JP2010230479A - 変圧器の内部診断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】変圧器の内部開放点検を行うことなく、巻線の微少変形を詳細に判断できる変圧器の内部診断方法を提供することである。
【解決手段】変圧器の一次巻線または二次巻線のいずれか一方を短絡接地し、短絡接地した反対側の巻線に可変周波数電圧を印加し、巻線に流れる電流を測定し、可変周波数電圧を電流で除算してインピーダンスを求め、インピーダンス周波数特性に基づいて変圧器の一次巻線と二次巻線との偏心、二次巻線の座屈変形、前記偏心と前記座屈変形との複合状態、一次巻線と二次巻線との軸方向変位、前記座屈変形と前記軸方向変位との複合状態のいずれであるかを診断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、変圧器の内部に異常が発生しているかどうかを診断する変圧器の内部診断方法に関する。
例えば、油入変圧器の寿命については、絶縁紙の劣化特性や変圧器の温度上昇特性などから評価されており、変圧器診断技術として従来から油中ガス分析や各種電気試験が広く実施されている。油中ガス分析は、変圧器運転状態で採油し、油中のガス成分量により異常レベルを判定し、ガス組成比の組合せによる異常診断図により、過熱・部分放電・アーク放電を診断する。
一方、各種の電気試験としては、絶縁抵抗測定、巻線抵抗測定、インピーダンス試験、励磁電流測定や変圧比試験などにより、変圧器の内部異常の様相や運転継続の可否を判断している。現状ではこれらの診断手法を適宜組み合わせて変圧器の診断を実施しているが、変圧器の巻線の微少変形については、インピーダンス試験でも変化を捉えることが困難となっており、変圧器の内部開放点検による状態確認以外に効果的な診断手法は確立されていないのが現状である。
変圧器内部の鉄心や巻線の異常様相を同定するものとして、周波数応答解析FRAを利用して、鉄心変形時に変化が現れる第1の測定領域と、巻線異常時に変化が現れる第2の測定領域について、低圧巻線を開放した状態と短絡した状態の高圧巻線の伝達関数を測定すると共に、高圧巻線を開放した状態と短絡した状態の低圧巻線の伝達関数を測定し、変化が現れた測定領域の組み合わせに基づいて変圧器の異常様相を同定するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−25153号公報
しかし、特許文献1のものでは、鉄心の変形、巻線の位置ずれ、巻線の変形が発生していることは判定できるが、例えば、巻線の変形であるとしても、一次巻線と二次巻線との偏心なのか二次巻線の座屈変形なのか、さらには、偏心と座屈変形との複合状態なのか、その詳細を判断することができない。
近年の研究成果として、油入変圧器を長期使用すると、プレスボードなどの絶縁物の枯れにより隙間が発生して巻線が変形しやすくなることが判明した。そこで、変圧器の寿命や使用限界を判断するために、このような巻線の微少変形を捉える技術の確立が要請されている。
従来の油中ガス分析やインピーダンス測定では、巻線の微少変形に対しては精度の良い評価が実施できないため、巻線の微少変形に対する診断手法の確立が必要である。経年30年を超過する油入変圧器が増加傾向にあり、変圧器の期待寿命に近づきつつあることから、今後は信頼度を確保しつつ、既設設備の徹底活用を図っていかなければならない状況にある。
本発明の目的は、変圧器の内部開放点検を行うことなく、巻線の微少変形を詳細に判断できる変圧器の内部診断方法を提供することである。
請求項1の発明に係わる変圧器の内部診断方法は、変圧器の一次巻線または二次巻線のいずれか一方を短絡接地し、短絡接地した反対側の巻線に可変周波数電圧を印加し、前記巻線に流れる電流を測定し、前記可変周波数電圧を電流で除算してインピーダンスを求め、前記インピーダンス周波数特性に基づいて変圧器の一次巻線と二次巻線との偏心、二次巻線の座屈変形、前記偏心と前記座屈変形との複合状態、一次巻線と二次巻線との軸方向変位、前記座屈変形と前記軸方向変位との複合状態のいずれであるかを診断することを特徴とする。
請求項2の発明に係わる変圧器の内部診断方法は、請求項1の発明において、前記変圧器の二次巻線を短絡接地し、前記一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性において、インピーダンス周波数特性の第1共振点が正常状態のインピーダンス周波数特性より高周波側にシフトし、第1共振点より高い周波数領域のインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトしたときは、前記変圧器の一次巻線と二次巻線との偏心であると診断することを特徴とする。
請求項3の発明に係わる変圧器の内部診断方法は、請求項1の発明において、前記変圧器の二次巻線を短絡接地し、前記一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性において、所定の高周波以上の領域でインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトしたとき、または、前記変圧器の一次巻線を短絡接地し、前記二次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性において、所定の高周波以上の領域でインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトしたときは、前記変圧器の二次巻線の座屈変形であると診断することを特徴とする。
請求項4の発明に係わる変圧器の内部診断方法は、請求項1の発明において、前記変圧器の二次巻線を短絡接地し、前記一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性において、所定の高周波以上の領域でインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトし、第1共振点と第2共振点との間のインピーダンスの極小値が正常状態のインピーダンス周波数特性の極小値より大きく、前記極小値と第2共振点との間のインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトし、第2共振点のインピーダンス値が正常状態のインピーダンス周波数特性のインピーダンス値より小さいときは、前記偏心と前記座屈変形との複合状態であると診断することを特徴とする。
請求項5の発明に係わる変圧器の内部診断方法は、請求項1の発明において、前記変圧器の二次巻線を短絡接地し、前記一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性において、第1共振点と第2共振点との間のインピーダンスの極小値が正常状態のインピーダンス周波数特性の極小値より大きく、前記極小値と第2共振点との間のインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より所定周波数幅以上に低周波側にシフトし、第6共振点のインピーダンスが所定値以上のときは、一次巻線と二次巻線との軸方向変位であると診断することを特徴とする。
請求項6の発明に係わる変圧器の内部診断方法は、請求項1の発明において、前記変圧器の二次巻線を短絡接地し、前記一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性において、第1共振点と第2共振点との間のインピーダンスの記極小値と第2共振点との間のインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトし、第2共振点より高周波域では正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトし、第6共振点のインピーダンスが所定値以上のときは、前記座屈変形と前記軸方向変位との複合状態であると診断することを特徴とする。
本発明によれば、変圧器の一次巻線または二次巻線のいずれか一方を短絡接地し、短絡接地した反対側の巻線に可変周波数電圧を印加し、巻線に流れる電流を測定して可変周波数電圧を電流で除算してインピーダンスを求め、そのインピーダンス周波数特性に基づいて、変圧器の一次巻線と二次巻線との偏心、二次巻線の座屈変形、偏心と座屈変形との複合状態、一次巻線と二次巻線との軸方向変位、座屈変形と軸方向変位との複合状態のいずれであるかを診断するので、変圧器の内部開放点検を行うことなく、巻線の微少変形を詳細に判断できる。これにより、変圧器の使用限界の見極めが可能となり、実フィールドにおける油入変圧器の診断精度が向上できるため、油入変圧器の信頼度を維持しつつ既設設備の徹底活用を指向した経年変圧器の保全方策に活用できる。
本発明の実施の形態に係わる変圧器の内部診断方法の一例を示すフローチャート。 本発明で対象とする巻線の微少変形の説明図。 変圧器の一次巻線と二次巻線とが偏心した場合のインピーダンス周波数特性を示す波形図。 変圧器の二次巻線に座屈変形がある場合のインピーダンス周波数特性を示す波形図。 変圧器の二次巻線に偏心と座屈変形とが発生している場合のインピーダンス周波数特性を示す波形図。 変圧器の二次巻線に軸方向変位がある場合のインピーダンス周波数特性を示す波形図。 変圧器の二次巻線に座屈変形と軸方向変位とが発生している場合のインピーダンス周波数特性を示す波形図。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係わる変圧器の内部診断方法の一例を示すフローチャートである。まず、診断対象の変圧器の一次巻線または二次巻線のいずれか一方を短絡接地し(S1)、短絡接地した反対側の巻線に可変周波数電圧を印加する(S2)。そして、インピーダンスを求め(S3)、求めたインピーダンス周波数特性から、巻線の微少変形を詳細に判断する(S4)。インピーダンスは可変周波数電圧を印加したときの巻線に流れる電流を測定し、可変周波数電圧を電流で除算して求める。また、巻線の微少変形は、インピーダンス周波数特性に基づいて、変圧器の一次巻線と二次巻線との偏心、二次巻線の座屈変形、偏心と座屈変形との複合状態、一次巻線と二次巻線との軸方向変位、座屈変形と軸方向変位との複合状態のいずれであるかを診断することにより行う。
すなわち、本発明では、変圧器の巻線に可変周波数電圧を印加して、インピーダンス周波数特性を求め、そのインピーダンス周波数特性に基づいて変圧器の巻線不具合の診断するというFRA(Frequency Response Analysis:周波数応答解析)を用いた診断を行う。つまり、本発明は、変圧器のインピーダンスの周波数応答は、巻線のインダクタンスと静電容量とにより決定され、巻線が変形した場合にはインダクタンスと静電容量とが変化し、変形部位に対応する共振点の周波数や振幅が変化することに着目したものである。以下、実際の変圧器の単相巻線モデルにおいて、巻線の変位や変形によるFRA特性変化を測定し、巻線変形時の物理変化とFRA特性の周波数変化領域を明らかにした点について説明する。
図2は、本発明で対象とする巻線の微少変形の説明図である。図2(a)は変圧器の一次巻線11と二次巻線12との偏心、図2(b)は二次巻線12の座屈変形、図2(c)は偏心と座屈変形との複合状態、図2(d)は一次巻線11と二次巻線12との軸方向変位を示している。なお、図示は省略するが、座屈変形と軸方向変位との複合状態も本発明では対象とする。
図2(a)において、正常状態では一次巻線11と二次巻線12とは同心円筒状に形成されて楔で互いに保持されているが、一次巻線11と二次巻線12との間の楔がずれると、一次巻線11の中心A1と二次巻線12の中心A2とがずれて二次巻線12が偏心する。図2(a)では、二次巻線12が偏心して、一次巻線11の中心A1と二次巻線12の中心A2との間にずれΔxが生じた場合を示している。図2(b)では、内側の二次巻線12が座屈変形した場合を示しており、座屈変形部13が生じた場合を示している。
また、図2(c)では、図2(a)の一次巻線11と二次巻線12との偏心と、図2(b)の二次巻線12の座屈変形が同時に発生した場合を示し、図2(d)は、内側の二次巻線12の軸方向位置B2が一次巻線11の軸方向位置B1よりΔyだけ、軸方向にずれた場合を示している。また、図示は省略するが、本発明では、図2(d)の軸方向ずれに図2(b)に示した二次巻線12の座屈変形が同時に発生した場合も対象とする。
図3は一次巻線11と二次巻線12とが偏心した場合のインピーダンス周波数特性を示す波形図であり、図3(a)は変圧器の二次巻線を短絡接地し一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性図、図3(b)は変圧器の一次巻線を短絡接地し二次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性図である。図3(a)、図3(b)において、曲線S1は正常状態のときの波形、曲線S2は相対的に偏心量Δxが小さいときの波形、曲線S3は相対的に偏心量Δxが大きいときの波形である。
図3(a)から分かるように、一次巻線に可変周波数電圧を印加したときは、曲線S2、S3は、インピーダンス周波数特性の第1共振点Q1が正常状態の曲線S1より高周波側にシフトし、第1共振点Q1と第2共振点との間の最初の極小値より高い周波数領域においては、正常状態の曲線S1より低周波側にシフトしている。一方、図3(b)から分かるように、二次巻線に可変周波数電圧を印加したときは、曲線S1、S2、S3はほぼ同じ特性となり、偏心による周波数特性の変化はほとんどない。従って、変圧器の二次巻線の半径方向の偏心では、一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性が、第一共振点Q1より高い周波数領域で、インピーダンス周波数特性が低周波側に移動したことで診断が可能である。
変圧器の二次巻線の偏心診断の精度を上げるためには、一次巻線に可変周波数電圧を印加したとき及び二次巻線に可変周波数電圧を印加したときの双方の波形で診断するようにしてもよい。すなわち、一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性が、正常時の特性より、第一共振点Q1より高い周波数領域で低周波側に移動し、かつ、二次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性が、正常時の特性とほぼ同じであるときに、変圧器の二次巻線の偏心であると診断できる。
次に、図4は二次巻線12に座屈変形がある場合のインピーダンス周波数特性を示す波形図であり、図4(a)は変圧器の二次巻線を短絡接地し一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性図、図4(b)は変圧器の一次巻線を短絡接地し二次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性図である。図4(a)、図4(b)において、曲線S4は正常状態のときの波形、曲線S5は相対的に座屈変形が小さいときの波形、曲線S6は相対的に座屈変形が大きいときの波形である。
図4(a)から分かるように、一次巻線に可変周波数電圧を印加したときは、曲線S5、S6は、所定の高周波(50kHz)以上の領域で、インピーダンス周波数特性の正常状態の曲線S4より低周波側にシフトした特性となっている。一方、図4(b)から分かるように、二次巻線に可変周波数電圧を印加したときは、曲線S5、S6は、所定の高周波(400kHz)以上の領域で、インピーダンス周波数特性の正常状態の曲線S4より低周波側にシフトした特性となっている。
従って、二次巻線12の座屈変形では、一次巻線や二次巻線に可変周波数電圧を印加したときの所定の高周波領域で、インピーダンス周波数特性が低周波側に移動したことで診断が可能である。特に、二次巻線に可変周波数電圧を印加したときには、所定の高周波(400kHz)以上の領域で、座屈変形の場合の特徴的な波形が得られるので、変圧器の座屈変形を容易に診断できる。
変圧器の二次巻線の座屈変形診断の精度を上げるためには、一次巻線に可変周波数電圧を印加したとき及び二次巻線に可変周波数電圧を印加したときの双方の波形で診断するようにしてもよい。すなわち、一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性が、正常時の特性より、所定の高周波(50kHz)以上の領域で低周波側にシフトした特性となっており、かつ、二次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性が、所定の高周波(400kHz)以上の領域で正常状態の特性より低周波側にシフトした特性となっているときには、変圧器の二次巻線の偏心であると診断できる。
次に、図5は二次巻線12に偏心と座屈変形とが発生している場合のインピーダンス周波数特性を示す波形図であり、図5(a)は変圧器の二次巻線を短絡接地し一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性図、図5(b)は変圧器の一次巻線を短絡接地し二次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性図である。図5(a)、図5(b)において、曲線S7は正常状態のときの波形、曲線S8は相対的に座屈変形のみの場合の波形、曲線S9は偏心と座屈変形がある場合の波形である。
図5(a)から分かるように、一次巻線に可変周波数電圧を印加したときは、曲線S9は、所定の高周波(50kHz)以上の領域でインピーダンス周波数特性が正常状態の曲線S7や座屈変形のみの場合の曲線S8より低周波側にシフトしている。また、第1共振点Q1と第2共振点Q2との間のインピーダンス値の極小値m1が正常状態のインピーダンス値の極小値m2より大きく、その極小点m1と第2共振点Q2との間のインピーダンス周波数特性が正常状態の曲線S7や座屈変形のみの場合の曲線S8より低周波側にシフトしている。さらには、第2共振点Q2のインピーダンス値M1が正常状態のインピーダンス値M2より小さくなっている。
一方、図5(b)から分かるように、二次巻線に可変周波数電圧を印加したときは、曲線S9は、所定の高周波(400kHz)以上の領域で、インピーダンス周波数特性の正常状態の曲線S7より低周波側にシフトした特性となっている。なお、この場合、曲線S9は、座屈変形のみの場合の曲線S8とほぼ同じ特性となっている。
従って、変圧器の二次巻線の偏心と座屈変形との複合状態では、一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性が、所定の高周波(50kHz)以上の領域でインピーダンス周波数特性が正常状態の曲線S7や座屈変形のみの場合の曲線S8より低周波側にシフトし、第1共振点Q1と第2共振点Q2との間のインピーダンス値の極小値m1が正常状態のインピーダンス値の極小値m2より大きく、その極小点m1と第2共振点Q2との間のインピーダンス周波数特性が正常状態の曲線S7や座屈変形のみの場合の曲線S8より低周波側にシフトしており、さらに、第2共振点Q2のインピーダンス値が正常状態の曲線S7や座屈変形のみの場合の曲線S8より小さくなっているときは、変圧器の偏心と座屈変形との複合状態であると診断する。
この場合においても、変圧器の二次巻線の偏心と座屈変形との複合状態の診断の精度を上げるためには、一次巻線に可変周波数電圧を印加したとき及び二次巻線に可変周波数電圧を印加したときの双方の波形で診断するようにしてもよい。
次に、図6は二次巻線に軸方向変位がある場合のインピーダンス周波数特性を示す波形図であり、図6(a)は変圧器の二次巻線を短絡接地し一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性図、図6(b)は変圧器の一次巻線を短絡接地し二次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性図である。図6(a)、図6(b)において、曲線S10は正常状態のときの波形、曲線S11は相対的に軸方向変位が小さいときの波形、曲線S12は相対的に軸方向変位が大きいときの波形である。
図6(a)において、一次巻線に可変周波数電圧を印加したときは、軸方向変位があるとき曲線S11、S12は正常状態の曲線10と比較し、第1共振点Q1と第2共振点Q2との間のインピーダンスの極小値m11、m12が正常状態のインピーダンス周波数特性の極小値m2より大きい。また、極小値m11、m12と第2共振点Qとの間のインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より所定周波数幅Δf以上に低周波側にシフトしている。さらには、第6共振点のインピーダンスが正常状態のときの波形より大きくなっている。
一方、図6(b)から分かるように、二次巻線に可変周波数電圧を印加したときは、曲線S10、S11、S12はほぼ同じ特性となり、軸方向変位による周波数特性の変化はほとんどない。従って、変圧器の二次巻線の軸方向変位では、一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性の特徴点から一次巻線と二次巻線との軸方向変位であると診断できる。この場合においても、変圧器の二次巻線の偏心と座屈変形の複合状態の診断の精度を上げるためには、一次巻線に可変周波数電圧を印加したとき及び二次巻線に可変周波数電圧を印加したときの双方の波形で診断するようにしてもよい。
次に、図7は二次巻線12に座屈変形と軸方向変位とが発生している場合のインピーダンス周波数特性を示す波形図であり、図7(a)は変圧器の二次巻線を短絡接地し一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性図、図7(b)は変圧器の一次巻線を短絡接地し二次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性図である。図7(a)、図7(b)において、曲線S13は正常状態のときの波形、曲線S14は座屈変形と軸方向変位とが発生しており相対的に軸方向変位が小さい場合の波形、曲線S15は座屈変形と軸方向変位とが発生しており相対的に軸方向変位が大きい場合の波形である。
図7(a)において、一次巻線に可変周波数電圧を印加したときは、所定の高周波範囲50kHz〜70kHzと、第6共振点〜700kHzとの間でのインピーダンス周波数特性に着目する。すなわち、まず、所定の高周波範囲(50kHz〜70kHz)において、曲線S14、S15の第1共振点Q1と第2共振点Q2との間の極小値(最初の極小値)mと、第2共振点Q2との間のインピーダンス周波数特性に着目する。すなわち、最初の極小値mと第2共振点Q2との間のインピーダンス周波数特性は、曲線S14、S15は正常状態の曲線S13より低周波側にシフトし、第2共振点Q2より高周波域では正常状態の曲線S13より低周波側にシフトしている。また、第6共振点〜700kHzとの間において、第6共振点Q6のインピーダンス値が所定値以上となっている。一方、図7(b)から分かるように、二次巻線に可変周波数電圧を印加したときは、図5(b)に示したように、座屈変形の場合、偏心と座屈変形との複合状態の場合のインピーダンス周波数特性とほぼ同様な特性が得られる。
従って、座屈変形と軸方向変位との複合状態では、一次巻線に可変周波数電圧を印加したときの最初の極小値mと第2共振点との間のインピーダンス周波数特性が軸方向変位状態のインピーダンス周波数特性より高周波側にシフトし、第6共振点のインピーダンスが所定値以上のときは、座屈変形と軸方向変位との複合状態であると診断できる。
この場合においても、変圧器の二次巻線の座屈変形と軸方向変位の複合状態の診断の精度を上げるためには、一次巻線に可変周波数電圧を印加したとき及び二次巻線に可変周波数電圧を印加したときの双方の波形で診断するようにしてもよい。
本発明の実施の形態によれば、変圧器の一次巻線または二次巻線のいずれか一方を短絡接地し、短絡接地した反対側の巻線に可変周波数電圧を印加し、巻線に流れる電流を測定して可変周波数電圧を電流で除算してインピーダンスを求め、そのインピーダンス周波数特性の波形の特徴を調べる。そして、その波形の特徴から、変圧器の一次巻線と二次巻線との偏心、二次巻線の座屈変形、偏心と座屈変形との複合状態、一次巻線と二次巻線との軸方向変位、座屈変形と軸方向変位との複合状態のいずれであるかを診断するので、変圧器の内部開放点検を行うことなく、巻線の微少変形を詳細に判断できる。
11…一次巻線、12…二次巻線、13…座屈変形部

Claims (6)

  1. 変圧器の一次巻線または二次巻線のいずれか一方を短絡接地し、短絡接地した反対側の巻線に可変周波数電圧を印加し、前記巻線に流れる電流を測定し、前記可変周波数電圧を電流で除算してインピーダンスを求め、前記インピーダンス周波数特性に基づいて変圧器の一次巻線と二次巻線との偏心、二次巻線の座屈変形、前記偏心と前記座屈変形との複合状態、一次巻線と二次巻線との軸方向変位、前記座屈変形と前記軸方向変位との複合状態のいずれであるかを診断することを特徴とする変圧器の内部診断方法。
  2. 前記変圧器の二次巻線を短絡接地し、前記一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性において、インピーダンス周波数特性の第1共振点が正常状態のインピーダンス周波数特性より高周波側にシフトし、第1共振点より高い周波数領域のインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトしたときは、前記変圧器の一次巻線と二次巻線との偏心であると診断することを特徴とする請求項1に記載の変圧器の内部診断方法。
  3. 前記変圧器の二次巻線を短絡接地し、前記一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性において、所定の高周波以上の領域でインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトしたとき、または、前記変圧器の一次巻線を短絡接地し、前記二次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性において、所定の高周波以上の領域でインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトしたときは、前記変圧器の二次巻線の座屈変形であると診断することを特徴とする請求項1に記載の変圧器の内部診断方法。
  4. 前記変圧器の二次巻線を短絡接地し、前記一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性において、所定の高周波以上の領域でインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトし、第1共振点と第2共振点との間のインピーダンスの極小値が正常状態のインピーダンス周波数特性の極小値より大きく、前記極小値と第2共振点との間のインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトし、第2共振点のインピーダンス値が正常状態のインピーダンス周波数特性のインピーダンス値より小さいときは、前記偏心と前記座屈変形との複合状態であると診断することを特徴とする請求項1に記載の変圧器の内部診断方法。
  5. 前記変圧器の二次巻線を短絡接地し、前記一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性において、第1共振点と第2共振点との間のインピーダンスの極小値が正常状態のインピーダンス周波数特性の極小値より大きく、前記極小値と第2共振点との間のインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より所定周波数幅以上に低周波側にシフトし、第6共振点のインピーダンスが所定値以上のときは、一次巻線と二次巻線との軸方向変位であると診断することを特徴とする請求項1に記載の変圧器内部診断方法。
  6. 前記変圧器の二次巻線を短絡接地し、前記一次巻線に可変周波数電圧を印加したときのインピーダンス周波数特性において、第1共振点と第2共振点との間のインピーダンスの記極小値と第2共振点との間のインピーダンス周波数特性が正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトし、第2共振点より高周波域では正常状態のインピーダンス周波数特性より低周波側にシフトし、第6共振点のインピーダンスが所定値以上のときは、前記座屈変形と前記軸方向変位との複合状態であると診断することを特徴とする請求項1に記載の変圧器内部診断方法。
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