JP2010196863A - 継手構造 - Google Patents

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Atsushi Sakuta
敦 作田
Takahiro Kondo
卓宏 近藤
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】回転軸に軸力を作用させずとも連結することができるとともに打音を生じさせない継手構造を提供することである。
【解決手段】上記した目的を解決するために、本発明の課題解決手段は、回転軸1,3同士を連結する継手構造において、一方の回転軸1の端部1aに円周方向複数設けた一方側歯2と、他方の回転軸3の端部3aに円周方向に複数設けられて一方側歯2,2間に入り込む他方側歯4と、一方側歯2の他方側歯4に対向する面を被覆するとともに他方側歯4に当接する軟質な樹脂部材5とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転軸同士を連結する継手構造に関する。
回転軸同士を連結する継手構造にあっては、たとえば、一方の回転軸の端部の外周にスプライン溝を設け、他方の回転軸の端部にスプライン溝を備えた孔を設け、一方の回転軸の端部を他方の回転軸の孔に挿入してスプライン結合するものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2000−145810号公報
上述のようなスプラインを利用した継手構造にあっては、一方の回転軸と他方の回転軸とを回り止めした状態で連結することができ、比較的大きなトルクの伝達に向くという利点がある。
しかしながら、スプラインに遊びがあると打音が生じ、これを回避しようと一方の回転軸の端部を他方の回転軸の孔内に圧入する設定とすると、今度は回転軸に圧入時に大きな軸力を負荷しなくてはならず、たとえば、外周に磁石や巻線を備えるモータのロータのように大きな軸力の作用を嫌う回転軸には適さない。
そこで、本発明は上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、回転軸に大きな軸力を作用させずとも連結することができるとともに打音を生じさせない継手構造を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明の課題解決手段は、回転軸同士を連結する継手構造において、一方の回転軸の端部に円周方向に複数設けた一方側歯と、他方の回転軸の端部に円周方向に複数設けられて一方側歯間に入り込む他方側歯と、一方側歯の他方側歯に対向する面を被覆するとともに他方側歯に当接する軟質な樹脂部材とを備えたことを特徴とする。
本発明の継手構造によれば、一方側歯も他方側歯も直接的に相手方に接触せず双方が軟質な樹脂材料で形成される樹脂部材を介して噛みあうことになるので、一方の回転軸と他方の回転軸に軸方向の大きな力を加えることなく、一方の回転軸と他方の回転軸を連結することができるとともに、一方側歯と他方側歯とが衝突することが無いので打音の発生も防止することができる。
本発明の一実施の形態の継手構造が具現化した継手の分解斜視図である。 本発明の一実施の形態の継手構造が具現化した継手の横断面図である。 本発明の一実施の形態の一変形例における継手構造が具現化した継手の分解斜視図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態について説明する。一実施の形態における継手構造は、図1および図2に示すように、一方の回転軸1と、他方の回転軸3の回転軸同士を連結する継手に具現化しており、この継手は、一方の回転軸1の端部に円周方向に等間隔に設けた複数の一方側歯2と、他方の回転軸3の端部に円周方向に等間隔に設けられて一方側歯2,2間に噛みあう他方側歯4と、一方側歯2の他方側歯4に対向する面を被覆するとともに他方側歯4に当接する軟質な樹脂部材5とを備えて構成されている。
以下、各部について詳細に説明すると、一方の回転軸1と他方の回転軸3は外周周りに回転可能であって、互いに端部同士をつき合わせて同軸に配置され、つまり、双方の回転軸1,3の回転中心が一致するように配置されている。
そして、一方の回転軸1は、この場合、筒状とされており、他方の回転軸3に臨む端部1aに図示するところでは六個の一方側歯2が円周方向に等間隔に設けられている。
また、他方の回転軸3は、この場合、筒状とされており、一方の回転軸1に臨む端部3aに図示するところでは六個の他方側歯4が円周方向に等間隔に設けられている。この他方側歯4と一方側歯2とは同一直径を持つ円上に設けられており、これらを組み合わせると、互いに相手方の歯間に配置される、つまり、他方側歯4が一方側歯2,2間に入り込むとともに、一方側歯2が他方側歯4,4間に入り込むようになっている。
つまり、一方の回転軸1と他方の回転軸3の回転中心から見て、一方側歯2と他方側歯4とが円周方向で交互に配置されている。
なお、一方の回転軸1と他方の回転軸3は、ともに、筒状とされているが、中実の円柱状とされてもよく、その場合には、それぞれ端部に一方側歯と他方側歯を設けるようにすればよい。また、一方側歯2と他方側歯4の設置数は同数とされれば、設置数は任意に設定することができる。
つづいて、樹脂部材5は、環状であるとともに軟質樹脂製であって、各一方側歯2の外周を被覆する六つの被覆部6と、隣り合う被覆部6,6同士を接続する接続部7とを備えて構成されている。
そして、この樹脂部材5の接続部7は、環状とされて、その被覆部6に接続されている部位以外の外周が他方側歯4の内周に嵌合できるようになっており、一方側歯2を覆う被覆部6は、一方側歯2を挿入することが可能なように筒状とされるとともに、側部が他方側歯4に当接するようになっている。
このように樹脂部材5は、ゴム等の軟質な樹脂材料で形成されているので、一方の回転軸1と他方の回転軸3の芯ずれ、一方側歯2や他方側歯4の寸法誤差を吸収することができ、ガタつきを防止できる。またさらに、樹脂部材5がゴム等の軟質な樹脂材料で形成されることで、一方側歯2や他方側歯4への嵌めこみによって生じる摩擦力や弾発力によって樹脂部材5を一方の回転軸1や他方の回転軸3に仮止めすることができ、一方の回転軸1と他方の回転軸3の連結の際の組付け作業が楽となる。
このように構成された継手にあっては、たとえば、一方の回転軸1の一方側歯2をそれぞれ樹脂部材5の被覆部6内に挿入して一方側歯2に樹脂部材5を嵌めこんでおき、樹脂部材5へ他方の回転軸3の端部3aを軸方向から接近させて被覆部6間に他方側歯4を挿入するとともに接続部7の外周に他方側歯4に嵌め込むことで、一方側歯2と他方側歯4とが樹脂部材5を介して噛みあわされ、一方の回転軸1と他方の回転軸3とが回り止めされて連結される。
なお、樹脂部材5の接続部7の外周が他方側歯4の内周に嵌合できるようになっているので、樹脂部材5を他方の回転軸3の他方側歯4に嵌め込んでおいてから、一方側歯2に嵌め込むようにしてもよい。
上述のように一方の回転軸1と他方の回転軸3が樹脂部材5を介して連結されると、一方の回転軸1と他方の回転軸3のいずれか一方を駆動すると、樹脂部材5を介して動力が伝達され一方の回転軸1と他方の回転軸3のいずれか他方が駆動される。
本実施の形態の継手構造にあっては、一方側歯2も他方側歯4も直接的に相手方に接触せず双方が軟質な樹脂材料で形成される樹脂部材5に嵌合されて噛みあうことになるので、一方の回転軸1と他方の回転軸3に軸方向の大きな力を加えることなく、一方の回転軸1と他方の回転軸3を連結することができるとともに、一方側歯2と他方側歯4とが衝突することが無いので打音の発生も防止することができる。
さらに、一方側歯2も他方側歯4も直接的に相手方に接触せず双方が軟質な樹脂材料で形成される樹脂部材5に嵌合して噛みあうことになるので、一方の回転軸1と他方の回転軸3の回転軸の偏心や偏角、寸法誤差を吸収して両者を連結することができるとともに、一方の回転軸1と他方の回転軸3のうちいずれか一方が微小な振動的な回転運動を呈しても、被覆部6の樹脂の弾性変形によって振動を絶縁して他方側へ振動的な回転運動を伝達することを防止することもできる。
また、樹脂部材5の接続部7を省略して一方側歯2のみを被覆する被覆部6のみで樹脂部材5を構成するようにしても、一方の回転軸1と他方の回転軸3に軸方向の大きな力を加えることなくこれらを連結でき、打音の発生も防止することができるが、樹脂部材5が接続部7を備えて円環状とされているため、部品点数を一つにできるとともに双方の回転軸1,3への装着が容易となり、また、接続部7が他方側歯4に嵌合されるようになっていることで、樹脂部材5を各回転軸1,3へ取り付ける順序が固定化されないので、装着作業性も良好となる。
そして、さらに、一方側歯2と他方側歯4とが同形状である場合には、被覆部6を一方側歯2と他方側歯4のいずれにも装着することができるので、装着作業性はより一層良好なものとなる。上記したところから理解できるように、説明の都合上、回転軸1を一方の回転軸とし、回転軸3を他方の回転軸として説明しているが、樹脂部材5で被覆する歯をもつ回転軸を一方の回転軸とし、当該歯を一方側歯とすればよい。
また、図3に示すように、一方側歯11が一方の回転軸1の端部に設けたソケット10の内周に突出するようにして設けられてもよく、樹脂部材12も一方側歯11を被覆することができる形状とするべく、樹脂部材12を一方側歯11を被覆するコ字状の被覆部13と、被覆部13同士を接続する接続部14とで構成すればよい。さらに、この場合、他方の回転軸3の端部3aに中空或いは中実の軸を設けて軸の外周に他方側歯を設けておき、一方側歯11に樹脂部材12を介してかみ合わせるようにしてもよい。
なお、一方側歯2,11と他方側歯4は、樹脂部材6,12を装着する上で周方向に等間隔を持って配置されているとよいが、不等間隔で配置されてもよい。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明の継手構造は、回転軸同士の連結に使用することができる。
1 一方の回転軸
1a 一方の回転軸の端部
2,11 一方側歯
3 他方の回転軸
3a 他方の回転軸の端部
4 他方側歯
5,12 樹脂部材
6,13 被覆部
7,14 接続部
10 ソケット

Claims (3)

  1. 回転軸同士を連結する継手構造において、一方の回転軸の端部に円周方向に複数設けた一方側歯と、他方の回転軸の端部に円周方向に複数設けられて一方側歯間に噛みあう他方側歯と、一方側歯の他方側歯に対向する面を被覆するとともに他方側歯に当接する軟質な樹脂部材とを備えたことを特徴とする継手構造。
  2. 樹脂部材は、一方側歯の外周を覆う被覆部と、被覆部同士を接続する接続部とを備えた環状とされることを特徴とする請求項1に記載の継手構造。
  3. 接続部の内周或いは外周が他方側歯に嵌合されることを特徴とする請求項1または2に記載の継手構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015190054A1 (ja) * 2014-06-11 2015-12-17 オイレス工業株式会社 電動式パワーステアリング装置用の軸連結機構

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