JP2010226337A - 管理装置、端末、通信システム、制御方法及びプログラム - Google Patents

管理装置、端末、通信システム、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サービス加入者;UEに提供するサービスをS-CSCF毎に異ならせた場合でも、サービス加入者;UEが契約している全てのサービスをサービス加入者;UEに提供することが可能な通信システムを提供する。
【解決手段】管理装置(HSS)は、端末(UE)のPublic ID(Public User Identity)と、端末(UE)に各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理する管理手段(103)を有し、端末(UE)に複数のS-CSCFを割り当てることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、サービス加入者;UE(User Equipment)に対し、適切なS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)を割り当てる技術に関する。
従来は、サービス加入者;UEに対し、適切な1つのS-CSCFを割り当てていた。S-CSCFは、サービス加入者;UEのサービス制御、SIP(Session Initiation Protocol)に基づくセッション制御等を行う機能である。
近年では、IMS(IP Multimedia Subsystem)/NGN(Next Generation Network)の大規模化に伴い、サービス加入者;UEに提供するサービスをS-CSCF毎に異ならせる必要性がある。
例えば、S-CSCFの機能、S-CSCFが接続可能なAP(Application Server)の接続数の制限、APが接続可能なS-CSCFの接続数の制限、S-CSCFの処理能力などにより、サービス加入者;UEに提供するサービスをS-CSCF毎に異ならせる必要性がある。
しかし、サービス加入者;UEに提供するサービスをS-CSCF毎に異ならせた場合は、サービス加入者;UEが契約している全てのサービスを1つのS-CSCFでは提供できなくなってしまう虞がある。
例えば、サービス加入者;UEが複数のCentrexサービスに加入し、各Centrexサービスで異なるS-CSCFを使用していると仮定する。この場合、サービス加入者;UEは、サービス加入者;UEに割り当てられたS-CSCFが提供できないサービスについてはサービスを利用することができなくなってしまう。
このようなことから、サービス加入者;UEに提供するサービスをS-CSCF毎に異ならせた場合でも、サービス加入者;UEが契約している全てのサービスをサービス加入者;UEに提供することが可能な仕組みの開発が必要視されることになる。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、通信サービス制御を行うS-CSCFの閉塞を、より早期に完了させる技術について開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1では、P-CSCF20は、閉塞対象のS-CSCF(例えば、30a)に登録された移動端末10から、レジストレーション信号を再受信した場合に、閉塞対象のS-CSCF30a以外のS-CSCF(30b,30c)にレジストレーション信号を転送することにしている。
また、各S-CSCFサーバの負荷の均等化を可能とする技術について開示された文献がある(例えば、特許文献2参照)。
上記特許文献2では、HSSサーバ40は、I-CSCFサーバ30から問い合わせがあった場合に、S-CSCF選択テーブル41Aを参照し、各S-CSCFサーバの現在の稼働状況に応じて、最適なS-CSCFサーバを選択し、I-CSCFサーバ30に返送することにしている。また、HSSサーバ40は、I-CSCFサーバ30から問い合わせがあった場合に、S-CSCF選択テーブル41Aの情報をI-CSCFサーバ30に返送し、I-CSCFサーバ30は、HSSサーバ40から返送された情報を基に、最適なS-CSCFサーバを選択することにしている。
特開2008−78994号公報 特開2008−236183号公報
しかし、上記特許文献1、2には、サービス加入者;UEに提供するサービスをS-CSCF毎に異ならせた場合については何ら記載もその必要性についても示唆されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、上述した課題である、サービス加入者;UEに提供するサービスをS-CSCF毎に異ならせた場合でも、サービス加入者;UEが契約している全てのサービスをサービス加入者;UEに提供することが可能な管理装置、端末、通信システム、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有することとする。
<管理装置>
本発明にかかる管理装置は、
ユーザのPublic ID(Public User Identity)と、前記ユーザに各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理する管理手段を有し、前記ユーザに複数のS-CSCFを割り当てることを特徴とする。
<端末>
本発明にかかる端末は、
ユーザのPublic ID(Public User Identity)と、前記ユーザに各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理する管理手段を有し、
通信を行う場合に、前記管理手段を参照し、前記Public IDに割り当てられたS-CSCFを用いて通信を行うことを特徴とする。
<通信システム>
本発明にかかる通信システムは、
ユーザが所有する端末と、S-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、管理装置と、を有して構成する通信システムであって、
前記管理装置は、
前記端末のPublic ID(Public User Identity)と、前記端末に各種サービスを提供するS-CSCFと、を対応付けて管理する管理手段を有し、前記端末に複数のS-CSCFを割り当てることを特徴とする。
<制御方法>
本発明にかかる制御方法は、
管理装置で行う制御方法であって、
ユーザのPublic ID(Public User Identity)と、前記ユーザに各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理手段で管理し、前記ユーザに複数のS-CSCFを割り当てることを特徴とする。
本発明にかかる制御方法は、
ユーザが所有する端末で行う制御方法であって、
ユーザのPublic ID(Public User Identity)と、前記ユーザに各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理手段で管理する工程と、
通信を行う場合に、前記管理手段を参照し、前記Public IDに割り当てられたS-CSCFを用いて通信を行う工程と、
を有することを特徴とする。
<プログラム>
本発明にかかるプログラムは、
管理装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
ユーザのPublic ID(Public User Identity)と、前記ユーザに各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理手段で管理する処理を、前記コンピュータに実行させ、前記ユーザに複数のS-CSCFを割り当てることを特徴とする。
本発明にかかるプログラムは、
ユーザが所有する端末のコンピュータに実行させるプログラムであって、
ユーザのPublic ID(Public User Identity)と、前記ユーザに各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理手段で管理する処理と、
通信を行う場合に、前記管理手段を参照し、前記Public IDに割り当てられたS-CSCFを用いて通信を行う処理と、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、サービス加入者;UEに提供するサービスをS-CSCF毎に異ならせた場合でも、サービス加入者;UEが契約している全てのサービスをサービス加入者UE;に提供することができる。
本実施形態の通信システムのシステム構成例を示す図である。 ユーザサービス管理DB101のデータ構成例を示す図である。 サーバサービス管理DB102のデータ構成例を示す図である。 位置登録管理DB103のデータ構成例を示す図である。 位置登録の処理動作例を示す図である。 位置登録管理DB103の状態を示す第1の図である。 位置登録管理DB103の状態を示す第2の図である。 位置登録管理DB103に登録されたS-CSCFを変更する処理動作例を示す図である。 UE契機の位置削除の処理動作例を示す図である。 位置登録管理DB103の状態を示す第3の図である。 ネットワーク契機の位置削除の処理動作例を示す図である。 位置登録管理DB103のデータ構成例を示す図である。
<通信システムの概要>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の通信システムの概要について説明する。
本実施形態の通信システムは、ユーザが所有する端末(UE;User Equipment)と、S-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、管理装置(HSS;Home Subscriber Server)と、を有して構成する通信システムである。
本実施形態の管理装置(HSS)は、端末(UE)のPublic ID(Public User Identity)と、端末(UE)に各種サービスを提供するS-CSCFと、を対応付けて管理する管理手段(位置登録管理DB103)を有し、端末(UE)に複数のS-CSCFを割り当てることを特徴とする。
また、本実施形態の端末(UE)は、端末(UE)のPublic ID(Public User Identity)と、端末(UE)に各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理する管理手段(サービス管理DB201)を有し、通信を行う場合に、管理手段(201)を参照し、Public IDに割り当てられたS-CSCFを用いて通信を行うことを特徴とする。
これにより、本実施形態の通信システムは、サービス加入者;UEに提供するサービスをS-CSCF毎に異ならせた場合でも、サービス加入者;UEが契約している全てのサービスをサービス加入者;UEに提供することができる。また、サービス加入者;UEは、そのサービス加入者;UEに割り当てられた複数のS-CSCFを用いて通信を行うことが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態の通信システムについて詳細に説明する。
<通信システムのシステム構成>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の通信システムのシステム構成例について説明する。
本実施形態の通信システムは、UE(User Equipment)と、P-CSCF(Proxy-Call Session Control Function)と、I-CSCF(Interrogating-Call Session Control Function)と、S-CSCF(Serving-Call Session Control Function)1〜S-CSCF N(Nは、任意の整数)と、HSS(Home Subscriber Server)と、AS(Application Server)1〜AS N(Nは、任意の整数)と、を有して構成している。
本実施形態の通信システムは、図1に示す実線部分は、SIPを用いた通信を行い、点線部分は、Diameterを用いた通信を行う。
UEは、携帯電話機、PDA、PC等の各種のマルチメディア端末である。
ASは、UEに各種サービスを提供する装置である。
CSCFは、IMS網において中心的なノードとなる装置であり、SIPを用いたセッション制御、管理、認証、ルーティング等の機能を行う。P-CSCFは、UEの収容セッション制御を行い、I-CSCFは、問い合わせセッション制御を行い、S-CSCFは、呼セッション制御を行う。
具体的には、P-CSCFは、UEとのセキュリティ制御、SIPに基づくセッション制御を行う装置であり、UEからのメッセージをI-CSCFを介してS-CSCFに転送する。
I-CSCFは、P-CSCFからの問い合わせを受け付けたり、他網との接続制御を行ったりする装置である。
S-CSCFは、UEのサービス制御、SIPに基づくセッション制御を行う装置である。S-CSCFは、ASにメッセージを転送したり、S-CSCF内の機能でサービスの呼処理を実現したりする。
HSSは、IMSで使用するUEの加入者情報を管理する装置である。HSSは、UEの加入者情報を参照し、UEが契約しているサービスを提供可能なS-CSCFをUEに割り当てる。
HSSは、図2に示すユーザサービス管理DB101と、図3に示すサーバサービス管理DB102と、図4に示す位置登録管理DB103と、を有して構成する。ユーザサービス管理DB101は、各UEが契約しているサービスを管理するDBであり、サーバサービス管理DB102は、各S-CSCFが提供可能なサービスを管理するDBであり、位置登録管理DB103は、UEの位置登録情報を管理するDBである。
ユーザサービス管理DB101は、図2に示すように、サービス加入者であるUEのPrivate ID(Private User Identity)と、Public ID(Public User Identity)と、Serviceと、を関連付けて管理する。
Private IDは、サービス加入者であるUEを一意に識別するためのIDであり、UEに1つだけ割り当てられることになる。Private IDは、基本的に第三者に公開しない認証用のIDである。
Public IDは、サービス加入者であるUEを一意に識別するためのIDであり、UEに複数割り当てられることになる。Public IDは、第三者に公開し、呼処理で使用するIDである。
Serviceは、サービス加入者であるUEが契約しているサービスである。本実施形態では、UEが利用するサービスをPublic ID毎に契約するため、Public ID毎にServiceを関連付けて管理する。
図2では、Public ID1が契約しているサービスは、Service1,Service2であることを示す。また、Public ID2が契約しているサービスは、Service3であることを示す。また、Public ID3が契約しているサービスは、Service1,Service4であることを示す。
サーバサービス管理DB102は、図3に示すように、S-CSCFと、提供サービスと、Capabilityと、を対応付けて管理する。
S-CSCFは、S-CSCFを識別するための情報(S-CSCF名等)である。提供サービスは、S-CSCFが提供できるサービスを特定するための情報である。Capabilityは、S-CSCFの処理能力を特定するための情報である。
図3では、S-CSCF1は、Service1,Service2が提供可能であることを示す。また、S-CSCF2は、Service3が提供可能であることを示す。また、S-CSCF3は、Service4が提供可能であることを示す。また、S-CSCF4は、Service1,Service4が提供可能であることを示す。また、S-CSCF5は、Service1,Service2,Service3が提供可能であることを示す。
本実施形態では、図3に示すように、S-CSCF毎に提供可能なサービスが異なる。このため、本実施形態では、Private ID1のUEが契約している全てのサービス(Service1〜Service4)が提供可能な1つのS-CSCFをPrivate Identity1に対して割り当てることができない。
例えば、Private ID1にS-CSCF1を割り当てると、S-CSCF1は、Service1,Service2のサービスしか提供できないため、Private ID1のUEにService3,Service4のサービスを提供することができないことになる。
このため、本実施形態では、Private ID1にS-CSCFを割り当てるのではなく、Public ID毎にS-CSCFを割り当てるように構築することにしている。これにより、UEに対して複数のS-CSCFを割り当てることができるため、S-CSCF毎に提供可能なサービスが異なる場合でも、複数のS-CSCFをUEに割り当て、UEが契約している全てのサービス(Service1〜Service4)を複数のS-CSCFを用いて提供するように構築することが可能となる。
位置登録管理DB103は、図4に示すように、サービス加入者であるUEのPrivate ID(Private User Identity)と、Public ID(Public User Identity)と、Registration Statusと、S-CSCFと、Authentication Pending Flagと、を関連付けて管理する。
Registration Statusは、位置登録されているか否かを特定するための情報である。
De-Registerは、位置登録されていないことを示し、Registerは、位置登録されていることを示す。
S-CSCFは、Public IDに割り当てられているS-CSCFを特定するための情報(S-CSCF名等)である。
図4では、Public ID1は、位置登録が未登録状態(De-Register)であり、S-CSCFも割り当てられていない状態を示す(未登録)。また、Public ID2は、位置登録が登録状態(Register)であり、S-CSCF2が割り当てられている状態を示す(S-CSCF2)。また、Public ID3は、位置登録が登録状態(Register)であり、S-CSCF4が割り当てられている状態を示す(S-CSCF4)。
Authentication Pending Flagは、認証処理の状態を管理するための情報である。Authentication Pending FlagがONの場合は、認証処理が行われている状態を示し、OFFの場合は、認証処理が行われていない状態を示す。
<通信システムの処理動作>
次に、図5を参照しながら、本実施形態の通信システムの処理動作について説明する。なお、以下の処理動作は、HSSの位置登録管理DB103には、図4に示すように、Private ID1のPublic ID2にS-CSCF2が既に割り当てられており、Private ID1のPublic ID3にS-CSCF4が既に割り当てられていることを前提とし、UEがPrivate ID1,Public ID1で位置登録を行うことを前提として説明する。
<位置登録の処理動作>
まず、図5を参照しながら、位置登録の処理動作について説明する。
UEは、Private ID1,Public ID1、自ホームドメインを示すURI(Uniform Resource Identifier)を含む位置登録要求の『REGISTER』をP-CSCFに送信する(ステップS1)。
P-CSCFは、『REGISTER』を受信した場合に、ホームIMSドメインのIP網内に配置されているI-CSCFに『REGISTER』を転送する(ステップS2)。
I-CSCFは、『REGISTER』を受信した場合に、Diameterプロトコルの『UAR(User Authorization Request)』をHSSに送信する(ステップS3)。この場合、『UAR』のUser-Authorization-TypeにはREGISTRATIONが設定される。
なお、IP網内に複数のHSSが存在する場合は、I-CSCFは、UEに関するユーザ情報を登録しているHSSを特定するため、Diameterプロトコルの『SAR(Server Assignment Request)』を用いてSLFにアクセスし(ステップS2')、UEに対応するHSSを特定するための情報をDiameterプロトコルの『SAA(Server Assignment Answer)』を用いてSLFから受け取るというHSS選択手順を実施することになる(ステップS2'')。
HSSは、『UAR』を受信した場合に、その『UAR』のUser-Authorization-TypeにはREGISTRATIONが設定されているため、位置登録を行うS-CSCFのリストを作成する(ステップS4)。
まず、HSSは、図4に示す位置登録管理DB103を参照し、『UAR』に含まれているUEのPublic ID1のPrivate ID1に関連付けられた少なくとも1つのPublic IDが既に位置登録されているか否かを判断する。HSSは、UEのPrivate ID1に関連付けられた少なくとも1つのPublic IDが既に位置登録されている場合は、既に位置登録されているPublic IDに割り当てられているS-CSCFを特定する。図4に示す位置登録管理DB103では、Public ID2、Public ID3が既に位置登録されているため、Public ID2に割り当てられたS-CSCF2と、Public ID3に割り当てられたS-CSCF4を特定する。
次に、HSSは、図2に示すユーザサービス管理DB101を参照し、『UAR』に含まれているUEのPublic ID1が契約しているServiceを特定する。図2に示すユーザサービス管理DB101では、Public ID1が契約しているServiceは、Service1,Service2であることを特定する。
次に、HSSは、図3に示すサーバサービス管理DB102を参照し、既に位置登録されているPublic ID2,Public ID3に割り当てられているS-CSCF2,S-CSCF4が、UEのPublic ID1が契約しているService1,Service2を提供することが可能か否か判断する。
S-CSCF2は、Service3が提供可能であり、S-CSCF4は、Service1,Service4が提供可能であるため、既に位置登録されているPublic ID2,Public ID3に割り当てられているS-CSCF2,S-CSCF4が、UEのPublic ID1が契約しているService1,Service2を提供することが不可能と判断する。
HSSは、既に位置登録されているPublic ID2,Public ID3に割り当てられているS-CSCF2,S-CSCF4が、UEのPublic ID1が契約しているService1,Service2を提供することが不可能なため、HSSは、図3に示すサーバサービス管理DB102を参照し、UEのPublic ID1が契約しているService1,Service2を提供することが可能なS-CSCFを特定し、その特定したS-CSCFのリストを作成する。本実施形態では、図3に示すサーバサービス管理DB102に登録されているS-CSCFの中で、Service1,Service2を提供することが可能なS-CSCFは、S-CSCF1、S-CSCF5であるため、HSSは、S-CSCF1、S-CSCF5のリストを作成することになる。これにより、HSSは、UEのPublic ID1が契約しているServiceを提供可能なS-CSCFのリストを作成することができる。
なお、HSSは、既に位置登録されているPublic ID2,Public ID3に割り当てられているS-CSCF2,S-CSCF4が、UEのPublic ID1が加入しているService1,Service2を提供することが可能な場合は、そのS-CSCF2,S-CSCF4を用いてS-CSCFのリストを作成する。位置登録管理DB103に登録されているS-CSCFを優先的に用いてS-CSCFのリストを作成するように設計した場合は、各UEに割り当てるS-CSCFの数を少なくすることが可能となる。この場合は、各UEに割り当てたS-CSCFの情報を削除する際に、その削除するS-CSCFの数を少なくすることが可能となる。
HSSは、上記作成したS-CSCFのリストをDiameterプロトコルの『UAA(User Authorization Answer)』に含めてI-CSCFに送信する(ステップS5)。S-CSCFのリストには、S-CSCFのCapabilityを含めて送信する。
I-CSCFは、『UAA』を受信した場合に、その『UAA』に含まれるS-CSCFのリストの中からUEの通信に利用するS-CSCFを選択する(ステップS6)。
S-CSCFを選択する際の方法は特に限定せず、様々な手法を用いてS-CSCFを選択するように構築することが可能である(実装依存)。例えば、予め定めた一定の順序でS-CSCFを選択するように構築することも可能である。また、S-CSCFのCapabilityを基に、S-CSCFの処理能力に応じて最適なS-CSCFを選択する(例えば、処理能力の高いS-CSCFから順番に選択する)ように構築することも可能である。また、各S-CSCFの加入者収容数に応じて、最適なS-CSCFを選択する(例えば、加入者収容率の少ないS-CSCFから順番に選択する)ように構築することも可能である。また、上記特許文献2の手法を用いて、各S-CSCFの現在の稼働状況に応じて、最適なS-CSCFを選択するように構築することも可能である。
本実施形態では、I-CSCFは、S-CSCFのリスト(S-CSCF1、S-CSCF5)の中からS-CSCF1を選択したと仮定する。I-CSCFは、上記選択したS-CSCF1に対し、位置登録要求の『REGISTER』を転送する(ステップS7)。
S-CSCF1は、『REGISTER』を受信した場合に、Initial Registerの場合は、その『REGISTER』に含まれるUEのPrivate ID1、Public ID1、及び、S-CSCF1自身のS-CSCF名等の情報を、Diameterプロトコルの『MAR(Multimedia Authentication Request)』を用いてHSSに通知し、認証ベクトルの計算をHSSに依頼する(ステップS8)。
HSSは、『MAR』を受信した場合に、その『MAR』に含まれるPrivate ID1、Public ID1、及び、S-CSCF名を基に、位置登録管理DBにS-CSCF名を仮登録すると共に、Authentication Pending FlagをONにする(ステップS9)。これにより、HSSは、図4に示す位置登録管理DB103を図6に示すように更新することになる。図6では、Public ID1のS-CSCFにS-CSCF1が仮登録され、Authentication Pending FlagがONになっている。
また、HSSは、『MAR』に含まれるPrivate ID1、Public ID1、及び、S-CSCF名を基に、乱数語RANDを生成する。HSSは、上記生成した乱数語RAND、及び、長期共有キー(Ki)を使って、認証ベクトル(IP網の認証トークンAUTN、UEからの期待応答値XRES、IPsecで使用する秘匿用キーCk、IPsecで使用する整合性チェック用キーIk)を生成する。HSSは、上記生成した認証ベクトルと乱数語RANDとをDiameterプロトコルの『MAA(Multimedia Authentication Answer)』を用いてS-CSCF1に返送する(ステップS10)。
S-CSCF1は、『MAA』を受信した場合に、その『MAA』に含まれる認証ベクトルのうち、UEから後で返送されてくる認証応答と照合するために期待応答値XRESのみを保存した後、残りの認証ベクトルと乱数語RANDとを『401 Unauthorized』を用いてI-CSCFを介してP-CSCFに返送する(ステップS11、S12)。
P-CSCFは、『401 Unauthorized』を受信した場合に、秘匿用キーCkと整合性チェック用キーIkとを、IPsec通信用に使用するための共有キーとして取り出して保存した後、IP網の認証トークンAUTNと乱数語RANDとを『401 Unauthorized』を用いてUEに送信する(ステップS13)。
UEは、『401 Unauthorized』を受信した場合に、乱数語RANDと長期共有キー(Ki)を用いて、IP網の認証トークンAUTNの認証を行う。また、UEは、RES(Response:認証応答)、秘匿用キーCk、整合性チェック用キーIkを算出し、秘匿用キーCk、整合性チェック用キーIkを用いたIPsec通信状態に設定する。次に、UEは、認証要求に対する応答値の認証応答RESを含む『REGISTER』をP-CSCFに返送する(ステップS14)。
秘匿用キーCk、整合性チェック用キーIkが得られると、UEとP-CSCFとの間のSIP通信メッセージは、IPsec通信として暗号化されて保護される状態になる。
P-CSCFは、認証応答RESを含む『REGISTER』を受信した場合に、その『REGISTER』をI-CSCFに転送する(ステップS15)。
I-CSCFは、認証応答RESを含む『REGISTER』を受信した場合に、送信元のUEの登録を行うS-CSCF1をHSSに問い合わせ(ステップS16,S17)、認証応答RESを含む『REGISTER』を該当するS-CSCF1に転送する(ステップS18)。
なお、IP網内に複数のHSSが存在する場合は、ステップS2'、S2''と同様な処理を行い、I-CSCFは、UEのユーザ情報(加入者情報)を登録しているHSSをSLFに問い合わせ、該当するHSSを判別することになる。
S-CSCF1は、認証応答RESを含む『REGISTER』を受信した場合に、『REGISTER』に含まれているUEの認証応答RESと、S-CSCF1に予め保存した応答期待値XRESと、を照合し、正当なUEであるとの認証に成功した場合に、UEの位置登録を行った旨を『SAR(Server Assignment Request)』に含めてHSSに通知する(ステップS19)。
HSSは、『SAR』を受信した場合に、『SAR』に含まれる情報を基に、UEのPublic ID1のAuthentication Pending FlagをOFFにし、UEのPublic ID1の登録状態をRegister状態に遷移し、S-CSCF1を位置登録管理DB103に本登録する(ステップS20)。これにより、HSSは、図6に示す位置登録管理DB103を図7に示すように更新することになる。図7では、Public ID1のRegistration StatusがRegisterに遷移し、S-CSCFにS-CSCF1が本登録され、Authentication Pending FlagがOFFになっている。
HSSは、UEの加入者情報を『SAA(Server Assignment Answer)』に含めてS-CSCF1に送信する(ステップS21)。
S-CSCF1は、『SAA』を受信した場合に、UEの加入者情報を取得し、当該UEのSIP通信の位置登録が完了した旨を『200 OK』に含めて、I-CSCF、P-CSCFを介してUEに送信する(ステップS22〜S24)。
UEは、『200 OK』を受信した場合に、『200 OK』に含まれるS-CSCF1の情報をPublic ID1と対応付けてUEのサービス管理DB201に記憶して管理する(ステップS25)。これにより、UEは、Public ID1を用いて通信を行う場合(例えば、INVITEを送信する場合)に、そのPublic ID1に割り当てられたS-CSCF1の情報を含めて通信を行うことが可能となる。
このように、本実施形態の通信システムは、上記の位置登録処理を行うことで、HSSは、サービス加入者;UEのPublic IDで契約しているサービスが提供可能なS-CSCFをPublic ID毎に割り当て、位置登録管理DB103に登録して管理することが可能となる。これにより、サービス加入者;UEに対して複数のS-CSCFを割り当てることができるため、S-CSCF毎に提供可能なサービスが異なる場合でも、複数のS-CSCFをUEに割り当て、UEが契約している全てのサービスを複数のS-CSCFを用いて提供することが可能となる。
また、サービス加入者;UEは、そのサービス加入者;UEに割り当てられた複数のS-CSCFをサービス管理DB201に登録して管理し、そのサービス管理DB201に登録した複数のS-CSCFを用いて通信を行うことが可能となる。
<位置登録管理DB103に登録されたS-CSCFを変更する処理動作>
次に、図8を参照しながら、位置登録管理DB103に登録されたS-CSCFを変更する処理動作について説明する。
I-CSCFは、S-CSCFの変更を行う場合は、『UAR』をHSSに送信する(ステップA1)。
『UAR』のUser-Authorization-Typeには、REGISTRATION_AND_CAPABILITIESが設定される。
HSSは、『UAR』を受信した場合に、『UAR』のUser-Authorization-TypeにREGISTRATION_AND_CAPABILITIESが設定されている場合は、位置登録管理DB103にS-CSCFが既に登録されていたとしても、位置変更を行う新しいS-CSCFのリストを作成し(ステップA2)、その作成したS-CSCFのリストを『UAA』でI-CSCFに送信する(ステップA3)。これにより、位置登録管理DB103に既に登録されているS-CSCFの情報を変更することが可能となる。
<UE契機の位置削除の処理動作>
次に、図9を参照しながら、UE契機の位置削除の処理動作について説明する。
UEは、Private ID1,Public ID2、自ホームドメインを示すURI(Uniform Resource Identifier)を含む位置削除要求の『REGISTER』をP-CSCFに送信する(ステップB1)。
P-CSCFは、『REGISTER』を受信した場合に、ホームIMSドメインのIP網内に配置されているI-CSCFに『REGISTER』を転送する(ステップB2)。
I-CSCFは、『REGISTER』を受信した場合に、Diameterプロトコルの『UAR(User Authorization Request)』をHSSに送信する(ステップB3)。この場合、『UAR』のUser-Authorization-TypeにはDE-REGISTRATIONが設定される。
なお、IP網内に複数のHSSが存在する場合は、I-CSCFは、UEに関するユーザ情報を登録しているHSSを特定するため、Diameterプロトコルの『SAR(Server Assignment Request)』を用いてSLFにアクセスし(ステップB2')、UEに対応するHSSを特定するための情報をDiameterプロトコルの『SAA(Server Assignment Answer)』を用いてSLFから受け取るというHSS選択手順を実施することになる(ステップB2'')。
HSSは、『UAR』を受信した場合に、『UAR』のUser-Authorization-TypeにはDE-REGISTRATIONが設定されているため、UEの位置削除を行うためのS-CSCFのリストを作成する(ステップB4)。
この場合、HSSは、図7に示す位置登録管理DB103を参照し、『UAR』に含まれているUEのPublic ID1に関連付けられたS-CSCFのリストを作成することになる。
HSSは、上記作成したS-CSCFのリストをDiameterプロトコルの『UAA(User Authorization Answer)』に含めてI-CSCFに送信する(ステップB5)。
I-CSCFは、『UAA』を受信した場合に、その『UAA』に含まれるS-CSCF1に対し、位置削除要求の『REGISTER』を転送する(ステップB6)。
S-CSCF1は、『REGISTER』を受信した場合に、UEの加入者情報を削除し、UEの位置削除を行った旨を『SAR(Server Assignment Request)』に含めてHSSに通知する(ステップB7)。
HSSは、『SAR』を受信した場合に、『SAR』に含まれる情報を基に、UEのPublic ID1の登録状態をDe-Register状態に遷移させ、Public ID1に割り当てられたS-CSCF1を位置登録管理DB103から削除する(ステップB8)。これにより、HSSは、図7に示す位置登録管理DB103を図10に示すように更新することになる。図10では、Public ID1のRegistration StatusがDe-Registerに遷移し、S-CSCF1が削除されている。
HSSは、『SAA(Server Assignment Answer)』をS-CSCF1に送信する(ステップB9)。
S-CSCF1は、『SAA』を受信した場合に、当該UEのSIP通信の位置削除が完了した旨を『200 OK』に含めて、I-CSCF、P-CSCFを介してUEに送信する(ステップB10〜B12)。
UEは、『200 OK』を受信した場合に、『200 OK』に含まれるS-CSCF1の情報をメモリから削除する(ステップB13)。これにより、UEは、Public ID1に割り当てられたS-CSCF1の情報を削除することが可能となる。
また、HSSは、Public ID1のPrivate ID1に関連付けられた他のPublic IDに割り当てられているS-CSCFが存在しPublic IDを位置削除する必要がある場合は、そのS-CSCFに対し、『RTR(Registration-Termination-Request)』を送信する(ステップB14)。図10では、Public ID2にS-CSCF2が割り当てられ、Public ID3にS-CSCF4が割り当てられている。このため、HSSは、S-CSCF2と、S-CSCF4に対し、『RTR』を送信することになる。
S-CSCF2,S-CSCF4は、『RTR』を受信した場合に、UEの加入者情報を削除し、UEの位置削除を行った旨を『RTA(Registration-Termination-Answer)』に含めてHSSに通知する(ステップB15)。
このように、本実施形態の通信システムは、上記の位置削除処理を行うことで、HSSは、Public ID1に割り当てられたS-CSCF1の位置削除要求を受け付けた場合は、そのPublic ID1のPrivate ID1に関連付けられた他のPublic ID2,Public ID3に割り当てられたS-CSCF2,S-CSCF4も同時に削除することが可能となる。
なお、HSSは、Server Assignment TypeがTIMEOUT_DEREGISTRATION,USER_DEREGISTRATIONなどで、複数のPublic IDの位置削除処理を同時に実行する必要があり、SARに対するSAAを返信したS-CSCF以外の他のS-CSCFの位置削除処理を行う場合は、そのS-CSCFに対してRTRを送信することになる。
但し、Server Assignment Typeは複数あり、Public IDがSARに複数設定されている場合や、Public IDが設定されていない場合などの条件で処理が異なるため、HSSは、その条件に応じてRTRを送信し、S-CSCFの位置削除処理を行うことになる。
<ネットワーク契機の位置削除の処理動作>
次に、図11を参照しながら、ネットワーク契機の位置削除の処理動作について説明する。
Private ID単位で全てのPublic IDをネットワーク側から位置削除する場合は、位置削除対象のPublic IDに割り当てられているS-CSCFを検索し、複数のS-CSCFが割り当てられている場合は、その複数のS-CSCFに対して『RTR』を送信する(ステップC1)。例えば、位置登録管理DB103の情報が図7に示す状態で、Private ID1に関連付けられた全てのPublic ID1〜ID3の位置削除を実行する場合は、HSSは、そのPublic ID1〜ID3に割り当てられているS-CSCF1,S-CSCF2,S-CSCF4に対して『RTR』を送信する。
S-CSCF1,S-CSCF2,S-CSCF4は、『RTR』を受信した場合に、UEの加入者情報を削除し、UEの位置削除を行った旨を『RTA(Registration-Termination-Answer)』に含めてHSSに通知する(ステップC2)。
このように、Private ID単位で位置削除を行う場合は、そのPrivate IDに関連付けられた全てのPublic IDに割り当てられているS-CSCFの情報を一度に削除することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
上記の実施形態では、HSSは、UEのサービスを提供することが可能なS-CSCFのリストをI-CSCFに送信することにした。
第2の実施形態では、HSSは、UEのサービスを提供することが可能なS-CSCFが複数存在する場合には、その複数のS-CSCFの中から1つのS-CSCFを選択し、その選択したS-CSCFのリストをI-CSCFに送信する。これにより、I-CSCFは、S-CSCFのリストに含まれるS-CSCFに『REGISTER』を送信することが可能となる。
なお、S-CSCFを選択する際の方法は特に限定せず、様々な手法を用いてS-CSCFを選択するように構築することが可能である(実装依存)。例えば、予め定めた一定の順序でS-CSCFを選択するように構築することも可能である。また、S-CSCFのCapabilityを基に、S-CSCFの処理能力に応じて最適なS-CSCFを選択する(例えば、処理能力の高いS-CSCFから順番に選択する)ように構築することも可能である。また、各S-CSCFの加入者収容数に応じて、最適なS-CSCFを選択する(例えば、加入者収容率の少ないS-CSCFから順番に選択する)ように構築することも可能である。また、上記特許文献2の手法を用いて、各S-CSCFの現在の稼働状況に応じて、最適なS-CSCFを選択するように構築することも可能である。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
本実施形態では、図12に示すように、位置登録管理DB103に、『Implicit Registration set』を設け、『Implicit Registration set』内の情報が同一のPublic IDを同時に位置登録状態にしたり、位置未登録状態にしたりするように構築することも可能である。
例えば、Public ID1,Public ID2は、『Implicit Registration set』内の情報が同一(ID A)であるため、どちらかのPublic IDで位置登録が行われた場合に、Public ID1,Public ID2が位置登録状態(Register)に遷移することになると共に、共通のS-CSCFが登録されることになる(S-CSCF5)。この場合、Public ID1,Public ID2が契約しているサービスを提供可能なS-CSCFを選択して登録することになる。
また、どちらかのPublic IDで位置削除が行われた場合に、Public ID1,Public ID2が位置未登録状態(De-Register)に遷移することになると共に、共通のS-CSCFが削除されることになる。
このように、『Implicit Registration set』を設け、『Implicit Registration set』内の情報が共通の複数のPublic IDを同時に位置登録したり、位置削除したりするように構築することも可能である。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述した実施形態に関連する技術は、3GPP TS 23.228(IMSに関する技術)、3GPP TS 29.228(HSSの処理に関する技術)、3GPP TS 29.229(プロトコルのメッセージ内容)等に開示されているため、これらの文献に開示されている技術内容を踏まえて、当業者が適宜設計変更することが可能であることは言うまでもない。
また、上述した実施形態では、P-CSCF、I-CSCF、S-CSCFをそれぞれの機能毎に分離して構成することにした。しかし、P-CSCF、I-CSCF、S-CSCFの何れか1ないし複数の機能を1つの装置に集約した構成に構築することも可能である。また、同一の機能を1つの装置に複数集約した構成に構築することも可能である。
また、上述した本実施形態における通信システムを構成する各装置における制御動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。リムーバブル記録媒体としては、フロッピー(登録商標)ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどが挙げられる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送することになる。また、ネットワークを介して、コンピュータに有線で転送することになる。
また、本実施形態における通信システムは、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
本発明は、IMS/MMD/NGN等のマルチメディアシステムに適用可能である。また、既存の固定網で使用されている加入者情報を持つSIPサーバのシステム等からIMS/MMD/NGN等のマルチメディアシステムへのマイグレーションの際にも適用可能である。
UE User Equipment
P-CSCF Proxy-Call Session Control Function
I-CSCF Interrogating−Call Session Control Function
S-CSCF Serving-Call Session Control Function
HSS Home Subscriber Server
AS Application Server
101 ユーザサービス管理DB
102 サーバサービス管理DB
103 位置登録管理DB
201 サービス管理DB

Claims (14)

  1. ユーザのPublic ID(Public User Identity)と、前記ユーザに各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理する管理手段を有し、前記ユーザに複数のS-CSCFを割り当てることを特徴とする管理装置。
  2. 前記管理手段は、
    前記Public IDを、Private ID(Private User Identity)に関連付けて管理し、
    Public IDに対応付けてS-CSCFを前記管理手段に登録する場合に、前記Public IDに関連付けられたPrivate IDに関連付けられた他の登録済のPublic IDに対応付けられたS-CSCFが、前記Public IDのサービスを提供することが可能な場合は、他の登録済のPublic IDに対応付けられたS-CSCFを、前記Public IDに対応付けて登録することを特徴とする請求項1記載の管理装置。
  3. 前記Private IDに関連付けられた他の登録済のPublic IDに対応付けられたS-CSCFが、前記Public IDのサービスを提供することが不可能な場合は、前記Public IDのサービスを提供することが可能なS-CSCFを、前記Public IDに対応付けて登録することを特徴とする請求項2記載の管理装置。
  4. 前記Public IDのサービスを提供することが可能なS-CSCFが複数存在する場合は、前記管理手段に登録するS-CSCFを決定するI-CSCF(Interrogating-Call Session Control Function)から選択された1つのS-CSCFを、前記Public IDに対応付けて登録することを特徴とする請求項3記載の管理装置。
  5. 前記Public IDのサービスを提供することが可能なS-CSCFが複数存在する場合は、前記S-CSCFの処理能力に応じて選択した1つのS-CSCFを、前記Public IDに対応付けて登録することを特徴とする請求項3または4記載の管理装置。
  6. 前記Public IDのサービスを提供することが可能なS-CSCFが複数存在する場合は、前記S-CSCFの加入者収容数に応じて選択した1つのS-CSCFを、前記Public IDに対応付けて登録することを特徴とする請求項3または4記載の管理装置。
  7. Public IDに対応付けられたS-CSCFを前記管理手段から削除する場合に、前記Public IDに関連付けられたPrivate IDに関連付けられた全てのPublic IDに対応付けられたS-CSCFを前記管理手段から削除することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の管理装置。
  8. 前記管理手段は、
    複数のPublic IDに対応付けてS-CSCFを同時に前記管理手段に登録することを示す識別情報を、前記Public IDに対応付けて管理し、
    Public IDに対応付けてS-CSCFを前記管理手段に登録する場合は、前記Public IDに対応付けられた識別情報が同一である他のPublic IDにも前記S-CSCFを対応付けて前記管理手段に同時に登録し、
    また、
    Public IDに対応付けられたS-CSCFを前記管理手段から削除する場合は、前記Public IDに対応付けられた識別情報が同一である他のPublic IDに対応付けられている前記S-CSCFも前記管理手段から同時に削除することを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の管理装置。
  9. ユーザのPublic ID(Public User Identity)と、前記ユーザに各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理する管理手段を有し、
    通信を行う場合に、前記管理手段を参照し、前記Public IDに割り当てられたS-CSCFを用いて通信を行うことを特徴とする端末。
  10. ユーザが所有する端末と、S-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、管理装置と、を有して構成する通信システムであって、
    前記管理装置は、
    前記端末のPublic ID(Public User Identity)と、前記端末に各種サービスを提供するS-CSCFと、を対応付けて管理する管理手段を有し、前記端末に複数のS-CSCFを割り当てることを特徴とする通信システム。
  11. 管理装置で行う制御方法であって、
    ユーザのPublic ID(Public User Identity)と、前記ユーザに各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理手段で管理し、前記ユーザに複数のS-CSCFを割り当てることを特徴とする制御方法。
  12. ユーザが所有する端末で行う制御方法であって、
    ユーザのPublic ID(Public User Identity)と、前記ユーザに各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理手段で管理する工程と、
    通信を行う場合に、前記管理手段を参照し、前記Public IDに割り当てられたS-CSCFを用いて通信を行う工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. 管理装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    ユーザのPublic ID(Public User Identity)と、前記ユーザに各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理手段で管理する処理を、前記コンピュータに実行させ、前記ユーザに複数のS-CSCFを割り当てることを特徴とするプログラム。
  14. ユーザが所有する端末のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    ユーザのPublic ID(Public User Identity)と、前記ユーザに各種サービスを提供するS-CSCF(Serving-Call Session Control Function)と、を対応付けて管理手段で管理する処理と、
    通信を行う場合に、前記管理手段を参照し、前記Public IDに割り当てられたS-CSCFを用いて通信を行う処理と、
    を、前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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