JP2010224968A - Opening and closing window glass breakage detector - Google Patents
Opening and closing window glass breakage detector Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010224968A JP2010224968A JP2009072705A JP2009072705A JP2010224968A JP 2010224968 A JP2010224968 A JP 2010224968A JP 2009072705 A JP2009072705 A JP 2009072705A JP 2009072705 A JP2009072705 A JP 2009072705A JP 2010224968 A JP2010224968 A JP 2010224968A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- window glass
- clip
- reader
- rfid system
- breakage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、開閉式ウィンドウガラス破損検出装置に関する。 The present invention relates to an open / close-type window glass breakage detection device.
盗難防止のために車両のウィンドウガラスの割れを検知する装置が各種提案されている(例えば特許文献1)。この種の装置は、ウィンドウガラスが全閉位置にある等の条件下においてウィンドウガラスの位置(存在)を検出してウィンドウガラスの破損を検出するものである。 Various devices for detecting breakage of a window glass of a vehicle have been proposed to prevent theft (for example, Patent Document 1). This type of apparatus detects the breakage of the window glass by detecting the position (presence) of the window glass under the condition that the window glass is in the fully closed position.
ところが、開閉式ウィンドウガラスの破損検出装置に必要な機能として、確実に破損検出を行うことができ、かつ、搭載性が必要とされる。
本発明は、このような背景の下になされたものであり、その目的は、確実に破損検出を行うことができ、かつ、搭載性に優れた開閉式ウィンドウガラス破損検出装置を提供することにある。
However, as a necessary function of the breakage detection device for the openable window glass, breakage can be reliably detected, and mountability is required.
The present invention has been made under such a background, and an object of the present invention is to provide an open / close-type window glass breakage detection device capable of reliably performing breakage detection and excellent in mountability. is there.
請求項1に記載の発明では、車両の開口部を開閉自在なウィンドウガラスでの端部においてウィンドウガラスを挟持するクリップと、前記クリップに固定され、アンテナとICチップを有するRFIDシステム用無線機と、前記RFIDシステム用無線機のアンテナを介して前記ICチップの情報を読み出すRFIDシステム用リーダと、前記RFIDシステム用リーダにより前記ICチップの情報を読み出すことができたか否かにより前記ウィンドウガラスの破損に伴う前記RFIDシステム用無線機の落下を検出する判定手段と、を備えたことを要旨とする。 According to the first aspect of the present invention, there is provided a clip that sandwiches the window glass at an end portion of the window glass that can open and close an opening of the vehicle, an RFID system radio device that is fixed to the clip and has an antenna and an IC chip. The RFID system reader that reads out the information of the IC chip through the antenna of the RFID system radio, and the window glass is broken depending on whether the information of the IC chip can be read out by the RFID system reader. And a determination means for detecting a fall of the radio device for the RFID system.
請求項1に記載の発明によれば、クリップがウィンドウガラスの端部を挟持するとともにクリップにはRFIDシステム用無線機が固定されている。RFIDシステム用リーダによりRFIDシステム用無線機のアンテナを介してICチップの情報が読み出すことができる。そして、判定手段において、RFIDシステム用リーダによりICチップの情報を読み出すことができたか否かによりウィンドウガラスの破損に伴うRFIDシステム用無線機の落下が検出される。その結果、確実に破損検出が行われる。また、無線方式であるので搭載性に優れている。 According to the first aspect of the present invention, the clip holds the end portion of the window glass, and the RFID system radio is fixed to the clip. The information on the IC chip can be read by the RFID system reader via the antenna of the RFID system radio. Then, in the determination means, the fall of the RFID system radio due to the breakage of the window glass is detected depending on whether or not the information of the IC chip can be read by the RFID system reader. As a result, damage detection is reliably performed. Moreover, since it is a wireless system, it is excellent in mountability.
請求項2に記載のように、請求項1に記載の開閉式ウィンドウガラス破損検出装置において、前記クリップは、前記ウィンドウガラスの面内でずれた位置で互いに接近する方向に付勢していると、ウィンドウガラスを粉砕しやすくなる。
As described in
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載の開閉式ウィンドウガラス破損検出装置において、前記RFIDシステム用リーダから無線により前記RFIDシステム用無線機のアンテナを介して前記ICチップに電力伝送すると、電池交換が不要となる。 The open / close-type window glass breakage detection device according to claim 1 or 2, wherein the RFID chip reader wirelessly powers the IC chip via an antenna of the RFID system radio. When transmitted, battery replacement becomes unnecessary.
本発明によれば、確実に破損検出を行うことができ、かつ、搭載性に優れた開閉式ウィンドウガラス破損検出装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide an open / close type window glass breakage detection device that can reliably detect breakage and is excellent in mountability.
以下、本発明を具体化した一実施形態を説明する。
図1は、乗用車における右前ドアでの分解斜視図であり、図2は乗用車における右前ドアでの概略正面図である。
Hereinafter, an embodiment embodying the present invention will be described.
FIG. 1 is an exploded perspective view of a right front door of a passenger car, and FIG. 2 is a schematic front view of the right front door of the passenger car.
図1に示すように、車両ドア1はアウタパネル2とインナパネル3を具備している。アウタパネル2とインナパネル3の間に、強化ガラスからなるウィンドウガラス5が配置されている。ウィンドウガラス5の厚さは3.1mm〜5.0mm程度である。車両ドア1のインナパネル3の内側にはドアトリムが取り付けられている。
As shown in FIG. 1, the
車両ドア1の内部には、ウィンドウガラス5を上下動するウィンドウレギュレータ10が収納されている。本実施形態においては、ウィンドウレギュレータ10としてXアーム式ウィンドウレギュレータを用いている。インナパネル3にはドア部品組付穴3aが穿設されており、このドア部品組付穴3aを塞ぐようにモジュラーパネル6が設けられている。
A
Xアーム式ウィンドウレギュレータ10は、ベースプレート(固定ベース)11を介して、モジュラーパネル6の室外側の面に支持されている。即ち、モジュラーパネル6の室外側の面に固定するベースプレート11には、Xアーム式ウィンドウレギュレータ10のリフトアーム12の軸13が支持されている。ベースプレート11には電動駆動ユニット14が固定されている。リフトアーム12は、図2に示すように軸13を中心とするセクタギヤ(ドリブンギヤ)15を一体に有しており、図1の電動駆動ユニット14は、このセクタギヤ15と噛み合うピニオン16(図2)及びその駆動モータ(図示せず)を備えている。
The X arm
図2において、リフトアーム12の長さ方向の中間部分には、軸17でイコライザアーム18の中間部分が枢着されている。リフトアーム12とイコライザアーム18の上端部(先端部)にはそれぞれ、ガイドピース(ローラ)19,20が回転及び傾動可能に枢着されており、イコライザアーム18の下端部には、ガイドピース(ローラ)21が枢着されている。
In FIG. 2, the intermediate portion of the
このリフトアーム12のガイドピース19と、イコライザアーム18のガイドピース20とは、ウィンドウガラスブラケット22に移動自在に嵌められ、イコライザアーム18のガイドピース21は、図1のモジュラーパネル6の室外側の面に固定するイコライザアームブラケット(姿勢維持レール)23に移動自在に案内される。
The guide piece 19 of the
一方、ウィンドウガラス5の下縁にはその前後においてウィンドウガラスホルダ24が固定されている。このウィンドウガラスホルダ24は、予めウィンドウガラス5の下縁に固定され、このウィンドウガラスホルダ24を有するウィンドウガラス5が、アウタパネル2とインナパネル3の隙間から挿入されて、ボルト25によりウィンドウガラスブラケット22に固定されている。
On the other hand, a
図2に示すように、前後一対のガラスラン26が立設されている。このガラスラン26はゴム材よりなる。レール部材としての前後一対のガラスラン26によりウィンドウガラス5が移動自在に支持されている。即ち、ウィンドウガラス5の前後の端部がガラスラン26に案内されて上下に移動することができるようになっている。
As shown in FIG. 2, a pair of front and
図1の電動駆動ユニット14を介してピニオン16を正逆に駆動すると、セクタギヤ15を介してリフトアーム12が軸13を中心に揺動し、その結果、ウィンドウガラスブラケット22(ウィンドウガラス5)が、イコライザアーム18、ガイドピース19,20,21、イコライザアームブラケット23により略水平状態に保持されながら昇降運動する。このようにウィンドウガラス5が昇降され、ウィンドウガラス5により車両の開口部4が開閉自在となっている。
When the
図2のA−A線での縦断面を図3に示す。図3において、不正侵入防止用の開閉式ウィンドウガラス破損検出装置30が車両ドア1の内部に配置されている。破損検出装置30はクリップ40とRFIDシステム用クリップ側無線機50とRFIDシステム用リーダ60と判定手段としてのコントローラ70と警報部80を有している。
A longitudinal section taken along line AA in FIG. 2 is shown in FIG. In FIG. 3, an open / close-type window glass
図4には開閉式ウィンドウガラス破損検出装置30の斜視図を示す。図5(a),(b)は開閉式ウィンドウガラス破損検出装置30を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線での縦断面図である。
FIG. 4 shows a perspective view of the openable window glass
図3において、アウタパネル2とインナパネル3との間にウィンドウガラス5がウェザーストリップ7によりシールされた状態で配置されている。また、インナパネル3の内側にはドアトリム8が配置されている。クリップ40はウィンドウガラス5の下端部に配置され、ウィンドウガラス5を挟んでいる。
In FIG. 3, the
図5に示すように、クリップ40は、一枚の板ばね用鋼板を折り曲げて構成されている。クリップ40は、対向させた第1および第2部材41,42と折り曲げ部(連結部)43を有している。背面側の第1部材41は長方形状をなし、正面側の第2部材42は第1部材41よりも幅狭な正方形状をなしている。背面側の第1部材41と正面側の第2部材42の間にウィンドウガラス5が配置され、第1部材41と第2部材42はウィンドウガラス5に対し互いに接近する方向に付勢されている。
As shown in FIG. 5, the
折り曲げ部43は第1部材41と第2部材42を連結している。この折り曲げ部43は、二段に折り曲げられ、二段目の折り曲げ部43bの幅はウィンドウガラス5の厚みよりも狭く、一段目の折り曲げ部43aにおいてウィンドウガラス5の端面が接している。
The
図5において、第1部材41の中央部には長方形状の透孔44が形成されている。透孔44に対応する位置に第2部材42が位置している。第2部材42は、図5(a)に示すように第1部材41の透孔44の内部に対応する場所で、図5(b)に示すようにウィンドウガラス5の他の面(表面5a)と接触している。第2部材42はウィンドウガラス5に接着されている。
In FIG. 5, a rectangular through
このようにして、ウィンドウガラス5が配置される第1部材41と第2部材42の間において第1部材41と第2部材42がウィンドウガラス5の面内でずれた位置で接触する状態で、互いに接近する方向に付勢されている。即ち、ウィンドウガラス5の表面5aと裏面5bにおいて違う場所でウィンドウガラス5に対し力が加わる。また、クリップ40はウィンドウガラス5の下端部を所定の力以上で挟持(把持)している。
Thus, in a state where the
図4に示すように、クリップ40の第2部材42における正面側にはRFIDシステム用クリップ側無線機50が固定されている。このクリップ側無線機50は基板51とICチップ52とループアンテナ53により構成されている。ICチップ52は送受信部とメモリを備えており、メモリに固有の情報(ID)が記憶されている。
As shown in FIG. 4, an RFID system clip-
図3に示すように、インナパネル(鋼板)3にはRFIDシステム用リーダ60がRFIDシステム用クリップ側無線機50に対し離間して対向するように固定されている。リーダ60はドアのリンフォース(鋼板)9を貫通している。
As shown in FIG. 3, an
鉛直方向をX方向とするとともに、水平方向をY方向とする。リーダ60とクリップ側無線機50とは水平方向(Y方向に)において接近して配置されている。クリップ40はX方向(鉛直方向)に移動、即ち、落下することになる。
The vertical direction is the X direction, and the horizontal direction is the Y direction. The
RFIDシステム用リーダ60は、アンテナと送受信部を備えている。このリーダ60は、RFIDシステム用クリップ側無線機50に所定時間毎にアクセスしてクリップ側無線機50から情報(ID)をリーダ60に送信させる。このとき、リーダ60とクリップ側無線機50とは、電磁結合しており、リーダ60から無線により無線機50のアンテナ53を介してICチップ52に電力伝送してクリップ側無線機50は電源を持たないパッシブ形となっている。リーダ60から供給する電力(電力量)は、ウィンドウガラス5を全閉状態で(最近接距離で)通信可能な最低出力としている。本実施形態ではリーダ60とクリップ側無線機50とは10mm程度離間している。
The
RFIDシステム用リーダ60は、クリップ側無線機50のアンテナ53を介してICチップ52の情報(ID)を読み出す。リーダ60には図3に示すようにコントローラ70が接続されている。コントローラ70はリーダ60によりICチップ52の情報を読み出すことができたか否かによりウィンドウガラス5の破損に伴うクリップ側無線機50の落下を検出する。図3において、コントローラ70には警報部80が接続されている。
The
次に、このように構成した開閉式ウィンドウガラス破損検出装置の作用、即ち、ウィンドウガラス5が壊された(割られた)ときの動作を説明する。
図5に示すように、ウィンドウガラス5の端部に配置したクリップ40がウィンドウガラス5の端部を挟持している。詳しくは、クリップ40の自身の弾性力にて第1部材41と第2部材42との間にウィンドウガラス5を挟持している。また、RFIDシステム用リーダ60の前方にRFIDシステム用クリップ側無線機50が位置している。
Next, the operation of the open / close-type window glass breakage detection apparatus configured as described above, that is, the operation when the
As shown in FIG. 5, the
通常時においては、乗員が車両から離れるときにウィンドウガラス5を全閉にしている。コントローラ70はリーダ60に対し一定周期で(所定時間毎に)クリップ側無線機50へのIDの読み出しを行なわせる。一定周期は、例えば、1秒である。この一定周期の読み出しにおいてリーダ60からクリップ側無線機50には電力が供給される。この電力供給によりクリップ側無線機50が作動してIDをリーダ60に送信する。リーダ60はクリップ側無線機50からのIDを受信してコントローラ70に送る。コントローラ70はクリップ側無線機50からのIDによりガラス割れが発生していないと判定する。
In normal times, the
この状態から、ウィンドウガラス5が破損すると、その強度が低下する。つまり、強化ガラスからなるウィンドウガラス5の一部が破損すると、図6に示すようにウィンドウガラス5のすべてにひびが入り強度が著しく低下する(ガラス割れ時にガラス強度が低下する)。
If the
この強度低下に伴って図7に示すようにクリップ40がその挟持力によりウィンドウガラス5の端部(下端部)を粉砕する。つまり、自身のばね力により強化ガラスからなるウィンドウガラス5が部分的に完全に粉砕される(粉々にされる)。これにより、図8に示すように、クリップ40が落下する。
As the strength decreases, the
詳しくは、図6に示すように、第2部材42の付勢力によりウィンドウガラス5が押されてクリップ40の第1部材41に当接する。この状態で図7に示すように、透孔44の周りが支持された状態で第2部材42によりウィンドウガラス5が押圧され、透孔44におけるウィンドウガラス5が粉々に粉砕される(ウィンドウガラス5が逆U字形状に破壊される)。そして、図8に示すように、クリップ40が落下する。
Specifically, as shown in FIG. 6, the
図3のコントローラ70において、ウィンドウガラス5が破損される前においてはクリップ側無線機50からIDが送られてくるが、ウィンドウガラス5の破損に伴いクリップ40が落下すると、クリップ側無線機50からIDが送られてこなくなる。これにより、クリップ40の落下が検出される。
In the
このようにして、強化ガラスは一部が割れるとすべてにひびが入り強度が著しく低下する特徴を利用して未検知、誤検知を極力少なくすることができる。
また、図5のクリップ40は板ばね用鋼板を折り曲げて対向させた第1部材41と第2部材42を有し、ウィンドウガラス5が配置される第1部材41と第2部材42の間において第1部材41と第2部材42がウィンドウガラス5の面内でずれた位置で接触する状態で、互いに接近する方向に付勢されている。これにより、ウィンドウガラス5の表面5aと裏面5bにおいて違う場所でウィンドウガラス5に対し力が加わっているので、ウィンドウガラス5の破損に伴って(ウィンドウガラス5の強度の低下に伴って)ウィンドウガラス5の端部を確実に粉砕してウィンドウガラス5の破損を確実に検出することができる。
In this way, if the tempered glass is partially broken, it can be cracked and the strength is remarkably reduced, so that undetected and erroneous detection can be minimized.
5 includes a
また、図5のクリップ40の第1部材41におけるウィンドウガラス5との接触部は第2部材42におけるウィンドウガラス5との接触部に対しウィンドウガラス5の面内において離間し、かつ、第1部材41におけるウィンドウガラス5との接触部は第2部材42におけるウィンドウガラス5との接触部の周りにおいてつながっている。よって、図6に示すように、第1部材41において第2部材42におけるウィンドウガラス5との接触部の周りにウィンドウガラス5が当接している状態においてウィンドウガラス5が押圧される。即ち、第1部材41において、透孔44の周りにおいてウィンドウガラス5を支持した状態で透孔44の内周よりも内部においてウィンドウガラス5を押圧する。これにより、図7に示すように、ウィンドウガラス5の端部を容易に粉砕してクリップ40を確実に落下させることができる。
Further, the contact portion of the
図3において、コントローラ70によって(リーダ60のIDを読み出すことができたか否かによって)クリップ40の落下を検出することによりウィンドウガラス5の破損が検出されると、コントローラ70は警報部80を作動して警報を発する。
In FIG. 3, when the break of the
以上のごとく本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)クリップ40にRFIDシステム用クリップ側無線機50を固定し、リーダ60で無線機50のアンテナ53を介してICチップ52の情報を読み出し、コントローラ70においてリーダ60によりICチップ52の情報を読み出すことができたか否かによりウィンドウガラス5の破損に伴う無線機50の落下を検出する。これにより、確実に破損検出を行うことができる。また、無線方式であるので搭載性に優れている。
As described above, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
(1) The RFID-
ここで、クリップ40に磁石を取り付け、ドアパネル側に磁気センサを取付けてガラス割れに伴うクリップ(磁石)の落下を磁気センサでの磁気変動にて検出する方式を採用した場合においては、クリップとセンサを一対一で非常に接近させて設置する必要があり、磁石が発する磁力がドアのリンフォース(鋼板)によって影響され(リンフォースにより磁界が変形してしまうといった影響を受けてしまい)、取付けるセンサの搭載要件が厳しいものとなる。具体的にはセンサ先端からドアのリンフォースまでの距離を大きくする必要があり、そのため、限られたドア内部のスペースにセンサ取り付けのための部位を確保することが困難である。また、クリップは車外と同等であり、長期使用でクリップに固定した磁石に砂鉄などの異物が付着しやすい。
Here, in the case of adopting a system in which a magnet is attached to the
これに対し、本実施形態においては、クリップ40にRFIDシステム用クリップ側無線機50(リーダ60から電力の供給も行うパッシブタイプ)を設けるとともにドアパネルにRFIDシステム用リーダ60を設け、一定時間間隔でリーダ60からクリップ側無線機50の情報を読み出すようにする。このとき、リーダ60とクリップ側無線機50の距離が非常に近い場合のみ通信可能な出力で読み出す。そして、ガラス割れ発生により、クリップ40が落下してクリップ側無線機50の読み出しが遮断され、これによりガラス割れが検知される。
On the other hand, in the present embodiment, the
よって、磁力がドアのリンフォースに影響されないため、ドアのリンフォース9とリーダ60の先端との距離を大きくする必要がなく、搭載要件を大幅に緩和することができる。つまり、図3において磁石式ではドアのリンフォース9を二点鎖線で示す位置までクリップ40から離す必要があったが、電波無線方式である本実施形態においては実線で示す位置までドアのリンフォース9を接近配置することができる。これにより、リンフォースによるドア強度を十分に確保することができる。また、電波無線方式である本実施形態においてはクリップ40に砂鉄が付着することもない。
Therefore, since the magnetic force is not affected by the door reinforcement, it is not necessary to increase the distance between the
(2)クリップ40は、ウィンドウガラス5の面内でずれた位置で互いに接近する方向に付勢しているので、ウィンドウガラス5を粉砕しやすくなる。
(3)RFIDシステム用クリップ側無線機50とRFIDシステム用リーダ60とは、パッシブ形であるので、電池交換が不要となる。また、小型化を図る上でも好ましい。
(2) Since the
(3) The RFID system clip-
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・上記実施形態においてはリーダ60から供給する電力は、ウィンドウガラス5を全閉状態で(最近接距離で)通信可能な最低出力としていたが、これに代わり、リーダ60から供給する電力を増加させることで、ウィンドウガラスが少し開いた状態でも読み出しが可能となる。
The embodiment is not limited to the above, and may be embodied as follows, for example.
In the above embodiment, the power supplied from the
つまり、図2に示すように、ウィンドウガラス5が全閉位置にないときも、RFIDシステムによる電波で送信・受信する方式を用いているので、広い範囲にわたりウィンドウガラス5が開いていてもウィンドウガラス5の破損を検出することができる。つまり、従来(特許文献1)においてはウィンドウガラスの全閉時のウィンドウガラスの移動を検出していたためウィンドウガラスが全閉位置にないときはウィンドウガラスの破損を検出することができなかったが、本実施形態では、炎天下での駐車時に換気のために窓を少し開けるといった換気等のためにウィンドウガラスを開けてウィンドウガラスが全閉位置にないときもウィンドウガラスの破損を検出することができる。その使い方として、コントローラ70においてドアロック指令信号を入力したときにウィンドウガラス開度検査モードを設定し、リーダ60によりIDを読み出すことができるとウィンドウガラスの開度が所定量以下であることが分かり、リーダ60によりIDを読み出すことができないとウィンドウガラスの開度が所定量以上であることが分かる。そして、コントローラ70はウィンドウガラスの開度が所定量以下であると、ガラス割れ検知モードを設定する。一方、コントローラ70はウィンドウガラスの開度が所定量以上であると警報を発する。
That is, as shown in FIG. 2, even when the
・パッシブタイプのRFIDシステムとしたが、アクティブタイプ、即ち、クリップ側無線機に電池を搭載したシステム構成としてもよい。
・ウィンドウレギュレータとしてXアーム式ウィンドウレギュレータを用いたが、ケーブル式ウィンドウレギュレータを用いてもよい。
-Although it was set as the passive type RFID system, it is good also as an active type, ie, the system structure which mounts the battery in the clip side radio | wireless machine.
Although the X-arm type window regulator is used as the window regulator, a cable-type window regulator may be used.
・駆動手段としてはモータを有するものだけではなく、乗員の手動によるものでもよい。
・ウィンドウガラス破損検出装置を乗用車における右前ドアに適用したが、他の側部ドアに適用してもよいことは云うまでもなく、また、側部ドアの他にも、後部ドアや屋根に設けられた開閉式ガラスルーフに適用してもよい。
The driving means is not limited to the one having a motor, but may be manually operated by a passenger.
・ The window glass breakage detector was applied to the right front door of passenger cars, but it goes without saying that it can also be applied to other side doors. You may apply to the opened and closed type glass roof.
・クリップ40はウィンドウガラス5の下端部に設置したが、これに限ることなく、例えばウィンドウガラス5の側面での下部に設置してもよい。要は、ウィンドウガラスの端部のうちの車両ドア1の内部の目立たない所に設置すればよい。
-Although the
4…開口部、5…ウィンドウガラス、30…開閉式ウィンドウガラス破損検出装置、40…クリップ、50…RFIDシステム用クリップ側無線機、52…ICチップ、53…アンテナ、60…RFIDシステム用リーダ、70…コントローラ。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記クリップに固定され、アンテナとICチップを有するRFIDシステム用無線機と、
前記RFIDシステム用無線機のアンテナを介して前記ICチップの情報を読み出すRFIDシステム用リーダと、
前記RFIDシステム用リーダにより前記ICチップの情報を読み出すことができたか否かにより前記ウィンドウガラスの破損に伴う前記RFIDシステム用無線機の落下を検出する判定手段と、
を備えたことを特徴とする開閉式ウィンドウガラス破損検出装置。 A clip that sandwiches the window glass at the end of the window glass that can freely open and close the opening of the vehicle;
RFID system radio fixed to the clip and having an antenna and an IC chip;
An RFID system reader that reads information of the IC chip via an antenna of the RFID system radio;
Determining means for detecting a fall of the radio for the RFID system due to breakage of the window glass depending on whether or not the information of the IC chip can be read by the reader for the RFID system;
An opening / closing type window glass breakage detecting device characterized by comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009072705A JP2010224968A (en) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | Opening and closing window glass breakage detector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009072705A JP2010224968A (en) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | Opening and closing window glass breakage detector |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010224968A true JP2010224968A (en) | 2010-10-07 |
Family
ID=43042072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009072705A Pending JP2010224968A (en) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | Opening and closing window glass breakage detector |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010224968A (en) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10654343B2 (en) | 2018-09-12 | 2020-05-19 | Hyundai Motor Company | Wireless power transfer system for vehicle door glass |
CN112088238A (en) * | 2018-05-14 | 2020-12-15 | 法国圣戈班玻璃厂 | Insulating glazing unit |
CN112105789A (en) * | 2018-05-14 | 2020-12-18 | 法国圣戈班玻璃厂 | Insulating glazing unit |
CN112105790A (en) * | 2018-05-14 | 2020-12-18 | 法国圣戈班玻璃厂 | Insulating glazing unit |
US10899298B2 (en) | 2019-03-20 | 2021-01-26 | Hyundai Motor Company | Wireless power transfer system for vehicle door glass |
US10946729B2 (en) | 2017-12-12 | 2021-03-16 | Hyundai Motor Company | Apparatus for varying transparency of window glass using wireless power transfer |
-
2009
- 2009-03-24 JP JP2009072705A patent/JP2010224968A/en active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10946729B2 (en) | 2017-12-12 | 2021-03-16 | Hyundai Motor Company | Apparatus for varying transparency of window glass using wireless power transfer |
CN112088238A (en) * | 2018-05-14 | 2020-12-15 | 法国圣戈班玻璃厂 | Insulating glazing unit |
CN112105789A (en) * | 2018-05-14 | 2020-12-18 | 法国圣戈班玻璃厂 | Insulating glazing unit |
CN112105790A (en) * | 2018-05-14 | 2020-12-18 | 法国圣戈班玻璃厂 | Insulating glazing unit |
CN112088238B (en) * | 2018-05-14 | 2022-08-16 | 法国圣戈班玻璃厂 | Insulating glazing unit |
US11414919B2 (en) | 2018-05-14 | 2022-08-16 | Saint-Gobain Glass France | Insulating glazing unit |
US11436466B2 (en) | 2018-05-14 | 2022-09-06 | Saint-Gobain Glass France | Insulating glazing unit |
US11434688B2 (en) | 2018-05-14 | 2022-09-06 | Saint-Gobain Glass France | Insulating glazing unit |
US11655670B2 (en) | 2018-05-14 | 2023-05-23 | Saint-Gobain Glass France | Insulating glazing unit |
US10654343B2 (en) | 2018-09-12 | 2020-05-19 | Hyundai Motor Company | Wireless power transfer system for vehicle door glass |
US10899298B2 (en) | 2019-03-20 | 2021-01-26 | Hyundai Motor Company | Wireless power transfer system for vehicle door glass |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010224968A (en) | Opening and closing window glass breakage detector | |
ES2380213T3 (en) | Door system for a public transport vehicle, comprising a wireless switch sensor without power supply | |
JP4506803B2 (en) | Vehicle window glass security system | |
JP4735631B2 (en) | Open / close window glass breakage detector | |
JP4911069B2 (en) | Window glass breakage detector and breakage detector | |
US7057484B2 (en) | Reed switch device and method of using same | |
CN1878925B (en) | Impact-protected roller shutter door | |
JP4911068B2 (en) | Window glass breakage detector | |
JP2010224969A (en) | Window glass breakage detector for vehicle | |
WO2009142102A1 (en) | Clip for detecting window glass breakage | |
JP4871817B2 (en) | Open / close window glass breakage detector | |
JP6709625B2 (en) | Gate device | |
JP4909860B2 (en) | Open / close window glass breakage detector | |
JP5050752B2 (en) | Open / close window glass breakage detector | |
JP5141619B2 (en) | Window glass breakage detector | |
JP2011165055A (en) | Breakage detector for vehicle window glass | |
JP2011102097A (en) | Breakage detecting device for vehicular windowpane | |
JP2011098602A (en) | Breakage detecting device of window glass for vehicle | |
JP2011184029A (en) | Device for detecting breakage of windowpane for vehicle | |
US20050107040A1 (en) | Overhead door immobilizer | |
JP2011105165A (en) | Security device for automobile | |
KR100868167B1 (en) | Dual stopping implement of x-arm type regulator | |
WO2010067747A1 (en) | Apparatus for detecting breakage of openable window glass | |
JP2011098603A (en) | Device for detecting breakage of open/close type window glass | |
CN215814307U (en) | Multifunctional real-name gate machine |