JP2010206436A - 撮像装置およびテレビドアホン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像装置およびテレビドアホン装置に関し、夜間など暗いところで撮影する場合であっても、撮像画像中の被写体を識別しやすくし視認性をよくすることを目的とする。
【解決手段】子機2に設けられた撮像装置9は、来訪者4を照射する撮影用赤外光源部9aと、入射光を可視波長域の複数の色成分と赤外波長域の赤外成分とに色分解する色分解フィルタおよびこの色分解フィルタを介して入力される光を映像信号として出力する受光素子を有する撮像部9cとを備え、撮像部9cは来訪者4を撮影するときに、受光素子からの可視波長域の複数の色成分の映像信号を時間方向に累積加算した信号と、赤外波長域の赤外成分の映像信号から検出した来訪者4の輪郭成分の信号とを合成したカラー映像信号を親機3に出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、被写体を撮影してカラーの撮像画像を得ることが可能な撮像装置およびテレビドアホン装置に関する。
暗いところで被写体を撮影する撮像装置が提案されている。例えば、被写体に赤外光を照射し、照射された被写体をカメラで撮影していた。この撮像装置では、被写体からの可視光成分に基づいてRGB色信号を色変換してカラー画像信号を生成し、さらに被写体からの赤外線成分に基づいて赤外線輝度信号を生成してモノクロ画像信号を生成していた。
すなわち、従来の撮像装置は、ブロックごとに色信号の存在する可視領域と、色信号のほとんど存在しない近赤外輝度信号Irからなる赤外領域とを区別し、近赤外輝度信号Irが輝度信号Y(RGB色信号から生成)より小さいことにより可視領域と判断されたブロックでは、そのブロック内のRGB色信号を色変換してカラー画像信号を生成していた。また近赤外輝度信号Irが輝度信号Yより大きいことにより赤外領域と判断されたブロックでは、そのブロック内の近赤外輝度信号Irからモノクロ画像を生成していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−148690号公報
従来の撮像装置では、夜間など赤外光以外の光がほとんど得られないところで撮影された場合、撮像して得た撮影画像内の大部分のブロックで近赤外輝度信号Irが輝度信号Yより大きくなり、撮影画像がモノクロ画像となっていた。このため、撮像画像中の被写体を識別しにくく視認性がよくないという課題があった。
そこで本発明は、夜間など暗いところで撮影する場合であっても、撮像画像中の被写体を識別しやすくし視認性をよくすることを目的とする。
この目的を達成するために本発明の撮像装置は、被写体を照明する撮影用赤外光源部と、入射光を可視波長域の複数の色成分と赤外波長域の赤外成分とに色分解する色分解フィルタおよびこの色分解フィルタを介して入力される光を映像信号として出力する受光素子を有する撮像部とを備え、撮像部は被写体を撮影するときに、受光素子からの可視波長域の複数の色成分の映像信号を時間方向に累積加算した信号と赤外波長域の赤外成分の映像信号から検出した被写体の輪郭成分の信号とを合成したカラー映像信号を出力する構成としたことを特徴とする。このような構成により、所期の目的を達成するものである。
また、本発明のテレビドアホン装置は、上記した撮像装置と、この撮像装置により来訪者を撮影して得たカラー映像信号を表示する表示装置とを備えたことを特徴とする。このような構成により、所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明の撮像装置は、被写体を照射する撮影用赤外光源部と、入射光を可視波長域の複数の色成分と赤外波長域の赤外成分とに色分解する色分解フィルタおよびこの色分解フィルタを介して入力される光を映像信号として出力する受光素子を有する撮像部とを備え、撮像部は被写体を撮影するときに、受光素子からの可視波長域の複数の色成分の映像信号を時間方向に累積加算した信号と、赤外波長域の赤外成分の映像信号から検出した被写体の輪郭成分の信号とを合成したカラー映像信号を出力する構成としたので、暗いところでの撮影により受光素子の受光量が減少し、撮像して得られる信号に対して相対的に増加する受光素子のノイズでS/Nが悪くなっても、複数のフレームの映像信号を時間方向に累積加算するので信号成分に含まれるランダムノイズを抑えることができ、ノイズにより不明瞭になっている色の判別をしやすくできる。そして、赤外成分の信号から検出された被写体の輪郭成分を可視波長域成分の映像信号に合成するので、撮影画像内の被写体の輪郭をくっきりさせて判別しやすくすることができる。これにより、夜間など暗いところで撮影する場合であっても、十分な色情報と輪郭情報が得られることにより撮像画像中の被写体を識別しやすくし視認性をよくすることができる。
また、本発明のテレビドアホン装置は、上記した撮像装置と、この撮像装置により来訪者を撮影して得たカラー映像信号を表示する表示装置とを備えているので、夜間など暗いところにある撮像装置で来訪者を撮影する場合であっても、十分な色情報と輪郭情報が得られることにより表示装置に表示される来訪者を識別しやすくし視認性をよくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1〜図10を参照しながら、本発明の実施の形態におけるテレビドアホン装置について説明する。ここでは、来訪者をカラーの撮像画像により確認できるテレビドアホン装置を例に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるテレビドアホン装置1の概略構成図、図2は同テレビドアホン装置1の回路ブロック図、図3は同テレビドアホン装置1の親機3の正面図、図4は同テレビドアホン装置1の子機2の正面図、図5は同テレビドアホン装置1内の撮像部9cのブロック図、図6は図5に示す撮像部9cに用いられる色分解フィルタ21の構成図、図7は図6に示す色分解フィルタ21の光透過特性を示す特性図、図8は図5に示す撮像部9cの第1の累積加算部23bのブロック図、図9は図8に示す撮像部9cの第1の累積加算部23bの動作を説明する図、図10は本発明の実施の形態における撮像装置9の明るさ検出部27を説明する図である。
図1に示すように、テレビドアホン装置1は子機2と親機3とから構成され、子機2と親機3は通信回線を介して電気的に接続されている。そして、子機2は玄関先に親機3は居室内にそれぞれ設置されている。これにより、来訪者4は玄関先にある子機2、居室内にある親機3を介して居住者5と通話することができる。
まず子機2の構成について説明する。図2に示すように、子機2は呼出ボタン6と子機制御部7と子機通話部8と撮像装置9とを備えている。
呼出ボタン6は来訪者4の指により押下するボタンであり、指により押下されると子機制御部7へ押下信号を通知する。呼出ボタン6は子機本体2aの前面下側に設けられている。
子機制御部7は子機2全体を制御する。子機制御部7は、来訪者4により呼出ボタン6が押下されると、呼出通知を親機3へ送信すると共に子機通話部8および撮像装置9を作動させる。また、親機3からの応答終了の信号により子機通話部8および撮像装置9の動作を終了させる。
子機通話部8は、マイクロフォン(以下、「マイク」と記す)8aとスピーカ8bと通話インタフェース(以下、「通話I/F」と記す)8cとを備え、子機本体2aの前面に設けられている。マイク8aは来訪者4の音声を音声信号として出力する。スピーカ8bは親機3からの音声信号を音声として出力する。通話I/F8cは親機3との音声の入出力を行う。
撮像装置9は子機制御部7により作動して来訪者4を撮影し、カラーの映像信号である色差信号と輝度信号とを映像インタフェース(以下、「映像I/F」と記す)9eを介して親機3に出力する。この撮像装置9の詳細な構成については後述する。
次に親機3の構成について説明する。図2に示すように、親機3は操作ボタン10と親機制御部11と親機通話部12と表示装置13とを備えている。
操作ボタン10は、居室内にいる居住者5が来訪者4と通話する際に使用される応答ボタンであり、親機制御部11に接続されている。
親機制御部11は、親機3全体を統括制御する機能を備えており、子機2からの呼出通知により親機通話部12と表示装置13とを作動させる。これにより呼出ボタン6の押下により子機通話部8と親機通話部12との間で通話I/F8c、後述する通話I/F12cを介して音声信号の入出力が可能となり通話可能状態となる。また親機制御部11は、居住者5が来訪者4との通話が終了したことで押下される操作ボタン10からの信号により親機通話部12と表示装置13とを停止状態にする機能を備えている。
親機通話部12は、マイク12aとスピーカ12bと通話I/F12cとを備えている。マイク12aは居住者5の音声を音声信号として出力する。スピーカ12bは子機2からの音声信号を音声として出力する。通話I/F12cは子機2との音声信号の入出力を行うものである。
表示装置13は、映像I/F13aと液晶表示パネル13bとを備えている。表示装置13は、映像I/F13aにより子機2からのカラー映像信号を入力し、入力したカラー映像信号の色差信号と輝度信号とに基づいて液晶表示パネル13bによりカラーの撮像画像を表示する。
なお、図3に示すように、親機3の操作ボタン10は親機本体3aの前面下側に設けられている。また、親機通話部12のマイク12aとスピーカ12bは親機本体3aの前面中央、すなわち操作ボタン10の上側に設けられている。そして、表示装置13は親機本体3aの前面上側に設けられている。
次に、テレビドアホン装置1の構成が理解されたところで本実施の形態の特徴となる撮像装置9の詳細について説明する。
図2のテレビドアホン装置1では、子機2の撮像装置9により来訪者4を撮影し、親機3の液晶表示パネル13bにより来訪者4の撮像画像を確認する場合、夜間など周囲が暗くなるほど必要な輝度が不足して撮像画像が暗くなり視認性が悪くなる。特に、撮像装置9の受光素子で受光量が減少し、これに伴い受光素子でランダムに発生するノイズが相対的に増加してS/Nが悪くなる。S/Nが悪くなると色がノイズにより判別しにくくなると共に撮影して得た撮影画像内の来訪者4の輪郭がノイズにより判別しにくくなる。
そこで撮像装置9は、図2に示すように、被写体である来訪者4を照射する撮影用赤外光源部9aと、入射光を可視波長域の複数の色成分と赤外波長域の赤外成分とに色分解する色分解フィルタおよびこの色分解フィルタを介して入力される光を映像信号として出力する受光素子を有する撮像部9cとを備え、被写体に撮影用赤外光源部9aから赤外光を照射すると共に、撮像部9cは被写体を撮影するときに、受光素子からの可視波長域の複数の色成分の映像信号を時間方向に累積加算した信号と、赤外波長域の赤外成分の映像信号から検出した被写体の輪郭成分の信号とを合成したカラー映像信号を出力する構成とした。
この構成により、撮像装置9は、暗いところでの撮影により受光素子の受光量が減少し、撮像して得られる信号に対して相対的に増加する受光素子のノイズでS/Nが悪くなっても、複数のフレームの映像信号を時間方向に累積加算するので信号成分に含まれるランダムノイズを抑えることができ、ノイズにより不明瞭になっている色の判別をしやすくできる。そして撮像装置9は、赤外成分の信号から検出された被写体の輪郭成分を可視波長域成分の映像信号に合成するので、撮影画像内の被写体の輪郭をくっきりさせて判別しやすくすることができる。これにより、撮像装置9は夜間など暗いところで撮影する場合であっても、十分な色情報と輪郭情報が得られることにより撮像画像中の被写体を識別しやすくし視認性をよくすることができる。
また、テレビドアホン装置1は子機2に撮像装置9を備えているので、夜間など暗いところにある子機2の撮像装置9で来訪者4を撮影する場合であっても、十分な色情報と輪郭情報が得られることにより表示装置13に表示される来訪者4を識別しやすく視認性をよくすることができる。
また撮像装置9は、撮影用赤外光源部9aの点灯を制御する点灯制御部9bと、撮像部9cの周囲の明るさを検出する明るさ検出部9dと、映像I/F9eとを備えている。
撮像部9cは、撮影用赤外光源部9aからの赤外光が照射された来訪者4を撮影すると共に、来訪者4を撮影して得たカラー映像信号を映像I/F9eを介して親機3に出力する。撮像部9cのカラー信号処理の詳細については後述する。
点灯制御部9bは撮影用赤外光源部9aの点灯のON/OFFを子機制御部7からの通知に従い制御する。子機制御部7は呼出ボタン6が押下されると、呼出ボタン6が押下されたことを点灯制御部9bに通知する。この通知により、点灯制御部9bは撮影用赤外光源部9aをONにする。また子機制御部7が親機制御部11から居住者5と来訪者4との通話が終了したことの通知を受けた場合、子機制御部7は点灯制御部9bに停止状態にするように通知する。この通知により、点灯制御部9bは撮影用赤外光源部9aをOFFにする。
明るさ検出部9dは照度センサから構成され、図4に示すように、子機本体2aの前面下側にある呼出ボタン6の位置よりも上側に設けている。これにより、来訪者4の指や手で明るさ検出部9dにより検出される光が遮られることがないので撮像部9cの周囲の明るさを検出するときの検出誤差が小さくなり、検出精度を高めることができる。
また撮影用赤外光源部9aは、例えば赤外発光ダイオード(例えば、ピーク波長が810〜950nm)から構成され、図4に示すように、呼出ボタン6の位置よりも上側に設けている。これにより、来訪者4の指や手で光が遮られないので、後述するように、来訪者4の輪郭検出に利用する際の検出精度をよくすることができる。
次に、撮像部9cのカラー信号処理について説明する。図5に示すように、撮像部9cは、レンズ部20と色分解フィルタ21と受光素子22とカラー信号処理部23とを備えている。
レンズ部20は、単一のレンズまたは複数のレンズが組み合わされたレンズ群であり、色分解フィルタ21を介して受光素子22の受光面に被写体の像を結像させる。
色分解フィルタ21は受光素子22の受光面の前に設けられ、可視光における赤成分(R)、緑成分(G)、青成分(B)の光のみを透過させるフィルタおよび赤外成分(Ir)の光のみを透過させるフィルタを同一平面上に複数並べて構成されている。例えば色分解フィルタ21は、図6に示すように、赤成分(R)の光のみを透過させる赤フィルタ21aと、緑成分(G)の光のみを透過させる緑フィルタ21bと、青成分(B)の光のみを透過させる青フィルタ21cと、赤外成分(Ir)の光のみを透過させる赤外フィルタ21dとを備え、最小単位が2×2で構成されている。各フィルタは、赤フィルタ21aと青フィルタ21cとが斜めの位置関係となるように配置され、緑フィルタ21bと赤外フィルタ21dとが斜めの位置関係となるように配置されている。
この色分解フィルタ21は図7の光透過特性を示す。すなわち、可視光を透過させるフィルタの波長に多少の重なりはあるものの、光の透過が最大となるピーク波長は可視光の範囲内にある1つのみである。また、赤外フィルタ21dは赤外領域のみを透過させる。
図5に戻り、受光素子22はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像デバイスを用い、色分解フィルタ21の各フィルタに対応した画素から、赤成分を赤色信号(R信号)とし、緑成分を緑色信号(G信号)とし、青成分を青色信号(B信号)とした原色信号(R,G,B)を出力する。
次にカラー信号処理部23は、輝度色差変換部23a、第1の累積加算部23b、第2の累積加算部23c、輪郭生成部23d、輪郭合成部23eを備えている。
輝度色差変換部23aは、受光素子22から出力された原色信号(R,G,B)であるRGB色信号から輝度信号(Y)と色差信号(例えば、Cr信号、Cb信号)を生成する。輝度色差変換部23aは公知の変換式を用いて算出することができる。例えば、輝度信号をY、赤色信号をR、緑色信号をG、青色信号をBとした場合、輝度信号Yは、Y=0.30×R+0.59×G+0.11×Bとなり、色差信号(Cb,Cr)は、Cb=0.564×(B−Y)、Cr=0.713×(R−Y)として算出することができる。なお、上記のカラーマトリクスとしてSDTVのものを用いた例について説明したがこれに限定されるものでない。他のカラーマトリクス、例えばHDTV用のY,Pb,Prを用いてもよい。
第1の累積加算部23bは、輝度色差変換部23aから出力された輝度信号Y(以下、「Y信号」とも記す)を時間方向に累積加算する。例えば図8に示すように、第1の累積加算部23bは、まずY信号を増幅部40で増幅する。増幅部40が、例えば10倍の増幅度を有するものであれば、暗い中にいる来訪者4の映像信号から生成されたY信号はノイズを含んだ状態で10倍される。ここでは理解を容易にするために、入力されたY信号のレベルを1とすると増幅部40の出力はレベル10となる。
次に、増幅部40からの出力は、加算部41により、遅延部42により遅延した信号、すなわち前フレームまで累積加算されたY信号と合算される。合算されたY信号は、再帰ゲイン設定部43にて設定された値に基づいて乗算部44にて乗算される。ここでは、再帰ゲイン設定部43が明るさ値Lに基づいて再帰ゲインGが、例えば増幅されたY信号の1/2(G=0.5)に設定されたとする。すると、乗算部44からは増幅されたY信号の1/2、すなわち、レベル5のY信号が出力されると共に減算部45に入力される。減算部45では、乗算部44に入力される前のY信号(レベル10)から、乗算部44を介したY信号(レベル5)を減算して得られた信号が生成される。生成された信号は、遅延部42に出力される。
減算部45からの遅延部42により1フレーム分遅延するので、次のフレームのY信号と加算部41により加算される。次に取得される撮像画像のフレームのY信号のレベルを1とすると、増幅部40で増幅されたレベル10のY信号が遅延部42により1フレーム分遅延したレベル5のY信号と加算部41により合算され、レベル15の輝度信号となって乗算部44に出力される。
そして乗算部44により、レベル7.5のY信号が出力されると共に、減算部45によりレベル7.5のY信号が遅延部42に入力される。
このような処理を繰り返すことにより、図9に示すように、Y信号が時間方向に1フレームごとに累積加算されて、第1の累積加算部23bから出力される信号Ysのレベルは徐々にレベル10に収束する。これにより、映像信号にランダムに含まれるノイズが含まれていても、図8の加算部41、乗算部44、減算部45および遅延部42とで構成されたIIRフィルタにより、単発的、またはランダムに発生したノイズは累積加算されることなく、抑えられる。これにより、累積加算されたY信号のS/Nを改善することができる。
図5の第2の累積加算部23cは、輝度色差変換部23aから出力された色差信号Cb、色差信号Crを時間方向に累積加算する。第2の累積加算部23cは第1の累積加算部23bと同様に構成される。すなわち、第2の累積加算部23cは、図8の増幅部40と、加算部41、乗算部44、減算部45および遅延部42で構成されたIIRフィルタとにより構成され、色差信号Cr、色差信号Cbを増幅部40で増幅後、IIRフィルタとにより累積加算する。
図9に示すように、第2の累積加算部23cは色差信号(Cb,Cr)を時間方向に1フレームごとに累積加算する。この累積加算の処理により、色差信号(Cb,Cr)のS/Nを改善することができる。
図5に戻り、輪郭生成部23dは、受光素子22から出力された赤外信号Irの高周波成分を抽出して来訪者4の輪郭信号を生成する。
輪郭合成部23eは、第1の累積加算部23bで累積された輝度信号と輪郭信号とを合成した輪郭合成信号を出力する。
そして、カラー信号処理部23は、第2の累積加算部23cにより累積された色差信号と輪郭合成部23eから出力された輪郭合成信号とをカラー映像信号として出力する構成とした。すなわち撮像部9cは、被写体を撮影すると共に、受光素子22からの可視波長域成分の映像信号を時間方向に累積加算した信号と赤外波長域成分の映像信号から検出した被写体の輪郭成分の信号とを合成したカラー映像信号を出力する。
次に、図8の再帰ゲイン設定部43における再帰ゲインGの制御について説明する。
図5の明るさ検出部9dは撮像部9cの周囲の明るさ値(例えば、照度)Lを検出すると、明るさ検出部9dは再帰ゲイン設定部43に検出した明るさ値Lを通知する。これにより、図8の再帰ゲイン設定部43は、通知された明るさ値Lに基づいて再帰ゲインGを制御する。すなわち再帰ゲイン設定部43は、明るさ値Lに基づいて再帰ゲインGを乗算部44に設定する。再帰ゲイン設定部43は、例えば図10に示すように、明るさ設定基準値Laよりも撮像部9cの周囲の明るさが小さくなるのに応じて予め設定したテーブル値(例えば、図10中の曲線A)に基づいて再帰ゲインGを大きくする。これにより、撮像部9cの周囲が明るさ設定基準値Laよりも暗くなり受光量の減少に伴って受光素子のS/Nが悪くなっても、再帰ゲインGを大きくして受光素子22のランダムノイズを抑え、撮像画像の明るさと色の明瞭さを改善して色が判別しにくくなるのを抑える。
次に、図11を参照しながら、テレビドアホン装置1の動作について説明する。図11は本発明の実施の形態におけるテレビドアホン装置1の動作を示すフローチャートである。
図11に示すように、来訪者4は玄関先に到着すると呼出ボタン6を押下する。テレビドアホン装置1は子機2の呼出ボタン6が押下されると(S100)、点灯制御部9bにより、撮影用赤外光源部9aの赤外光をONにし(S102)、明るさ検出部9dの照度センサを起動して子機2の撮像部9cの周囲の明るさを検出する(S104)。
次にテレビドアホン装置1は、明るさ検出部9dの明るさ値Lが明るさ設定基準値Laより小さいか否かを判定する(S106)。
テレビドアホン装置1は、明るさ値Lが明るさ設定基準値Laより小さい場合、再帰ゲイン設定部43により、明るさ値Lが暗くなるのに応じて再帰ゲインGを大きくし、この再帰ゲインGを乗算部44(図8)に設定する(S108)。再帰ゲインGは、予め設定したテーブル値(図10中の曲線A)に基づいて設定される。
一方、明るさ値Lが明るさ設定基準値La以上である場合、初期値(例えば、G=0.1)となる再帰ゲインGを乗算部44(図8)に設定する。
次にテレビドアホン装置1は、撮像部9cにより撮影して得た撮像画像の輝度信号Yを第1の累積加算部23bで時間方向にフレーム単位で累積加算し、色差信号Cbおよび色差信号Crを第2の累積加算部23cで時間方向にフレーム単位で累積加算する(S110)。
次にテレビドアホン装置1は、輪郭生成部23dで赤外信号Irから来訪者4の高周波成分をBPFにより抽出し、赤外信号Irから抽出された来訪者4の高周波成分(輪郭信号)を第1の累積加算部23bから出力される累積された信号Ysと輪郭合成部23eで合成する(S112)。
このようにして、テレビドアホン装置1は点灯制御部9bにより撮影用赤外光源部9aを撮影時に点灯し、子機2の撮像部9cは色情報と輪郭情報の鮮明なカラー映像信号を親機3に出力する。
次にテレビドアホン装置1は、子機2から出力されたカラー映像信号を親機3で受信し、カラー映像信号の色差信号と輝度信号とに基づいて親機3の液晶表示パネル13bにカラーの撮像画像を表示する。さらにテレビドアホン装置1は、子機2からの呼出通知により親機通話部12と表示装置13とを作動させ、これにより呼出ボタン6の押下により子機通話部8と親機通話部12との間で音声信号の入出力が可能となり通話可能状態となる(S114)。
これにより、居住者5は液晶表示パネル13bにより来訪者4の撮像画像を確認しながら来訪者4と通話ができる。なお、テレビドアホン装置1は親機制御部11により居住者5が来訪者4との通話が終了したことで押下される操作ボタン10からの信号により親機通話部12と表示装置13とを再び停止させる。また、親機制御部11は子機制御部7に通話終了を通知し、この通知により子機制御部7は点灯制御部9bにより撮影用赤外光源部9aをOFFにし、赤外光の照射を停止する。また、子機制御部7は、撮像部9cによる撮像、音声通話を停止する(S116、S118)。
以上のように本実施の形態によれば、図2、図5に示すように、撮像装置9は、来訪者4を照射する撮影用赤外光源部9aと、入射光を可視波長域の複数の色成分と赤外波長域の赤外成分とに色分解する色分解フィルタ21およびこの色分解フィルタ21を介して入力される光を映像信号として出力する受光素子22を有する撮像部9cとを備え、撮像部9cは来訪者4を撮影するときに、受光素子22からの可視波長域の複数の色成分の映像信号を時間方向に累積加算した信号と、赤外波長域の赤外成分の映像信号から検出した来訪者4の輪郭成分の信号とを合成したカラー映像信号を出力する構成としたので、暗いところでの撮影により受光素子22の受光量が減少し、撮像して得られる信号に対して相対的に増加する受光素子22のノイズでS/Nが悪くなっても、複数のフレームの映像信号を時間方向に累積加算するので信号成分に含まれるランダムノイズを抑えることができ、ノイズにより不明瞭になっている色の判別をしやすくでき、赤外成分の信号から検出された来訪者4の輪郭成分を可視波長域成分の映像信号に合成するので、撮影画像内の来訪者4の輪郭をくっきりさせて判別しやすくすることができる。これにより、夜間など暗いところで撮影する場合であっても、十分な色情報と輪郭情報が得られることにより撮像画像中の来訪者4を識別しやすくし視認性をよくすることができる。
また、テレビドアホン装置1は、撮像装置9と、撮像装置9により来訪者4を撮影して得たカラー映像信号を表示する表示装置13とを備えているので、夜間など暗いところにある撮像装置9で来訪者4を撮影する場合であっても、十分な色情報と輪郭情報が得られることにより表示装置13に表示される来訪者4を識別しやすくし視認性をよくすることができる。
なお、本実施の形態では、図2の明るさ検出部9dとして照度センサを用いる例を説明したが、照度センサに代えて信号処理により撮像部9cの周囲の明るさに相当する明るさ信号を検出するようにしてもよい。すなわち図12に示すように、明るさ検出部27は、原色信号(R,G,B)であるRGB色信号から輝度信号(Y)を明るさ信号Lとして検出し、例えば赤色信号をR、緑色信号をG、青色信号をBとした場合、明るさ信号Lを、L=0.30×R+0.59×G+0.11×Bとして検出してもよい。なお、視覚感度の近い緑色信号をGを用いて、L=Gとしもよい。この明るさ信号Lが、実験により求めた明るさ設定基準値Laより小さくなるのに応じて再帰ゲインGを大きくし、この再帰ゲインGを乗算部44(図8)に予め設定したテーブル値に基づいて設定する。
また、本実施の形態では色分解フィルタ21を用いたが、この構成に限定されない。例えば、図13に示すように、各フィルタには各色成分領域それぞれと赤外領域とを透過させる2バンド透過特性を有する色分解フィルタ30を用いてもよい。色分解フィルタ30は、赤成分(R)だけでなく赤外成分(Ir)の光を透過させる赤・赤外フィルタ30aと、緑成分(G)だけでなく赤外成分(Ir)の光を透過させる緑・赤外フィルタ30bと、青成分(B)だけでなく赤外成分(Ir)の光を透過させる青・赤外フィルタ30cと、赤外成分(Ir)の光のみを透過させる赤外フィルタ30dとを備え、最小単位が2×2で構成されている。この構成により、色分解フィルタ21に比べて、色分解フィルタ30では赤外光を透過させる領域の大きさを4倍にし、受光素子22における赤外光の受光量を多くすることができ、赤外信号をさらに検出しやすくし、輪郭成分を抽出しやすくして視認性のよい撮像画像を得ることができる。色分解フィルタ30を用いる場合、図14に示すように、カラー信号処理部23に代えてカラー信号処理部24を用いる。すなわちカラー信号処理部24は、受光素子22から出力されたRGB混合信号(R+Ir,G+Ir,B+Ir)から赤外信号(Ir)をそれぞれ減算する減算部23fを有し、輝度色差変換部23aは減算部23fによりRGB混合信号から赤外信号をそれぞれ除去したRGB色信号から輝度信号(Y)と色差信号(Cb,Cr)を生成する。これにより、輪郭生成部23dは受光素子22から出力された赤外信号(Ir)の高周波成分を抽出して来訪者4の輪郭信号を生成し、第1の累積加算部23bは輝度色差変換部23aから出力された輝度信号(Y)を時間方向に累積加算し、第1の累積加算部23bにより累積された輝度信号(Ys)と輪郭生成部23dから出力された輪郭信号とを輪郭合成部23eで合成する。また、輝度色差変換部23aから出力された色差信号(Cb,Cr)を第2の累積加算部23cで時間方向に累積加算する。
このように色分解フィルタ30を用いても、カラー信号処理部24は第2の累積加算部23cにより累積された色差信号Csと輪郭合成部23eから出力された輪郭合成信号とをカラー映像信号として出力することができ、撮像画像中の来訪者4を識別しやすくし視認性をよくすることができる。
また、撮像部9cのカラー信号処理部23に代えて、図15に示すように、カラー信号処理部25を用いてもよい。すなわち、RGB色信号(R,G,B)を時間方向に累積加算し、この累積加算された信号に輪郭信号を合成してもよい。なお、上記した実施の形態と同一の構成に関しては、同一符号を付して説明する。具体的には、カラー信号処理部25はRGB色信号を時間方向に累積加算する第3の累積加算部25aと、受光素子22から出力された赤外信号の高周波成分を抽出して来訪者4の輪郭信号を生成する輪郭生成部23dと、第3の累積加算部25aにより累積加算されたRGB色信号(R,G,B)と輪郭生成部23dから出力された輪郭信号とを合成する輪郭合成部25bとを備え、輪郭合成部25bにより合成された信号をカラー映像信号として親機3に出力する。第3の累積加算部25aは、第1の累積加算部23bと同様に構成したIIRフィルタをRGB色信号(R,G,B)の各信号に対応して3つ設けた構成にしている。このように、カラー信号処理部25の構成によっても、撮像画像中の来訪者4を識別しやすくし視認性をよくすることができる。
また、撮像部9cのカラー信号処理部24に代えて、図16に示すように、カラー信号処理部26を用いてもよい。すなわち、RGB混合信号(R+Ir,G+Ir,B+Ir)から赤外信号(Ir)をそれぞれ除去したRGB色信号(R,G,B)を時間方向に累積加算し、この累積加算された信号に輪郭信号を合成してもよい。なお、上記した実施の形態と同一の構成に関しては、同一符号を付して説明する。具体的には、カラー信号処理部26は受光素子22から出力されたRGB混合信号(R+Ir,G+Ir,B+Ir)から赤外信号(Ir)をそれぞれ減算する減算部23fと、減算部23fによりRGB混合信号(R+Ir,G+Ir,B+Ir)から赤外信号(Ir)をそれぞれ除去したRGB色信号(R,G,B)を時間方向に累積加算する第3の累積加算部25aと、受光素子22から出力された赤外信号(Ir)の高周波成分を抽出して来訪者4の輪郭信号を生成する輪郭生成部23dと、第3の累積加算部25aにより累積加算されたRGB色信号(R,G,B)と輪郭生成部23dから出力された輪郭信号とを合成する輪郭合成部25bとを備え、輪郭合成部25bにより合成された信号をカラー映像信号として親機3に出力する。このように、カラー信号処理部26の構成によっても、撮像画像中の来訪者4を識別しやすくし視認性をよくすることができる。
また本実施の形態では、撮影用赤外光源部9aを撮像装置9に設け、子機本体2aに予め取り付けているが、撮影用赤外光源部9aを着脱自在にし、後でオプション光源として取り付け可能としてもよい。この場合、オプション光源が取り付けられたときに、オプション光源と撮像部9cとの連動動作を行う。また、外設されている撮影用赤外光源部9aを点灯制御部9bに電気的に接続するようにして、点灯制御部9bにより赤外光の点灯を制御するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、カラー信号処理部23、24、25、26を撮像装置9内に設けたが、これに限定されない。親機3の、例えば表示装置13内に設けてもよい。この場合、親機3は子機2の明るさ検出部9dの明るさ値Lを、映像I/F9e、13aを介して受信する。
また本実施の形態では、子機2の内部に撮像装置9を設けるようにしたが、子機2の外部にあってもよい。すなわち、外設されているネットワーク対応の撮像装置9とテレビドアホン装置1とを通信回線(例えば、ネットワークなど)を介して接続してもよい。この場合、撮像装置9は通信回線を介してテレビドアホン装置1にカラー映像信号を送信する。
また、本実施の形態ではテレビドアホン装置を用いて説明したが、暗い場所でも鮮明なカラー画像を得ることができるため、夜間に撮影する撮影機器(例えば、監視カメラ、デジタルカメラ、デジタルムービ、携帯電話など)にも適用することができる。
以上のように本発明は、被写体を照射する撮影用赤外光源部と、入射光を可視波長域の複数の色成分と赤外波長域の赤外成分とに色分解する色分解フィルタおよびこの色分解フィルタを介して入力される光を映像信号として出力する受光素子を有する撮像部とを備え、撮像部は被写体を撮影するときに、受光素子からの可視波長域の複数の色成分の映像信号を時間方向に累積加算した信号と、赤外波長域の赤外成分の映像信号から検出した被写体の輪郭成分の信号とを合成したカラー映像信号を出力する構成としたので、暗いところでの撮影により受光素子の受光量が減少し、撮像して得られる信号に対して相対的に増加する受光素子のノイズでS/Nが悪くなっても、複数のフレームの映像信号を時間方向に累積加算するので信号成分に含まれるランダムノイズを抑えることができ、ノイズにより不明瞭になっている色の判別をしやすくでき、赤外成分の信号から検出された被写体の輪郭成分を可視波長域成分の映像信号に合成するので、撮影画像内の被写体の輪郭をくっきりさせて判別しやすくすることができる。
これにより、夜間など暗いところで撮影する場合であっても、十分な色情報と輪郭情報が得られることにより撮像画像中の被写体を識別しやすくし視認性をよくすることを可能とする撮像装置、テレビドアホン装置、監視カメラ、デジタルカメラ、デジタルムービ、携帯電話などに有用なものである。
本発明の実施の形態におけるテレビドアホン装置の概略構成図 同テレビドアホン装置の回路ブロック図 同テレビドアホン装置の親機の正面図 同テレビドアホン装置の子機の正面図 同テレビドアホン装置内の撮像部のブロック図 図5に示す撮像部に用いられる色分解フィルタの構成図 図6に示す色分解フィルタの光透過特性を示す特性図 図5に示す撮像部の第1の累積加算部のブロック図 図8に示す撮像部の第1の累積加算部の動作を説明する図 本発明の実施の形態における撮像装置の明るさ検出部を説明する図 本発明の実施の形態におけるテレビドアホン装置の動作を示すフローチャート 図4に示す明るさ検出部の他の例を示すブロック図 図6に示す色分解フィルタの他の例を示す構成図 図13の色分解フィルタを用いる場合の撮像部の他の例を示すブロック図 図5に示すカラー信号処理部の他の例を示すブロック図 図14に示すカラー信号処理部の他の例を示すブロック図
1 テレビドアホン装置
2 子機
2a 子機本体
3 親機
3a 親機本体
4 来訪者
5 居住者
6 呼出ボタン
7 子機制御部
8 子機通話部
8a,12a マイク
8b,12b スピーカ
8c,12c 通話I/F
9 撮像装置
9a 撮影用赤外光源部
9b 点灯制御部
9c 撮像部
9d,27 明るさ検出部
9e,13a 映像I/F
10 操作ボタン
11 親機制御部
12 親機通話部
13 表示装置
13b 液晶表示パネル
20 レンズ部
21,30 色分解フィルタ
22 受光素子
23,24,25,26 カラー信号処理部
23a 輝度色差変換部
23b 第1の累積加算部
23c 第2の累積加算部
23d 輪郭生成部
23e,25b 輪郭合成部
23f,45 減算部
25a 第3の累積加算部
40 増幅部
41 加算部
42 遅延部
43 再帰ゲイン設定部
44 乗算部

Claims (9)

  1. 被写体を照射する撮影用赤外光源部と、
    入射光を可視波長域の複数の色成分と赤外波長域の赤外成分とに色分解する色分解フィルタおよびこの色分解フィルタを介して入力される光を映像信号として出力する受光素子を有する撮像部とを備え、
    前記撮像部は前記被写体を撮影するときに、前記受光素子からの前記可視波長域の複数の色成分の映像信号を時間方向に累積加算した信号と、前記赤外波長域の赤外成分の映像信号から検出した前記被写体の輪郭成分の信号とを合成したカラー映像信号を出力する構成としたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記色分解フィルタは、可視光における赤成分の光を透過させる赤フィルタと、可視光における緑成分の光を透過させる緑フィルタと、可視光における青成分の光を透過させる青フィルタと、赤外成分のみを透過させる赤外フィルタとを有するものであり、
    前記受光素子は、前記赤フィルタ、前記緑フィルタおよび前記青フィルタをそれぞれ介して入力される光に対応したRGB色信号を前記映像信号として出力すると共に前記赤外フィルタを介して入力される光に対応した赤外信号を出力するものであり、
    前記撮像部は、
    前記受光素子から出力された前記RGB色信号から輝度信号と色差信号を生成する輝度色差変換部と、
    前記受光素子から出力された前記赤外信号の高周波成分を抽出して前記被写体の輪郭信号を生成する輪郭生成部と、
    前記輝度色差変換部から出力された前記輝度信号を時間方向に累積加算する第1の累積加算部と、
    前記第1の累積加算部で累積された輝度信号と前記輪郭信号とを合成した輪郭合成信号を出力する輪郭合成部と、
    前記輝度色差変換部から出力された前記色差信号を時間方向に累積加算する第2の累積加算部とを備え、
    前記第2の累積加算部により累積された色差信号と前記輪郭合成部から出力された前記輪郭合成信号とを前記カラー映像信号として出力する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記色分解フィルタは、可視光における赤成分および赤外成分の光を透過させる赤・赤外フィルタと、可視光における緑成分および赤外成分の光を透過させる緑・赤外フィルタと、可視光における青成分および赤外成分の光を透過させる青・赤外フィルタと、赤外成分のみを透過させる赤外フィルタとを有するものであり、
    前記受光素子は、前記赤・赤外フィルタ、前記緑・赤外フィルタおよび前記青・赤外フィルタをそれぞれ介して入力される光に対応したRGB混合信号を前記映像信号として出力すると共に前記赤外フィルタを介して入力される光に対応した赤外信号を出力するものであり、
    前記撮像部は、
    前記受光素子から出力された前記RGB混合信号から前記赤外信号をそれぞれ減算する減算部と、
    この減算部により前記RGB混合信号から前記赤外信号をそれぞれ除去したRGB色信号から輝度信号と色差信号を生成する輝度色差変換部と、
    前記受光素子から出力された前記赤外信号の高周波成分を抽出して前記被写体の輪郭信号を生成する輪郭生成部と、
    前記輝度色差変換部から出力された前記輝度信号を時間方向に累積加算する第1の累積加算部と、
    前記第1の累積加算部により累積された輝度信号と前記輪郭生成部から出力された前記輪郭信号とを合成した輪郭合成信号を出力する輪郭合成部と、
    前記輝度色差変換部から出力された前記色差信号を時間方向に累積加算する第2の累積加算部とを備え、
    前記第2の累積加算部により累積された色差信号と前記輪郭合成部から出力された前記輪郭合成信号とを前記カラー映像信号として出力する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の累積加算部および前記第2の累積加算部は、IIRフィルタにより累積加算する回路であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記色分解フィルタは、可視光における赤成分の光を透過させる赤フィルタと可視光における緑成分の光を透過させる緑フィルタと可視光における青成分の光を透過させる青フィルタと赤外成分のみを透過させる赤外フィルタとを有するものであり、
    前記受光素子は、前記赤フィルタ、前記緑フィルタおよび前記青フィルタをそれぞれ介して入力される光に対応したRGB色信号を前記映像信号として出力すると共に前記赤外フィルタを介して入力される光に対応した赤外信号を出力するものであり、
    前記撮像部は、
    前記RGB色信号を時間方向に累積加算する第3の累積加算部と、
    前記受光素子から出力された前記赤外信号の高周波成分を抽出して前記被写体の前記輪郭信号を生成する輪郭生成部と、
    前記第3の累積加算部により累積加算された前記RGB色信号と前記輪郭生成部から出力された前記輪郭信号とを合成する輪郭合成部とを備え、
    前記輪郭合成部により合成された信号を前記カラー映像信号として出力する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記色分解フィルタは、可視光における赤成分および赤外成分の光を透過させる赤・赤外フィルタと、可視光における緑成分および赤外成分の光を透過させる緑・赤外フィルタと、可視光における青成分および赤外成分の光を透過させる青・赤外フィルタと、赤外成分のみを透過させる赤外フィルタとを有するものであり、
    前記受光素子は、前記赤・赤外フィルタ、前記緑・赤外フィルタおよび前記青・赤外フィルタをそれぞれ介して入力される光に対応したRGB混合信号を前記映像信号として出力すると共に前記赤外フィルタを介して入力される光に対応した赤外信号を出力するものであり、
    前記撮像部は、
    前記受光素子から出力された前記RGB混合信号から前記赤外信号をそれぞれ減算する減算部と、
    この減算部により前記RGB混合信号から前記赤外信号をそれぞれ除去したRGB色信号を時間方向に累積加算する第3の累積加算部と、
    前記受光素子から出力された前記赤外信号の高周波成分を抽出して前記被写体の前記輪郭信号を生成する輪郭生成部と、
    前記第3の累積加算部により累積加算された前記RGB色信号と前記輪郭生成部から出力された前記輪郭信号とを合成する輪郭合成部とを備え、
    前記輪郭合成部により合成された信号を前記カラー映像信号として出力する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記第3の累積加算部は、IIRフィルタにより累積加算する回路であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記IIRフィルタの再帰ゲインを設定する再帰ゲイン設定部と、前記撮像部の周囲の明るさを検出する明るさ検出部とを有し、
    前記再帰ゲイン設定部は、前記明るさ検出部で検出された明るさ値が明るさ設定基準値より小さくなるのに応じて前記再帰ゲインを大きくする構成としたことを特徴とする請求項4または請求項7に記載の撮像装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置により来訪者を撮影して得たカラー映像信号を表示する表示装置とを備えたことを特徴とするテレビドアホン装置。
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