JP2010203600A - ボールジョイント - Google Patents

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Shoichi Seko
昇一 瀬古
Naoto Kawashima
尚登 川島
Mizuki Imada
瑞樹 今田
Takashi Hirano
隆 平野
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Abstract

【課題】所望の揺動トルクと回転トルクとを両立し得るボールジョイントを提供する。
【解決手段】ボールジョイント10は、球状頭部12aと軸部12bとを有するボールスタッドと12、球状頭部12aをベアリングシート14を介して回動可能に収納するソケット16と、を備える。球状頭部12aは、軸部12bを回転中心とする周方向に他の領域12a1とは摩擦係数が異なる高摩擦係数領域12a2が設けられている。このようなボールジョイント10により、所望の揺動トルクと回転トルクとを両立することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の部材を動作可能な状態で連結する際に用いるボールジョイントの技術に関し、例えば自動車のサスペンションに用いることができるボールジョイントに関する。
従来、複数の部材の接続部分をスムーズに動かすための部品としてボールジョイントが知られている。通常、ボールジョイントは、摺動可能範囲内で自由に摺動するような構成が採用されている。
特許文献1には、良好な操舵フィーリングを得るために回転角度に応じて回転トルクが弾性的に増大するような構成を採用したボールジョイントが開示されている。このボールジョイントは、ボールスタッドの球状頭部が組み付けられるボールシートに摩擦係数の異なる2種類の材質を採用することで回転トルクに弾性的な勾配を与えている。また、特許文献2には、径方向の剛性が円周方向で異なるように形成されたボールスタッドを有するボールジョイントが開示されている。
特開2006−77845号公報 実開昭62−59503号公報
ところで、ボールジョイントは、例えば、自動車のサスペンションにおけるステアリングナックルとサスペンションアームとを連結する部分に用いることができる。このような構造を採用するサスペンションにおいて、車両性能としてキングピン軸回りの回転トルクを上げるという要請がある一方、乗り心地悪化防止のためにサスペンションの上下動に伴う摩擦の増加を抑えたいという要請もある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、所望の揺動トルクと回転トルクとを両立し得るボールジョイントを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のボールジョイントは、球状頭部と軸部とを有するボールスタッドと、前記球状頭部をベアリングシートを介して回動可能に収納するソケットと、を備える。前記球状頭部は、前記軸部を回転中心とする周方向に他の領域とは摩擦係数が異なる領域が設けられている。
本発明によれば、所望の揺動トルクと回転トルクとを両立し得るボールジョイントを提供することができる。
第1の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。 第2の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。 第3の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。 第4の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。 第5の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。 第6の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。 第7の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。図1(b)は、図1(a)に示すボールジョイントを揺動させた状態を示す概略断面図である。ボールジョイント10は、ボールスタッド12とベアリングシート14とソケット16とを備える。ボールスタッド12は、球状頭部12aと軸部12bとを有しており、球状頭部12aにてベアリングシート14を介してソケット16に連結されており、球状頭部12aの球中心Cを回動中心としてソケット16に対して回動可能とされている。
また、ボールスタッド12は、金属素材で形成されていて、その軸部12bには、テーパー部12b1と雄ねじ部12b2が形成されており、この軸部12bにて車両用サスペンションのナックル(またはコントロールアーム)に連結されるようになっている。
ベアリングシート14は、ボールスタッド12がソケット16に組み付けられる前に、ボールスタッド12の球状頭部12aに予め組み付けられていて、ボールスタッド12と一体化された状態にてソケット16に組み付けられている。また、ベアリングシート14は、中空球状の樹脂素材14aによって構成されている。中空球状の樹脂素材14aは、ボールスタッド12における軸部12bの回転軸Lを中心とした回転方向への回転を可能としている。
ソケット16は、金属素材で形成されており、ベアリングシート14を収容する軸孔16aを有している。つまり、ソケット16は、球状頭部12aをベアリングシート14を介して回動可能に収納する。また、このソケット16には、軸孔16aの径方向に延びるアーム部(図示省略)が一体的に形成されており、このアーム部にて車両用サスペンションのコントロールアーム(またはナックル)に連結されるようになっている。
したがって、第1の実施の形態に係るボールジョイント10は、図1(a)に示すように、ボールスタッド12の回転軸Lを中心に矢印R1方向に回転するとともに、図1(a)に示した中立状態、すなわち、ボールスタッド12の回転軸Lとソケット16の軸孔16aの中心が略一致している状態から図1(b)に示すように矢印R2方向に揺動する。
前述のように、車両性能としてキングピン軸回りの回転トルクを上げるという要請と、乗り心地悪化防止のためにサスペンションの上下動に伴う摩擦の増加を抑えたいという要請を満たそうとする場合、ボールジョイント10に求められる特性の一つとしては、ボールジョイント10の揺動トルクをあまり増大させることなく、回転トルクを増大させることである。また、上述の要請をあらゆる車両状態で常に安定して実現するためには、広い範囲の揺動角においても回転トルクの増大が求められる。
そこで、本実施の形態に係るボールジョイント10の球状頭部12aは、軸部12bを回転中心とする周方向の全周に渡り他の領域12a1より摩擦係数が高い高摩擦係数領域12a2が設けられている。高摩擦係数領域12a2は、例えば、他の領域12a1より表面粗さが粗くなるように処理されているとよい。これにより、図1(a)に示すように、ボールスタッド12が矢印R1方向に回転する際には、高摩擦係数領域12a2の全体が摩擦抵抗となるため、高摩擦係数領域12a2がない場合と比較して回転トルクが増大する。
一方、図1(b)に示すように、ボールスタッド12が矢印R2方向に揺動する際には、高摩擦係数領域12a2のうちベアリングシート14に作用する領域はボールスタッド12の回転時よりも狭いため、揺動トルクは回転トルクよりも小さくなる。このように、ボールスタッド12の球状頭部12aに高摩擦係数領域12a2を設けることで、揺動トルクと回転トルクとを異ならせることができるとともに、高摩擦係数領域12a2の面積や粗さを適宜選択することで、所望の揺動トルクと回転トルクとを両立することができる。
また、高摩擦係数領域12a2がベアリングシート14に作用する範囲は、ボールスタッド12の回転角、揺動角によらず一定であるため、揺動角が変化してもその際の回転トルクは一定となる。なお、高摩擦係数領域12a2を形成する位置は、ボールスタッド12の最大揺動時においてもベアリングシート14と高摩擦係数領域12a2全体が接触するように設定されている。
(第2の実施の形態)
図2は、第2の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。ボールジョイント110は、ボールスタッド112とベアリングシート14とソケット16とを備える。球状頭部112aは、軸部12bを回転中心とする周方向の全周に渡り他の領域112a1より摩擦係数が高い高摩擦係数領域112a2が設けられている。なお、球状頭部112aにおいては、第1の実施の形態に係る球状頭部12aと異なり、高摩擦係数領域112a2が赤道部以外に形成されている。また、球状頭部112aとベアリングシート14との間にはグリースが充填されている。
これにより、高摩擦係数領域112a2が増大することで、あるいは、グリースの潤滑性が低下することで、ボールジョイント110の回転トルクが向上する。また、第1の実施の形態に係るボールジョイント10と同様に、ボールジョイント110は、揺動時における揺動トルクが回転トルクほど増大しない。このように、ボールスタッド112の球状頭部112aに高摩擦係数領域112a2を設けることで、揺動トルクと回転トルクとを異ならせることができるとともに、高摩擦係数領域112a2の面積や粗さを適宜選択することで、所望の揺動トルクと回転トルクとを両立することができる。
(第3の実施の形態)
図3は、第3の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。ボールジョイント210の球状頭部212aは、軸部12bを回転中心とする周方向の全周に渡り他の領域212a1より摩擦係数が高い高摩擦係数領域212a2が設けられている。本実施の形態に係る高摩擦係数領域212a2は、第1の実施の形態に係る高摩擦係数領域12a2より幅が狭く形成されている。これにより、回転トルクの増大の程度が抑えられる。その他の作用や効果は上述の実施の形態と同様である。
(第4の実施の形態)
図4は、第4の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。ボールジョイント310の球状頭部312aは、軸部12bを回転中心とする周方向に断続的に、他の領域312a1より摩擦係数が高い高摩擦係数領域312a2が設けられている。本実施の形態に係る高摩擦係数領域312a2は、第1の実施の形態に係る高摩擦係数領域12a2より面積が狭く形成されている。これにより、回転トルクの増大の程度を抑えることができる。その他の作用や効果は上述の実施の形態と同様である。
(第5の実施の形態)
図5は、第5の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。ボールジョイント410の球状頭部412aは、軸部12bを回転中心とする赤道付近の周方向の全周に渡り他の領域412a1より摩擦係数が高い高摩擦係数領域412a2が設けられている。なお、球状頭部412aにおいては、第1の実施の形態に係る球状頭部12aよりも、高摩擦係数領域412a2と他の領域412a1との摩擦係数の差が小さくなるように設定されている。これにより、回転トルクと揺動トルクとの差を抑えることができる。その他の作用や効果は上述の実施の形態と同様である。
(第6の実施の形態)
図6は、第6の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。ボールジョイント510の球状頭部512aは、軸部12bを回転中心とする周方向の全周に渡り他の領域512a1より摩擦係数が高い高摩擦係数領域512a2が設けられている。本実施の形態に係る高摩擦係数領域512a2は、第1の実施の形態に係る高摩擦係数領域12a2より幅が広く形成されている。これにより、回転トルクが更に増大される。その他の作用や効果は上述の実施の形態と同様である。
(第7の実施の形態)
図7は、第7の実施の形態に係るボールジョイントを示す概略断面図である。ボールジョイント610の球状頭部612aは、軸部12bを回転中心とする赤道付近の周方向の全周に渡り他の領域612a1より摩擦係数が高い高摩擦係数領域612a2が設けられている。なお、球状頭部612aにおいては、第1の実施の形態に係る球状頭部12aよりも、高摩擦係数領域612a2と他の領域612a1との摩擦係数の差が大きくなるように設定されている。これにより、回転トルクを揺動トルクに比して更に大きくすることができる。その他の作用や効果は上述の実施の形態と同様である。
以上、本発明を上述の実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の各実施の形態に限定されるものではなく、各実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
10 ボールジョイント、 12 ボールスタッド、 12a 球状頭部、 12a1 他の領域、 12a2 高摩擦係数領域、 12b1 テーパー部、 12b 軸部、 12b2 雄ねじ部、 14 ベアリングシート、 14a 樹脂素材、 16 ソケット、 16a 軸孔。

Claims (1)

  1. 球状頭部と軸部とを有するボールスタッドと、
    前記球状頭部をベアリングシートを介して回動可能に収納するソケットと、を備え、
    前記球状頭部は、前記軸部を回転中心とする周方向に他の領域とは摩擦係数が異なる領域が設けられていることを特徴とするボールジョイント。
JP2009053210A 2009-03-06 2009-03-06 ボールジョイント Pending JP2010203600A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4911799B1 (ja) * 2010-10-19 2012-04-04 株式会社玉俊工業所 展示具
KR101547454B1 (ko) 2015-05-12 2015-08-25 마병익 파노라마 기능을 구비한 볼 헤드용 다기능 볼
JP2016130057A (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 トヨタ自動車株式会社 車両のタイロッドエンド

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