JP2010210570A - 校正用データ取得装置およびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 広い領域のステレオ撮影に必要な複数のカメラを設置する際に、容易にキャリブレーションを実行する技術を提供する。
【解決手段】 所定の空間領域(50)に対して異なる方向から撮影する二台のカメラと、その二台のカメラの撮影タイミングを制御する撮影制御装置と、前記所定の空間領域内を移動可能な被写体(たとえばラジコンヘリコプタ31)とを備える。 前記被写体(30)は、三次元の位置座標を取得可能なGPS装置(32)を搭載し、 前記撮影制御装置は、所定の空間領域(50)内の被写体(30)を前記二台のカメラ(11L,11R)にて撮影して画像データを取得する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、所定の空間領域をステレオ撮影するための複数のカメラを現場に設置する際の校正用データ取得装置およびその方法に関する。
従来、所定の空間領域を高い計測精度にてステレオ撮影するため二台のカメラの位置を設定し、設定後において高精度に校正(キャリブレーション)を実行する必要がある。
高精度な校正としては、例えば「8点キャリブレーション」という手法が採用されている。8点キャリブレーションとは、撮影空間上に、測定で正確に設定したモデルとなる直方体(立方体)の8個の頂点を光らせ、それを受光して位置合わせをするものである。例えば、前記立方体における8個の頂点の座標をコンピュータに入力する。あるいは、二台のカメラで前記立方体を撮影して二台のカメラ画像を取得した後に、立方体の各頂点の座標と二台のカメラ画像の座標を対応させて校正することになる。
校正(キャリブレーション)を高精度にかつ効率よく実行するために、特許文献1〜特許文献3に示されているように種々の工夫がなされている。
ところで、風力発電装置に対するバードストライクを回避するために、鳥などの飛来物を検知し、その検知した情報に基づいて風力発電のプロペラを減速または停止させることが行われている。その飛来物の検知には、複数(たいてい二台)のカメラで飛来物を含む画像データを取得し、同期させた複数の画像データ中において一致する粒子や画素を抽出する(たとえば、PTVのステレオペアマッチング)、という手法が採用されている。すなわち、一致した粒子や画素について、三次元における速度や位置の情報に変換し、三次元の軌跡を求めるものである。このような飛来物の検知により、風力発電装置に飛来物が近づいているか否か、等を判断して、風力発電装置の減速または停止の制御に用いるのである。また、野鳥の飛行観察や行動調査にも、同様に三次元の飛行軌跡を求める手段が用いられている。
なお、風力発電装置に対するバードストライク回避や野鳥の行動調査のための飛来物検知では、ステレオ撮影を実行するために設置される二台のカメラの距離は、50メートル以上である場合が多く、数キロメートルに達する場合も少なくない。
特開平8−14828号公報 特開平10−122819号公報 特開2007−64836号公報
さて、風力発電装置に対するバードストライク回避や野鳥の行動調査のようにステレオ撮影を実行する対象となる空間領域が広大なものである場合は、校正(キャリブレーション)の作業が大がかりとなり、面倒である。 すなわち、被写体となる空間領域における誤差を小さくするためには、校正のために仮想する立方体をできる限り大きくする必要があり、8個の頂点座標の設定が大がかりとなってしまうのである。
頂点座標を物理的な構造体で設置するのは、立方体が大きくなるほど困難であり、その構造体の移動や保管も困難である。
本発明が解決しようとする課題は、広い撮影領域におけるステレオ撮影に必要な校正用データを簡易に取得可能な技術を提供することを目的とする。
(第一の発明)
本願における第一の発明は、 所定の空間領域(50)をステレオ撮影する前に必要な校正用データを取得するための装置(10)に係る。
すなわち、 前記所定の空間領域(50)に対して異なる方向から撮影する二台のカメラと、 その二台のカメラの撮影タイミングを制御する撮影制御装置(15)と、 前記所定の空間領域(50)内を移動可能な被写体(30)とを備える。
前記被写体(30)は、三次元の位置座標を取得可能なGPS装置(32)を搭載し、 前記撮影制御装置(15)は、前記所定の空間領域(50)内の被写体(30)を前記二台のカメラ(11L,11R)にて撮影して画像データを取得することとした校正用データ取得装置である。
「被写体(30)」とは、たとえば、リモートコントロールおよびホバリングが可能なリモコン飛行体(ヘリコプタ、気球など)である。無線による遠隔操作で飛行させ、所定の位置に容易にかつ確実に停止させることができるので、実際の現場における被写体(30)として適している。
「GPS装置(32)」における「GPS」とは、全地球測位システム=グローバル・ポジショニング・システム (Global Positioning System)の略語である。
(作用)
所定の空間領域(50)をステレオ撮影するために異なる方向から撮影する複数のカメラ(11L,11R)からなる撮影手段(11)を設置する際に、所定の空間領域(50)内を移動可能な被写体(30)を設置することができるので、容易に効率よく正確に校正用データを取得できる。
(第一の発明のバリエーション1)
第一の発明は、以下のように形成することができる。
すなわち、 前記被写体(30)は、前記所定の空間領域(50)内に設定した基準モデル(20)の頂点となる複数個の空間座標のサンプル点(21A)〜(21H)へ移動して停止可能であり、前記撮影制御装置は、前記各サンプル点(21A)〜(21H)に停止した被写体(30)を前記二台のカメラ(11L,11R)にて撮影して画像データを取得することとした校正用データ取得装置(10)である。
(作用)
GPS装置(32) を搭載した被写体(30)を遠隔操作し、基準モデル(20)の頂点となるサンプル点(21A)〜(21H)の所定の位置に容易にかつ確実に停止させる。それによって、基準モデル(20)の頂点となるサンプル点(21A)〜(21H)の空間座標を、より正確に測定することができる。その測定した各空間座標に位置した被写体(30)を撮影してその位置情報をコンピュータに入力することで、複数カメラキャリブレーションを容易に実行することができる。
(第一の発明のバリエーション2)
第一の発明は、以下のように形成することができる。
すなわち、 前記被写体(30)は、発光装置を備え、その発光装置は被写体(30)がGPS装置(32)において所望する現在位置および高度となった瞬間に発光することとしたものである。
(作用)
被写体(30)を各サンプル点(21A)〜(21H)ごとに8カ所にて撮影することになるが、その8カ所とも空中であり、目印も見当も付けられない。撮影のタイミングが難しいが、発光装置を用いて発光させることで、被写体(30)を明確に識別できるので人為的な単なる間違いを少なくすることができる。
(第一の発明のバリエーション3)
第一の発明は、以下のように形成することができる。
すなわち、前記発光装置は、少なくとも2種類の発光パターンを備える。
たとえば、 前記被写体(30)は、各サンプル点(21A)〜(21H)ごとに異なる信号を発生可能とすれば、撮影時や撮影後のデータ処理の際に誤りを防止できる。
(第二の発明)
本願の第二の発明は、 所定の空間領域(50)をステレオ撮影する撮影手段(11)を備えた校正用データ取得方法に係る。
すなわち、 二台以上のカメラ(11L,11R)で前記所定の空間領域(50)に対して異なる方向から撮影可能であるように配置するカメラ配置手順と、 前記所定の空間領域(50)内に設定した基準モデル(20)の頂点となる複数個の空間座標のサンプル点(21A)〜(21H)に被写体(30)を停止および移動させる被写体移動手順と、 その停止した被写体(30)に対して前記各カメラ(11L,11R)で同時に撮影する撮影手順とを含む。
請求項1から請求項4に記載の発明によれば、広い撮影領域におけるステレオ撮影に必要な校正用データを簡易に取得可能な校正用データ取得装置を提供することができた。
また、請求項5に記載の発明によれば、広い撮影領域におけるステレオ撮影に必要な校正用データを簡易に取得可能な校正用データ取得方法を提供することができた。
本発明の実施形態の校正用データ取得装置を示すもので、現場における概略的な斜視図である。 ラジコンヘリコプタを被写体として図1の基準モデルの頂点となる各サンプル点へ移動して停止させる状態を示す概略説明図である。 気球を被写体として図1の基準モデルの頂点となる各サンプル点へ配置する状態を示す概略説明図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1および図2を参照するに、本実施形態に係る校正用データ取得装置10は、所定の空間領域50をステレオ撮影するために異なる方向から撮影する少なくとも二台以上のカメラ11(撮影手段)を設置し、複数のカメラ11(撮影手段)のキャリブレーションのためのデータを取得する装置である。
本実施形態では所定の空間領域50をステレオ撮影するための二台の左側のカメラ11Lと右側のカメラ11Rを用いて説明する。
まず、左側のカメラ11Lと右側のカメラ11Rは、例えば、本実施形態では風力発電装置に対するバードストライクを回避するための実際の空間領域50に設置される。すなわち、撮影対象物となる風力発電装置と二台のカメラ11L,11Rが図1の一点鎖線で示されているように、平面で三角形状になるように配置される。しかも、二台のカメラ11L,11Rのレンズの向き12L,12R(撮影方向)は上記の三角形の線上にほぼ位置している。この場合の左側のカメラ11Lと右側のカメラ11Rの距離Lは、例えば600メートルとして設置される。
上記の風力発電装置に対する三次元監視ついて説明すると、風力発電装置は、地上に立設させたタワー、そのタワーに固定されたナセル、およびそのナセルに対してハブを介して回転自在に固定された複数のブレードを備えている。
左側、右側のカメラ11L,11RはC−MOSセンサを用いたカメラであり、風力発電装置が配置されている間などに配置されて、二台で一組の撮影領域を多数備えている。ウィンドファームの周囲全般をカバーできる撮影領域に対する三次元監視を、多数のカメラ11にて達成している。
C−MOSセンサを備えた左側、右側のカメラ11L,11Rを用いているのは、CCD素子よりも露光時間の制御が容易であり、飛行速度の速い鳥類の画像を捉えるのに適しており、また曇天などにおいても撮影が容易でレーザ光の照射などの設備が不要となるからである。
図1に示す左側のカメラ11Lの撮影方向12L(レンズの向き)は、二台のカメラ11L,11Rを結ぶライン13に水平な方向に直交する左側方位基準線14Lに対して右側に撮影角度θをなしている。また、図1の右側のカメラ11Rの撮影方向12R(レンズの向き)は、前記ライン13に水平な方向に直交する右側方位基準線14Rに対して左側に撮影角度θをなしている。左側方位基準線14Lと右側方位基準線14Rは互いに平行である。
本実施形態は、所定の空間領域50の撮影空間上に正確に設定した基準モデル20となる例えば直方体(立方体)の8個の頂点のサンプル点21A〜21Hを二台のカメラ11L,11Rで撮影し、校正用の撮影データを取得するのである。
例えば、前記立方体における8個の頂点であるサンプル点21A〜21Hの空間座標(X軸、Y軸、Z軸)をコンピュータに入力する。あるいは、二台のカメラ11L,11Rで前記立方体における8個の頂点のサンプル点21A〜21Hを撮影して二台のカメラ画像を取得した後に、立方体の各頂点であるサンプル点21A〜21Hの空間座標と二台のカメラ画像の座標を対応させることになる。
なお、撮影制御装置15にて撮影のタイミングを制御され、二台のカメラ11L,11Rで撮影した画像は、画像記録装置16に記録される。その画像記録装置16には上記の校正を実行するための演算装置17が備えられている。
基準モデル20となる直方体(立方体)の8個の頂点のサンプル点21A〜21Hを設置する必要がある。
なお、図2において、サンプル点21Aと21Eは地上のポイント22Aから上空に向けた垂直線上に位置し、サンプル点21Bと21Fは地上のポイント22Bから上空に向けた垂直線上に位置し、サンプル点21Cと21Gは地上のポイント22Cから上空に向けた垂直線上に位置し、サンプル点21Dと21Hは地上のポイント22Dから上空に向けた垂直線上に位置する。
本発明の実施形態の主要な特徴としては、基準モデル20を地上に構造物として設置するのではなく、所望の空間座標へ容易に移動して停止可能な被写体30を用いて、その被写体30を基準モデル20となる例えば直方体(立方体)の8個の頂点のサンプル点21A〜21Hへ移動して配置し、各サンプル点21A〜21Hに停止した被写体30を二台のカメラ11L,11Rで撮影することである。なお、移動中の被写体30を撮影することとしてもよい。
例えば、その被写体30としてはラジコンヘリコプタ31を用いることができる。そのラジコンヘリコプタ31は予め設定した上記の8個のサンプル点21A〜21Hへ無線で飛ばして所定の位置に停止させることができる。したがって、ラジコンヘリコプタ31を8個のサンプル点21A〜21Hに停止させる毎に、そのラジコンヘリコプタ31を被写体として、二台のカメラ11L,11Rで撮影する。その撮影は、撮影制御装置15が制御する。これによって、立方体の各頂点の8個のサンプル点21A〜21Hの空間座標のカメラ画像を取得することができる。その後に、立方体の各頂点のサンプル点21A〜21Hの空間座標と二台のカメラ画像の座標を対応させて校正用データとすることができるのである。
上記のラジコンヘリコプタ31には、三次元の位置座標を測定するGPS装置32と垂直方向の距離を測定可能な高度計とを搭載している。これにより、立方体の各頂点の8個のサンプル点21A〜21Hの空間座標はGPS装置32で正確に測定することができる。その測定した各空間座標を画像記録装置16に入力し、演算装置17での校正を実行できる。
移動中の被写体30を撮影する場合は、撮影された時刻における被写体30の位置情報をGPS装置32により取得することができる。
なお、広い現場で各サンプル点21A〜21Hの位置を確認する場合、作業者から遠いので識別することが難しい場合がある。また、空中には目安となるビューポイントが存在しない場合がある。そのため、画像記録装置16に記録した画像データの一致不一致を誤る可能性もある。
ラジコンヘリコプタ31の操作者も、サンプル点21Aと21D、サンプル点21Bと21C、サンプル点21Eと21H、サンプル点21Fと21Gは遠くなると、それぞれ互いに間違える可能性がある。
そこで、ラジコンヘリコプタ31は、例えば、赤、青、黄、緑のように識別色33を変えて発光可能なLEDを搭載する。そして、ラジコンヘリコプタ31が各サンプル点21A〜21Hで停止する毎に異なる識別色33を発光表示させる。そして、その表示された識別色33とサンプル点21A〜21Hの位置を確認しながら、ラジコンヘリコプタ31を二台のカメラ11L,11Rで撮影することができる。これにより、人為的な間違いを少なくすることができる。
また、例えば、前記のLEDとしては、いくつかの異なるトリガ信号を発生できるようにすると良い。ラジコンヘリコプタ31が各サンプル点21A〜21Hで停止する毎に異なるトリガ信号を発生することで、そのトリガ信号によりラジコンヘリコプタ31を二台のカメラ11L,11Rで撮影するタイミングが整った旨の指令を出すことができる。この時の空間座標はリモコン装置の中に機能されていることによって把握確認できる。
各サンプル点21A〜21Hでの停止と、次のサンプル点への移動動作を一筆書きのように行えば、校正点での撮影を効率よく実行できる。
以上のことから、本実施形態の校正用データ取得装置10は、所定の空間領域50をステレオ撮影するために異なる方向から撮影する複数のカメラからなる撮影手段11を設置する際に、実際の現場に基準モデル20となる直方体(立方体)の8個の頂点のサンプル点21A〜21Hの位置に被写体30を設置することができる。
前述のLEDは、異なる3種類の発光色を用意しておき、ひとつを点灯させるパターンにて3種類、3つのうちの2つを組み合わせて点灯させるパターンで3種類、3つ全部を点灯させるパターンで1種類を確保することができる。たとえば、最も遠い2点で3つ全部を点灯させるパターンを採用すれば、8つのサンプル点にて撮影データを取得できる。
前述した実施形態では被写体30としてラジコンヘリコプタ31を用いているが、その代りに、現場に風がなければ、図3に示されているように、地上に綱35で繋がれた係留気球34(風船を含む)を用いることができる。
すなわち、例えば測量計やGPS装置を用いて、地上に4つのポイント22A〜22Dを決める。この場合、ポイント22Aはサンプル点21Aと21Eを通過する垂線上に位置し、ポイント22Bはサンプル点21Bと21Fを通過する垂線上に位置し、ポイント22Cはサンプル点21Cと21Gを通過する垂線上に位置し、ポイント22Dはサンプル点21Dと21Hを通過する垂線上に位置する。
次いで、4つのポイント22A〜22Dからそれぞれ綱35で繋がれた2個の気球34を揚げる。例えば、ポイント22Aから揚げた一つ目の気球34Aは綱35Aで繋がれてサンプル点21Aで停止させ、二つ目の気球34Eは綱35Eで繋がれてサンプル点21Eで停止させている。ポイント22Bから揚げた一つ目の気球34Bは綱35Bで繋がれてサンプル点21Bで停止させ、二つ目の気球34Fは綱35Fで繋がれてサンプル点21Fで停止させている。ポイント22Cから揚げた一つ目の気球34Cは綱35Cで繋がれてサンプル点21Cで停止させ、二つ目の気球34Gは綱35Gで繋がれてサンプル点21Gで停止させている。ポイント22Dから揚げた一つ目の気球34Dは綱35Dで繋がれてサンプル点21Dで停止させ、二つ目の気球34Hは綱35Hで繋がれてサンプル点21Hで停止させている。
なお、各気球34A〜34HにGPS装置32を搭載し、綱35A〜35Hの長さをそれぞれ予め設定しておくことで、気球34A〜34Hの空間座標を正確に測定することができる。
以上のように合計8個の気球34A〜34Hが基準モデル20となる直方体(立方体)の8個の頂点のサンプル点21A〜21Hを形成し、この気球34A〜34Hを一度に二台のカメラ11L,11Rで撮影することができる。
なお、広い現場で各サンプル点21A〜21Hの位置を確実に確認するために、気球34A〜34Hは、赤、青、黄、緑、紫、茶、白、黒などのように互いに異なる識別色36A〜36Hとすることができる。また、各気球34A〜34Hには、前述したトリガ信号やLEDによる点滅信号などのように互いに異なる信号を発生する信号発生機を搭載することができる。
また、本実施形態の気球34A〜34Hによる作用、効果は前述した実施形態のラジコンヘリコプタ31による場合とほぼ同様であるので、詳しい説明は省略する。
本願発明は、広域をステレオ撮影する必要がある風力発電装置の製造業、航空関係の整備事業、環境影響評価における鳥類調査事業などにおいて、利用可能性を有する。
10 校正用データ取得装置
11,11L,11R カメラ(撮影手段)
12L カメラ11Lのレンズの向き(撮影方向)
12R カメラ11Rのレンズの向き(撮影方向)
13 カメラ11L,11Rを結ぶライン
14L 左側方位基準線 14R 右側方位基準線
15 撮影制御装置 16 画像記録装置
17 演算装置
20 基準モデル 21A〜21H サンプル点
22A〜22D ポイント
30 被写体 31 ラジコンヘリコプタ
32 GPS装置 33 識別色(ラジコンヘリコプタの)
34A〜34H 気球 35A〜35H 綱
36A〜36H 識別色(気球の)
50 空間領域
L 実際の現場の距離
θ 左側のカメラ11Lの撮影方向の撮影角度
θ 右側のカメラ11Rの撮影方向の撮影角度

Claims (5)

  1. 所定の空間領域をステレオ撮影する前に校正用データを取得するための装置であって、
    前記所定の空間領域に対して異なる方向から撮影する二台のカメラと、
    その二台のカメラの撮影タイミングを制御する撮影制御装置と、
    前記所定の空間領域内を移動可能な被写体と、を備え、
    前記被写体は、三次元の位置座標を取得可能なGPS装置を搭載し、
    前記撮影制御装置は、前記所定の空間領域内の被写体を前記二台のカメラにて撮影して画像データを取得することとした校正用データ取得装置。
  2. 前記被写体は、前記所定の空間領域内に設定した基準モデルの頂点となる複数個の空間座標のサンプル点へ移動して停止可能であり、
    前記撮影制御装置は、前記各サンプル点に停止した被写体を前記二台のカメラにて撮影して画像データを取得することとした請求項1記載の校正用データ取得装置。
  3. 前記被写体は、発光装置を備え、
    その発光装置は被写体がGPS装置において所望する現在位置および高度となった瞬間に発光することとした請求項1または請求項2のいずれかに記載の校正用データ取得装置。
  4. 前記発光装置は、少なくとも2種類の発光パターンを備えた請求項1から請求項3のいずれかに記載の校正用データ取得装置。
  5. 所定の空間領域をステレオ撮影する撮影手段を備えた校正用データ取得方法であって、
    二台のカメラで前記所定の空間領域に対して異なる方向から撮影可能であるように配置するカメラ配置手順と、
    前記所定の空間領域内に設定した基準モデルの頂点となる複数個の空間座標のサンプル点に被写体を停止および移動させる被写体移動手順と、
    その停止した被写体に対して前記各カメラで同時に撮影する撮影手順と、を含む校正用データ取得方法。
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