JP2010202069A - 姿勢制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 人工衛星の姿勢制御においては、姿勢センサと角速度センサを用いて人工衛星本体の姿勢を推定し、加速度センサを用いて太陽電池パドルの振動やミッション機器の擾乱の検出を行う。しかし、複数種類のセンサを搭載して人工衛星のダイナミクスを推定する場合、衛星の大型化やコストの増加を招くという問題があった。
【解決手段】 姿勢センサ4によって人工衛星の姿勢角15を検出し、少なくとも6個の加速度センサ5によって人工衛星における各部位の加速度を検出し、姿勢推定処理部6において姿勢センサ4の姿勢角と加速度センサ5の加速度とを用いて、人工衛星の姿勢角推定値19を計算することにより、人工衛星の各部位の加速度を計測するとともに、角速度センサを用いることなく人工衛星本体の姿勢制御を行うことが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 姿勢センサ4によって人工衛星の姿勢角15を検出し、少なくとも6個の加速度センサ5によって人工衛星における各部位の加速度を検出し、姿勢推定処理部6において姿勢センサ4の姿勢角と加速度センサ5の加速度とを用いて、人工衛星の姿勢角推定値19を計算することにより、人工衛星の各部位の加速度を計測するとともに、角速度センサを用いることなく人工衛星本体の姿勢制御を行うことが可能となる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、人工衛星に搭載された加速度センサを用いて、人工衛星の姿勢制御を行う人工衛星用姿勢制御装置に関するものである。
従来、人工衛星の姿勢制御を行うために、姿勢センサと角速度センサを用いて人工衛星の姿勢を推定する装置が知られている(例えば、非特許文献1参照)。また、加速度センサを用いて太陽電池パドルの振動やミッション機器の擾乱の検出を行う装置が知られている(例えば、非特許文献2参照)。このように、人工衛星のダイナミクスに関わる様々なセンサを人工衛星に搭載することで、センサにより取得されたデータを用いて人工衛星の姿勢状態に関する複合的な評価が行われている。
「ADEOS−II姿勢軌道制御系の軌道上評価」,第47回宇宙科学技術連合講演会講演集,1217−1218頁
「ADEOS−IIダイナミクスモニタリングシステムによる軌道上評価」,第47回宇宙科学技術連合講演会講演集,1219−1220頁
しかしながら、制御すべき状態量の個別目的に対応したセンサを人工衛星に搭載すると、その目的に最適なセンサを選択できる利点はあるが、その反面、人工衛星に搭載されるセンサ数が増加して、人工衛星の大型化やコストの増加を招くという問題があった。
この発明は係る課題を解決するためになされたものであり、姿勢センサと加速度センサを用いて人工衛星の姿勢を推定することのできる、人工衛星の姿勢制御装置を得ることを目的とする。
この発明による人工衛星の姿勢制御装置は、人工衛星本体に搭載された少なくとも6個以上の複数の加速度センサと、人工衛星本体に搭載された少なくとも1つの姿勢角センサと、上記加速度センサ及び姿勢角センサからのセンサ情報に基づいて、人工衛星の姿勢角を推定する姿勢推定処理部とを備えたものである。
また、姿勢推定処理部は、上記加速度センサにより得られた複数の加速度信号に基づいて人工衛星の重心周りの角加速度を求め、得られた角加速度を時間積分することにより、角速度を算出するものである。
この発明によれば、角速度センサを用いることなく人工衛星の姿勢推定を行い、人工衛星本体の姿勢を制御することができるとともに、複数の加速度センサに基づいて人工衛星の各部位の加速度を個別に計測することができる。
実施の形態1.
以下、図を用いてこの発明に係る実施の形態1について説明する。
図1は、実施の形態1による人工衛星用姿勢制御装置の制御系の構成を示す図である。図1において、実施の形態1による制御系は、レギュレータ1と、アクチュエータ2と、人工衛星を示すプラント3と、姿勢センサ4と、複数の加速度センサ5と、姿勢推定処理部6と、加算器10を備えて構成される。加速度センサ5は、人工衛星内部における複数箇所においてその各設置部位の加速度をそれぞれ計測する。
以下、図を用いてこの発明に係る実施の形態1について説明する。
図1は、実施の形態1による人工衛星用姿勢制御装置の制御系の構成を示す図である。図1において、実施の形態1による制御系は、レギュレータ1と、アクチュエータ2と、人工衛星を示すプラント3と、姿勢センサ4と、複数の加速度センサ5と、姿勢推定処理部6と、加算器10を備えて構成される。加速度センサ5は、人工衛星内部における複数箇所においてその各設置部位の加速度をそれぞれ計測する。
加算器10は、制御系の外部から入力される姿勢角目標値11(θd)と姿勢角推定値19(θf)の差から姿勢角誤差12(e)を算出する。レギュレータ1では、加算器10により算出された姿勢角誤差12(e)に基づいて、姿勢角誤差12が小さくなるように、アクチュエータ2に入力する出力指令値13(τd)を計算する。アクチュエータ2は出力指令値13に基づいて動作し、プラント3にアクチュエータ2の出力トルク14(τ)を作用させる。プラント3は、アクチュエータ2により作用する出力トルク14に基づいて、人工衛星のダイナミクスに従った姿勢運動が生じる。人工衛星は、この姿勢運動により姿勢角15と加速度16が変化し、姿勢センサ4では姿勢角15(θ)を検出して姿勢角信号17(θs)を出力し、加速度センサ5では加速度16(a)を検出して加速度信号18(as)を出力する。姿勢推定処理部6では、姿勢角信号17と加速度信号18とを用いて人工衛星の姿勢角推定値19(θf)を計算する。
図2は、人工衛星に搭載した姿勢センサ4と加速度センサ5の構成を示す図である。図2において、1台の姿勢センサ4と6台の加速度センサ5を搭載した例を示している。姿勢センサ4は、星や太陽や地球等の天体を検出することにより、衛星本体20の姿勢角信号17を姿勢推定処理部6に出力する。加速度センサ5は、衛星本体20に取り付けられた位置の加速度16により生じる慣性力等を検出することにより、感度軸方向23の加速度信号18を姿勢推定処理部6に出力する。
姿勢推定処理部6では、以下に説明する方法により姿勢角推定値19を計算する。
まず、衛星本体20に固定された基準点22(例えば、衛星本体20の重心点)を設定すると、加速度センサ5により検出される加速度16は次式(1)により表される。
まず、衛星本体20に固定された基準点22(例えば、衛星本体20の重心点)を設定すると、加速度センサ5により検出される加速度16は次式(1)により表される。
上式において、aiは加速度センサ5により検出される加速度uiは加速度センサ5の感度軸方向ベクトル、piは慣性座標系21における加速度センサ5の位置ベクトル24、p0は慣性座標系21における基準点22の位置ベクトル25、ωは衛星本体20の角速度である。また、右肩のダッシュ記号(’)は時間微分を意味し、2つ重なっている場合には2回微分を意味する。右肩の添字Tはベクトルや行列の転置を意味する。
衛星本体20に加速度センサ5をN台搭載している場合には、式(1)により表される加速度の値はN(Nは6以上の整数)通り(i=1,2,・・・,N)得られるため、それを用いて基準点22の加速度p0’’と衛星本体20の角加速度ω’は、次式(2)により計算できる。なお、加速度センサ5は、独立した少なくとも6自由度分の加速度を計測できるように配置される。
上式において、右肩の添字♯は擬似逆行列を意味する。また、Iは3行3列の単位行列であり、行列[r×]は、ベクトルr=〔xyz〕Tに対して次式(3)により定義される。
本体20の角速度は、上式(2)を用いて算出された角加速度を時間積分することにより計算することができる。
また、本体20の姿勢角推定値19は、このようにして得られた角速度の時間積分と、姿勢センサ4から出力される姿勢角信号17とを合わせて、例えばカルマンフィルタによるフィルタ処理を施すことにより、人工衛星の姿勢角を推定計算することができる。かくして、人工衛星の姿勢制御系は、姿勢推定処理部6により得られた姿勢角推定値に基づいて、上述したようにアクチュエータ2を制御することにより、人工衛星の姿勢制御を行うことができる。
また、複数の加速度センサ5は、それぞれ人工衛星内部における各設置部位の加速度を計測することができる。例えば、太陽電池パドルや複数のミッション機器にそれぞれ加速度センサ5を設置することによって、太陽電池パドルや各ミッション機器の加速度を個別に計測することができる。
以上説明した通り、この実施の形態1による人工衛星の姿勢制御装置は、人工衛星本体に搭載された少なくとも6個以上の複数の加速度センサと、人工衛星本体に搭載された少なくとも1つの姿勢角センサと、上記加速度センサ及び姿勢角センサからのセンサ情報に基づいて、人工衛星の姿勢角を推定する姿勢推定処理部とを備えたものである。姿勢推定処理部は、上記加速度センサにより得られた複数の加速度信号に基づいて人工衛星の重心周りの角加速度を求め、得られた角加速度を時間積分することにより、角速度を算出する。
また、この実施の形態1による人工衛星の姿勢制御装置は、上記姿勢推定処理部により得られた姿勢角推定値と、外部から設定される姿勢角目標値との差に基づいて姿勢角誤差を算出し、算出した姿勢角誤差に基づいてアクチュエータの出力を調整して、人工衛星の姿勢を制御することを特徴とする。
この実施の形態1による人工衛星の姿勢制御装置は、このように構成されるので、角速度センサを用いることなく人工衛星の姿勢推定を行って、人工衛星本体の姿勢制御を行うことが可能となる。また、人工衛星の各部位に設けた複数の加速度センサを用いて、各部位の加速度を個別に計測することが可能となる。
1 レギュレータ、2 アクチュエータ、3 プラント、4 姿勢センサ、5 加速度センサ、6 姿勢推定処理部、20 衛星本体。
Claims (2)
- 人工衛星本体に搭載された少なくとも6個以上の複数の加速度センサと、人工衛星本体に搭載された少なくとも1つの姿勢角センサと、上記加速度センサ及び姿勢角センサからのセンサ情報に基づいて、人工衛星の姿勢角を推定する姿勢推定処理部とを備えた姿勢制御装置。
- 姿勢推定処理部は、上記加速度センサにより得られた複数の加速度信号に基づいて人工衛星の重心周りの角加速度を求め、得られた角加速度を時間積分することにより、角速度を算出することを特徴とした請求項1記載の姿勢制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009050777A JP2010202069A (ja) | 2009-03-04 | 2009-03-04 | 姿勢制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104943860A (zh) * | 2015-07-13 | 2015-09-30 | 国鹰航空科技有限公司 | 光伏六旋翼飞行器 |
CN105607640A (zh) * | 2016-01-20 | 2016-05-25 | 南京工业大学 | 四旋翼飞行器的位姿控制器 |
KR101899252B1 (ko) | 2017-05-10 | 2018-09-17 | 한국항공우주연구원 | 위성체의 제어 장치 및 방법 |
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2009
- 2009-03-04 JP JP2009050777A patent/JP2010202069A/ja active Pending
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