JP2010231055A - 携帯型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電軽量化を阻害することのない簡単な構成で、容易に片手で取り扱うことができ、かつ視認性の良好な携帯型表示装置を提供すること。
【解決手段】フレキシブル表示パネルと、ヒンジを介して回動可能に連結された第1の筐体と第2の筐体とを有し、当該第1の筐体と第2の筐体とで前記ヒンジの軸心方向に伸延するようにフレキシブル表示パネルの一側部を挟持する本体ユニットと、を備え、前記本体ユニットは、前記第1の筐体と前記第2の筐体とにより、側面視略I字状から側面視略V字状に姿勢を変形可能であり、側面視略V字状の姿勢としたときに前記フレキシブル表示パネルの一側部を屈曲させ、当該フレキシブル表示パネルの全体を片持ち支持可能とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、デジタルコンテンツなどを表示可能な携帯型表示装置に関し、より詳しくは、フレキシブルな表示パネルを備えた携帯型表示装置に関する。
従来、記憶手段に記憶されているデータファイルに応じた画像を表示させる情報表示装置が知られている。
情報表示装置として、コンパクトな構成の携帯型表示装置が知られており、かかる携帯型表示装置の一例としては、例えば、本体部から巻き取り、展開が可能なフレキシブルな表示パネルを備えるとともに、この表示パネルの背面を覆う裏板を設け、裏板は、表示パネルの巻き取り時には表示パネルの背面に密着し、表示パネルの展開時は少なくとも中央部が表示パネルから離間して、表示パネルを平面状に支持する構成としたものがある(例えば、特許文献1を参照。)。
かかる構成とすることにより、本体部を片手で持った状態であっても表示パネルが垂れさがることなく自立安定する。したがって、本体部を把持した片手で本体部の操作なども可能となる。
特開2008−157996号公報
しかし、上記装置では、表示パネル展開時に裏板が必要であり、この裏板は表示パネルに沿って伸延していることから、どうしても装置全体の重量が嵩む原因となる。特に、本体部を片手で保持するとなると、裏板が本体部側から伸延しているために、本体部から遠くなるほどモーメントがかかり、重量バランスがとりにくく、扱いにくくなるおそれがあった。
そこで、本発明は、この種の携帯型表示装置に常に求められる軽量化を阻害することのない簡単な構成で、容易に片手で取り扱うことができ、かつ視認性の良好な携帯型表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、フレキシブル表示パネルと、ヒンジを介して回動可能に連結された第1の筐体と第2の筐体とを有し、当該第1の筐体と第2の筐体とで前記ヒンジの軸心方向に伸延するようにフレキシブル表示パネルの一側部を挟持する本体ユニットと、を備え、前記本体ユニットは、前記第1の筐体と前記第2の筐体とにより、側面視略I字状から側面視略V字状に姿勢を変形可能であり、側面視略V字状の姿勢としたときに前記フレキシブル表示パネルの一側部を屈曲させ、当該フレキシブル表示パネルの全体を片持ち支持可能とした携帯型表示装置とした。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の携帯型表示装置において、前記本体ユニットが側面視略I字状の姿勢のときに、前記本体ユニットにおいて側面視で前記ヒンジの軸心よりも前記本体ユニットの表面側寄りの領域で前記フレキシブル表示パネルの一側部を挟持し、さらに、当該フレキシブル表示パネルの一側部のうち前記第1の筐体で挟持された領域と前記第2の筐体で挟持された領域との間の領域に、前記フレキシブル表示パネルの屈曲時の撓みを吸収する切欠部を形成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の携帯型表示装置において、前記本体ユニットが側面視略I字状の姿勢のときに、前記本体ユニットにおいて側面視で前記ヒンジの軸心よりも前記本体ユニットの背面側寄りの領域で前記フレキシブル表示パネルの前記一側部を前記第1の筐体と前記第2の筐体との間で非挟持領域を設けて挟持し、さらに、前記第1の筐体及び/又は前記第2の筐体に、前記フレキシブル表示パネルの屈曲時に当該フレキシブル表示パネルの非挟持領域を通過させて前記フレキシブル表示パネルに発生する引張抵抗を防止する引張抵抗防止空間を形成したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯型表示装置において、前記フレキシブル表示パネルの一側部の両端に、前記本体ユニットへの挟持位置を規定する位置決め部を形成し、前記位置決め部は、前記ヒンジの軸心方向への抜けを防止するとともに、前記ヒンジの軸心方向と直交する方向への遊び代を付与することを特徴とする。
本発明によれば、フレキシブル表示パネルを支持するような部材をパネル側に配設することなく、片持ち支持した状態でフレキシブル表示パネルを略水平に維持することができる。したがって、装置全体の重心位置は変わることがないため、操作性が損なわれることもない。
本実施形態に係る携帯型表示装置の正面図である。 同携帯型表示装置の断面図である。 同携帯型表示装置における本体ユニットの第1の姿勢(側面視I字状)におけるフレキシブル表示パネルの状態を示す説明図である。 同携帯型表示装置の本体ユニットの第2の姿勢(側面視V字状)におけるフレキシブル表示パネルの状態を示す説明図である。 第2の姿勢におけるフレキシブル表示パネルのヒンジに対する位置の違いによる状態の変化を示す説明図である。 他の実施形態に係る携帯型表示装置の説明図である。 他の実施形態に係る携帯型表示装置の説明図である。 他の実施形態に係る携帯型表示装置の説明図である。
(携帯型表示装置の概要)
以下、本発明の第1の実施形態に係る携帯型表示装置の概要について、図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態に係る携帯型表示装置は、本体ユニット1と、可撓性を有するフレキシブル表示パネル(以下、単に「表示パネル」とする)2とを備えており、本体ユニット1によりフレキシブル表示パネル2を支持している。
本体ユニット1は、ヒンジ3を介して回動可能に連結された第1の筐体11と第2の筐体12とを有しており、当該第1の筐体11と第2の筐体12とでヒンジ3の軸心方向に伸延するようにフレキシブル表示パネル2の一側部を挟持している。
表示パネル2は、例えば、可撓性を有するプラスチック製のベースフィルム上に有機EL素子を形成した有機ELディスプレイシートからなる構成となっており、本実施形態では、横長の略A5サイズの矩形形状としている。
本実施形態に係る本体ユニット1は、第1の筐体11を正面視で上側に位置させ、第2の筐体12を正面視で下側に位置させるとともに、両筐体11,12の表面には、複数の操作ボタン40を有する操作部4を設けている。ユーザは、この本体ユニット1を片手で把持しながら操作部4を操作することが可能である。
このように、本実施形態に係る携帯型表示装置は、ユーザが本体ユニット1を片手で持って表示パネル2上に表示させたコンテンツなどを閲覧することができるコンパクトな構成となっている。また、本体ユニット1内に後述する基板15などを収納配設しており、重量的には表示パネル2よりも重くなっている。そして、携帯型表示装置を片手で持ったときに、表示パネル2の先端側にモーメントがかかってしまうと、携帯型表示装置を片手で保持する上からも、操作性の上から好ましくないため、装置全体の重心位置を本体ユニット1側に位置させた重量バランスとしている。
こうして、ユーザは本体ユニット1を片手で持ち、操作部4の操作ボタン40を指で操作することにより、本体ユニット1に設けられた図示しないスロット部に装着した記録媒体などから所望するコンテンツを選択し、これを表示パネル2に表示させて閲覧することができる。
第1の筐体11と第2の筐体12とを連結するヒンジ3は一般的な構造としており、第1の筐体11の下端部に連設した凸状筒部31を、第2の筐体12の上端部に設けた凹部32に嵌装し、第1の筐体11の凸状筒部31と、第2の筐体12の凹部32の両側に形成された左右筒部33,34とを回動軸30を介して連結している。そして、第1の筐体11と第2の筐体12とを所定の回動許容範囲内で回動可能としている。
また、図2に示すように、本体ユニット1を構成する第1の筐体11と第2の筐体12は、操作部4が設けられた表面側ケース11a,12aと、その反対側の裏面側ケース11b,12bとを重合して構成しており、表面側ケース11a,12aと裏面側ケース11b,12bとによって、表示パネル2を挟持している。
図2(b)に示すように、第1の筐体11と第2の筐体12の表面側ケース11a,12aにはキャビティ部16がそれぞれ設けられており、各キャビティ部16内にそれぞれ基板15が配設され、前述の操作部4の操作ボタン40などと電気的に接続している。
かかる構成とした携帯型表示装置において、ユーザが本体ユニット1を片手で持った場合、フレキシブルな表示パネル2を片持ち支持している以上、通常は、図3の一点鎖線で示すように、フレキシブルな表示パネル2の先端側は垂れ下がってしまう。図3中、符号2aは表示パネル2の表示領域をなす表面を示しており、符号2bは裏面を示している。
そこで、本実施形態では、本体ユニット1を上述した構成とすることで、第1の筐体11と第2の筐体12とにより、側面視略I字状(図3参照)から側面視略V字状(図4参照)に姿勢を変形可能として、側面視略V字状の姿勢としたときに表示パネル2の一側部を屈曲させ、当該表示パネル2の全体を、図4に示すように、ピンと緊張させた状態で片持ち支持可能としている。
すなわち、物体の変形のし難さを表した量として知られる断面二次モーメントが、側面視略I字状のときよりも、側面視略V字状のときの方が大きくなるからであり、これは、例えば、平板そのままよりもリブを設けた方が、曲がり難くなることと同じである。
また、身近な例で言えば、紙や樹脂フィルムなどのような薄葉材を手にしたときに、手から離隔している材先端側が垂れ下がるのを防止するために、手元の端部を指で折り曲げて薄葉材を保持する場合と似ている。
このように、本実施形態によれば、本体ユニット1を、側面視略I字状とした第1の姿勢から、側面視略V字状である第2の姿勢に変形させるだけで、片持ち支持でありながらも、先端から垂れ下がりがちな表示パネル2を、略水平状態に簡単に保持できるようになるため、携帯型表示装置を片手で持ち、片手で操作しながら所望するコンテンツの閲覧を視認性に支障を来すことなく楽しむことができる。
したがって、これまでのように、表示パネル2を支持するための裏板などが不要となり、裏板による重量増加を防止しながら、片持ち支持した状態で表示パネル2を略水平に維持することができる。そして、携帯型表示装置の重心位置も本体ユニット1側から移動することがなく、重量バランスも変わらないため持ち易く、しかも、片手による簡便な操作性を維持することができる。
なお、図4に示した例では、第2の姿勢が谷形となる側面視略V字状として説明したが、「V字」とは天地逆向きのV字も含む。つまり、第1の筐体11と第2の筐体12とがヒンジ3を介して回動したときの姿勢としては、側面視で略山形形状であっても構わない。また、第2の姿勢としては、例えば、ヒンジ3を挟んだ第1の筐体11と第2の筐体12との間の角度が175度〜140度の間の範囲で複数段階(例えば2段階程度)に規定できるように構成しておくことが好ましい。
図5に示したものは、本体ユニット1を側面視略V字状(第2の姿勢)とした場合において、表示パネル2の状態が、当該表示パネル2の本体ユニット1の厚み方向における配設位置がヒンジ3を基準として異なった場合に、どのように変化するかを示している。
すなわち、図5において、符号100は本体ユニット1に相当する仮想筐体を示し、符号300がヒンジ3の仮想軸心とした場合、仮想筐体100が側面視で仮想軸心300と同じ高さ位置に配設されていればよいが、設計上、仮想軸心300に対して上下にずれた位置に配設しなければならない場合がある。
例えば、表示パネル2が仮想軸心300よりも仮想筐体100の表面側(操作部4側であり、図5においては上側)に配設されていると、仮想筐体100が図示するように側面視略V字状の姿勢のときには、表示パネル2は仮想軸心300に対応する位置で屈曲し、矢印210で示す方向に力が作用して当該位置においては撓みが生じる。
一方、表示パネル2が仮想軸心300よりも仮想筐体100の裏面側(操作部4の反対側であり、図5においては下側)に配設されていると、仮想筐体100が図示するように側面視略V字状の姿勢のときには、表示パネル2の仮想軸心300に対応する位置は、矢印220で示す方向に張力を受けることになり、亀裂が生じたり、所定分量だけ伸長したりしなければ仮想筐体100は実際には側面視略V字状の姿勢をとることはできない。
そこで、本実施形態では、図1に示すように、本体ユニット1によって直接挟持される表示パネル2の端部側部分である被挟持部20は、その中央位置であってヒンジ3に対応する部分には切欠部21を形成し、第1の筐体11と第2の筐体12とがヒンジ3を介して回動して表示パネル2が屈曲したときの撓みを吸収できるようにしている。特に、この切欠部21は、第1の筐体11と第2の筐体12との回動方向が、操作部4同士が互いに離反する方向への回動の場合に有用となる。すなわち、第1の筐体11と第2の筐体12とがヒンジ3を介して回動したときの第2の姿勢が、側面視で略逆V字状(略山形形状)の場合に有用となる。
また、図1に示すように、本体ユニット1において、表示パネル2の切欠部21と対応する位置には空隙部14が形成されており、第1の筐体11と第2の筐体12とがヒンジ3を介して回動した際に表示パネル2に発生する引張抵抗を防止する引張抵抗防止空間として機能するようにしている。本実施形態では、空隙部14を、図2(a)に示すように、第1の筐体11の裏面側ケース11bと、第2の筐体12の裏面側ケース12bとにかけて形成している。
特に、この空隙部14は、第1の筐体11と第2の筐体12とがヒンジ3を介して回動したときの第2の姿勢が、側面視で略V字状の場合、すなわち、第1の筐体11と第2の筐体12との回動方向が、操作部4同士が互いに近づく方向への回動の場合に有用となる。
また、被挟持部20の図1における上下端部には凹状位置決め部51と孔状位置決め部52とを形成している。そして、かかる凹状位置決め部51及び孔状位置決め部52と、前記切欠部21との間には、両面テープなどを用いた貼着部22を必要に応じて設けることができ、表示パネル2を本体ユニット1にしっかりと固着できるようにしている。なお、ここでは位置決め部として、凹状のもの(凹状位置決め部51)と孔状のもの(孔状位置決め部52)とを備える構成としたが、両方ともに凹状、あるいは孔状のものであってもよい。また、上記凹状位置決め部51及び孔状位置決め部52とは上下入れ替わってもよい。
なお、凹状位置決め部51は、被挟持部20の縁部分から所定深さで切り取った切欠部で形成し、孔状位置決め部52は所定のサイズの円孔部で形成しており、それぞれの内部に第1の筐体11の裏面側ケース11b、第2の筐体12の裏面側ケース12bにそれぞれ突設された位置決め凸部13が挿入される。かかる構成により、表示パネル2の挟持位置を決定するとともに、脱落防止が図られている。
ここで、図6〜図8を参照しながら、他の実施形態に係る携帯型表示装置について説明する。なお、以下では、前述してきた第1の実施形態と同じ構成要素については同じ符号を付して、その説明は省略する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る携帯型表示装置は、基本構成は上述してきた第1の実施形態と略同様であり、図6に示すように、本体ユニット1を構成する第1の筐体11と第2の筐体12とでヒンジ3の回動軸30の軸心方向に伸延するように表示パネル2の一側部である被挟持部20を挟持している。ここでは、図示するように、被挟持部20には両面テープからなる貼着部22,22を設け、表示パネル2を本体ユニット1にしっかりと固着している。また、被挟持部20には、第1の実施形態と同じ凹状位置決め部51と孔状位置決め部52とが設けられている。
本実施形態の本体ユニット1も、第1の筐体11と第2の筐体12とにより、側面視略I字状から、図6(b)に示すように、谷形である側面視略V字状に姿勢を変形可能としており、かかる側面視略V字状の第2の姿勢としたときに表示パネル2の一側部となる被挟持部20を屈曲させ、当該表示パネル2の全体を片持ち支持可能としている。なお、この第2の実施形態においては、本体ユニット1は側面視山形形状には変形不可としている。すなわち、第1の筐体11と第2の筐体12との回動方向は、操作部4同士が互いに近づく方向へのみに規制されている。
そして、本体ユニット1が側面視略I字状の姿勢のときに、この本体ユニット1において側面視でヒンジ3の回動軸30の軸心よりも本体ユニット1の表面側(操作部4側)寄りの領域で表示パネル2の一側部を挟持するようにしている。
そして、かかる構成において、表示パネル2の一側部(被挟持部20)のうち第1の筐体11で挟持された領域と第2の筐体12で挟持された領域との間の領域に、表示パネル2の屈曲時の撓みを吸収する切欠部21を形成している。
図示するように、被挟持部20の略中央位置であって、本体ユニット1のヒンジ3の位置に対応する位置に当該被挟持部20の端縁から略コ字状に切欠開口された切欠部21が形成されている。その切欠深さは、本体ユニット1のパネル側をなす側縁部1aと切欠部21の切欠開口縁21aとの間に間隙が形成されるように深くしている。
かかる構成により、本体ユニット1を側面視略V字状の第2の姿勢として、表示パネル2の全体を片持ち支持するときに、表示パネル2に生じる撓みを吸収することができ、当該表示パネル2に無用なダメージを加えるおそれがない。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る携帯型表示装置について説明する。これも、基本構成は第1の実施形態と略同様であって、図7に示すように、本体ユニット1を構成する第1の筐体11と第2の筐体12とでヒンジ3の回動軸30の軸心方向に伸延するように表示パネル2の一側部である被挟持部20を挟持している。また、第2実施形態同様、被挟持部20には両面テープからなる貼着部22,22を設け、表示パネル2を本体ユニット1にしっかりと固着している。なお、この実施形態では、被挟持部20に設けた位置決め部としては、凹状位置決め部51を廃止して、上下いずれにも円孔部からなる孔状位置決め部52を設けている。
そして、ここでは、本体ユニット1が側面視略I字状の姿勢のときに、この本体ユニット1において側面視でヒンジ3の回動軸30の軸心よりも本体ユニット1の背面側(操作部4の反対側)寄りの領域で表示パネル2の一側部である被挟持部20を第1の筐体11と第2の筐体12との間で非挟持領域を設けて挟持するようにし、かかる構成において、図示するように、第1の筐体11及び第2の筐体12に、表示パネル2の屈曲時に当該表示パネル2の非挟持領域を通過させて表示パネル2に発生する引張抵抗を防止する引張抵抗防止空間となる空隙部17を形成している。
ここで、非挟持領域とは、空隙部17における平面方向に広がる領域の概念であり、引張抵抗防止空間とは、さらに本体ユニット1の厚み方向の概念が加わったもので、かかる概念を具現化した空隙部17を、本実施形態では、図7に示すように、本体ユニット1のパネル側をなす側縁部1aであって、ヒンジ3の回動軸30よりも広幅に形成している。しかも、先に説明した第1の実施形態とは異なり、空隙部17は、本体ユニット1の表面側から背面側にかけて当該本体ユニット1の厚み方向全体を切欠して形成されている。
ところで、この第3の実施形態においても、第2の実施形態同様、本体ユニット1は、第1の筐体11と第2の筐体12とによって側面視略I字状から、図7(b)に示すように、谷形である側面視略V字状に姿勢を変形可能としており、かかる側面視略V字状の第2の姿勢としたときに表示パネル2の一側部となる被挟持部20を屈曲させ、当該表示パネル2の全体を片持ち支持可能としている。そして、本実施形態においても、本体ユニット1は側面視山形形状には変形不可としている。すなわち、第1の筐体11と第2の筐体12との回動方向は、操作部4同士が互いに近づく方向へのみに規制されている。
かかる構成としたことにより、本体ユニット1を側面視略V字状の第2の姿勢として、表示パネル2の全体を片持ち支持するときに、表示パネル2は第1の筐体11と第2の筐体12に沿って無理に湾曲状態に伸長することがなく、図7(b)に示すように、ヒンジ3の回動軸30方向に近づくように空隙部17を通過する状態となり、当該表示パネル2に無用なダメージが加わるおそれがない。
ところで、上述の例では、空隙部17を、第1の筐体11及び第2の筐体12にかけて形成した構成としたが、空隙部17は、上述した機能を生起するものであれば、第1の筐体11と第2の筐体12とのうち、いずれか一方に設けることとしてもよい。
(第4の実施形態)
次に、図8を参照しながら、第4の実施形態に係る携帯型表示装置について説明する。これも、基本構成は第1の実施形態と略同様であって、図示するように、本体ユニット1を構成する第1の筐体11と第2の筐体12とでヒンジ3の回動軸30の軸心方向に伸延するように表示パネル2の一側部である被挟持部20を挟持している。
この実施形態では、第2、第3実施形態とは異なり、被挟持部20から貼着部22を廃止するとともに、ヒンジ3の回動軸30の軸心方向と直交する方向への遊び代を付与する位置決め部54を設けている。
さらに、図8(b)に示すように、第1の筐体11及び第2の筐体12にかけて、その内部には、表示パネル2を摺動可能に配設するための扁平なパネル収容空間18を形成している。
表示パネル2の被挟持部20に設けられた本実施形態における位置決め部54は、図示するように、被挟持部20の最上部に形成した凹状の第1位置決め部54aと、第2の筐体12の左筒部33の近傍に形成した円孔状の第2位置決め部54bと、被挟持部20の下部に形成した円孔状の第3位置決め部54cとから構成されている。
そして、第1〜第3位置決め部54a,54b,54cの各内部に、前述したパネル収容空間18を形成する空間形成壁からそれぞれ突設された位置決め凸部130が挿入され、表示パネル2と本体ユニット1との相対的な位置が決定されるとともに、表示パネル2が本体ユニット1から脱落することが防止される。
かかる構成とすれば、第1の筐体11と第2の筐体12とをヒンジ3を介して回動し、側面視略I字状から、図8(b)に示すように、谷形である側面視略V字状、すなわち第2の姿勢に姿勢を変形したとき、表示パネル2は、特に、凹状に形成された第1位置決め部54aによって遊び代が付与されているため、本体ユニット1のV字角度に応じて、第1の筐体11側のパネル収容空間18内をスライドする。
したがって、表示パネル2は、本体ユニット1が第2の姿勢をとることによる圧縮力や張力が加わらず、ダメージを受けることもない。なお、表示パネル2のスライド量は、本体ユニット1のV字角度からしてもさほど大きくはなく、また、表示パネル2と基板15とは、図8(b)に示すように、第2の筐体12側において、フレキシブルなケーブル19を介して接続しているため、構造的に問題を生じることもない。
なお、本実施形態では、第1の筐体11と第2の筐体12とがヒンジ3を介して回動したときの姿勢としては、側面視で略谷形状(略V字形状)、略山形形状(略天地逆V字形状)のいずれでもよい。
上述した実施形態により、以下のような作用効果が期待できる。
(1)フレキシブル表示パネル2と、ヒンジ3を介して回動可能に連結された第1の筐体11と第2の筐体12とを有し、当該第1の筐体11と第2の筐体12とでヒンジ3の軸心方向に伸延するようにフレキシブル表示パネル2の一側部となる被挟持部20を挟持する本体ユニット1とを備え、この本体ユニット1は、第1の筐体11と第2の筐体12とにより、第1の姿勢である側面視略I字状から第2の姿勢である側面視略V字状に姿勢を変形可能であり、側面視略V字状の姿勢(第2の姿勢)としたときにフレキシブル表示パネル2の被挟持部20(一側部)を屈曲させ、当該フレキシブル表示パネル2の全体を片持ち支持可能とした。したがって、片持ち支持でありながらも、先端から垂れ下がりがちなフレキシブル表示パネル2を、略水平状態に簡単に保持できるようになるため、片手で本体ユニット1を把持しながら、所望するコンテンツを、視認性に支障を来すことなく閲覧することができる。また、装置全体の重心位置も本体ユニット1側から移動することがなく、重量バランスが変わらないため、片手で持ち易く、しかも、片手による簡便な操作性を維持することができる。
(2)上記(1)の構成において、本体ユニット1が側面視略I字状の姿勢(第1の姿勢)のときに、本体ユニット1において側面視でヒンジ3の軸心よりも本体ユニット1の表面側(操作部4側)寄りの領域でフレキシブル表示パネル2の被挟持部20(一側部)を挟持し、さらに、当該フレキシブル表示パネル2の被挟持部20(一側部)のうち第1の筐体11で挟持された領域と第2の筐体12で挟持された領域との間の領域に、フレキシブル表示パネル2の屈曲時の撓みを吸収する切欠部21を形成した。したがって、本体ユニット1を側面視略V字状の第2の姿勢として、フレキシブル表示パネル2の全体を片持ち支持するときに、フレキシブル表示パネル2に生じる撓みを切欠部21で吸収することができるため、フレキシブル表示パネル2に無用なダメージを加えるおそれがない。
(3)上記(1)の構成において、本体ユニット1が側面視略I字状の姿勢(第1の姿勢)のときに、本体ユニット1において側面視でヒンジ3の軸心よりも本体ユニット1の背面側(操作部4と反対側)寄りの領域でフレキシブル表示パネル2の被挟持部20(一側部)を第1の筐体11と第2の筐体12との間で非挟持領域を設けて挟持し、さらに、第1の筐体11及び/又は第2の筐体12に、フレキシブル表示パネル2の屈曲時に当該フレキシブル表示パネル2の非挟持領域を通過させてフレキシブル表示パネル2に発生する引張抵抗を防止する空隙部14,17(引張抵抗防止空間)を形成した。したがって、本体ユニット1を側面視略V字状の第2の姿勢として、フレキシブル表示パネル2の全体を片持ち支持するときに、フレキシブル表示パネル2は第1の筐体11と第2の筐体12に沿って無理に湾曲状態に伸長することがなく、ヒンジ3の回動軸30方向に近づくように空隙部17(14)を通過する状態となり、フレキシブル表示パネル2に無用なダメージを加えるおそれがない。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかの構成において、フレキシブル表示パネル2の被挟持部20(一側部)の両端に、本体ユニット1への挟持位置を規定する位置決め部54(54a,54b,54c)を形成し、位置決め部54は、ヒンジ3の軸心方向への抜けを防止するとともに、ヒンジ3の軸心方向と直交する方向への遊び代を付与することとしている。したがって、フレキシブル表示パネル2は、本体ユニット1が側面視略V字状の第2の姿勢をとっても、それによる圧縮力や張力は加わらず、ダメージを受けることもない。
以上、各実施形態を通して本発明を説明してきたが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。
また、上述してきた各効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 本体ユニット
2 フレキシブル表示パネル
3 ヒンジ
4 操作部
11 第1の筐体
12 第2の筐体
14,17 空隙部
20 被挟持部
21 切欠部
30 回動軸
54 位置決め部

Claims (4)

  1. フレキシブル表示パネルと、
    ヒンジを介して回動可能に連結された第1の筐体と第2の筐体とを有し、当該第1の筐体と第2の筐体とで前記ヒンジの軸心方向に伸延するようにフレキシブル表示パネルの一側部を挟持する本体ユニットと、を備え、
    前記本体ユニットは、前記第1の筐体と前記第2の筐体とにより、側面視略I字状から側面視略V字状に姿勢を変形可能であり、側面視略V字状の姿勢としたときに前記フレキシブル表示パネルの一側部を屈曲させ、当該フレキシブル表示パネルの全体を片持ち支持可能としたことを特徴とする携帯型表示装置。
  2. 前記本体ユニットが側面視略I字状の姿勢のときに、前記本体ユニットにおいて側面視で前記ヒンジの軸心よりも前記本体ユニットの表面側寄りの領域で前記フレキシブル表示パネルの一側部を挟持し、さらに、当該フレキシブル表示パネルの一側部のうち前記第1の筐体で挟持された領域と前記第2の筐体で挟持された領域との間の領域に、前記フレキシブル表示パネルの屈曲時の撓みを吸収する切欠部を形成したことを特徴とする請求項1記載の携帯型表示装置。
  3. 前記本体ユニットが側面視略I字状の姿勢のときに、前記本体ユニットにおいて側面視で前記ヒンジの軸心よりも前記本体ユニットの背面側寄りの領域で前記フレキシブル表示パネルの前記一側部を前記第1の筐体と前記第2の筐体との間で非挟持領域を設けて挟持し、さらに、前記第1の筐体及び/又は前記第2の筐体に、前記フレキシブル表示パネルの屈曲時に当該フレキシブル表示パネルの非挟持領域を通過させて前記フレキシブル表示パネルに発生する引張抵抗を防止する引張抵抗防止空間を形成したことを特徴とする請求項1記載の携帯型表示装置。
  4. 前記フレキシブル表示パネルの一側部の両端に、前記本体ユニットへの挟持位置を規定する位置決め部を形成し、前記位置決め部は、前記ヒンジの軸心方向への抜けを防止するとともに、前記ヒンジの軸心方向と直交する方向への遊び代を付与することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯型表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012048094A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Seiko Epson Corp 情報表示端末
JP2012103456A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Seiko Epson Corp 情報表示端末

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