JP2010210592A - 電子体温計及び表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子体温計において、体温を測定する際の利便性を損なうことなく、ユーザにとってより見やすい表示を実現することを目的とする。
【解決手段】 配列された複数のLEDを備える発光部252と、電子体温計100が振られたことを検出する振れ検出部230と、周辺光を受光する周辺環境検出部270と、各LEDの発光を制御する表示制御部244と、を備え、表示制御部244は、更に、発光ドットパターンを生成する手段と、振れ検出部230による検出結果に基づいて算出された、LEDの1ドット列当たりの発光時間を算出する手段と、受光された周辺光に対応する発光色を選択する手段と、を備え、発光部252が、前記生成された発光ドットパターンと、前記算出された1ドット列当たりの発光時間とに基づいて、前記選択された発光色により発光されるよう、各LEDの発光を制御することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検者の体温を測定する電子体温計に関するものである。
従来より、電子体温計にはLCD等の表示部が設けられており、測定された被検者の体温等の情報をユーザに表示することができるよう構成されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2007−24530号公報
しかしながら、近年、その表示部は、電子体温計の軽量・小型化に伴って、大きさが制約される傾向にあり、ユーザにとっては、必ずしも見やすい表示となっていない。特に、周辺環境が暗い場合にあっては、表示された情報を読み取ることが困難な状況となっている。
一方、寸法を大きくしたり、LCDのバックライトを明るくしたりすることで、ユーザにとってより見やすい表示部を実現することは可能であるが、この場合、電子体温計の外形が大きくなったり、消費電力が増大し電池交換が必要になるなど、ユーザにとっての利便性が損なわれる結果となる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、電子体温計において、ユーザの利便性を損なうことなく、より見やすい表示を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る電子体温計は以下のような構成を備える。即ち、
被検者の体温を測定する電子体温計であって、
配列された複数の発光素子を備える発光手段と、
前記電子体温計が振られたことを検出する振れ検出手段と、
前記電子体温計の周辺光を受光する受光手段と、
前記発光手段が備える各発光素子の発光を制御する発光制御手段と、を備え、
前記発光制御手段は、
測定された前記被検者の体温に関する情報に基づいて発光ドットパターンを生成する生成手段と、
前記振れ検出手段による検出結果に基づいて算出された、前記電子体温計の所定方向の振れ時間と、前記発光ドットパターンを表現するのに必要な前記所定方向の発光素子のドット列数とに基づいて、前記発光素子の1ドット列当たりの発光時間を算出する算出手段と、
前記受光手段により受光された周辺光に基づいて、前記発光素子の発光色を選択する選択手段と、を備え、
前記振れ検出手段が前記電子体温計が振られたことを検出した場合に、前記生成された発光ドットパターンと、前記算出された1ドット列当たりの発光時間とに基づいて、前記選択された発光色により発光されるよう、前記各発光素子の発光を制御することを特徴とする。
本発明によれば、電子体温計において、ユーザの利便性を損なうことなく、より見やすい表示を実現することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る電子体温計100の外観構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る電子体温計100のシステム構成を示す図である。 電子体温計100を長手方向と略直交する方向に、電子体温計100の姿勢を維持した状態で往復で振られた場合に、発光部252の発光によってユーザに視認される表示内容の一例を示した図である。 信号処理部232における信号処理の内容を説明するための図である。 表示制御部244において生成された発光ドットパターンの一例を示す図である。 周辺環境の色味に応じて、発光色を選択する際に用いられるテーブルの一例を示す図である。 表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。 表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。 表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。 表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。 表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。 電子体温計100の体温測定処理の流れを示すフローチャートである。 測定された体温を発光部252において可視化するための、表示制御部244における可視化処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る電子体温計1400の外観構成の一例を示す図である。 電子体温計1400の発光部の断面構成を示す図である。 周辺環境の色味に応じて、発光色を選択する際に用いられる、体温と発光色との関係を示す図である。 測定された体温を発光部252において可視化するための、表示制御部244における可視化処理の流れを示すフローチャートである。 信号処理部232における信号処理の内容を説明するための図である。 表示制御部244において生成された発光ドットパターンの一例を示す図である。 表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。 表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。 表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。 表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。 表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。 測定された体温を発光部252において可視化するための、表示制御部244における可視化処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
1.電子体温計の外観構成
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電子体温計100の外観構成の一例を示す図である。
図1において、101は、被検者の体温に関する情報を表示する表示部であり、例えば、LCD等により構成されている。
102は発光部であり、電子体温計100の長手方向に配列されたLED等の発光素子の列(発光素子列)が、電子体温計100の幅方向に3列配列されている。発光素子列は、それぞれ異なる発光色の光を発光するように構成されているものとする。本実施形態では、1列目(表示部101に近い側)が、赤色に発光する発光素子列であり、2列目が、緑色に発光する発光素子列であり、3列目が、青色に発光する発光素子列であるものとする。ただし、各発光素子列の発光色はこれに限定されるものではなく他の発光色であってもよい。
また、図1の例では、各発光素子列として発光素子が電子体温計100の長手方向に7個配列された場合について図示しているが、電子体温計100の長手方向に配列される発光素子の数は7個に限られない。
更に、図1の例では、発光素子列を、電子体温計100の幅方向に3列配列した場合について図示しているが、発光素子列の配列数は3列に限られず、2列以上であれば何列であってもよい。
103はエンドキャップであり、内蔵された温度計測部(詳細は後述)に対して被検者の体温が伝導しやすいように、ステンレスなどの金属により構成されている。
104はON/OFFスイッチであり、体温の測定を開始する際、又は体温の測定を終了した後に押すことで、電子体温計100の電源を制御する。
105は後述する周辺環境検出部を構成するレンズであり、電子体温計100の周辺光を受光する。レンズ105は、電子体温計100の筐体適所、例えば、表示部101側の面に備えてある。レンズ105は、周辺光を受光するのに適した位置に備えられていればよく、表示部101の背面等であっても構わない。周辺環境検出部では、レンズ105を介して受光した周辺光に含まれるR成分、G成分、B成分を解析し、周辺環境検出結果として出力する。
2.電子体温計のシステム構成
次に、電子体温計のシステム構成について図2を参照しながら説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る電子体温計100のシステム構成を示す図である。
電子体温計100は、電源部210と温度計測部220と振れ検出部230と演算制御部240と、出力部250と、ブザー260と、周辺環境検出部270とに大別することができる。
電源部210は、従来の使い捨て式又は充電式の電池を内蔵しており、電子体温計100の各部に電源を供給する。
温度計測部220は、サーミスタ、コンデンサ、測温用CR発振回路等から構成されており、サーミスタにより検出された温度を発振信号として出力する。出力された発振信号はカウンタ245においてカウントされることで、デジタル量として出力される。なお、温度計測部220の構成は一例であって、これに限定されるものではない。
演算制御部240は、体温測定に必要なパラメータを格納したEEPROM241、計測した温度を時系列で記憶するためのRAM242、予測式の体温測定プログラム等を格納したROM243、出力部250を制御するための表示制御部244、温度計測部220より出力された発振信号をカウントするカウンタ245、ROM243の体温測定プログラムに従いEEPROM241に格納されたパラメータに従って演算を行う演算処理部246、カウンタ245や表示制御部244を制御する制御回路247等を備える。
ブザー260は、体温測定が終了したことを、鳴動により被検者に知らせる。
周辺環境検出部270は、レンズ271(図1の105に対応する)と光電変換/解析部272とを備える。前述のとおり、レンズ271は電子体温計100は筐体適所に備えており、受光した電子体温計100の周辺光を集光させる。光電変換/解析部272は、レンズ271により集光された周辺光を、R成分、G成分、B成分ごとに光電変換し、各成分の光量の割合を算出し、表示制御部244に出力する。
振れ検出部230は、モーション・センサ231と、信号処理部232とを備える。モーション・センサ231としては、例えば、加速度センサや傾斜センサ等が用いられるものとする。
信号処理部232は、モーション・センサ231が検出した電子体温計100の振れを信号として受信し、当該信号に基づいて、発光部252の発光開始のタイミングならびに各発光素子の1ドット列当たりの発光時間を規定するための信号(振れ方向の変更タイミングを示す信号(詳細は後述))を表示制御部244に出力する。
出力部250は、従来の表示方法(LCD等)で体温に関する情報を表示する表示部251と、ユーザの目の残像効果を利用して体温に関する情報を可視化する発光部252とを含む。
表示部251(図1の表示部101に対応する)は、LCD等により構成され、表示制御部244から受信した体温に関する情報を表示する。
発光部252(図1の発光部102に対応する)は、複数(本実施形態では7個)の発光素子から構成される発光素子列252A〜252Cを備える。本実施形態においては、発光素子列252Aが赤色に発光し、発光素子列252Bが緑色に発光し、発光素子列252Cが青色に発光するものとする。
各発光素子列は、電子体温計100が往復で振られた(往復運動した)際に、被検者の体温に関する情報をユーザが視認できるように、表示制御部244にて生成された発光ドットパターン、発光時間及び発光開始タイミング/発光完了タイミングに基づいて発光する(詳細は後述)。
なお、本実施形態における電子体温計100では、周辺光の各成分の光量の割合に基づいて取得された周辺環境の色味に関する情報に応じて、制御対象を3つの発光素子列252A〜252Cのいずれか一列のみに切り替え、当該切り替えた発光素子列によって発光を行うものとする。
つまり、表示制御部244は、表示部251の表示を制御する表示制御機能と、発光部252のいずれかの発光素子列の発光を制御するよう切り替える切り替え機能と、当該切り替えた発光素子列の発光を制御する発光制御機能とを有している。
このように、発光部252のいずれかの発光素子列が発光している状態で、ユーザが電子体温計100を往復で振ることで、ユーザは、目の残像効果の影響により、被検者の体温に関する情報を空間上において赤色または緑色または青色の文字として視認することができる。
なお、電子体温計100のように発光部102を備える構成の場合、必ずしも表示部251を設ける必要はなく、表示部251は省略しても良い。このように、表示部251を省略することで、電子体温計100では、表示部を配するための幅又は大きさを維持する必要が無くなるため、外形寸法を更に小さくすることができる。
3.発光部の発光により視認される表示内容
次に、電子体温計100の発光部252の発光素子列の発光により視認される表示内容について、図面を参照しながら説明する。
図3は電子体温計100を長手方向と略直交する方向(以下、横方向と称す)に、電子体温計100の姿勢を維持した状態で、電子体温計100を往復で振った場合に、発光部252の発光素子列の発光によってユーザに視認される表示内容の一例を示した図である。
発光部252では、電子体温計100が横方向に往復で振られているうちの、所定方向の振れ(ここでは、紙面左側から右側への振れ、以下、右振れと称す)の間、被検者の体温に関する情報に対応する発光ドットパターンと、後述する1ドット列あたりの発光時間とに基づいて、いずれかの発光素子列が発光する。これにより、その発光を見たユーザは、目の残像効果の影響により、該被検者の体温に関する情報を赤色または緑色または青色の文字として視認することができる。
なお、図3の例は、電子体温計100を横方向に往復で振ることで、振れ範囲内の空間上に、“38.5℃”という表示が浮かび上がって見える様子を示している。
図3に示すように、電子体温計100の発光部252を構成するいずれかの発光素子列は、電子体温計100の右振れが完了するまでの間に、それぞれ対応する発光タイミングにおいて発光する。なお、本実施形態では紙面右側から左側への振れ(以下、左振れと称す)の間は、いずれの発光素子列も発光しないものとする。
このように、発光素子列は、対応する発光タイミングにおいて、一瞬(1ドット列当たりの発光時間分)発光するだけであるが、ユーザの目の残像効果の影響により、それぞれの発光タイミングで発光した光が残像として残るため、ユーザには、連続した文字として視認されることとなる。以下、電子体温計100を横方向に往復で振った場合の、信号処理部232及び表示制御部244における処理の詳細について説明する。
4.信号処理部における信号処理
まず、発光部252における発光開始/発光完了のタイミングならびに発光素子列を構成する各発光素子の発光時間を規定するための信号(振れ方向の変更タイミングを示す信号)を出力する信号処理部232における信号処理の内容について説明する。
図4は、信号処理部232における信号処理の内容を説明するための図である。図4の(A−1)は、モーション・センサ231が傾斜センサであった場合に、ユーザによって電子体温計100が往復で振られた際のモーション・センサ231の出力を示した図である。また、図4の(A−2)は、モーション・センサ231が加速度センサであった場合に、ユーザによって電子体温計100が往復で振られた際のモーション・センサ231の出力を示した図である。
上述したように、電子体温計100では、横方向の往復の振れのうち、右振れの間、発光部252の発光素子列の発光を制御する。これに対応するため、信号処理部232では、左振れしていた電子体温計100の振れ方向が右振れに変更されたタイミング(振れ方向の変更タイミング)を検出する。
図4の(A−1)に示すように、本実施形態に係る傾斜センサでは、左振れしていた電子体温計100の振れ方向が、右振れに変更された場合に、これを検出し、ON信号として出力するよう構成されている。
このため、信号処理部232では、傾斜センサより出力されたON信号を検出し、これを表示制御部244に出力する(図4の(B)参照)。
一方、モーション・センサ231が加速度センサであった場合には、図4の(A−2)に示すように、電子体温計100の往復の振れに応じて、正弦波状の信号が出力される。
このため、信号処理部232では、加速度センサより出力された信号を微分処理し、微分処理の結果がゼロになるタイミング(つまり、加速度センサより出力された信号の傾きがゼロになるタイミング)を検出する。
ここで、加速度センサより出力された信号の傾きがゼロになるタイミングとしては、左振れしていた電子体温計100の振れ方向が、右振れに変更されたタイミングと、右振れしていた電子体温計100の振れ方向が、左振れに変更されたタイミングの、2種類がある。
このうち、信号処理部232では、左振れしていた電子体温計100の振れ方向が、右振れに変更されたタイミングのみを抽出して、表示制御部244に出力する(図4の(B)参照)。
なお、本発明は、モーション・センサ231として上述のような傾斜センサや加速度センサが用いられることに限定されるものではなく、例えば角速度センサ(ジャイロスコープ)のように、電子体温計100の振れを検出できる他のセンサが用いられてもよい。
5.表示制御部において生成される発光ドットパターン
次に、表示制御部244において生成される発光ドットパターンについて説明する。図5は、表示制御部244において生成される発光ドットパターンの一例を示す図である。
図5に示すように、発光ドットパターンは、発光部252のいずれかの発光素子列により可視化される仮想的な表示領域における表示であり、発光素子列として配列された発光素子の数と、所定の方向に振られている間の発光素子の発光回数であるドット列数とにより規定される。
図5において、黒い丸及び白い丸は、電子体温計100が横方向の振れに伴って移動した場合の、各発光タイミングにおける発光素子の位置を示している。本実施形態では、1文字(ただし、「点」は除く)を表現するのに、横方向5ドットと縦方向7ドット(7つの発光素子)とを用いるものとする。また、横方向の文字と文字の間には、2ドット列数分の発光素子の空白が設けられているものとする。
このため、体温に関する情報として、例えば“38.5℃”の5文字(“3”、“8”、“.”、“5”及び“℃”)を可視化するためには、
(1文字あたりの横方向ドット列数(=5ドット))×4文字
+(「点」の横方向ドット列数(=1ドット))×1文字
+(空白列のドット列数(=2ドット))×(5文字+1)
=33ドット列数が必要となる。
つまり、電子体温計100の右振れが開始してから完了するまでの間に、発光素子は、33ドット列数からなる発光ドットパターンを出力することとなる。このため、1ドット列数分の発光時間(つまり、各発光素子の1ドット列当たりの発光時間t)は、電子体温計100の右振れが開始してから完了するまでにかかる振れ時間をTとすると、T/33となる。
ここで、電子体温計100の右振れが開始してから完了するまでにかかる振れ時間Tは、モーション・センサ231の出力に基づいて信号処理部232が検出した検出結果(振れ方向の変更タイミング)に基づいて算出することができる。
具体的には、信号処理部232から出力されたON信号とON信号との間隔の1/2を算出することにより求めることができる。
なお、モーション・センサ231が加速度センサの場合には、左方向に振られた電子体温計100の振れ方向が、右方向の振れに変更された振れ方向の変更タイミングと、右方向に振られた電子体温計100の振れ方向が左方向の振れに変更された振れ方向の変更タイミングとの間隔を算出することができるため、これに基づいて求めるように構成してもよい。
このように、表示制御部244では、体温に関する情報を可視化するために以下のように動作する。
・発光部252において可視化すべき体温に関する情報を受信し、これを表現するための発光ドットパターンを生成する。
・信号処理部232からの信号の出力間隔に基づいて算出された振れ時間Tと、体温に関する情報を表現するのに必要な横方向の発光素子のドット列数とに基づいて、次回の右振れにおける1ドット列当たりの発光時間tを算出する。
・周辺環境検出部270からの信号に基づいて周辺環境の色味に関する情報を取得し、当該情報に基づいて可視化する際の発光色を選択し、制御対象を該選択した発光色に対応する発光素子列に切り替える。
・信号処理部232からの信号(振れ方向の変更タイミング)の出力を発光開始タイミングとして、切り替えられた発光素子列を構成する各発光素子を、生成された発光ドットパターンと、算出された1ドット列数あたりの発光時間tとに基づいて発光させる。
6.周辺環境の色味と発光色との関係
次に、可視化する際の発光色の選択方法について説明する。図6は周辺環境検出部270において検出された周辺環境検出結果と発光色との関係を定義したテーブルである。図6に示すテーブルは、表示制御部244に予め格納されており、表示制御部244では、周辺環境検出部270より出力された周辺環境検出結果に基づいて、当該テーブルを用いて発光色を選択する。
図6の例では、周辺光に含まれるR成分がaa%〜bb%の間であり、G成分がcc%〜dd%の間であり、B成分がee%〜ff%の間である場合に、周辺環境の色味がオレンジがかっていると判断し、発光色として青色を選択する。
また、周辺光に含まれるR成分がgg%〜hh%の間であり、G成分がii%〜jj%の間であり、B成分がkk%〜ll%の間である場合に、周辺環境の色味が赤味がかっていると判断し、発光色として緑色を選択する。また、周辺光に含まれるR成分がmm%〜nn%の間であり、G成分がoo%〜pp%の間であり、B成分がqq%〜rr%の間である場合に、周辺環境の色味が青みがかっていると判断し、発光色として赤色を選択する。
表示制御部244では、選択した発光色に対応する発光素子列が発光するように、制御対象を切り替える。本実施形態に係る電子体温計100の場合、周辺環境がオレンジがかっていると判断された場合には、発光素子列252Cが発光するように切り替えられ、赤味がかっていると判断された場合には、発光素子列252Bが発光するように切り替えられる。また、青みがかっていると判断された場合には、発光素子列252Aが発光するように切り替えられる。
なお、図6に示すテーブルは一例であり、周辺環境検出結果と発光色との関係は図6に示すテーブルに限られるものではなく、周辺光に対して、ユーザが見やすい発光色が選択されるようなテーブルであればよい。
7.発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容
次に、発光開始から発光完了までの表示制御部244における発光制御処理の内容について説明する。
図7は、表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。図7において、(A)は振れ方向の変更タイミングにおいて発光を開始した状態を示している。また、(B)及び(C)は、振れ時間Tの1/3が経過した状態及び2/3が経過した状態をそれぞれ示している。さらに、(D)は振れ時間Tが経過し、発光を完了した状態を示している。
図7の例では、周辺環境が青みがかっていると判断され、発光素子列252Aに切り替えられている。発光素子列252Aは、発光ドットパターンのうち、発光開始タイミングからの経過時間に対応するドット列に基づく赤色の発光を行うように制御される。
同様に、図8は、表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。図7との違いは、図8の場合、周辺環境が赤みがかっていると判断され、発光素子列252Bに切り替えられている点である。発光素子列252Bは、発光ドットパターンのうち、発光開始タイミングからの経過時間に対応するドット列に基づく緑色の発光を行うように制御される。
同様に、図9は、表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。図7との違いは、図9の場合、周辺環境がオレンジがかっていると判断され、発光素子列252Cに切り替えられている点である。発光素子列252Cは、発光ドットパターンのうち、発光開始タイミングからの経過時間に対応するドット列に基づく青色の発光を行うように制御される。
一方、図10は、表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図であるが、図7との違いは、振れ時間Tが図7の振れ時間Tより小さい点にある。
なお、振れ時間Tが小さい場合とは、振れ速度が同じで振れ幅が小さい場合と、振れ幅が同じで振れ速度が大きい場合とが考えられるが、どちらの場合も発光制御処理の内容としては同じである。このため、図10では、振れ速度が同じで振れ幅が小さい場合について示している。
図10に示すように、振れ時間Tが図7の振れ時間Tより小さい場合、発光時間tは、図7の発光時間よりも短くなり、結果として、表現される文字の大きさ(横方向の大きさ)は、小さくなる。このように、本実施形態に係る電子体温計100では、ユーザが小さく振った場合に、それに対応して、より小さい文字により体温に関する情報を可視化させることができる。
なお、振れ幅が同じで振れ速度が大きい場合には、発光時間tは、図7の発光時間よりも短くなるが、振れ速度が大きい分、短い発光時間の間に移動する距離が大きくなるため、結果として、表現される文字の大きさ(横方向の大きさ)は、図7の場合と同じとなる。
同様に、図11は、表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。図7との違いは、図11の場合、振れ時間Tが図7の振れ時間Tより大きい点にある。
なお、振れ時間Tが大きい場合とは、振れ速度が同じで振れ幅が大きい場合と、振れ幅が同じで振れ速度が小さい場合とが考えられるが、どちらの場合も発光制御処理の内容としては同じである。このため、図11では、振れ速度が同じで振れ幅が大きい場合について示している。
図11に示すように、振れ時間Tが図7の振れ時間Tより大きい場合、発光時間tは、図7の発光時間よりも長くなり、結果として、表現される文字の大きさ(横方向の大きさ)は、大きくなる。このように、本実施形態に係る電子体温計100では、ユーザが大きく振った場合に、それに対応して、より大きい文字により体温に関する情報を可視化させることができる。
なお、振れ幅が同じで振れ速度が小さい場合には、発光時間tは、図7の発光時間よりも長くなるが、振れ速度が小さい分、長い発光時間の間に移動できる距離は小さくなるため、結果として、表示される文字の大きさ(横方向の大きさ)は、図7の場合と同じとなる。
このように、制御対象として切り替えられた発光素子列の各発光素子は、信号処理部232からの信号(振れ方向の変更タイミングを示す信号)の出力を発光開始タイミングとして、それぞれのタイミングで発光すべき発光ドットパターンを、算出された1ドット列当たりの発光時間分だけ発光させることで、電子体温計100では右振れが完了するまでの間に、例えば“38.5℃”なる文字を周辺環境の色味に応じて選択された発光色として可視化させることができる。つまり、ユーザが振った場合の各振れ時間のばらつきを考慮して文字を可視化させることができ、かつ、そのとき可視化された文字は、周辺環境の色味に対応する色にすることができる。
8.電子体温計の体温測定手順
続いて、図12を用いて電子体温計100における体温測定処理の流れを説明する。図12は電子体温計100の体温測定処理の流れを示すフローチャートである。なお、本実施形態では、例えば、特開2007−24530号公報などに開示された予測式の体温測定方法を用いて体温測定を行うものとする。
ON/OFFスイッチ104が押下されると、電子体温計100の電源がONとなり、ステップS1201に進む。
ステップS1201では、電子体温計100の初期化が行われ、温度計測部220による温度値の検出が開始される。例えば、0.5秒おきに温度計測部220を用いて温度値が検出される。
ステップS1202では、例えば、前回実測値(つまり0.5秒前の実測値)からの上昇が所定の値(例えば1度)以上となる温度値を計測した時点を、予測式の基準点(t=0)と設定し、RAM242に特定タイミングと実測値のデータ(時系列データ)として記憶を開始する。つまり、急激な温度上昇を検出することにより、被検者の所定の測定部位に電子体温計100が装着されたとみなす。
ステップS1203からステップS1207までは、周知の予測式の体温測定方法を用いて体温を予測する処理であり、その詳細に関しては、例えば、特開2007−24530号公報などに記載されているため、ここでは簡潔に説明することとする。
ステップS1203では、測定中に計測温度の低下が観測されたか否かを判断する。所定の温度低下が見られる場合は、ステップS1212に進み、所定の温度低下が見られない場合にはステップS1204に進む。
ステップS1212では、計測されたデータの補正処理を行う。補正処理が正常に行われた場合にはステップS1202に戻る。一方、補正処理が正常に終了しない場合には、ステップS1213に進む。ステップS1213では、エラーを告げるブザー260を鳴動し、体温測定処理を終了する。
一方、ステップS1204では、ステップS1202で記憶されたデータを用いて、前述した予測式の体温測定方法を用いて逐次予測値を導出(例えば、0.5秒間隔で導出)する。
ステップS1205では、基準点(t=0)から所定時間(例えば16秒)だけ経過した後、例えばステップS1204で導出した複数の群に対応するそれぞれの予測値の変化に基づいて群分け判定を行う。
ステップS1206では、ステップS1205によって決定された群以外の演算を停止し、判定された群における予測演算を引き続き所定の時間導出する。
ステップS1207では、基準点(t=0)から所定時間(例えば30秒)だけ経過した時点で、ステップS1206における処理の結果導出された一定区間(例えばt=25〜30秒)における予測値があらかじめ設定された予測成立条件を満たすかどうかをチェックする。具体的には、所定の範囲(例えば0.1度)に収まっているか否かをチェックする。
ステップS1207において予測成立条件を満たしたと判定された場合には、ステップS1208に進む。一方、予測成立条件を満たさない場合は、ステップS1214に進む。
ステップS1214では、例えばタイマーなどで計測開始から所定時間(例えば45秒)が経過したか否かを監視し、経過した時は、強制的に予測を成立させ、ステップS1208に進む。つまり、その時点で導出されている予測値をそのまま最終予測値と見なす。
ステップS1208では予測成立を告げるブザー260を鳴らし、ステップS1209に進む。ステップS1209では、導出された体温の予測値を測定結果として出力部250の表示部251に表示する。
ステップS1210では、電子体温計100の横方向に往復で振られているかを判定する。横方向に往復で振られていると判定された場合には、ステップS1215に進み、横方向に往復で振られていないと判定された場合には、ステップS1211に進む。
ステップS1215では、表示制御部244が、測定された体温の予測値を発光部252において可視化するための可視化処理(可視化処理のフローの詳細は後述)を実行する。
ステップS1211では、体温測定終了の指示を受け付けたか否かを判定する。体温測定終了の指示は、例えば、電源ON/OFFスイッチ104が押下されたか否かに基づいて判定してもよいし、ステップS1209における表示から一定時間経過した場合に体温測定終了の指示があったとみなすようにしてもよい。以上のステップを経て、体温測定処理を終了し、電源をOFFにする。
9.可視化処理の流れ
次に、図13を用いて、測定された体温の予測値を発光部252において可視化するための表示制御部244における処理の流れについて説明する。
図12のステップS1210において、電子体温計100において横方向に往復で振られていると判定されると、図13に示す処理が開始される。
ステップS1301では、周辺環境検出部270が受光した周辺光に含まれるR成分、G成分、B成分の割合を算出する。
ステップS1302では、表示制御部244が、周辺環境検出部270から出力された周辺環境検出結果に基づいて、周辺環境の色味を判断し、発光色を選択する。
ステップS1303では、制御対象を、ステップS1302において選択された発光色に対応する発光素子列に切り替える。
ステップS1304では、信号処理部232からの信号の出力間隔に基づいて、電子体温計100の右振れの振れ時間Tを算出する。
ステップS1305では、測定された体温の予測値に基づいて、発光部252において可視化すべき体温に関する情報を表現するための発光ドットパターンを生成する。
ステップS1306では、ステップS1304において算出された右振れの振れ時間Tと、ステップS1305において生成された発光ドットパターンを表現するのに必要な右振れ方向の発光素子のドット列数とに基づいて、1ドット列当たりの発光時間tを算出する。
ステップS1307では、ステップS1303において切り替えられた発光素子列について、信号処理部232からの信号の出力を受信したタイミングで、生成された発光ドットパターンと、算出された1ドット列当たりの発光時間tとに基づいて、各発光素子の発光の制御を開始する。
ステップS1308では、信号処理部232からの信号の出力が継続しているか否かを判定し、継続していると判定された場合には、ステップS1301に戻る。このように、ステップS1301まで戻ることにより、電子体温計100を振っている間に、周辺環境の色味が変化した場合でも、ただちに発光色が変化することとなり、ユーザは、常に周辺光に対して見やすい色で、体温に関する情報を視認することができる。
一方、信号処理部232からの信号の出力がないと判定された場合には、可視化処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る電子体温計100では、複数の発光素子からなる発光素子列が複数配列され、各発光素子列ごとに異なる発光色で発光するよう構成された発光部252と、電子体温計100の振れを検出するモーション・センサ231と、周辺環境の色味に応じて発光部252のいずれかの発光素子列に切り替え、当該切り替えた発光素子列を構成する発光素子の発光を制御する表示制御部244とを備える構成とした。
そして、電子体温計が横方向に往復で振られている際に、切り替えた発光素子列の発光を適切に制御することで、ユーザが、測定された被検者の体温を、周辺環境の色味に応じた色により空間上で視認できるよう構成した。
この結果、電子体温計において、体温を測定する際の利便性を損なうことなく、ユーザにとってより見やすい表示を実現することが可能となった。特に、当該電子体温計によれば、周辺環境の色味に応じて発光色が変わるため、ユーザは、どのような環境下においても容易に体温に関する情報を視認することができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、互いに発光色の異なる発光素子列252A〜252Cを別々に配列し、測定された体温に応じて切り替えて発光させることで、測定された体温に応じた色の文字を可視化させる構成としたが本発明はこれに限定されない。
互いに発光色の異なる複数の発光素子からなる発光素子群を共通の開口部(発光窓)内に配置し、当該発光素子群を複数配列することで発光素子群列を形成するようにしてもよい。この場合、各発光窓からは、発光素子群を構成する各発光素子により発光された光が混色されて放射されることとなる。つまり、発光素子群を構成する各発光素子の発光量を調整することにより、任意の色の光を発光窓から放射させることが可能となる。
以下、本実施形態の詳細を以下に説明する。なお、説明は、上記第1の実施形態と異なる点を中心に行うものとする。
1.電子体温計の外観構成
図14は、本発明の第2の実施形態に係る電子体温計1400の外観構成の一例を示す図である。参照番号101、103、104、105は上記第1の実施形態において説明済みであるため、ここでは説明を省略する。
図14において、1402は発光部であり、LED等の発光素子が内部に複数配置してなる発光素子群により発光された光が混色されて放射される発光窓が、電子体温計1400の長手方向に複数配列されている。つまり、複数の発光素子からなる発光素子群が、長手方向に複数配列された発光素子群列が形成されている。
なお、図14の例では、発光部1402として発光素子群が電子体温計1400の長手方向に7個配列された場合について図示しているが、電子体温計1400の長手方向に配列される発光素子群の数は7個に限られない。
2.発光部1402の断面構成
次に、図15を用いて発光部1402の断面構成について説明する。図15は、図14のA−A断面を示す図である。図15に示すように、発光窓1501の内部には、LED等の発光素子が複数配置され(1502A、1502B、1503C)、発光素子群を形成している。各発光素子は互いに発光色が異なっており、本実施形態では、発光素子1502Aが赤色に発光し、発光素子1502Bが緑色に発光し、発光素子1502Cが青色に発光するよう構成されているものとする。
ただし、発光素子群を形成する各発光素子の発光色の組み合わせはこれに限定されるものではなく、他の発光色を発光する発光素子が含まれていてもよい。
また、発光素子群を形成する発光素子の数は3個に限られず、2個以上であれば何個であってもよい。
3.電子体温計のシステム構成
電子体温計1400のシステム構成は、第1の実施形態において図2を用いて説明した電子体温計100のシステム構成と基本的に同じであるため、ここでは説明を省略する。
なお、図2における発光素子列252Aを構成する複数の発光素子の1つが、図15の発光素子1502Aに対応しており、発光素子列252Bを構成する複数の発光素子の1つが、図15の発光素子1502Bに対応しており、発光素子列252Cを構成する複数の発光素子の1つが、図15の発光素子1502Cに対応している。
また、上記第1の実施形態では、表示制御部244が、周辺光に基づいて取得した周辺環境の色味に関する情報に応じて、3つの発光素子列252A〜252Cのうちのいずれか1つの発光素子列に切り替える切り替え機能を有していた。
これに対して、本実施形態に係る電子体温計1400の場合、表示制御部244が、周辺光に応じた色が発光窓から放射されるように、各発光素子列252A〜252Cに印加する電流値を調整する調整機能を有している。
このように、発光部1402の各発光素子が調整された電流値により発光している状態で、ユーザが電子体温計1400を往復で振ることで、ユーザは、目の残像効果の影響により、被検者の体温に関する情報を空間上において、周辺光に応じた色の文字として視認することができる。
4.周辺環境検出結果と発光色との関係
次に、可視化する際の発光色の選択方法について説明する。図16は周辺環境検出結果と発光色との関係を示したテーブルである。図16に示すテーブルは、表示制御部244に予め格納されており、表示制御部244では、周辺環境検出部270より出力された周辺環境検出結果に基づいて、当該テーブルに基づいて発光色を選択する。
図16の例では、周辺環境検出結果のR成分がaa%であった場合、発光色のR成分(発光素子列252Aが発光する発光量の割合)は、100%−aa%となる。また、周辺環境検出結果のG成分がbb%であった場合、発光色のG成分(発光素子列252Bが発光する発光量の割合)は、100%−bb%となる。更に、周辺環境検出結果のB成分がcc%であった場合、発光色のB成分(発光素子列252Cが発光する発光量の割合)は、100%−cc%となる。
この結果、R成分が100%−aa%、G成分が100%−bb%、B成分が100%−cc%の発光色が選択されることとなる。
なお、図16に示すように、本実施形態の場合、周辺環境検出結果の変化に応じて、発光色が連続的に変化する。そして、検出された周辺光に対応する発光色が、周辺光と補色の関係となるように選択される。
表示制御部244では、選択した発光色となるように、各発光素子群を構成する各発光素子に印加する電流値を調整する。
なお、図16に示す関係は一例であり、測定された体温と発光色との連続的な関係は、図16に示すものに限られるものではなく、周辺光に対して、ユーザが見やすい発光色が選択されるようなテーブルであればよい。
5.可視化処理の流れ
次に、図17を用いて、測定された体温の予測値を発光部252において可視化するための表示制御部244における処理の流れについて説明する。
図12のステップS1210において、電子体温計1400において横方向に往復で振られていると判定されると、図17に示す処理が開始される。
ステップS1301では、周辺環境検出部270が受光した周辺光に含まれるR成分、G成分、B成分の割合を算出する。
ステップS1702では、表示制御部244が、周辺環境検出部270からの信号に基づいて、周辺光の補色値を算出し、発光色を選択する。
ステップS1703では、ステップS1702において選択された発光色となるように、各発光素子群を構成する各発光素子に印加する電流値を決定する。
ステップS1304〜ステップS1306に示す処理は、図13のステップS1304〜ステップS1306に示す処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
ステップS1707では、信号処理部232からの信号の出力を受信したタイミングで、生成された発光ドットパターンと、算出された1ドット列当たりの発光時間tとに基づいて、ステップS1703において決定された電流値により、各発光素子の発光の制御を開始する。
ステップS1308に示す処理は、図13のステップS1308に示す処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る電子体温計1400では、発光した光が混色されて共通の発光窓から放射されるように配置された複数の発光素子からなる発光素子群が、複数配列された発光素子群列を備え、周辺光に応じて、各発光素子群に含まれる各発光素子に印加する電流値を調整する構成とした。
そして、電子体温計が横方向に往復で振られている際に、電流値が調整された各発光素子の発光を適切に制御することで、ユーザが、測定された被検者の体温を、該周辺光に応じた色により空間上で視認することができるよう構成した。
この結果、電子体温計において、体温を測定する際の利便性を損なうことなく、ユーザにとってより見やすい表示を実現することが可能となった。特に、当該電子体温計によれば、周辺光に応じて発光色が連続的に変わるため、ユーザは、どのような環境下においても容易に体温に関する情報を認識することができる。
[第3の実施形態]
上記第1の実施形態では、モーション・センサ231の出力に基づいて、信号処理部232が振れ方向の変更タイミングを出力する構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。
モーション・センサ231として加速度センサを用いた場合にあっては、信号処理部232において、電子体温計の振れ方向の変更位置ならびに振れ方向の変更位置からの距離を出力するように構成してもよい。
更に、信号処理部232から、電子体温計の振れ方向の変更位置ならびに振れ方向の変更位置からの距離が出力されることに伴って、表示制御部244が、該振れ方向の変更位置からの距離に応じた発光を行うように発光部252を制御する構成としてもよい。以下、本実施形態の詳細について説明する。なお、説明は、上記第1の実施形態と異なる点を中心に行うものとする。
1.信号処理部における信号処理
まず、発光部252における発光開始/発光完了の位置を規定するための信号(振れ方向の変更位置を示す信号)ならびに該振れ方向の変更位置からの距離を示す信号を出力する信号処理部232における信号処理の内容について説明する。
図18は、信号処理部232における信号処理の内容を説明するための図である。図18の(A)は、モーション・センサ231が加速度センサである場合に、ユーザによって電子体温計100が往復で振られた際のモーション・センサ231の出力を示した図である。
上述したように、電子体温計100では、横方向の往復の振れのうち、右振れの間、発光部252のいずれかの発光素子列の発光を制御する。このため、信号処理部232では、左振れしていた電子体温計100の振れ方向が右振れに変更された位置(振れ方向の変更位置)を検出する。また、右振れ中における振れ方向の変更位置からの距離を算出する。
図18の(A)に示すように、電子体温計100の往復の振れに応じて、加速度センサからは正弦波状の信号が出力される。
このため、信号処理部232では、加速度センサより出力された信号の傾きがゼロになるタイミング(つまり、振れ速度がゼロになるタイミング)を検出する。
ここで、加速度センサより出力された信号の傾きがゼロになるタイミングとしては、左振れしていた電子体温計100の振れ方向が、右振れに変更されたタイミングと、右振れしていた電子体温計100の振れ方向が、左振れに変更されたタイミングの、2種類がある。信号処理部232では、これら2種類のタイミングを抽出し、その信号(振れ方向の変更位置を示す信号)を表示制御部244に出力する。
さらに、左振れしていた電子体温計100の振れ方向が、右振れに変更されたタイミングにおける電子体温計100の位置(振れ方向の変更位置1801)を基準位置として、加速度センサより出力された信号を2回積分することにより、もう一方の振れ方向の変更位置1802(右振れしていた電子体温計100の振れ方向が、左振れに変更されたタイミングにおける電子体温計100の位置)までの、該基準位置からの距離を算出する(図18の(B)参照)。算出された基準位置からの距離を示す信号は、表示制御部244に出力される。
なお、本発明は、振れ方向の変更位置からの距離を検出するモーション・センサ231として、上述のような加速度センサを用いることに限定されるものではなく、振れ方向の変更位置からの距離を検出することが可能であれば、他のセンサを用いるようにしてもよい。
2.表示制御部において生成される発光ドットパターン
次に、表示制御部244において生成される発光ドットパターンについて説明する。図19は、表示制御部244において生成される発光ドットパターンの一例を示す図である。
図19に示すように、発光ドットパターンは、発光部252のいずれかの発光素子列により可視化される仮想的な表示領域における表示であり、発光素子列として配列された発光素子の数と、所定の方向に振られている間の発光素子の発光回数であるドット列数と、各ドット列の振れ方向の変更位置1801からの距離とにより規定される。
図19において、黒い丸及び白い丸は、電子体温計100が横方向の振れに伴って移動した場合の、各発光タイミングにおける発光素子のOFF/ONを示している。本実施形態では、1文字(ただし、「点」は除く)を表現するのに、横方向5ドットと縦方向7ドット(7つの発光素子)とを用いるものとする。また、横方向の文字と文字の間には、2ドット列数分の発光素子の空白が設けられるものとする。
このため、体温に関する情報として、例えば“38.5℃”の5文字(“3”、“8”、“.”、“5”及び“℃”)を表現するためには、
(1文字あたりの横方向ドット列数(=5ドット))×4文字
+(「点」の横方向ドット列数(=1ドット))×1文字
+(空白列のドット列数(=2ドット))×(5文字+1)
=33ドット列数が必要となる。
つまり、電子体温計100の右振れが開始してから完了するまでの間に、発光素子は、33ドット列数からなる発光ドットパターンを出力することとなる。このとき各ドット列の発光位置は、各ドット列の振れ方向の変更位置からの距離x1、x2、・・・、x33により規定される。
このように、表示制御部244では、体温に関する情報を可視化するために以下のように動作する。
・発光部252において可視化すべき体温に関する情報を受信し、これを表現するための発光ドットパターンを生成する。
・発光ドットパターンにおいて各ドット列の振れ方向の変更位置からの距離を規定する。
・周辺環境検出部270からの信号に基づいて周辺環境の色味に関する情報を取得し、当該情報に基づいて、可視化する際の発光色を選択し、制御対象を該選択した発光色に対応する発光素子列に切り替える。
・信号処理部232から出力された振れ方向の変更位置を示す信号の出力を発光開始位置として制御を開始し、信号処理部232から出力された振れ方向の変更位置からの距離を示す信号が、規定された各ドット列の振れ方向の変更位置からの距離と一致した場合に、切り替えられた発光素子列を構成する発光素子を構成する各発光素子を、対応するドット列に従って発光させる。
なお、所定のドット列に基づく発光は、電子体温計100が次のドット列に基づく発光が行われる位置に到達するまでの間、継続される。
3.発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容
次に、本実施形態における発光開始から発光完了までの表示制御部244における発光制御処理の内容について説明する。
図20は、表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。図20において、(A)は振れ方向の変更位置において発光を開始した状態を示している。また、(B)及び(C)は、振れ幅Lの1/3の位置に到達した状態及び2/3の位置に到達した状態をそれぞれ示している。さらに、(D)は振れ幅Lの位置に到達し、発光が完了した状態を示している。
図20の例では、周辺光が青みがかっていると判断され、発光素子列252Aに切り替えられている。発光素子列252Aは、振れ方向の変更位置からの距離に対応するドット列に従って赤色に発光するよう制御される。
同様に、図21は、表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。図20との違いは、図21の場合、周辺光が赤みがかっていると判断され、発光素子列252Bに切り替えられている点である。発光素子列252Bは、振れ方向の変更位置からの距離に対応するドット列に従って緑色に発光するよう制御される。
同様に、図22は、表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。図20との違いは、図22の場合、周辺光がオレンジがかっていると判断され、発光素子列252Cに切り替えられている点である。発光素子列252Cは、振れ方向の変更位置からの距離に対応するドット列に従って青色に発光するよう制御される。
一方、図23は、表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。本実施形態において用いられる発光ドットパターンは、振れ幅(L1)に応じて各ドット列の振れ方向の変更位置からの距離を規定しているため、図23の場合、図20の場合と比較して、表現される文字の大きさ(横方向の大きさ)は、小さくなる。
同様に、図24は、表示制御部244における、発光開始から発光完了までの発光制御処理の内容を説明するための図である。本実施形態において用いられる発光ドットパターンは、振れ幅(L2)に応じて各ドット列の振れ方向の変更位置からの距離を規定しているため、図20の場合と比較して、表現される文字の大きさ(横方向の大きさ)は、大きくなる。
このように、本実施形態の場合、信号処理部232からの信号(振れ方向の変更位置)の出力を発光開始位置として制御を開始し、規定された振れ方向の変更位置からの距離に到達するごとに、対応するドット列に従っていずれかの発光素子列を構成する各発光素子を順次発光させていくため、ユーザが電子体温計を振る場合に生じる、振れ幅や振れ速度のばらつきを吸収することができる。また、第1の実施形態と同様に、周辺環境の色味に対応する色により発光されるため、ユーザは、周辺光のいかなる色味の環境下においても容易に体温に関する情報を認識することができるようになる。
4.可視化処理の流れ
次に、図25を用いて、本実施形態における可視化処理の流れについて説明する。図12のステップS1210において、電子体温計100が横方向に往復で振られていると判定されると、図25に示す処理が開始される。
ステップS1301〜ステップS1303に示す処理は、図13のステップS1301〜ステップS1303に示す処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
ステップS2504では、信号処理部232からの信号(振れ方向の変更位置を示す信号)に基づいて、電子体温計100の振れ幅を算出する。
ステップS2505では、測定された体温の予測値に基づいて、発光部252において可視化すべき体温に関する情報を表現するための発光ドットパターンを生成する。このとき、各ドット列の振れ方向の変更位置からの距離を、ステップS2504において算出された振れ幅に基づいて規定する。
ステップS2506では、信号処理部232からの信号に基づいて、電子体温計100の振れ方向の変更位置を識別する。
ステップS2507では、ステップS2506において識別された振れ方向の変更位置を基準として制御を開始する。具体的には、信号処理部232からの信号(振れ方向の変更位置からの距離を示す信号)が、ステップS2505において生成された発光ドットパターンを構成する各ドット列について規定された距離に一致した場合に、ステップS1303において切り替えられた発光素子列を構成する各発光素子を、対応するドット列に従って発光させる。
ステップS1308に示す処理は、図13のステップS1308に示す処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る電子体温計では、複数の発光素子からなる発光素子列が複数配列され、各発光素子列ごとに発光色が異なる発光部252と、電子体温計100の振れを検出するモーション・センサ231と、周辺環境の色味に応じて発光部252のいずれかの発光素子列に切り替え、当該切り替えた発光素子列を構成する各発光素子の発光を制御する表示制御部244とを備える構成とした。
そして、電子体温計が横方向に往復で振られている際に、切り替えられた発光素子列の発光を適切に制御することで、ユーザが、測定された被検者の体温を、周辺環境の色味に応じた色の文字により空間上で視認できるよう構成した。
この結果、電子体温計において、体温を測定する際の利便性を損なうことなく、ユーザにとってより見やすい表示を実現することが可能となった。特に、当該電子体温計によれば、周辺環境の色味に応じて発光色が変わるため、ユーザは、どのような環境下においても容易に体温に関する情報を視認することができる。
[第4の実施形態]
上記第3の実施形態では、互いに発光色の異なる発光素子列252A〜252Cを別々に配列し、周辺環境の色味に応じて切り替えることで、周辺環境の色味に応じた色の文字を可視化させる構成としたが本発明はこれに限定されない。
上記第2の実施形態と同様に、互いに発光色の異なる複数の発光素子からなる発光素子群を共通の発光窓内に配置し、当該発光素子群を複数配列することで発光素子群列を形成するようにしてもよい。
[第5の実施形態]
上記第1の実施形態では、発光素子としてLEDを用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、有機EL等、他の発光素子を用いるようにしてもよい。
また、上記第1乃至5の実施形態では、発光部により可視化された被検者の体温に関する情報として、予測された体温を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、実測された体温を用いるようにしてもよい。また、可視化される情報は、被検者の体温に限定されず、他の情報であってもよいことはいうまでもない。
また、上記第1乃至5の実施形態では、各文字を均等に配置するように発光ドットパターンを生成することとしたが、本発明はこれに限定されず、不均等に配置してもよいし、全体として右寄りに(あるいは左寄り)に配置するように構成してもよい。

Claims (10)

  1. 被検者の体温を測定する電子体温計であって、
    配列された複数の発光素子を備える発光手段と、
    前記電子体温計が振られたことを検出する振れ検出手段と、
    前記電子体温計の周辺光を受光する受光手段と、
    前記発光手段が備える各発光素子の発光を制御する発光制御手段と、を備え、
    前記発光制御手段は、
    測定された前記被検者の体温に関する情報に基づいて発光ドットパターンを生成する生成手段と、
    前記振れ検出手段による検出結果に基づいて算出された、前記電子体温計の所定方向の振れ時間と、前記発光ドットパターンを表現するのに必要な前記所定方向の発光素子のドット列数とに基づいて、前記発光素子の1ドット列当たりの発光時間を算出する算出手段と、
    前記受光手段により受光された周辺光に基づいて、前記発光素子の発光色を選択する選択手段と、を備え、
    前記振れ検出手段が前記電子体温計が振られたことを検出した場合に、前記生成された発光ドットパターンと、前記算出された1ドット列当たりの発光時間とに基づいて、前記選択された発光色により発光されるよう、前記各発光素子の発光を制御することを特徴とする電子体温計。
  2. 被検者の体温を測定する電子体温計であって、
    配列された複数の発光素子を備える発光手段と、
    前記電子体温計が振られたことを検出するとともに、振れ速度がゼロとなった位置を基準位置として、該基準位置からの距離を算出する振れ検出手段と、
    前記電子体温計の周辺光を受光する受光手段と、
    前記発光手段が備える各発光素子の発光を制御する発光制御手段と、を備え、
    前記発光制御手段は、
    測定された前記被検者の体温に関する情報を表現するために、前記電子体温計の振れ方向における前記発光素子のドット列から構成された発光ドットパターンであって、該各ドット列の前記基準位置からの距離が規定された発光ドットパターンを生成する生成手段と、
    前記受光手段により受光された周辺光に基づいて、前記発光素子の発光色を選択する選択手段と、を備え、
    前記振れ検出手段により算出された距離が、前記発光ドットパターンを構成する各ドット列について規定された前記基準位置からの距離に一致した場合に、前記各発光素子を、対応するドット列に従って、前記選択された発光色により発光されるよう制御することを特徴とする電子体温計。
  3. 前記選択手段は、前記発光素子の発光色が、前記周辺光を補色するように、前記発光素子の発光色を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の電子体温計。
  4. 前記発光手段は、配列された複数の発光素子である発光素子列が、並列に複数配されており、各発光素子列は、互いに異なる発光色により発光するよう構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子体温計。
  5. 前記発光制御手段は、前記発光手段が備える複数の発光素子列のうち、前記選択された発光色に対応する発光素子列に切り替えて発光を制御することを特徴とする請求項4に記載の電子体温計。
  6. 前記発光手段は、互いに発光色の異なる複数の発光素子からなる発光素子群であって、該複数の発光素子から発光される光が混色されて放射されるように配置された発光素子群が複数配列されて構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子体温計。
  7. 前記発光制御手段は、前記発光素子群を構成する複数の発光素子から発光された光が混色されることにより、前記選択された発光色となるように、該複数の発光素子それぞれに印加する電流値を調整することを特徴とする請求項6に記載の電子体温計。
  8. 配列された複数の発光素子を備える発光手段と、電子体温計が振られたことを検出する振れ検出手段と、前記電子体温計の周辺光を受光する受光手段と、前記発光手段が備える各発光素子の発光を制御する発光制御手段と、を備え、被検者の体温を測定する電子体温計における表示制御方法であって、
    測定された前記被検者の体温に関する情報に基づいて発光ドットパターンを生成する生成工程と、
    前記振れ検出手段による検出結果に基づいて算出された、前記電子体温計の所定方向の振れ時間と、前記発光ドットパターンを表現するのに必要な前記所定方向の発光素子のドット列数とに基づいて、前記発光素子の1ドット列当たりの発光時間を算出する算出工程と、
    前記受光手段により受光された周辺光に基づいて、前記発光素子の発光色を選択する選択工程と、
    前記振れ検出手段が前記電子体温計が振られたことを検出した場合に、前記生成された発光ドットパターンと、前記算出された1ドット列当たりの発光時間とに基づいて、前記選択された発光色により発光されるよう、前記各発光素子の発光を制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする表示制御方法。
  9. 配列された複数の発光素子を備える発光手段と、電子体温計が振られたことを検出するとともに、振れ速度がゼロとなった位置を基準位置として、該基準位置からの距離を算出する振れ検出手段と、前記電子体温計の周辺光を受光する受光手段と、前記発光手段が備える各発光素子の発光を制御する発光制御手段と、を備え、被検者の体温を測定する電子体温計における表示制御方法であって、
    測定された前記被検者の体温に関する情報を表現するために、前記電子体温計の振れ方向における前記発光素子のドット列から構成された発光ドットパターンであって、該各ドット列の前記基準位置からの距離が規定された発光ドットパターンを生成する生成工程と、
    前記受光手段により受光された周辺光に基づいて、前記発光素子の発光色を選択する選択工程と、
    前記振れ検出手段により算出された距離が、前記発光ドットパターンを構成する各ドット列について規定された前記基準位置からの距離に一致した場合に、前記各発光素子を、対応するドット列に従って、前記選択された発光色により発光されるよう制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする表示制御方法。
  10. 請求項8または9に記載の表示制御方法をコンピュータによって実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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