JP2010226715A - インタラクティブ・マルチメディアを配信及び受信する方法 - Google Patents

Abstract

【課題】 本発明は、改良されたインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの要求及び配信方法を提供する。
【解決手段】 サービス提供装置で用いられる方法であって、インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを複数のクライアント装置に配信し、該複数のクライアント装置のうちの少なくとも１つから、前記インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの要求を受信する段階；所定の条件に従って、前記複数のクライアント装置が該所与のマルチメディア・コンテンツの更なる要求を当該サービス提供装置へ送信することを無効にする段階；及び前記複数のクライアント装置へ前記インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを配信する段階；を有する方法。
【選択図】 図２

Description

本発明は、概してデジタル通信システムに関し、より詳細には、デジタル通信システムにおけるインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの配信及び受信方法に関する。

ＤＶＢ−Ｈ（地上デジタル放送規格−ハンドヘルド）、ＤＶＢ−Ｔ（地上デジタル放送規格−地上波）、その他のクライアント−サーバ通信システムなどのデジタル放送通信システムにより、エンド・ユーザはビデオ、音声、データを含むデジタル・コンテンツを受信することができる。固定又は移動端末を用いて、ユーザはケーブル又は無線のデジタル通信ネットワークを通じてデジタル・コンテンツを受信し得る。例えば、ユーザは放送番組のようなデータをデータ・ストリームで受信し得る。番組名、ニュース、インタラクティブ・サービスを含むインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツなどの放送番組に関連付けられた付加データ又は付加音声、ビデオ及びグラフィックも利用可能であって良い。インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツは、予めサーバに保存されても、番組のブロードキャスト又はマルチキャスト中に生成されてもよい。

インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツは、インタラクティブ・サービスと従来のＡ／Ｖ放送サービスを統合したサービスである。ＭＰＥＧ−４パート２０は、「リッチ・メディア」という用語を用いてインタラクティブ・マルチメディアを規定している。ＯｐｅｎＴＶ及びＤＶＢは、「インタラクティブ・テレビ」という用語を用いてインタラクティブ・マルチメディアを規定している。インタラクティブ・マルチメディアの核となる概念は、１又は複数のインタラクティブ・マルチメディアを元のＡ／Ｖストリームに付加することである。インタラクティブ・マルチメディアのコンテンツは、通常、元のＡ／Ｖストリームに同期化されており、異なるユーザ入力に対する応答を可能にする。ユーザ入力の処理は、ローカルでもリモートでも取り扱うことが可能である。後者の場合は、双方向チャネルを用いる。

インタラクティブ・マルチメディア・サービスのコンテンツは、グラフィック、文字、音声、ビデオなどのマルチメディア・データの集まりであり、Ａ／Ｖストリームに基づき時間とともに変化しても良い。Ａ／Ｖストリームは自身のタイムラインを有している。ここで、タイムラインとは、ビデオ／音声シーケンスがタイムスタンプにより順序付けられていることを表すために用いられる用語である。インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツに対応するコンテンツも、開始点タグなどのリファレンスによってＡ／Ｖストリームのタイムラインと関連するタイムラインを有している。すなわち、対応するインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツとＡ／Ｖストリームとの間には、時間的な同期がある。開始点タグは、Ａ／Ｖストリームのタイムラインの特定の時点を表す。Ａ／Ｖストリームが特定の時点まで再生されるとき、対応するインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを再生するイベントが引き起こされる。

インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツは、Ａ／Ｖストリームのタイムラインの特定の期間中にユーザ入力に従って表示される。例えば、スポーツ・テレビ・チャネルは、まさに今ゴールを決めた選手とその選手が放送されているビデオ場面を説明するポップアップのインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツに関連付けられてもよい。その番組のビデオ場面が変わると、他のインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツがそれに応じて使用される。送信されるインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツは、従来のＡ／Ｖストリームに一体的に多重化されるか又は別のチャネルで送信され得る。

上記によると、インタラクティブ・マルチメディア・サービスは、サービス提供装置などのマルチメディア・サーバとエンド・ユーザとの間でＡ／Ｖストリームの特定の期間中、インタラクティブな体験となり得る。特定の期間中、ユーザはインタラクティブ・マルチメディアのタイプの要求をサービス提供装置に送信することができ、次に、サービス提供装置は要求されたマルチメディア・コンテンツをユーザに送信する。しかし、特定の期間中にマルチメディア要求とマルチメディア配信のためのインタラクティブ・マルチメディア・サービスによって使用される帯域幅のリソースは、ユーザ数の増加に十分に対応できない。これは、マルチキャスト通信環境又は帰路チャネルを有するテレビ放送ネットワークの場合にあり得る。

従って、改良されたインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの要求及び配信方法が必要である。

本発明はサービス提供装置で用いられる方法に関する。当該方法は、インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツに関連付けられた対応する音声／ビデオ・ストリームが配信されている特定の期間中に該インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを複数のクライアント装置に配信し、該複数のクライアント装置のうちの少なくとも１つから、所与のマルチメディア・コンテンツの要求を受信する段階；所定の条件に従って、前記複数のクライアント装置が該所与のマルチメディア・コンテンツの更なる要求を当該サービス提供装置へ送信することを無効にする段階；及び該条件に応じて、前記複数のクライアント装置へ前記マルチメディア・コンテンツを配信する段階；を有する。

本発明は、上述のマルチメディア通信ネットワーク内でインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを配信する方法を実施するサービス提供装置にも関する。サービス提供装置は、複数のクライアント装置のうちの少なくとも１つから、前記インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの要求を受信する送信処理装置；所定の条件に従って、前記複数のクライアント装置が該所与のマルチメディア・コンテンツの更なる要求を当該サービス提供装置へ送信することを無効にする段階；及びプロセッサ及び通信インタフェースにより前記複数のクライアント装置へ前記インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを配信する段階；を有する。

本発明は、インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを受信する方法にも関する。当該方法は、通信ネットワークのクライアント装置内で用いられ、該クライアント装置の入力装置から該通信ネットワークのサービス提供装置へ送信されるべき所与のマルチメディア・コンテンツの要求を受信する段階；所定の条件に従って、ユーザの要求に対応する要求メッセージを前記サービス提供装置へ送信するのを無効にする段階；及び前記サービス提供装置から受信されたインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを表示する段階；を有する。

本発明は、上述のマルチメディア通信ネットワーク内でインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを受信する方法を実施するクライアント装置にも関する。クライアント装置は、ユーザ・インタフェースを介して通信ネットワークのサービス提供装置へ送信されるべき前記インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの要求を受信し、所定の条件に従って、前記サービス提供装置への前記要求の送信を無効にし；及び通信インタフェースを介して前記サービス提供装置から受信した前記インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを表示するプロセッサを有する。

本発明のこれら及び他の態様、特徴及び利点は、以下の添付の図面と関連する実施例の説明から明らかだろう。

本発明の実施例を説明するために用いられるデジタル通信システムを示す概略ブロック図である。 本発明の実施例によるインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの配信方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例によるインタラクティブ・マルチメディア・リストを示す説明のための表である。 本発明の実施例によるインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの受信方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例による送信処理装置を示すブロック図である。 本発明の実施例によるクライアント装置を示すブロック図である。

図１は、本発明の実施例を説明するために用いられるデジタル通信システムを示す概略ブロック図である。図１に示されているように、携帯情報端末（ＰＤＡ）、携帯端末又はテレビ受信機などの複数のクライアント装置１０８−１乃至１０８−ｎは、サービス・ソースを含むサービス提供装置１１０と通信ネットワーク１０５を介して通信している。本実施例の変形では、サービス・ソースはサービス提供装置１１０から物理的に分離しており、通信システム１００を通じてサービス提供装置１１０に接続される。サービス・ソースは、図１に示されたビデオ番組ソース１０２及び他のインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツ・ソース１０４などのいくつかのサービス・プロバイダを含んでもよい。従って、サービス提供装置１１０は、番組コンテンツ、インタラクティブ・マルチメディア情報、該プロバイダのサービスの説明を、送信処理装置１０６での処理の後、チャネルを通じてクライアント装置１０８に供給できる。本実施例によると、送信処理装置１０６は、所定条件に従ってクライアント装置１０８−１乃至１０８−ｎがインタラクティブ・マルチメディア要求をサービス提供装置１１０に送信できなくさせる無効化装置１０７を有する。

クライアント装置１０８は、いくつかのマルチキャスト・グループを割り当てられ、サービス提供装置１１０からのデジタル情報マルチキャスト又はブロードキャストを受信し得る。例えば、クライアント１０８−１及び１０８−２はマルチキャスト・グループを割り当てられ、クライアント１０８−３乃至１０８−ｎは別のマルチキャスト・グループを割り当てられる。

番組のビデオ場面がブロードキャストされている特定の期間中に、インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの複数の選択肢を含む対応するインタラクティブ・マルチメディア情報リストが、現在そのチャネルでブロードキャストされている番組とともに、クライアント装置１０８に送信される。次に、ユーザからの特定の要求に基づいて、特定のインタラクティブ・マルチメディア情報が、対応するクライアントに配信される。インタラクティブ・マルチメディア情報リストは、文字形式の表、グラフィック・メニューなどがあり、また例えばビデオ番組の場面が変わったときに変更も可能され得る。

図２は、本発明の実施例によるインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの配信方法を示すフローチャートである。複数のユーザが、インタラクティブ・マルチメディア・サービスでフットボールの試合の放送を楽しんでいて、ある選手がまさに今ゴールを決めたところと仮定する。この特定の期間に、選手の経歴、チームの歴史、その試合でのそのチーム得点などの選択肢を含む対応するインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの選択肢リストがクライアント装置のディスプレイに表示される。

クライアント装置１０８−１を使っているあるユーザがそのリストの中のフットボール選手の経歴情報を見たい場合、彼／彼女は、所与のインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの要求、すなわち、フットボール選手の経歴情報の要求を、遠隔制御装置などの入力装置によりサービス提供装置１１０に送信する。そして、段階Ｓ２０１で、サービス提供装置１１０は、クライアント装置から該要求を受信する。本実施例によると、サービス提供装置１１０は、図３に示す要求されたインタラクティブ・マルチメディアを示す表を保持している。この表は、３つの列を有している。つまりインタラクティブ・マルチメディア・タイプ、要求回数及び閾値である。インタラクティブ・マルチメディア・タイプは、選手Aの経歴Ｔ４０１、現在のチームの歴史Ｔ４０２、チームの得点Ｔ４０３など、現在の番組に関するインタラクティブ・マルチメディア選択肢を意味する。要求回数は、ユーザから受信された各要求の回数を意味する。閾値は、各インタラクティブ・マルチメディアに対する要求回数などの要求送信を無効にするための所定条件である。要求回数が閾値に達すると、サービス提供装置１１０はこのインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツに対する要求の送信を無効にするよう全てのクライアント装置１０８に通知する。そして、所定条件に応じて、クライアント装置１０８に、ブロードキャスト又はマルチキャスト、要求されたインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツなどの配信を開始する。

図２に戻り、クライアント装置から所与のインタラクティブ・マルチメディアに対する要求を受信した後、段階Ｓ２０２で、サービス提供装置１１０は、要求されたインタラクティブ・マルチメディアのタイプを取得することができる。そして、段階Ｓ２０３で、図３に示した表の中の該タイプのインタラクティブ・マルチメディアが要求された回数を累算する。ここで、要求されたタイプが表の中で新しいタイプであった場合、該新しいタイプは、表に追加され、関連する要求回数が１に設定される。要求されたタイプが既に表の中にあるときは、その要求回数は１だけインクリメントされる。本実施例によると、各要求タイプの表は、サーバのメモリには保持されず、データベースに記録される。表は、所定条件及び受信した要求に応じて、定期的にリフレッシュされ得る。

次に、段階Ｓ２０４で、サービス提供装置１１０は、要求回数が所定の閾値に達したか否かを決定する。達してない場合、段階Ｓ２０３で累算を続ける。ある特定のタイプのインタラクティブ・マルチメディア要求が閾値に達した場合、段階Ｓ２０５で、サービス提供装置１１０は、対応する要求を無効にするために、無効化コマンド・メッセージを全てのクライアント装置１０８にブロードキャスト又はマルチキャストする。無効化コマンド・メッセージは、サービス提供装置１１０が所要の数のこれらの要求を受け取ったこと及びその要求の処理の準備をしていることを示す。例えば、他のユーザも同じインタラクティブ・マルチメディアを見たい場合、これらのユーザもやはり上述の要求を行うために彼らのクライアント装置１０８の入力装置を使う。しかし、これらの要求は、通信ネットワーク１０５の上りチャネルを介してサービス提供装置１１０には送られない。クライアント装置の特定の処理は後に詳細に説明される。

あるタイプのインタラクティブ・マルチメディア要求を無効化した後、段階Ｓ２０６で、サービス提供装置１１０は、所定条件に応じて、対応する要求されたインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツをクライアント装置１０８に配信する。従って、全てのクライアント装置１０８は（無効化メッセージの前に要求を送っていないときでさえ）配信されたインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを受信することができる。そして、入力装置によりインタラクティブ・マルチメディア要求のタイプを送っているクライアント装置１０８は、要求されたインタラクティブ・マルチメディアをユーザに表示することができる。次に、フットボールの試合がまだ再生中であれば、段階Ｓ２０７で、表の中の要求回数はリセットされる。そして、このタイプのインタラクティブ・マルチメディアは再び要求されることができる。同時に、インタラクティブ・マルチメディア情報リストと現在の番組の対応する場面がまだ存在しているとき、サービス提供装置１１０は全てのクライアントに関連する要求操作を可能にするコマンドを送信する。そして、場面が変わった場合、更新されたリストがユーザに表示される。

別の実施例では、サービス提供装置１１０は、個々のマルチメディア・タイプの最初の要求の受信から時間の所定条件に従って、対応する要求を無効化するために、全てのクライアント装置１０８に無効化コマンド・メッセージをブロードキャストしてもよい。従って、インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを要求したユーザは、十分な要求回数がなくても、その期間が経過した後には、要求したインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを取得することができる。さらに、異なる実施例を実現するために、要求回数及び時間の閾値は組み合わせることも可能であり、所定条件は当業者によって選択され得る。

図４は、上述の実施例によるインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの受信方法を示すフローチャートである。あるユーザが、サービス提供装置１１０からブロードキャストされるフットボールの試合の番組をクライアント装置１０８−１で見ているとき、段階Ｓ４０１で選手の経歴、チームの歴史などを含む上述の選択肢などの現在の番組のインタラクティブ・マルチメディア情報リストが受信され、段階Ｓ４０２でクライアント装置１０８−１の表示装置に表示される。ユーザがリスト中のコンテンツを入手したい場合、彼／彼女は特定のインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツに対する要求コマンドを入力できる。該要求コマンドは、クライアント装置１０８−１の入力装置によってサービス提供装置１１０に送信される。つまり、段階Ｓ４０３で、クライアント装置１０８−１は、入力装置からインタラクティブ・マルチメディア要求を受信する。ここで、入力装置は、クライアント装置の一部でも良いし、別個の装置でも良い。

同時に、他のクライアント装置１０８−２乃至１０８−ｎの複数のユーザもまた特定のインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを見ることを望み、サービス提供装置１１０に要求を送るかもしれない。図２の上述の説明によると、このタイプのインタラクティブ・マルチメディアの要求回数が所定の閾値に達した場合、サービス提供装置１１０はクライアント装置１０８に無効化コマンド・メッセージをブロードキャストする。入力装置からあるタイプのインタラクティブ・マルチメディア要求を受信した後、段階Ｓ４０４でクライアント装置１０８−１は、このタイプのインタラクティブ・マルチメディアが有効か否かを決定する。その答えが肯定的である場合、段階Ｓ４０５で、クライアント装置１０８−１は通信ネットワーク１０５の上りチャネルを介してサービス提供装置１１０に要求を送信できる。答えが否定的である場合、クライアント装置１０８−１はその要求を送信しない。次に、段階Ｓ４０６で、クライアント装置１０８−１は、サービス提供装置１１０によりブロードキャストされる要求したインタラクティブ・マルチメディアを受信し、該インタラクティブ・マルチメディアをユーザに表示する。

一方、あるユーザが所与のタイプのインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを入力しなかったが、クライアント装置１０８によってサービス提供装置１１０からブロードキャストされた該タイプのインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを受信した場合は、クライアント装置１０８は、そのインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツをそのユーザには表示しない。

別の実施例では、クライアント装置１０８は、所定条件によって、自発的に、サービス提供装置１１０へのインタラクティブ・マルチメディア要求の送信を無効化してもよい。そして、その所定条件はブロードキャスト番組のインタラクティブ・マルチメディア情報リストの受信からの時間を有する。例えば、該時間に達している場合、ユーザが入力装置を使って要求送信を開始した場合でも、クライアント装置１０８は、その要求をサービス提供装置１１０に送らない。更に、所定条件は無効化コマンドがサービス提供装置１１０から受信されるか否かである。要求されたマルチメディア・コンテンツは、クライアント装置１０８によって受信されたとき、ユーザに表示される。

図５は、本発明の実施例によるサービス提供装置１１０の送信処理装置１０６を示すブロック図である。送信処理装置１０６は、ビデオ番組ソース１０２と他のインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツ・ソース１０４からのデジタル情報を処理し、デジタル・ブロードキャスト・ネットワークなどの通信ネットワーク１０５を介してクライアント装置１０８との通信を処理するようにされる。デジタル情報処理は、カプセル化、変調及び送信を含んでもよい。インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツは、従来型のＡ／Ｖストリームに一体化して多重送信されるか又は別のチャネルで送信されもよい。一方、クライアント装置１０８では、予めインストールされたインタラクティブ・マルチメディア・エンジンが、Ａ／Ｖストリーム上のメディアをユーザが気付くことなくレンダリングする機能を担う。

送信処理装置１０６は、サービス・ソースからのデータを受信し、通信ネットワーク１０５を通じて複数のクライアント装置１０８とデータを交換する通信インタフェース５０２、通信インタフェース５０２に結合され、上述の実施例に基づきデータを交換しクライアント装置１０８にサービスを提供するために、データを処理し通信インタフェース５０２を制御するプロセッサ５０４、及びプロセッサ５０４により処理されたマルチメディア要求表に従って、通信インタフェース５０２を通じてクライアント装置１０８に無効化コマンド・メッセージを供給する無効化装置５０５、を有する。別の実施例によると、無効化装置５０５は、プロセッサ５０４の一部であってもよい。

本実施例によると、送信処理装置１０６は、バッファに蓄積されたビデオ番組、他のインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツ及び実行可能な命令並びにプロセッサ５０４を設定するためのデータを格納するメモリ５０６も有する。望ましくは、通信インタフェース５０２、プロセッサ５０４、無効化装置５０５及びメモリ５０６は、全部又は一部が結合され、集積回路として製造されてもよい。

上述のように、サービス提供装置１１０の通信処理装置１０６は、通信インタフェース５０２を介してクライアント装置１０８に対応するインタラクティブ・マルチメディア・リストと共にビデオ番組をブロードキャスト又はマルチキャストする。次に、送信処理装置１０６は、インタラクティブ・マルチメディア要求を受信し、図２に示した処理フローに従って要求回数を累算し、そして無効化装置５０５からの無効化コマンド及びメモリ５０６に格納されたインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツをブロードキャスト又はマルチキャストする。

図６は、実施例によるクライアント装置１０８を示すブロック図である。クライアント装置１０８は、プロセッサ６０６と結合された通信インタフェース６０４を制御し送信処理装置１０６と通信するプロセッサ６０６、キーパッド、ディスプレイ及び音声変換器などのような良く知られた構成要素を有するユーザ・インタフェース６０２、及びプロセッサ６０６からの無効化命令に従って、通信インタフェース６０４を介したサービス提供装置１１０へのマルチメディア要求の送信を無効化する無効化装置６０７、を有する。この無効化命令は、サービス提供装置１１０から受信した無効化コマンド及びインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツ・リストの受信からの所定の時間間隔を含む所定条件から得られる。別の実施例によると、無効化装置６０７は、プロセッサ６０６の一部であってもよい。

さらに、当該実施例によると、クライアント装置１０８は、ビデオ番組、インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツ、実行可能な命令、プロセッサ６０６を設定するためのデータを格納する、プロセッサ６０６に結合されたメモリ６０８を有する。望ましくは、プロセッサ６０６、通信インタフェース６０４、無効化装置６０７及びメモリ６０８は、全部又は一部が結合し、集積回路として製造されてもよい。

上述のように、クライアント装置１０８のプロセッサ６０６は、送信処理装置１０６と通信し、ユーザ・インタフェース６０２によるユーザの入力に従って番組及びインタラクティブ・マルチメディア情報を受信するように通信インタフェース６０４を制御する。

以上は本発明の原理の単なる説明であり、当業者は、本発明の原理を実施し及び本発明の精神及び範囲に包含される、本願明細書に明示的に記載されない種々の構成を考案し得る。

１０２ ビデオ番組ソース
１０４ インタラクティブ・マルチメディア・ソース
１０５ 通信ネットワーク
１０５ 通信ネットワーク
１０６ 送信処理装置
１０７ 無効化装置
１０８ クライアント装置
１１０ サービス提供装置
５０２ 通信インタフェース
５０４ プロセッサ
５０５ 無効化装置
５０６ メモリ
６０２ ユーザ・インタフェース
６０４ 通信インタフェース
６０６ プロセッサ
６０７ 無効化装置
６０８ メモリ

Claims (11)

1. サービス提供装置で用いられる方法であって、
   インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを複数のクライアント装置に配信し、
   該複数のクライアント装置のうちの少なくとも１つから、所与のマルチメディア・コンテンツの要求を受信する段階；
   所定の条件に従って、前記複数のクライアント装置が該所与のマルチメディア・コンテンツの更なる要求を当該サービス提供装置へ送信することを無効にする段階；及び
   該条件に応じて、前記複数のクライアント装置へ前記マルチメディア・コンテンツを配信する段階；
   を有する方法。
2. 前記無効にする段階は：
   前記複数のクライアント装置において更なる要求が生成された場合でも、前記所定の条件に従って、前記複数のクライアント装置に、前記所与のマルチメディア・コンテンツの更なる要求の当該サービス提供装置への送信を無効にすることを通知する段階；
   を有する、
   ことを特徴とする請求項１記載の方法。
3. 前記所定の条件は、所与のインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの要求を所定の回数受信することである、
   ことを特徴とする請求項１又は２記載の方法。
4. 前記所定の条件は、前記所与のインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツの最初の要求の受信の後に所定の時間間隔の終わりに達することである、
   ことを特徴とする請求項１又は２記載の方法。
5. 前記インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツは、当該サービス提供装置から前記複数のクライアント装置へ送信されたビデオ番組に関する情報を有する、
   ことを特徴とする請求項１乃至４のいずれか一項記載の方法。
6. インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを受信する方法であって、
   通信ネットワークのクライアント装置内で用いられ、
   該クライアント装置の入力装置から該通信ネットワークのサービス提供装置へ送信されるべき所与のマルチメディア・コンテンツの要求を受信する段階；
   所定の条件に従って、ユーザの要求に対応する要求メッセージを前記サービス提供装置へ送信するのを無効にする段階；及び
   前記サービス提供装置から受信されたインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツを表示する段階；
   を有する方法。
7. 前記無効にする段階は：
   前記クライアント装置において前記要求が入力された場合でも、前記所与のマルチメディア・コンテンツの要求の前記サービス提供装置への送信を無効にする段階；
   を有する、
   ことを特徴とする請求項６記載の方法。
8. 前記所定の条件は、前記サービス提供装置から無効化コマンドを受信することを有する、
   ことを特徴とする請求項６又は７記載の方法。
9. 前記要求を受信する段階の前に、前記サービス提供装置からインタラクティブ・マルチメディア・コンテンツのリストを受信する段階；
   を更に有する請求項６又は７記載の方法。
10. 前記所定の条件は、前記インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツのリストの受信から所定の時間間隔の終わりに達することである、
    ことを特徴とする請求項６乃至８のいずれか一項記載の方法。
11. 前記インタラクティブ・マルチメディア・コンテンツは、前記サービス提供装置から前記複数のクライアント装置へ送信されたビデオ番組に関する情報を有する、
    ことを特徴とする請求項６乃至１０のいずれか一項記載の方法。

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