JP2010229836A - Cmcタービン静翼 - Google Patents

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Abstract

【課題】翼とバンドの結合部の応力集中を低減でき、翼とバンドの間からのガスの漏れを低減でき、組立時に翼とバンドを簡単に締結できるCMCタービン静翼を提供する。
【解決手段】CMCタービン静翼1は、セラミックマトリックス複合材料からなる翼2と、セラミックマトリックス複合材料または金属材料からなり翼2を支持するバンド11とを備える。翼2は、バンド11が外嵌する部分である第1嵌合部5を有する。バンド11は、第1嵌合部5が内側に嵌合する第2嵌合部12を有する。CMCタービン静翼1は、さらに、翼1とバンド11とが固定されるように第2嵌合部12を翼高さ方向の両側から挟む固定手段6を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、セラミックマトリックス複合材料(CMC)で形成されたタービン翼に関し、特に翼とバンドとを簡単な構造で締結(結合)したCMCタービン静翼に関する。
タービン静翼は、ガスタービンエンジンにおいて、燃焼器からの燃焼ガスの流路となる構成部品である。図1に従来のタービン翼30の一例を示す。タービン翼30は、タービンの軸心周りに周方向に間隔をおいて配置された複数の翼31と、各翼31の両端部を支持して周方向に延びるバンド32とを有する。
タービン静翼30の表面は、燃焼器からの高温の燃焼ガス(主流ガス)34に曝されるため、タービン翼表面の熱による損傷を防止するために、翼の内部を冷却空気で冷却するとともに、翼及びバンドに設けた冷却孔から冷却空気を噴き出して、冷却空気の膜を形成し、翼及びバンドの表面を冷却するフィルム冷却が行われる。このようなフィルム冷却を行うために、タービン静翼は複雑な構造を有するため製造コストが高く、また、推力に寄与すべき高圧空気の一部を冷却空気として利用するため推力を損失している。
一方、航空エンジンにおいて、燃焼ガスの温度を向上させることでタービン出力と効率を向上できるため、燃焼ガスの高温化は、航空エンジンの高性能化に重要である。また、航空エンジンの高性能化のためには、構成部品の軽量化も求められる。このため、タービン静翼の構成材料として、金属材料よりも耐熱性に優れ、比重が小さいセラミックマトリックス複合材料(CMC:Ceramic Matrix Composites)を利用する研究が進められている。
CMCは繊維織物とセラミックの複合材であり、強度を保つためには、部品の細部まで、繊維織物を配置することが必要である。フィルム冷却構造を有する翼は構造が複雑であり、また、翼とバンドでは機能・強度要求から繊維織物の構成方向が異なるため、翼の部分とバンドの部分を繊維織物で一体的に形成することは、現状の技術では困難である。そのため、翼とバンドを別々に製作し、両者を締結することでタービン静翼を形成する手法がとられている。
しかし、CMCは金属と比べて強度が小さいため、CMCからなる部品同士を結合するに際しては、結合部の応力集中を緩和する対策を講じる必要がある。また、締結部において隙間があると、主流ガスの漏れが生じるため、このような漏れの低減についても対策を講じる必要がある。
ところで、下記特許文献1には、翼とバンドを別々に製作し、両者を締結することでタービン翼を形成する先行技術が開示されている。
図2A及び図2Bは特許文献1において開示されたタービン翼40を示す断面図である。図2A及び図2Bにおいて、翼41とバンド(プラットフォーム)42は別々に製作された部品であり、両者が結合されてタービン翼40を構成している。図2Aにおいて、翼41とバンド42は、両者を貫通する機械的締結手段(ボルト、クランプ、ピンなど)43によって締結されている。図2Bにおいて、翼41とバンド42は、断面U字状の補強部材44によって締結されている。
米国特許第6648597号
しかし、図2Aに示した締結構造では、翼41とバンド42を貫通する機械的締結手段43で両者を締結する構造であるため、両者をしっかりと固定するためには機械的締結手段43を複数ヶ所に取り付ける必要があり、また、翼41が小型である場合には締結作業が困難となるなど、組み立ての作業性が悪いという問題がある。
また、図2Bに示した締結構造も同様に、翼とバンドをしっかりと固定するためには補強部材44を複数ヶ所に取り付ける必要があり、組み立ての作業性が悪いという問題がある。また、機械的締結手段を取り付けた部分に応力集中が発生するという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、翼とバンドの結合部の応力集中を低減でき、翼とバンドの間からのガスの漏れを低減でき、組立時に翼とバンドを簡単に締結できるCMCタービン静翼を提供することを課題とする。
上記の問題を解決するため、本発明のCMCタービン静翼は、以下の技術的手段を採用する。
本発明は、セラミックマトリックス複合材料からなる翼と、セラミックマトリックス複合材料または金属材料からなり前記翼を支持するバンドとを備え、前記翼と前記バンドが結合されて構成されるCMCタービン静翼であって、前記翼は、前記バンドが外嵌する部分である第1嵌合部を有し、前記バンドは、前記第1嵌合部が内側に嵌合する第2嵌合部を有し、さらに、前記翼と前記バンドとが固定されるように前記第2嵌合部を翼高さ方向の両側から挟む固定手段を備える、ことを特徴とする。
上記の本発明の構成によれば、固定手段によって第2嵌合部が翼高さ方向の両側から挟まれることにより、翼とバンドとが固定される。このため、翼とバンドとは物理的に一体化されているのではなく、固定手段によって相対移動が拘束されているだけなので、翼とバンドとの締結部での応力集中を低減できる。また、第2嵌合部を両側から挟む構造となっているので、固定と同時にガスシールの役目も果たす。
また上記のCMCタービン静翼において、前記翼は、燃焼ガスに曝される翼本体部と、該翼本体部の端部から翼高さ方向に延びる部分であって前記第1嵌合部の一部を形成する翼端形成部とを有し、前記翼本体部と前記翼端形成部との境界には、前記第2嵌合部を支持する段差部が形成され、前記翼端形成部にはその周囲に沿って延びる固定用溝が形成され、前記固定手段は、前記段差部と、前記固定用溝と、該固定用溝に嵌まり該固定用溝に沿って延び前記段差部との間で前記第2嵌合部を挟むリテーナとからなる。
上記の構成によれば、翼端形成部にその周囲に沿って延びる固定用溝が形成され、この固定用溝にリテーナが嵌る構造となっているので、リテーナが固定用溝にフィットすることによりガスシール性能を高めることができる。
また組立ての際には、リテーナを固定用溝に嵌め込むことで翼とバンドが固定されるので、翼が小型である場合でも、簡単な作業で両者を締結できる。
また上記のCMCタービン静翼において、前記リテーナは、前記翼端形成部の周りを一周する長さを有し一部に切欠き部が形成された単一の部品である。
上記の構成によれば、リテーナを弾性変形させることで、固定用溝に嵌めることができる。このリテーナは単一部品であるので、固定手段の部品点数が少なくて済むとともに、組立作業も簡単にできる。
また上記のCMCタービン静翼において、記リテーナは、前記切欠き部に位置する両端部同士が結合されたものである。
上記の構成によれば、リテーナの両端同士を結合することで、取付けた後におけるテーナの離脱を防止できる。
また上記のCMCタービン静翼において、前記リテーナは、前記翼端形成部の周囲方向に延びる複数の部品が、前記翼端形成部の周りを一周するように連結されて構成されたものである。
上記の構成のように、リテーナは複数の部品からなるものでもよく、組立の際には、リテーナを構成する複数の部品を固定用溝に嵌めて、部品同士を接着等の手段により連結することで、リテーナを取り付けることができる。
また上記のCMCタービン静翼において、前記リテーナと前記翼端形成部、または、前記リテーナと前記バンドは、接着されている。
上記の構成によれば、接着を併用することで、翼とバンドの固定を補強することができる。
本発明のCMCタービン静翼によれば、翼とバンドの結合部の応力集中を低減でき、翼とバンドの間からのガスの漏れを低減でき、組立時に翼とバンドを簡単に締結できる。
従来のタービン静翼の一例を示す図である。 特許文献1に開示されたタービン翼の構造を示す図である。 本発明に係るタービン静翼の第1実施形態を示す概略斜視図である。 図3のIV−IV線断面図である。 本発明に係るタービン静翼における翼の構成例を示す斜視図である。 本発明に係るタービン静翼におけるリテーナの構成例を示す斜視図である。 本発明に係るタービン静翼の第2実施形態を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図3は、本発明に係るタービン静翼1の第1実施形態を示す図であり、タービン静翼1を主流ガスの流れ方向の上流側から見た概略斜視図である。
以下の説明において、「半径方向」とはタービンの半径方向を意味するものとする。
図3において、CMCタービン静翼1は、タービンの軸心周りに周方向に間隔をおいて配置された複数の翼2と、各翼2の両側を支持して周方向に延びるバンド11とを備える。本明細書では、半径方向内側(図3で下側)に位置するバンド11を第1バンド11Aと定義し、半径方向外側(図3で上側)に位置するバンド11を第2バンド11Bと定義する。ただし、以下では、第1バンド11Aと第2バンド11Bを区別して説明する必要がある場合を除き、両者を総称してバンド11と呼ぶ。
翼2はセラミックマトリックス複合材料(CMC)からなり、バンド11はCMCまたは金属材料からなり、それぞれ別々に製作された部品であり、両者を締結(結合)することでタービン静翼1が構成される。翼2とバンド11を製作するCMCプロセスにおいては、PIP(ポリマー含浸焼成法)やCVI(化学気相含浸法)などの公知の手法を用いてよい。CMCにおける強化繊維は、セラミック材料でよく、例えば、炭化ケイ素を用いることができる。
図3に示すCMCタービン静翼1は、第1バンド11Aと第2バンド11Bとの間に2枚の翼2を配置した構成で1つのセグメントを構成しており、ガスタービンの静翼部では、このようなセグメントがタービン軸心周りに360度にわたって配列される。ただし、本発明は図3の構成に限定されず、1つのセグメントに1枚または3枚以上の翼2を配置した構成であってもよい。
CMCタービン静翼1の表面は、燃焼器からの高温の燃焼ガス(主流ガス)に曝されるため、タービン翼2表面の熱による損傷を防止するために、翼2の内部を冷却空気で冷却するとともに、翼2及びバンド11に設けた冷却孔から冷却空気を噴き出して、冷却空気の膜を形成し、翼2及びバンド11の表面を冷却するフィルム冷却が行われる。なお、図3では、簡略化のため、フィルム冷却用の冷却孔については図示を省略している。
図4は、図3のIV−IV線断面図である。図5は、翼2のみの斜視図である。
図4及び図5に示すように、翼2は、バンド11が外嵌する部分である第1嵌合部5を有し、バンド11は、第1嵌合部5が内側に嵌合する第2嵌合部12を有する。そして、このように構成された翼2とバンド11では、第2嵌合部12の内周に第1嵌合部5の外周が嵌ることで、翼2とバンド11が嵌合するようになっている。
本発明のタービン静翼1は、さらに、翼2とバンド11とが固定されるように第2嵌合部12を翼高さ方向の両側から挟む固定手段6を備える。
図4及び図5に示すように、翼2は、燃焼ガスに曝される翼本体部3と、翼本体部3の端部から翼高さ方向に延びる部分であって第1嵌合部5を一部に含む翼端形成部4とを有する。具体的には、半径方向内側(図4で下側)において第2嵌合部12に嵌る第1嵌合部5の一部を構成する翼端形成部4は、翼本体部3の下端からさらに半径方向内側に延びる部分であり、半径方向外側(図4で上側)において第2嵌合部12に嵌る第1嵌合部5の一部を構成する翼端形成部4は、翼本体部3の上端からさらに半径方向外側に延びる部分である。
翼本体部3と翼端形成部4との境界には、第2嵌合部12を支持する段差部7が形成され、翼端形成部4にはその周囲に沿って延びる固定用溝8が形成されている。この固定用溝8は、翼端形成部4の周囲を一周して形成されている。
段差部7と固定用溝8は、例えば機械加工により翼端形成部4に形成することができるが、段差部7と固定用溝8が形成される形状に繊維織物を製作しておくことで、機械加工をすることなく段差部7と固定用溝8を形成するようにしてもよい。
図4に示すように、上記の固定手段6は、上記の段差部7と、上記の固定用溝8と、リテーナ9とからなる。リテーナ9は、固定用溝8に嵌まり固定用溝8に沿って延び段差部7との間で第2嵌合部12を挟む部品である。
このようなリテーナ9は、たとえば金属で形成することができ、インコネル(登録商標)、ワスパロイ(登録商標)、ユディメット(登録商標)などの耐熱金属を用いることができる。また、リテーナ9は、CMCで形成してもよい。
図6Aは、リテーナ9の第1構成例を示す斜視図である。図6Aに示すように、第1構成例のリテーナ9は、翼端形成部4の周りを一周する長さを有し一部に切欠き部10が形成された単一の部品である。組立ての際には、リテーナ9を広げるように弾性変形させることで、固定用溝8に嵌めることができる。ここで、図3では、第1構成例のリテーナ9が示されているが、図6Aにおいて切欠き部10に位置する両端部同士は、接着等の手段により結合されていることが望ましい。
図6Bは、リテーナ9の第2構成例を示す図である。図6に示すように、第2構成例のリテーナ9は、翼端形成部4の周囲方向に延びる複数(図示例では2つ)の部品9A、9Bからなる。組立の際には、リテーナ9を構成する各部品9A、9Bを固定用溝8に嵌めて、部品9A、9B同士を接着等の手段により連結することで、リテーナ9を取り付けることができる。なおリテーナ9を構成する部品の数(分割数)は、3以上でもよい。
次に、図3及び図4を参照し、上記のように構成されたCMCタービン静翼1を組み立てる手順を説明する。
まず、CMCからなる翼2、第1バンド11A及び第2バンド11Bを用意する。第1バンド11Aの第2嵌合部12に、翼2の段差部7と第2嵌合部12が当たる位置まで第1嵌合部5を嵌め込む。第2バンド11Bの第2嵌合部12に、翼2の段差部7と第2嵌合部12が当たる位置まで第1嵌合部5を嵌め込む。
続いて、半径方向内側(図4で下側)と半径方向外側(図4で上側)の各側において、リテーナ9を固定用溝8に嵌める。これにより、第2嵌合部12が段差部7とリテーナ9との間に挟まれるので、翼2とバンド11が固定される。
上述した本発明の第1実施形態によれば、固定手段6によって第2嵌合部12が翼2高さ方向の両側から挟まれることにより、翼2とバンド11とが固定される。このため、翼2とバンド11とは物理的に一体化されているのではなく、固定手段6によって相対移動が拘束されているだけなので、翼2とバンド11との締結部での応力集中を低減できる。また、第2嵌合部12を両側から挟む構造となっているので、固定と同時にガスシールの役目も果たす。
また第1実施形態によれば、翼端形成部4にその周囲に沿って延びる固定用溝8が形成され、この固定用溝8にリテーナ9が嵌る構造となっているので、リテーナ9が固定用溝8にフィットすることによりガスシール性能を高めることができる。
また組立ての際には、リテーナ9を固定用溝8に嵌め込むことで翼2とバンド11が固定されるので、翼2が小型である場合でも、簡単な作業で両者を締結できる。
また図6Aに示した第1構成例のリテーナ9を用いる場合、リテーナ9を弾性変形させることで、固定用溝8に簡単に嵌めることができる。このリテーナ9は単一部品であるので、固定手段6の部品点数が少なくて済むとともに、組立作業も簡単にできる。また第1構成例のリテーナ9を用いる場合、図3に示すようにリテーナ9の両端同士を結合するようにすれば、取付けた後におけるリテーナ9の離脱を防止できる。
また図6Bに示した第2構成例のリテーナ9を用いる場合、組立の際には、リテーナ9を構成する複数の部品9A、9Bを固定用溝8に嵌めて、部品9A、9B同士を接着等の手段により連結することで、リテーナ9を取り付けることができる。第1構成例のリテーナ9は固定用溝8に嵌める際に弾性変形させて広げる必要があるが、第2構成例のような分割タイプのリテーナ9の場合、弾性変形する必要がないので、CMCで構成することも可能である。
図7は、本発明のタービン静翼1の第2実施形態を示す図であり、図4と同様の断面図である。第2実施形態において、リテーナ9と翼端形成部4は、接着部材13によって接着されている。このような接着部材13としては、接着部材13が配置される環境の温度(例えば400℃〜500℃以上)に耐えられるもの、例えば、セラミックボンドやアルミナ、シリカ、ムライト等をスラリー状にしたもののような接着剤やロウ材を用いることができる。また、フェルト状のシリカウールやセラミック繊維などを含んだ柔軟性のある接着剤を用いてもよい。なお、リテーナ9と翼端形成部4を接着する代わりに、リテーナ9とバンド11とを接着してもよく、あるいは、リテーナ9を翼端形成部4とバンド11の両方に接着してもよい。第2実施形態の他の部分の構成は、図3〜図5、図6A及び図6Bに示した第1実施形態の構成と同じである。
上述のように構成された第2実施形態によれば、第1実施形態と共通する構成を備えるので、翼2とバンド11の結合部の応力集中を低減でき、翼2とバンド11の間からのガスの漏れを低減でき、組立時に翼2とバンド11を簡単に締結できる。
また第2実施形態では、接着部材13を併用するので、翼2とバンド11の固定を補強し、より強固に翼2とバンド11を締結できる。また、柔軟性のある接着剤を用いることで、より応力集中を低減することができる。
なお、上記において、本発明の実施形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 CMCタービン静翼
2 翼
3 翼本体部
4 翼端形成部
5 第1嵌合部
6 固定手段
7 段差部
8 固定用溝
9 リテーナ
10 切欠き部
11 バンド
11A 第1バンド
11B 第2バンド
12 第2嵌合部
13 接着部材

Claims (6)

  1. セラミックマトリックス複合材料からなる翼と、セラミックマトリックス複合材料または金属材料からなり前記翼を支持するバンドとを備え、前記翼と前記バンドが結合されて構成されるCMCタービン静翼であって、
    前記翼は、前記バンドが外嵌する部分である第1嵌合部を有し、
    前記バンドは、前記第1嵌合部が内側に嵌合する第2嵌合部を有し、
    さらに、前記翼と前記バンドとが固定されるように前記第2嵌合部を翼高さ方向の両側から挟む固定手段を備える、ことを特徴とするCMCタービン静翼。
  2. 前記翼は、燃焼ガスに曝される翼本体部と、該翼本体部の端部から翼高さ方向に延びる部分であって前記第1嵌合部を一部に含む翼端形成部とを有し、
    前記翼本体部と前記翼端形成部との境界には、前記第2嵌合部を支持する段差部が形成され、
    前記翼端形成部にはその周囲に沿って延びる固定用溝が形成され、
    前記固定手段は、前記段差部と、前記固定用溝と、該固定用溝に嵌まり該固定用溝に沿って延び前記段差部との間で前記第2嵌合部を挟むリテーナとからなる、請求項1記載のCMCタービン静翼。
  3. 前記リテーナは、前記翼端形成部の周りを一周する長さを有し一部に切欠き部が形成された単一の部品である、請求項2記載のCMCタービン静翼。
  4. 前記リテーナは、前記切欠き部に位置する両端部同士が結合されたものである、請求項3記載のCMCタービン静翼。
  5. 前記リテーナは、前記翼端形成部の周囲方向に延びる複数の部品が、前記翼端形成部の周りを一周するように連結されて構成されたものである、請求項2記載のCMCタービン静翼。
  6. 前記リテーナと前記翼端形成部、または、前記リテーナと前記バンドは、接着されている、請求項2乃至5のいずれか1項に記載のCMCタービン静翼。
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