JP2010231179A - 液晶表示素子、液晶表示素子の駆動方法及びそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示素子、液晶表示素子の駆動方法及びそれを用いた液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】必要最低限なデータ転送帯域で安定した画像表示動作ができ、シーケンシャルカラー方式又は立体表示方式に好適な液晶表示素子を実現する。
【解決手段】画素回路25は、主に第1及び第2の駆動回路群DR1及びDR2で構成される。駆動回路群DR1及びDR2は、各々2個のキャパシタ(信号保持容量)CS11及びCS12、CS21及びCS22を有する。駆動回路群DR1及びDR2のうち、1/2フレーム期間で一方の駆動回路群では、2つのキャパシタの一方に正極性の画像信号を保持すると共に、他方に負極性の画像信号を保持する動作を並行して同時に行う。また、上記の1/2フレーム期間で他方の駆動回路群は、2つのキャパシタに保持されている正極性の画像信号と負極性の画像信号とを交互に読み出して画素電極14を駆動する。駆動回路群DR1及びDR2は上記の動作を1/2フレーム期間毎に交互に繰り返す。
【選択図】図1

Description

本発明は液晶表示素子、液晶表示素子の駆動方法及びそれを用いた液晶表示装置に係り、特に投射型液晶ディスプレイに好適なアクティブマトリクス型の液晶表示素子、液晶表示素子の駆動方法及びそれを用いた液晶表示装置に関する。
図8は、従来の液晶表示装置の一例の一画素の構造を示す断面図である。同図に示すように、画素セル10は、画素回路16が形成されたシリコン基板15上に、画素電極14、液晶層13、透明コモン電極12及びガラス11が積層された構造である。液晶層13は、透明コモン電極12と画素電極14とに挟まれている。画素回路16は、シリコン基板15内に形成され、列信号線と行走査線の入力線と画素電極14への出力線から構成される。
かかる構造の画素セル10において、液晶層13を通過する光の偏光が液晶層13で回転されるが、その回転の度合いは液晶層13にアサートされている電圧に依存する。偏光を回転する性能が、下記のような反射光の強度を変調するために利用される。
入射光1は予め偏光板2aによって偏光される。その偏光された光は、ガラス11、透明コモン電極12、及び液晶層13を通過して画素電極14に入射してここで反射し、再び液晶層13を通過する。偏光された光は液晶層13を2回通過する間に画素電極14と透明コモン電極12間にアサートされている電圧に依存する量だけ回転される。
次いで、液晶層13を通過した偏光は、透明コモン電極12及びガラス11を透過して指定された偏光方向を持つ光のみが偏光板2bを通過する。従って、偏光板2bを通過する光の強度は、液晶層13によって引き起こされた偏光回転の程度に依存し、同様に回転の程度は画素電極14と透明コモン電極12間にアサートされている電圧に依存する。
図9は、従来の液晶表示素子の一例の一画素の等価回路図を示す。同図に示すように、画素回路16は、行走査線Wにゲートが接続され、かつ、列信号線Dにドレインが接続された電界効果トランジスタ(FET)Q1と、FETQ1のソースに接続された信号保持容量C1’とよりなる。信号保持容量C1’は、液晶素子LCの画素電極14(図8の画素電極14)に接続されている。液晶素子LCは、コモン電極12(図8の透明コモン電極12)に固定電圧Vcomが印加される構成とされている。
この画素回路16において、列信号線Dが保持に必要な電圧にアサートされる。次に、行走査線Wがオン電圧にアサートされることにより、FETQ1がオン状態となり、列信号線Dにアサートされている電圧が、FETQ1のドレイン及びソースを通して信号保持容量C1’に保持される。この信号保持容量C1’に保持された電圧は、映像信号に応じた様々な電圧である。信号保持容量C1’は、画素電極14に接続されているため、この信号保持容量C1’に保持された電圧で画素電極14を駆動する。これにより、液晶素子Cは、信号保持容量C1’から画素電極14に印加された駆動電圧と、透明コモン電極12に印加されている固定電圧Vcomとの電位差により、液晶層13の光変調率が制御され、駆動電圧に応じた映像を表示する。
図10は、従来の液晶表示装置の一例の基本構成図を示す。同図において、液晶表示装置4は、ソースドライバ5、ゲートドライバ6及び画素部7から構成される。画素部7は、2次元マトリクス状に配列された複数の画素8から構成されている。各画素8は前述した図8及び図9に示す構成である。
この液晶表示装置4において、入力されたデータ(PHM:電圧値)はソースドライバ5に入力される。ソースドライバ5は、各列信号線を順次入力された電圧でアサートしていく。アサートするタイミングと同期してゲートドライバ6は、画素部7の各行に配置されている複数の画素8内の各スイッチング素子(図9のFETQ1に相当)をオンにする電圧を、各行単位で順次アサートしていく。これにより、各画素8内に配置された信号保持容量(図9のC1’に相当)にソースドライバ5から入力されたデータが保持される。この信号保持容量に保持されたデータは、各画素8の画素電極14を駆動する。
ゲートドライバ6は、シフトレジスタ61とレベルシフタ62とを有する。シフトレジスタ61は、ソースドライバ5が各列信号線を順次アサートするタイミングに同期して、画素部7の各行を行単位で順次選択する選択信号をレベルシフタ62へ出力する。レベルシフタ62は、シフトレジスタ61からの選択信号に応じて各画素8内のスイッチング素子(図9のFETQ1に相当)の駆動電圧にレベルをシフトし、画素部7の各行の複数の画素8を順次行単位で、画素部8の上から下方向へ選択する。
一般的な液晶素子の場合、液晶素子に対してDC電圧がかかると液晶層内のイオンバランスが崩れ、液晶素子が動かなくなってしまう焼き付き現象が発生する。そのため、液晶素子の透明コモン電極にアサートされる電圧に予めオフセットを持つようにする。すなわち、液晶素子の画素電極に印加される電圧は、図11に示されるように、DCバランス+期間では、透明コモン電極にアサートされる電圧(Vcom)に対して+V_LCだけプラスの電圧とされ、DCバランス−期間では、透明コモン電極にアサートされている電圧(Vcom)に対して−V_LCだけマイナスの電圧とされる。
つまり、1枚の画像データを表示するために正側と負側の電圧を画素電極に交互に与えて交流駆動できるように、画素8内の信号保持容量にデータをアサートする必要がある。このようにして、液晶素子に対し一定時間内での液晶層内での電位の方向が0となるように液晶素子への駆動を調整する必要がある。
図12は、液晶素子の上記の駆動方法を説明するタイミングチャートを示す。同図に示すように、液晶素子を駆動しないデータ転送期間を駆動期間よりも短くし、効率的にデータを液晶素子に転送するため、ライン毎に時間軸のずれた駆動が行われる。また、前記DCバランスを0にするため、画素電極に印加される電圧は、図12に示すように交互に現れるDCバランス+期間とDCバランス−期間のうち、DCバランス+期間では正側の電圧とされ、DCバランス−期間では負側の電圧とされる。
ところで、液晶表示装置には、1フレーム期間内で光源から赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色の単色光を時間順次で切り替えて液晶パネルに照射すると共に、液晶パネルにはその液晶パネルに照射される単色光と同じ色成分の映像信号を時間順次で切り替えて供給することによりカラー画像を表示するフィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置が知られている。
また、図13(A)に示すようにプロジェクタ21内の液晶表示装置で表示される右目用画像22Rをスクリーンに投射し、同図(B)に示すようにプロジェクタ21内の液晶表示装置で切り替え表示される左目用画像22Lをスクリーンに投射することを1フレーム期間内で交互に繰り返すと共に、その切り替え表示に同期して液晶シャッターを備えたメガネ23の右目部分及び左目部分の一方を光透過、他方を光遮断させることを交互に切り替える構成のフレーム切り替え型立体表示装置が知られている。
この立体表示装置によれば、表示された右目用画像22Rはメガネ23の右目部分が光透過に選択されることで視聴者の網膜上に結像され、続いて表示された左目用画像22Lはメガネ23の左目部分が光透過に選択されることで視聴者の網膜上に結像され、それらを視聴者が脳内で積分してカラー立体画像として知覚することができる。
しかしながら、上記のフィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置や立体表示装置における液晶表示装置として、図11及び図12と共に説明した、液晶素子を駆動しない時間を短くするためにライン毎に時間軸のずれた駆動を行うライン駆動型液晶表示装置は適用しにくい。その理由は、フィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置や立体表示装置における液晶表示装置では、画面全体を同時に切り替えることが必要とされるが、ライン駆動型液晶表示装置では、前サブフレームに対応する画像と現サブフレームに対応する画像との切り替わり画素が線順次で進行するためである。
そこで、従来、画素回路内に保持容量を2個設け、一方の保持容量に奇数サブフレーム及び偶数サブフレームの一方のサブフレームの画像データを保持している間に、他方の保持容量に既に保持されている他方のサブフレームの画像データを読み出して画素電極を駆動することを、サブフレーム期間毎に2個の保持容量に対して交互に行う構成の液晶表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−227782号公報
しかしながら、上記の特許文献1記載の従来の液晶表示装置では、液晶素子の駆動に必須なDCバランスを0にするための極性反転のために画像データを保持し直す必要があり、そのために1フレーム分のバッファも必要となる。また、上記の特許文献1記載の従来の液晶表示装置では、画素回路内の2個の保持容量にサブフレーム単位で各画像データを交互に供給して保持させているため、信頼性向上のために極性反転の回数を増やす際には、データ転送帯域を増やす必要があり、信頼性に問題がある。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、必要最低限なデータ転送帯域で安定した画像表示動作ができ、シーケンシャルカラー方式又は立体表示方式に好適な液晶表示素子、液晶表示素子の駆動方法及びそれを用いた液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の液晶表示素子は、2本の列信号線を一組とする複数組の列信号線と、2本の行走査線を一組とする複数組の行走査線との各交差部にそれぞれ接続されており、それぞれ各組の2本の行走査線のうちの一方の行走査線を介して入力される第1の行走査信号により所定期間毎に交互に選択又は非選択とされる第1の駆動回路群と、2本の行走査線のうちの他方の行走査線を介して入力される第2の行走査信号により、第1の駆動回路群の選択時は非選択とされ、第1の駆動回路群の非選択時は選択されるように、所定期間毎に交互に選択又は非選択とされる第2の駆動回路群とを備えた複数の画素回路と、複数の画素回路にそれぞれ対応して設けられており、画素回路から正極性の画像信号と負極性の画像信号とが交互に印加されて交流駆動される画素電極と、画素電極に対向して設けられたコモン電極と、画素電極とコモン電極との間に設けられた液晶層とからなる複数の液晶素子とを有し、
第1の駆動回路群は、第1の行走査信号により選択されている期間に、2本の列信号線のうち一方の列信号線を介して入力される正極性又は負極性の第1の画像信号を保持する第1の保持手段と、第1の保持手段による保持動作と並行して、2本の列信号線のうち他方の列信号線を介して入力される負極性又は正極性の第2の画像信号を保持する第2の保持手段と、第1の行走査信号により非選択とされている期間に、第1の保持手段に保持されている第1の画像信号と第2の保持手段に保持されている第2の画像信号とを交互に読み出して画素電極に印加する第1の読み出し手段とを有し、
第2の駆動回路群は、第1の駆動回路群が非選択とされている期間に、2本の列信号線のうち一方の列信号線を介して入力される正極性又は負極性の第3の画像信号を保持する第3の保持手段と、第3の保持手段による保持動作と並行して、2本の列信号線のうち他方の列信号線を介して入力される負極性又は正極性の第4の画像信号を保持する第4の保持手段と、第1の駆動回路群が選択されている期間に、3の保持手段に保持されている第3の画像信号と第4の保持手段に保持されている第4の画像信号とを交互に読み出して画素電極に印加する第2の読み出し手段とを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の液晶表示素子は、上記の第1の駆動回路群の第1及び第2の保持手段に保持される第1の画像信号及び第2の画像信号は右目用画像信号であり、第2の駆動回路群の第3及び第4の保持手段に保持される第3の画像信号及び第4の画像信号は左目用画像信号であることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の液晶表示素子は、上記の第1及び第2の駆動回路群は、三原色を構成する各原色の画像信号が順次巡回的に切替入力され、その入力された原色の画像信号を保持する第1の動作と、保持している原色の画像信号を読み出す第2の動作とを交互に行うと共に、第1及び第2の駆動回路群の一方の駆動回路群が第1の動作を行っている期間は他方の駆動回路群が一方の駆動回路群が第1の動作により保持している画像信号と異なる原色の画像信号を読み出す第2の動作を行うことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の液晶表示素子の駆動方法は、2本の列信号線を一組とする複数組の列信号線と、2本の行走査線を一組とする複数組の行走査線との各交差部にそれぞれ接続された複数の画素回路を構成する第1及び第2の駆動回路群のうち、一方の駆動回路群を各組の2本の行走査線を介して入力される行走査信号により選択すると共に、他方の駆動回路群を非選択とする第1の選択ステップと、第1の選択ステップで一方の駆動回路群が選択されている期間に、その一方の駆動回路群に、2本の列信号線のうち一方の列信号線を介して入力される正極性又は負極性の第1の画像信号を保持すると同時に、2本の列信号線のうち他方の列信号線を介して入力される負極性又は正極性の第2の画像信号を保持する第1の保持ステップと、第1の選択ステップで他方の駆動回路群が非選択とされている期間に、その他方の駆動回路群に既に保持されていた正極性又は負極性の第3の画像信号と負極性又は正極性の第4の画像信号とを交互に読み出して液晶素子の画素電極に印加して交流駆動する第1の読み出しステップと、第1の選択ステップで選択された一方の駆動回路群を所定期間後に非選択とすると共に、第1の選択ステップで非選択とされた他方の駆動回路群を所定期間後に選択する第2の選択ステップと、第2の選択ステップで他方の駆動回路群が選択されている期間に、その他方の駆動回路群に、2本の列信号線のうち一方の列信号線を介して入力される正極性又は負極性の第3の画像信号を保持すると同時に、2本の列信号線のうち他方の列信号線を介して入力される負極性又は正極性の第4の画像信号を保持する第2の保持ステップと、第2の選択ステップで一方の駆動回路群が非選択とされている期間に、その一方の駆動回路群に既に保持されていた第1の画像信号と第2の画像信号とを交互に読み出して液晶素子の画素電極に印加して交流駆動する第2の読み出しステップと、を含み、第1の選択ステップ、第1の保持ステップ、第1の読み出しステップ、第2の選択ステップ、第2の保持ステップ及び第2の読み出しステップを巡回的に繰り返すことを特徴とする。
ここで、本発明の液晶表示素子の駆動方法は、上記の第1の画像信号及び第2の画像信号は右目用画像信号であり、上記の第3の画像信号及び第4の画像信号は左目用画像信号であってもよい。
また、上記の目的を達成するため、本発明の液晶表示装置は、2本の列信号線を一組とする複数組の列信号線と、2本の行走査線を一組とする複数組の行走査線との各交差部にそれぞれ接続されており、それぞれ各組の2本の行走査線のうちの一方の行走査線に接続された第1の駆動回路群と、2本の行走査線のうちの他方の行走査線に接続された第2の駆動回路群とを備えた複数の画素回路と、複数の画素回路にそれぞれ対応して設けられており、画素回路から正極性の画像信号と負極性の画像信号とが交互に印加されて交流駆動される画素電極と、画素電極に対向して設けられたコモン電極と、画素電極とコモン電極との間に設けられた液晶層とからなる複数の液晶素子と、複数組の一方の行走査線を介して出力する第1の行走査信号を同じ行に配置された複数の画素回路内の第1の駆動回路群に印加して所定期間毎に交互に選択又は非選択とすると共に、2本の行走査線のうちの他方の行走査線を介して出力する第2の行走査信号を同じ行に配置された複数の画素回路内の第2の駆動回路群に印加して、第1の駆動回路群の選択時は非選択とし、第1の駆動回路群の非選択時は選択するように、所定期間毎に交互に選択又は非選択とする動作を、列方向に配置された複数の画素回路に対して1水平走査期間毎に順次行う選択/非選択手段と、2本の列信号線のうち一方の列信号線に正極性又は負極性の画像信号を出力すると共に、他方の列信号線に負極性又は正極性の画像信号を出力することを、各組の列信号線に対して一定時間毎に順次に行う画像信号出力手段とを有し、
第1の駆動回路群は、第1の行走査信号により選択されている期間に、2本の列信号線のうち一方の列信号線を介して入力される正極性又は負極性の第1の画像信号を保持する第1の保持手段と、第1の保持手段による保持動作と並行して、2本の列信号線のうち他方の列信号線を介して入力される負極性又は正極性の第2の画像信号を保持する第2の保持手段と、第1の行走査信号により非選択とされている期間に、第1の保持手段に保持されている第1の画像信号と第2の保持手段に保持されている第2の画像信号とを交互に読み出して画素電極に印加する第1の読み出し手段とを有し、
第2の駆動回路群は、第1の駆動回路群が非選択とされている期間に、2本の列信号線のうち一方の列信号線を介して入力される正極性又は負極性の第3の画像信号を保持する第3の保持手段と、第3の保持手段による保持動作と並行して、2本の列信号線のうち他方の列信号線を介して入力される負極性又は正極性の第4の画像信号を保持する第4の保持手段と、第1の駆動回路群が選択されている期間に、3の保持手段に保持されている第3の画像信号と第4の保持手段に保持されている第4の画像信号とを交互に読み出して画素電極に印加する第2の読み出し手段とを有することを特徴とする。
更に、上記の目的を達成するため、本発明の液晶表示装置は、上記の選択/非選択手段は、第1の駆動回路群と第2の駆動回路群とを、1/2フレーム期間毎に交互に選択動作と非選択動作させ、かつ、一方の駆動回路群が選択動作しているときは他方の駆動回路群を非選択動作させる第1及び第2の行走査信号を発生し、
上記の画像信号出力手段は、第1及び第2の行走査信号に同期して、或る1フレーム期間では各組の2本の列信号線の一方の列信号線を介して画素回路へ正極性の画像信号を出力すると共に、他方の列信号線を介して画素回路へ負極性の画像信号を出力し、次の1フレーム期間では各組の2本の列信号線の一方の列信号線を介して画素回路へ負極性の画像信号を出力すると共に、他方の列信号線を介して画素回路へ正極性の画像信号を出力することを1フレーム期間毎に繰り返すことを特徴とする。
本発明によれば、必要最低限なデータ転送帯域で安定した画像表示動作ができ、シーケンシャルカラー方式又は立体表示方式に好適な液晶表示装置を実現できる。
本発明の液晶表示素子の一実施の形態の一画素の等価回路図である。 本発明の液晶表示装置の一実施の形態の基本構成図である。 本発明の液晶表示装置の一実施の形態の動作説明用タイミングチャートである。 本発明の液晶表示装置の一実施の形態における液晶素子のDCバランスの一例を説明する模式図である。 一つの駆動回路群内の2つのキャパシタを含む回路間にばらつきが無い理想的な場合のDCバランス+期間とDCバランス−期間の画素電極電圧を模式的に示す図である。 一つの駆動回路群内の2つのキャパシタを含む回路間に同一の誤差がある場合のDCバランス+期間とDCバランス−期間の画素電極電圧を模式的に示す図である。 一つの駆動回路群内の2つのキャパシタを含む回路間に異なる誤差がある場合のDCバランス+期間とDCバランス−期間の画素電極電圧を模式的に示す図である。 本発明の液晶表示装置の一実施の形態による効果を説明する図である。 本発明の液晶表示装置を立体表示装置及びシーケンシャルカラー方式の表示装置に適用した場合の2つの駆動回路群の動作関係を示す模式図である。 従来の液晶表示装置の一例の一画素の構造を示す断面図である。 従来の液晶表示素子の一例の一画素の等価回路図である。 従来の液晶表示装置の一例の駆動回路構成図である。 従来の液晶表示装置における液晶素子のDCバランスの一例を説明する模式図である。 従来の液晶表示装置の駆動方法の一例を説明する模式図である。 立体表示システムの例で、右目用/左目用画像の切り替えとメガネの切り替えを説明する模式図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明になる液晶表示素子の一実施の形態の一画素の等価回路図を示す。同図中、図8と同一構成部分には同一符号を付してある。図1に示すように、本実施の形態の液晶表示素子の一画素は、画素回路25と液晶素子LCとからなる。画素回路25は、主に第1及び第2の駆動回路群DR1及びDR2で構成される。液晶素子LCは、従来と同様に、対向する画素電極14と透明コモン電極12との間に液晶層13が挟まれた構造である。
第1の駆動回路群DR1は、信号保持容量である2つのキャパシタCS11及びCS12と、2つの入力用スイッチ素子SWi11及びSWi12と、2つの出力用スイッチ素子SWo11及びSWo12と、行走査線W1と、列信号線D1及びD2と、行出力選択線S11及びS12とより構成される。
入力用スイッチ素子SWi11及びSWi12と出力用スイッチ素子SWo11及びSWo12とは、それぞれ電界効果トランジスタ(FET)で、入力用スイッチ素子SWi11及びSWi12を構成する2つのFETの各ゲートは行走査線W1に接続され、出力用スイッチ素子SWo11及びSWo12を構成する2つのFETの各ゲートは、行出力選択線S11及びS12に別々に接続されている。また、入力用スイッチ素子SWi11、SWi12を構成する各FETのドレインは、列信号線D1、D2に別々に接続されている。
更に、入力用スイッチ素子SWi11及び出力用スイッチ素子SWo11の一端は、キャパシタCS11の一端に接続されており、入力用スイッチ素子SWi12及び出力用スイッチ素子SWo12の一端は、キャパシタCS12の一端に接続されている。入力用スイッチ素子SWi11及びSWi12と出力用スイッチ素子SWo11及びSWo12とは、それぞれキャパシタCS11、CS12へのデータ(保持容量電圧)の入力及び出力の制御に使用される。
第2の駆動回路群DR2も第1の駆動回路群DR1と同様に、信号保持容量である2つのキャパシタCS21及びCS22と、2つの入力用スイッチ素子SWi21及びSWi22と、2つの出力用スイッチ素子SWo21及びSWo22と、行走査線W2と、列信号線D1及びD2と、行出力選択線S21及びS22とより構成される。
入力用スイッチ素子SWi21及びSWi22と出力用スイッチ素子SWo21及びSWo22とは、それぞれ電界効果トランジスタ(FET)で、入力用スイッチ素子SWi21及びSWi22を構成する2つのFETの各ゲートは行走査線W2に接続され、出力用スイッチ素子SWo21及びSWo22を構成する2つのFETの各ゲートは、行出力選択線S21及びS22に別々に接続されている。また、入力用スイッチ素子SWi21、SWi22を構成する各FETのドレインは、列信号線D1、D2に別々に接続されている。
更に、入力用スイッチ素子SWi21及び出力用スイッチ素子SWo21の一端は、キャパシタCS21の一端に接続されており、入力用スイッチ素子SWi22及び出力用スイッチ素子SWo22の一端は、キャパシタCS22の一端に接続されている。入力用スイッチ素子SWi21及びSWi22と出力用スイッチ素子SWo21及びSWo22とは、それぞれキャパシタCS21、CS22へのデータ(保持容量電圧)の入力及び出力の制御に使用される。
上記の構成の画素回路25は、液晶素子LCの画素電極14に接続されている。すなわち、画素回路25内の出力用スイッチ素子SWo11及びSWo12を構成する2つのFETの共通接続点と、出力用スイッチ素子SWo21及びSWo22を構成する2つのFETの共通接続点とは、液晶素子LCの画素電極14に共通に接続されている。
図2は、本発明になる液晶表示装置の一実施の形態の基本構成図を示す。同図において、液晶表示装置30は、ソースドライバ31、ゲートドライバ32及び画素部33から構成される。画素部33は、2次元マトリクス状に配列された複数の画素34から構成されている。各画素34は前述した図1に示す画素回路25と液晶素子LCとからなる液晶表示素子の構成である。
この液晶表示装置30において、ゲートドライバ32は、ライン選択のためのシフトレジスタ321と、行走査線W1又は行走査線W2を選択するセレクタ322と、電圧レベルを合わせるためのレベルシフタ323とから構成されている。セレクタ322はセレクト信号SEL1がオンのときに行走査線W1を選択し、セレクト信号SEL2がオンのときに行走査線W2を選択する。レベルシフタ323は、セレクタ322で選択された行走査線W1又はW2に行選択信号を出力する。
行走査線W1は、同じ行に配置された複数の画素34それぞれの図1に示した第1の駆動回路群DR1に接続されている。また、行走査線W2は、同じ行に配置された複数の画素34それぞれの図1に示した第2の駆動回路群DR2に接続されている。一方、ソースドライバ31は、同じ列に配置された複数の画素34に接続されている列信号線D1及びD2に列信号を出力する。ソースドライバ31は、入力されたデータData1及びData2を水平方向に一定時間毎にシフトし、隣接する2本の列信号線D1及びD2を一組としたとき各組の列信号線単位で、かつ、1ライン走査期間内で上記のデータData1及びData2を列信号として1行の複数の画素34に順次供給する。
ソースドライバ31のシフトに同期してゲートドライバ32は、画素部33の各行に配置されている複数の画素34それぞれの図1に示した各入力用スイッチ素子SWi11及びSWi12、又は各入力用スイッチ素子SWi21及びSWi22をオンにする電圧を、1ライン走査期間単位で順次アサートしていく。
次に、図2に示す画素34の動作について、図1に示す画素回路25及び液晶素子LCと図3のタイミングチャート、及び図4の画素電極と透明コモン電極との関係模式図とを併せ参照して説明する。
ゲートドライバ32において、図3にTaで示す1/2フレーム期間、図3(A)に示すセレクト信号SEL1がオン(ハイレベル)とされて行走査線W1が選択され、かつ、ゲートドライバ32から図3(E)に示すハイレベルの行選択信号が時刻t1で行走査線W1へ出力されたときは、図1に示す駆動回路群DR1は、データ(保持容量電圧)転送動作を行う。一方、上記の1/2フレーム期間Taでは図3(B)に示すセレクト信号SEL2がオフ(ローレベル)とされて行走査線W2が非選択とされており、後述するように、図1に示す駆動回路群DR2は、画素電極14の駆動動作を行う。
すなわち、ゲートドライバ32から図3(E)に示すハイレベルの行選択信号が時刻t1で行走査線W1へ出力されると、この行選択信号は図1の画素回路25内の入力用スイッチ素子SWi11及びSWi12のゲートに印加されて、これら入力用スイッチ素子SWi11及びSWi12をオンとする。これにより、ソースドライバ31から列信号線D1にアサートされている図3(C)に示すDCバランスプラス電圧(正極性画像信号)が入力用スイッチ素子SWi11を通じてキャパシタCS11に保持されると同時に、ソースドライバ31から列信号線D2にアサートされている図3(D)に示すDCバランスマイナス電圧(負極性画像信号)が入力用スイッチ素子SWi12を通じてキャパシタCS12に保持される。これにより、キャパシタCS11、CS12の各保持電圧は図3(F)、(G)に示すように時刻t1で変化する。キャパシタCS11、CS12は、その保持電圧を時刻t1以降次の保持動作を行うまで保持する。
なお、行走査線W1が選択されている1/2フレーム期間Taでは、行出力選択線S11及びS12はそれぞれ図3(L)及び(M)に示すようにオフとされ、出力用スイッチ素子SWo11及びSWo12はそれぞれオフ状態である。上記の動作は、全ての画素回路25のキャパシタCS11及びCS12にデータが保持されるまで、全てのラインで同様な処理が逐次行われる。
一方、上記のように図1に示す駆動回路群DR1がデータ(保持容量電圧)転送(入力)動作を行う1/2フレーム期間Taでは、図3(B)に示すセレクト信号SEL2がオフ(ローレベル)とされて行走査線W2が非選択とされており、図1に示す駆動回路群DR2は、画素電極14の駆動動作を行う。
すなわち、この1/2フレーム期間Taでは、図3(N)に示す行出力選択線S21の行出力選択信号と、同図(O)に示す行出力選択線S22の行出力選択信号とが、交互に一方がハイレベルで他方がローレベルとされるため、駆動回路群DR2内の出力用スイッチ素子SWo21及びSWo22が交互にオン状態とされる。
これにより、キャパシタCS21に保持されている1/2フレーム前の信号電圧(正極性画像信号)が、オン状態にあるときの出力用スイッチ素子SWo21を通して液晶素子LCの画素電極14に印加される。また、キャパシタCS22に保持されている1/2フレーム前の信号電圧(負極性画像信号)がオン状態にあるときの出力用スイッチ素子SWo22を通して液晶素子LCの画素電極14に印加される。このときの画素電極14の印加電圧Vpeは図3(P)に示すように、正極性と負極性のパルス電圧が交互に現れる波形であり、画素電極14を交流駆動する。
そのとき、画素電位14と液晶層13を挟んで対向配置されている透明コモン電極12には、コモン電圧Vcomが印加されている。このコモン電圧Vcomは、図3(Q)に示すように行出力選択線S21及びS22の行出力選択信号に同期して変化するため、液晶素子LCの液晶層13には、画素電極14の印加電圧Vpeとコモン電圧Vcomとの電位差V_LCがアサートされ交流駆動される。図3(R)はこの電位差V_LCを示す。
上記のように、駆動回路群DR1がデータ(保持容量電圧)転送動作を行い、かつ、駆動回路群DR2が画素電極14の駆動動作を行う上記の1/2フレーム期間Taに続いて、次の1/2フレーム期間Tbでは、今度は駆動回路群DR2がデータ(保持容量電圧)転送(入力)動作を行い、かつ、駆動回路群DR1が画素電極14の駆動動作を行う。
すなわち、図3(A)に示すセレクト信号SEL1が次の1/2フレーム期間Tbの間オフ(ローレベル)とされて行走査線W1が非選択とされ、かつ、図3(B)に示すセレクト信号SEL2がオン(ハイレベル)とされて行走査線W2が選択される。ゲートドライバ32から図3(H)に示すハイレベルの行選択信号が時刻t2で行走査線W2へ出力されると、この行選択信号は図1の画素回路25内の入力用スイッチ素子SWi21及びSWi22のゲートに印加されて、これら入力用スイッチ素子SWi21及びSWi22をオンとする。
これにより、ソースドライバ31から列信号線D1にアサートされている図3(D)に示すDCバランスプラス電圧(正極性画像信号)が入力用スイッチ素子SWi21を通じてキャパシタCS21に保持されると同時に、ソースドライバ31から列信号線D2にアサートされている図3(C)に示すDCバランスマイナス電圧(負極性画像信号)が入力用スイッチ素子SWi22を通じてキャパシタCS22に保持される。これにより、キャパシタCS21、CS22の各保持電圧は図3(I)、(J)に示すように時刻t2で変化する。キャパシタCS21、CS22は、その保持電圧を時刻t2以降次の保持動作を行うまで保持する。
なお、行走査線W2が選択されている1/2フレーム期間Tbは、行出力選択線S21及びS22はそれぞれ図3(N)及び(O)に示すようにオフとされ、出力用スイッチ素子SWo21及びSWo22はそれぞれオフ状態である。上記の動作は、全ての画素回路25のキャパシタCS21及びCS22にデータが保持されるまで、全てのラインで同様な処理が逐次行われる。
一方、行走査線W2が選択されている1/2フレーム期間Tbでは、図3(A)に示すセレクト信号SEL1がオフ(ローレベル)とされて行走査線W1が非選択とされており、図1に示す駆動回路群DR1は、画素電極14の駆動動作を行う。
すなわち、この1/2フレーム期間Tbでは、図3(L)に示す行出力選択線S11の行出力選択信号と、同図(M)に示す行出力選択線S12の行出力選択信号とが、交互に一方がハイレベルで他方がローレベルとされるため、駆動回路群DR1内の出力用スイッチ素子SWo11及びSWo12が交互にオン状態とされる。これにより、1/2フレーム前の期間TaでキャパシタCS11に保持されているDCバランスプラス電圧(正極性画像信号)が、オン状態にあるときの出力用スイッチ素子SWo11を通して液晶素子LCの画素電極14に印加される。また、1/2フレーム期間TaでキャパシタCS12に保持されているDCバランスマイナス電圧(負極性画像信号)がオン状態にあるときの出力用スイッチ素子SWo12を通して液晶素子LCの画素電極14に印加される。このときの画素電極14の印加電圧Vpeは図3(P)に示すように、正極性と負極性のパルス電圧が交互に現れる波形であり、画素電極14を交流駆動する。
また、この1/2フレーム期間Tbも液晶素子LCの透明コモン電極12に印加されるコモン電圧Vcomは図3(Q)に示すように、行出力選択線S11及びS12の行出力選択信号に同期して変化するため、液晶素子LCの液晶層13には、画素電極14の印加電圧Vpeとコモン電圧Vcomとの電位差V_LCがアサートされ交流駆動される。図3(R)はこの電位差V_LCを示す。
上記のように、駆動回路群DR2がデータ(保持容量電圧)転送動作を行い、かつ、駆動回路群DR1が画素電極14の駆動動作を行う上記の1/2フレーム期間Tbに続いて、次の1/2フレーム期間Tcでは、1/2フレーム期間Taと同様に駆動回路群DR1がデータ(保持容量電圧)転送動作を行い、かつ、駆動回路群DR2が画素電極14の駆動動作を行う。ただし、アサートされる電圧はフレーム毎に反転される。
つまり、上記の1/2フレーム期間Taでは、列信号線D1にDCバランスプラス電圧(正極性画像信号)がアサートされ、かつ、列信号線D2にDCバランスマイナス電圧(負極性画像信号)がアサートされたが、次のフレーム(1フレーム後)の図3にTcで示す1/2フレーム期間では、列信号線D1にDCバランスマイナス電圧(負極性画像信号)がアサートされ、かつ、列信号線D2にDCバランスプラス電圧(正極性画像信号)がアサートされる。この結果、キャパシタCS11及びCS12には、1フレーム期間毎にDCバランスプラス電圧とDCバランスマイナス電圧とが交互に保持される。
1/2フレーム期間Tcに続く1/2フレーム期間Tdも、前述した1/2フレーム期間Tbと同様の動作を行うが、1/2フレーム期間Tbの次のフレームの1/2フレーム期間Tdでは、列信号線D1、D2に対するDCバランスプラス電圧とDCバランスマイナス電圧の伝送関係が1フレーム前の期間Tbと反転される。すなわち、1/2フレーム期間Tbでは、列信号線D1にDCバランスプラス電圧(正極性画像信号)がアサートされ、かつ、列信号線D2にDCバランスマイナス電圧(負極性画像信号)がアサートされたが、1フレーム後の1/2フレーム期間Tdでは、列信号線D1にDCバランスマイナス電圧(負極性画像信号)がアサートされ、かつ、列信号線D2にDCバランスプラス電圧(正極性画像信号)がアサートされる。この結果、キャパシタCS21及びCS22にも、1フレーム期間毎にDCバランスプラス電圧とDCバランスマイナス電圧とが交互に保持される。
これにより、キャパシタCS11及びCS12、CS21及びCS22からそれぞれ1/2フレーム期間毎に交互に読み出されるDCバランス電圧の極性は、図3(K)に模式的に示すように、フレーム毎に反転したものとなる。
また、行選択線S11/S12およびS21/S22を1フレーム期間毎に、交流駆動する周期を反転することにより、DCバランスプラス電圧/DCバランスマイナス電圧の交流駆動動作は、透明コモン電極12の交流動作と同期することができる。
図4は、この交流駆動時の画素電極14と透明コモン電極12との関係模式図を示す。同図において、左半分に示すDCバランスプラス(+)期間では、透明コモン電極12にVcom_Lの電圧がアサートし、画素電極14に対してVcom_L+V_LCの電圧をアサートすることにより、液晶層13には両者の電位差である+V_LCの電圧がアサートされる。
続く図4の右半分に示すDCバランスマイナス(−)の期間では、透明コモン電極12にVcom_Hの電圧をアサートし、画素電極14に対してVcom_H−V_LCの電圧をアサートすることにより、液晶層13には両者の電位差である−V_LCの電圧がアサートされる。このDCバランス+期間とDCバランス−期間とが同一時間とされることにより、DCバランスを0に保つことができる。
以下、上記の駆動回路群DR1及びDR2の一方が、データ(保持容量電圧)転送(入力)動作を行い、かつ、他方が画素電極14の駆動動作を行うことが、同時並行的に行われると共に、それらの動作が1/2フレーム毎に交互に切り替えられる。
このように、本実施の形態の画素回路25を備えた液晶表示素子によれば、駆動回路群DR1及びDR2のうち、データ(保持容量電圧)転送(入力)動作を行う一方の駆動回路群では、2つのキャパシタCS11及びCS12(又はCS21及びCS22)の一方に正極性画像信号(DCバランス+電圧)を保持すると共に、他方に負極性画像信号(DCバランス−電圧)を保持する動作を並行して同時に行う。また、画素電極14の駆動動作を行う他方の駆動回路群は、2つのキャパシタCS21及びCS22(又はCS11及びCS12)に保持されている正極性画像信号(DCバランス+電圧)と負極性画像信号(DCバランス−電圧)とを交互に読み出して画素電極14を交流駆動する。
このため、本実施の形態によれば、特許文献1記載の従来の液晶表示装置で必要であった、液晶素子の駆動に必須なDCバランスを0にするための極性反転のために画像データを保持し直すための1フレーム分のバッファを不要にできる。
また、上記の特許文献1記載の従来の液晶表示装置では、正極性の画像信号と負極性の画像信号とを画素回路内の2個の保持容量に交互に所定時間内に入力して保持する必要があるため、信頼性向上のために交流駆動する信号の極性反転の回数を増やす際には、画素回路に入力するデータ(画像信号)転送帯域を高くする必要があり、信頼性に問題があった。
これに対し、本実施の形態によれば、信頼性向上のために交流駆動する信号の極性反転の回数を増やしたとしても、駆動回路群DR1及びDR2のうち、データ(保持容量電圧)転送(入力)動作を行う一方の駆動回路群に、正極性画像信号と負極性画像信号を列信号線D1及びD2を並列に介して供給して2つのキャパシタに並行して同時に保持するようにしたため、特許文献1記載の従来の液晶表示装置に比べて必要最低限のデータ転送帯域で保持させることができ、信頼性を向上できる。
更に、本実施の形態では、列信号線D1及びD2の一方にアサートする正極性画像信号(DCバランス+電圧)と他方にアサートする負極性画像信号(DCバランス−電圧)とを1フレーム毎に交互に切り替えるようにしたため、画素電極14にかかる画素電極電圧が、画素回路25内の電界効果トランジスタの特性等によりシフトした場合に画質に悪影響を生じさせるという問題を解決できる。
この効果について詳細に説明する。1つの駆動回路群DR1又はDR2内にある2つのキャパシタCSx1及びCSx2(xは1又は2)のうち、キャパシタCSx1に保持されているDCバランス+電圧と、キャパシタCSx2に保持されているDCバランス−電圧とを交互に読み出している1/2フレーム期間では、画素電極14に印加される電圧が同じであり、かつ、極性が異なるので、画素回路25内の電界効果トランジスタの特性等によるシフトが無い理想的な状態では、図5Aに示すように、DCバランスが0である。
ここで、図5Aにおいて、一番下のラインは、透明コモン電極12に印加されるコモン電圧Vcomを示し、そのコモン電圧VcomがローレベルのVcom_Lのときに画素電極14に書き込む電圧として選択されるキャパシタCSx1の保持電圧がDCバランス+電圧であり、コモン電圧VcomがハイレベルのVcom_Hのときに画素電極14に書き込む電圧として選択されるキャパシタCSx2の保持電圧がDCバランス−電圧であることを示している(後述する図5B、図5C、図6も同様)。
なお、図5B、図5C、図6において、「C」は画素電極14の規定の電圧を示す。また、コモン電圧VcomはVcom_LからVcom_Hまで逐次変化するが、図5A及び後述する図5B、図5C及び図6においては、便宜上、同じ一番下のラインで、レベルの異なるVcom_LとVcom_Hのコモン電圧を示しているため、DCバランス+側では上方向に電圧が高くなっており、DCバランス−側では上方向に電圧が低くなっている。このため、同じ「C」の位置でも、DCバランス+側では上方向に電界がかかっている状態を示し、DCバランス−側では下方向に電界がかかっている状態を示している。なお、DCバランス+電圧は正極性画像信号電圧であり、例えば最大レベルが白で、最小レベルが黒の映像を示す。また、DCバランス−電圧は負極性画像信号電圧であり、例えば最大レベルが黒で、最小レベルが白の映像を示す。
ここで、キャパシタCSx1を含む第1の電圧書き込み読出し部と、キャパシタCSx2を含む第2の電圧書き込み読出し部との間にFETの特性などにより理想的な状態に対して誤差があっても、両者に同じ誤差aがある場合には、画素電極14にかかる電圧は図5Bに示される。図5Bに示すように、キャパシタCSx1のDCバランス+電圧が選択されるDCバランス+期間において画素電極14にかかる電圧(C+a)と、キャパシタCSx2のDCバランス−電圧が選択されるDCバランス−期間において画素電極14にかかる電圧(C−a)とは、DCバランス+期間とDCバランス−期間の全体で次式により誤差aが打ち消され、所定の画素電極電圧Cになる。
[(C+a)+(C−a)]/2=C
しかしながら、上記の第1及び第2の電圧書き込み読出し部の間に異なる誤差があり、かつ、本実施の形態のようにDCバランス+電圧とDCバランス−電圧の列信号線D1及びD2への1フレーム毎の切り替えを行わない場合は、所定の画素電極電圧Cが得られない。
すなわち、図5Cに示すように、キャパシタCSx1のDCバランス+電圧が選択されるDCバランス+期間において画素電極14にかかる電圧が(C+a)であるのに対し、キャパシタCSx2のDCバランス−電圧が選択されるDCバランス−期間において画素電極14にかかる電圧が(C−b)である場合、DCバランス+期間とDCバランス−期間の全体で誤差が打ち消されず、次式のように誤差{(a−b)/2}が発生する。
[(C+a)+(C−b)]/2=C+{(a−b)/2}
この誤差{(a−b)/2}は、輝度異常を発生させる。
これに対し、本実施の形態では、同じ列信号線に供給するDCバランス+電圧とDCバランス−電圧とを1フレーム毎に交互に切り替えるようにしているため、上記の輝度異常を視覚上軽減できる。例えば、或る1/2フレーム期間において、図6(A)に示すように、キャパシタCSx1のDCバランス+電圧が選択されるDCバランス+期間において画素電極14にかかる電圧が(C+a)で、キャパシタCSx2のDCバランス−電圧が選択されるDCバランス−期間において画素電極14にかかる電圧が(C−b)であるために、図5Cと同様の誤差{(a−b)/2}が発生しても、次の1フレーム後の1/2フレーム期間では、図6(B)に示すように、キャパシタCSx2のDCバランス+電圧が選択されるDCバランス+期間において画素電極14にかかる電圧が(C+b)で、キャパシタCSx1のDCバランス−電圧が選択されるDCバランス−期間において画素電極14にかかる電圧が(C−a)となり、その期間の誤差は次式で表される。
[(C+b)+(C−a)]/2=C+{(b−a)/2}
従って、2フレーム間では画素電極電圧は次式
[{C+(a/2)−(b/2)}+{C+(b/2)−(a/2)}]/2=C
で表され、上記の誤差の違いが打ち消され、所定の画素電極電圧Cにできる。このため、本実施の形態によれば、上記の特性の相違に起因する輝度異常を視覚上軽減することができる。
次に、シーケンシャル方式のカラー立体表示装置に本発明の液晶表示装置を用いた場合の、本発明液晶表示装置内の駆動回路群DR1及びDR2の動作について説明する。図7は、シーケンシャル方式のカラー立体表示装置に適用した本発明液晶表示装置内の駆動回路群DR1及びDR2の動作を模式的に示す。
図7(A)、(B)は、駆動回路群DR1、DR2が右目用画像信号又は左目用画像信号を書き込む期間を「ロードデータ」で、読み出す期間を「駆動」で示す。また、図5(A)、(B)の下に記載された「右」、「左」は駆動時の画像信号が右目用か左目用かを示している。
すなわち、図7(A)、(B)において、1フレーム期間の前半の1/2フレーム期間では、駆動回路群DR1に左目用画像信号を入力して保持させることを「ロードデータ」として模式的に示し、かつ、駆動回路群DR2に1/2フレーム前に保持された右目用画像信号を読み出して液晶素子を駆動することを「駆動」で模式的に示している。続く1フレーム期間の後半の1/2フレーム期間では、駆動回路群DR1に1/2フレーム前に保持された左目用画像信号を読み出して液晶素子を駆動することを「駆動」で模式的に示し、かつ、駆動回路群DR2に右目用画像信号を入力して保持させることを「ロードデータ」として模式的に示している。
このカラー立体表示装置は、図13に示したように、液晶シャッターを用いたメガネ23と共に立体表示システムを構成する。メガネ23は、液晶表示装置が左目用駆動信号で駆動される期間は左目部分のみが光透過状態とされ、右目用駆動信号で駆動される期間は右目部分のみが光透過状態とされる。
このカラー立体表示システムでは、図13のプロジェクタ21内の液晶表示装置が本実施の形態の液晶表示装置で構成されているため、必要最低限のデータ転送帯域で安定した立体画像表示を行うことができる。
また、図7(C)、(D)は、駆動回路群DR1、DR2が3原色の各原色信号を書き込む期間を「ロードデータ」で、読み出す期間を「駆動」で示す。また、図7(C)、(D)の下に記載された「赤」、「緑」、「青」は駆動時の画像信号が赤色信号、緑色信号、青色信号であることを示している。
すなわち、図7(C)は、1/3フレーム期間毎に、1/3フレーム前に保持された赤色画像信号による液晶素子の駆動、青色画像信号の入力保持、1/3フレーム前に保持された青色画像信号による液晶素子の駆動、緑色画像信号の入力保持、1/3フレーム前に保持された緑色画像信号による液晶素子の駆動、赤色画像信号の入力保持という順番で2フレーム周期で動作する駆動回路群DR1の動作を模式的に示す。
また、図7(D)は、1/3フレーム期間毎に、緑色画像信号の入力保持、1/3フレーム前に保持された緑色画像信号による液晶素子の駆動、赤色画像信号の入力保持、1/3フレーム前に保持された赤色画像信号による液晶素子の駆動、青色画像信号の入力保持、1/3フレーム前に保持された青色画像信号による液晶素子の駆動という順番で2フレーム周期で動作する駆動回路群DR2の動作を模式的に示す。
図7(C)、(D)から分るように、駆動回路群DR1及びDR2は、同じ1/3フレーム期間では、一方が一つの原色信号の入力保持を行い、他方が異なる原色信号で液晶素子を駆動し、また、1/3フレーム期間毎に原色信号の入力保持と液晶素子の駆動とを交互に行う。図7(C)、(D)に模式的に示すように、シーケンシャルカラー駆動の場合、駆動回路群DR1とDR2は、赤/緑/青の各原色の画像信号を巡回的に順次フレーム駆動される。
また、このフレーム駆動と同期して、発光ダイオード(LED)等の光源から赤/緑/青の各原色光を、そのとき液晶素子を駆動している原色信号と同じ原色の単色光を順次巡回的に切り替えて射出させて液晶パネルに照射することにより、単板のカラー表示システムを構築することができる。この単板のカラー表示システムは、本実施の形態の液晶表示装置を用いて安定した画像表示が可能なシーケンシャル方式のカラー表示を行うことができる。
なお、本発明は、1フレーム期間の分割数は図7(A)〜(D)に示した例に限定されるものではない。
12 透明コモン電極
13 液晶層
14 画素電極
30 液晶表示装置
31 ソースドライバ
32 ゲートドライバ
33 画素部
34 画素
321 シフトレジスタ
322 セレクタ
323 レベルシフタ
LC 液晶素子
DR1、DR2 駆動回路群
SWi11、SWi12、SWi21、SWi22 入力用スイッチ素子
SWo11、SWo12、SWo21、SWo22 出力用スイッチ素子
CS11、CS12、CS21、CS22 キャパシタ(信号保持容量)
W1、W2 行走査線
D1、D2 列信号線

Claims (7)

  1. 2本の列信号線を一組とする複数組の列信号線と、2本の行走査線を一組とする複数組の行走査線との各交差部にそれぞれ接続されており、それぞれ各組の前記2本の行走査線のうちの一方の行走査線を介して入力される第1の行走査信号により所定期間毎に交互に選択又は非選択とされる第1の駆動回路群と、前記2本の行走査線のうちの他方の行走査線を介して入力される第2の行走査信号により、前記第1の駆動回路群の選択時は非選択とされ、前記第1の駆動回路群の非選択時は選択されるように、前記所定期間毎に交互に選択又は非選択とされる第2の駆動回路群とを備えた複数の画素回路と、
    前記複数の画素回路にそれぞれ対応して設けられており、前記画素回路から正極性の画像信号と負極性の画像信号とが交互に印加されて交流駆動される画素電極と、前記画素電極に対向して設けられたコモン電極と、前記画素電極と前記コモン電極との間に設けられた液晶層とからなる複数の液晶素子と
    を有し、
    前記第1の駆動回路群は、
    前記第1の行走査信号により選択されている期間に、前記2本の列信号線のうち一方の列信号線を介して入力される正極性又は負極性の第1の画像信号を保持する第1の保持手段と、
    前記第1の保持手段による保持動作と並行して、前記2本の列信号線のうち他方の列信号線を介して入力される負極性又は正極性の第2の画像信号を保持する第2の保持手段と、
    前記第1の行走査信号により非選択とされている期間に、前記第1の保持手段に保持されている前記第1の画像信号と前記第2の保持手段に保持されている前記第2の画像信号とを交互に読み出して前記画素電極に印加する第1の読み出し手段と
    を有し、
    前記第2の駆動回路群は、
    前記第1の駆動回路群が非選択とされている期間に、前記2本の列信号線のうち一方の列信号線を介して入力される正極性又は負極性の第3の画像信号を保持する第3の保持手段と、
    前記第3の保持手段による保持動作と並行して、前記2本の列信号線のうち他方の列信号線を介して入力される負極性又は正極性の第4の画像信号を保持する第4の保持手段と、
    前記第1の駆動回路群が選択されている期間に、前記3の保持手段に保持されている前記第3の画像信号と前記第4の保持手段に保持されている前記第4の画像信号とを交互に読み出して前記画素電極に印加する第2の読み出し手段と
    を有することを特徴とする液晶表示素子。
  2. 前記第1の駆動回路群の前記第1及び第2の保持手段に保持される前記第1の画像信号及び第2の画像信号は右目用画像信号であり、前記第2の駆動回路群の前記第3及び第4の保持手段に保持される前記第3の画像信号及び第4の画像信号は左目用画像信号であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  3. 前記第1及び第2の駆動回路群は、三原色を構成する各原色の画像信号が順次巡回的に切替入力され、その入力された原色の画像信号を保持する第1の動作と、保持している原色の画像信号を読み出す第2の動作とを交互に行うと共に、前記第1及び第2の駆動回路群の一方の駆動回路群が前記第1の動作を行っている期間は他方の駆動回路群が一方の駆動回路群が前記第1の動作により保持している画像信号と異なる原色の画像信号を読み出す前記第2の動作を行うことを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
  4. 2本の列信号線を一組とする複数組の列信号線と、2本の行走査線を一組とする複数組の行走査線との各交差部にそれぞれ接続された複数の画素回路のそれぞれを構成する第1及び第2の駆動回路群のうち、一方の駆動回路群を各組の前記2本の行走査線を介して入力される第1の行走査信号により選択すると共に、他方の駆動回路群を非選択とする第1の選択ステップと、
    前記第1の選択ステップで前記一方の駆動回路群が選択されている期間に、その一方の駆動回路群に、前記2本の列信号線のうち一方の列信号線を介して入力される正極性又は負極性の第1の画像信号を保持すると同時に、前記2本の列信号線のうち他方の列信号線を介して入力される負極性又は正極性の第2の画像信号を保持する第1の保持ステップと、
    前記第1の選択ステップで前記他方の駆動回路群が非選択とされている期間に、その他方の駆動回路群に既に保持されていた正極性又は負極性の第3の画像信号と負極性又は正極性の第4の画像信号とを交互に読み出して液晶素子の画素電極に印加して交流駆動する第1の読み出しステップと、
    各組の前記2本の行走査線を介して入力される第2の行走査信号により、前記第1の選択ステップで選択された前記一方の駆動回路群を所定期間後に非選択とすると共に、前記第1の選択ステップで非選択とされた前記他方の駆動回路群を前記所定期間後に選択する第2の選択ステップと、
    前記第2の選択ステップで前記他方の駆動回路群が選択されている期間に、その他方の駆動回路群に、前記2本の列信号線のうち一方の列信号線を介して入力される正極性又は負極性の第3の画像信号を保持すると同時に、前記2本の列信号線のうち他方の列信号線を介して入力される負極性又は正極性の第4の画像信号を保持する第2の保持ステップと、
    前記第2の選択ステップで前記一方の駆動回路群が非選択とされている期間に、その一方の駆動回路群に既に保持されていた前記第1の画像信号と前記第2の画像信号とを交互に読み出して前記液晶素子の前記画素電極に印加して交流駆動する第2の読み出しステップと、
    を含み、前記第1の選択ステップ、前記第1の保持ステップ、前記第1の読み出しステップ、前記第2の選択ステップ、前記第2の保持ステップ及び前記第2の読み出しステップを巡回的に繰り返すことを特徴とする液晶表示素子の駆動方法。
  5. 前記正極性の第1の画像信号及び負極性の第2の画像信号は右目用画像信号であり、前記正極性の第3の画像信号及び負極性の第4の画像信号は左目用画像信号であることを特徴とする請求項4記載の液晶表示素子の駆動方法。
  6. 2本の列信号線を一組とする複数組の列信号線と、2本の行走査線を一組とする複数組の行走査線との各交差部にそれぞれ接続されており、それぞれ各組の前記2本の行走査線のうちの一方の行走査線に接続された第1の駆動回路群と、前記2本の行走査線のうちの他方の行走査線に接続された第2の駆動回路群とを備えた複数の画素回路と、
    前記複数の画素回路にそれぞれ対応して設けられており、前記画素回路から正極性の画像信号と負極性の画像信号とが交互に印加されて交流駆動される画素電極と、前記画素電極に対向して設けられたコモン電極と、前記画素電極と前記コモン電極との間に設けられた液晶層とからなる複数の液晶素子と、
    複数組の前記一方の行走査線を介して出力する第1の行走査信号を同じ行に配置された複数の前記画素回路内の前記第1の駆動回路群に印加して所定期間毎に交互に選択又は非選択とすると共に、前記2本の行走査線のうちの他方の行走査線を介して出力する第2の行走査信号を同じ行に配置された複数の前記画素回路内の前記第2の駆動回路群に印加して、前記第1の駆動回路群の選択時は非選択とし、前記第1の駆動回路群の非選択時は選択するように、前記所定期間毎に交互に選択又は非選択とする動作を、列方向に配置された前記複数の画素回路に対して1水平走査期間毎に順次行う選択/非選択手段と、
    前記2本の列信号線のうち一方の列信号線に正極性又は負極性の画像信号を出力すると共に、他方の列信号線に負極性又は正極性の画像信号を出力することを、各組の列信号線に対して一定時間毎に順次に行う画像信号出力手段と、
    を有し、前記第1の駆動回路群は、
    前記第1の行走査信号により選択されている期間に、前記2本の列信号線のうち一方の列信号線を介して入力される正極性又は負極性の第1の画像信号を保持する第1の保持手段と、
    前記第1の保持手段による保持動作と並行して、前記2本の列信号線のうち他方の列信号線を介して入力される負極性又は正極性の第2の画像信号を保持する第2の保持手段と、
    前記第1の行走査信号により非選択とされている期間に、前記第1の保持手段に保持されている前記第1の画像信号と前記第2の保持手段に保持されている前記第2の画像信号とを交互に読み出して前記画素電極に印加する第1の読み出し手段と
    を有し、前記第2の駆動回路群は、
    前記第1の駆動回路群が非選択とされている期間に、前記2本の列信号線のうち一方の列信号線を介して入力される正極性又は負極性の第3の画像信号を保持する第3の保持手段と、
    前記第3の保持手段による保持動作と並行して、前記2本の列信号線のうち他方の列信号線を介して入力される負極性又は正極性の第4の画像信号を保持する第4の保持手段と、
    前記第1の駆動回路群が選択されている期間に、前記3の保持手段に保持されている前記第3の画像信号と前記第4の保持手段に保持されている前記第4の画像信号とを交互に読み出して前記画素電極に印加する第2の読み出し手段と
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  7. 前記選択/非選択手段は、前記第1の駆動回路群と前記第2の駆動回路群とを、1/2フレーム期間毎に交互に選択動作と非選択動作させ、かつ、一方の駆動回路群が選択動作しているときは他方の駆動回路群を非選択動作させる前記第1及び第2の行走査信号を発生し、
    前記画像信号出力手段は、前記第1及び第2の行走査信号に同期して、或る1フレーム期間では各組の前記2本の列信号線の一方の列信号線を介して前記画素回路へ前記正極性の画像信号を出力すると共に、他方の列信号線を介して前記画素回路へ前記負極性の画像信号を出力し、次の1フレーム期間では各組の前記2本の列信号線の一方の列信号線を介して前記画素回路へ前記負極性の画像信号を出力すると共に、他方の列信号線を介して前記画素回路へ前記正極性の画像信号を出力することを1フレーム期間毎に繰り返す
    ことを特徴とする請求項6記載の液晶表示装置。
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