JP2010198339A - スケジュール作成方法、スケジュール作成装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】例えばシステムの稼動中にクリティカルチェーン法を適用して計画期間の短縮を図る場合でも、max-plus代数上で線形なMPL形式を導出するための行列A0 k,Fk,B0,C0 k,F*を利用して、当該クリティカルチェーン法を適用した際に用いるPB及びFBの位置及び値を簡単に取得することができる。従って、より少ないメモリ消費で、与えられたシステムをMPLシステムとして表現できる形式に対してクリティカルチェーン法を適用可能とし、処理時間の不確定性が高い場合にも納期遅れを出さず、かつ納期短縮を図り得る。
【選択図】図2
Description
・1つの材料は、全ての工程(1)〜(4)を1回だけ通過する。
・各工程(1)〜(4)の設備が稼動中のときには、その加工が終了するまで、次の加工を開始できない。
・先行工程を有する工程(2)〜(4)は、それらの先行工程の加工が終了しないと、加工を開始できない。
・入力のある工程(1)は、当該番号の材料を受け取らないと加工を開始できない。
・各工程(1)〜(4)の設備が空、即ち稼動していない状態で、先行工程や入力から材料を受け取ると、直ちに加工を開始する。
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程iにおける実行時間をdi(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて各要素をそれぞれ決定した、次の数20〜数23で定義されたシステム構造を表現する行列A0 k,Fk,B0,C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である。kはk番目の前記処理対象の工程処理であることを表す。)と、
前記離散事象システムにおける前記入力から前記出力までの複数の経路のうち、前記入力から前記出力までに要する時間が最長となる経路をクリティカルパスとし、それ以外の経路を非クリティカルパスとして次の数25でシステム構造を表現する行列υ,w´(但し、[X]iは行列Xにおけるi行の要素である)を算出し、該行列υ,w´と前記行列Fkとを用い、前記max-plus代数の定理を利用した所定の演算処理を実行することで、前記非クリティカルパス上の工程による遅れを防止するための猶予時間であるフィーデングバッファの設置位置を決定すると共に、前記フィーデングバッファの値を算出するフィーデングバッファ算出ステップと、
行列A0 k,Fk,B0,C0 k,F*を用いて算出された、前記各工程で前記処理対処の処理を最も早く終了させたときの出力での最早終了時刻yE(k)を、前記演算部が取得し、
前記最早終了時刻yE(k)を用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数26に基づき前記プロジェクトバッファの値を前記演算部で算出する
前記行列υ,w´,Fkを用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数29に基づき行列Fβαを前記演算部で算出する第1のステップと、
前記行列w´と前記行列Fβαとに基づいて、前記max-plus代数の定理を利用した次の数30により行列υ´を前記演算部で算出する第2のステップと、
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程iにおける実行時間をdi(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて各要素をそれぞれ決定した、次の数37〜数40で定義されたシステム構造を表現する行列A0 k,Fk,B0,C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である)と、
前記最早終了時刻yE(k)を用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数42に基づきプロジェクトバッファの値を前記演算部で算出する第2のステップと、
を実行するスケジュール作成方法である。
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程jにおける実行時間をdj(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて次の数45で定義されたシステム構造を表現する行列C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である)の各要素を前記演算部で決定する第1のステップと、
前記離散事象システムにおける前記入力から前記出力までの複数の経路のうち、前記入力から前記出力までに要する時間が最長となる経路をクリティカルパスとし、それ以外の経路を非クリティカルパスとして次の数46でシステム構造を表現する行列υ,w´(但し、[X]iは行列Xにおけるi行の要素である)と、
前記行列υ,w´,Fkを用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数48に基づき行列Fβαを前記演算部で算出する第2のステップと、
前記行列w´と前記行列Fβαとに基づいて、前記max-plus代数の定理を利用した次の数49により行列υ´を前記演算部で算出する第3のステップと
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程iにおける実行時間をdi(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて各要素をそれぞれ決定した、次の数56〜数59で定義されたシステム構造を表現する行列A0 k,Fk,B0,C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である。kはk番目の前記処理対象の工程処理であることを表す。)と、
前記離散事象システムにおける前記入力から前記出力までの複数の経路のうち、前記入力から前記出力までに要する時間が最長となる経路をクリティカルパスとし、それ以外の経路を非クリティカルパスとして次の数61でシステム構造を表現する行列υ,w´(但し、[X]iは行列Xにおけるi行の要素である)を算出し、該行列υ,w´と前記行列Fkとを用い、前記max-plus代数の定理を利用した所定の演算処理を実行することで、前記非クリティカルパス上の工程による遅れを防止するための猶予時間であるフィーデングバッファの設置位置を決定すると共に、前記フィーデングバッファの値を算出するように、前記演算部を構成した
行列A0 k,Fk,B0,C0 k,F*を用いて算出された、前記各工程で前記処理対処の処理を最も早く終了させたときの出力での最早終了時刻yE(k)を取得し、
前記最早終了時刻yE(k)を用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数62に基づきプロジェクトバッファの値を算出する。
k番目の前記処理対象の工程処理に関して、各工程での処理開始時刻をx(k−1)とし、入力時刻をu(k)としたときに、前記行列A0 k,B0,及びF* kと、前記処理開始時刻x(k−1)及び前記入力時刻u(k)とを利用し、次の数63に基づき最早開始時刻xE(k)を算出し、
前記行列C0の各要素のうち、前記実行時間di(k)となった要素に対応した前記工程jを決定し、該工程jの次工程が前記プロジェクトバッファの設置位置であると決定することが好ましい。
前記行列υ,w´,Fkを用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数65に基づき行列Fβαを算出し、
前記行列w´と前記行列Fβαとに基づいて、前記max-plus代数の定理を利用した次の数66により行列υ´を算出する
前記行列υと前記行列Fkとを基に前記max-plus代数の定理を利用した次の数67により行列Fββを算出し、前記行列υ´と前記行列Fββとから前記max-plus代数の定理を利用した次の数68に基づいて行列pを算出し、
前記各工程の実行時間を1/qに短縮した短縮実行時間を算出し、前記入力パラメータに前記プロジェクトバッファの値と前記フィーデングバッファの値とを追加し、かつ前記短縮実行時間を用いて、前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記行列A0 k,Fk,B0,C0 kの各要素をそれぞれ決定し、該行列Fkを用いて前記行列F*を算出することが好ましい。
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程iにおける実行時間をdi(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて各要素をそれぞれ決定した、次の数73〜数76で定義されたシステム構造を表現する行列A0 k,Fk,B0,C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である)と、
前記最早終了時刻yE(k)を用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数78に基づきプロジェクトバッファの値を算出するように、前記演算部を構成した
k番目の前記処理対象の工程処理に関して、各工程での処理開始時刻をx(k−1)とし、入力時刻をu(k)としたときに、前記行列A0 k,B0,及びF* kと、前記処理開始時刻x(k−1)及び入力時刻u(k)とを利用し、次の数79に基づき最早開始時刻xE(k)を算出し、
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程jにおける実行時間をdj(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて次の数81で定義されたシステム構造を表現する行列C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である)の各要素を前記演算部で決定し、
前記離散事象システムにおける前記入力から前記出力までの複数の経路のうち、前記入力から前記出力までに要する時間が最長となる経路をクリティカルパスとし、それ以外の経路を非クリティカルパスとして次の数82でシステム構造を表現する行列υ,w´(但し、[X]iは行列Xにおけるi行の要素である)と、
前記行列υ,w´,Fkを用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数84に基づき行列Fβαを算出し、
前記行列w´と前記行列Fβαとに基づいて、前記max-plus代数の定理を利用した次の数85により行列υ´を算出し、
本発明は、本願発明者による先願(特開2007−334855号公報)において既に提案されているmax-plus代数を用いたMPLシステムに、クリティカルチェーン法を適用可能とした点に特徴を有する。クリティカルチェーン法とは、制約理論の下、各工程における加工時間の遅延を予め念頭においた上で、プロジェクト所要時間を短縮し、かつ納期遅れを減らすためのスケジューリング方法である。ここで、制約理論とは、ボトルネックが生産性を決定する工程とみなし、他の工程とバランスを図りながらボトルネックを改善し、全体の生産性を向上させる理論である。このような制約理論の下では、個々の工程の最適化を目指すのではなく、クリティカルパス(後述する)などを制約条件にして、計画全体としての最適化を目指す。
・1つの材料は、全ての工程(1)〜(7)を1回だけ通過する。
・各工程(1)〜(7)の設備が稼動中のときには、その加工が終了するまで、次の加工を開始できない。
・先行工程を有する工程(2)〜(7)は、それらの先行工程の加工が終了しないと、加工を開始できない。
・入力のある工程(1)は、入力があるまで(材料を受け取るまで)加工を開始できない。
・各工程(1)〜(7)の設備が空、即ち稼動していない状態で、先行工程や入力から材料を受け取ると、直ちに加工を開始する。
図3は、本発明におけるスケジュール作成装置1の内部構成を示すブロック図である。スケジュール作成装置1は、パーソナルコンピュータ又はサーバ装置などの汎用コンピュータを用いて構成されている。スケジュール作成装置1は、演算を行なうCPU(演算部)11と、演算に伴って発生する一時的な情報などを記憶するRAM(記憶部)12と、CD−ROMドライブ等の外部記憶装置13と、ハードディスク等の内部記憶装置14とを備えている。スケジュール作成装置1全体を統括的に制御するCPU11は、CD−ROM等の記録媒体2から本発明のコンピュータプログラム20を外部記憶装置13にて読み取り、読み取ったコンピュータプログラム20を内部記憶装置14に記憶させる。コンピュータプログラム20は必要に応じて内部記憶装置14からRAM12へロードされ、ロードされたコンピュータプログラム20に基づいてCPU11はスケジュール作成装置1に必要な処理を実行する。
先ず始めに、スケジュール作成装置1は、スケジュールを作成しようとする作業プロセスについて、システム構造を表現するために、工程間の先行順序を表した先行制約関係情報と各工程の実行時間とからなる入力パラメータをオペレータにより入力装置15を介して入力させる。具体的には、生産システムを構成する工程に対して、各工程の工程名と、各工程の加工時間(実行時間)となるHP値と、先行制約関係情報とがパラメータとして入力装置15を介して入力される。また、スケジュール作成装置1には、先行制約関係情報として、先行工程となる工程の番号と、入力を持つ工程の入力時間と、出力の有無を示す出力工程とが、オペレータによって入力装置15を介して入力される
MPL形式作成手段31は、スケジュールを作成しようとする作業プロセスにおいて、k番目の材料(ジョブ)について、各工程i(但し、iは1以上の自然数で、1≦i≦n、nはシステムの全工程数を表す)の加工時間をdi(k)(≧0)とし、初期状態x(0)=εn1としたときに、システム構造を表現するために、入力された前記入力パラメータから、次の行列A0 k,Fk,B0,及びC0 kの各要素を算出し決定する(但し、例えば[A0 k]ijは行列A0 kにおけるi行j列での要素を表し、1≦[i,j]≦n)。因みに、これら行列A0 k,Fk,B0,及びC0 kや、これらを利用した後述する最早開始時刻、最遅開始時刻などに関しては、本願発明者による先願(特開2007−334855号公報)において既に提案されていることから、ここでは各行列や式の証明などについては詳しくは説明せず、その概略についてのみ説明する。
かかる構成に加えてスケジュール作成手段32は、生産システムにおけるPBの位置を決定し得ると共に、PBの値を算出し得るようになされている。ここでPBは、生産システムの各工程で遅延が生じることで、最終的に計画全体が遅延することを防止するための猶予時間であることから、クリティカルパス上の最終工程と出力との間に設置される。従って、PBの位置は、最終工程を特定できる数97に示す行列C0 kから決定することができる。行列[C0 k]ijの第(i,n)要素が有限値を持つ場合には、クリティカルパス上の工程は外部出力を持つ工程nの後方にPBを設置する。つまり、スケジュール作成手段32は、MPL形式作成手段31で算出されてRAM12に記憶された行列C0 kを用いることで、PBの位置を簡単に特定できる。
かかる構成に加えてスケジュール作成手段32は、生産システムにおいてFBの位置を決定し、各FBの位置における値を算出し得るようになされている。ここでFBは、非クリティカルパスからクリティカルパスへ合流する工程の集合による遅延によって、計画全体が遅延することを防止するための猶予時間であることから、非クリティカルパスからクリティカルパスに合流する合流点に設置される。このFBの位置は以下のようにして決定される。
先ず始めに、スケジュール作成手段32は、次の式に示すように、クリティカルパス上にある工程iの要素をeとして表し、非クリティカルパス上にある工程iの要素をεと表した行列[w´]iを求める。また、スケジュール作成手段32は、行列[w´]iとは逆に非クリティカルパス上にある工程iの要素をeと表し、クリティカルパス上にある工程iの要素をεと表した行列[υ]iを求める。なお、以下、クリティカルパス上にある工程iの集合をαとし、非クリティカルパス上にある工程iの集合をβとして表す。
次に、スケジュール作成手段32は、各FBの値を算出し得るようになされている。ここでFBの値は、クリティカルパスと非クリティカルパスとの分岐点から、当該非クリティカルパスとクリティカルパスとの合流点までにある非クリティカルパス上における全工程の加工時間の合計となり、次の式により算出することができる。
次に、上述したPB及びFBの位置を決定し、PB及びFBの値を算出するまでの一連の処理について、図1に示すような生産システムST1と、図4に示すフローチャートとを用いて具体的に説明する。実際上、スケジュール作成装置1のCPU11は、ルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1に移る。ステップSP1においてCPU11は、生産システムST1の構造を表現するための入力パラメータを、入力装置15を介して取得し、次のステップSP2及びステップSP7に移る。
次に、再スケジュール作成処理について、図2における生産システムST2を一例とし、図5に示すフローチャートを用いて以下説明する。再スケジュール作成手段33は、ルーチンRT2の開始ステップから入ってステップSP11に移る。ステップSP11において再スケジュール作成手段33は、次の表3に示すように、表1に示した入力リストのうち各工程(1)〜(7)のHP値をABPの値に更新して、次のステップSP12に移る。
以上のように本実施例では、一乃至複数の入力,一乃至複数の出力,及び複数の工程を組み合わせてなり、前記入力に投入した処理対象を前記複数の工程で処理してゆき、その処理結果を出力に送り出す離散事象システムの状態を数12及び数13の式で表現するために、前記処理対象(材料、部品、ジョブ)を受け渡す前記各工程iの実行順序を表した先行制約関係情報と、前記各工程iにおける実行時間diとからなる入力パラメータを、max-plus代数上で線形なMPL形式に演算部(CPU11)が変換するスケジュール作成装置1において、前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程iにおける実行時間をdi(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて各要素をそれぞれ決定した、前記数94〜数97で定義されたシステム構造を表現する行列A0 k,Fk,B0,C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である。kはk番目の前記処理対象の工程処理であることを表す。)と、前記数99の行列F*とを用い、前記max-plus代数の定理を利用した所定の演算処理を実行することで、前記各工程の実行時間を短縮したことによる遅れを防止するための猶予時間であるPBの位置を決定すると共に、前記PBの値を算出する。
11 CPU(演算部)
12 RAM(記憶部)
16 入力装置(取込部)
20 コンピュータプログラム
Claims (36)
- 一乃至複数の入力,一乃至複数の出力,及び複数の工程を組み合わせてなり、前記入力に投入した処理対象を前記複数の工程で処理してゆき、その処理結果を出力に送り出す離散事象システムの状態を表現するために、前記処理対象を受け渡す前記各工程の実行順序を表した先行制約関係情報と、前記各工程における実行時間とからなる入力パラメータを、max-plus代数上で線形なMPL形式に演算部が変換するスケジュール作成方法において、
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程iにおける実行時間をdi(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて各要素をそれぞれ決定した、次の数141〜数144で定義されたシステム構造を表現する行列A0 k,Fk,B0,C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である。kはk番目の前記処理対象の工程処理であることを表す。)と、
前記離散事象システムにおける前記入力から前記出力までの複数の経路のうち、前記入力から前記出力までに要する時間が最長となる経路をクリティカルパスとし、それ以外の経路を非クリティカルパスとして次の数146でシステム構造を表現する行列υ,w´(但し、[X]iは行列Xにおけるi行の要素である)を算出し、該行列υ,w´と前記行列Fkとを用い、前記max-plus代数の定理を利用した所定の演算処理を実行することで、前記非クリティカルパス上の工程による遅れを防止するための猶予時間であるフィーデングバッファの設置位置を決定すると共に、前記フィーデングバッファの値を算出するフィーデングバッファ算出ステップと、
- 前記プロジェクトバッファ算出ステップは、
前記行列C0の各要素のうち、前記実行時間di(k)となった要素に対応した前記工程jを決定し、該工程jの次工程が前記プロジェクトバッファの設置位置であると、前記演算部によって決定する
ことを特徴とする請求項1〜3うちいずれか1項記載のスケジュール作成方法。 - 前記第2のステップの後に、
前記行列υと前記行列Fkとを用い前記max-plus代数の定理を利用した次の数152により行列Fββを算出し、前記行列υ´と前記行列Fββとを用い前記max-plus代数の定理を利用した次の数153に基づいて行列pを前記演算部で算出する第3のステップと、
を実行することを特徴とする請求項5記載のスケジュール作成方法。 - 前記各工程の実行時間を1/qに短縮した短縮実行時間を前記演算部で算出する実行時間短縮ステップを備え、
前記入力パラメータに前記プロジェクトバッファの値と前記フィーデングバッファの値とを追加し、かつ前記短縮実行時間を用いて、前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記行列A0 k,Fk,B0,C0 kの各要素をそれぞれ前記演算部で決定し、該行列Fkを用いて前記行列F*を前記演算部で算出することを特徴とする請求項6記載のスケジュール作成方法。 - 一乃至複数の入力,一乃至複数の出力,及び複数の工程を組み合わせてなり、前記入力に投入した処理対象を前記複数の工程で処理してゆき、その処理結果を出力に送り出す離散事象システムの状態を表現するために、前記処理対象を受け渡す前記各工程の実行順序を表した先行制約関係情報と、前記各工程における実行時間とからなる入力パラメータを、max-plus代数上で線形なMPL形式に演算部が変換するスケジュール作成方法において、
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程iにおける実行時間をdi(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて各要素をそれぞれ決定した、次の数158〜数161で定義されたシステム構造を表現する行列A0 k,Fk,B0,C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である)と、
前記最早終了時刻yE(k)を用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数163に基づきプロジェクトバッファの値を前記演算部で算出する第2のステップと、
を実行することを特徴とするスケジュール作成方法。 - 一乃至複数の入力,一乃至複数の出力,及び複数の工程を組み合わせてなり、前記入力に投入した処理対象を前記複数の工程で処理してゆき、その処理結果を出力に送り出す離散事象システムの状態を表現するために、前記処理対象を受け渡す前記各工程の実行順序を表した先行制約関係情報と、前記各工程における実行時間とからなる入力パラメータを、max-plus代数上で線形なMPL形式に演算部が変換するスケジュール作成方法において、
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程jにおける実行時間をdj(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて次の数166で定義されたシステム構造を表現する行列C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である)の各要素を前記演算部で決定する第1のステップと、
- 一乃至複数の入力,一乃至複数の出力,及び複数の工程を組み合わせてなり、前記入力に投入した処理対象を前記複数の工程で処理してゆき、その処理結果を出力に送り出す離散事象システムの状態を表現するために、前記処理対象を受け渡す前記各工程の実行順序を表した先行制約関係情報と、前記各工程における実行時間とからなる入力パラメータを、max-plus代数上で線形なMPL形式に演算部が変換するスケジュール作成方法において、
前記離散事象システムにおける前記入力から前記出力までの複数の経路のうち、前記入力から前記出力までに要する時間が最長となる経路をクリティカルパスとし、それ以外の経路を非クリティカルパスとして次の数167でシステム構造を表現する行列υ,w´(但し、[X]iは行列Xにおけるi行の要素である)と、
前記行列υ,w´,Fkを用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数169に基づき行列Fβαを、前記演算部で算出する第2のステップと、
前記行列w´と前記行列Fβαとに基づいて、前記max-plus代数の定理を利用した次の数170により行列υ´を前記演算部で算出する第3のステップと
- 前記第3のステップの後に、
前記行列υと前記行列Fkとを基に前記max-plus代数の定理を利用した次の数171により行列Fββを算出し、前記行列υ´と該行列Fββとから前記max-plus代数の定理を利用した次の数172に基づいて行列pを、前記演算部で算出する第4のステップと、
を実行することを特徴とする請求項11記載のスケジュール作成方法。 - 一乃至複数の入力,一乃至複数の出力,及び複数の工程を組み合わせてなり、前記入力に投入した処理対象を前記複数の工程で処理してゆき、その処理結果を出力に送り出す離散事象システムの状態を表現するために、前記処理対象を受け渡す前記各工程の実行順序を表した先行制約関係情報と、前記各工程における実行時間とからなる入力パラメータを、max-plus代数上で線形なMPL形式に演算部が変換するスケジュール作成装置において、
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程iにおける実行時間をdi(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて各要素をそれぞれ決定した、次の数177〜数180で定義されたシステム構造を表現する行列A0 k,Fk,B0,C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である。kはk番目の前記処理対象の工程処理であることを表す。)と、
前記離散事象システムにおける前記入力から前記出力までの複数の経路のうち、前記入力から前記出力までに要する時間が最長となる経路をクリティカルパスとし、それ以外の経路を非クリティカルパスとして次の数182でシステム構造を表現する行列υ,w´(但し、[X]iは行列Xにおけるi行の要素である)を算出し、該行列υ,w´と前記行列Fkとを用い、前記max-plus代数の定理を利用した所定の演算処理を実行することで、前記非クリティカルパス上の工程による遅れを防止するための猶予時間であるフィーデングバッファの設置位置を決定すると共に、前記フィーデングバッファの値を算出するように、前記演算部を構成した
- 前記演算部は、
前記行列C0の各要素のうち、前記実行時間di(k)となった要素に対応した前記工程jを決定し、該工程jの次工程が前記プロジェクトバッファの設置位置であると決定する
ことを特徴とする請求項13〜15うちいずれか1項記載のスケジュール作成装置。 - 前記演算部は、
前記行列υと前記行列Fkとを基に前記max-plus代数の定理を利用した次の数188により行列Fββを算出し、前記行列υ´と前記行列Fββとから前記max-plus代数の定理を利用した次の数189に基づいて行列pを算出し、
ことを特徴とする請求項17記載のスケジュール作成装置。 - 前記演算部は、
前記各工程の実行時間を1/qに短縮した短縮実行時間を算出し、
前記入力パラメータに前記プロジェクトバッファの値と前記フィーデングバッファの値とを追加し、かつ前記短縮実行時間を用いて、前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記行列A0 k,Fk,B0,C0 kの各要素をそれぞれ決定し、該行列Fkを用いて前記行列F*を算出する
ことを特徴とする請求項18記載のスケジュール作成装置。 - 一乃至複数の入力,一乃至複数の出力,及び複数の工程を組み合わせてなり、前記入力に投入した処理対象を前記複数の工程で処理してゆき、その処理結果を出力に送り出す離散事象システムの状態を表現するために、前記処理対象を受け渡す前記各工程の実行順序を表した先行制約関係情報と、前記各工程における実行時間とからなる入力パラメータを、max-plus代数上で線形なMPL形式に演算部が変換するスケジュール作成装置において、
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程iにおける実行時間をdi(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて各要素をそれぞれ決定した、次の数194〜数197で定義されたシステム構造を表現する行列A0 k,Fk,B0,C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である)と、
前記最早終了時刻yE(k)を用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数199に基づきプロジェクトバッファの値を算出するように、前記演算部を構成した
ことを特徴とするスケジュール作成装置。 - 一乃至複数の入力,一乃至複数の出力,及び複数の工程を組み合わせてなり、前記入力に投入した処理対象を前記複数の工程で処理してゆき、その処理結果を出力に送り出す離散事象システムの状態を表現するために、前記処理対象を受け渡す前記各工程の実行順序を表した先行制約関係情報と、前記各工程における実行時間とからなる入力パラメータを、max-plus代数上で線形なMPL形式に演算部が変換するスケジュール作成装置において、
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程jにおける実行時間をdj(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて次の数202で定義されたシステム構造を表現する行列C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である)の各要素を前記演算部で決定し、
- 一乃至複数の入力,一乃至複数の出力,及び複数の工程を組み合わせてなり、前記入力に投入した処理対象を前記複数の工程で処理してゆき、その処理結果を出力に送り出す離散事象システムの状態を表現するために、前記処理対象を受け渡す前記各工程の実行順序を表した先行制約関係情報と、前記各工程における実行時間とからなる入力パラメータを、max-plus代数上で線形なMPL形式に演算部が変換するスケジュール作成装置において、
前記離散事象システムにおける前記入力から前記出力までの複数の経路のうち、前記入力から前記出力までに要する時間が最長となる経路をクリティカルパスとし、それ以外の経路を非クリティカルパスとして次の数203でシステム構造を表現する行列υ,w´(但し、[X]iは行列Xにおけるi行の要素である)と、
前記行列υ,w´,Fkを用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数205に基づき行列Fβαを算出し、
前記行列w´と前記行列Fβαとに基づいて、前記max-plus代数の定理を利用した次の数206により行列υ´を算出するように、前記演算部を構成した
- 前記演算部は、
前記行列υと前記行列Fkとを基に前記max-plus代数の定理を利用した次の数207により行列Fββを算出して、前記行列υ´と該行列Fββとから前記max-plus代数の定理を利用した次の数208に基づいて行列pを算出し、
ことを特徴とする請求項23記載のスケジュール作成装置。 - 一乃至複数の入力,一乃至複数の出力,及び複数の工程を組み合わせてなり、前記入力に投入した処理対象を前記複数の工程で処理してゆき、その処理結果を出力に送り出す離散事象システムの状態を表現するために、前記処理対象を受け渡す前記各工程の実行順序を表した先行制約関係情報と、前記各工程における実行時間とからなる入力パラメータに基づいて、max-plus代数上で線形なMPL形式に変換できるようにコンピュータに演算を行なわせるコンピュータプログラムにおいて、
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程iにおける実行時間をdi(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて各要素をそれぞれ決定した、次の数213〜数216で定義されたシステム構造を表現する行列A0 k,Fk,B0,C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である。kはk番目の前記処理対象の工程処理であることを表す。)と、
前記離散事象システムにおける前記入力から前記出力までの複数の経路のうち、前記入力から前記出力までに要する時間が最長となる経路をクリティカルパスとし、それ以外の経路を非クリティカルパスとして次の数218でシステム構造を表現する行列υ,w´(但し、[X]iは行列Xにおけるi行の要素である)を算出し、該行列υ,w´と前記行列Fkとを用い、前記max-plus代数の定理を利用した所定の演算処理を実行することで、前記非クリティカルパス上の工程による遅れを防止するための猶予時間であるフィーデングバッファの設置位置を決定すると共に、前記フィーデングバッファの値を算出するフィーデングバッファ算出ステップと、
- 前記プロジェクトバッファ算出ステップでは、
前記行列C0の各要素のうち、前記実行時間di(k)となった要素に対応した前記工程jを決定し、該工程jの次工程が前記プロジェクトバッファの設置位置であると、前記コンピュータに決定させる
ことを特徴とする請求項25〜27うちいずれか1項記載のコンピュータプログラム。 - 前記第2のステップの後に、
前記行列υと前記行列Fkとを基に前記max-plus代数の定理を利用した次の数224により行列Fββを算出し、前記行列υ´と前記行列Fββとから前記max-plus代数の定理を利用した次の数225に基づいて行列pを算出する第3のステップと、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項29記載のコンピュータプログラム。 - 前記コンピュータに、
前記各工程の実行時間を1/qに短縮した短縮実行時間を算出させ、
前記プロジェクトバッファ及び前記フィーデングバッファを追加し、かつ前記短縮実行時間を用いて、前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記行列A0 k,Fk,B0,C0 kの各要素をそれぞれ決定させ、該行列Fkを用いて前記行列F*を算出させることを特徴とする請求項30記載のコンピュータプログラム。 - 一乃至複数の入力,一乃至複数の出力,及び複数の工程を組み合わせてなり、前記入力に投入した処理対象を前記複数の工程で処理してゆき、その処理結果を出力に送り出す離散事象システムの状態を表現するために、前記処理対象を受け渡す前記各工程の実行順序を表した先行制約関係情報と、前記各工程における実行時間とからなる入力パラメータに基づいて、max-plus代数上で線形なMPL形式に変換できるようにコンピュータに演算を行なわせるコンピュータプログラムにおいて、
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程iにおける実行時間をdi(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて各要素をそれぞれ決定した、次の数230〜数233で定義されたシステム構造を表現する行列A0 k,Fk,B0,C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である)と、
前記最早終了時刻yEを用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数235に基づきプロジェクトバッファの値を前記コンピュータに算出させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。 - 一乃至複数の入力,一乃至複数の出力,及び複数の工程を組み合わせてなり、前記入力に投入した処理対象を前記複数の工程で処理してゆき、その処理結果を出力に送り出す離散事象システムの状態を表現するために、前記処理対象を受け渡す前記各工程の実行順序を表した先行制約関係情報と、前記各工程における実行時間とからなる入力パラメータに基づいて、max-plus代数上で線形なMPL形式に変換できるようにコンピュータに演算を行なわせるコンピュータプログラムにおいて、
前記max-plus代数上で線形なMPL形式を導出できるようにするために、前記各工程jにおける実行時間をdj(k)としたときに、前記入力パラメータに基づいて次の数238で定義されたシステム構造を表現する行列C0 k(但し、[X]ijは行列Xにおけるi行j列の要素である)の各要素を決定する第1のステップと、
- 一乃至複数の入力,一乃至複数の出力,及び複数の工程を組み合わせてなり、前記入力に投入した処理対象を前記複数の工程で処理してゆき、その処理結果を出力に送り出す離散事象システムの状態を表現するために、前記処理対象を受け渡す前記各工程の実行順序を表した先行制約関係情報と、前記各工程における実行時間とからなる入力パラメータに基づいて、max-plus代数上で線形なMPL形式に変換できるようにコンピュータに演算を行なわせるコンピュータプログラムにおいて、
前記離散事象システムにおける前記入力から前記出力までの複数の経路のうち、前記入力から前記出力までに要する時間が最長となる経路をクリティカルパスとし、それ以外の経路を非クリティカルパスとして次の数239でシステム構造を表現する行列υ,w´(但し、[X]iは行列Xにおけるi行の要素である)と、
前記行列υ,w´,Fkを用い、前記max-plus代数の定理を利用した次の数241に基づき行列Fβαを算出する第2のステップと、
前記第1のステップで取得した前記行列w´と、前記第2のステップで取得した前記行列Fβαとに基づいて、前記max-plus代数の定理を利用した次の数242により行列υ´を算出する第3のステップと
- 前記第3のステップの後に、
前記行列υと前記行列Fkとを基に前記max-plus代数の定理を利用した次の数243により行列Fββを算出し、前記第3のステップで算出した行列υ´と、該行列Fββとから前記max-plus代数の定理を利用した次の数244に基づいて行列pを算出する第4のステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項35記載のコンピュータプログラム。
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CN109902895A (zh) * | 2017-12-08 | 2019-06-18 | 英业达科技有限公司 | 产品生产的测试生产排程系统及其方法 |
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JP2007140607A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Noriaki Aoki | 医療マネジメント支援装置、医療マネジメント支援方法、及び医療マネジメント支援プログラム、並びに医療マネジメント支援システム |
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