電力が低下した場合であっても、装置を安定して稼働させるような工夫が必要となる。この工夫として、例えば、商用電源の電力を大きめに設定することが考えられる。
しかしながら、スタータへの供給電力を大きくしてしまうと、装置で必要となる電力と比較して大きな電力がスタータに印加され、プルインコイルとホールディングコイルとに励磁される磁力が大きくなる。これにより、プランジャが固定接点に吸引される力がバッテリ電源のときと比較して大きくなり、固定接点に接触するときの衝撃が大きくなり、スタータ内部が破損するおそれがある。
また、プルインコイルの線径を小さくしたり、巻き数を少なくすることにより、電圧を印加したときのプランジャ32の吸引力を小さくできるが、この場合には、励磁を解除したときにスタータを停止できなくなるという問題がある。
また、プルインコイル34の線径に伴ってホールディングコイル33の線径を調整する方法も考えられるが、そうすると、ホールディングコイル33がプランジャ32を各固定接点37、38の方向に接触を保持させる保持力が低下し、チャタリングが発生してしまうおそれがある。また、線径の調整によりコイル発熱が多くなり、絶縁の面で不利となる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、電源として商用電源を利用しても安定したスタータの駆動を実現可能なスタータユニットおよびそれを備えたガスヒートポンプ並びにコジェネレーションシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、エンジンを始動させるスタータと、該スタータに電力を供給する電力供給手段とを備え、前記スタータは、スタータモータと、前記スタータモータと前記電力供給手段との接続と非接続とを切り替える第1切替手段とを備え、前記第1切替手段は、可動鉄心と、前記可動鉄心に巻き付けられたコイルとを備え、該コイルに流れる電流によって前記スタータモータと前記電力供給手段との接続と非接続とを切り替え、前記電力供給手段は、電源の電力を降圧してスタータに供給する電力調整手段と、前記電源と前記スタータとの間に設けられ、前記電源と前記スタータとの接続と非接続とを切り替える第2切替手段とを備えることを特徴とするスタータユニットを提供する。
このような構成によれば、電源の電力は電力調整手段によって降圧され、降圧された電力はエンジンを始動させるスタータに供給される。スタータ内の第1切替手段によってスタータモータと電力供給手段とが接続状態にされることで、電力調整手段によって調整された電力がスタータモータへ供給される。この場合において、電源とスタータとの接続は、電源とスタータとの間に設けられた第2切替手段によって切り替えられる。
従来は、スタータの停止時において、スタータのコイルの吸引力の大きさを調整(設計)することにより、スタータスイッチを非接続状態にした場合に、スタータモータが停止する方向に可動鉄心を移動させていた。これに対し、本発明によれば、電源とスタータとの間に設けられた第2切替手段によって電源とスタータの接続を非接続とすることにより、スタータへの電力供給を遮断するので、コイルの吸引力の大きさに関わらず、確実にスタータを停止させることができる。
また、従来は、スタータの停止ができなくなる理由からコイルの線径を細くしたり、巻き数を減らすことはなかったが、本発明によれば、コイルの設計によらずにスタータを停止するので、コイルの線径を細くしたり、巻き数を減らすことができる。これにより、コイルの吸引力を弱めることができ、電源側から大きな電圧がスタータに印加されたときのスタータにかかる衝撃を低減させることができる。
前記第1切替手段は、前記電源と接続される第1固定接点、および前記スタータモータと接続される第2固定接点を有する一組の固定接点を備え、前記コイルは、一端が前記第2固定接点と前記スタータモータとの間に接続され、他端が接地され、更に前記電力供給手段と接続される接続点が途中に設けられており、該接続点と前記一端との間におけるコイルの線径と、該接続点と前記他端との間におけるコイルの線径との比が、1.4以下とされてることとしてもよい。
例えば、従来は、接続点と一端との間におけるコイル(プルインコイル)の線径と、接続点と他端との間ににおけるコイル(ホールディングコイル)の線径を調整することによってスタータを停止させる必要があったため、プルインコイルの線径とホールディングコイルの線径との比を約1.46としていた。これに対し、本発明においては、上述のように第2切替手段によりスタータへの電力供給を遮断するので、プルインコイルの線径とホールディングコイルの線径とを従来の比率以下、例えば、1.4以下とすることができる。これにより、大きな電力が通電された場合のプルインコイルとホールディングコイルとの吸引力を従来に比べて弱めることができるので、可動接点が固定接点に接触する場合の衝撃を低減させることができる。
上記スタータユニットにおいて、前記電源は、例えば、交流でもよく、電源に商用電源を使用しても良い。
本発明は、上記いずれかのスタータユニットを備えたガスヒートポンプを提供する。
本発明は、上記ガスヒートポンプを備えたコジェネレーションシステムを提供する。
本発明によれば、商用電源を電源として利用しても安定したスタータの駆動を実現できるという効果を奏する。
本発明にかかるスタータユニット(単相電源を接続)の概略を示す一例の図である。 本発明にかかるスタータユニット(3相電源を接続)の概略を示す一例の図である。 従来のスタータの一例を示した図である。
以下に、本発明に係るスタータユニットの一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るスタータユニット1の概略構成の一例を示した図である。
スタータユニット1は、エンジンを始動させるスタータ2、電力供給部(電力供給手段)3を備えて構成されている。また、電源は交流電源である商用電源(電源)10を用い、商用電源10は、電力供給部3と接続されている。
スタータ2は、スタータモータ24、および第1切替部(第1切替手段)40を備えている。また、スタータ2は、電力供給部3と3つの接続点を介して接続されている。具体的には、スタータ2は、コイルに電力を供給するライン16とつながるスタータスイッチ端子20、第1切替部40の第1固定接点29aとつながる主電源端子21、および接地端子22を介して電力供給部3と接続されている。
第1切替部40は、一組の固定接点、プランジャ(可動鉄心)23、リターンスプリング28、およびコイルを備えている。
一組の固定接点はプランジャ23との接点であり、かつ、一組の固定接点のうち第1固定接点29aは、電源につながる主電源端子21と接続され、他方の固定接点である第2固定接点29bは、スタータモータ24と接続される。
プランジャ23は、コイルが巻き付けられており、コイルへの通電により発生した磁力によって第1固定接点29aおよび第2固定接点29bに接触または非接触の状態にされる。また、プランジャ23は励磁によって移動するため、第1固定接点29aおよび第2固定接点29bと接触する点を可動接点という。また、コイルには、電力供給部3からスタータスイッチ端子20を介して電力が供給されるライン16が接続されており、このライン16からコイルに通電される。
上記コイルは、一端が第2固定接点29bとスタータモータ24との間に接続され、他端が接地されている。また、コイルは、スタータスイッチ端子20と接続される接続点Xを備えており、この接続点Xから、第2固定接点29bとスタータモータ24との間で接続される接続点Yとの間がプルインコイル26であり、接続点Xとコイルの他端(接地)との間がホールディングコイル27である。
プルインコイル26は、電力供給部3から接続点Xを介してコイルに電力が供給される場合で、かつ、プランジャ23が第1固定接点29aおよび第2固定接点29bと接触していない場合に通電され、その電流によって励磁される。この磁力は、プランジャ23を、第1固定接点29aおよび第2固定接点29bに接触させる向きである。
ホールディングコイル27は、電力供給部3から接続点Xを介してコイルに電力が供給された場合に通電され、そのときの電流によって励磁される。この磁力は、プランジャ23を第1固定接点29aおよび第2固定接点29bに接触させる向きである。また、ホールディングコイル27は、各固定接点と可動接点とが接触している間も、接続点Xとコイルの他端(接地)との間に電位差があるため、接続点Xから接地方向に対して電流が流れ、各固定接点と可動接点とを接触させた状態を保持する。
なお、ホールディングコイル27の線径に対するプルインコイル26の線径の比は、1.4以下とするとよい。なお、好ましくはこの比を1.3以下とするとよい。さらに好ましくは比を1.2以下とするとよい。
このように、第1切替部40は、プランジャ23に巻き付けられたコイルを励磁させることによってスタータモータ24と電力供給部3との接続と非接続とを切り替える。
スタータモータ24は、電力が供給されたときに駆動され、電力の供給がなくなると駆動を停止する。具体的には、第1固定接点29aと第2固定接点29bとが電気的に接続状態とされた場合に、主電源端子21を介して第1固定接点29aから電力が供給されるとスタータモータ24は回転する。また、第1固定接点29aと第2固定接点29bとが電気的に非接続状態とされた場合には、スタータモータ24の回転は停止する。
リターンスプリング28は、主電源端子21からの電源供給がなくなった場合に、第1固定接点29aおよび第2固定接点29bと接触しているプランジャ23を非接触状態にさせ、第1固定接点29aと第2固定接点29bとが電気的に非接続状態になるようにする。
電力供給部3は、第2切替部(第2切替手段)11、電力調整部(電力調整手段)60、およびスタータスイッチ14を備えて構成されており、商用電源10の電力を降圧して、スタータ2に供給する。
第2切替部11は、商用電源10とスタータ2との間に設けられ、図示しない制御部によって駆動されることで、商用電源10とスタータ2との接続と非接続とを切り替える。
スタータスイッチ14は、コイルに電力を供給するライン16を介して電力供給部3のコイルへの電力の供給・非供給を切り替える。このスタータスイッチ14は、上記第2切替部11と同期して駆動される。
電力調整部60は、第2切替部11が接続状態になった場合に、商用電源10から供給される電力を、スタータ2に適合した電力に変換・調整し、スタータ2側に出力する。具体的には、電力調整部60は、トランス12、ダイオードスタック13、およびコンデンサ15を備えて構成される。
トランス12は、商用電源10から供給される電力を降圧し、スタータ2に適合した電圧に調整し、ダイオードスタック13に出力する。
ダイオードスタック13は、トランス12によって降圧された電力の電流を整流して直流(脈流)に変換し、コンデンサ15に出力する。
コンデンサ15は、ダイオードスタック13から取得した電力を蓄電することによってリップルを低減する。電力調整部60によって調整された電力は、スタータ2に出力される。
次に、本実施形態に係るスタータユニット1の作用について、図1を参照して説明する。
まず、スタータユニット1を起動する方法について説明する。
スタータユニット1の起動時には、第2切替部11及びスタータスイッチ14が閉状態とされる。
これにより、第2切替部11を介して商用電源10から電力調整部60に交流電力が供給される。電力調整部60において、交流電力はトランス12によって降圧されて、スタータ2に適合する電圧値・電流値に調整された後、ダイオードスタック13により整流され、更に、コンデンサ15によってリップルが抑制される。
このようにして調整された直流電力は、スタータスイッチ14、スタータスイッチ端子20および主電源端子21を介して、スタータ2に供給される。スタータスイッチ端子20を介して入力された直流電力がプランジャ23のコイルに供給されると、コイルが通電される。これにより、接続点Xと接続点Yとの間、および接続点Xと接地との間には、それぞれには電位差が生じることにより、接続点Xから接続点Yおよび接続点Xから接地方向とに対し、それぞれ電流が流れる。
このような通電によってプルインコイル26とホールディングコイル27とは励磁され、それぞれのコイルの磁力は、第1固定接点29aおよび第2固定接点29bに接触する向きに生じる。これにより、プランジャ23は、第1固定接点29aおよび第2固定接点29bの方向に移動し、第1固定接点29aおよび第2固定接点29bに接触する。こうして、各固定接点と可動接点(プランジャ23側の固定接点との接点)とが接触すると、プランジャ23を介して第1固定接点29aと第2固定接点29bとが電気的に接続された状態となる。これにより、主電源端子21、第1固定接点29a、プランジャ23、第2固定接点29bを介して直流電力がスタータモータ24に供給され、スタータモータ24が駆動する。
また、各固定接点29a、29bと可動接点とが接触しているときには、接続点Xと接続点Yとの電位は等しくなっている。これにより、各固定接点と可動接点とが接触している場合は、プルインコイル26には電流は流れない。他方、ホールディングコイル27には接続点Xから接地方向に向けて電流が流れるので、各固定接点29a、29bの向きの力が生じ、この力によりプランジャ23は、第1固定接点29aおよび第2固定接点29bに接触された状態が保持される。これにより、スタータモータ24への電力供給が維持され、スタータモータ24の駆動状態が維持される。
続いて、スタータ2を停止する場合について説明する。スタータ2を停止する場合には、第2切替部11及びスタータスイッチ14が接続状態から非接続状態に切り替えられる。これにより、スタータ2に供給されていた電力が遮断される。この結果、プランジャを第1固定接点29aおよび第2固定接点29bの方向に保持していた力が消滅し、スタータ2のリターンスプリング28によってプランジャ23が元の位置に戻され、第1固定接点29aおよび第2固定接点29bは、プランジャ23と非接触状態とされる。これにより、スタータモータ24には電力が供給されなくなり、スタータモータ24が停止されることにより、スタータ2が停止される。このように、プルインコイルによる29aおよび29bとは逆向きの力を発生させなくてもスタータが停止される。
以上説明してきたように、本発明に係るスタータユニットおよびそれを備えたガスヒートポンプ並びにコジェネレーションシステムによれば、商用電源10の電力は電力調整部3によって降圧され、降圧された電力はエンジンを始動させるスタータ2に供給される。スタータ内の第1切替部40によってスタータモータ24と電力供給部3とが接続状態にされることで、電力調整部3によって調整された電力がスタータモータ24に供給される。この場合において、商用電源10とスタータ2との接続は、商用電源10とスタータ2との間に設けられた第2切替部11によって切り替えられる。
このように、商用電源10とスタータ2との間に設けられた第2切替部11によって商用電源10とスタータ2との接続を非接続とすることにより、スタータ2への電力供給自体を遮断するので、確実にスタータを停止させることができる。
すなわち、従来においては、スタータの停止においては、スタータのコイルの吸引力の大きさを調整(設計)する必要があったが、本実施形態によれば、スタータのプルインコイル26とホールディングコイル27との吸引力の大きさに関わらず、確実にスタータを停止することができる。
また、従来は、プルインコイル26とホールディングコイル27との調整(設計)に応じて、スタータ2が停止できるか否かが決定されていたので、プルインコイル26の導線の線径や巻き数には制限があった。また、コイル発熱の面でも制限があった。
これに対し、本発明によれば、プルインコイル26とホールディングコイル27の作用によってではなく、第2切替部11の作用によってスタータを停止できるので、プルインコイル26とホールディングコイル27の線径や巻き数の設計にある程度の自由度をもたせることができる。
これにより、例えば、従来は、プルインコイル26の線径とホールディングコイル27の線径との比が約1.46程度であったところ、本実施形態に係るスタータユニットおよびそれを備えたガスヒートポンプ並びにコジェネレーションシステムでは、プルインコイル26の線径とホールディングコイル27の線径との比を1.4以下とすることができる。これにより、プルインコイル26の吸引力を弱めることができ、商用電源10側から大きな電圧がスタータ2に印加されたときのスタータ2にかかる衝撃を低減させることができ、商用電源10を使用しても安定してスタータ2を使用することができる。
〔変形例〕
なお、本実施形態にかかるスタータユニット1は、商用電源10に単相電源である場合について説明していたが、これに限定されない。
例えば、図2に示されるように、単相電源に代えて3相電源を使用することとしてもよい。これにより、単相電源のときにリップル電圧を低減させるために使用していたコンデンサ15を不要とし、電力調整部60に代えて電力調整部60´とすることができる。
また、本実施形態に係るスタータユニット1は、例えば、ガスヒートポンプの圧縮機を駆動するエンジンをスタートさせるスタータとして用いられることとしてもよいし、そのようなガスヒートポンプを備えたコジェネレーションシステムに用いてもよいこととする。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 スタータユニット
2 スタータ
3 電力供給部
11 第2切替部
23 プランジャ
24 スタータモータ
26 プルインコイル
27 ホールディングコイル
29a 第1固定接点
29b 第2固定接点
40 第1切替部
60 電力調整部
X、Y 接続点

Claims (5)

  1. エンジンを始動させるスタータと、
    該スタータに電力を供給する電力供給手段とを備え、
    前記スタータは、
    スタータモータと、
    前記スタータモータと前記電力供給手段との接続と非接続とを切り替える第1切替手段とを備え、
    前記第1切替手段は、
    可動鉄心と、前記可動鉄心に巻き付けられたコイルとを備え、
    該コイルに流れる電流によって前記スタータモータと前記電力供給手段との接続と非接続とを切り替え、
    前記電力供給手段は、
    電源の電力を降圧してスタータに供給する電力調整手段と、
    前記電源と前記スタータとの間に設けられ、前記電源と前記スタータとの接続と非接続とを切り替える第2切替手段とを備えることを特徴とするスタータユニット。
  2. 前記第1切替手段は、
    前記電源と接続される第1固定接点、および前記スタータモータと接続される第2固定接点を有する一組の固定接点を備え、
    前記コイルは、一端が前記第2固定接点と前記スタータモータとの間に接続され、他端が接地され、更に前記電力供給手段と接続される接続点が途中に設けられており、
    該接続点と前記一端との間におけるコイルの線径と、該接続点と前記他端との間におけるコイルの線径との比が、1.4以下とされていることを特徴とする請求項1に記載のスタータユニット。
  3. 前記電源は、交流であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスタータユニット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のスタータユニットを備えたガスヒートポンプ。
  5. 請求項4に記載のガスヒートポンプを備えたコジェネレーションシステム。
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