JP2010212921A - IPv6/IPv4トランスレータとこれを用いたIPv6/IPv4ネットワークシステム - Google Patents

IPv6/IPv4トランスレータとこれを用いたIPv6/IPv4ネットワークシステム Download PDF

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Abstract

【課題】IPv6/IPv4トランスレータが保持するIPv4からIPv6への変換規則数を大幅に削減すること。
【解決手段】 複数のIPv4端末間でのIPv6ネットワークを介するパケット通信を通信可能に配置され、パケット変換を行うIPv6/IPv4トランスレータにおいて、前記各IPv4端末のネットワークアドレスごとにパケットの変換規則を保持する変換規則記憶手段と、前記パケット通信中に受信したパケットのネットワークアドレスとその変換規則に基づきパケット変換後のアドレスを示す変換セッションを生成するセッション生成手段と、前記変換セッションにおける前記パケット変換後のアドレスをあて先アドレスおよび送信先アドレスとしてパケット変換する変換手段とを具備することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信プロトコルとしてIPv6(Internet Protocol version6)を使用するIPv6端末と通信プロトコルとしてIPv4(Internet Protocol version4)を使用するIPv4端末との間でプロトコル変換を行うIPv6/IPv4トランスレータに関し、特にIPアドレス変換に要する変換規則の削減に関する。
近年、IPv4在庫アドレスが近い将来、枯渇すると指摘されている。この問題を解決するために、近年IPv6の普及が世界各国で進んでいる。すべてのネットワーク機器やサーバ等が一度にIPv6対応することは困難であるため、IPv6の普及は多くの時間を要すると推測でき、IPv6移行期においては、IPv4とIPv6が混在することになる。
また、IPv6の普及が進むとIPv4ネットワーク数が減少することが予想され、たとえばIPv4ネットワーク間で通信を行うに際してIPv6ネットワークを介して通信を行う必要があるケースも出てくる。
このような場合では、IPv4とIPv6の間には互換性がないのでIPv6を使用するIPv6端末と通信プロトコルとしてIPv4を使用するIPv4端末との間でアドレス変換・プロトコル変換を行うIPv6/IPv4トランスレータが必要となる。
このIPv6/IPv4トランスレータは、プロトコル変換(パケット変換)する際にアドレスのマッピングを行う。IPv4からIPv6へパケットを変換する場合、IPv6アドレスをIPv4アドレスにマッピングする。
IPv4アドレスはIPv6アドレスに比べてアドレス空間が小さいため、通信先のホスト毎に変換規則が必要となり、IPv6ネットワークを介したIPv4ネットワーク間にて通信を行う場合、通信先のネットワークに存在するすべてのIPv4ホストに対して変換規則が必要になる。そのため、ホスト単位ではなくネットワーク単位での変換に対応する仕組みが必要となる。
また従来から、IPv6/IPv4トランスレータは、IPv4アドレスにプレフィックスを付加してIPv6アドレスを生成することにより、IPv6アドレスをIPv4アドレスにマッピングする方法等が用いられている。
図5は従来のIPv6/IPv4トランスレータを用いたネットワークシステムの構成例を示す構成図であり、図5において、IPv6/IPv4トランスレータ1、2は、IPv4ネットワーク10に接続されるネットワーク機器や端末装置などのIPv4端末11、12と、IPv4ネットワーク20に接続されるネットワーク機器や端末装置などのIPv4端末21、22とのIPv6ネットワーク30を介する通信において通信パケットをIPv6とIPv4とで相互変換し、異なったプロトコル間の通信を可能にしている。
以下説明を簡単にするため、IPv4端末11とIPv4端末21間で通信を行う際のIPv6/IPv4トランスレータ1、2の構成について説明する。以降、IPv4端末11のIPアドレスをa1、IPv4端末21のIPアドレスをb1として説明する。
また、特に図示しないが、IPv6/IPv4トランスレータ1の図示しない記憶部は、あらかじめ設定されIPv6アドレスをIPv4アドレスにマッピングするために用意された変換用プレフィックスDP1および変換用アドレスaTを記憶する。さらにIPv6/IPv4トランスレータ1の記憶部は、変換用アドレスaTとIPv6/IPv4トランスレータ2の変換用プレフィックスDP2から生成された変換用IPv6アドレス(「DP2」と「b1」を組み合わせたIPv6アドレス)をマッピングした変換規則を記憶する。
またIPv6/IPv4トランスレータ2の図示しない記憶部は、あらかじめ設定されIPv6アドレスをIPv4アドレスにマッピングするために用意された変換用プレフィックスDP2および変換用アドレスbTを記憶する。さらにIPv6/IPv4トランスレータ2の記憶部は、変換用アドレスbTとIPv6/IPv4トランスレータ1の変換用プレフィックスDP1から生成された変換用IPv6アドレス(「DP1」と「b1」を組み合わせたIPv6アドレス)をマッピングした変換規則を記憶する。
また、IPv6/IPv4トランスレータ1は、IPv4ネットワーク10を介してIPv4端末11、12と接続されるとともに、IPv6ネットワーク30を介してIPv6/IPv4トランスレータ2と接続される。
IPv6/IPv4トランスレータ2は、IPv4ネットワーク20を介してIPv4端末21、22と接続されるとともに、IPv6ネットワーク30を介してIPv6/IPv4トランスレータ2と接続される。
つまり、IPv6/IPv4トランスレータ1、2は、それぞれ各IPv4ネットワーク10、20の境界になっている。
すなわち、各IPv4ネットワーク10、20に属する端末が自ネットワーク外の端末と通信する場合は、全てIPv6/IPv4トランスレータを経由して行われることになる。
図6は、図5のIPv4端末11とIPv4端末21間で通信を行う際のIPv6/IPv4トランスレータ1、2の動作説明図である。
IPv4端末11は、IPv4ネットワーク10を介してIPv6/IPv4トランスレータ1にIPv4端末21宛のパケットを送信する。
IPv6/IPv4トランスレータ1は、IPv4端末11からIPv4ネットワーク10を介して受信したIPv4用のパケットのあて先アドレスb1を、記憶部の変換規則に基づいてaTおよびプレフィックスDP1を用いて生成されたIPv6アドレスに変換して、IPv6ネットワーク30に送信する。
IPv6/IPv4トランスレータ2は、IPv6/IPv4トランスレータ1からIPv6ネットワーク30を介して受信したパケットの送信アドレスを、図示しない記憶部に記憶されている変換規則に基づいてIPv4アドレスb1に変換してb1に送信する。
このように、従来のIPv6/IPv4トランスレータは、IPv4、IPv6プロトコル変換を行うことにより、IPv6ネットワークを介して行われるIPv4端末とIPv4端末間での通信を提供することができる。
ところで、IPv4アドレス空間は、IPv6アドレス空間より小さいため、トランスレータにおけるIPv4からIPv6への変換規則は1対1の関係である。仮に、IPv4端末11から図示しない他のIPv4ネットワークに属するIPv4端末に通信を行う場合には、IPv6/IPv4トランスレータは、さらに変換規則を追加記憶する必要がある。
このような従来のIPv6/IPv4トランスレータに関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開2005−080146号公報
しかしながら、従来のIPv6/IPv4トランスレータおよびこれを用いたIPv6/IPv4ネットワークシステムでは、従来のIPv4からIPv6への変換規則が、通信相手の一つの端末に対して一つの変換規則が必要となり、大量のIPv4端末同士が全て相互に通信するためにはIPv4端末の個数分だけ変換規則を保持していなければならないという問題点があった。
また、従来のIPv6/IPv4トランスレータおよびこれを用いたIPv6/IPv4ネットワークシステムでは、IPv6ネットワークを介して接続される複数のIPv4端末同士が全て相互に通信するためには、およそIPv4端末数の二乗分の変換規則がそれぞれのトランスレータに対して必要であり、変換規則が多いほどトランスレータの処理の負荷となってしまうという問題点があった。
なお、従来のIPv6/IPv4トランスレータが上述の場合におよそIPv4端末数の二乗分の変換規則が必要となってしまうのは、IPv4からIPv6への変換規則は一つの変換規則に対して一つのIPv4変換用アドレスが必要となることから変換規則の数は使用するIPv4変換用アドレスの数に依存するためである。
本発明は上述の問題点を解決するものであり、その目的は、IPv6/IPv4トランスレータが保持するIPv4からIPv6への変換規則数を大幅に削減することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
複数のIPv4端末間でのIPv6ネットワークを介するパケット通信を通信可能に配置され、パケット変換を行うIPv6/IPv4トランスレータにおいて、
前記各IPv4端末のネットワークアドレスごとにパケットの変換規則を保持する変換規則記憶手段と、
前記パケット通信中に受信したパケットのネットワークアドレスとその変換規則に基づきパケット変換後のアドレスを示す変換セッションを生成するセッション生成手段と、
前記変換セッションにおける前記パケット変換後のアドレスをあて先アドレスおよび送信先アドレスとしてパケット変換する変換手段と、
を具備することを特徴とするIPv6/IPv4トランスレータである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のIPv6/IPv4トランスレータにおいて、
前記パケット通信中に受信したパケットのネットワークアドレスまたはアドレスの変換規則が前記変換規則記憶手段に記憶されているネットワークアドレスまたは変換規則に該当するか否かを判定する判定手段、を具備し、
前記セッション生成手段は、
前記判定手段により前記変換規則記憶手段に記憶されているネットワークアドレスまたは変換規則に該当すると判定されると、前記パケット通信中に受信したパケットのネットワークアドレスとその変換規則に基づき前記変換セッションを生成することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、
前記セッション生成部は、請求項1または2記載のIPv6/IPv4トランスレータにおいて、
前記パケット通信中に受信したパケットのパケット変換前のあて先アドレスと送信元アドレスとポートの組、および、前記パケット変換後のあて先アドレスと送信元アドレスとポートの組とから成る前記変換セッションを生成することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3いずれかに記載のIPv6/IPv4トランスレータにおいて、
前記変換規則は、IPv4ネットワークアドレス、IPv4アドレス、IPv6プレフィックスの少なくともいずれかを含む規則であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3記載のIPv6/IPv4トランスレータにおいて、
前記セッション生成手段は、
前記受信パケットのIPv4アドレスと前記変換規則中のこのIPv4アドレスまたはIPv4ネットワークアドレスに対応する前記IPv6プレフィックスとを組み合わせたアドレス、または、前記受信パケットのIPv6アドレスから前記変換規則中のこのIPv6アドレスに対応する前記IPv6プレフィックスを削除したアドレスを前記パケット変換後のアドレスとして変換セッションを生成することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜3いずれかに記載のIPv6/IPv4トランスレータにおいて、
前記変換セッションを記憶する変換セッション記憶手段と、
前記パケット通信中に受信したパケットのアドレスが前記変換セッション記憶手段の記憶する変換セッションのアドレスに該当するか否かを判定する前記判定手段を具備し、
前記変換手段は、前記判定手段により前記受信パケットのアドレスが前記変換セッション記憶手段の変換セッションのアドレスに該当すると判定されると前記変換セッション記憶手段が記憶する変換セッションに基づきパケット変換することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、複数のIPv4端末間でのIPv6ネットワークを介するパケット通信を通信可能に配置にするIPv6/IPv4ネットワークシステムにおいて、
前記IPv6ネットワークを介して相互に接続される複数の請求項1〜6いずれかに記載のIPv6/IPv4トランスレータ、を備えたことを特徴とする。
このように、本発明によれば、IPv6/IPv4トランスレータが、予め設定されたIPv4ネットワークアドレスとこれに対応する変換規則(たとえばIPv6プレフィックスからなる変換規則)に基づいて生成した変換セッションに含まれるアドレス・ポートに基づいてパケット変換を行うことにより、IPv6ネットワークを介してIPv4ネットワークの端末間で相互に通信する際にトランスレータが保持する変換規則は通信先のIPv4ネットワークの数だけ保持すればよいことになり、IPv4からIPv6への変換規則数を大幅に削減できる。
また、本発明のIPv6/IPv4トランスレータが、IPv4からIPv6への変換にて、変換規則にあて先ネットワークアドレスレンジを指定することができることにより、一つの変換規則で複数のIPv4端末間の通信を扱うことが可能となる。
本発明に係るIPv6/IPv4トランスレータを用いたネットワークシステムの構成例を示す構成図である。 図1のIPv6/IPv4トランスレータ5の構成図である。 IPv6/IPv4トランスレータ5、6の変換規則記憶手段が保持する変換規則の一例である。 図1のIPv4端末11とIPv4端末21間で通信を行う際のIPv6/IPv4トランスレータ5、6の動作説明図である。 従来のIPv6/IPv4トランスレータを用いたネットワークシステムの構成例を示す構成図である。 図5のIPv4端末11とIPv4端末21間で通信を行う際のIPv6/IPv4トランスレータ1、2の動作説明図である。
図1は本発明に係るIPv6/IPv4トランスレータを用いたIPv6/IPv4ネットワークシステムの構成例を示す構成図であり、図5等と共通する部分には同一の符号を付けて適宜説明を省略する。図5との相違点は、IPv4ネットワークのネットワークアドレスごとに変換規則(たとえばIPv6プレフィックスからなる変換規則)が予め設定される点、この変換規則に基づいて生成された変換セッションに含まれるパケット変換後のアドレス・ポートに基づいてパケット変換を行う変換手段を有する点、この変換手段は生成された変換セッションを記憶し、外部から受信したパケットの変換前のアドレスが記憶された変換セッション中のアドレスに該当する場合は、記憶された変換セッション中の変換後のアドレスに基づきパケット変換する点、で相違する。
図1において、IPv6/IPv4トランスレータ5、6は、IPv4ネットワーク10に接続されるネットワーク機器や端末装置などのIPv4端末11、12と、IPv4ネットワーク20に接続されるネットワーク機器や端末装置などのIPv4端末21、22とのIPv6ネットワーク30を介する通信において通信パケットをIPv6とIPv4とで相互変換し、異なったプロトコル間の通信を可能にする。
IPv6/IPv4トランスレータ5は、IPv4ネットワーク10を介してIPv4端末11、12と接続されるとともに、IPv6ネットワーク30を介してIPv6/IPv4トランスレータ6と接続される。
IPv6/IPv4トランスレータ6は、IPv4ネットワーク20を介してIPv4端末21、22と接続されるとともに、IPv6ネットワーク30を介してIPv6/IPv4トランスレータ5と接続される。
つまり、IPv6/IPv4トランスレータ5、6は、それぞれ各IPv4ネットワーク10、20の境界になっている。
すなわち、各IPv4ネットワーク10、20に属する端末が自ネットワーク外の端末と通信する場合は、全てIPv6/IPv4トランスレータを経由して行われることになる。
なお、IPv6/IPv4トランスレータ5、6は、それぞれのネットワークに属しているIPv4端末からデフォルトゲートウェイとして指定されている。もしくは、IPv6/IPv4トランスレータ5、6を介して通信する宛先アドレスを、トランスレータに向けて経路設定されている。
図2は図1のIPv6/IPv4トランスレータ5の構成図であり、ここで、IPv4端末11のIPアドレスをa1(1.1.0.53)、IPv4端末21のIPアドレスをb1(192.168.1.100)、IPv4ネットワーク10は192.168.1.0/24であり、IPv4ネットワーク20は1.1.0.0/16であるものとしてIPv4端末11とIPv4端末21間で通信を行う際のIPv6/IPv4トランスレータ5の構成を説明する。
IPv6/IPv4トランスレータ5は、
予め設定されたIPv4ネットワークアドレスとこれに対応する変換規則(IPv6プレフィックスからなる変換規則)に基づいて生成した変換セッションに含まれるアドレス・ポートに基づいてパケット変換を行う演算制御部51と、
予め設定され、IPv4ネットワークアドレスとIPv6プレフィックスを一つの組にしたエントリを複数持つ変換規則、セッション生成手段によりIPv6(4)送信元アドレスとIPv4(6)あて元アドレスと各ポートから生成される変換用セッションを記憶する記憶手段52と、
IPv4ネットワーク10とそのネットワークに接続されているIPv4端末11、12などと通信を行うための第1の通信手段53と、
IPv6ネットワーク30とそのネットワークに接続されているIPv4/IPv6トランスレータ6、図示しないIPv6端末等と通信を行うための第2の通信手段54と、
から構成される。
記憶手段52は、RAMやROM、ハードディスクなどで構成され、OSやIPv6/IPv4トランスレータとして動作するためのプログラムやアプリケーション、これらプログラムなどの実行時に使用されるデータ、IPv6/IPv4トランスレータ5の保持する変換規則中のIPv4ネットワーク20のネットワークアドレス(192.168.1.0/16)に対応する変換用プレフィックス(たとえば、2001:DB8:2:1::/64)を保持する。
また記憶手段52は、IPv4ネットワーク20のネットワークアドレスとIPv6プレフィックスを一つの組にしたエントリを複数持つリストである変換規則を記憶する変換規則記憶手段52aと、変換規則に基づいて変換対象と判断された場合にセッション生成手段51cにより生成されるエントリであり、変換前のアドレスとポートの組および変換後のアドレスとポートの組が含まれている変換セッションが記憶される変換セッション記憶手段52bとを有する。
第1の通信手段53は、IPv4ネットワーク10等を介してたとえばIPv4端末11、12と接続され、図示しないルータ・スイッチや、IPv4ネットワーク10等を介してIPv4ネットワークに接続するIPv4端末11、12と通信を行う。
第2の通信手段54は、IPv6ネットワーク30等を介してIPv6/IPv4トランスレータ6と接続され、図示しないルータ・スイッチや、IPv4ネットワーク10等を介してIPv6ネットワーク30に接続するIPv6/IPv4トランスレータ6と通信を行う。
演算制御部51は、たとえばCPU等が用いられ、各部・各手段の動作を制御する。この演算制御部51は、
第1の通信手段または第2の通信手段を介して受信した外部(IPv4端末11、12、21、22)からのパケットを取得し解析する受信手段51aと、
受信手段51aからのパケットデータと変換セッションまたは変換規則を比較し、変換対象のパケットであるかを判定する判定手段51bと、
変換規則に基づいて変換対象と判断された場合に受信したパケットと変換規則から、変換前のあて先アドレス、送信元アドレス、ポートの少なくともいずれかを含む組と変換後のあて先アドレス、送信元アドレス、ポートの少なくともいずれかを含む組とから成る変換セッションを生成するセッション生成手段51cと、
判定手段51bにより変換対象と判断された受信パケットを、セッション生成手段51cにより生成された変換セッション、または、変換セッション記憶手段52bに記憶されている変換セッションに従って、IPv4(6)/IPv6(4)パケットの変換を実施する変換手段51dと、
第1の通信手段または第2の通信手段を制御して変換手段51dにより変換されたパケットをIPv4ネットワーク10またはIPv6ネットワーク30に送信する送信手段51eと、
から構成される。
判定手段51bは、受信したパケットと変換セッションとの比較を行う。受信したパケットが変換セッションと合致しなかった場合は、変換規則との比較を行う。一方、変換セッション合致するものであれば、変換手段51dによりセッション生成手段51cにより生成された変換セッション、または、変換セッション記憶手段52bに記憶されている変換セッションに従って、IPv4(6)/IPv6(4)パケットに変換させる。
また、判定手段51bは、受信したパケットがIPv4パケットの場合、受信したパケットのあて先アドレスと変換規則内に持つIPv4ネットワークアドレスを比較する。一方、判定手段51bは、受信したパケットがIPv6パケットの場合、受信したパケットの送信元アドレスと変換規則内にもつIPv6プレフィックスを比較する。
さらに、判定手段51bは、受信したパケットのあて先アドレスおよび送信アドレスのネットワークアドレスとIPv6プレフィックスとが、変換規則のネットワークアドレスとIPv6プレフィックスと合致した場合には、セッション生成手段51cにより変換規則に基づいて変換対象と判断された場合に受信したパケットと変換規則からあて先・送信元アドレスのIPv4(6)/IPv6(4)アドレス変換を実施させる。
演算制御部51のセッション生成手段51cは、判定手段51bにより変換対象と判断された受信パケットがIPv4パケットの場合、IPv4あて先アドレスと、このIPv4あて先アドレスに該当する変換規則のIPv6プレフィックスを組み合わせてIPv6あて先アドレスとし、受信したパケットの送信元アドレスとトランスレータ自身の変換用プレフィックスを組み合わせてIPv6送信元アドレスを生成する。
またセッション生成手段51cは、このように生成されたIPv6用あて先・送信先アドレスおよびIPv4端末から受信したあて先・送信先アドレスを、新しい変換用セッションとして変換セッション記憶手段52bに記憶する。
またセッション生成手段51cは、判定手段51bにより変換対象と判断された受信パケットがIPv6パケットの場合、受信したパケットのあて先アドレス下位32ビットを抽出しIPv4あて先アドレスとし、受信した送信元アドレスの下位32ビットを抽出しIPv4送信元アドレスを生成する。
セッション生成手段51cは、このように生成したIPv4あて先・送信先アドレスおよびIPv6ネットワークから受信したあて先・送信先アドレスを、新しい変換用セッションとして変換セッション記憶手段52bに記憶する。
演算制御部51の変換手段51dは、セッション生成手段51cにより生成された変換セッションに含まれるアドレス・ポート情報、または、既に変換セッション記憶手段52bに記憶されている変換セッションに含まれるアドレス・ポートの情報に基づき、パケットをIPv4(IPv6)用に変換する。
なお従来、パケットを変換するにあたっては、TCP/UDP/ICMPヘッダに含まれるチェックサムの値などの再計算を行っていた。チェックサムは、IPヘッダのフィールドを用いて計算されるため、IPヘッダを変換するとチェックサムの値が不正な値になってしまうため再計算が必要であった。
しかしながら、本発明のIPv6/IPv4トランスレータの変換手段は、セッション生成手段により生成される変換セッション、または、変換セッション記憶手段に記憶されている変換セッションに含まれる変換前のアドレス・ポートの情報を用いてパケットをIPv4用に変換することにより、一台目のトランスレータが変換したパケットを二台目のトランスレータが一台目のトランスレータが変換する前のパケットに変換するため、変換手段はチェックサムの再計算を行う必要がなくなる。その結果、従来のIPv6/IPv4トランスレータの変換手段より処理を削減することができるため、より高速に処理を行うことができる点で有効である。
なお、IPv6/IPv4トランスレータ6もIPv6/IPv4トランスレータ5とほぼ同様の構成であり、変換規則記憶手段で記憶する変換規則はIPv4ネットワーク10のネットワークアドレスとIPv6プレフィックスを一つの組にしたエントリを複数持つリストである。
IPv6/IPv4トランスレータ6の記憶手段は、IPv6/IPv4トランスレータ5の保持する変換規則中のIPv4ネットワーク10のネットワークアドレス(1.1.0.0/16)に対応する変換用プレフィックス(たとえば、2001:DB8:1:1::/64)を保持する。
図3はIPv6/IPv4トランスレータ5、6の変換規則記憶手段が保持する変換規則の一例であり、(A)がIPv6/IPv4トランスレータ5の変換規則、(B)がIPv6/IPv4トランスレータ6の変換規則である。
図3(A)においてIPv6/IPv4トランスレータ5の変換規則記憶手段は、IPv4ネットワーク20のネットワークアドレス(1.1.0.0/16)とIPv6プレフィックス(2001:DB8:1:1::/64)を一つの組にしたエントリを複数持つ変換規則を記憶する(たとえば(1.2.0.0/16に対して2001:DB8:1:2::/64)、(1.3.0.0/16に対して2001:DB8:1:3::/64)など)。
図3(B)においてIPv6/IPv4トランスレータ6の変換規則記憶手段は、IPv4ネットワーク10のネットワークアドレス(192.168.1.0/24)とIPv6プレフィックス(2001:DB8:2:1::/64)を一つの組にしたエントリを複数持つ変換器則を記憶する(たとえば(192.168.2.0/24に対して2001:DB8:2:2::/64)、(192.168.3.0/24に対して2001:DB8:2:3::/61)など)。
図4は、図1のIPv4端末11とIPv4端末21間で通信を行う際のIPv6/IPv4トランスレータ5、6の動作説明図である。
図4において、IPv6/IPv4トランスレータ5、6は、以下のステップS101〜S106の動作により、IPv6ネットワークを介して行われるIPv4端末11とIPv4端末21間の通信をプロトコル変換する。
ステップS101において、IPv4端末11は、IPv4端末21に向けてパケット(P01)を送信する。IPv4端末11のデフォルトゲートウェイはIPv6/IPv4トランスレータ5であるため、送信されたパケットP01はIPv6/IPv4トランスレータ5に到達する。
ステップS102において、IPv6/IPv4トランスレータ5はパケットP01を受信すると、判定手段51bが受信パケットP01に含まれるあて先・送信元アドレスが変換セッション記憶手段52bの変換セッション中のネットワークアドレスまたはプレフィックスに該当するか否か(変換セッションにマッチするか否か)、および、必要があれば変換規則記憶手段52aの変換規則中のネットワークアドレスまたはプレフィックスに該当するか否か(変換規則にマッチするか否か)を判定し、パケット変換を行う。
まず、判定手段51bは、受信パケットP01のあて先・送信元アドレスが変換セッション記憶手段52bの変換セッションに存在するか否かを検索する。仮にパケットP01が初めてIPv6/IPv4トランスレータ5を通過するパケットであるとすると変換セッション記憶手段52bには変換セッションは存在しない(変換セッション中に存在する場合の動作は下記ステップS104に記載する)。
この場合、判定手段51bは、パケットP01中のあて先アドレスに基づき、変換規則記憶手段52aの変換規則(たとえば図3(A))を検索してパケットP01の変換対象であるかを判定する。
たとえばパケットP01の送信先アドレスのネットワークアドレス(1.1.0.0/16)が変換規則(図3(A))に記載されていると、判定手段51bはパケットP01が変換対象のパケットであると判定して、変換手段51dが以下のようにセッション生成手段51cにより生成された新たな変換セッションに基づきパケットを変換する。
セッション生成手段51cは、変換後の送信元アドレスとしてIPv6/IPv4トランスレータ5の変換用プレフィックスとパケットP01の送信元アドレスを組み合わせて、また、変換後のあて先アドレスとしてIPv6/IPv4トランスレータ6の変換用プレフィックスとパケットP01のあて先アドレスを組み合わせて、変換セッションを生成する。なお、セッション生成手段51cは、生成したセッションを変換セッション記憶手段52bに記憶する。
変換手段51dはセッション生成手段51cにより生成された変換セッションに含まれるアドレス・ポートに基づき、パケットの変換を行う。変換手段51dによるパケットの変換が終了したら、送信手段51eは第2の通信手段を制御して変換後のパケットP02をIPv6ネットワーク30を介してIPv6/IPv4トランスレータ6に送信する。
ステップS103において、IPv6/IPv4トランスレータ6はパケットP02を受信すると、判定手段が受信パケットP02に含まれるあて先・送信元アドレスが変換セッション記憶手段の変換セッションにマッチするか否か、および、必要があれば変換規則記憶手段の変換規則にマッチするか否かを判定し、パケット変換を行う。
仮にパケットP02が初めてIPv6/IPv4トランスレータ6を通過するパケットであるとすると変換セッション記憶手段には変換セッションは存在しない。この場合、判定手段は、パケットP02中のあて先アドレスに基づき、変換規則記憶手段の変換規則(たとえば図3(B))を検索してパケットP01の変換対象であるかを判定する。
たとえばパケットP02の送信先アドレスのIPv6プレフィックス(2001:DB8:2:2::/64)が変換規則(図3(B))に記載されていると、判定手段はパケットP02が変換対象のパケットであると判定して、変換手段が以下のようにセッション生成手段により生成された新たな変換セッションに基づきパケットを変換する。
セッション生成手段は、変換後の送信元アドレスとしてP02の送信元アドレスの下位32ビットから抽出し、変換後のあて先アドレスとしてP02のあて先アドレスの下位32ビットから抽出し、変換セッションを生成する。なお、セッション生成手段は生成した変換セッションを変換セッション記憶手段に記憶する。
変換手段はセッション生成手段により生成された変換セッションに含まれるアドレス・ポートに基づき、パケットをIPv4用に変換する。変換手段によるパケットの変換が終了したら、送信手段は第1の通信手段を制御して変換後のパケットをIPv4ネットワーク20を介してIPv4端末21に送信する。
ステップS104において、IPv4端末21は、IPv4端末11に向けてパケット(P04)を送信する。IPv4端末21のデフォルトゲートウェイはIPv6/IPv4トランスレータ6であるため、送信されたパケットはIPv6/IPv4トランスレータ6に到達する。
ステップS105において、IPv6/IPv4トランスレータ6はパケットP04を受信すると、判定手段が変換セッション記憶手段の変換セッションを検索する。
パケットP04は先にパケットP02を変換した際に生成され変換セッション記憶手段に記憶されている変換セッションにマッチする。IPv6/IPv4トランスレータ6の変換手段は変換セッションに含まれる変換前のアドレス・ポートの情報を用いてパケットをIPv6用に変換する。変換手段によるパケットの変換が終了すると、送信手段は第2の通信手段を制御して変換後のパケットをIPv6ネットワーク30を介してIPv6/IPv4トランスレータ5に送信する。
ステップS106において、IPv6/IPv4トランスレータ5はパケットP05を受信すると、判定手段が変換セッション記憶手段の変換セッションを検索する。
パケットP05は、先にパケットP01を変換した際に生成された変換セッションにマッチする。IPv6/IPv4トランスレータ5の変換手段は変換セッションに含まれる変換前のアドレス・ポートの情報を用いてパケットをIPv4用に変換する。変換手段によるパケットの変換が終了すると、送信手段は第1の通信手段を制御して変換後のパケットをIPv4ネットワーク10を介してIPv4端末11に送信する。
この結果、本発明のIPv6/IPv4トランスレータは、予め設定されたIPv4ネットワークアドレスとこれに対応する変換規則(たとえばIPv6プレフィックスからなる変換規則)に基づいて生成した変換セッションに含まれるアドレス・ポートに基づいてパケット変換を行うことにより、IPv6ネットワークを介してIPv4ネットワークの端末間で相互に通信する際にトランスレータが保持する変換規則は通信先のIPv4ネットワークの数だけ保持すればよいことになり、IPv4からIPv6への変換規則数を大幅に削減できる。
また、本発明のIPv6/IPv4トランスレータは、IPv4からIPv6への変換にて、変換規則にあて先ネットワークアドレスレンジを指定することができることにより、一つの変換規則で複数のIPv4端末間の通信を扱うことが可能となる。
また、本発明のIPv6/IPv4トランスレータは、通信相手が接続されているネットワークに属するトランスレータの変換用プレフィックスを指定する変換規則を記憶することにより、従来のように変換用アドレスを用意する必要がない点で有効である。
また、本発明のIPv6/IPv4トランスレータは、通信相手が接続されているネットワークに属するトランスレータの変換用プレフィックスを指定する変換規則を記憶することにより、IPv6ネットワークを介してIPv4ネットワークの端末間で相互に通信する際にトランスレータが保持する変換規則は通信先のIPv4ネットワークの数だけ保持すればよいことになり、IPv4からIPv6への変換規則数を大幅に削減できるので、既存パケット変換部の処理を簡略化することができ、より高速に変換処理を行うことができる。
<その他の実施例1>
なお、本発明のIPv6/IPv4トランスレータは、DNS ALG(Domain Name Service - Application Level Gateway)によるDNSメッセージの変換を行わなくてもパケットの変換を行うことを可能とするものでもよい。
本発明におけるトランスレータは、IPv4端末より送信されたパケットの情報(送信先・あて先アドレス)を用いてアドレスの変換を行っていることから、変換されたIPv6アドレスにはIPv4アドレスが含まれるので、IPv4ネットワークの中ではアドレスが変化することはない。
このため、DNS ALG(Domain Name Service - Application Level Gateway)によるDNSメッセージの変換を行わなくてもパケットの変換を行うことが可能である。それゆえ、トランスレータとDNS ALGが連携する必要がなくなる。
<その他の実施例2>
上述の実施例では、本発明におけるIPv6/IPv4トランスレータは、IPv4グローバルアドレス−IPv4グローバルアドレス間もしくは、IPv4プライベートアドレス−IPv4グローバルアドレス間の通信を基本構成としているが、特にこれに限定するものではなく、このIPv6/IPv4トランスレータを介して接続する全てのIPv4ネットワークが異なるプライベートアドレスを使用しているのであれば、プライベートアドレスネットワーク間での通信も可能とするものでもよい。
また上述の実施例で示したIPv6/IPv4トランスレータが、IPv4グローバルアドレス−IPv4グローバルアドレス間、もしくは、IPv4プライベートアドレス−IPv4グローバルアドレス間の通信を基本構成としたのは、IPv4ネットワークにおいては、複数のIPv4ネットワークが本発明のトランスレータを介して論理的に接続されているので、複数のIPv4ネットワークで同一のアドレス空間を使用していた場合通信できなくなるためである。
以上説明したように、本発明では、IPv6/IPv4トランスレータは、予め設定されたIPv4ネットワークアドレスとこれに対応するIPv6プレフィックスからなる変換規則に基づいて生成した変換セッションに含まれるアドレス・ポートに基づいてパケット変換を行うことにより、IPv6ネットワークを介してIPv4ネットワークの端末間で相互に通信する際にトランスレータが保持する変換規則は通信先のIPv4ネットワークの数だけ保持すればよいことになり、IPv4からIPv6への変換規則数を大幅に削減でき、より高速に変換処理を行うことができるのでIPv6ネットワークを介するIPv4端末間での高速な通信に貢献することができる。
<付記項1>
第1のIPv4ネットワークに属する第1のIPv4端末とIPv6ネットワークに接続される第2のIPv4ネットワークに属する第2のIPv4端末との前記IPv6ネットワークを介するパケット通信をパケット変換して通信可能にするIPv6/IPv4トランスレータにおいて、
前記第2のIPv4ネットワークのネットワークアドレスとこれに対応するIPv6プレフィックスからなる変換規則を記憶する変換規則記憶手段と、
前記各ネットワークからの受信パケットのアドレスが前記変換規則のネットワークアドレスまたはIPv6プレフィックスに該当するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記受信パケットのアドレスが前記変換規則に該当すると判定されると、前記IPv6プレフィックスと前記受信パケットのアドレスの組み合わせたアドレスまたは前記受信パケットのアドレスから前記IPv6プレフィックスを削除したアドレスをパケット変換後のアドレスとする変換セッションを生成するセッション生成手段と、
前記変換セッションにおける前記パケット変換後のアドレスをあて先アドレスおよび送信先アドレスとしてパケット変換する変換手段と、
を具備することを特徴とするIPv6/IPv4トランスレータ。
1、2、6 IPv6/IPv4トランスレータ
5 IPv6/IPv4トランスレータ
51 演算制御部
51a 受信手段
51b 判定手段
51c セッション生成手段
51d 変換手段
51e 送信手段
52 記憶手段
52a 変換規則記憶手段
52b 変換セッション記憶手段
53 第1の通信手段
54 第2の通信手段
10、20 IPv4ネットワーク
11、12 IPv4端末
21、22 IPv6端末
30 IPv6ネットワーク

Claims (7)

  1. 複数のIPv4端末間でのIPv6ネットワークを介するパケット通信を通信可能に配置され、パケット変換を行うIPv6/IPv4トランスレータにおいて、
    前記各IPv4端末のネットワークアドレスごとにパケットの変換規則を保持する変換規則記憶手段と、
    前記パケット通信中に受信したパケットのネットワークアドレスとその変換規則に基づきパケット変換後のアドレスを示す変換セッションを生成するセッション生成手段と、
    前記変換セッションにおける前記パケット変換後のアドレスをあて先アドレスおよび送信先アドレスとしてパケット変換する変換手段と、
    を具備することを特徴とするIPv6/IPv4トランスレータ。
  2. 前記パケット通信中に受信したパケットのネットワークアドレスまたはアドレスの変換規則が前記変換規則記憶手段に記憶されているネットワークアドレスまたは変換規則に該当するか否かを判定する判定手段、を具備し、
    前記セッション生成手段は、
    前記判定手段により前記変換規則記憶手段に記憶されているネットワークアドレスまたは変換規則に該当すると判定されると、前記パケット通信中に受信したパケットのネットワークアドレスとその変換規則に基づき前記変換セッションを生成することを特徴とする請求項1記載のIPv6/IPv4トランスレータ。
  3. 前記セッション生成部は、
    前記パケット通信中に受信したパケットのパケット変換前のあて先アドレスと送信元アドレスとポートの組、および、前記パケット変換後のあて先アドレスと送信元アドレスとポートの組とから成る前記変換セッションを生成することを特徴とする
    請求項1または2記載のIPv6/IPv4トランスレータ。
  4. 前記変換規則は、IPv4ネットワークアドレス、IPv4アドレス、IPv6プレフィックスの少なくともいずれかを含む規則であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のIPv6/IPv4トランスレータ。
  5. 前記セッション生成手段は、
    前記受信パケットのIPv4アドレスと前記変換規則中のこのIPv4アドレスまたはIPv4ネットワークアドレスに対応する前記IPv6プレフィックスとを組み合わせたアドレス、または、前記受信パケットのIPv6アドレスから前記変換規則中のこのIPv6アドレスに対応する前記IPv6プレフィックスを削除したアドレスを前記パケット変換後のアドレスとして変換セッションを生成することを特徴とする請求項4記載のIPv6/IPv4トランスレータ。
  6. 前記変換セッションを記憶する変換セッション記憶手段と、
    前記パケット通信中に受信したパケットのアドレスが前記変換セッション記憶手段の記憶する変換セッションのアドレスに該当するか否かを判定する前記判定手段を具備し、
    前記変換手段は、前記判定手段により前記受信パケットのアドレスが前記変換セッション記憶手段の変換セッションのアドレスに該当すると判定されると前記変換セッション記憶手段が記憶する変換セッションに基づきパケット変換することを特徴とする
    請求項1〜5いずれかに記載のIPv6/IPv4トランスレータ。
  7. 複数のIPv4端末間でのIPv6ネットワークを介するパケット通信を通信可能に配置にするIPv6/IPv4ネットワークシステムにおいて、
    前記IPv6ネットワークを介して相互に接続される複数の請求項1〜6いずれかに記載のIPv6/IPv4トランスレータ、を備えたことを特徴とするIPv6/IPv4ネットワークシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061541A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Oki Networks Co Ltd アドレス変換・プロトコル変換システム、並びに、トランスレータ装置及びトランスレータプログラム

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