JP2010220082A - 電子機器及び電子機器ユニット - Google Patents

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Hiroyoshi Kobayashi
弘誉 小林
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Abstract

【課題】蓋体の着脱性及び端子の接触性を向上可能な電子機器を提供する。
【解決手段】携帯電話機1は、筐体部材17と、筐体部材17に着脱可能であり、開口部23が形成された蓋体19と、筐体部材17に保持され、開口部23から露出する充電端子7とを有する。充電端子7は、開口部23内に挿入される位置と開口部23から退避した位置との間で移動可能な外部端子部31と、外部端子部31を挿入位置へ付勢する弾性部材35とを有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、携帯電話機、PDA、デジタルカメラ、ゲーム機等の電子機器、並びに、これらの電子機器を含む電子機器ユニットに関する。
充電端子など、筐体の外部に露出する端子を有する電子機器が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1では、接点圧を適切に確保するために、充電端子がバネにより筐体の外部側に付勢されている。また、筐体部材と筐体部材に着脱される蓋体とを含む筐体を有するとともに、蓋体に形成された開口部から端子が露出する電子機器も知られている。
特開2000−102179号公報
上記のような蓋体の開口部から端子を露出させる電子機器では、蓋体の着脱性を向上させるために、端子は蓋体の内側面よりも奥まったところに配置される。その結果、端子は、蓋体の外側面から蓋体の厚み以上で奥まったところに配置されることになり、当該端子に他の機器の端子を当接させることが困難になる。
本発明の目的は、蓋体の着脱性及び端子の接触性を向上可能な電子機器及び電子機器ユニットを提供することにある。
本発明の電子機器は、筐体部材と、前記筐体部材に着脱可能であり、開口部が形成された蓋体と、前記筐体部材に保持され、前記開口部から露出する端子と、を有し、前記端子は、前記開口部内に挿入される位置と前記開口部から退避した位置との間で移動可能な外部端子部と、前記外部端子部を前記挿入される位置へ付勢する弾性部材と、を有する。
好適には、前記端子は、前記外部端子部に対して移動可能に連結され、前記筐体部材内の電極部に当接される内部端子部を有し、前記弾性部材は、前記内部端子部の前記電極部側への付勢に兼用されている。
好適には、前記筐体部材には、前記開口部に対向する貫通孔が形成され、前記外部端子部は、前記貫通孔にその貫通方向に移動可能に挿通され、前記電極部は、前記貫通孔に対向して設けられ、前記外部端子部には、前記電極部側に開口する凹部が形成され、前記内部端子部は、前記貫通方向に移動可能に前記凹部に挿入され、前記弾性部材は、前記凹部内において前記内部端子部と前記外部端子部とにより前記貫通方向において圧縮された状態で保持されている。
好適には、前記筐体部材及び前記蓋体の少なくとも一方は、前記外部端子部が前記開口部内に挿入され且つ前記蓋体の外側面から突出しない位置であるときに、前記外部端子部の前記蓋体の外側面への移動を規制する方向において前記外部端子部に係合する規制部を有する。
好適には、前記筐体部材は、前記蓋体の前記筐体部材の外側面に対するスライドにより、前記蓋体の前記筐体部材の外側面からの離間を規制する方向において前記蓋体に係合する係合部を有する。
好適には、前記外部端子部は、前記係合部が前記蓋体に係合したときに、前記係合部の係合を解除する方向の前記蓋体のスライドを規制する方向において前記開口部に係合する。
好適には、前記外部端子部は、前記開口部に挿入されているときに前記蓋体の外側面から突出しない位置に位置しており、前記蓋体の内側面からの大きさが前記外部端子部の前記開口部への挿入量よりも大きい面取り面が形成されている。
本発明の電子機器ユニットは、電子機器と、前記電子機器が載置される外部機器と、を有し、前記電子機器は、第1筐体部材と、前記第1筐体部材に着脱可能であり、第1開口部が形成された蓋体と、前記第1筐体部材に保持され、前記第1開口部から露出する第1端子と、を有し、前記外部機器は、前記電子機器が載置されたときに前記第1端子に当接する第2端子を有し、前記第1端子は、前記第1開口部内に挿入される位置と前記第1開口部から退避した位置との間で移動可能に前記筐体部材に保持される第1外部端子部と、前記第1外部端子部を前記挿入される位置へ付勢する第1弾性部材と、を有し、前記第2端子は、前記電子機器が外部機器に載置されたときに、前記第1開口部に挿入されて前記第1外部端子部に当接する第2外部端子部と、前記第2外部端子部を前記第1外部端子部へ当接させる方向へ付勢する第2弾性部材と、を有し、前記電子機器が前記外部機器に載置された状態において、前記第1弾性部材の付勢力は、前記第2弾性部材の付勢力よりも大きい。
本発明によれば、蓋体の着脱性及び端子の接触性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る携帯電話機を閉状態で示す斜視図。 図1の携帯電話機を含む電子機器ユニットの模式的な側面図。 蓋体を取り外した状態で示す図1の携帯電話機の斜視図。 図3の蓋体を内側面から見た斜視図。 図4の蓋体の着脱過程における携帯電話機の斜視図。 図1の携帯電話機の充電端子の斜視図及び断面図。 図1の携帯電話機を充電端子付近において破断して示す斜視図。 図7の領域VIII付近を拡大して示す断面図。 蓋体の着脱過程における図8に対応する断面図。 携帯電話機の載置状態における充電端子及び給電端子周辺の断面図。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1を閉状態で示す斜視図である。
携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されており、開閉可能に互いに連結された送話筐体3及び受話筐体5を有している。送話筐体3及び受話筐体5は、例えば、閉状態における対向方向において薄い薄型直方体状に形成されている。送話筐体3の受話筐体5とは反対側の面(背面3b)には、携帯電話機1を充電するための充電端子7が露出している。
図2は、携帯電話機1及び携帯電話機1を充電する充電装置9を示す模式的な側面図である。なお、携帯電話機1と充電装置9との組み合わせを電子機器ユニット10ということがある。
充電装置9は、携帯電話機1が載置される充電筐体11と、充電筐体11から露出する給電端子13と、商用電源に接続されるコード15とを有している。
充電筐体11は、例えば樹脂により形成されており、携帯電話機1が載置される載置部11aを有している。載置部11aは、例えば、携帯電話機1が嵌合する凹部により形成されている。給電端子13は、載置部11aにおいて充電筐体11から突出しており、携帯電話機1が載置部11aに載置されると、充電端子7に当接する。そして、商用電源からの電力は、コード15、充電筐体11内の不図示の給電回路、及び、給電端子13を介して充電端子7に供給される。
図3は、蓋体19を取り外した状態で示す携帯電話機1の斜視図である。
受話筐体5は、バッテリ21を着脱可能とするために、筐体部材17と、筐体部材17に着脱される蓋体19とを有している。バッテリ21は、充電端子7を介して充電されるものである。充電端子7は、筐体部材17に保持され、蓋体19に形成された開口部23から露出している。
筐体部材17は、例えば、樹脂により形成されている。筐体部材17は、背面3b側に、バッテリ21が嵌合される凹部17aと、凹部17aの外周において凹部17aとともに蓋体19により被覆される被覆部17bとを有している。充電端子7は、被覆部17bにおいて筐体部材17から露出している。
蓋体19は、例えば、樹脂により形成されている。蓋体19は、例えば、概略、矩形の板状に形成されている。開口部23は、概略、充電端子7の端子面と同一の形状(本実施形態では矩形)及び同一の大きさに形成されている。
図4は、蓋体19を内側面から見た斜視図である。図5は、蓋体19の着脱過程における携帯電話機1の斜視図である。
蓋体19は、筐体部材17に対して取付方向y1にスライドされて筐体部材17に取り付けられる。また、蓋体19は、筐体部材17に対して取付方向y1とは逆方向にスライドされて筐体部材17から取り外される。そのような着脱を可能とするために、受話筐体5は、例えば、以下の構成を有している。
図4に示すように、蓋体19の内側面には、取付方向y1に延びる複数の突条25が形成されている。一方、図3に示すように、被覆部17bには、突条25が挿入される複数の溝部26が形成されている。なお、本実施形態においては、厳密には、溝部26は、凹部17aの内壁と被覆部17bとの稜部が切り欠かれることにより形成されており、溝部26の一方の側面は筐体部材17により、他方の側面はバッテリ21により構成されている。溝部26は、突条25と同等の幅を有し、突条25よりも長い。突条25が溝部26に案内されることにより、蓋体19は、取付方向y1の側方への移動が規制されつつ、筐体部材17に対してスライドされる。
図4に示すように、蓋体19の内側面には、蓋体19を筐体部材17に係合させるための複数の第1被係合部27が形成されている。第1被係合部27は、例えば、取付方向y1の側方から見て概ねL字に形成された部分を有している。すなわち、蓋体19の内側面に立設された立設部(不図示)と、当該立設部の頂部から取付方向y1へ延びる延在部27aとを有している。
一方、図3に示すように、筐体部材17の被覆部17bには、第1被係合部27に係合する複数の第1係合部28が形成されている。第1係合部28は、被覆部17bの一部であり、第1係合部28に対して取付方向y1とは反対側に隣接する位置には、第1被係合部27の延在部27aを挿通可能な孔部が形成されている。
蓋体19が図5に示すように被覆部17bに被せられると、延在部27aは、第1係合部28に隣接する孔部を介して筐体部材17の内部側に位置する。そして、蓋体19が取付方向y1にスライドされると、延在部27aは、第1係合部28の内側面に対して係合する。これにより、蓋体19の筐体部材17に対する、当該蓋体19の内側面及び外側面に直交する方向であって、筐体部材17から離間する方向の移動が規制される。
図3〜図5に示すように、蓋体19の取付方向y1の端部には、取付方向y1に突出する複数の第2被係合部29が形成されている。第2被係合部29は、蓋体19の内側面寄りに配置されている。
一方、図3及び図5に示すように、筐体部材17には、第2被係合部29に係合する複数の第2係合部30が形成されている。第2係合部30は、筐体部材17の、被覆部17bに対して取付方向y1において隣接する部分である。筐体部材17は、蓋体19が嵌合するように被覆部17bが浅い凹状に形成されている。蓋体19の取付方向y1の端部が付き当てられる凹状の被覆部17bの内壁には、第2係合部30の直下において、第2被係合部29が挿入される不図示の孔部が形成されている。
蓋体19が取付方向y1にスライドされると、第2被係合部29は、不図示の孔部に挿入されて、第2係合部30の内側面に対して係合する。これにより、蓋体19の筐体部材17に対する、当該蓋体19の内側面及び外側面に直交する方向であって、筐体部材17から離間する方向の移動が規制される。
図6(a)は、充電端子7の斜視図である。図6(b)は、充電端子7の断面図である。図7は、携帯電話機1を充電端子7付近において破断して示す斜視図である。図8は、図7の領域VIII付近を拡大して示す断面図である。図9は、蓋体19を取付方向y1とは反対側へスライドさせた状態において示す図8に対応する断面図である。
充電端子7は、充電装置9の給電端子13に当接する外部端子部31と、受話筐体5の内部に配置された電極部37(図8及び図9)に当接する内部端子部33と、外部端子部31及び内部端子部33を付勢する弾性部材35とを有している。
外部端子部31は、例えば、金属等の導電性部材により形成されている。図8及び図9に示すように、外部端子部31は、筐体部材17の内部側から外部側への方向及びその反対方向(移動方向y2)において筐体部材17に対して移動可能に筐体部材17により保持されている。具体的には、以下のとおりである。
筐体部材17には、外部端子部31を取り付けるための貫通孔39(図8及び図9)が形成されている。一方、外部端子部31は、貫通孔39に挿通される被挿通部31aと、被挿通部31aの筐体部材17の外部側において設けられた当接部31bと、被挿通部31aの筐体部材17の内部側において設けられた被規制部31cとを有している。
被挿通部31aは、例えば、円筒状に形成されている。なお、貫通孔39の開口形状は、例えば、被挿通部31aの軸方向に直交する断面形状(円形)と同一形状である。被挿通部31aの軸方向の長さ(当接部31bと被規制部31cとの距離)は、貫通孔39の深さ(筐体部材17の貫通孔39を構成する部分の厚さ)よりも大きい。
当接部31bは、充電装置9の給電端子13が当接する部分である。当接部31bは、例えば、矩形の板状に形成されている。当接部31bは、貫通孔39に挿入不可能な大きさに形成されている。従って、外部端子部31の筐体部材17の内部側への移動は、当接部31bが貫通孔39の周囲において筐体部材17の外面に係合することにより規制される。
被規制部31cは、例えば、円盤状に形成されている。被規制部31cは、貫通孔39に挿入不可能な大きさに形成されている。従って、外部端子部31の筐体部材17の外部側への移動は、被規制部31cが貫通孔39の周囲において筐体部材17の外面に係合することにより規制される。なお、筐体部材17の、被規制部31cが係合する部分を規制部41ということがある。
上記のような構成により、外部端子部31は、貫通孔39の貫通方向(移動方向y2)において移動可能に筐体部材17により保持される。その移動範囲は、当接部31b及び被規制部31cによって規定される。
内部端子部33は、例えば、金属等の導電性部材により形成されている。図8及び図9に示すように、内部端子部33は、外部端子部31に対して移動方向y2において移動可能に連結されている。これにより、内部端子部33を電極部37に当接させたまま、外部端子部31を移動方向y2へ移動させることができる。
このような連結は、例えば、外部端子部31に筐体部材17の内部側に開口する凹部31dが形成され、内部端子部33が凹部31dに移動可能に挿入されることにより実現される。
凹部31dは、例えば、移動方向y2に直交する断面形状が円形に形成され、開口側(筐体部材17の内部側)においては縮径している。内部端子部33は、例えば、概略、移動方向y2を軸とする円柱状に形成されている。また、内部端子部33は、凹部31dに挿入される側の端部に、凹部31d内を摺動するとともに、凹部31dの開口側の縮径部(係合部)に係合し、内部端子部33の外部端子部31からの脱落を防止する拡径部(被係合部)を有している。
弾性部材35は、例えば、軸方向において圧縮されて付勢力を生じるコイルバネにより構成されている。弾性部材35は、移動方向y2を軸方向にして凹部31dに収容されており、外部端子部31及び内部端子部33を互いに反対方向(移動方向y2の両側)へ付勢する。従って、弾性部材35は、内部端子部33を筐体部材17の内部側へ付勢して内部端子部33を電極部37に当接させるとともに、電極部37から反力を受けた内部端子部33に支持されて外部端子部31を筐体部材17の外部側へ付勢する。弾性部材35は、金属等の導電性部材により構成されることが好ましい。
図8及び図9に示すように、筐体部材17の外側面には、外部端子部31の当接部31bを収容可能な凹部43が形成されている。充電端子7を保持するための貫通孔39は、凹部43の底部に形成されている。凹部43は、例えば、当接部31bと概ね同一の形状(本実施形態では薄型の直方体)である。当接部31bは、移動方向y2における移動により、筐体部材17の外側面から少なくとも一部が突出する位置(図8)と、突出しない位置(図9)との間で移動可能である。
筐体部材17の外側面には、蓋体19の内側面が当接又は近接している。そして、外部端子部31の当接部31bは、移動方向y2における移動により、蓋体19の開口部23に少なくとも一部が挿入される位置(図8)と、開口部23から退避した位置(図9)との間で移動可能である。
開口部23の内周面と、蓋体19の内側面との稜部には、面取り面19rが形成されている。面取り面19rは、平面であってもよいし、曲面であってもよい。面取り面19rは、比較的大きく形成されており、例えば、移動方向y2における大きさは、開口部23の深さ(蓋体19の厚さ)の1/3〜2/3である。なお、開口部23の内周面と蓋体19の外側面との稜部にも面取り面が形成されてよい。
面取り面19rが形成されることにより、開口部23は、蓋体19の内側面から外側面へいくにつれ、外部端子部31の当接部31bを挿入可能な大きさから挿入不可能な大きさに縮径している。従って、図8に示すように、外部端子部31は、蓋体19の外側面から突出しない位置にて、面取り面19rによって筐体部材17の外部側への移動は規制される。このとき、当接部31bは、筐体部材17の外側面から完全に突出しない(当接部31bの被挿通部31a側の一部が凹部43に収容されている)位置にある。
外部端子部31は、頂部が面取り面19rに当接して開口部23への挿入量が規制されているから、面取り面19rの蓋体19の内側面からの大きさ(移動方向y2における大きさ)は、外部端子部31の開口部23への挿入量よりも大きい。
なお、このような、当接部31bが、蓋体19の外側面から突出せず、また、筐体部材17の外側面から完全に突出しない位置における規制は、面取り面19rに代えて若しくは面取り面19rと併用して、被規制部31c及び規制部41によってなされてもよい。被規制部31c及び規制部41による規制により、外部端子部31の開口部23への挿入量が面取り面19rの蓋体19の内側面からの大きさよりも小さくされてもよい。
蓋体19を筐体部材17から取り外したときには、被規制部31c及び規制部41によって外部端子部31の突出方向の位置が規制される。そのときも、当接部31bは完全には筐体部材17から突出しない。
電極部37は、筐体部材17に対して固定されている。例えば、電極部37は、筐体部材17の内部において筐体部材17に対して固定された回路基板38の実装面に設けられることにより、筐体部材17に対して固定されている。電極部37は、例えば、貫通孔39に対向する板状(層状)部材である。
以上の構成を有する携帯電話機1では、蓋体19が筐体部材17に取り付けられた状態では、図8に示すように、弾性部材35によって付勢された外部端子部31が開口部23に挿入される。これにより、外部端子部31は、蓋体19の外側面に近づく。また、外部端子部31は、開口部23に係合し、蓋体19の取付方向y1とは反対側への移動が規制される。
この状態から、外部端子部31の蓋体19に対する係合力よりも大きな力を蓋体19に対して取付方向y1とは反対方向に加えると、弾性部材35が圧縮されて外部端子部31が開口部23から退避する。そして、図9に示すように、蓋体19は、取付方向y1とは反対方向へスライドされて、蓋体19は取り外される。
蓋体19を筐体部材17に取り付けるときには、蓋体19の内側面により外部端子部31を押し下げつつ、図5及び図9に示す状態とし、その後、蓋体19を取付方向y1にスライドさせる。開口部23が外部端子部31上に位置すると、外部端子部31は弾性部材35の付勢力によって開口部23に挿入され、図9の状態となる。
図10は、携帯電話機1が充電装置9に載置された状態における充電端子7及び給電端子13周辺の断面図である。
給電端子13は、開口部23に挿入されて充電端子7の外部端子部31に当接する外部端子部45と、外部端子部45を外部端子部31へ当接させる方向へ付勢する弾性部材47とを有している。
外部端子部45及び弾性部材47は、例えば、線材により一体的に構成されており、線材の巻き回された部分が弾性部材47を構成し、線材の一端が外部端子部45を構成する。なお、線材の他端は、例えば、充電筐体11内に設けられた不図示の回路基板に固定される。
外部端子部45は、充電筐体11に形成された孔部49から充電筐体11の外部へ突出している。そして、開口部23に挿入されて、充電端子7の外部端子部31に当接している。弾性部材47は、巻き締め方向又は巻き戻し方向に付勢力を生じるコイルバネにより構成されている。
携帯電話機1が充電装置9に載置された状態において、充電端子7の弾性部材35の付勢力は、給電端子13の弾性部材47の付勢力よりも大きい。従って、携帯電話機1を充電装置9に載置するときには、充電端子7の外部端子部31は筐体部材17内に押し戻されない。給電端子13の外部端子部45は充電筐体11内に押し戻され、弾性部材47の付勢力は接点圧となる。なお、弾性部材35の付勢力の、弾性部材47の付勢力との差分は、蓋体19の面取り面19rからの反力により打ち消される。
以上の実施形態によれば、携帯電話機1は、筐体部材17と、筐体部材17に着脱可能であり、開口部23が形成された蓋体19と、筐体部材17に保持され、開口部23から露出する充電端子7とを有する。充電端子7は、開口部23内に挿入される位置と開口部23から退避した位置との間で移動可能な外部端子部31と、外部端子部31を挿入位置へ付勢する弾性部材35とを有する。
従って、外部端子部31の接触面(頂面)が蓋体19の内側面よりも蓋体19の外側に位置することになり、充電装置9の給電端子13を充電端子7に当接させることが容易化される。その一方で、外部端子部31は蓋体19の内側面よりも筐体部材17側に退避可能であることから、充電端子7が蓋体19の着脱を阻害することが抑制される。
図10に示すように、給電端子13は、孔部49と給電端子13との隙間の大きさに応じて孔部49の貫通方向に対して傾斜可能である。給電端子13が長くなると、給電端子13の端部の孔部49に対する孔部49の径方向へのずれ量は大きくなる。仮に、外部端子部31が蓋体19の外側面から奥まったところにあると、給電端子13を長くしなくてはならず、給電端子13のずれ量が大きくなる。その結果、外部端子部31の面積を大きくしたり、孔部49の精度を上げたりしなければならない。しかし、外部端子部31が開口部23に挿入され、蓋体19の外側面に近いところに位置していることから、そのような不都合が生じることが抑制される。
充電端子7は、外部端子部31に対して移動可能に連結され、筐体部材17内の電極部37に当接される内部端子部33を有し、弾性部材35は、内部端子部33の電極部37側への付勢に兼用されている。従って、内部端子部33の電極部37に対する接点圧を確保するための付勢力を利用して外部端子部31を開口部23に挿入することができ、部材点数の削減が図られる。
筐体部材17には、開口部23に対向する貫通孔39が形成され、外部端子部31は、貫通孔39にその貫通方向(移動方向y2)に移動可能に挿通されている。電極部37は、貫通孔39に対向して設けられ、外部端子部31には、電極部37側に開口する凹部31dが形成され、内部端子部33は、貫通方向に移動可能に凹部31dに挿入されている。弾性部材35は、凹部31d内において内部端子部33と外部端子部31とにより貫通方向において圧縮された状態で保持されている。従って、3部材により構成された簡素な構造により、上述の外部端子部31の筐体部材17に対する移動、内部端子部33の外部端子部31に対する移動、及び、弾性部材35による外部端子部31及び内部端子部33の付勢が実現される。
蓋体19は、外部端子部31が開口部23内に挿入され且つ蓋体19の外側面から突出しない位置であるときに、外部端子部31の蓋体19の外側面への移動を規制する方向において外部端子部31に係合する面取り面19rを有している。従って、外部端子部31が蓋体19の外側面よりも突出することにより短絡が生じることが抑制される。
なお、同様の機能は、筐体部材17に設けられた規制部41によっても果たされる。規制部41は、さらに、充電端子7の筐体部材17からの脱落を防止することにも寄与する。
筐体部材17は、蓋体19の筐体部材17の外側面に対するスライドにより、蓋体19の筐体部材17の外側面からの離間を規制する方向において蓋体19に係合する係合部(28、30)を有する。すなわち、蓋体19は、スライドされることにより筐体部材17に着脱されるものである。このような着脱方式の蓋体19においては、外部端子部31が開口部23に挿入される構成であると、蓋体19の着脱性が著しく低下する。しかし、上述のように、外部端子部31が開口部23から退避可能であることにより、スライド式の蓋体19に対しても、開口部23に挿入される外部端子部31を適用することができる。
外部端子部31は、係合部(28、30)が蓋体19に係合したときに、係合部の係合を解除する方向(取付方向y1の反対方向)の蓋体19のスライドを規制する方向において開口部23に係合する。従って、外部端子部31は、蓋体19のスライド方向の係合にも利用されることになる。一般には、第2被係合部29及び第2係合部30において、取付方向y1の反対方向のスライドを規制する爪部が設けられることが多い。しかし、そのような爪部を省略したり、若しくは、第2被係合部29及び第2係合部30自体を省略することが可能となる。
外部端子部31は、開口部23に挿入されているときに蓋体19の外側面から突出しない位置に位置している。開口部23の内周面と蓋体19の内側面との稜部には、蓋体19の内側面からの大きさが外部端子部31の開口部23への挿入量よりも大きい面取り面19rが形成されている。従って、蓋体19をスライドさせて蓋体19を筐体部材17から取り外すときには、面取り面19rによってスライド方向の力を外部端子部31を押し下げる力に変換することが容易化される。その結果、蓋体19の取り外しが容易化される。
電子機器ユニット10は、携帯電話機1と、携帯電話機1が載置される充電装置9とを有する。携帯電話機1は、上述したように、筐体部材17、蓋体19及び充電端子7を有する。充電装置9は、携帯電話機1が載置されたときに充電端子7に当接する給電端子13を有する。充電端子7は、上述のように、外部端子部31及び弾性部材35を有する。給電端子13は、携帯電話機1が充電装置9に載置されたときに、開口部23に挿入されて外部端子部31に当接する外部端子部45を有する。また、充電端子7は、外部端子部45を外部端子部31へ当接させる方向へ付勢する弾性部材47を有する。携帯電話機1が充電装置9に載置された状態において、弾性部材35の付勢力は、弾性部材47の付勢力よりも大きい。従って、上述した携帯電話機1における、開口部23に充電端子7の外部端子部31が挿入されることによる効果が、給電端子13の弾性部材47によって接点圧が確保された場合においても奏される。
なお、以上の実施形態において、携帯電話機1は本発明の電子機器の一例であり、充電装置9は本発明の外部機器の一例である。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
電子機器は、携帯電話機に限定されない。例えば、電子機器は、デジタルカメラ、PDA、ゲーム機、音楽再生プレーヤであってもよい。筐体は、開閉可能に構成されたものや、直方体状に形成されたものに限定されない。例えば、筐体は、球形や円盤状のものであってもよい。
電子機器の端子(第1端子)は、充電端子に限定されない。例えば、電子機器の端子は、外部機器との間で音響信号や画像信号等の信号を送受信するものであってもよい。電子機器の端子は、筐体部材に対して直接的に保持されている必要はない。例えば、筐体部材に対して回路基板が固定され、実施形態の電極部及び内部電極部に相当する部分が一体的に形成されるとともに回路基板に実装されることにより、電子機器の端子が筐体部材に保持されていてもよい。
電子機器の弾性部材(第1弾性部材)は、コイルバネに限定されない。例えば、板バネやゴムであってもよい。電子機器の弾性部材は、外部端子部及び内部端子部の付勢に兼用されなくてもよい。例えば、電子機器の端子は、外部端子部と、内部端子部と、外部端子部及び内部端子部をそれぞれ移動可能に保持し、筐体に保持される保持部と、保持部に対して外部端子部及び内部端子部をそれぞれ付勢する2つの弾性部材とを有していてもよい。
電子機器の弾性部材は、外部端子部及び内部端子部の付勢に兼用される場合、これらを同一方向に付勢しなくてもよい。例えば、巻き締め方向又は巻き戻し方向において復元力を生じるコイルバネにより、互いに異なる方向において外部端子部及び内部端子部を付勢してよい。また、電子機器の弾性部材は、外部端子部及び内部端子部と一体的に形成されてもよい。
外部端子部と内部端子部とは直接的に移動可能に連結されていなくてもよい。例えば、上述したように、端子は、外部端子部及び内部端子部をそれぞれ移動可能に保持する保持部を有していてもよい。
1…携帯電話機(電子機器)、7…充電端子、17…筐体部材、19…蓋体、23…開口部、31…外部端子部、33…弾性部材。

Claims (8)

  1. 筐体部材と、
    前記筐体部材に着脱可能であり、開口部が形成された蓋体と、
    前記筐体部材に保持され、前記開口部から露出する端子と、
    を有し、
    前記端子は、
    前記開口部内に挿入される位置と前記開口部から退避した位置との間で移動可能な外部端子部と、
    前記外部端子部を前記挿入される位置へ付勢する弾性部材と、
    を有する電子機器。
  2. 前記端子は、前記外部端子部に対して移動可能に連結され、前記筐体部材内の電極部に当接される内部端子部を有し、
    前記弾性部材は、前記内部端子部の前記電極部側への付勢に兼用されている
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記筐体部材には、前記開口部に対向する貫通孔が形成され、前記外部端子部は、前記貫通孔にその貫通方向に移動可能に挿通され、
    前記電極部は、前記貫通孔に対向して設けられ、前記外部端子部には、前記電極部側に開口する凹部が形成され、前記内部端子部は、前記貫通方向に移動可能に前記凹部に挿入され、
    前記弾性部材は、前記凹部内において前記内部端子部と前記外部端子部とにより前記貫通方向において圧縮された状態で保持されている
    請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記筐体部材及び前記蓋体の少なくとも一方は、前記外部端子部が前記開口部内に挿入され且つ前記蓋体の外側面から突出しない位置であるときに、前記外部端子部の前記蓋体の外側面への移動を規制する方向において前記外部端子部に係合する規制部を有する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記筐体部材は、前記蓋体の前記筐体部材の外側面に対するスライドにより、前記蓋体の前記筐体部材の外側面からの離間を規制する方向において前記蓋体に係合する係合部を有する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記外部端子部は、前記係合部が前記蓋体に係合したときに、前記係合部の係合を解除する方向の前記蓋体のスライドを規制する方向において前記開口部に係合する
    請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記外部端子部は、前記開口部に挿入されているときに前記蓋体の外側面から突出しない位置に位置しており、
    前記開口部の内周面と前記蓋体の内側面との稜部には、前記蓋体の内側面からの大きさが前記外部端子部の前記開口部への挿入量よりも大きい面取り面が形成されている
    請求項5又は6に記載の電子機器。
  8. 電子機器と、
    前記電子機器が載置される外部機器と、
    を有し、
    前記電子機器は、
    第1筐体部材と、
    前記第1筐体部材に着脱可能であり、第1開口部が形成された蓋体と、
    前記第1筐体部材に保持され、前記第1開口部から露出する第1端子と、
    を有し、
    前記外部機器は、前記電子機器が載置されたときに前記第1端子に当接する第2端子を有し、
    前記第1端子は、
    前記第1開口部内に挿入される位置と前記第1開口部から退避した位置との間で移動可能に前記筐体部材に保持される第1外部端子部と、
    前記第1外部端子部を前記挿入される位置へ付勢する第1弾性部材と、
    を有し、
    前記第2端子は、
    前記電子機器が外部機器に載置されたときに、前記第1開口部に挿入されて前記第1外部端子部に当接する第2外部端子部と、
    前記第2外部端子部を前記第1外部端子部へ当接させる方向へ付勢する第2弾性部材と、
    を有し、
    前記電子機器が前記外部機器に載置された状態において、前記第1弾性部材の付勢力は、前記第2弾性部材の付勢力よりも大きい
    電子機器ユニット。
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