JP2010207548A - 柑橘類の皮剥き用固定金具 - Google Patents

Abstract

【課題】従来、果肉の固いりんご、柿などの皮剥き機は数本、例えば３本のピンに差し込み、これ等の果物の固定を図って皮を剥いていた。一方柑橘類にこの機械を用いると果肉がやわらかいため、中でつぶれてピンが空回りし皮を剥くことができなかった。
他に、柑橘類の皮を剥く小型で容易に取り付け移動可能な機具はなく、手で剥く以外に方法はなかった。
【解決手段】 ３本のピンを羽根状の鋼板にすることにより、柑橘類との接触面を多くとることになり、しっかり固定することで回転時に果肉が崩れ空転することがなくなるので上記の問題を解決した。
【選択図】図１

Description

柑橘類の皮剥き機に関し、柑橘類を回転させ刃で皮を剥く機械において、柑橘類を固定する技術分野である。

従来、果肉の固いりんご、柿などの皮剥き機は数本、例えば３本のピンに差し込みこれ等の果物の固定を図って皮を剥いていた（下記の特許文献）。一方、柑橘類については果肉柔らかく崩れ、この機械を使うことはできず手で皮をむいていた。皮を剥くのはゼリー、プリン等の菓子や、果汁にする際に皮のエグミをなくすためである。

特許第３３４９５６１

柑橘類にこの機械を使えなかったのは、果肉の柔らかい柑橘系にこのピンで固定すると果肉が崩れ回転できないという問題がありこの回転させて皮を剥くのは不向きであった。このため手で皮を剥くことを余儀なくされた。したがって柑橘類の皮剥き作業は効率が悪く、しかも衛生面で問題もあった。

上記ピンを羽根状のステンレスなどの鋼板を用いて柑橘類との接触面を多くとることによりしっかり固定することで回転時に果肉が崩れ空転することがなくなるので上記の問題を解決した。

従来柑橘類の皮剥きは手で行っていたものがこの羽根で柑橘類を固定することにより回転を伴う皮剥き機を用いることにより格段に作業効率が向上した。
更に、最近は皮の需要が増加し、食品や化粧品、入浴剤などに利用されている。
この皮剥き機は、皮が薄くきれいに剥けるので、皮の商品価値が上がる。

柑橘用に発案した３枚羽根 皮剥き機全体図 対象物を差し込んだところ 皮剥き機と柑橘類を差し込んだ実写

柑橘類の皮剥きのために固定するピンを改め３枚羽根１で構成する。この３枚羽根１は略１２０°で配置されている。この３枚羽根１の先端を鋭利な角度にして柑橘類を差し込み固定しやすくする。また本例では３枚羽根１で実施例を記載しているが３枚羽根１に限定するものでもない。２枚羽根でも４枚羽根，５枚羽根でも実用に耐えうるのは自明である。
この固定用の３枚羽根１を有する皮剥き機を作業台に固定し、この３枚羽根に皮を剥く対象となる柑橘類４を根元まで差込み、ハンドル５を手で回していき、皮剥き刃２が柑橘類４に当たるのを確認して更にハンドル５を回していく。この皮剥き刃２はハンドル５の回転と歯車３で連動し柑橘類４の外側に沿って移動し皮を剥く。１〜２秒で剥けるので皮剥き刃２が柑橘類４から離れたのを確認して皮の剥けた柑橘類を３枚羽根１から抜く。

１・・・・３枚羽根
２・・・・皮剥き刃
３・・・・歯車
４・・・・柑橘類
５・・・・ハンドル

Claims (1)

1. 柑橘類を回転させながら柑橘類の皮を剥く機械における柑橘類の固定用金具において、羽根状の剛体で構成され略等角度で配置された固定金具。

Images