JP2010197677A - 広告コンテンツ表示装置の選択装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い広告効果が期待できるように、広告コンテンツを表示させる公共交通機関の乗降地点を選択する。
【解決手段】定期券利用者の居住地の住所と、定期券区間の居住地に近い第1の乗降地点と、定期券区間の他方の第2の乗降地点とを含む定期券データと、マーケティング対象エリア内の複数の地区を複数のクラスタに分類したクラスタリングデータと、クラスタリングデータに基づいて、各定期券利用者の居住地が属する居住地クラスタを特定して、定期券利用者属性データを生成する手段と、定期券利用者属性データに基づいて、駅別クラスタ分布データを生成する手段とを有する定期券利用者情報分析装置200と、広告コンテンツのターゲットクラスタと、駅別クラスタ分布データとに基づいて、広告コンテンツの表示させる一以上の乗降地点を特定するコンテンツ表示駅選定装置100と、を備える。
【選択図】図14
【解決手段】定期券利用者の居住地の住所と、定期券区間の居住地に近い第1の乗降地点と、定期券区間の他方の第2の乗降地点とを含む定期券データと、マーケティング対象エリア内の複数の地区を複数のクラスタに分類したクラスタリングデータと、クラスタリングデータに基づいて、各定期券利用者の居住地が属する居住地クラスタを特定して、定期券利用者属性データを生成する手段と、定期券利用者属性データに基づいて、駅別クラスタ分布データを生成する手段とを有する定期券利用者情報分析装置200と、広告コンテンツのターゲットクラスタと、駅別クラスタ分布データとに基づいて、広告コンテンツの表示させる一以上の乗降地点を特定するコンテンツ表示駅選定装置100と、を備える。
【選択図】図14
Description
本発明は、鉄道の駅などの公共交通機関の乗降地点に設置された複数の表示装置に広告コンテンツを表示させるコンテンツ表示システムに関する。
特許文献1には、駅の改札機が読み取った定期券から定期券区間と乗客の属性情報を読み取り、その乗客が乗ったであろう列車を推定して、駅に滞留している乗客属性の推定結果に応じた広告を、駅の広告ディスプレイに表示することが記載されている。
ここで、特許文献1で用いられている個人の属性とは、年齢及び性別である。しかしながら、年齢と性別だけで広告のターゲッティングをしても、必ずしも十分な広告効果を期待できない。
そこで、本発明の目的は、鉄道の駅などの公共交通機関の乗降地点に設置された複数の表示装置に広告コンテンツを表示させるシステムにおいて、高い広告効果が期待できるように、広告コンテンツを表示させる乗降地点を選択することである。
本発明の別の目的は、高い広告効果が期待できるように、広告コンテンツを表示させる、鉄道の駅などの公共交通機関の乗降地点を選択し、選択された乗降地点に設置された表示装置に広告コンテンツを表示させることである。
本発明の一つの実施態様に従う広告コンテンツを表示させる乗降地点の選択装置は、公共交通機関の複数の乗降地点に設置された複数の表示装置のいずれかに広告コンテンツを表示させるコンテンツ表示システムのために、前記広告コンテンツを表示させる一以上の乗降地点を選択する装置であって、前記公共交通機関の複数の定期券利用者の定期券データであって、定期券利用者ごとに、少なくとも、定期券利用者の居住地の住所と、定期券区間の一方の端点である、前記居住地に近い第1の乗降地点と、前記定期券区間の他方の端点である第2の乗降地点とを含む定期券データを記憶する手段と、マーケティング対象エリア内の複数の地区について、各地区を複数のクラスタに分類したクラスタリングデータを記憶する手段と、前記クラスタリングデータに基づいて、前記定期券データにおいて、各定期券利用者の居住地が属する居住地クラスタを特定して、定期券利用者属性データを生成する手段と、前記定期券利用者属性データに基づいて、前記第2の乗降地点を利用する定期券利用者の居住地クラスタ分布を示す駅別クラスタ分布データを生成する手段と、広告コンテンツのターゲットクラスタと、前記駅別クラスタ分布データとに基づいて、前記広告コンテンツの表示させる一以上の乗降地点を特定する乗降地点特定手段と、を備える。
好適な実施態様では、前記広告コンテンツのターゲット顧客の属性を示すターゲット属性データを記憶する手段と、前記複数のクラスタのそれぞれの属性を示すクラスタ属性データを記憶する手段と、前記ターゲット属性データ及び前記クラスタ属性データに基づいて、前記ターゲット顧客に適合する前記ターゲットクラスタを特定する手段と、をさらに備えていてもよい。
好適な実施形態では、駅別時間帯別乗降者数データを記憶する手段と、前記駅別時間帯別乗降者数データと前記駅別クラスタ分布データとに基づいて、駅別時間帯別クラスタ分布データを生成する手段を記憶する手段と、をさらに備え、前記乗降地点特定手段は、前記広告コンテンツを表示させる一以上の乗降地点及び時間帯を特定するようにしてもよい。
好適な実施形態では、前記駅別時間帯別クラスタ分布データは、駅別時間帯別の乗降者数を示すデータあり、駅別時間帯別の駅滞在時間と、前記駅別時間帯別クラスタ分布データとに基づいて、前記広告コンテンツを表示したときの駅別時間帯別の露出量を算出する手段をさらに備え、前記算出された露出量に基づいて、前記広告コンテンツを表示させる一以上の乗降地点及び時間帯を特定するようにしてもよい。
本発明の一つの実施態様に従う、公共交通機関の複数の乗降地点に設置された複数の表示装置のいずれかに広告コンテンツを表示させるためのコンテンツ配信システムは、広告コンテンツを表示させる乗降地点を選定する選定装置と、広告コンテンツを記憶したファイルサーバと、前記選定装置が選定した乗降地点に設置されている表示装置へ、前記ファイルサーバに記憶されている広告コンテンツを配信する配信サーバと、を備える。前記選定装置は、前記公共交通機関の複数の定期券利用者の定期券データであって、定期券利用者ごとに、少なくとも、定期券利用者の居住地の住所と、定期券区間の一方の端点である、前記居住地に近い第1の乗降地点と、前記定期券区間の他方の端点である第2の乗降地点とを含む定期券データと、マーケティング対象エリア内の複数の地区について、各地区を複数のクラスタに分類したクラスタリングデータと、前記クラスタリングデータに基づいて、前記定期券データにおいて、各定期券利用者の居住地が属する居住地クラスタを特定して、定期券利用者属性データを生成する手段と、前記定期券利用者属性データに基づいて、前記第2の乗降地点を利用する定期券利用者の居住地クラスタ分布を示す駅別クラスタ分布データを生成する手段と、広告コンテンツのターゲットクラスタと、前記駅別クラスタ分布データとに基づいて、前記広告コンテンツの表示させる一以上の乗降地点を特定する乗降地点特定手段と、を備える。
以下、本発明の一実施形態に係るコンテンツ表示システムについて、図面を参照して説明する。
本システムは、鉄道、バスなどの公共交通機関の駅、停留所などの複数の乗降地点に、それぞれ一つ以上の表示装置が設置されているとき、それらの表示装置のいずれかに広告コンテンツを表示させる際に、より広告効果の高い表示装置を選択して、表示させるコンテンツ表示システムである。特に、本システムは、所定の分析装置でクラスタ分析を行った分析結果と、定期券利用者に関する情報とに基づいて、広告主などから依頼があった広告コンテンツを表示させる乗降地点を特定し、広告コンテンツのデータを特定された乗降地点の表示装置へ配信するコンテンツ配信システムを有する。以下の実施形態では、説明の便宜のために公共交通機関の一例として鉄道を例にとって説明するが、これ以外にも、バスなどの定期券を利用できる公共交通機関に適用することができる。
図1は、本実施形態に係るコンテンツ表示システムの全体構成を示す構成図である。
本システムは、コンテンツ配信システムと、複数の表示装置700,700,・・・とを備える。本実施形態では、表示装置700,700,・・・は、それぞれ、いずれかの駅に設定されている。各表示装置700の識別情報(機器ID)と設置されている路線名、駅名、配信先ID(IPアドレス)は、表示装置管理テーブル53(図18参照)で管理されている。
ここで、以下の説明において「駅」とは、鉄道の「路線名」と「駅名」とで一意に定まる駅を意味する。「駅ID」は、駅を一意に識別する識別情報で、「路線名」及び「駅名」により定まる。
コンテンツ配信システムは、コンテンツ表示駅選定装置100と、定期券利用者情報分析装置200と、ターゲットクラスタ抽出装置300と、配信サーバ400と、ファイルサーバ500と、を備える。コンテンツ表示駅選定装置100及び定期券利用者情報分析装置200は、駅(乗降地点)を選択する選択装置として機能する。配信サーバ400は、コンテンツ表示駅選定装置100によって生成された配信テーブル55に従って、ファイルサーバ500に記憶されているコンテンツデータ51を、表示装置700,700,・・・へ配信する。
コンテンツ表示駅選定装置100と、定期券利用者情報分析装置200と、ターゲットクラスタ抽出装置300と、配信サーバ400と、ファイルサーバ500は、いずれも例えば汎用的なコンピュータシステムにより構成され、以下に説明する各装置ないしサーバ100,200,300,400,500内の個々の構成要素または機能は、例えば、所定のコンピュータプログラムを実行することにより実現される。このコンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することができる。
図2は、定期券利用者情報分析装置200の構成図を示す。
同図に示すように、定期券利用者情報分析装置200は、定期券データ記憶部210、250と、定期券利用者乗降データ記憶部220と、クラスタリングデータ記憶部230と、居住地駅特定処理部245と、定期券利用者属性データ生成部240と、定期券利用者属性データ記憶部270と、駅別クラスタ分布データ生成部260とを備える。
定期券データ記憶部210は、定期券データ(オリジナル)210Aを記憶する。定期券データ(オリジナル)210Aのデータ構造の一例を図3Aに示す。同図に示すように、定期券データ(オリジナル)210Aは、データ項目として、性別211、年齢212、住所213、定期券区間の端点の駅IDである区間(区間1)214、区間(区間2)215、及び経由駅ID216を有する。
定期券利用者乗降データ記憶部220は、定期券利用者が最も多く乗車する時間帯及び降車する時間帯を示す定期券利用者の乗降データ220Aを記憶する。定期券利用者乗降データ220Aのデータ構造の一例を図4に示す。同図に示すように、定期券利用者乗降データ220Aは、乗車客が最も多い時間帯と、降車客が最も多い時間帯とを、駅別に有している。つまり、定期券利用者乗降データ220Aは、駅ID211と、最大乗車客時間帯222と、最大降車客時間帯223とを対応付けている。
クラスタリングデータ記憶部230は、所定の分析システム9によって生成されたクラスタリングデータ230Aを記憶する。クラスタリングデータは、マーケティング対象エリアを複数地区に分割し、各地区の属性に応じて複数のクラスタに分類したものである。この分析システム9は、クラスタリングデータ230Aと、後述する各クラスタの属性を示すクラスタ属性データ(オリジナルデータ)とを生成する。
ここで、各地区の属性とは、例えば、各地区の居住者の属性を統計的に処理して得られた各地区の属性である。各地区の属性は、例えば、年齢、家族構成、世帯主の学歴などの基礎的な属性や、消費行動に関する属性などで、各地区を特徴付けるものである。クラスタリングデータ230Aのデータ構造の一例を図5に示す。すなわち、クラスタリングデータ230Aは、地区ID231と、各地区の範囲(町丁目単位の住所)232と、各地区に割り当てられたクラスタのクラスタID233とが対応付けられている。さらに、クラスタリングデータ230Aには、各地区の平均年齢や所得推計値などの絶対値基本属性235が含まれる。
居住地駅特定処理部245は、定期券データ(オリジナル)210Aに基づいて、定期券データ(居住地駅)250Aを生成し、定期券データ記憶部250に格納する。定期券データ(居住地駅)250Aは、例えば、図3Bに示すように、性別251、年齢252、住所253、駅IDで表す居住地駅(第1の乗降地点)254、勤務地駅(第2の乗降地点)255、及び経由駅256をデータ項目として有する。
定期券の最も多い利用形態は、居住地から勤務地または学校までの通勤または通学での利用である。従って、ここでは、定期券利用者の居住地に近い駅を居住地駅と呼び、勤務地または学校に近い駅を勤務地駅と呼んでいる。ここで、定期券データ(オリジナル)210Aでは、定期券区間の端点の駅を示す区間214,215は定まっているが、区間214,215のそれぞれが居住地駅または勤務地駅のいずれであるかが特定されていない。そこで、居住地駅特定処理部245が、以下のいずれかの方法でそれを特定する。
まず、第1の方法では、居住地駅特定処理部245は、定期券利用者乗降データ220Aに基づいて、区間214及び区間215を居住地駅254または勤務地駅255に割り当てる。この場合、居住地駅特定処理部245は、定期券利用者乗降データ220Aにおいて、最大乗車客時間帯222が午前(例えば、午前7時台)である駅、及び最大降車客時間帯223が夕方(例えば、午後7時台)である駅を「居住地駅」とする。また、居住地駅特定処理部245は、定期券利用者乗降データ220Aにおいて、最大乗車客時間帯222が夕方(例えば、午後6時台または7時台)である駅、及び最大降車客時間帯223が午前(例えば、午前8時台)である駅を「勤務地駅」とする。つまり、定期券利用者乗降データ220Aを参照して居住地駅254及び勤務地駅255を定めるときは、便宜上、各駅を「居住地駅」または「勤務地駅」のいずれか一方に固定的に定めている。居住地駅特定処理部245は、この結果に基づいて、定期券データ210Aの区間214及び区間215を居住地駅254または勤務地駅255に割り当てる。
第2の方法では、居住地駅特定処理部245は、定期券データ210Aの住所213に基づいて、居住地駅を定める。例えば、この場合は、各駅と、それぞれの駅から所定距離範囲内の住所とを、例えばテーブルなどで予め対応付けておく。そして、居住地駅特定処理部245が、定期券データ210Aの住所213とそのテーブルを参照して、居住地駅を抽出する。居住地駅特定処理部245は、ここで抽出された居住地駅と、区間214または215の一致する方を居住地駅254と定め、他方を勤務地駅255と定める。
定期券利用者属性データ生成部240は、定期券データ(居住地駅)250A及びクラスタリングデータ230Aに基づいて定期券利用者属性データ270Aを生成し、定期券利用者属性データ記憶部270に格納する。定期券利用者属性データ270Aは、定期券データ(居住地駅)250Aのデータ項目に加えて、各利用者の居住地が属する居住地クラスタ277を有している。すなわち、定期券利用者属性データ270Aは、図6に示すように、性別251、年齢252、住所253、駅IDで表す居住地駅(第1の乗降地点)254、勤務地駅(第2の乗降地点)255、経由駅256及び居住地クラスタ277をデータ項目として有する。例えば、定期券利用者属性データ生成部240は、定期券データ(居住地駅)250Aの住所253と、クラスタリングデータ230Aの地区範囲232とを対比して、住所253が属するクラスタID233を特定する。ここで特定されたクラスタIDが居住地クラスタ277となる。
駅別クラスタ分布データ生成部260は、定期券利用者属性データ270Aに基づいて、駅別クラスタ分布データ10Aを生成し、駅別クラスタ分布データ記憶部10に格納する。駅別クラスタ分布データ記憶部10は、後述するように、コンテンツ表示駅選定装置100内に設けられている。
駅別クラスタ分布データ生成部260は、定期券利用者属性データ270Aを、勤務地駅255及び居住地クラスタ277をキーとして集計し、駅別クラスタ分布データ10Aを生成する。つまり、駅別クラスタ分布データ10Aは、各駅を勤務地駅として利用している定期券利用者の居住地クラスタの分布を示す。
図7は、駅別クラスタ分布データ10Aのデータ構造の一例を示す。駅別クラスタ分布データ10Aは、同図に示すような二つの形式のいずれか一方をとり得る。いずれの場合でも、駅別クラスタ分布データ10Aは、各駅を勤務地駅としている全定期券利用者の居住地クラスタが、それぞれどのような割合で分布しているかを示す。例えば、同図Aの例では、駅別クラスタ分布データ10Aは、勤務地駅の駅名を行、利用者の居住地クラスタを列にとった行列構造になっている。また、同図Bでは、同図Aの行と列を倒置した構造となっている。行列内の数値は、各駅を勤務地駅としている定期券利用者のうち、居住地クラスタがそれぞれのクラスタである利用者が占める割合を示す。
図8は、ターゲットクラスタ抽出装置300の詳細な構成図である。ターゲットクラスタ抽出装置300は、同図に示すように、クラスタ属性データ(オリジナル)記憶部310と、正規化処理部330と、クラスタ属性データ(正規化)記憶部340と、距離算出部350と、クラスタ属性データ(距離)記憶部360と、ターゲットクラスタ選択部370と、を備える。
クラスタ属性データ(オリジナル)記憶部310は、分析システム9の分析結果にかかるクラスタ属性のオリジナルデータ310Aを記憶する。
クラスタ属性のオリジナルデータ310Aの一例を図9に示す。すなわち、クラスタ属性のオリジナルデータ310Aは、データ項目として、クラスタID311と、相対値基本属性(年齢構成、持ち家比率、一戸建て比率、など)312と、消費・購買属性(ブランド信仰、環境嗜好、消費願望、支出我慢、など)313とを有する。そして、各項目について、それぞれのクラスタの値が設定されている。ここでは、相対値基本属性312は、百分率で表される相対値基本属性(相対値データ)であり、後述する正規化の対象とする。
なお、以下に説明するように、クラスタ属性データ(正規化)340に記憶されるクラスタ属性の正規化データ340A(図11参照)、及びクラスタ属性データ(距離)360に記憶されるクラスタ属性の距離データ360A(図12参照)は、いずれもクラスタ属性のオリジナルデータ310Aを加工したものであり、これらもクラスタ属性データである。そこで、以下の説明では、クラスタ属性のオリジナルデータを「オリジナルデータ」、クラスタ属性の正規化データを「正規化データ」、及びクラスタ属性の距離データを「距離データ」とそれぞれ称する。
正規化処理部330及びターゲットクラスタ選択部370は、それぞれ、ターゲットデータ380を取り込んで処理を行う。各コンテンツは、それぞれ、特定の顧客層(ターゲット)へ向けて作成されている。そのターゲットの属性を具体的に示したものがターゲットデータ380である。ターゲットデータ380は、コンテンツごとに定まる。図10には、ターゲットデータ380の一例を示す。例えば、ターゲットデータ380は、コンテンツIDと、そのコンテンツに対するターゲットの基本属性、及び消費・購買属性に関する特徴を含む。
図8に戻ると、正規化処理部330は、クラスタ属性データ(オリジナル)記憶部310に記憶されているオリジナルデータ310Aを正規化する。例えば、正規化処理部330は、ターゲットデータ380と関連する属性項目のデータのみを正規化しても良い。正規化は、例えば、属性項目ごとにZ値を算出することにより行っても良い。つまり、各属性項目について、すべてのクラスタの値の平均値及び標準偏差を算出した後、以下に示す式によってZ値を求める。正規化処理部330が生成した正規化データ340Aはクラスタ属性データ(正規化)記憶部340に格納される。
属性項目別Z値={(クラスタの値)−(全クラスタの平均値)}/全クラスタの標準偏差。
属性項目別Z値={(クラスタの値)−(全クラスタの平均値)}/全クラスタの標準偏差。
図11に正規化データ340Aの一例を示す。同図の正規化データは、各クラスタに対する各属性項目の値が属性項目別のZ値に正規化されている。
距離算出部350は、正規化処理部330によって生成された正規化データ340Aに基づいて、属性項目別にクラスタ間距離を示す距離データ360Aに変換する。ここでは、正規化データ340Aの各属性項目内の値(Z値)のうちの最大値を基準として、その最大値との差を距離と定義する。例えば、図8の正規化データ340Aにおいて、「持ち家比率」の項目では、クラスタ「C01」の値が「1.60」で最大値である。そこで、「持ち家比率」の項目については、1.60との差の絶対値に変換し、これを距離とする。各項目についてこのようにして距離に変換したものが、図12に示す距離データ360Aである。距離算出部350が生成した距離データ360Aは、クラスタ属性データ(距離)360に格納される。
図8に戻ると、ターゲットクラスタ選択部370は、距離データ360Aに基づいて、ターゲットデータ380に適したクラスタを選択する。例えば、ターゲットクラスタ選択部370は、距離データ360A及びターゲットデータ380に基づいてクラスタ適合判定を行って、ターゲットに適合するターゲットクラスタを特定する。
例えば、ターゲットクラスタ選択部370は、距離データ360Aの複数の属性項目の中から、ターゲットデータ380に対応する項目を選択する。図10及び図12の例では、ターゲットデータ380と関連する、年齢構成、持ち家比率、ブランド信仰が選択される。
次に、ターゲットクラスタ選択部370は、選択された属性項目の距離データをクラスタ別にすべて加算し、クラスタ別の合計距離を算出する。このとき、ターゲットデータ380に基づいて重み付けを行っても良い。例えば、図10のターゲットデータ380では、「世代」及び「購入時に重視」に順位付けがされている。つまり、「世代」では第1位が「シニア」、第2位が「10代未満」であり、「購入時に重視」では第1位が「料金」、第2位が「ブランド」である。そこで、年齢構成の「10代未満」と「ブランド信仰」には重み係数“2.0”を掛けて加算しても良い。
そして、ターゲットクラスタ選択部370は、合計距離に基づいてクラスタ適合判定を行う。つまり、ターゲットクラスタ選択部370は、合計距離が小さいクラスタがターゲットデータ380により適合しているものとして、合計距離が小さいクラスタから順に、ターゲットクラスタデータ12Aとして抽出する。抽出されたターゲットクラスタデータ12Aの一例を図13Aに示す。同図に示すように、ターゲットクラスタデータ12Aは、コンテンツIDごとにターゲットクラスタのクラスタIDが対応付けられている。ターゲットクラスタデータ12Aは、ターゲットクラスタデータ記憶部12に格納される。ターゲットクラスタデータ記憶部12は、後述するように、コンテンツ表示駅選定装置100内に設けられている。
図14は、コンテンツ表示駅選定装置100の詳細な構成図である。コンテンツ表示駅選定装置100は、駅別クラスタ分布データ記憶部10と、ターゲットクラスタデータ記憶部12と、駅選択処理部13と、駅別時間帯別乗降者数データ記憶部14と、駅別時間帯別クラスタ分布データ生成部16と、駅別時間帯別クラスタ分布データ記憶部18と、露出量算出部20と、配信テーブル生成部22と、を備える。
駅別クラスタ分布データ記憶部10には、上述したように、定期券利用者情報分析装置200によって生成された駅別クラスタ分布データ10A(図7参照)が格納されている。
ターゲットクラスタデータ記憶部12には、ターゲットクラスタデータ12Aが格納されている。ここで、ターゲットクラスタデータ12Aは、例えば上述したように、ターゲットクラスタ抽出装置300によって生成された、図13Aに示すようなデータ構造でよい。あるいは、ターゲットクラスタデータ12Aは、図13Bに示すようなデータ構造であって、入力装置24からユーザによって直接入力されたものでも良い。例えばターゲットクラスタデータ12Aは、図13Bに示すように、広告主、コンテンツの表示条件(駅ID、日時、期間)及び料金の一つ以上をデータ項目として有していても良い。
本実施形態では、上述のように、ターゲットクラスタデータ12Aは、ユーザが直接入力することができるとともに、ターゲットクラスタ抽出装置300がターゲットデータから自動抽出することもできる。これは、クラスタの特徴を熟知しているユーザに、ターゲットクラスタを直接指定することを許容するとともに、クラスタの特徴をあまり知らないユーザに対しては、ターゲット顧客の特徴を示すターゲットデータを指定させるだけでも良いようにしている。
駅選択処理部13は、駅別クラスタ分布データ10Aとターゲットクラスタデータ12Aとに基づいて、コンテンツを表示させる一以上の駅(乗降地点)を特定する。例えば、駅選択処理部13は、コンテンツIDごとに、駅別クラスタ分布データ10Aとターゲットクラスタデータ12Aとをマッチングさせて、ターゲットクラスタの利用者が多い駅の駅IDを抽出する。例えば、駅選択処理部13は、図15に示すように、駅別クラスタ分布データ10Aにおいて、あるコンテンツに対して、そのコンテンツのターゲットクラスタの割合が所定値以上である駅IDを抽出するか、または、このターゲットクラスタの割合が高い、上位所定数の駅IDを抽出しても良い。
ここで、図13Bのように、ターゲットクラスタデータ12Aで表示条件が設定されているときは、その表示条件に適合する駅を選んでも良い。例えば、表示条件として表示駅の駅IDが設定されていれば、設定されている表示条件を優先させて、その設定されている駅IDの中から、ターゲットクラスタの割合が高い駅IDを選択しても良い。
駅別時間帯別乗降者数データ記憶部14は、駅ごとに、時間帯別の乗降者数を示す駅別時間帯別乗降者数データ14Aを格納する。駅別時間帯別乗降者数データ14Aのデータ構造の一例を図16に示す。同図に示すように、駅別時間帯別乗降者数データ14Aは、駅ごと(同図では3駅分を例示する)に、所定幅の時間帯(同図では10分単位)別の乗降する利用者数を示す。
駅別時間帯別乗降者数データ14Aは、例えば、定期券利用者のみでなく、通常の乗車券の利用者なども含む全利用者の乗降者数データでよい。駅別時間帯別乗降者数データ14Aは、乗車客数と降車客数とをそれぞれ別に集計したデータでも良い。駅別時間帯別乗降者数データ14Aは、例えば、所定期間の乗降者数データの平均値でも良いし、特定の一日のデータでも良い。さらに、平日、土曜日、日曜日、祝日など別に集計したものでも良い。平日は、さらに曜日別であっても良い。また、駅別時間帯別乗降者数データ14Aは、一日の乗降者数と、各時間帯の乗降者の割合を示すデータでも良い。
駅別時間帯別クラスタ分布データ生成部16は、駅別時間帯別乗降者数データ14Aに従って、駅別クラスタ分布データ10Aをさらに時間帯別に分割して、駅別時間帯別クラスタ分布データ18Aを生成する。上述のように、駅別時間帯別乗降者数データ14Aは、定期券利用者のみでなく、全利用者の乗降者数データであるから、駅別時間帯別クラスタ分布データ生成部16は、駅別時間帯別乗降者数データ14Aに基づいて、各駅のクラスタ別時間帯別乗降者数を推定している。
例えば、駅別時間帯別クラスタ分布データ生成部16は、駅別時間帯別乗降者数データ14Aの各駅の各時間帯の利用者数に、駅別クラスタ分布データ10Aの各クラスタの割合を掛け合わせて、各駅の各時間帯のクラスタ別の推定利用者数を算出する。これにより、図17に示すような、駅別時間帯別クラスタ分布データ18Aが得られる。すなわち、同図に示すように、駅別時間帯別クラスタ分布データ18Aは、駅ごと、時間帯ごと、クラスタごとに、利用者数の推定値が格納されている。駅別時間帯別クラスタ分布データ18Aは、駅別時間帯別クラスタ分布データ記憶部18に格納される。
露出量算出部20は、駅別時間帯別クラスタ分布データ18Aに基づいて、露出量を算出する。ここで露出量とは、広告コンテンツを放映した場合に、利用者がどれくらいそのコンテンツを目にするかを示す量である。ここでは、クラスタ別に露出量を算出する。例えば、各時間帯における駅平均滞在時間をT、各時間帯の利用者数をNとすると、各時間帯の露出量Eは、以下の式により求まる。駅平均滞在時間Tは、各駅ごとに予め定められていてもよい。
E(露出量)=T(駅平均滞在時間)×N(利用者数)
配信テーブル生成部22は、配信サーバ400が各コンテンツを配信するための配信テーブル55を生成する。配信テーブル生成部22は、後述するように、時間帯の指定を含む場合と、時間帯指定を含まない場合とがある。
E(露出量)=T(駅平均滞在時間)×N(利用者数)
配信テーブル生成部22は、配信サーバ400が各コンテンツを配信するための配信テーブル55を生成する。配信テーブル生成部22は、後述するように、時間帯の指定を含む場合と、時間帯指定を含まない場合とがある。
まず、時間帯指定を含まない配信テーブル55の生成手順を説明する。
配信テーブル生成部22は、コンテンツIDごとに、駅選択処理部13で選択された駅へ、そのコンテンツを配信するための配信テーブル55を生成する。まず、配信テーブル生成部22は、ファイルサーバ500の表示装置管理テーブル53を参照して、駅選択処理部13が選択した駅に配置されている表示装置700を特定する。
表示装置管理テーブル53の一例を図18に示す。同図に示すように、表示装置管理テーブル53は、設置者ID531と、機器ID532と、サイズ533と、駅ID535と、配信先ID536とをデータ項目として有する。
設置者ID531は、各表示装置700を設置した主体を示す。機器ID532は、表示装置700の識別情報である。サイズ533は、表示装置700の表示画面サイズである。駅ID535は、表示装置700が設置されている駅の駅IDである。配信先ID536は、コンテンツを配信する際に用いるIPアドレスである。表示装置管理テーブル53内のデータは、図示しない入力装置などからオペレータによって登録されてもよい。
例えば、配信テーブル生成部22は、表示装置管理テーブル53を参照して、各コンテンツに対して駅選択処理部13で選択された駅に設置されている表示装置700を特定する。そして、配信テーブル生成部22は、ここで特定された表示装置700に関する必要な項目を表示装置管理テーブル53から取得して、各コンテンツと、その配信先の駅に設置されている表示装置に関する情報を配信テーブル55に登録する。
配信テーブル55の一例を図19に示す。配信テーブル55は、コンテンツと配信先の表示装置とを対応付ける。例えば、同図に示すように、配信テーブル55は、設置者ID552と、機器ID553と、サイズ554と、駅ID556と、時間帯557と、配信コンテンツID558と、配信先ID559とを有する。
機器ID553は、表示装置700の識別情報であり、これにより、配信先の表示装置700が特定される。駅ID556は、表示装置700が設置されている駅の駅IDであり、駅選択処理部13で選択された駅IDである。時間帯557は、ここでは設定されない。配信コンテンツID558は、機器ID553で特定される表示装置700へ配信するコンテンツの識別情報である。
次に、時間帯指定を含む配信テーブル55の生成手順を説明する。配信テーブル生成部22は、ターゲットクラスタデータ12A及び露出量算出部20が算出した露出量に従って、コンテンツIDごとに露出量が上位の駅及び時間帯を抽出する。例えば、配信テーブル生成部22は、ターゲットクラスタデータ12Aに示すコンテンツIDと対応するターゲットクラスタについて、露出量が上位の駅及び時間帯を抽出する。そして、ここで抽出された駅の駅ID及び時間帯とコンテンツIDが、配信テーブル55において駅ID556、時間帯557及び配信コンテンツID558にそれぞれ設定される。このとき、他のデータ項目、すなわち、設置者ID552、機器ID553、サイズ554、及び配信先ID559は、上記と同様に、配信テーブル生成部22が表示装置管理テーブル53を参照して設定する。
上記のような構成を備えるコンテンツ配信システムの処理手順について、図20のフローチャートを参照して説明する。
まず、定期券利用者情報分析装置200が、駅別クラスタ分布データ10Aを生成する(S10)。すなわち、既に説明したように、定期券利用者情報分析装置200は、定期券利用者の居住地駅及び勤務地駅を特定して、定期券データ(オリジナル)210A(図3A)から、定期券データ(居住地駅)250A(図3B)を生成する。さらに、定期券利用者情報分析装置200は、各定期券利用者の居住地の属するクラスタを特定して、定期券データ(居住地駅)250Aから定期券利用者属性データ270A(図6参照)を生成する。そして、定期券利用者情報分析装置200は、勤務地駅として利用する定期券利用者クラスタ分布を示す駅別クラスタ分布データ10A(図7参照)を生成する。
次に、ターゲットクラスタデータ12Aを設定する(S12)。ここで、ターゲットクラスタデータ12Aの設定は、ユーザが直接手入力しても良いし、ターゲットデータに基づいてターゲットクラスタ抽出装置300が抽出しても良い。ターゲットクラスタ抽出装置300が抽出する場合は、既に説明したように、クラスタ属性データ(オリジナル)310Aを正規化し、正規化されたクラスタ属性データ(正規化)340Aに基づいて各クラスタの距離を算出して、ターゲットデータに最も近いクラスタをターゲットクラスタとして抽出する。
コンテンツ表示駅選定装置100は、コンテンツごとの配信先を示す配信テーブル55を生成する(S14)。すなわち、コンテンツ表示駅選定装置100は、既に説明したように、駅別クラスタ分布データ10A及びターゲットクラスタデータ12Aに基づいて、コンテンツを表示させる駅を特定する。コンテンツ表示駅選定装置100は、また、駅別時間帯別クラスタ分布データ18Aを生成し、クラスタ別時間帯別の露出量に応じて、各コンテンツを表示させる駅及び時間帯を指定することもできる。
配信サーバ400は、各コンテンツデータ51を、配信テーブル55に指定された配信先の表示装置700へ配信して、広告コンテンツを表示させる(S16)。
本実施形態によれば、広告コンテンツごとに、各広告コンテンツがターゲットとするターゲットクラスタの利用者(つまり各コンテンツの潜在顧客)が多く集まる駅へコンテンツを配信して、表示させることができる。これにより、効果的な広告配信及び広告の表示を行うことができる。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、勤務地駅利用者の駅別クラスタ分布データを生成して、配信先の駅を選択しているが、本発明は、必ずしも勤務地駅に限らない。例えば、勤務地駅の代わりに、乗換駅、あるいは居住地駅の利用者の駅別クラスタ分布データを生成して、同様のことを行うこともできる。
10 駅別クラスタ分布データ記憶部
12 ターゲットクラスタデータ記憶部
13 駅選択処理部
14 駅別時間帯別乗降者数データ記憶部
16 駅別時間帯別クラスタ分布データ生成部
18 駅別時間帯別クラスタ分布データ記憶部
20 露出量算出部
22 配信テーブル生成部
55 配信テーブル
100 コンテンツ表示駅選定装置
200 定期券利用者情報分析装置
300 ターゲットクラスタ抽出装置
400 配信サーバ
500 ファイルサーバ
12 ターゲットクラスタデータ記憶部
13 駅選択処理部
14 駅別時間帯別乗降者数データ記憶部
16 駅別時間帯別クラスタ分布データ生成部
18 駅別時間帯別クラスタ分布データ記憶部
20 露出量算出部
22 配信テーブル生成部
55 配信テーブル
100 コンテンツ表示駅選定装置
200 定期券利用者情報分析装置
300 ターゲットクラスタ抽出装置
400 配信サーバ
500 ファイルサーバ
Claims (7)
- 公共交通機関の複数の乗降地点に設置された複数の表示装置のいずれかに広告コンテンツを表示させるコンテンツ表示システムのために、前記広告コンテンツを表示させる一以上の乗降地点を選択する装置であって、
前記公共交通機関の複数の定期券利用者の定期券データであって、定期券利用者ごとに、少なくとも、定期券利用者の居住地の住所と、定期券区間の一方の端点である、前記居住地に近い第1の乗降地点と、前記定期券区間の他方の端点である第2の乗降地点とを含む定期券データを記憶する手段と、
マーケティング対象エリア内の複数の地区について、各地区を複数のクラスタに分類したクラスタリングデータを記憶する手段と、
前記クラスタリングデータに基づいて、前記定期券データにおいて、各定期券利用者の居住地が属する居住地クラスタを特定して、定期券利用者属性データを生成する手段と、
前記定期券利用者属性データに基づいて、前記第2の乗降地点を利用する定期券利用者の居住地クラスタ分布を示す駅別クラスタ分布データを生成する手段と、
広告コンテンツのターゲットクラスタと、前記駅別クラスタ分布データとに基づいて、前記広告コンテンツの表示させる一以上の乗降地点を特定する乗降地点特定手段と、を備えた広告コンテンツを表示させる乗降地点の選択装置。 - 前記広告コンテンツのターゲット顧客の属性を示すターゲット属性データを記憶する手段と、
前記複数のクラスタのそれぞれの属性を示すクラスタ属性データを記憶する手段と、
前記ターゲット属性データ及び前記クラスタ属性データに基づいて、前記ターゲット顧客に適合する前記ターゲットクラスタを特定する手段と、をさらに備える請求項1記載の広告コンテンツ表示装置の選択装置。 - 駅別時間帯別乗降者数データを記憶する手段と、
前記駅別時間帯別乗降者数データと前記駅別クラスタ分布データとに基づいて、駅別時間帯別クラスタ分布データを生成する手段を記憶する手段と、をさらに備え、
前記乗降地点特定手段は、前記広告コンテンツを表示させる一以上の乗降地点及び時間帯を特定する、請求項1または2記載の広告コンテンツ表示装置の選択装置。 - 前記駅別時間帯別クラスタ分布データは、駅別時間帯別の乗降者数を示すデータあり、
駅別時間帯別の駅滞在時間と、前記駅別時間帯別クラスタ分布データとに基づいて、前記広告コンテンツを表示したときの駅別時間帯別の露出量を算出する手段をさらに備え、
前記算出された露出量に基づいて、前記広告コンテンツを表示させる一以上の乗降地点及び時間帯を特定する、請求項3記載の広告コンテンツ表示装置の選択装置。 - 公共交通機関の複数の乗降地点に設置された複数の表示装置のいずれかに広告コンテンツを表示させるためのコンテンツ配信システムであって、
広告コンテンツを表示させる乗降地点を選定する選定装置と、
広告コンテンツを記憶したファイルサーバと、
前記選定装置が選定した乗降地点に設置されている表示装置へ、前記ファイルサーバに記憶されている広告コンテンツを配信する配信サーバと、を備え、
前記選定装置は、
前記公共交通機関の複数の定期券利用者の定期券データであって、定期券利用者ごとに、少なくとも、定期券利用者の居住地の住所と、定期券区間の一方の端点である、前記居住地に近い第1の乗降地点と、前記定期券区間の他方の端点である第2の乗降地点とを含む定期券データと、
マーケティング対象エリア内の複数の地区について、各地区を複数のクラスタに分類したクラスタリングデータと、
前記クラスタリングデータに基づいて、前記定期券データにおいて、各定期券利用者の居住地が属する居住地クラスタを特定して、定期券利用者属性データを生成する手段と、
前記定期券利用者属性データに基づいて、前記第2の乗降地点を利用する定期券利用者の居住地クラスタ分布を示す駅別クラスタ分布データを生成する手段と、
広告コンテンツのターゲットクラスタと、前記駅別クラスタ分布データとに基づいて、前記広告コンテンツの表示させる一以上の乗降地点を特定する乗降地点特定手段と、を備えた広告コンテンツを表示させるためのコンテンツ配信システム。 - 公共交通機関の複数の乗降地点に設置された複数の表示装置のいずれかに広告コンテンツを表示させるコンテンツ表示システムのために、前記広告コンテンツを表示させる一以上の乗降地点を選択する方法であって、
コンピュータが、
前記公共交通機関の複数の定期券利用者の定期券データであって、定期券利用者ごとに、少なくとも、定期券利用者の居住地の住所と、定期券区間の一方の端点である、前記居住地に近い第1の乗降地点と、前記定期券区間の他方の端点である第2の乗降地点とを含む定期券データを記憶するステップと、
マーケティング対象エリア内の複数の地区について、各地区を複数のクラスタに分類したクラスタリングデータを記憶するステップと、
前記クラスタリングデータに基づいて、前記定期券データにおいて、各定期券利用者の居住地が属する居住地クラスタを特定して、定期券利用者属性データを生成するステップと、
前記定期券利用者属性データに基づいて、前記第2の乗降地点を利用する定期券利用者の居住地クラスタ分布を示す駅別クラスタ分布データを生成するステップと、
広告コンテンツのターゲットクラスタと、前記駅別クラスタ分布データとに基づいて、前記広告コンテンツの表示させる一以上の乗降地点を特定するステップと、を行う広告コンテンツを表示させる乗降地点の選択方法。 - 公共交通機関の複数の乗降地点に設置された複数の表示装置のいずれかに広告コンテンツを表示させるコンテンツ表示システムのために、前記広告コンテンツを表示させる一以上の乗降地点を選択する処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記公共交通機関の複数の定期券利用者の定期券データであって、定期券利用者ごとに、少なくとも、定期券利用者の居住地の住所と、定期券区間の一方の端点である、前記居住地に近い第1の乗降地点と、前記定期券区間の他方の端点である第2の乗降地点とを含む定期券データを記憶するステップと、
マーケティング対象エリア内の複数の地区について、各地区を複数のクラスタに分類したクラスタリングデータを記憶するステップと、
前記クラスタリングデータに基づいて、前記定期券データにおいて、各定期券利用者の居住地が属する居住地クラスタを特定して、定期券利用者属性データを生成するステップと、
前記定期券利用者属性データに基づいて、前記第2の乗降地点を利用する定期券利用者の居住地クラスタ分布を示す駅別クラスタ分布データを生成するステップと、
広告コンテンツのターゲットクラスタと、前記駅別クラスタ分布データとに基づいて、前記広告コンテンツの表示させる一以上の乗降地点を特定するステップと、を実行させるためのコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009042069A JP2010197677A (ja) | 2009-02-25 | 2009-02-25 | 広告コンテンツ表示装置の選択装置及び方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2009
- 2009-02-25 JP JP2009042069A patent/JP2010197677A/ja active Pending
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