JP2010230000A - 内燃機関及び内燃機関用コネクティングロッド - Google Patents

内燃機関及び内燃機関用コネクティングロッド Download PDF

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【課題】内燃機関のコネクティングロッド及び当該コネクティングロッドを備えた内燃機関に関し、高負荷時のノッキングや燃焼室の過大なピーク圧の発生を回避することにより、高負荷時及び低負荷時において効率が良くかつ振動や騒音も低減可能な技術手段を得る。
【解決手段】内燃機関の燃焼室3で発生する燃焼圧力を、ピストン6で受けてピストンピン7に連結されたコネクティングロッド9を介して、クランクシャフト8へ駆動力として伝達する内燃機関において、コネクティングロッド9に潤滑油の弾性を利用した機構を具備することにより、燃焼圧力の上昇を抑制することが可能になり、火花点火機関を低負荷時に圧縮比を高くして、高負荷時にノッキングを回避すると共に、圧縮着火機関の摩擦損失を低減して、内燃機関の効率を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、内燃機関のコネクティングロッド及び当該コネクティングロッドを備えた内燃機関に関する。
内燃機関の従来のコネクティングロッドは、ピストンに接続される小端部とクランクシャフトに接続される大端部とそれらを連結する軸部とが一体構造とされている。
内燃機関の圧縮比を高くすることにより、機関の効率を向上させることができる。しかし、ガソリンエンジンのような火花点火機関では、主としてノッキングの問題があり、圧縮比を高くするには制約がある。また、ディーゼルエンジンのような圧縮着火機関では、圧縮比を高くすると燃焼圧力が上昇するので機関の強度向上を必要とし、摩擦損失が増大して高回転域で取出せる軸出力が低減する問題がある。
この種の問題を解決する試みとして、特許文献1は、コネクティングロッドに可変手段をもたせることにより、圧縮比を所定の領域で可変させてエンジンの性能向上及び耐久性向上などを両立させることを提案している。特許文献1は、その具体的手段として、コネクティングロッドの軸部を湾曲させて、燃焼圧力が作用したときに湾曲した軸部が撓んでコネクティングロッドの軸方向長さを収縮させ、燃焼室のピーク圧を抑制することを提案している。また他の具体的手段として、コネクティングロッドの軸部を形状記憶金属で形成することにより、温度や圧力に応じてコネクティングロッドの軸方向長さを変化させることを提案している。
更に特許文献2には、ピストンの上死点における内燃機関の振動や騒音を低減することを課題として、コネクティングロッドの軸部と大端部とを弾性的に連結する第1弾性部及び第2弾性部を備え、この第2弾性部の弾性係数を第1弾性部の弾性係数よりも高く設定した内燃機関用コネクティングロッドが提案されている。
特開2000−204963号公報 特開平8−28543号公報
内燃機関の圧縮比を最適化して燃焼効率を向上させることを課題として、従来から、可変圧縮比機構が多種考案されているが、実用化が困難であり、今後の課題となっている。例えば、特許文献1に提案されている湾曲構造のコネクティングロッドや特許文献2で提案されているコネクティングロッドでは、コネクティングロッドに作用する繰返し応力に充分耐える耐久性を付与しようとすると燃焼効率を改善するのに必要な程度の軸方向収縮量が得られない問題がある。
すなわち、火花点火機関において、出力調整のために低負荷時はスロットルバルブで吸気量を制限しなければならないが、そのため低負荷時は実質の圧縮比が低くなり、機関の効率を低下させている。
過給機を備えた火花点火機関では、高負荷時のノッキングを避けるため自然吸気機関より圧縮比を低く設定しなければならず、低負荷時の効率を更に低下させている。
圧縮着火機関においては、圧縮比を高くすると高負荷時の燃焼圧力が高くなり大きな強度を必要とし、そのため運動部分の質量が増加して、高回転域での摩擦損失等が増大するので効率が低下する。
過給機を備えた圧縮着火機関では、高負荷時燃焼圧力が更に高くなり、それに耐えうる機関の強度を必要とするので、摩擦損失が増大して、過給の効果が充分には生かされていない。
この発明は、高負荷時のノッキングや燃焼室の過大なピーク圧の発生を回避することにより、高負荷時及び低負荷時において効率が良くかつ振動や騒音も低減可能な技術手段を得ることを課題としている。
この発明では、燃焼室にピーク圧が発生するときに、その燃焼圧力をコネクティングロッド9に形成した空洞9fに封入した潤滑油の弾性圧縮で吸収して、コネクティングロッド9を軸方向に収縮させ、燃焼圧力の低減と共に当該収縮を弾性回復させる構造を採用することにより、上記課題を解決している。
すなわちこの発明では、ピストンに接続する小端部とクランクシャフトに接続する大端部と当該両端部を連結する軸部とを備えた内燃機関用コネクティングロッドにおいて、前記軸部9eに軸方向に長い空洞9fを設けると共に、当該空洞9fを設けた部分の軸部を軸方向に伸縮可能な可撓構造ないし摺動構造とし、前記大端部9b側から空洞9fに潤滑油を充填するための逆止弁13を備えた潤滑油供給路12を設けた内燃機関用コネクティングロッドを提供することにより、また、そのような構造のコネクティングロッドと前記潤滑油供給路12へ潤滑油を供給する手段とを備えた内燃機関を提供することにより、上記課題を解決している。
具体的には例えば、内燃機関のコネクティングロッドをピストンピンに接続する小端部とクランクピンに接続する大端部の2分割構造として、嵌合摺動する内筒と外筒を具備し、内筒と外筒の空間に潤滑油を封入せしめ、燃焼圧力に応じて前記潤滑油の弾性により、前記コネクティングロッドが軸方向に収縮して燃焼室容積が増大することにより、燃焼圧力の上昇を抑制することにより、上記課題を解決している。
軸方向に伸縮可能な摺動構造のコネクティングロッドは、請求項2に記載のように、空洞9fを設けた部分で軸部9eが小端部9a側と大端部9b側とに分割されてその分割部において互いに嵌合摺動する内筒9cと外筒9dとで形成されている構造である。
この発明の内燃機関は、上記構造のコネクティングロッド9と、このコネクティングロッドの小端部9aが連結されているピストン6の反コネクティングロッド側に形成されている燃焼室3と、定位置に軸支されてコネクティングロッド9の大端部9bに接続されているクランクシャフト8と、前記空洞9fに潤滑油を充填する潤滑油供給手段とを備えており、ピストン6から作用する燃焼室3のピーク圧が空洞9fに充填された潤滑油を弾性圧縮させることにより、軸部9eが軸方向に収縮して燃焼室容積を増大させて燃焼圧力のピーク圧の過度な上昇が抑制されることを特徴とするものである。
この発明によれば、燃焼効率を改善するのに必要な程度の、燃焼圧に対応した軸方向収縮量をコネクティングロッドに付与できる。そのため、火花点火機関に本願発明を採用した場合は、燃焼圧力に応じてコネクティングロッド9が軸方向に収縮するので、圧縮比を高く設定することが可能になり、低負荷で吸気量が少ないときでも効率が改善され、高負荷時での燃焼圧力の上昇が抑制されるので、ノッキングの問題が無くなり、効率が改善される。燃焼圧力は圧縮比を高くしても変わらないので機関の強度は上げなくても良い。
また、火花点火機関において過給した場合、燃焼室でのピーク圧発生時に前記コネクティングロッドが軸方向に収縮し、燃焼室の圧力が低減するにつれて前記収縮した長さが回復するので、圧縮比を高く設定することが可能になり、低負荷時に実質の圧縮比が高くなり始動性も良くなり効率も改善される。高負荷時には燃焼圧力の上昇が抑制され、過給してもノッキングを回避できるので効率が良くなる。
圧縮着火機関においては、燃焼圧力に応じて前記コネクティングロッドが軸方向に収縮するので、圧縮比を高く設定しても高負荷時の燃焼圧力の上昇が抑制されることにより、その分の機関の強度を必要としないので、摩擦損失等が増大されず効率が改善される。また、始動性を考慮した範囲で圧縮比を低く設定した場合には、高負荷時、従来より燃焼圧力が低くなるので機関の強度を低くすることが可能になり、摩擦損失が低減され効率が良くなる。
圧縮着火機関を過給した場合でも、圧縮比は始動性を確保する範囲に設定すれば良い。高負荷時前記コネクティングロッドが軸方向に収縮するので、燃焼圧力の上昇が抑制されることにより、過給しても機関の強度を上げなくて良いので、摩擦損失が増大することが無く効率が改善される。
圧縮着火機関の排出ガス中のNOxも、前記コネクティングロッドが軸方向に収縮するので、燃焼圧力が低減され燃焼温度が下がるのでNOxの排出量が少なくなる。
前記コネクティングロッドは、燃焼圧力の上昇に応じて軸方向に収縮するとき、潤滑油が圧縮され弾性により体積が減少しエネルギーが蓄えられる。膨張工程でピストンが上死点を過ぎるに従い燃焼圧力が下がり、それに呼応して蓄えられたエネルギーから損失を差し引いた分が回収される。
内燃機関の一気筒の構成を示す概略図 実施例のコネクティングロッドの断面図 火花点火機関の低負荷時のP−V線図 火花点火機関の高負荷時のP−V線図 圧縮着火機関の低負荷時のP−V線図 圧縮着火機関の高負荷時のP−V線図
以下、この発明の実施の形態を実施例を示す図面に基づいて説明する。
図1は、内燃機関の一気筒を模式的に示す図である。図1において、内燃機関の一気筒は、シリンダブロック1と、シリンダヘッド2と、シリンダブロック1及びシリンダヘッド2で形成される燃焼室3と、外部から燃料の混合気を吸入する吸気弁4及び燃焼室3の燃焼ガスを排出する排気弁5と、燃焼室3の燃焼圧力を受けてシリンダブロック1内で往復摺動するピストン6と、ピストン6に嵌合されるピストンピン7と、ピストンピン7に接続されクランクシャフト8に駆動力を伝達するコネクティングロッド9と、クランクシャフト8の一部を構成するクランクピン10と、コネクティングロッド9とクランクピン10とを連結する軸受11とで構成される。軸受11には、クランクシャフト8に連結されて回転駆動されるオイルポンプ20から、クランクシャフト8及びクランクピンに設けた通孔を通って、潤滑油が供給されている。
図2は、コネクティングロッド9の断面図であり、便宜上、組立クランクシャフト対応のものを示す。図2において、コネクティングロッド9は、ピストンピン7に接続する小端部9aと、クランクピン10に接続する大端部9bと、小端部9aと大端部9bとを連結する軸部9eとで構成されている。軸部9eは、小端部9aと一体の内筒9cと、大端部9bと一体の外筒9dとを備え、内筒9cと外筒9dとは、軸方向摺動自在に、かつ、その一方(図では内筒9c)に固着されて他方に設けた軸方向に長い孔16に遊嵌するストップピン14で軸方向の摺動ストロークを規定されて、嵌合されている。嵌合する内筒9cと外筒9dの内側には、空洞9fが形成されている。
コネクティングロッド9の大端部9bには、空洞9f内に潤滑油を導く流入路12が設けられている。この流入路12は、軸受11と空洞9fとを連通しており、その途中には、空洞9f内の潤滑油の逆流(空洞から軸受側に流れる流れ)を止めるチェックバルブ13が設けられている。また、コネクティングロッド9の小端部9aには、内燃機関の組立時に空洞9f内の潤滑油に混入する空気を抜くエア抜きバルブ15が設けられている。図のエア抜きバルブ15は、空洞9fとピストンピン7を挿通するピン孔17とを連通するエア抜き孔の途中に設けたボールバルブで、エア抜きのあとプラグ18で閉止される。図のプラグ18には、エア抜きバルブ15から漏れた潤滑油をピン孔17に流出させる細孔19が設けられている。
図2の、コネクティングロッド9の内筒9cと外筒9dとは、高精度のはめあい公差で軸方向に摺動自在に嵌合されるが、その嵌合部の一端は潤滑油が充填される空洞9fに連通しているため、潤滑の条件は良く、比較的高粘度の油が用いられるために嵌合部を通る漏れの条件も良く、微量の漏れを許容する程度に隙間を設定することができる。空洞9fからの潤滑油の微量の漏れは、軸受11内から流入路12を通って空洞9fに補充される。
すなわち、空洞9fは、オイルポンプ20から潤滑油の圧送を受けている軸受11に流入路12及びチェックバルブ13を経由して連通しているので、機関の運転により油漏れが生じても、逐次供給される。漏れた潤滑油は、内筒9cと外筒9dの摺動部を潤滑する。
燃焼圧力を受けて空洞9f内の潤滑油の圧力が上昇しても、流入路12に設けられたチェックバルブ13が潤滑油の逆流を防止する。ばね21で設定されるチェックバルブ13のクラッキング圧力は、オイルポンプ20の吐出圧力よりも低く設定することになる。
本実施例を実施した試験機は、火花点火機関であり、圧縮比は14.5:1とし、点火時期は通常の機関の点火時期より若干遅らせている。また、内筒9cと外筒9dの直径を、最大燃焼圧力時に空洞9fに封入された潤滑油に加わる圧力が100MPa(メガパスカル)になるように設定した。
図2の、コネクティングロッド9は、便宜上、組立クランクシャフト対応であり、軸受11はオイルポンプ20から潤滑油の圧送を受けているニードル軸受であるが、一体クランクシャフト対応のコネクティングロッドでクランクピン10が滑り軸受で軸支されているものでも、滑り軸受のくさび効果により軸と軸受メタルとの間の潤滑油に圧力上昇が生じるので、流入路12を軸受メタルの適切な位置に開口させることにより、空洞9fに潤滑油を圧送することが可能である。
空洞9fに封入される潤滑油は、従来使用されている一般的な潤滑油(エンジンオイル)で対応可能である。従来使用されている潤滑油は、一般に使用される鉱物油と特定用途の合成油がある。圧縮率は鉱物油より合成油の方が若干高い傾向があり、圧力を受けたとき合成油の方が体積の収縮が少ないことになる。封入する油量は、圧縮率の高い油を基準にして設定することにより、広範囲に対応することができる。
図2に示すコネクティングロッド9は、二分割構造となるので部品数が増しコストも上がるが、コネクティングロッド9の変更のみで内燃機関の最大燃焼圧を抑制して機関効率の向上を図ることができる。シリンダブロックを始めとしてピストン及びピストンピン、クランクシャフト及びクランクピンなどの機関を構成するその他の部材は、基本的には従来品で良い。空洞9fからの潤滑油の漏れ量も微小であり、オイルポンプも大きくする必要はない。コネクティングロッド9の質量については、材質、形状等を最適化することにより、従来の一体構造とほぼ同等にすることができる。
コネクティングロッド9に封入される潤滑油は、燃焼圧力に応じて軸方向に自動的に収縮するので、燃焼室の容積を可変するためのアクチュエータやECU(電子制御ユニット)等による制御が不要であり、アクチュエータの駆動損失も生じない。
図3は、火花点火機関の低負荷時のP−V線図であり、従来のP−V線図を実線で示し、破線は本発明のP−V線図を示す。破線で示すように、圧縮比を高くすることにより燃焼圧力が上昇し、P−V線図の面積が増し低負荷時の効率が上がる。
図4は、火花点火機関の高負荷時のP−V線図であり、従来のP−V線図を実線で示し、破線は本発明のP−V線図を示す。破線で示すように、圧縮比を高くしても燃焼圧力は実施前と同等で、P−V線図の面積が増し高負荷時の効率が上がる。
図5は、圧縮着火機関の低負荷時のP−V線図であり、従来のP−V線図を実線で示し、破線は本発明のP−V線図を示す。破線で示すように、燃焼圧力が少し低下して定圧燃焼の傾向となるが、低負荷時の効率の変化はあまり見られない。
図6は、圧縮着火機関の高負荷時のP−V線図であり、従来のP−V線図を実線で示し、破線は本発明のP−V線図を示す。破線で示すように、燃焼圧力は実施前より低下して、定圧燃焼の傾向となり、P−V線図の面積が増し高負荷時の効率が上がる。
1 シリンダブロック
2 シリンダヘッド
3 燃焼室
6 ピストン
7 ピストンピン
8 クランクシャフト
9 コネクティングロッド
9a 小端部
9b 大端部
9c 内筒
9d 外筒
9e 軸部
9f 空洞
10 クランクピン
11 軸受
12 流入路
13 チェックバルブ

Claims (3)

  1. ピストンに接続する小端部とクランクシャフトに接続する大端部と当該両端部を連結する軸部とを備えた内燃機関用コネクティングロッドにおいて、
    軸方向の空洞を有しかつ当該空洞を有する部分において軸方向に伸縮可能な前記軸部を備え、前記大端部側から前記空洞に潤滑油を充填するときの通路となる潤滑油供給路を備えている、内燃機関用コネクティングロッド。
  2. 前記空洞を有する前記伸縮可能な軸部が、小端部側と大端部側とに分割されてその分割部において互いに嵌合摺動する内筒と外筒とで形成されている、請求項1記載の内燃機関用コネクティングロッド。
  3. 請求項1又は2記載のコネクティングロッドと、前記ピストンの反コネクティングロッド側に形成されている燃焼室と、定位置に軸支された前記クランクシャフトと、前記空洞に潤滑油が充填する潤滑油供給手段とを備え、
    前記ピストンから作用する前記燃焼室の燃焼圧力が前記空洞に充填された潤滑油を弾性圧縮させることにより、前記軸部が軸方向に収縮して前記燃焼室容積を増大させて、前記燃焼圧力の上昇が抑制されることを特徴とする、内燃機関。
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