JP2010217993A - ディザスタリカバリシステム及びその管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】Pサイト側の複数のディスクをグループ化せずにデータ転送で回線に多大な負荷を掛けることがなく、且つ復旧時にDRサイト側のディスクの静止点を用いてシステムの整合性を保つことができるディザスタリカバリシステムを提供する。
【解決手段】Pサイト10の複数のディスクに対してディスク内のデータの整合性が保てる点を静止点としてディスクごとに作成し、複数のディスクの前回の静止点との差分データをDRサイト13に転送するディザスタリカバリシステムにおいて、Pサイトに備えた当該Pサイトでのディスクごとの静止点の組み合わせによるデータの整合性を管理する整合性管理装置と、DRサイトに備えた復旧時のリカバリポイントとなるディスクごとの静止点がDRサイトの複数のディスク間でデータの整合性を保つことを判定するリカバリポイント管理装置と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プライマリサイトのディスクのデータを、離れた場所にあるディザスタリカバリサイトに継続的に転送して同一のデータをバックアップしておき、プライマリサイトが災害(ディザスタ)等で停止した場合に、ディザスタリカバリサイトを代替してプライマリサイトと同一のデータ処理サービスをすぐに復旧させることができるディザスタリカバリシステムに関し、特に、復旧時のリカバリポイントの決定を容易にすることができるディザスタリカバリシステム及びその管理方法に関するものである。
従来、ディザスタリカバリ(以下、DRとする)システムでは、平常時にプライマリ(以下、Pとする)サイトの複数のディスクの静止点(スナップショット:ディスク内のデータの整合性が保てるある時点でのファイルとディレクトリの集合)を同一時刻にまとめて作成している。この静止点は、ディスク内でのデータの整合性が保たれている点であり、前回の静止点作成時からの変更データの差分を保持するものである。この静止点の情報をディスクに適用することで、静止点作成時点のディスクデータに復旧することができる。すなわち、Pサイトの静止点のデータを、DRサイト側に用意した復旧用のリカバリディスクに転送しておき、Pサイト側の災害時に適用させることで、Pサイトのディスクを復旧することができるものである(特許文献1、非特許文献1参照)。
特開2008−84264号公報
FalconStor Software、「CDP Virtual Appliance」、[online]、[平成21年3月9日検索]、インターネット<http://www.falconstor.com/index.cfm?tk=3ZF82766JBG8S2076JHG762896YUFGFS&bhcp=1>
上述した静止点を作成するDRシステムにあっては、Pサイトで作成された静止点は、順次DRサイトへと転送されることから、転送中に突然の災害発生でPサイトが停止したときに転送が完了していない静止点が存在する場合がある。
そして、アプリケーションが持つ複数のファイルが、Pサイトの異なるディスクに分かれて存在していて、当該ファイルの更新が別のディスクにあるファイルに影響を及ぼす場合に、当該ファイルを持つディスクと影響を受けたファイルを持つディスクでは、当該ファイルの更新後に作成された静止点の組み合わせか、当該ファイル更新前に作成された静止点の組み合わせでなければ、ディスク間の整合性を保つことができなかった。
そのため、災害発生時にDRサイトにてシステムを復旧する際、単純にDRサイト側に転送されている複数のディスクの最新の静止点をリカバリポイントとして設定すると、復旧時のシステムの整合性が崩れてしまうおそれがあり、復旧時には各ディスクの静止点における整合性を確認する必要があった。
したがって、複数のディスク間の相互依存度が高くデータが頻繁に更新されるようなサイトにあっては、Pサイトの複数のディスクについて同時に静止点を作成しなければ整合性の確保が困難なため、システムの整合性を保たせるべく、Pサイトにおける複数のディスクを一つにグループ化して、同時刻にまとめて静止点を作成することが行われており、これは整合性の点では有効であった。
しかしながら、このシステムではPサイトの複数のディスクのデータを一度に転送することになるため、回線などに多大な負荷が掛かるものであった。また、ディスク間の関係がデータの参照などの一方向依存関係にある場合には、必ずしもグループ化して同時に静止点を作成せずとも整合性を保つことができる場合がある。しかし前記グループ化する方法では、こうした場合でも整合性を保つためにディスクのグループ化を行うこととなり、結果として回線への負荷を生じさせていた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、Pサイト側の複数のディスクをグループ化せずにデータ転送で回線に多大な負荷を掛けることがなく、且つ復旧時にDRサイト側のディスクの静止点を用いてシステムの整合性を保つことができるディザスタリカバリシステムを提供することを目的とするものである。
上記課題に鑑みて鋭意研究の結果、本発明者は、複数のディスクをグループ化せずに、異なるタイミングで取得された各ディスクの静止点を管理し、アプリケーションが持つ複数のファイルのうち関連性を持つファイルの更新を管理するシステムをPサイトに持ち、且つ転送された静止点を管理するシステムをDRサイトに持つことで、複数のディスクにおける整合性を保つような静止点の組み合わせを提示するディザスタリカバリシステムに想到した。
すなわち、本発明は、プライマリサイトのディスクのデータをディザスタリカバリサイトに転送してデータをバックアップするディザスタリカバリシステムであって、前記プライマリサイトがプライマリサイトの複数のディスクに対してディスク内のデータの整合性が保てるある時点でのファイルとディレクトリの集合を静止点としてディスクごとに作成し、前記複数のディスクの前回の静止点との差分データをディザスタリカバリサイトに転送し、前記ディザスタリカバリサイトが前記プライマリサイトの複数のディスクのデータを復旧するための複数のディスクを有し、前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスクに、前記プライマリサイトの複数のディスクからディスクごとの静止点の情報と前記差分データが転送され、システム復旧時に、前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスクに転送済みの前記プライマリサイトの静止点の情報を用いて前記プライマリサイトのデータを復旧させるディザスタリカバリシステムにおいて、前記プライマリサイトに備えられ前記プライマリサイトの複数のディスクの静止点の組み合わせによるデータの整合性を記録する静止点情報データベースを持つ整合性管理装置と、前記ディザスタリカバリサイトに備えられ前記静止点情報データベースのデータを転送させた転送済み静止点情報データベースと、復旧時のリカバリポイントとなる前記ディスクごとの静止点が前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスク間でデータの整合性を保つことを判定するリカバリポイント一覧データベースを持つリカバリポイント管理装置と、を備えたディザスタリカバリシステムを提供するものである。
これにより、ディスク単位で静止点作成の頻度を決定できるため、ディスクの更新頻度に合わせた設計が可能となり、これにより従来のPサイトの複数のディスクをグループ化してデータを一度に転送することによる回線への負荷を軽減し、静止点作成によるディスク容量の増加を抑えることができる。
本発明のディザスタリカバリシステムにおいて、整合性管理装置は、プライマリサイトの複数のディスクに記憶されたファイルと該ファイルの更新によって変更される他のファイルの情報を保持するファイル関連情報手段と、前記ファイルとそのファイルが格納されているディスクの情報を保持するディスク情報手段とを有することを特徴とする。
これにより、ファイル更新ごとに、その更新ファイルが影響する影響ファイルとその影響ファイルが保存されている影響ディスクの関連する情報が、ファイル関連情報手段とディスク情報手段とから得られる。
本発明のディザスタリカバリシステムにおいて、整合性管理装置は、ファイルの更新時刻と、その更新したファイルと、該ファイルが格納されているディスクと、前記ファイルの更新による変更を受けたディスクの情報を保持するファイル更新情報データベースとを有することを特徴とする。
これにより、ファイル更新時刻における、その更新ファイルと、更新ディスクと、更新ファイルが影響する影響ディスクとが関連している情報が、ファイル更新情報データベースから得られる。
本発明のディザスタリカバリシステムにおいて、整合性管理装置は、プライマリサイトの複数のディスクについて各ディスクの静止点が作成された時刻と他のディスクの静止点との整合性を保つために、ディスクの静止点が作成された時刻と、該時刻における前記ファイル更新情報データベースに記録された更新ディスクと影響ディスクを参照して、前記影響ディスクについて前記時刻の静止点IDを保持するディスクテーブルを有することを特徴とする。
これにより、ディスクごとの静止点が作成された時刻における、他のディスクの静止点情報をディスクテーブルから得ることができ、このディスクテーブルの静止点情報と、更新ディスクと影響ディスクの関連情報とからシステムの整合性を確認することができる。
本発明のディザスタリカバリシステムにおいて、リカバリポイント管理装置は、前記静止点情報データベースから転送済みの静止点情報を記録する転送済み静止点情報データベースと、個々の静止点の転送が完了した際の最新の静止点IDの組み合わせがシステムとしての整合性を保っているかの情報を保持するリカバリポイント一覧データベースとを備えることを特徴とする。
これにより、最新の静止点の組み合わせがシステムの整合性を保っているか否かをリカバリポイント一覧データベースから確認して、整合性のとれている静止点の組み合わせによるリカバリポイントを容易に決定することができる。
本発明のディザスタリカバリシステムの管理方法において、プライマリサイトのディスクのデータをディザスタリカバリサイトに継続的に転送して同一のデータをバックアップするディザスタリカバリシステムであって、プライマリサイトの複数のディスクに対してディスク内のデータの整合性が保てるある時点でのファイルとディレクトリの集合を静止点としてディスクごとに作成し、前記複数のディスクの前回の静止点との差分データをディザスタリカバリサイトに転送し、前記ディザスタリカバリサイトは前記プライマリサイトの複数のディスクのデータを復旧するための複数のディスクを有し、前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスクには、前記プライマリサイトの複数のディスクからディスクごとの静止点の情報と前記差分データが転送され、システム復旧時に、前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスクに転送済みの前記プライマリサイトの静止点の情報を用いて前記プライマリサイトのデータを復旧させるディザスタリカバリシステムであって、前記プライマリサイトに備えられ前記プライマリサイトの複数のディスクの静止点の組み合わせによるデータの整合性を記録する静止点情報データベースを持つ整合性管理装置と、前記ディザスタリカバリサイトに備えられ前記静止点情報データベースを転送させた転送済み静止点情報データベースと、復旧時のリカバリポイントとなるディスクごとの静止点が前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスク間でデータの整合性を保つことを判定するリカバリポイント一覧データベースを持つリカバリポイント管理装置と、を備えたディザスタリカバリシステムにおいて、前記整合性管理装置は静止点情報データベースに前記プライマリサイトの複数のディスクの静止点の組み合わせによるデータの整合性を記録し、前記リカバリポイント管理装置は前記静止点情報データベースを転送させた転送済み静止点情報データベースと、リカバリポイント一覧データベースとから、復旧時のリカバリポイントとなる前記ディスクごとの静止点が前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスク間でデータの整合性を保つことを判定することを特徴とする。
本発明のディザスタリカバリシステムの管理方法において、整合性管理装置は、ファイル関連情報管理手段にプライマリサイトの複数のディスクに記憶されたファイルIDと該ファイルの更新によって変更される他のファイルIDを管理し、ディスク情報管理手段に前記ファイルとそのファイルが格納されているディスクIDを管理することを特徴とする。
本発明のディザスタリカバリシステムの管理方法において、整合性管理装置は、ファイル更新情報データベースにプライマリサイトの複数のディスクに記憶されたファイルの更新時刻と、その更新したファイルIDと、該ファイルが格納されているディスクIDと、前記ファイルの更新による変更を受けたディスクIDを記録することを特徴とする。
本発明のディザスタリカバリシステムの管理方法において、静止点情報データベースは、プライマリサイトの複数のディスクについてディスクテーブルに、各ディスクの静止点が作成された時刻と他のディスクの静止点との整合性を保つために、ディスクの静止点が作成された時刻と、該時刻における前記ファイル更新情報データベースに記録された更新ディスクと影響ディスクを参照して、前記影響ディスクについて前記時刻の静止点IDを記録することを特徴とする。
本発明のディザスタリカバリシステムの管理方法において、リカバリポイント管理装置は、転送済み静止点情報データベースに前記静止点情報データベースから転送済みの静止点情報を記録するとともに、リカバリポイント一覧データベースに個々の静止点の転送が完了した際の最新の静止点IDの組み合わせがシステムとしての整合性を保っているかの情報を記録することを特徴とする。
以上、説明したように、本発明のディザスタリカバリシステムによれば、ディスク単位で静止点を作成することができるとともに、システムの整合性も確保できることから、回線の帯域が制限されるような環境にあってもディスクの更新頻度に合わせた設計が可能となり、これにより従来のPサイトの複数のディスクをグループ化してデータを一度に転送することによる回線への負荷を軽減し、静止点作成によるディスク容量の増加を抑えることができ、これにより災害時におけるシステムの迅速な復旧を可能とする。
本発明のディザスタリカバリシステムのシステム構成図である。 本発明のファイル間関連情報データベース内のファイル関連情報テーブルである。 本発明のファイル間関連情報データベース内のディスク情報テーブルである。 本発明のファイル更新情報データベースに保存される情報である。 本発明の静止点情報データベース内のディスク1テーブルに保存される情報である。 本発明の静止点情報データベース内のディスク2テーブルに保存される情報である。 本発明の静止点情報データベース内のディスク3テーブルに保存される情報である。 本発明のリカバリポイント一覧データベースに保存される情報である。 本発明のディザスタリカバリシステムの全体フローである。 本発明の更新情報管理処理のフローである。 本発明の静止点整合性管理処理のフローである。 本発明のリカバリポイント管理装置の処理フローである。 本発明のリカバリポイント管理装置における整合性が保たれる場合のフローの説明図である。 本発明のリカバリポイント管理装置における整合性が保たれない場合のフローの説明図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のディザスタリカバリシステムの形態を詳細に説明する。図1〜図12は、本発明の実施の形態を例示する図であり、これらの図におい.て、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
まず、本発明のディザスタリカバリシステムの考え方としては、Pサイトの複数のディスクをグループ化せずに、異なるタイミングで取得された各ディスクの静止点を管理し、アプリケーションが持つ複数のファイルのうち関連性を持つファイルの更新を管理するシステムをPサイトに持ち、そして転送された静止点を管理するシステムをDRサイトに持つことで、複数のディスクにおける整合性を保つような静止点の組み合わせを提示する機能を備える。
ただし、関連性を持つファイルの情報は、あらかじめ定義されており、静止点の作成時刻とファイルの更新時刻を基に、静止点に対して特定の印を付与し、これをDRサイト側のリカバリポイント管理装置において識別し、整合性を管理するものとする。
まずPサイトで、あらかじめ複数のファイル間の関連性を定義しておき、その関連性と該当ファイルが格納されているディスクを認識しておく。そしてディスクへの更新を管理し、他のファイルと関連性があるファイルの更新かどうかをチェックする。関連性があるファイルの更新である場合、すでに認識しているディスク情報から関連するディスクを特定する。ディスクの静止点作成の際に、関連するディスクの最新の静止点作成時刻と関連するディスクに影響する更新の最新更新時刻を比較し、更新時刻のほうが遅かった場合、静止点に関連するディスクに関する印を付けて作成する。
DRサイトでは、各ディスクの静止点が転送されるたびに、システムが最新の状態となる静止点の組み合わせを全体の静止点として管理する。その際、静止点に付けられた印を考慮し、各ディスクの関連を保つものである。
以下に図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態のディザスタリカバリシステムの構成を示している。このディザスタリカバリシステムは、平常時本番環境稼動サイトであるPサイト10と、このPサイト10を管理するコンピュータからなる整合性管理装置20と、Pサイト10から離れた場所に位置する災害時復旧用サイトであるDRサイト13と、DRサイト13を管理するコンピュータからなるリカバリポイント管理装置21とを備え、Pサイト10とDRサイト13を回線などで接続して、Pサイト10のディスクのデータを、DRサイト13のディスクに順次転送してバックアップするシステムである。
前記整合性管理装置20は、Pサイト10内のDR対象のディスク11に格納されるファイルの更新とバックアップポイントとなるDR対象ディスクの静止点12(ディスク内のデータの整合性が保てるある時点でのファイルとディレクトリの集合)を管理し、ファイル関連情報テーブル40とディスク情報テーブル41が定義されているファイル間関連情報データベース30と、ファイル更新情報データベース31と、ディスクごとの静止点作成時刻や整合性の情報を記録したディスク1テーブル42やディスク2テーブル43を保持する静止点情報データベース32を持つ。
前記リカバリポイント管理装置21は、DRサイト13の復旧用ディスク14に転送されたリカバリポイントとなる復旧用ディスクの静止点15を管理し、前記整合性管理装置20が持つ静止点情報データベース32から転送済みの静止点情報を記録する転送済み静止点情報データベース33とリカバリポイント一覧データベース34を持つ。
図2は、前記整合性管理装置20が参照する前記ファイル関連情報テーブル40に定義される情報の例を示したものであり、あるファイル(ファイル名)の更新によって変更される別のファイル名(影響ファイル名)を保持していて、このテーブル40の情報は、あらかじめ定義しておくものとする。このファイル関連情報テーブル40は、レコードID1及び2において、ファイルAを更新すると、ファイルB、そしてファイルCも変更されることを定義している。
図3は、前記整合性管理装置20が参照する前記ディスク情報テーブル41に定義される情報の例を示したものであり、どのファイル(ファイル名)がどのディスク(保存ディスク名)に格納されているのかを保持していて、このテーブル41の情報は、あらかじめ定義しておくものとする。このディスク情報テーブル41は、レコードID1において、ファイルAはディスク1に保存されること、レコードID3において、ファイルCはディスク2に保存されていることを定義している。
図4は、前記整合性管理装置20が書込及び参照する前記ファイル更新情報データベース31に記録される情報の例を示したものであり、更新時刻とその更新したファイル(更新ファイル名)とから、ディスク名(更新ディスク名)、及び前記更新による変更を受けたディスク名(影響ディスク名)を保持している。このファイル更新情報データベース31のレコードID1において、整合性管理装置20は、ファイルAが更新されると、その更新時刻の2009年11月24日11:00と、更新されたファイル名Aと、前記ファイル関連情報テーブル40及びディスク情報テーブル41を参照して、ファイルAが格納されているディスク1と、更にその更新により影響を受けるディスク2を記録する。
図5は、前記整合性管理装置20が書込及び参照する前記ディスク1テーブル42に記録される情報の例を示したものであり、ディスク1と他のディスクの静止点との整合性を保つための情報として、ディスク1の静止点が作成された時刻と、その時刻における前記ファイル更新情報データベース31に記録された更新ディスクと影響ディスクを参照して、その影響ディスクについて当該時刻の静止点IDを保持している。
図5の「印1」はディスク1、「印2」はディスク2、「印3」はディスク3、「印n」はディスクnについての状態を示し、前記整合性管理装置20はディスク1の静止点が作成された時刻順にレコードIDを書き加える。例えば、前記整合性管理装置20はレコードID1002において、ディスク1の2番目の静止点が作成された2009年11月24日13:00の時刻に、その時点におけるディスク2とディスク3の最新の静止点IDを後述するディスク2テーブル43とディスク3テーブル44から読み込み、印1に、制限がないことを意味するものとして「−1」を定義するとともに、印2にディスク2の1番目の静止点を意味する静止点ID「2001」、印3にディスク3の1番目の静止点を意味する静止点ID「3001」を定義する。レコードID1001は、すべての印が「−1」の初期状態を表している。
図6は、前記整合性管理装置20が書込及び参照する前記ディスク2テーブル43に記録される情報の例を示したものであり、ディスク2と他のディスクの静止点との整合性を保つための情報として、ディスク2の静止点が作成された時刻と、その時刻における前記ファイル更新情報データベース31に記録された更新ディスクと影響ディスクを参照して、その影響ディスクについて当該時刻の静止点IDを保持している。
図6の「印1」はディスク1、「印2」はディスク2、「印3」はディスク3、「印n」はディスクnについての状態を示し、前記整合性管理装置20はディスク2の静止点が作成された時刻順にレコードIDを書き加える。例えば、前記整合性管理装置20はレコードID2002において、ディスク2の2番目の静止点が作成された2009年11月24日14:00の時刻に、その時点におけるディスク1とディスク3の最新の静止点IDを後述するディスク1テーブル42とディスク3テーブル44から読み込み、印1に「−1」、印2に「−1」、印3にディスク3の1番目の静止点を意味する静止点ID「3001」を定義する。レコードID2001は、すべての印が「−1」の初期状態を表している。
図7は、前記整合性管理装置20が書込及び参照する前記ディスク3テーブル44に記録される情報の例を示したものであり、ディスク3と他のディスクの静止点との整合性を保つための情報として、ディスク3の静止点が作成された時刻と、その時刻における前記ファイル更新情報データベース31に記録された更新ディスクと影響ディスクを参照して、その影響ディスクについて当該時刻の静止点IDを保持している。
図7の「印1」はディスク1、「印2」はディスク2、「印3」はディスク3、「印n」はディスクnについての状態を示し、前記整合性管理装置20はディスク3の静止点が作成された時刻順に、その時点におけるディスク1とディスク2の最新の静止点IDを後述するディスク1テーブル42とディスク2テーブル43から読み込み、印1に「−1」、印2に「−1」、印3に「−1」を定義する。レコードID3001は、すべての印が「−1」の初期状態を表している。
図8は、前記リカバリポイント一覧データベース34に記録される情報の例を示したものであり、個々の静止点の転送が完了した際の最新の静止点IDの組み合わせと、その組み合わせがシステムとしての整合性を保っているかの情報(Y:整合性あり/N:整合性なし)を保持している。例えば、レコードID1は、ディスク1_IDが「1001」、ディスク2_IDが「2001」、ディスク3_IDが「3001」であり、これらの整合性は「Y」(整合性あり)を保持している。また、レコードID2は、ディスク1_IDが「1002」、ディスク2_IDが「2001」、ディスク3_IDが「3001」であり、これらの整合性は「N」(整合性なし)を保持している。
次に本発明におけるディザスタリカバリシステムの処理フローに関して説明する。
図9は、整合性管理装置20の動作を示すフローであり、このフローは整合性管理装置20がPサイト10内のファイル更新の発生を判定するステップ101と、更新があった場合に整合性管理装置20が更新情報管理処理を実施するステップ102と、他にも更新があるかを判定するステップ103と、更新がない場合に整合性管理装置20が静止点作成の有無を判定するステップ104と、静止点が作成されていた場合に整合性管理装置20が静止点整合性管理処理を実施するステップ105と、他にも静止点が作成されているかを整合性管理装置20が判定するステップ106とからなり、ステップ106で他にも静止点が作成されていればステップ105に戻り、作成されていなければ整合性管理装置20はこの処理を終了する。
このフローは、整合性管理装置20がPサイト10内のファイル更新ごとに、更新情報管理処理を行い、静止点が作成されている場合に静止点ごとに静止点整合性管理処理を行う流れを示している。
図10は、前記更新情報管理処理(ステップ102)の詳細動作を示すフローであり、このフローは更新されたファイル名を整合性管理装置20が取得するステップ201と、更新されたファイルが他のファイルと関連性を持つか否かを整合性管理装置20が前記ファイル関連情報テーブル40を使用して判定するステップ202と、関連性がある場合に、他のファイルが更新されたファイルと異なるディスクに格納されているのかを整合性管理装置20がディスク情報テーブル41から判定するステップ203と、異なるディスクに格納されていた場合に、この更新の時刻と更新されたファイル名、及び更新されたファイルが格納されているディスク名と更新によって影響を受けるファイルが格納されているディスク名を、整合性管理装置20が前記ファイル更新情報データベース31に保存するステップ204と、更新されたファイルが複数の別のファイルと関連を持っているかを整合性管理装置20が判定するステップ205とからなり、関連性があればステップ203に戻り、関連性がなければ整合性管理装置20はこの処理を終了する。
このフローは、整合性管理装置20がPサイト10内の更新ファイルと関連のある他のファイルを取得し、この関連のある他のファイルが格納されているディスクを取得して、その更新時刻と、更新ファイル名と、更新ディスク名と、影響ディスク名をファイル更新情報データベース31に保存する流れを示している。
図11は、前記静止点整合性管理処理(ステップ105)の詳細動作を示すフローであり、このフローは静止点が作成されたディスク名を整合性管理装置20が取得するステップ301と、静止点情報データベース32内の静止点が作成されたディスクのテーブル(ディスク1テーブル42、ディスク2テーブル43、ディスク3テーブル44・・・)と、ファイル更新情報データベース31から前回の静止点作成時と今回の静止点作成時との間に、このディスクに格納されている別のディスクと関連性を持つファイルの更新があったかを整合性管理装置20が判定するステップ302と、更新情報が存在する場合にこのディスクが更新ディスクかを整合性管理装置20が判定するステップ303と、更新ディスクである場合に整合性管理装置20が影響ディスクをディスクXとして取得するステップ304と、ステップ303で更新ディスクでない場合に整合性管理装置20が更新ディスクをディスクXとして取得するステップ305と、更新があった場合、関連性を持つファイルが格納されている別のディスクの最新の静止点が、その更新の以前であるかを整合性管理装置20が判定するステップ306と、更新以前であった場合に、そのディスクの静止点IDを、整合性管理装置20が印として取得するステップ307と、その他にも更新があるかを整合性管理装置20が判定するステップ308と、更新がなければ静止点情報データベース32内の各ディスクのテーブル(ディスク1テーブル42、ディスク2テーブル43、ディスク3テーブル44・・・)に静止点作成時刻と印の情報を整合性管理装置20が保存するステップ309とからなり、ステップ308で更新があればステップ303に戻り、ステップ302で更新情報が存在しない場合にステップ309に遷移し、整合性管理装置20はこの処理を終了する。
このフローは、整合性管理装置20が、静止点が作成されたディスクについて、前回の静止点作成時刻と今回の静止点作成時刻との間に、このディスク内のファイルと関連するディスクの更新を判定して、静止点情報データベース32内の各ディスクのテーブルに静止点作成時刻と印の情報を保存する流れを示している。
図12は、前記リカバリポイント管理装置21の処理フローであり、このフローは新しい静止点がDRサイト13に転送されると、転送された静止点の情報をリカバリポイント管理装置21が取得するステップ402と、この静止点の情報をリカバリポイント管理装置21が転送済み静止点情報データベース33に保存し、新しい静止点を含めた最新の静止点の組み合わせを作成するステップ403と、リカバリポイント管理装置21がディスクXの値をX=1、印Yの値をY=1とし、これ以降で各ディスクの静止点情報を探索し、整合性を確認するステップ404と、あるディスクXの静止点情報に、別のディスクYに対する整合性に問題があるかをリカバリポイント管理装置21が印Yの定義から判定するステップ405と、整合性に問題がある場合は、その印Yの静止点Nをリカバリポイント管理装置21が取得するステップ407と、リカバリポイント管理装置21がディスクYの最新の静止点と前記静止点Nを比較するステップ408と、ステップ405で整合性に問題がない場合と、ステップ408でディスクYの最新の静止点>前記静止点Nの場合に遷移して、リカバリポイント管理装置21がディスクYと全ディスク数Zを比較するステップ406と、ディスクY<全ディスク数Zの場合に、リカバリポイント管理装置21がディスクYの値に1を加えてステップ405に戻るステップ409と、ステップ406でディスクY<全ディスク数Zでない場合に、リカバリポイント管理装置21がディスクXと全ディスク数Zを比較するステップ410と、ディスクX<全ディスク数Zの場合に、リカバリポイント管理装置21がディスクXの値に1を加え、ディスクYの値をY=1に設定してステップ405に戻るステップ411と、ステップ410でディスクX<全ディスク数Zでない場合に、すべてのディスクの静止点における整合性をリカバリポイント管理装置21が確認したことで、この静止点の組み合わせは整合性が成立することをリカバリポイント管理装置21が確定させるステップ412と、この静止点の組み合わせと整合性の有無を情報として、リカバリポイント管理装置21が前記リカバリポイント一覧データベース34に保存してこの処理を終了するステップ413とから構成する。
このフローは、DRサイトに転送された新しい静止点の情報をリカバリポイント管理装置21が転送済み静止点情報データベース33に保存し、新しい静止点を含めた最新の静止点の組み合わせを作成し、その静止点の組み合わせについて整合性の有無を判定する流れを示している。
図13は、図12のステップ403以降の処理フローで、システムの整合性が保たれる場合について、ディスク3の静止点ID=3003が転送されたときを例に取り、更に具体的に説明する。
まず、ステップ403で最新の静止点の組み合わせが、例えば、リカバリポイント一覧データベース34のID8では、整合性には初期値のNが登録されていて、ディスク1_IDに静止点1004、ディスク2_IDに静止点2003、ディスク3_IDに静止点3003が組み合わされているとする。
<ディスク1テーブルの整合性をチェック>
リカバリポイント管理装置21はステップ404で、ディスクのXを1、印のYを1に設定し、ステップ405でディスク(X=1)の最新静止点の印(Y=1)の定義(−1)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク1テーブル42でID1004の印1の定義が「−1」となっていて「0」より小さいことから、ステップ406に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印(Y=1)と全ディスク数(Z=3とする)を比較して全ディスク数Z「3」がY「1」より大なので、ステップ409に遷移し、リカバリポイント管理装置21は印Yに「1」を加えて(Y=2)ステップ405に遷移する。ステップ405で、リカバリポイント管理装置21はディスク(X=1)の最新静止点の印(Y=2)の定義(−1)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク1テーブル42でID1004の印2の定義が「−1」となっていて「0」より小さいことから、ステップ406に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印(Y=2)と全ディスク数(Z=3)を比較して全ディスク数Z「3」がY「2」より大なので、ステップ409に遷移し、印Yに「1」を加えて(Y=3)ステップ405に遷移する。
ステップ405で、リカバリポイント管理装置21はディスク(X=1)の最新静止点の印(Y=3)の定義(3002)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク1テーブル42でID1004の印3の定義が「3002」となっていて「0」より大きいことから、ステップ407に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ407で、印Y(Y=3)から関連ディスク(Y=3)の静止点ID「3002」を取得する。次にステップ408で、ディスク(Y=3)の最新静止点(前記リカバリポイント一覧データベース34のID8のディスク3_IDに静止点3003が登録されている)の「3003」と、前ステップで取得した静止点ID「3002」を比較して、最新静止点「3003」が前ステップで取得した静止点ID「3002」よりも大きいことからステップ406に遷移する。
リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印Y(Y=3)と全ディスク数(Z=3)を比較して、(Y=3)<全ディスク数Z(Z=3)ではないので、ステップ410に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ410で、ディスクX(X=1)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して、(X=1)<(Z=3)であるのでステップ411に遷移し、ディスクXに「1」を加え(X=2)、印Y(Y=1)にしてステップ405に遷移する。
<ディスク2テーブルの整合性をチェック>
リカバリポイント管理装置21は、ステップ405でディスクX(X=2)の最新静止点の印Y(Y=1)の定義(−1)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク2テーブル43でID2003の印(Y=1)の定義が「−1」となっていて「0」より小さいことから、ステップ406に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印Y(Y=1)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して全ディスク数Z「3」がY「1」より大なので、ステップ409に遷移し、印Yに「1」を加えて(Y=2)ステップ405に遷移する。
ステップ405でディスクX(X=2)の最新静止点の印Y(Y=2)の定義(−1)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク2テーブル43でID2003の印Y(Y=2)の定義が「−1」となっていて「0」より小さいことから、ステップ406に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印Y(Y=2)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して全ディスク数Z「3」がY「1」より大なので、ステップ409に遷移し、印Yに「1」を加えて(Y=3)ステップ405に遷移する。
リカバリポイント管理装置21は、ステップ405でディスクX(X=2)の最新静止点の印Y(Y=3)の定義(−1)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク2テーブル43でID2003の印Y(Y=3)の定義が「−1」となっていて「0」より小さいことから、ステップ406に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印Y(Y=2)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して、(Y=3)<(Z=3)ではないので、ステップ410に遷移する。ステップ410で、ディスクX(X=2)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して、(X=2)<(Z=3)なのでステップ411に遷移し、ディスクXに「1」を加え(X=3)、印Y(Y=1)にしてステップ405に遷移する。
<ディスク3テーブルの整合性をチェック>
リカバリポイント管理装置21は、ステップ405でディスクX(X=3)の最新静止点の印Y(Y=1)の定義(−1)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク3テーブル44でID3003の印Y(Y=1)の定義が「−1」となっていて「0」より小さいことから、ステップ406に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印Y(Y=1)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して全ディスク数Z「3」がY「1」より大なので、ステップ409に遷移し、印Yに「1」を加えて(Y=2)ステップ405に遷移する。
リカバリポイント管理装置21は、ステップ405でディスクX(X=3)の最新静止点の印Y(Y=2)の定義(−1)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク3テーブル44でID3003の印Y(Y=2)の定義が「−1」となっていて「0」より小さいことから、ステップ406に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印Y(Y=2)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して全ディスク数Z「3」がY「1」より大なので、ステップ409に遷移し、印Yに「1」を加えて(Y=3)ステップ405に遷移する。
リカバリポイント管理装置21は、ステップ405でディスクX(X=3)の最新静止点の印Y(Y=3)の定義(−1)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク3テーブル44でID3003の印Y(Y=3)の定義が「−1」となっていて「0」より小さいことから、ステップ406に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印Y(Y=3)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して、(Y=3)<(Z=3)ではないので、ステップ410に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ410で、ディスクX(X=2)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して、(X=3)<(Z=3)ではないので、ステップ412に遷移し、ディスク1_IDの静止点1004、ディスク2_IDの静止点2003、ディスク3_IDの静止点3003の組み合わせの整合性は成立するとして、その結果である「Y」(整合性あり)を前記リカバリポイント一覧データベース34のID8の整合性の欄に登録する(ステップ413)。
図14は、図12のステップ403以降の処理フローで、システムの整合性が保たれない場合について、ディスク2の静止点ID=2004が転送されたときを例に取り、更に具体的に説明する。
まず、ステップ403で最新の静止点の組み合わせが、例えば、リカバリポイント一覧データベース34のID9では、整合性には初期値のNが登録されていて、ディスク1_IDに静止点1004、ディスク2_IDに静止点2004、ディスク3_IDに静止点3003が組み合わされているとする。
<ディスク1テーブルの整合性をチェック>
リカバリポイント管理装置21はステップ404で、ディスクのXを1、印のYを1に設定し、ステップ405でディスクX(X=1)の最新静止点の印Y(Y=1)の定義(−1)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク2テーブル43でID2004の印Y(Y=1)の定義が「−1」となっていて「0」より小さいことから、ステップ406に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印Y(Y=1)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して全ディスク数(Z=3)>(Y=1)なので、ステップ409に遷移し、印Yに「1」を加えて(Y=2)ステップ405に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ405で、ディスクX(X=1)の最新静止点の印Y(Y=2)の定義(−1)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク2テーブル43でID2004の印Y(Y=2)の定義が「−1」となっていて「0」より小さいことから、ステップ406に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印Y(Y=2)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して全ディスク数Z「3」がY「2」より大なので、ステップ409に遷移し、印Yに「1」を加えて(Y=3)ステップ405に遷移する。
リカバリポイント管理装置21はステップ405で、ディスクX(X=1)の最新静止点の印Y(Y=3)の定義(3003)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク1テーブル42でID1004の印Y(Y=3)の定義(3002)が(3002)<0でないことから、ステップ407に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ407で、印Y(Y=3)から関連ディスク(Y=3)の静止点ID「3002」を取得する。次にリカバリポイント管理装置21はステップ408で、ディスクY(Y=3)の最新静止点(前記リカバリポイント一覧データベース34のID8のディスク3_IDに静止点3003が登録されている)の「3003」と、前ステップで取得した静止点ID「3002」を比較して、(最新静止点「3003」)>(前ステップで取得した静止点ID「3002」)であるので、ステップ406に遷移する。
リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印Y(Y=3)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して、Y「3」<全ディスク数Z「3」ではないので、ステップ410に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ410で、ディスクX(X=1)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して、(X=1)<(Z=3)なのでステップ411に遷移し、ディスクXに「1」を加え(X=2)、印Y(Y=1)にしてステップ405に遷移する。
<ディスク2テーブルの整合性をチェック>
ステップ405でディスクX(X=2)の最新静止点の印Y(Y=1)の定義(−1)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク2テーブル43でID2003の印Y(Y=1)の定義(−1)が(−1)<0であることから、ステップ406に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印Y(Y=1)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して(Y=1)<(Z=3)であることから、ステップ409に遷移し、印Yに「1」を加えて(Y=2)ステップ405に遷移する。
リカバリポイント管理装置21は、ステップ405でディスクX(X=2)の最新静止点の印Y(Y=2)の定義(−1)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク2テーブル43でID2003の印Y(Y=2)の定義(−1)が(−1)<0であることから、ステップ406に遷移する。リカバリポイント管理装置21はステップ406で、印Y(Y=2)と全ディスク数Z(Z=3)を比較して(Y=1)<(Z=3)であることから、ステップ409に遷移し、印Yに「1」を加えて(Y=3)ステップ405に遷移する。
リカバリポイント管理装置21は、ステップ405でディスクX(X=2)の最新静止点の印Y(Y=3)の定義(3003)を数値「0」と比較する。ここで、ディスク2テーブル43でID2003の印Y(Y=3)の定義(3003)が(3003)<0でないことから、ステップ407に遷移する。ステップ407で、印Y(Y=3)から関連ディスク(Y=3)の静止点ID「3003」を取得する。次にステップ408で、ディスクY(Y=3)の最新静止点(前記リカバリポイント一覧データベース34のID8のディスク3_IDに静止点3003が登録されている)の「3003」と、前ステップで取得した静止点ID「3003」を比較して、(最新静止点「3003」)>(前ステップで取得した静止点ID「3003」)ではないので、ステップ413に遷移する。ステップ413で最新静止点の組み合わせを全体の静止点として登録し、整合性Nのままリカバリポイント一覧データベース34に登録するものである。
本発明のディザスタリカバリシステムは、図1に示すように、コンピュータのCPU、メモリ、補助記憶装置、ディスプレイ、入力デバイス等を含むハードウェア資源上に構築されたOS、アプリケーション、データベース、ネットワークシステム等によって実現されるものであり、ディザスタリカバリという情報処理が上記のハードウェア資源を用いて具体的に実現されるものであるから、自然法則を利用した技術的思想に該当するものであり、あらゆるデータ処理に関する産業において利用することができるものである。
10 Pサイト
11 DR対象ディスク
12 DR対象ディスクの静止点
13 DRサイト
14 復旧用ディスク
15 復旧用ディスク静止点
20 整合性管理装置
21 リカバリポイント管理装置
30 ファイル間関連情報データベース
31 ファイル更新情報データベース
32 静止点情報データベース
33 転送済み静止点情報データベース
34 リカバリポイント一覧データベース
40 ファイル関連情報テーブル
41 ディスク情報テーブル
42 ディスク1テーブル
43 ディスク2テーブル
44 ディスク3テーブル

Claims (10)

  1. プライマリサイトのディスクのデータをディザスタリカバリサイトに転送してデータをバックアップするディザスタリカバリシステムであって、
    前記プライマリサイトが前記プライマリサイトの複数のディスクに対してディスク内のデータの整合性が保てるある時点でのファイルとディレクトリの集合を静止点としてディスクごとに作成し、前記複数のディスクの前回の静止点との差分データをディザスタリカバリサイトに転送し、
    前記ディザスタリカバリサイトが前記プライマリサイトの複数のディスクのデータを復旧するための複数のディスクを有し、前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスクに、前記プライマリサイトの複数のディスクからディスクごとの静止点の情報と前記差分データが転送され、
    システム復旧時に、前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスクに転送済みの前記プライマリサイトの静止点の情報を用いて前記プライマリサイトのデータを復旧させるディザスタリカバリシステムにおいて、
    前記プライマリサイトに備えられ前記プライマリサイトの複数のディスクの静止点の組み合わせによるデータの整合性を記録する静止点情報データベースを持つ整合性管理装置と、
    前記ディザスタリカバリサイトに備えられ前記静止点情報データベースのデータを転送させた転送済み静止点情報データベースと、復旧時のリカバリポイントとなる前記ディスクごとの静止点が前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスク間でデータの整合性を保つことを判定するリカバリポイント一覧データベースを持つリカバリポイント管理装置と、
    を備えたことを特徴とするディザスタリカバリシステム。
  2. 整合性管理装置は、プライマリサイトの複数のディスクに記憶されたファイルIDと該ファイルの更新によって変更される他のファイルIDを保持するファイル関連情報管理手段と、前記ファイルとそのファイルが格納されているディスクIDを保持するディスク情報管理手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のディザスタリカバリシステム。
  3. 整合性管理装置は、プライマリサイトの複数のディスクに記憶されたファイルの更新時刻と、その更新したファイルIDと、該ファイルが格納されているディスクIDと、前記ファイルの更新による変更を受けたディスクIDを保持するファイル更新情報データベースとを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のディザスタリカバリシステム。
  4. 静止点情報データベースは、プライマリサイトの複数のディスクについて各ディスクの静止点が作成された時刻と他のディスクの静止点との整合性を保つために、ディスクの静止点が作成された時刻と、該時刻における前記ファイル更新情報データベースに記録された更新ディスクと影響ディスクを参照して、前記影響ディスクについて前記時刻の静止点IDを保持するディスクテーブルを有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のディザスタリカバリシステム。
  5. リカバリポイント管理装置は、前記静止点情報データベースから転送済みの静止点情報を記録する転送済み静止点情報データベースと、個々の静止点の転送が完了した際の最新の静止点IDの組み合わせがシステムとしての整合性を保っているかの情報を保持するリカバリポイント一覧データベースとを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のディザスタリカバリシステム。
  6. プライマリサイトのディスクのデータをディザスタリカバリサイトに転送してデータをバックアップするディザスタリカバリシステムであって、前記プライマリサイトがプライマリサイトの複数のディスクに対してディスク内のデータの整合性が保てるある時点でのファイルとディレクトリの集合を静止点としてディスクごとに作成し、前記複数のディスクの前回の静止点との差分データをディザスタリカバリサイトに転送し、前記ディザスタリカバリサイトが前記プライマリサイトの複数のディスクのデータを復旧するための複数のディスクを有し、前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスクに、前記プライマリサイトの複数のディスクからディスクごとの静止点の情報と前記差分データが転送され、システム復旧時に、前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスクに転送済みの前記プライマリサイトの静止点の情報を用いて前記プライマリサイトのデータを復旧させるディザスタリカバリシステムであって、前記プライマリサイトに備えられ前記プライマリサイトの複数のディスクの静止点の組み合わせによるデータの整合性を記録する静止点情報データベースを持つ整合性管理装置と、前記ディザスタリカバリサイトに備えられ前記静止点情報データベースのデータを転送させた転送済み静止点情報データベースと、復旧時のリカバリポイントとなるディスクごとの静止点が前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスク間でデータの整合性を保つことを判定するリカバリポイント一覧データベースを持つリカバリポイント管理装置と、を備えたディザスタリカバリシステムの管理方法において、
    前記整合性管理装置は静止点情報データベースに前記プライマリサイトの複数のディスクの静止点の組み合わせによるデータの整合性を記録し、
    前記リカバリポイント管理装置は前記静止点情報データベースを転送させた転送済み静止点情報データベースと、リカバリポイント一覧データベースとから、復旧時のリカバリポイントとなる前記ディスクごとの静止点が前記ディザスタリカバリサイトの複数のディスク間でデータの整合性を保つことを判定することを特徴とするディザスタリカバリシステムの管理方法。
  7. 整合性管理装置は、ファイル関連情報管理手段にプライマリサイトの複数のディスクに記憶されたファイルIDと該ファイルの更新によって変更される他のファイルIDを管理し、ディスク情報管理手段に前記ファイルとそのファイルが格納されているディスクIDを管理することを特徴とする請求項6に記載のディザスタリカバリシステムの管理方法。
  8. 整合性管理装置は、ファイル更新情報データベースにプライマリサイトの複数のディスクに記憶されたファイルの更新時刻と、その更新したファイルIDと、該ファイルが格納されているディスクIDと、前記ファイルの更新による変更を受けたディスクIDを記録することを特徴とする請求項6又は7に記載のディザスタリカバリシステムの管理方法。
  9. 静止点情報データベースは、プライマリサイトの複数のディスクについてディスクテーブルに、各ディスクの静止点が作成された時刻と他のディスクの静止点との整合性を保つために、ディスクの静止点が作成された時刻と、該時刻における前記ファイル更新情報データベースに記録された更新ディスクと影響ディスクを参照して、前記影響ディスクについて前記時刻の静止点IDを記録することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のディザスタリカバリシステムの管理方法。
  10. リカバリポイント管理装置は、転送済み静止点情報データベースに前記静止点情報データベースから転送済みの静止点情報を記録するとともに、リカバリポイント一覧データベースに個々の静止点の転送が完了した際の最新の静止点IDの組み合わせがシステムとしての整合性を保っているかの情報を記録することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載のディザスタリカバリシステムの管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014048869A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Hitachi Systems Ltd ディザスタリカバリ方法およびディザスタリカバリシステム

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