JP2010204802A - 無線icタグシステム及び無線icタグ読み取り方法 - Google Patents

無線icタグシステム及び無線icタグ読み取り方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線ICタグの読み漏れを減らすことができる無線ICタグシステム及び無線ICタグ読み取り方法を提供する。
【解決手段】無線ICタグ(12)が付された被運搬物(10)を積載した状態で移送可能な運搬台(14)と、運搬台の移送経路上のアンテナユニット(16)に複数配置されており、無線ICタグとの通信用電波を放射する無線アンテナ(21,22,23)と、運搬台に配置されており、被運搬物を運搬台に積載していない状態では各無線アンテナとの間で安定した無線通信性能が得られる無線IC基準タグ(18)と、被運搬物を運搬台に積載した状態で各無線アンテナと無線IC基準タグとの通信状況を判別し、通信状況の悪化している無線アンテナを通信状況の悪化していない無線アンテナよりも優先して通信用電波を放射させる制御手段(42)とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、個々の被運搬物に付された無線ICタグとの通信を利用して被運搬物の運搬状況を管理する無線ICタグシステム及び無線ICタグ読み取り方法に関するものである。
一般に、被運搬物を管理するシステムでは、バーコードが各被運搬物に取り付けており、このコードをバーコード用のリーダで読み取ってデータを得る手法が知られている。一方、これら各コードを当該リーダで1つずつ読み取るのではなく、RFID(Radio Frequency IDentification)を用いた手法も知られている。
詳しくは、当該手法では、無線ICタグ(商品タグ)が各被運搬物に取り付けられている。この商品タグには、データの書き換え・追記機能を有するICチップが埋め込まれており、商品タグと無線アンテナを有したリーダライタ(R/W)との間では非接触の無線通信が行われる。そして、タグを無線アンテナで読み取ると、タグのデータを得ることができる。
ここで、この被運搬物は運搬台に積載された状態で無線アンテナの前を通過するが、商品タグがアンテナから見て被運搬物の陰等に配置されると、アンテナとタグとの通信が妨げられ、アンテナがタグを読み取ることができない。そのため、各被運搬物に取り付けたタグの読み取りに替えて、これら被運搬物を収納可能な配送箱に取り付けたタグを読み取る技術(例えば、特許文献1参照)や、複数の無線アンテナからの電波放射を予め決められた順序に沿って切り替える技術(例えば、特許文献2参照)が開示されている。
特開2006−176249号公報 特開2005−267076号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、商品タグの読み漏れを真に減らすことができないとの問題がある。
なぜならば、上記各技術を組み合わせて見ても、各アンテナからの電波放射は予め決められた固定の順序で単に切り替えられるのみであり、これでは、読み取り易い位置のタグを繰り返し読み取る一方、読み取り難い位置のタグについては依然として読み取れないままになり、運搬台の通信状況を改善できないからである。
特に、電波方式、例えば950MHz(極超短波:UHF帯)の周波数帯による無線通信方式では、電波干渉の制限によって複数のアンテナから同時に電波を放射できないため、読み取り難い位置のタグに多くの読み取り機会を与えることは困難になるし、また、運搬台における被運搬物には種々の荷姿があり、読み取り難い位置のタグを無くすことも困難である。
このように、上記従来の技術では、読み取り難いタグに多くの読み取り機会を与える点については格別の配慮がなされていない。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消し、タグの読み漏れを減らすことができる無線ICタグシステム及び無線ICタグ読み取り方法を提供することである。
上記目的を達成するための第1の発明は、無線ICタグシステムであり、無線ICタグが付された被運搬物を積載した状態で移送可能な運搬台と、運搬台の移送経路上のアンテナユニットに複数配置されており、無線ICタグとの通信用電波を放射する無線アンテナと、運搬台に配置されており、被運搬物を運搬台に積載していない状態では各無線アンテナとの間で安定した無線通信性能が得られる無線IC基準タグと、被運搬物を運搬台に積載した状態で各無線アンテナと無線IC基準タグとの通信状況を判別し、通信状況の悪化している無線アンテナを通信状況の悪化していない無線アンテナよりも優先して通信用電波を放射させる制御手段とを具備する。
第1の発明によれば、運搬台には、無線ICタグを付した被運搬物が積載される他、無線IC基準タグが配置されている。この無線IC基準タグは、被運搬物を運搬台に積載していない状態では各無線アンテナとの間で安定した無線通信性能が得られており、運搬台のうち通信状況が悪化している領域を識別するための指標として用いられる。
具体的には、これら無線ICタグや無線IC基準タグを有した運搬台がアンテナユニットを通過すると、制御手段は、各無線アンテナと無線IC基準タグとの通信状況を判別し、この通信状況の悪化している無線アンテナと通信状況の悪化していない無線アンテナとを識別する。
ここで、本来読み取られる可能性の高い無線IC基準タグと各無線アンテナとの通信結果を用いれば、これら各無線アンテナからの電波放射をインテリジェンスな順序、つまり、最も効果的な順序に変更することができる。仮に、上記性質の無線IC基準タグに対する無線アンテナの通信状況が悪化していた場合には、積載された被運搬物の影響によって、当該無線IC基準タグの周辺に配置された無線ICタグとの通信状況も同様に悪化していると考えられ、運搬台のうち通信状況が悪化している領域を確実に識別することができるからである。
そこで、通信状況の悪化している領域に対して読み取り機会を増やす、すなわち、通信状況の悪化している無線アンテナの放射機会を増やすべく、この悪化している無線アンテナを悪化していない無線アンテナよりも優先して通信用電波を放射させる。
この結果、運搬台の通信状況が良好に改善され、無線ICタグの読み漏れを減らすことができる無線ICタグシステムを構築できる。
第2の発明は、第1の発明の構成において、制御手段は、各無線アンテナと無線IC基準タグとの通信状況を各無線アンテナによる無線IC基準タグの読み取り回数から判別し、読み取り回数の少ない無線アンテナの順位を読み取り回数の多い無線アンテナの順位よりも優位に決定する通信状況判別部と、優位の無線アンテナを劣位の無線アンテナよりも通信用電波の放射機会を増やす優先放射決定部と、増やされた放射機会に沿って通信用電波を放射させる放射実行部とを備えていることを特徴とする。
第2の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、制御手段は、通信状況判別部、優先放射決定部、及び放射実行部を備えており、通信状況判別部では、各無線アンテナによる無線IC基準タグの読み取り回数から無線アンテナの優劣を決めているため、通信状況の悪化している無線アンテナを優位の無線アンテナとして確実に得ることができるし、また、優先放射決定部がその優位の無線アンテナによる通信用電波の放射機会を増やしているので、この悪化している無線アンテナの電波放射期間を確実に長く設定できる。そして、放射実行部がこの設定内容に沿って通信用電波の放射を実行すると、読み取り難い無線ICタグにより多くの読み取り機会を与えることができる。
第3の発明は、第2の発明の構成において、優先放射決定部は、優位の無線アンテナを劣位の無線アンテナよりも先に並べていることを特徴とする。
第3の発明によれば、第2の発明の作用に加えてさらに、優位の無線アンテナを劣位の無線アンテナよりも先に並べれば、当該優位の無線アンテナによる通信用電波の放射機会が多くなる。
第4の発明は、第2や第3の発明の構成において、優先放射決定部は、優位の無線アンテナを劣位の無線アンテナよりも通信用電波の放射回数を増加させることを特徴とする。
第4の発明によれば、第2や第3の発明の作用に加えてさらに、優位の無線アンテナを劣位の無線アンテナよりも通信用電波の放射回数を増加させれば、この場合にも、優位の無線アンテナによる通信用電波の放射機会がより一層確実に多くなる。
第5の発明は、第1から第4の発明の構成において、無線IC基準タグは、被運搬物を積載する積載面に複数配置されており、互いに等間隔、且つ、同方向に向いた状態で積載面に配置されていることを特徴とする。
第5の発明によれば、第1から第4の発明の作用に加えてさらに、無線IC基準タグを積載面に対して均等配置してあれば、運搬台のうち通信状況が悪化している領域を確実に識別できる指標になる。
第6の発明は、第1から第5の発明の構成において、電波は、極超短波の周波数帯であることを特徴とする。
第6の発明によれば、第1から第5の発明の作用に加えてさらに、極超短波による通信方式を用いれば、上述のタグが安価になり、安価なシステムを構築できる。
第7の発明は、被運搬物を積載した運搬台が運搬台の移送経路上のアンテナユニットに複数配置された無線アンテナを通過する際に、各無線アンテナが被運搬物に付された無線ICタグの情報を非接触で読み取る無線ICタグ読み取り方法である。
そして、運搬台は、被運搬物が積載されていない状態では各無線アンテナとの間で安定した無線通信性能が得られる無線IC基準タグを備えており、各無線アンテナと無線IC基準タグとの通信状況を各無線アンテナによる無線IC基準タグの読み取り回数から判別し、読み取り回数の少ない無線アンテナの順位を読み取り回数の多い無線アンテナの順位よりも優位に決定するステップと、優位の無線アンテナを劣位の無線アンテナよりも通信用電波の放射機会を増やすステップと、増やされた放射機会に沿って通信用電波を放射させるステップとから構成される。
第7の発明によれば、無線ICタグや無線IC基準タグを有した運搬台がアンテナユニットを通過すると、各無線アンテナによる無線IC基準タグの読み取り回数から無線アンテナの優劣が決められるため、通信状況の悪化している無線アンテナを優位の無線アンテナとして確実に得ることができる。
次に、この優位の無線アンテナによる通信用電波の放射機会が増やされており、この悪化している無線アンテナの放射期間を確実に長く設定できる。続いて、当該設定内容に沿って通信用電波の放射を実行すると、読み取り難い無線ICタグにより多くの読み取り機会を与えることができる。この結果、運搬台の通信状況が良好に改善され、無線ICタグの読み漏れを確実に減らすことができる。
本発明によれば、読み取り難い無線ICタグに多くの読み取り機会を与えるための指標を設けており、このタグの読み漏れを減らせる無線ICタグシステム及び無線ICタグ読み取り方法を提供することができる。
本実施例に係る無線ICタグシステムの概要図である。 図1のカーゴの上段に関する平面図である。 図1のカーゴの下段に関する平面図である。 図1のシステムに係る機器の全体構成図である。 (a)は図4のPCブロック図であり、(b)は図4のR/Wブロック図である。 図4のPC及びR/Wによる動作フローチャートである。 比較例による実験結果を示す図である。 本実施例による実験結果を示す図である。 図7,8による実験結果の説明図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施例に係る無線ICタグシステムの概要図であり、当該システムは、多数の物品(被運搬物)10を所定の場所(例えば保管場所、出荷元、倉庫等)から他の所定の場所(例えば使用場所、出荷先、売場等)に運搬する際に、その搬出状況や搬入状況等の管理を行うものである。
詳しくは、当該システムでは、物品10がカーゴ(運搬台)14を用いて移送されており、このカーゴ14は、例えば保管場所からの物品10の搬出時や、使用場所への物品10の搬入時に使用される。
本実施例のカーゴ14は、その高さ方向で見て下段(積載面)14a及び上段(積載面)14cの2段で構成されている。
下段14aは例えば平面視で矩形状をなし、その裏面には4つの脚車が設けられるのに対し、その表面には金属柵14bが設置されている。この金属柵14bは、下段14aのうち同図の手前側を残した三方を取り囲むコ字型に形成され、この手前側の開放から物品10を積載することができる。カーゴ14は同図で見て金属柵14bの左面或いは右面を先頭にして移送される。
上段14cもまた例えば平面視で矩形状をなし、カーゴ14の高さ方向で見た略中央位置にて金属柵14bに固定されており、この上段14cにも手前側の開放や上方から物品10を積載することができる。
また、下段14a及び上段14cの各開放や、この上段14cの上方は、例えば搬出ゲート(アンテナユニット)16に対峙している。
具体的には、同図に示されるように、本実施例のゲート16には、計3基の送受信アンテナ(無線アンテナ)21,22,23が逆L字形状の支柱16aに取り付けられており、アンテナ21が下段14aの開放に、アンテナ22が上段14cの開放に、アンテナ23が上段14cの上方にそれぞれ対峙している。
これら下段14a及び上段14cに積載された個々の物品10には、物品管理用の商品タグ(無線ICタグ)12がそれぞれ付されている。
より詳しくは、まず、本実施例の上段14cについて、上記開放を紙面下側に見た図2に示されるように、金属柵14bの左面の近傍であって奥行き方向の略中央位置には布製のクッション10が配置され、その右側面に商品タグAが付されている。また、この金属柵14bの奥面の近傍であって移送方向の略中央位置には皮製のバッグ10が配置されており、その上面に商品タグBが付されている。
さらに、上段14cの略中心位置には、その上面に商品タグCを付した金属製のボウル10が配置され、この金属柵14bの右面、且つ、上記開放の近傍には、その上面に商品タグGを付した紙製の箱10が配置されている。また、当該開放の近傍であって移送方向の略中央位置のやや左寄りには、前面に商品タグJを付した布製のぬいぐるみ10が配置されている。
これに対し、下段14aについては、上記開放を紙面下側に見た図3に示される如く、下段14aの略中心位置のやや右斜め手前には、その上面に商品タグDを付したプラスチック製の電話機10が配置され、その手前には左側面に商品タグFを付したプラスチック製のパーソナルコンピュータ10が配置されている。また、この金属柵14bの左面、且つ、当該開放の近傍には陶製の皿10が配置され、その上面に商品タグEが付されている。
さらに、金属柵14bの左面と奥面との交差近傍には右側面に商品タグIを付したプラスチック製の水筒10が、この金属柵14bの右面と奥面との交差近傍にも右側面に商品タグHを付した金属製の液晶モニタ10がそれぞれ配置されている。
ここで、本実施例の下段14aや上段14cには、計8枚の基準タグ(無線IC基準タグ)18が取り付けられている。
具体的には、上段14cの奥行き方向の略中央位置には、計4枚の基準タグ18がカーゴ14の移送方向に沿って等間隔で配置され(図2にて紙面の左側から順にa1,b1,c1,d1で示す)、下段14aの奥行き方向の略中央位置にも、同じく計4枚の基準タグ18がカーゴ14の移送方向に沿って等間隔で配置される(図3にて紙面の左側から順にa2,b2,c2,d2で示す)。
また、これら基準タグ18の面の法線は、いずれも同方向、例えばカーゴ14の移送方向を向いた状態で配置されている(図1)。なお、基準タグ18は、上段14cの上方や上段14cの裏面から吊り下げ、或いは上段14cや下段14aの表面から上方に向けて突き立て可能であるが、上段14cや下段14aに対して回転しないように固定される。
A〜Hの各商品タグ12やa1〜d2の各基準タグ18は、電源を有しないパッシブタイプであり、これら各タグ12,18にはICチップが埋め込まれている。当該チップは、そのメモリへのデータの書き換え・追記機能を有し、さらに、送受信アンテナ21,22,23との通信機能を有している。このチップはアンテナに接続され、当該アンテナがアンテナ21,22,23との間でUHF帯の通信用電波を送受信する。
詳しくは、ゲート16はリーダライタ30を有し(図4)、カーゴ14による移送時に個々の商品タグ12の他、基準タグ18との通信(リード/ライト)が実施可能に構成されており、各アンテナ21,22,23は、リーダライタ30の指示に応じて、カーゴ14の移送方向に対して交差する方向(直交しなくても良い)に向けて電波を送信する。
各タグ12,18は当該電波を受信すると、その内部で必要な電力を生成し、リーダライタ30からのリクエスト信号がICチップに供給され、各種の処理(信号変調や復調、論理演算、メモリアクセス等)を実行する。
一方、各タグ12,18のチップからのアンサー信号は各アンテナ21,22,23で受信されてリーダライタ30に供給される。これにより、これら各タグ12,18とリーダライタ30との間では非接触の無線通信が可能になり、リーダライタ30は、複数のタグ12,18のデータ、より具体的にはタグ12,18のタグ情報やその通信回数を同時に取得できるし、書き込みも可能になる。
なお、図4のセンサ19はゲート16に設置されており、カーゴ14によるゲート16への近接状態を検出することができ、この出力信号もリーダライタ30に入力される。
また、このリーダライタ30は、例えばネットワークを経由してパーソナルコンピュータ40に接続されており、各アンテナ21,22,23の制御指令がリーダライタ30に向けて出力され、また、各タグ12,18の管理記録がコンピュータ40に向けて出力される。
より具体的には、図6には、上述したリーダライタ30やコンピュータ40による動作フローチャートが示されており、図5のブロック図と併せて上記システムの本発明に係る作用について説明する。
センサ19がカーゴ14の近接を検出すると、この検出信号をリーダライタ30のインターフェース部31に出力する。
このインターフェース部31は、コンピュータ40のインターフェース部41に向けてセンサイベントを出力する。
図6のステップS601では、インターフェース部41に接続されたアンテナ制御部(制御手段)42がセンサイベントの有無を判別しており、当該センサイベントがあった場合、すなわちYESと判定したときにはステップS602に進む。
このステップS602では、アンテナ制御部42が各アンテナ21,22,23によるA〜Hの各商品タグ12やa1〜d2の各基準タグ18に対する第1回目の読み取りを指示する。
詳しくは、この制御部42の放射実行部45は、第1回目の読み取り順序、例えばアンテナ21が第1番目に、次いで、アンテナ22が第2番目に、その後、アンテナ23が第3番目に読み取る旨を記憶部46から受け取り、インターフェース部41,31を介してリーダライタ30の制御部32に向けて出力する。
当該制御部32からの読み取り指示信号は、送信部33、アンテナ切替器35を経て各アンテナ21,22,23に向けて出力される。これにより、まず、アンテナ21が、所定の期間(例えば300msec)が経過するまで、商品タグ12や基準タグ18に向けて電波を送信する。当該期間内に各タグ12,18から受信した電波は受信部34、制御部32、インターフェース部31,41を介してアンテナ制御部42に入力され、解析部47にて当該電波の読み取り回数を解析した後、その回数が記憶部46に格納される。
次に、上記所定の期間が経過すると、アンテナ切替器35がアンテナ21による電波放射を中止し、アンテナ22による電波放射に切り替える。
つまり、このアンテナ22は、所定の期間(例えば300msec)が経過するまで、タグ12,18に向けて電波を送信する。続いて、この所定の期間が経過すると、アンテナ切替器35がアンテナ22による電波放射を中止し、アンテナ23による電波放射に切り替える。
これらアンテナ22,23が各タグ12,18から受信した電波もアンテナ制御部42に入力され、その読み取り回数が記憶部46に格納される。なお、これらアンテナ21,22,23によるタグ12,18の読み取り回数は表示部48で確認することができる。
ところで、A〜Hの各商品タグ12は物品10の荷姿に応じて様々な位置に配置されるのに対し、a1〜d2の各基準タグ18は、上段14cや下段14aに対して均等に固定配置されているため、物品10をカーゴ14に積載していない状態では各アンテナ21,22,23との間で安定した無線通信性能が得られる性質を有しており、各アンテナ21,22,23の通信順位を例えば基準タグ18の読み取り回数で判別すると、各アンテナ21,22,23の通信順位は常に一定であって変動しない。
しかしながら、各物品10をカーゴ14に積載している状態では、物品10の陰等になって各アンテナ21,22,23の通信順位は一定ではなく変動することになる。
そこで、アンテナ制御部42は各アンテナ21,22,23の通信順位に応じてカーゴ14のうち通信状況が悪化している領域を識別している。
具体的には、まず、この制御部42は、各アンテナ21,22,23が未だ各タグ12,18を読み取り可能な期間であるか否かを判別し(ステップS603)、カーゴ14に許容されるゲート16の通過期間(例えば20sec)内である場合、すなわちYESと判定したときにはステップS604に進む。
このステップS604では、制御部42の通信状況判別部43が、各アンテナ21,22,23による基準タグ18のみの第1回目の読み取り回数を記憶部46から受け取り、各アンテナ21,22,23に優劣を設ける。
つまり、その読み取り回数が仮にアンテナ22、アンテナ23、アンテナ21の順に少なかった場合には、通信状況判別部43は、アンテナ22をアンテナ21,23よりも優位する旨を決定し、次いで、アンテナ23をアンテナ21よりも優位する旨を決定する。
そして、制御部42の優先放射決定部44が、第2回目の読み取り順序を、アンテナ22が第1番目に、次いで、アンテナ23が第2番目に、その後、アンテナ21が第3番目に並び替えてステップS605に進む。
続いて、ステップS605では、放射実行部45が並び替えられた結果をリーダライタ30に向けて出力する。
これにより、まず、アンテナ22がタグ12,18に向けて上記所定の期間の経過まで電波を送信し、次に、アンテナ23が、続いて、アンテナ21が電波をそれぞれ送信する。そして、各アンテナ22,23,21による各商品タグ12や基準タグ18の読み取り回数は記憶部46に格納される。
その後、再びステップS603に戻り、上記通過期間内であるときには再びステップS604に進んで、通信状況判別部43が、各アンテナ21,22,23による基準タグ18のみの第2回目の読み取り回数から各アンテナ21,22,23に優劣を設ける。
そして、その読み取り回数が未だアンテナ22、アンテナ23、アンテナ21の順に少なく、しかも、このアンテナ21の読み取り回数がアンテナ22,23に比してより多いときには、通信状況判別部43は、やはりアンテナ22をアンテナ21,23よりも優位に、次いで、アンテナ23をアンテナ21よりも優位に決定する。
そこで、この場合の優先放射決定部44は、第3回目の読み取り順序を、アンテナ22を2回連続実行し、その後アンテナ23を1回実行し、アンテナ22の放射機会を増やす一方、アンテナ21による読み取りを行わず(ステップS604)、放射実行部45がこの回数を増やした結果をリーダライタ30に向けて出力する(ステップS605)。
これらステップS604やステップS605は、ステップS603の上記通過期間が経過するまで継続され、この期間が経過したときには一連のルーチンを抜ける。これにより、この例で云えばアンテナ22やアンテナ23による電波の放射機会をアンテナ21に比して増やすことができる。
ところで、本実施例の優先放射決定部44は、上記例で云えば、第2回目の読み取り順位は優位のアンテナ22を劣位のアンテナ21よりも先に並び替えるに対し、第3回目の読み取り順位はアンテナ22の放射回数をアンテナ21,23よりも増やしているが、アンテナ22の放射機会を多くするために、順序の並び替えと放射機会の増加の両方を実行しても良い。
詳しくは、上記例で云えば、第2回目の読み取り順序を、アンテナ22が第1番目に、次いで、このアンテナ22が第2番目に、その後、アンテナ23が第3番目となる如く、第2回目以降の読み取り順序を放射回数の増加のみで実施しても良いし、また、第3回目の読み取り順序については、アンテナ22が第1番目に、次いで、アンテナ23が第2番目に、その後、アンテナ21が第3番目となる如く、第2回目以降の読み取り順序を並び替えのみで実施しても良い。
以上のように、本発明は、読み取り難い商品タグ12により多くの読み取り機会を与える点に着目したものである。
そして、本実施例によれば、カーゴ14には、A〜Hの商品タグ12を付した物品10が積載される他、a1〜d2の基準タグ18が配置されている。この基準タグ18は、物品10をカーゴ14に積載していない状態では各送受信アンテナ21,22,23との間で安定した無線通信性能が得られており、カーゴ14のうち電波到達状況が悪化している領域を識別するための指標として用いられる。
具体的には、これら商品タグ12や基準タグ18を有したカーゴ14が搬出ゲート16を通過すると、アンテナ制御部42は、その通信状況判別部43が各アンテナ21,22,23と商品タグ12とではなく、各アンテナ21,22,23と基準タグ18との通信状況を判別し、上記例で云えば通信状況の悪化しているアンテナ22,23と通信状況の悪化していないアンテナ21とを識別する。
ここで、本来読み取られる可能性の高い基準タグ18と各アンテナ21,22,23との通信結果を用いれば、これら各アンテナ21,22,23からの電波放射をインテリジェンスな順序、つまり、最も効果的な順序に動的に変更することができる。仮に、上記性質の基準タグ18に対するアンテナ21,22,23の通信状況が悪化していた場合には、積載された物品10の影響によって、当該基準タグ18の周辺に配置された商品タグ12との通信状況も同様に悪化していると考えられ、カーゴ14のうち通信状況が悪化している領域を確実に識別することができるからである。
より詳しくは、一般に、読み取れる商品タグ12はアンテナ21,22,23に対して何回でも返信してしまうため、タグ12の読み取り総数の多さがシステムの信頼性を必ずしも示すことにはならず、読み取れない商品タグ12が読み取れるようになることがシステムの信頼性に大きく寄与するのである。
そこで、通信状況の悪化している領域に対して読み取り機会を増やす、すなわち、通信状況の悪化しているアンテナ21,22,23の放射機会を増やすべく、その優先放射決定部44がこの悪化しているアンテナ22,23を悪化していないアンテナ21よりも優先させる旨を決定し、その放射実行部45が通信状況の悪化しているアンテナ22,23、つまり、優位のアンテナ22,23を優先して通信用電波を放射させる。
この結果、カーゴ14の通信状況が良好に改善され、商品タグ12の読み漏れを減らすことができる無線ICタグシステムを構築できる。
また、通信状況判別部43では、各アンテナ21,22,23による基準タグ18の読み取り回数からアンテナ21,22,23の優劣を決めているため、通信状況の悪化しているアンテナ22,23を優位のアンテナ22,23として確実に得ることができるし、また、優先放射決定部44がその優位のアンテナ22,23による通信用電波の放射機会を増やしているので、この悪化しているアンテナ22,23の電波放射期間を確実に長く設定できる。そして、放射実行部45がこの設定内容に沿って通信用電波の放射を実行すると、読み取り難い商品タグ12により多くの読み取り機会を与えることができる。
この点について詳述すると、図7〜9はカーゴ14の通信状況の実験結果であり、A〜Hの商品タグ12やa1〜d2の基準タグ18を有したカーゴ14が搬出ゲート16を計5度通過し、その通信状況の改善状況を実験した結果である。
具体的には、本実施例では、上述の如くゲート16を1度通過するまでに(例えば20sec)、各アンテナ21,22,23からの放射順番及び放射機会が、a1〜d2の基準タグ18との読み取り結果を用いて変更可能に構成されており、当該20secが経過するまでは、基準タグ18との直前の読み取り結果を用いて動的に変更される。
これに対し、比較例は、ゲート16を1度通過する間に、各アンテナ21,22,23からの放射順番及び放射機会が常に一定の順序に固定されており、その順番を変更させないものである。なお、本実施例及び比較例のいずれも、各アンテナ21,22,23は上記所定の期間(例えば300msec)の経過後に切り替えられる。
この比較例の実験結果は図7に示されており、基準タグ18のうち例えば上段14cに配置された基準タグa1を見ると、1度目の通過ではアンテナ21が1回、アンテナ22が2回、アンテナ23が1回読み取っている。
そして、1度目から5度目の通過において、アンテナ21が計7回、アンテナ22が計9回、アンテナ23が計9回読み取っており、平均すれば、アンテナ21が1.4回、アンテナ22が1.8回、アンテナ23が1.8回読み取っていることを示している。
また、同じく上段14cに配置された基準タグc1は、アンテナ21が計5回(平均1回)、アンテナ22が計7回(平均1.4回)、アンテナ23が計11回(平均2.2回)読み取っている。
一方、商品タグ12について見ると、例えば下段14aに積載されたパーソナルコンピュータの商品タグFは、1度目から5度目の通過において、アンテナ21が計10回(平均2回)、アンテナ22が計9回(平均1.8回)、アンテナ23が計5回(平均1回)読み取り、また、上段14cに積載された紙製の箱の商品タグGは、アンテナ21が計8回(平均1.6回)、アンテナ22が計10回(平均2回)、アンテナ23が計5回(平均1回)読み取っている。
さらに、下段14aに積載された液晶モニタの商品タグHは、アンテナ21が計1回(平均0.2回)、アンテナ22が計1回(平均0.2回)、アンテナ23が計0回(平均0回)しか読み取っていない。
これらを本実施例で見ると、図8に示される如く、上段14cに配置された基準タグa1は、1度目から5度目の通過において、アンテナ21が計10回(平均2回)、アンテナ22が計15回(平均3回)、アンテナ23が計10回(平均2回)読み取っている。
また、上段14cに配置された基準タグc1は、アンテナ21が計11回(平均2.2回)、アンテナ22が計16回(平均3.2回)、アンテナ23が計15回(平均3回)読み取っている。
続いて、下段14aに積載されたパーソナルコンピュータの商品タグFは、アンテナ21が計13回(平均2.6回)、アンテナ22が計14回(平均2.8回)、アンテナ23が計4回(平均0.8回)読み取り、上段14cに積載された紙製の箱の商品タグGは、アンテナ21が計8回(平均1.6回)、アンテナ22が計16回(平均3.2回)、アンテナ23が計7回(平均1.4回)読み取っている。
さらにまた、下段14aに積載された液晶モニタの商品タグHについては、アンテナ21が計0回(平均0回)、アンテナ22が計4回(平均0.8回)、アンテナ23が計0回(平均0回)読み取っている。
これら本実施例と比較例とを併記した結果は、図9に示されるように、まず、当該実験に先立って行われた基準タグ18のみを配置したカーゴ14の読み取り実験に関しては、本実施例と比較例とはほぼ等しい成績であったのに対し(同図(a))、A〜Hの商品タグ12及びa1〜d2の基準タグ18の双方を配置したカーゴ14の読み取り実験では、同図(b)のうち、例えば本実施例の総読み取り数が比較例よりも約60回分増えており、ゲート16の通過期間内におけるタグ12,18の返答率が向上していることが分かる。
しかも、特に読み取り難かった液晶モニタの商品タグHについては、同図(c)に示される如く、本実施例の総読み取り数が比較例の2倍に達し、読み取り難い商品タグHに対してより多くの読み取り機会を与えると、この読み取り難い商品タグHが読み取れるようになり、その読み漏れが減ることが分かる。
なお、読み取りのばらつきについては、同図(b)に示されるように、本実施例が比較例よりも大きくなっている。これは、上記優先放射決定部44が通信状況の悪化しているアンテナ22,23の放射機会をアンテナ21に比して単に増やしたためであり、この放射機会の増加方法を改善すれば、解消可能になると考えられる。
さらに、本実施例の如く、優位のアンテナ22,23を劣位のアンテナ21よりも先に並び替える、或いは優位のアンテナ22,23を劣位のアンテナ21よりも電波の放射回数を増やせば、当該優位のアンテナ22,23による通信用電波の放射機会がより一層確実に多くなる。
さらにまた、a1〜d2の基準タグ18を上段14cや下段14aに対して均等配置してあれば、カーゴ14のうち通信状況が悪化している領域を確実に識別できる指標になる。
また、UHF帯の電波による通信方式を用いれば、上述のタグ12,18が安価になり、安価なシステムを構築できる。
本発明は、上記実施例に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
例えば、上記実施例で説明したカーゴ14やゲート16の形態は一例であり、上段14cのみ、或いは下段14aのみの台車や籠車であっても良いし、また、金属柵14bの手前側の他、奥側にも複数の送受信アンテナを有したゲートであっても良い。
さらに、上記実施例ではUHF帯の電波が用いられている。しかし、本発明の電波はマイクロ波でも良く、また、通信距離の短いHF帯やLF帯(長波)の電波にも適用可能である。さらにまた、本発明の無線ICタグは、上記パッシブタイプの他、電源を有するアクティブタイプでも良い。
そして、これらいずれの場合にも上記と同様に、無線ICタグの読み漏れを減らすことができるとの効果を奏する。
10 物品(被運搬物)
12 商品タグ(無線ICタグ)
14 カーゴ(運搬台)
14a 下段(積載面)
14c 上段(積載面)
16 搬出ゲート(アンテナユニット)
18 基準タグ(無線IC基準タグ)
21,22,23 送受信アンテナ(無線アンテナ)
30 リーダライタ
42 アンテナ制御部(制御手段)
43 通信状況判別部
44 優先放射決定部
45 放射実行部

Claims (7)

  1. 無線ICタグが付された被運搬物を積載した状態で移送可能な運搬台と、
    該運搬台の移送経路上のアンテナユニットに複数配置されており、前記無線ICタグとの通信用電波を放射する無線アンテナと、
    前記運搬台に配置されており、前記被運搬物を該運搬台に積載していない状態では前記各無線アンテナとの間で安定した無線通信性能が得られる無線IC基準タグと、
    前記被運搬物を前記運搬台に積載した状態で前記各無線アンテナと該無線IC基準タグとの通信状況を判別し、該通信状況の悪化している無線アンテナを該通信状況の悪化していない無線アンテナよりも優先して前記通信用電波を放射させる制御手段と
    を具備することを特徴とする無線ICタグシステム。
  2. 請求項1に記載の無線ICタグシステムであって、
    前記制御手段は、
    前記各無線アンテナと前記無線IC基準タグとの通信状況を該各無線アンテナによる該無線IC基準タグの読み取り回数から判別し、該読み取り回数の少ない無線アンテナの順位を前記読み取り回数の多い無線アンテナの順位よりも優位に決定する通信状況判別部と、
    該優位の無線アンテナを劣位の無線アンテナよりも前記通信用電波の放射機会を増やす優先放射決定部と、
    該増やされた放射機会に沿って前記通信用電波を放射させる放射実行部と
    を備えていることを特徴とする無線ICタグシステム。
  3. 請求項2に記載の無線ICタグシステムであって、
    前記優先放射決定部は、前記優位の無線アンテナを前記劣位の無線アンテナよりも先に並べていることを特徴とする無線ICタグシステム。
  4. 請求項2又は3に記載の無線ICタグシステムであって、
    前記優先放射決定部は、前記優位の無線アンテナを前記劣位の無線アンテナよりも前記通信用電波の放射回数を増加させることを特徴とする無線ICタグシステム。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の無線ICタグシステムであって、
    前記無線IC基準タグは、前記被運搬物を積載する積載面に複数配置されており、互いに等間隔、且つ、同方向に向いた状態で前記積載面に配置されていることを特徴とする無線ICタグシステム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の無線ICタグシステムであって、
    前記電波は、極超短波の周波数帯であることを特徴とする無線ICタグシステム。
  7. 被運搬物を積載した運搬台が該運搬台の移送経路上のアンテナユニットに複数配置された無線アンテナを通過する際に、該各無線アンテナが前記被運搬物に付された無線ICタグの情報を非接触で読み取る無線ICタグ読み取り方法であって、
    前記運搬台は、前記被運搬物が積載されていない状態では前記各無線アンテナとの間で安定した無線通信性能が得られる無線IC基準タグを備えており、
    前記各無線アンテナと該無線IC基準タグとの通信状況を該各無線アンテナによる該無線IC基準タグの読み取り回数から判別し、該読み取り回数の少ない無線アンテナの順位を前記読み取り回数の多い無線アンテナの順位よりも優位に決定するステップと、
    該優位の無線アンテナを劣位の無線アンテナよりも前記通信用電波の放射機会を増やすステップと、
    該増やされた放射機会に沿って前記通信用電波を放射させるステップと
    から構成される無線ICタグ読み取り方法。
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