JP2010195698A - オリゴヌクレオチド誘導体、オリゴヌクレオチド誘導体を用いたオリゴヌクレオチド構築物、オリゴヌクレオチド誘導体を合成するための化合物及びオリゴヌクレオチド誘導体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
RNAiにおいて重要な役割を果たすRISCは、RNAiの標的mRNAの分解の過程に関与するマルチドメインタンパクとして知られているが、近年、RISC中のPAZドメインとsiRNAとの共結晶のX線結晶構造解析が行われた(J.B.Ma K.Ye and D.J.Patel Nature‥429,318-322(2004).)。その結果、PAZドメインはsiRNAの3’末端ダングリングエンドを認識しており、3’末端ダングリングエンドの2ヌクレオチドがPAZドメインの疎水性ポケットに入り込んで認識されていることが明らかとなっている。本発明のオリゴヌクレオチド誘導体には、疎水性を有するベンゼン環を有しており、このため、PAZとの親和性及びPAZによる認識性が向上し、これにより、サイレンシング効果が向上するものと考えられる。
本発明のオリゴヌクレオチド誘導体は、上記式(1)で示されるユニットを、オリゴヌクレオチド誘導体の少なくとも1箇所に有するものである。このユニットの存在により、優れたヌクレアーゼ耐性が期待できる。このようなユニットは、配列既知又は配列未知のオリゴヌクレオチドに対して、付加、置換又は挿入のいずれか、あるいは、これらを組み合わせて導入することができ、こうして本発明のオリゴヌクレオチド誘導体とすることができる。なお、ここでいうオリゴヌクレオチドとは、改変されてもよいオリゴヌクレオチドである。
さらに、本発明のオリゴヌクレオチド誘導体はエチニル基を有しているため、さらに、これに18Fで標識したアジド(例えば4-fluorobenzylazide)を結合させて、PET法に適用可能なオリゴヌクレオチド構築物とすることもできる。
本発明のオリゴヌクレオチド構築物は、本発明のオリゴヌクレオチド誘導体を1種又は2種以上有している。本オリゴヌクレオチド構築物における本オリゴヌクレオチド誘導体の種類や組み合わせにより、本構築物は、1本鎖DNA、2本鎖DNA、1本鎖RNA、2本鎖RNA、DNA/RNAキメラ及びDNA/RNAハイブリツド等の形態をそれぞれあるいは組み合わせた形態とすることができる。なお、既に説明したように、本オリゴヌクレオチド誘導体を構成するオリゴヌクレオチド部分は、改変されたオリゴヌクレオチドを含んでいるため、本オリゴヌクレオチド構築物においても改変形態をオリゴヌクレオチドが含まれることがある。
さらに、本発明のオリゴヌクレオチド構築物はエチニル基を有しているため、さらに、これに18Fで標識したアジド(例えば4-fluorobenzylazide)を結合させて、PET法に適用可能なオリゴヌクレオチド構築物とすることもできる。
本発明のオリゴヌクレオチド誘導体の製造方法は、上記した本発明の化合物I〜lVを用いることを特徴とする。オリゴヌクレオチドは従来公知の核酸合成法によって得ることができるため、こうした核酸合成法のオリゴヌクレオチド合成工程中、式(1)のユニット又はユニットl〜ユニット3を導入したい部位において、適宜本発明の化合物I〜lVを利用することにより、本発明のオリゴヌクレオチド誘導体を製造することができる。
さらに、式(1)のユニット及びユニットl〜ユニット3のうち2種類以上を有するオリゴヌクレオチド誘導体は、本化合物I〜IVを組み合わせて用いることにより得ることができる。
オリゴヌクレオチドの修飾方法は、配列既知又は配列未知のオリゴヌクレオチドに少なくとも1個の式(1)のユニットを付加、置換及び挿入のいずれかあるいはこれらを組み合わせて導入することができる。こうした修飾により、ヌクレアーゼ耐性の他、サイレンシング効果の高いRNA構築物を得ることができる。式(1)のユニットの導入は、オリゴヌクレオチド誘導体の製造方法に準じて実施すればよい。
本発明のオリゴヌクレオチド誘導体は、siRNAやアンチセンス等として機能するよう構築することで、遺伝子発現抑制剤として利用できる。また、本発明のオリゴヌクレオチド誘導体は、ヒト及び非ヒト動物における疾患の予防・治療用医薬組成物の有効成分として用いることができる・例えば、遺伝子発現に伴う疾患に対して、遺伝子発現抑制剤として構築した本発明のオリゴヌクレオチド誘導体はこうした疾患の予防や治療に有効である。
なお・本明細書においては、以下の略語及び略号を用いる。
Bz : ベンゾイル (benzoyl)
CPG:コントロールドポアガラス (controlled pore glass)
DMAP : 4-ジメチルアミノピリジン (4-dimethylaminopyrideine)
DMSO : ジメチルスルホキシド : (dimethylsulfoxide)
DMTr : ジメトキシトリチル (dimethoxytrityl)
EDTA : エチレンジアミン四酢酸 (ethylenediamine-N,N,N’,N’-tetraaceticacid)
EtOAc : 酢酸エチル (Ethyl acetate)
FAB 高速原子衝撃 (fast atom bombardment)
HPLC 高速液体クロマトグラフィー (high performance liquid chromatography)
HRMS : (高分解能質量スペクトロメトリー (high-resolution mass spectrometry)
MS : 質量分析 (mass spectroscopy)
NMR : 核磁気共鳴 (nuclear magnetic resonance)
PAGE : ポリアクリルアミドゲル電気泳動 (polyacrylamide gel electrophoresis)
TBAF : トリブチルアンモニウムフロライド (tributylammonium fluoride)
TBDMS : tert-ブチルジメチルシリル
TEAA : トリエチルアミン酢酸 (triethylamine-aceticacid)
TMS : トリメチルシリル (trimethylsilyl)
実施例では、以下のスキームI及びスキームIIに示す合成経路でアミダイト化されたCPG樹脂である化合物6及びヌクレオチド誘導体である化合物8を合成した。すなわち、5-アミノイソフタル酸ジメチル(1)のアミノ基をヨウ素化して、化合物2を収率55%で得、続いてヨウ素基をトリメチルシリルアセチレンへと変換して、化合物3を収率95%で得た。さらに、還元及び脱トリメチルシリル化をおこなって化合物4を収率70%で得た。
Dimethyl 5-iodoisophthalate (2)の合成
Ar 雰囲気下, Dimethyl 5-aminoisophthalate(1)(6.27 g,30.0 mmol)を氷で冷却したhydrochloric acid (2M)39mLに加えた。0℃以下で数分攪拌した後、氷で冷却した 21.6 mL のNaNO2(2.52 g, 36.5 mmol, 1.2 eq.) 水溶液を滴下した。さらに 30 mL の dichloromethane を加え室温に達した後5時間攪拌した。氷冷下KI (7.47 g, 45.0 mmol, 1.5 eq.) の水溶液70 mLを滴下させ室温で 12 時間攪拌した。撹拌終了後、水層を EtOAc にて抽出し、飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた後、シリカゲルクロマトグラフィー(SiO2, hexane) にて化合物 2 (5.285 g 16.5 mmol 55%) を単離した。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3)δ;8.62 (t, 1H, J = 1.4 Hz), 8.53 (s, 2H, J= 1.4 Hz), 3.94 (s,6H). 13C-NMR (100 MHz, CDCl3)d 165.2 (2C), 142.9(2C), 132.6 (2C), 130.2, 93.8, 53.1 (2C), MS (EI) m/z 320 (M+), HRMSCalcd for C10H9IO4: 319.9546. Found: 319.9553.
Anal. Calcd for C10H9IO4: C, 37.52; H, 2.83.
Found: C, 37.44; H, 2.86.
アルゴン雰囲気下において、化合物2(96.0mg、0.3mmol), bis(triphenylphosphine)palladium dichloride (16.8mg, 4 mol %)、cuprous iodide(4.6 mg, 8 mol %)及びtriphenylphosphine (11.8 mg, 15mol %), を三回凍結脱気した。また、trimethylsilyl acetylene (83.9 μL, 2.0 eq) , piperidine(0.5 mL 16.8 eq) を THF (5 mL) に溶解し、三回凍結脱気したあと、凍結脱気した化合物2(96.0mg、0.3mmol), bis(triphenylphosphine)palladium dichloride (16.8 mg, 4 mol %)、cuprous iodide(4.6 mg, 8 mol %)及びtriphenylphosphineと混合し、室温で12時間攪拌した。その後、溶媒を減圧留去した後、クロロホルムで抽出し、飽和塩化アンモニウム溶液にて洗浄、硫酸ナトリウムで乾燥後シリカゲルクロマトグラフィー(SiO2, hexane / EtOAc = 100:1 ) にて化合物3 (82.7 mg, 95 %) を単離した。
H-NMR
(400 MHz, CDCl3)δ;8.60(t, 1H, J = 1.7 Hz), 8.29 (d, 2H, J = 1.7 Hz), 3.95 (s,6H). 0.26(s, 9H) 13C-NMR (100MHz, CDCl3) d 165.8 (2C), 137.1 (2C), 131.0 (2C), 130.5, 124.4, 102.9,96.9, 52.7 (2C), 0.0 (2C), MS (EI) m/z 290 (M+), HRMS Calcd for C15H18O4Si:290.0974 Found: 290.0979. Anal. Calcd for C15H18O4Si:C, 62.04; H, 6.25. Found: C, 62.86; H, 6.23.
Ar雰囲気下 3 (6.64 g, 22.9 mmol) を THF (100 mL) に溶解しlithiumaluminium hydride (2.60 g, 68.5.mmol 3.0 eq) を室温にて加え、60℃ に昇温し12時間攪拌した。NaHCO3溶液にて反応を停止させ、EtOAc にて抽出し飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥後、シリカゲルクロマトグラフィー(中性SiO2, hexane / EtOAc= 2:1) にて化合物4 (2.26 g, 69%, 13.9 mmol) を単離した。
H-NMR(400 MHz, CDCl3)δ;7.43(s, 2H,), 7.38 (s, 1H), 4.70 (d, 4H, J = 6.0 Hz), 3.08 (s, 1H), 1.68 (t,2H, J = 6.0 Hz) 13C-NMR (100 MHz, CDCl3)d 141.4 (2C), 129.6(2C), 125.7 (2C), 122.5, 83.3, 77.2, 64.6(2C), MS (EI) m/z 162 (M+),HRMS Calcd for C10H10O2: 162.0681 Found:162.0685. Anal. Calcd for C10H10O2: C, 74.06;H, 6.21;. Found: C, 73.83; H, 6.19.
Ar雰囲気下 4 (649.0 mg, 2.45 mmol) と DMTrCl (1.6 g, 4.72mmol 1.92 mmol) を pyridine (20 mL) 中で室温12 時間攪拌した。NaHCO3溶液を加え反応を停止させた。EtOAcにて抽出し飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥後、シリカゲルクロマトグラフィー (中性SiO2, hexane / EtOAc= 2:1) にて化合物5 (941.4 mg, 50%, 1.25 mmol) を単離した。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3)δ;7.54-7.22 (m, 12H,), 6.84(d, 4H, J = 9.0 Hz), 4.65 (s, 2H,), 4.18 (s, 2H), 3.79 (s, 6H) 3.09 (s,1H), 1.82 (s, 1H) 13C-NMR (100 MHz, CD3OD)d 160.1 (2C), 146.5,143.3, 141.1, 137.3 (2C), 131.2 (4C), 130.3, 130.1, 129.2 (2C), 128.8 (2C),127.8 , 127.0, 123.7, 114.1 (4C), 87.9, 84.5, 78.5, 66.3, 64.6, 55.7 (2C), MS(FAB+) m/z 646 (M+), HRMS Calcd for C31H28O4:464.5516 Found: no date. Anal. Calcd for C31H28O4:C, 80.15; H, 6.08. Found: C, 79.16; H, 6.35.
(6)の合成
Ar雰囲気下のグローブバッグ中にて 5 (646 mg, 1.0 mmol) をTHF (5.0 mL)に溶解し N,N-diisopropylethylamine (0.86 mL, 5.0 mmol, 5.0 eq.) を加え、さらにchloro(2-cyanoethoxy)(N,N-diisopropylamino)phosphine
(0.44 mL, 2.0 mmol, 2.0 eq.) を滴下させた。室温にて1時間攪拌後、NaHCO3 溶液にて反応を停止させクロロホルムで抽出しNaHCO3溶液にて洗浄、硫酸ナトリウムにて乾燥後シリカゲルクロマトグラフィー (中性 SiO2, hexane / EtOAc = 1:1) にて化合物6(252.7 mg, 37%)を与えた。
31P NMR (162 MHz, CDCl3) δ 149.3.
化合物5 (674.9 mg, 1.45 mmol)と、無水コハク酸 (580.8 mg, 5.80 mmol)と、DMAP (1.91 mg,0.017 mmol)とを pyridine (3.9 mL) に溶解し、Ar 雰囲気下 72 時間室温で攪拌、CHCl3 と H2Oを加え 有機層を H2O 飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧留去し真空乾燥した。こうして得られた化合物7と、Aminopropyl controlled pore glass (837.5 mg, 77 μmol)と、1-ethyl-3-(3-dimethylaminopropyl)carbodiimide hydrochloride (720 mg, 3.76 mmol)とをDMF (15 mL), 中に加え 72 時間室温で攪拌した。 pyridine でCPG樹脂を洗浄後、capping solution (8 mL, 0.1 MDMAP in pyridine:Ac2O ) 9:1, v/v) を加え 16 時間室温攪拌後に pyridine, EtOH, MeCN, にてCPG樹脂を洗浄後真空乾燥させ、化学修飾されたCPG樹脂である化合物8 を48.9 μmol/g の活性で得た。活性は、このCPG樹脂6 mg をガラスフィルターにのせて、HClO4:EtOH (3:2, v/v) の溶液を流し込み、そのろ液の UV 498 nm の波長を(DMTr基の波長)の吸光度を求め計算した。
Huisgen反応(クリック反応)として、上述の化合物4とベンジルアジドとの反応をスキームIIIに示す方法にしたがって行い、1,2,3-triazole環を有する化合物9を得た。詳細を以下に述べる。
Ar 雰囲気下、化合物4 (48.7 mg, 0.3 mmol) と benzyl azide (39.9mg 0.3 mmol) を 1:1 の H2Oと EtOH (4 mL) の混合溶液に加えた。続いて、Sodium ascorbate(59.4 0.3 mmol) とcopper(II) sulfate pentahydrate (74.9 mg) を加え、8 時間室温にて攪拌した。有機物をEtOAcにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥させた。シリカゲルクロマトグラフィー (中性SiO2, CHCl3/MeOH= 10:1〜5:1) にて 9 (71.7 mg, 100%) を単離した。
1H-NMR (400 MHz, CD3OD)δ;8.27 (s, 1H), 7.68 (s,2H), 7.34 (s, 3H), 7.33 (s, 3H), 5.59 (s, 2H), 4.63 (s, 4H). 13C-NMR (100MHz, CDCl3) d 149.1, 143.8 (2C), 136.8, 131.7, 130.0 (2C), 129.6,129.1 (2C), 122.3, 64.9, 55.0.MS (EI) m/z 295 (M+), HRMS Calcd for C17H17N3O2:295.1321 Found: 295.1327.
のアミダイト体及びAdenosine で化学修飾されたCPG樹脂担体の合成>
以下のスキームIVに従い、アデノシン10を出発物質として化合物11〜化合物17を得た。すなわち、アデノシン(10)をベンゾイル保護をして化合物11を得、続いてDMTr化を行い化合物12を得た。さらに、化合物12の水酸基をシリル保護し、2’保護体である化合物13
と、3’保護体の化合物14とを得た。化合物13を化合物8を得たときと同様の方法で処理することで、CPG樹脂担体16 を37.5 μmol/g の活性で得た。また、化合物14
をアミダイト化して化合物17を得た。各工程の詳細を以下に述べる。
(11)の合成
Adenosine (10) (5.00 g, 18.8 mmol) を dry-pyridineで4 回共沸させて脱水した。そして、Ar 雰囲気下、脱水したAdenosine(10)をdry-pyridine (100mL) に溶解しTMSCl (10 mL,79.1 mmol) を滴下して室温にて4 時間攪拌した。その後、benzoyl chloride (2.6 mL,22.4 mmol)を滴下し室温で12時間攪拌した後、蒸留水(25 mL) にて反応を停止させた。そして、氷冷下、28% NH4OH (40 mL)を加え 10分攪拌し、室温で5時間攪拌後、溶媒を減圧留去した。こうして得られた濃縮物を桐山ロートを用いて氷水と氷冷下のクロロホルムにて洗浄し、60℃で3時間乾燥させた後、真空乾燥し、化合物11(4.95 g, 13.3 mmol 71%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ;11.22 (s, 1H), 8.73 (d, 2H,J = 14.8 Hz), 8.04 (d, 2H J = 7.6 Hz), 7.65 (t, 1H, J= 7.6 Hz,), 7.55 (t, 2H, J = 7.2 Hz), 6.03 (d, 1H, J = 7.2 Hz),5.58 (m, 1H), 5.26 (m, 1H,), 5.14 (s, 1H), 4.65 (d, 1H, J = 4.8 Hz),4.18 (d, 1H, J = 3.6 Hz), 3.98 (d, 1H, J = 3.6 Hz), 3.68 (d, 2H, J= 10.4 Hz)
化合物11 (4.95 g, 13.3 mmol) をdry-pyridine にて4回共沸した。 Ar 雰囲気下 化合物11 をdry-pyridine (50 AmL) に溶解し DMTrCl (6.76 g, 19.95 mmol, 1.5 eq) , DMAP (40.4 mg,0.025 eq) を加え室温にて 20 時間攪拌した。NaHCO3 溶液にて反応を停止し有機物をEtOAc にて抽出した。有機層を蒸留水、NaHCO3 溶液、飽和食塩水にて洗浄後硫酸ナトリウムにて乾燥させた。シリカゲルクロマトグラフィー(SiO2, CHCl3/MeOH= 100:1) にて 12(5.82 g, 8.6 mmol 65%) を単離した。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3)δ9.09 (s, 1H), 8.77 (s,1H), 8.26 (s,1H), 8.01 (d, 2H, J = 7.4 Hz),7.62 (t, 1H, J = 7.4 Hz), 7.52 (t, 2H, J = 7.4 Hz),7.23-7.13 (m, 9H), 6.71 (d, 4H, J = 9.0 Hz), 6.02 (d, 1H, J = 6.2Hz), 5.72 (d, 1H, 3.0 Hz), 4.84-4.87 (m, 1H), 4.43-4.41 (m 2H), 3.74 (s, 6H),3.43 (dd, 1H, J = 10.8, 3.0 Hz) 3.26 (dd, 1H, J = 10.8, 3.0 Hz)
化合物(12) (3.23 g, 4.80 mmol) と imidazol (653.5 mg, 9.60 mmol, 2.0 eq), TBDMSCl(786.7 mg, 5.22 mmol, 1.08 eq.) を DMF (10ml) 中に加え室温にて 20 時間攪拌した。 こうして得られた反応液を EtOAc にて抽出し、蒸留水、 NaHCO3 溶液、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥させた。シリカゲルクロマトグラフィー(SiO2, Hexane/EtOAc = 5:1) にて 化合物13 (1.18 g, 1.50 mmol 31%) と化合物14 (1.40 g, 2.07 mmol37%) で得た。
化合物13の物性データ
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ;11.23 (s, 1H,), 8.69(s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.02 (d, 2H, J = 7.2 Hz) 7.65 (t, 1H, J =7.3 Hz) 7.57 (t, 2H, J = 7.3 Hz) 7.42-7.41 (m, 2H), 7.31-7.23 (m, 7H),6.87 (dd, 4H, J = 9.2, 2.6 Hz), 6.10 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 5.22(d, 1H, J = 6.0 Hz), 4.92-4.89 (m, 1H), 4.33-4.31 (m, 1H), 4.17-4.15 (m,1H), 3.74 (s, 6H), 3.31-3.30 (m, 2H), 0.79 (S, 9H), 0.00 (s, 3H) -0.10 (s, 3H).
化合物14の物性データ
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ;11.16 (s, 1H,), 8.60(s, 1H), 8.59 (s, 1H), 7.98 (d, 2H, J = 7.8 Hz) 7.58 (t, 1H, J =7.8 Hz) 7.49 (t, 2H, J = 7.8 Hz) 7.30 (d, 2H, J = 7.6 Hz),7.21-7.16 (m, 7H), 6.80-6.78 (m, 4H), 5.97 (d, 1H, J = 4.4 Hz), 5.44 (d,1H, J = 5.4 Hz), 4.85-4.84 (m, 1H), 4.42-4.44 (m, 1H), 4.02-4.00 (m,2H), 3.67 (s, 6H), 3.11-3.10 (m, 1H), 0.80 (S, 9H), 0.04 (s, 3H) 0.00 (s, 3H)
2’-O-(2-cyano-ethyl) N,N-diisopropylphosphoramidite (17)
Ar 雰囲気下のグローブバッグ中、化合物14 (787 mg, 1.0 mmol) をTHF(10.0 mL) 中に溶解し N,N-diisopropylethylamine (0.86 mL, 5.0 mmol, 5.0 eq.)を加え室温にて攪拌後、chloro(2-cyanoethoxy)(N,N-diisopropylamino)phosphine(0.44 mL, 2.0 mmol, 2.0 eq.) を滴下し室温で 1 時間攪拌した。NaHCO3 溶液を加え反応を停止させCHCl3にて有機物を抽出しNaHCO3 溶液、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥させた。シリカゲルクロマトグラフィー(中性 SiO2,hexane / EtOAc = 1:1) にて 17 (435.1 mg, 0.44 mmol 44%) で単離した。
31P-NMR (162 MHz, CDCl3) δ 150.91,150.88.
以下に示す3種類の2-5A 誘導体(pEpApApA, EpApApA,及びpApApApE)を核酸自動合成機により合成した。また、以下に示す2種類のmiRNA誘導体(mi143dTE及びmi143E)も同様に核酸自動合成機により合成した。以下に、その合成法の詳細を述べる。
上記3種類の2-5A誘導体(pEpApApA, EpApApA及びpApApApE)を核酸自動合成機によるホスホロアミダイト法によって合成した。各アミダイトは、0.15 M のアセトニトリル溶液に調製し、合成した各CPG 担体を用いた。それぞれの樹脂を各々の活性に基づき 1 umol 分をカラムに量り取り、核酸自動合成機にセットした。縮合時間は5分とし、DMTr 基を除いた状態で合成を終了した。合成終了後、CPG樹脂に結合した 2-5A 誘導体は、NH4OH:EtOH (3:1, v/v) 溶液を加え 55℃ で 12 時間インキュベートし樹脂からの切り出し、及び脱保護を行った。ろ液と、樹脂を33% EtOH にて 3 回洗浄した溶液をエッペンドルフチューブに移し減圧下乾固した。1 mL の 1 M TBAF/THF を加え、室温にて 12 時間インキュベートしシリル基を外した。反応液を30mL の 0.1 M TEAA buffer (pH 7.0) を加え希釈し、 Sep-Pak C18 カートリッジに通しカラムに吸着させ、滅菌水で洗浄後50%CH3CN にて溶出した。HPLC を用いて精製した。 合成した 2-5A 誘導体は、水溶液中の UV 260 nm における吸光度を測定しその収量を求めた。また、MALDI-TOF/MSにより構造の同定を行った。
MALDI-TOF/MSにより得られた親イオンのスペクトルデータ
pEpApApA, :
calculated mass, 1229.2 observed mass, 1229.8
EpApApA:
calculated mass, 1149.2 observed mass, 1149.7
pApApApE:
calculated mass, 1229.2 observed mass, 1231.2
(mi143dTE, mi143E)の合成
miRNA
誘導体 (mi143dTE, mi143E) については、Sep-PaK C18 カートリッジにて粗精製後に、 20% PAGE により目的の miRNA を単離し、0.1M TEAA buffer, 1 mM EDTA 水溶液 20 mL を加え、 12 時間振盪しゲルから抽出した。このろ液をSep-PaK C18 カートリッジにて粗精製後にHPLC を用いて精製した。
MALDI-TOF/MSにより得られたスペクトルデータ
mi143dTE:
calculated mass, 7590.0. observed mass, 7589.9.
mi143E:
calculated mass, 7286.0. observed mass, 7285.3.
上記のようにして得られた2-5A 誘導体(pEpApApA)について、以下のスキームVにしたがってbenzylazide (18)とのHuisgen反応(クリック反応)をメタノール中で行なった(反応条件の詳細については後述する)。その結果、表1に示すように、Huisgen反応(クリック反応)は15分でほぼ反応が完結することが分かった。
また、溶媒をメタノールからDMSO (ジメチルスルホキシド)に替えることにより、さらに迅速に反応が進行することが分かった。
(18)に替えて、4-fluorobenzylazide (19)とのHuisgen反応(クリック反応)を行なった場合においても、15分でほぼ反応が完結することが分かった。
4-fluorobenzylazide
(19)はフッ素を含有しているため、このフッ素をPET標識用元素である18Fによって標識化しておけば、希薄溶液(10 uM)、かつ穏和な条件にて反応を攪拌することなく進行させることができる。このことから、PET法に適用可能な18Fによって標識化された2-5A誘導体を短時間で得られることが分かった。
100 uM の pEpApApA (20 uL, 2 nmol)と、 1 mM MeOH 溶液中のbenzyl azide (20 uL, 20nmol)と、100mMのCuSO4・5H2O (2uL, 2 mmol)水溶液と、100mM の Sodium Ascorbate (2uL, 2mmol)水溶液とを滅菌した 0.1 M phosphate buffer (pH 7.0) (156 uL) に加えボルテックスし
15 分静置しHPLC にて精製することにより、2-5A誘導体(pEpApApA)のエチニル基にベンジルアジドが環化付加した001-Click を 88% 収率で得た。
MALDI-TOF/MSにより得られたスペクトルデータ
calculated
mass, 1364.2. observed mass, 1364.2.
また、反応溶媒をMeOHからDMSOに変えた場合には、pEpApApAとbenzyl azideとが当量づつでも、高収率で反応が進行した。すなわち、100 uM の pEpApApA (20 uL, 2 nmol), 1 mM DMSO 溶液中の benzyl azide (4.0uL, 4.0 nmol), 100 mM の CuSO4・5H2O (2uL, 2 mmol) 水溶液、 100 mM の Sodium Ascorbate (2uL, 2mmol) 水溶液を滅菌した 0.1 M phosphate buffer (pH7.0) (142 uL) と、DMSO (30 uL) の混合液に加えボルテックスし 15 分静置しHPLC にて精製すると 001-Click が 93% の収率で得られた。
上述した、2-5A誘導体(pEpApApA)とbenzylazide (18)とのHuisgen反応(クリック反応)と同様の操作により、2-5A誘導体(pEpApApA)とhexyl azide (18)とのHuisgen反応(クリック反応)を行なった。その結果、13%の収率で目的の化合物(001-Hex-click)を得た。
MALDI-TOF/MSにより得られたスペクトルデータ
001-Hex-click: calculated
mass, 1356.3. observed mass, 1356.5.
(19)の合成
Ar雰囲気下4-Fluorobenzylchloride(238.8 uL, 2 mmol)とsodium azide (390.1 mg, 6 mmol)とをDMF (10 mL)中にて室温で12 時間攪拌し、その後反応液をEtOAcにて抽出し飽和食塩水で洗浄し、抽出液を硫酸ナトリウムにて乾燥させた。そしてシリカゲルクロマトグラフィー(SiO2,hexane)により4-Fluorobenzylazide(19)(169.1 mg, 1.12 mmol 56%) を単離した。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3)δ;7.53-7.28 (m, 2H,), 7.16-6.99(m, 2H), 4.32 (s, 2H). IR (KBr) 2105, 1512 cm-1.
上記001-Clickの合成におけるbenzyl azide に替えて、fluorobenzylazide (19)を用い、その他の条件は同様として、2-5A誘導体(pEpApApA)のエチニル基に4-fluorobenzylazideが環化付加した001-F-Clickを92%の収率で得た。
MALDI-TOF/MSにより得られたスペクトルデータ
calculated
mass, 1380.2. observed mass, 1381.9.
上記のようにして得られたmiRNA 誘導体(pEpApApA)について、以下のスキームVIにしたがってbenzylazide (18)及び4-fluorobenzylazide
(19)によるHuisgen反応(クリック反応)を行なった(反応条件は2-5A誘導体(pEpApApA)の場合と同様であり説明をを省略する)。
MALDI-TOF/MSにより得られたスペクトルデータ
mi143dT-click calculated mass, 7723.1. observed mass,
7723.9.
Claims (24)
- R1及びR2はHであることを特徴とする請求項3に記載のオリゴヌクレオチド誘導体。
- bは0であることを特徴とする請求項3又は4記載のオリゴヌクレオチド誘導体。
- a及びbはともに0であることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のオリゴヌクレオチド誘導体。
- cは1以上5以下であることを特徴とする請求項6記載のオリゴヌクレオチド誘導体。
- A及びBは、所定の遺伝子mRNAの部分配列又はその相補配列を有する請求項3乃至7のいずれか1項記載のオリゴヌクレオチド誘導体。
- A及びBを合わせた鎖長は、10以上35以下である請求項3乃至8のいずれか1項記載のオリゴヌクレオチド誘導体。
- A及びBはオリゴリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項3乃至9のいずれか1項記載のオリゴヌクレオチド誘導体。
- 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のオリゴヌクレオチド誘導体のエチニル基に有機アジド化合物がHuisgen反応によって結合されていることを特徴とするオリゴヌクレオチド誘導体。
- 前記置換基はフッ素又はフッ素を有するアルキル基であることを特徴とする請求項12記載のオリゴヌクレオチド誘導体。
- 遺伝子発現調節用オリゴヌクレオチド構築物であって、
請求項1乃至10のいずれか1項に記載のオリゴヌクレオチド誘導体を有する構築物。 - 1本鎖及び2本鎖DNA、1本鎖及び2本鎖RNA、DNA/RNAキメラ並びにDNA/RNAハイブリッドから選択される遺伝子発現調節用オリゴヌクレオチド構築物であって、請求項14に記載の構築物。
- アンチジーン、アンチセンス、アプタマー、siRNA、miRNA、shRNA及びリポザイムから選択される、請求項14又は15に記載の構築物。
- 遺伝子診断用オリゴヌクレオチド構築物であって、請求項1乃至13のいずれかに記載のオリゴヌクレオチド誘導体を有する構築物。
- プローブ又はプライマーであることを特徴とする請求項19に記載の構築物。
- siRNAのダングリングエンドユニット用である請求項21に記載の化合物。
- 請求項20に記載の化合物から選択される1種又は2種以上を用いることを特徴とするオリゴヌクレオチドの修飾方法。
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