JP2010215260A - フォーマー容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬剤を良好な泡状にすることのできるフォーマー容器を提供する。
【解決手段】フォーマー容器1は、薬剤(染毛剤)を収容するための容器本体10と、容器本体10から流入した薬剤を泡状にして吐出するスクイズフォーマー20とを備える。容器本体10の内部には2つの収容部13,14が形成されており、2剤混合式の染毛剤の第1液及び第2液が収容される。また、スクイズフォーマー20には、流入した第1液及び第2液を混合して流出する混合流路が形成されている。このため、使用者が容器本体10に外力を加えると、2つの収容部13,14に収容された第1液及び第2液が同時にスクイズフォーマー20に流入し、混合されるとともに泡状にされた後に吐出される。
【選択図】図1
【解決手段】フォーマー容器1は、薬剤(染毛剤)を収容するための容器本体10と、容器本体10から流入した薬剤を泡状にして吐出するスクイズフォーマー20とを備える。容器本体10の内部には2つの収容部13,14が形成されており、2剤混合式の染毛剤の第1液及び第2液が収容される。また、スクイズフォーマー20には、流入した第1液及び第2液を混合して流出する混合流路が形成されている。このため、使用者が容器本体10に外力を加えると、2つの収容部13,14に収容された第1液及び第2液が同時にスクイズフォーマー20に流入し、混合されるとともに泡状にされた後に吐出される。
【選択図】図1
Description
本発明は、収容された薬剤を泡状にして吐出するフォーマー容器に関するものである。
従来、収容された薬剤を泡状にして吐出するフォーマー容器が知られており、特許文献1には、2剤混合式の染毛剤又は脱色剤を泡状にして吐出する方法が提案されている。具体的には、使用時に、第1容器に収容された第1剤を、第2剤が収容された第2容器に移して混合液を作る。その際、第1剤と第2剤との混合をできる限り泡立てないように行う必要がある。その後、液体に空気を混合して泡状にする気液混合室が内部に設けられた吐出ヘッドを第2容器に装着し、第2容器をスクイズすることにより泡状の混合液を吐出ヘッドから吐出させる。
しかしながら、複数種類の薬剤を容器内であらかじめ混合する方法では、容器内での混合の段階で薬剤が泡立ちやすく、このような泡立った状態の薬剤は吐出ヘッドの気液混合室で良好な泡状になりにくいという問題がある。加えて、複数種類の薬剤を泡立たないように注意しながら混合することは非常に面倒な作業である。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、薬剤を良好な泡状にすることのできるフォーマー容器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載のフォーマー容器は、薬剤を収容するための収容容器と、収容容器から流入した薬剤を泡状にして吐出する吐出ヘッドとを備え、使用者によって収容容器に加えられる外力の作用で、収容容器に収容された薬剤が吐出ヘッドに流入するように構成されている。
具体的には、収容容器は、複数種類の薬剤を互いに分離した状態で収容するための複数の収容部を形成するものである。また、吐出ヘッドは、複数の収容部によって共用され、流入した複数種類の薬剤を混合して流出する混合部を有する。そして、このフォーマー容器は、使用者によって収容容器に加えられる外力の作用で、複数の収容部に収容された複数種類の薬剤が同時に吐出ヘッドに流入するように構成されている。
このような構成により、使用者が収容容器に外力を加えると、複数の収容部に収容された複数種類の薬剤が同時に吐出ヘッドに流入し、混合されるとともに泡状にされた後に吐出される。なお、請求項1に記載の吐出ヘッドは、薬剤を混合した後に泡状にするものに限らず、薬剤を泡状にした後に混合するものも含まれる。
このフォーマー容器によれば、複数種類の薬剤を事前に容器内で混合しておく必要がないため、薬剤を良好な泡状にすることができる。加えて、複数種類の薬剤を泡立たないように注意しながら混合するという面倒な作業が不要となる。
ところで、複数種類の薬剤は、常に一定の比率で混合されることが好ましい。
そこで、例えば請求項2に記載のフォーマー容器では、吐出ヘッドは、複数の収容部のそれぞれにおいて、収容された薬剤に先端部が浸漬した状態でその薬剤を当該吐出ヘッドに流入させるための流路を形成するチューブ状部材を備え、チューブ状部材は、その先端部が収容部の底面端部寄りに位置するとともに他のチューブ状部材と互いに平行になるように設けられている。
そこで、例えば請求項2に記載のフォーマー容器では、吐出ヘッドは、複数の収容部のそれぞれにおいて、収容された薬剤に先端部が浸漬した状態でその薬剤を当該吐出ヘッドに流入させるための流路を形成するチューブ状部材を備え、チューブ状部材は、その先端部が収容部の底面端部寄りに位置するとともに他のチューブ状部材と互いに平行になるように設けられている。
このようなフォーマー容器によれば、各収容部においてチューブ状部材の先端部が底面端部における一定の側寄り(例えば右側寄り、左側寄りなど)に位置することになるので、収容部に収容された薬剤の残量が少なくなり収容容器を傾けた場合にも、すべての収容部においてチューブ状部材の先端部が薬剤に浸漬した状態となりやすい。したがって、薬剤を最後まで一定の比率で混合させる効果が高くなる。
具体的には、例えば請求項3に記載のように、チューブ状部材が折曲部を有しており、少なくともその折曲部から先端部までの部分が他のチューブ状部材と互いに平行になるように設けられた構成とすることができる。
一方、例えば請求項4に記載のフォーマー容器では、吐出ヘッドは、複数の収容部から流入した複数種類の薬剤を混合部で混合した後、泡状にして吐出する。
このようなフォーマー容器によれば、複数種類の薬剤をそれぞれ泡状にした後に混合する場合に比べ、混合比率を適切にすることができる。
このようなフォーマー容器によれば、複数種類の薬剤をそれぞれ泡状にした後に混合する場合に比べ、混合比率を適切にすることができる。
すなわち、泡状になった場合の状態(例えば薬剤と空気との比率など)は薬剤の種類によって異なることが考えられ、また、同一の薬剤であってもばらつきが生じることが考えられる。このため、薬剤を泡状にしてから混合するという順序では、混合比率にばらつきが生じやすくなる。これに対し、本発明のフォーマー容器では、薬剤を混合してから泡状にするようにしているため、混合比率のばらつきを抑えることができる。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.全体構成]
図1は、実施形態のフォーマー容器1の模式的な外観図である。
[1.全体構成]
図1は、実施形態のフォーマー容器1の模式的な外観図である。
このフォーマー容器1は、薬剤(本実施形態では染毛剤(染毛用組成物))を収容するための容器本体10と、容器本体10から流入した薬剤を泡状にして吐出するスクイズフォーマー20とを備える。そして、このフォーマー容器1は、使用者によって容器本体10に加えられる外力の作用で、容器本体10に収容された薬剤がスクイズフォーマー20に流入するように構成されている。なお、図1では、容器本体10を透過した状態で示しているが、容器本体10自体が透明である必要はない。
容器本体10は、可撓性を有する樹脂材料からなる有底円筒状の容器であり、その上端部に形成された口部11の外周面には、スクイズフォーマー20を装着するための雄ねじ部(図面上はスクイズフォーマー20に覆われて見えない。)が形成されている。また、容器本体10の内部は、中央に設けられた仕切板12によって半分に分割されており、これにより互いに連通不能な2つの収容部13,14が形成されている。これら2つの収容部13,14は、2剤混合式の染毛剤の第1液(第1剤)及び第2液(第2剤)を互いに分離した状態で収容するためのものである。なお、このようにして1つの空間を鉛直方向に沿った仕切板12で分割することにより2つの収容部13,14が形成されているため、これら2つの収容部13,14の底面の高さは同一となっている。
一方、スクイズフォーマー20は、2つの収容部13,14に収容された第1液及び第2液を当該スクイズフォーマー20に流入させるためのディップチューブ21,22を備える。
ディップチューブ21,22は、2つの収容部13,14のそれぞれにおいて、収容された第1液及び第2液に各先端部(自由端部)21a,22aが浸漬した状態で第1液及び第2液を当該スクイズフォーマー20に流入させるための流路を形成する。
また、ディップチューブ21,22は、各先端部21a,22aが各収容部13,14の底面端部寄りに位置するとともに他方のディップチューブと互いに平行になるように設けられている。具体的には、各ディップチューブ21,22は折曲部21b,22bを有しており、各折曲部21b,22bから各先端部21a,22aまでの直線部分と、各折曲部21b,22bから基端部(固定端部)までの直線部分とのそれぞれが、他方のディップチューブと互いに平行になるように設けられている。
そして、このフォーマー容器1は、使用者によって容器本体10に加えられる外力の作用で、2つの収容部13,14に収容された第1液及び第2液が同時にスクイズフォーマー20に流入するように構成されている。具体的には、使用者が容器本体10の胴部を押圧して押しつぶすと、容器本体10の内部が加圧され、容器本体10に収容された第1剤及び第2剤がディップチューブ21,22からスクイズフォーマー20に流入する。つまり、スクイズフォーマー20は、2つの収容部13,14によって共用される。
また、スクイズフォーマー20は、2つの収容部13,14から流入した第1液及び第2液を混合流路23で混合した後、泡状にして吐出するように構成されている。具体的には図2(a)に示すように、ディップチューブ21,22を通って流入した第1液及び第2液を混合して流出する混合流路23が形成されている。
混合流路23は、ディップチューブ21,22の基端部を合流させる合流路23aと、合流路の下流側に形成され流路が拡張された拡張部23bと、拡張部23bの下流側に形成された流出路23cとからなる。なお、拡張部23bの形状は、円筒状の他、例えば、球状、立方体、直方体等とすることができる。
2つの収容部13,14からディップチューブ21,22に流入した第1液及び第2液は、合流路23aで合流し、拡張部23bに流入することで混合が促進される。こうして第1液と第2液とが混合された染毛剤は、流出路23cから流出した後、図示しない気液混合室で空気の混合により泡状にされて、吐出口24(図1参照)から外部に吐出される。なお、気液混合室の構造としては周知の構造を利用すればよい。
[2.使用方法]
次に、本実施形態のフォーマー容器1の使用方法について説明する。
図3に示すように、使用前の状態において、容器本体10とスクイズフォーマー20とは分離されている。具体的には、容器本体10には、第2液のみが収容されており、第1液は別体の瓶30に収容されている。この状態では、容器本体10の口部11には、スクイズフォーマー20の代わりに、2つの収容部13,14を互いに連通不能な状態で封止するキャップ15が装着されている。
次に、本実施形態のフォーマー容器1の使用方法について説明する。
図3に示すように、使用前の状態において、容器本体10とスクイズフォーマー20とは分離されている。具体的には、容器本体10には、第2液のみが収容されており、第1液は別体の瓶30に収容されている。この状態では、容器本体10の口部11には、スクイズフォーマー20の代わりに、2つの収容部13,14を互いに連通不能な状態で封止するキャップ15が装着されている。
なお、第1液を瓶30に収容しているのは、保存安定性を確保するためである。すなわち、第1液には酸化染料とアルカリ剤(アンモニア等)が配合されており、酸化染料は溶液状態では空気によっても酸化重合してしまう。このため、スクイズ容器(胴部を押圧して押しつぶすことにより内容物を外部へ吐出させるタイプの容器)としての容器本体10に使用される材質では保存安定性を確保することが困難となる。このため、空気等が透過しない瓶やアルミチューブ等で保存する必要がある。これに対し、過酸化水素含有の第2液は容器本体10においても安定して保存することができる。
フォーマー容器1を使用する際には、まず、容器本体10からキャップ15を取り外して口部11の開口を露出させ、瓶30から第1液を収容部13に補充する。
続いて、容器本体10の口部11にスクイズフォーマー20を装着する。これにより、図1に示す状態となる。なお、スクイズフォーマー20における下部(口部11の外周面に形成された雄ねじ部と螺合する雌ねじ部が内周面に形成された部分)は、ディップチューブ21,22が固定された部分とは独立して回転する構造となっている。このため、収容部13,14におけるディップチューブ21,22の位置を決めた状態で、スクイズフォーマー20を容器本体10に装着することができる。
続いて、容器本体10の口部11にスクイズフォーマー20を装着する。これにより、図1に示す状態となる。なお、スクイズフォーマー20における下部(口部11の外周面に形成された雄ねじ部と螺合する雌ねじ部が内周面に形成された部分)は、ディップチューブ21,22が固定された部分とは独立して回転する構造となっている。このため、収容部13,14におけるディップチューブ21,22の位置を決めた状態で、スクイズフォーマー20を容器本体10に装着することができる。
そして、使用者が容器本体10の胴部を押圧して押しつぶすと、容器本体10(2つの収容部13,14)の内部が加圧され、収容された第1剤及び第2剤が同時にディップチューブ21,22からスクイズフォーマー20に流入する。スクイズフォーマー20においては、2つの収容部13,14からディップチューブ21,22を通って流入した第1液及び第2液が、混合流路23の合流路23aで合流し、拡張部23bに流入することで混合が促進される。こうして第1液と第2液とが混合された染毛剤は、流出路23cから流出し、図示しない気液混合室で泡状にされた後、吐出口24から外部に吐出される。
[3.効果]
以上説明したように、本実施形態のフォーマー容器1によれば、第1液及び第2液を容器内であらかじめ混合した後にスクイズフォーマー(吐出ヘッド)で泡状にする従来のものに比べ、染毛剤を良好な泡状にすることができる。
以上説明したように、本実施形態のフォーマー容器1によれば、第1液及び第2液を容器内であらかじめ混合した後にスクイズフォーマー(吐出ヘッド)で泡状にする従来のものに比べ、染毛剤を良好な泡状にすることができる。
すなわち、第1液及び第2液を容器内であらかじめ混合する場合には、混合の際に容器内で泡立ってしまうことが考えられ、このような泡立った状態の染毛剤はスクイズフォーマーで良好な泡状になりにくく、また、スクイズフォーマー内の気液混合室を通過しにくくなることで吐出不良を引き起こしやすくなるという問題がある。加えて、第1液及び第2液を泡立たないように注意しながら混合することは非常に面倒な作業である。
これに対し、本実施形態のフォーマー容器1では、第1液及び第2液を事前に容器内で混合しておく必要がないため、このような問題を防止することができる。加えて、第1液及び第2液を泡立たないように注意しながら混合するという面倒な作業が不要となる。
また、本実施形態のフォーマー容器1では、各収容部13,14においてディップチューブ21,22の各先端部21a,22aが底面端部における一定の側寄り(図1でいう左側寄りの位置)に位置することになるので、収容部13,14に収容された第1剤及び第2剤の残量が少なくなりフォーマー容器1を斜めに傾けた場合にも、収容部13,14のいずれにおいてもディップチューブ21,22の先端部21a,22aが薬剤(第1剤又は第2剤)に浸漬した状態となりやすい。したがって、薬剤を最後まで一定の比率で混合させる効果が高い。
さらに、本実施形態のフォーマー容器1によれば、薬剤を混合してから泡状にするようにしているため、第1液及び第2液をそれぞれ泡状にした後に混合する場合に比べ、混合比率のばらつきが抑えられるため、第1液及び第2液を適切な混合比率で混合することができる。
加えて、本実施形態のフォーマー容器1によれば、容器本体10としてスクイズ容器を用いているため、エアゾール容器に比べ次のような利点がある。すなわち、エアゾール容器では、操作部(吐出レバー等)の押し加減によっては吐出不良が生じるのに対し、スクイズ容器では使用者が押した分が泡となって吐出されるので、このような不具合は生じない。また、エアゾール容器では充填されたガスの圧力で内容物を吐出するので、内圧の状態によっては最後まで使い切れないことが懸念されるのに対し、スクイズ容器では押した分が吐出されるため最後まできれいに使い切りやすい。さらに、エアゾール容器はノンエアゾール容器に比べて原価が高く、高価となってしまうという問題もある。
[4.特許請求の範囲との対応]
なお、本実施形態のフォーマー容器では、容器本体10が収容容器に相当し、スクイズフォーマー20が吐出ヘッドに相当し、混合流路23が混合部に相当し、2つの収容部13,14が複数の収容部に相当し、ディップチューブ21,22がチューブ状部材に相当する。
なお、本実施形態のフォーマー容器では、容器本体10が収容容器に相当し、スクイズフォーマー20が吐出ヘッドに相当し、混合流路23が混合部に相当し、2つの収容部13,14が複数の収容部に相当し、ディップチューブ21,22がチューブ状部材に相当する。
[5.他の形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(A)本発明の薬剤は、上記実施形態で例示した染毛剤に限定されるものではなく、例えば脱色剤(脱色用組成物)であってもよい。また、2種類の薬剤を混合して使用するものに限定されるものではなく、3種類以上の薬剤を混合するものであってもよい。
(B)本発明の収容容器は、上記実施形態で例示した容器本体10に限定されるものではない。すなわち、特許請求の範囲に記載の「使用者によって収容容器に加えられる外力の作用で、複数の収容部に収容された複数種類の薬剤が同時に吐出ヘッドに流入するように構成されている」の要件を満たすもの(ノンエアゾール容器)としては、スクイズ容器以外にポンプ容器が挙げられる。ポンプ容器であっても、スクイズ容器同様、前述したようにエアゾール容器に比べ種々の利点がある。
(C)本発明の混合部は、上記実施形態で例示したように薬剤を混合した後に泡状にするものに限らず、薬剤を泡状にした後に混合することも可能である。具体的には、例えば図2(b)に示すように、第1液及び第2液がディップチューブ21,22から拡張部23bに直接流入するように構成することができる。
(D)本発明の収容部は、上記実施形態で例示したように1つの空間を分割したものに限らず、例えば、別体の容器により形成してもよい。
(E)本発明のチューブ状部材は、上記実施形態で例示したように折曲部21b,22bを有したディップチューブ21,22に限定されるものではない。例えば図4(a)に示すように、折曲部21b,22bを有しない直線状のものであってもよい。また、直線状に限定されるものではなく、例えば図4(b)に示すように、全体的に曲線状のものであってもよい。なお、いずれの場合にも、ディップチューブ21,22は、各先端部21a,22aが各収容部13,14の底面端部寄りに位置するとともに他方のディップチューブと互いに平行になるように設けられていることが好ましい。
(E)本発明のチューブ状部材は、上記実施形態で例示したように折曲部21b,22bを有したディップチューブ21,22に限定されるものではない。例えば図4(a)に示すように、折曲部21b,22bを有しない直線状のものであってもよい。また、直線状に限定されるものではなく、例えば図4(b)に示すように、全体的に曲線状のものであってもよい。なお、いずれの場合にも、ディップチューブ21,22は、各先端部21a,22aが各収容部13,14の底面端部寄りに位置するとともに他方のディップチューブと互いに平行になるように設けられていることが好ましい。
1…フォーマー容器、10…容器本体、11…口部、12…仕切板、13,14…収容部、15…キャップ、20…スクイズフォーマー、21,22…ディップチューブ、21a,22a…先端部21b,22b…折曲部、23…混合流路、23a…合流路、23b…拡張部、23c…流出路、24…吐出口、30…瓶
Claims (4)
- 薬剤を収容するための収容容器と、
前記収容容器から流入した薬剤を泡状にして吐出する吐出ヘッドと、
を備え、使用者によって前記収容容器に加えられる外力の作用で、前記収容容器に収容された薬剤が前記吐出ヘッドに流入するように構成されたフォーマー容器において、
前記収容容器は、複数種類の薬剤を互いに分離した状態で収容するための複数の収容部を形成するものであり、
前記吐出ヘッドは、前記複数の収容部によって共用され、流入した複数種類の薬剤を混合して流出する混合部を有し、
使用者によって前記収容容器に加えられる外力の作用で、前記複数の収容部に収容された複数種類の薬剤が同時に前記吐出ヘッドに流入するように構成されていること
を特徴とするフォーマー容器。 - 前記吐出ヘッドは、前記複数の収容部のそれぞれにおいて、収容された薬剤に先端部が浸漬した状態でその薬剤を当該吐出ヘッドに流入させるための流路を形成するチューブ状部材を備え、
前記チューブ状部材は、その先端部が前記収容部の底面端部寄りに位置するとともに他のチューブ状部材と互いに平行になるように設けられていること
を特徴とする請求項1に記載のフォーマー容器。 - 前記チューブ状部材は折曲部を有しており、少なくともその折曲部から先端部までの部分が他のチューブ状部材と互いに平行になるように設けられていること
を特徴とする請求項2に記載のフォーマー容器。 - 前記吐出ヘッドは、前記複数の収容部から流入した複数種類の薬剤を前記混合部で混合した後、泡状にして吐出するものであること
を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のフォーマー容器。
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---|---|---|---|
JP2009062746A JP2010215260A (ja) | 2009-03-16 | 2009-03-16 | フォーマー容器 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014129118A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Kao Corp | 2液混合吐出容器 |
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2009
- 2009-03-16 JP JP2009062746A patent/JP2010215260A/ja active Pending
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