JP2010194644A - Driving tool - Google Patents
Driving tool Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010194644A JP2010194644A JP2009040547A JP2009040547A JP2010194644A JP 2010194644 A JP2010194644 A JP 2010194644A JP 2009040547 A JP2009040547 A JP 2009040547A JP 2009040547 A JP2009040547 A JP 2009040547A JP 2010194644 A JP2010194644 A JP 2010194644A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driving
- driving tool
- piston
- tool
- claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Abstract
Description
この発明は、例えば圧縮エア駆動式の釘打ち機等の打ち込み工具に関する。 The present invention relates to a driving tool such as a compressed air driven nailing machine.
一般的に、家屋の建設現場等で用いられる手持ち式の打ち込み工具は、圧縮エアを駆動源として往復動するピストンに打ち込み具打撃用のドライバを1本取り付けた構成としたもので、1回の打ち込み動作によって打ち込み具を1本だけ打ち込む構成となっている。
これに対して打ち込み対象物によっては、一度に複数の打ち込み具を打ち込むことにより作業の迅速化を図ることができる場合がある。例えば、一定の間隔で多数の打ち込み具を打ち込む場合には、複数の打ち込み具を1回の打ち込み動作で打ち込むことができれば作業時間を大幅に短縮することができる。
従来、2本の打ち込み具を一度の打ち込み動作で同時に打ち込むための打ち込み工具(2本同時打ち込み工具)が下記の特許文献に開示されている。この従来の打ち込み工具は、単一のハウジング内に2つのシリンダを並列状態で内装し、各シリンダ内にそれぞれピストンを収容し、各ピストンに取り付けた打撃ドライバに対応してハウジングの下部に二組の打ち込み通路を並列配置した構成を備えていた。また、二組の打ち込み通路のそれぞれに対応して打ち込み具送り装置を並列配置した構成となっていた。係る従来の打ち込み工具によれば、通常の1本打ちの打ち込み具を2機並列させた場合よりも小さな間隔で2本の打ち込み具を同時に打ち込むことができた。
In general, a hand-held driving tool used in a construction site of a house has a structure in which a single driver for driving a driving tool is attached to a piston that reciprocates using compressed air as a driving source. Only one driving tool is driven by the driving operation.
On the other hand, depending on the object to be driven, it may be possible to speed up the operation by driving a plurality of driving tools at a time. For example, when a large number of driving tools are driven at regular intervals, the working time can be greatly reduced if a plurality of driving tools can be driven by a single driving operation.
Conventionally, a driving tool (two simultaneous driving tools) for simultaneously driving two driving tools in a single driving operation is disclosed in the following patent document. In this conventional driving tool, two cylinders are arranged in parallel in a single housing, each piston is accommodated in each cylinder, and two sets are arranged at the lower part of the housing corresponding to the impact driver attached to each piston. It was provided with a configuration in which the driving passages were arranged in parallel. Moreover, it was the structure which arranged the driving tool feeder in parallel corresponding to each of two sets of driving paths. According to such a conventional driving tool, two driving tools can be simultaneously driven at a smaller interval than when two normal single driving tools are arranged in parallel.
しかしながら、従来の2本同時打ち込み工具によれば、ハウジングは単一であるものの、その内部には2つのシリンダを並列配置し、それぞれにピストンを内装し、かつ両ピストンにそれぞれ1本ずつ打撃ドライバを取り付けるとともに、打ち込み通路及びこれに打ち込み具を供給するマガジンについてもそれぞれ二組備えた構成としたもので、構成の簡略化及び低コスト化の観点から改良を施す必要があった。
そこで、本発明は、構成及びコストの観点から従来よりも有利な2本同時打ち込み工具を提供することを目的とする。
However, according to the conventional two-piece simultaneous driving tool, although the housing is single, two cylinders are arranged in parallel inside, the pistons are housed in each, and one impact driver is provided for each of the pistons. In addition, the driving path and the magazine for supplying driving tools to the driving path are each provided with two sets, and it is necessary to make improvements from the viewpoint of simplification of the configuration and cost reduction.
Therefore, an object of the present invention is to provide a two-piece driving tool that is more advantageous than the conventional one in terms of configuration and cost.
このため、本発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載した構成の打ち込み工具とした。
請求項1記載の打ち込み工具によれば、単一のシリンダ内に単一のピストンを備えることから、複数のシリンダのそれぞれにピストンを備える従来構成に比して構造の簡略化及び低コスト化を図ることができる。
請求項2記載の打ち込み工具によれば、例えば多数の打ち込み具を一定間隔で並列状態に結合してなる連結打ち込み具の送りピッチを適切に設定することにより、当該単一の連結打ち込み具によって複数の打ち込み具を打ち込み通路部に一度に供給することが可能になる。複数の打撃ドライバが打ち込み具送り方向に沿って並列配置されていることにより、送り方向に並列配置された複数の打ち込み具を一度に打撃して打ち出すことができる。このように、複数の打撃ドライバを打ち込み具供給方向に沿って並列配置した構成とすることにより打ち込み具供給装置を単一化しやすくなり、これにより構成の簡略化及び低コスト化を一層図ることが可能になる。
請求項3記載の打ち込み工具によれば、ピストンの単一化に加えて打ち込み具供給装置についても単一化できるので、構成の簡略化及び低コスト化を一層図ることができる。
請求項4記載の打ち込み工具によれば、打ち込み具打撃用のドライバのみを複数備えることにより構成の簡略化及び低コスト化を図りつつ、複数の打ち込み具を一定の間隔で一度に打ち込むことができるようになる。
For this reason, this invention was set as the driving tool of the structure described in each claim of a claim.
According to the driving tool of the first aspect, since a single piston is provided in a single cylinder, the structure can be simplified and the cost can be reduced as compared with the conventional configuration in which a piston is provided in each of a plurality of cylinders. You can plan.
According to the driving tool of
According to the driving tool of the third aspect, since the driving tool supply device can be united in addition to the unitization of the piston, the configuration can be further simplified and the cost can be further reduced.
According to the driving tool according to claim 4, it is possible to drive a plurality of driving tools at a fixed interval at a time while simplifying the configuration and reducing the cost by providing a plurality of drivers for driving the driving tool. It becomes like this.
次に、本発明の実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。本実施形態では打ち込み工具1として、圧縮エア駆動式の釘打ち機が例示されている。この打ち込み工具1は、2本の打ち込み具n,nを一度に打ち込むことができる2本同時打ち込み工具である。図1に示すようにこの打ち込み工具1は、本体部20と、打ち込み部30と、ハンドル部40と、打ち込み具供給装置50を備えている。
本体部20は、本体ケース21の内部に1つの円筒形のシリンダ22を備えている。このシリンダ22の内部には、1つのピストン23が上下に往復動可能に内装されている。シリンダ22の上部にはヘッドバルブ24が配置されている。このヘッドバルブ24は、ピストン23で区画されるシリンダ上室22aに対して圧縮エアを給排気する機能を有している。ヘッドバルブ24は、ハンドル部40の基部に設けたトリガバルブ41のオンオフ操作によって上下に開閉される。トリガバルブ41は、使用者によるスイッチレバー42の引き操作によってオン操作される。
ハンドル部40の内部には蓄圧室40aが設けられている。この蓄圧室40aには、図示省略したエア源から供給された圧縮エアが蓄圧されている。この蓄圧室40aの圧縮エアがヘッドバルブ24の下面周縁部に常時作用している。また、ヘッドバルブ24は、その上面と本体ケース21の上部との間に介装した圧縮ばね25〜25によって閉じ側(図において下側)に付勢されている。
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the present embodiment, as the
The
A
トリガバルブ41がオフの状態では、蓄圧室40aの圧縮エアがヘッドバルブ24の上面側(上室)にも作用した状態となる。この状態では、ヘッドバルブ24は圧縮ばね25〜25の付勢力によって、シリンダ上室22aを蓄圧室40aに対して閉じた状態となる。ヘッドバルブ24によってシリンダ上室22aが閉じられた状態では、当該シリンダ上室22aが排気(大気開放)された状態となる。シリンダ上室22aが排気されることによりピストン23が上死点に戻される。
本体ケース21の上部には、衝撃吸収用の上死点ダンパ28が取り付けられている。この上死点ダンパ28にピストン23が当接することにより、当該ピストン23の上死点での衝撃が吸収される。
これに対して、本体ケース21の下部には、同じく衝撃吸収用の下死点ダンパ29が取り付けられている。この下死点ダンパ29にピストン23が当接することにより、当該ピストン23の下死点での衝撃が吸収される。
図示するようにスイッチレバー42が図において上側へ引き操作されるとトリガバルブ41がオンする。トリガバルブ41がオンすると、ヘッドバルブ24の上室側が大気開放される。ヘッドバルブ24の上室側が大気開放されると、当該ヘッドバルブ24がその下面周縁部に作用する蓄圧室40aの圧縮エアによって上動する。ヘッドバルブ24が上動すると、シリンダ上室22aが蓄圧室40aに対して開かれる。シリンダ上室22aが開かれると、蓄圧室40aの圧縮エアがシリンダ上室22aに流入してピストン23がその推力によって下動する。
ピストン23が下死点ダンパ29に当接して下死点に至ると、シリンダ上室22aの圧縮エアが逆止弁付きのエアポート22b〜22bを経てリターンエア室21a内に蓄圧される。
When the
A top
On the other hand, a bottom
As shown in the drawing, when the
When the
ピストン23には、2本の打撃ドライバ26,27が取り付けられている。この2本の打撃ドライバ26,27は、それぞれ1本の打ち込み具nの頭部を打撃するもので、相互に同じ長さと太さ(径)を有している。この2本の打撃ドライバ26,27は、ピストン23の下面から下方へ向かって相互に平行な状態で延びている。この2本の打撃ドライバ26,27は、ピストン23の下面中心に対して相互に同じ距離だけ外周側へ変位した位置にねじ結合されている。以下、図1において左側の打撃ドライバ26を第1ドライバ26と言い、右側の打撃ドライバ27を第2ドライバと称して適宜区別する。両打撃ドライバ26,27の先端側は、それぞれ下死点ダンパ29の内周側を経て打ち込み部30に至っている。打ち込み部30は、本体部20の下部から下方(打ち込み具nの打ち込み方向)へ延びる状態に設けられている。
この打ち込み部30には、2本の打撃ドライバ26,27に対応して2つの打ち込み通路31,32が設けられている。この2つの打ち込み通路31,32は、打ち込み具送り方向(図1において左方向)に沿って並列に配置されている。これに合わせて、2本の打撃ドライバ26,27も打ち込み具送り方向に沿って並列配置されている。以下、第1ドライバ26が挿通される打ち込み通路31を第1打ち込み通路31と称し、第2ドライバ27が挿通される打ち込み通路32を第2打ち込み通路32と称して適宜区別する。この両打撃ドライバ26,27は、ピストン23と一体で上下動して、それぞれに対応した打ち込み通路31,32内を上下動(進退)する。両打撃ドライバ26,27がそれぞれ打ち込み通路31,32内を下動する途中で打ち込み具nが打撃される。両打ち込み通路31,32には、打ち込み具供給装置50によってそれぞれ1本の打ち込み具nが一度に供給される。
打ち込み具供給装置50は、多数の打ち込み具n〜nを2本の結合ワイヤj,jを介して相互に一定の間隔をおいて並列状態に結合してなる連結打ち込み具Nを巻き回状態で収容するマガジン51と、このマガジン51から繰り出された連結打ち込み具Nを一定のピッチで打ち込み部30側に送る送り部52を備えている。図1では、マガジン51の繰り出し側の端部のみが示されている。マガジン51の繰り出し側端部に送り部52が連続した状態で結合されている。
Two
The driving
The driving
送り部52が打ち込み部30の側部に結合されている。送り部52は、本体部20における1回の打ち込み動作に連動して2本の打ち込み具n,nを打ち込み通路31,32内に供給するように作動する。第1打ち込み通路31と第2打ち込み通路32は、通路結合部33を経て相互に繋がっている。通路結合部33は、1本の打ち込み具nを第2打ち込み通路32から第1打ち込み通路31内へ通過させるに足るスペースで形成されている。この通路結合部33を経て1本の打ち込み具nが第2打ち込み通路32を通過して第1打ち込み通路31内に供給される。
打ち込み部30に対する送り部52の動作状態が図2以下に示されている。図2は、第1及び第2打ち込み通路31,32内にそれぞれ1本の打ち込み具nが供給された状態であって、図1に示す本体部20の初期状態(待機状態)に対応する状態を示している。
この送り部52は、打ち込み部30に一体に設けられたベース部53と、ベース部53に打ち込み具送り方向に進退可能かつ上下に傾動可能に支持された打ち込み具送り爪54と、ベース部53に対して開閉可能に支持された蓋部55を備えている。ベース部53と蓋部55との間に、連結打ち込み具Nを案内する送り通路60が形成されている。
ベース部53は、打ち込み部30の側部から側方へ張り出す状態で一体に設けられている。このベース部53の張り出し先端側にマガジン51の繰り出し側端部が結合されている。連結打ち込み具Nは、このベース部53に沿って繰り出されて、打ち込み部30に向かって送られる。連結打ち込み具Nは、上記打ち込み具送り爪54によって打ち込み部30側に送られる。
この打ち込み具送り爪54は、アクチュエータ56のロッド56aの先端に取り付けられている。アクチュエータ56は、ベース部53の図示下面に取り付けられている。このアクチュエータ56は、本体部20のリターンエア室21a内に蓄圧された圧縮エアを駆動源として作動する。このアクチュエータ56は、リターンエア室21a内に蓄圧された圧縮エアがポート21b及び通気管2を経て供給されることによってロッド56aを引き込む方向に作動し、リターンエア室21a内の圧縮エアが減圧されると内装した圧縮ばねによってロッド56aを突き出す方向に作動する。ロッド56aが突き出されることによって、連結打ち込み具Nが送り爪54によって打ち込み通路31,32側へ1ピッチ送り出される。このアクチュエータ56は、打ち込み具2本分の送りピッチに相当する大きなストローク(1ピッチ)で作動する。
A
The operation state of the feeding
The
The
The driving
打ち込み具送り爪54は、アクチュエータ56のロッド56aの先端に支軸56bを介して図示上下に回動可能な状態で支持されている。打ち込み具送り爪54は、ロッド56aとの間に介装した圧縮ばね57によって図示時計回り方向に回動する方向(その先端部を上側へ変位させる方向)に付勢されている。
打ち込み具送り爪54の先端部には、送り方向前側の第1係合爪部54bと送り方向後ろ側の第2係合爪部54cが設けられている。図示するように前側の第1係合爪部54bと後ろ側の第2係合爪部54cとの間には、打ち込み具nの軸部njの1本分の太さに相当する幅の隙間(凹部54d)が設けられている。
ベース部53には窓部53bが設けられている。支軸56bを中心にして打ち込み具送り爪54が上下に傾動することにより、当該打ち込み具送り爪54の各爪部54b,54cがこの窓部53bを経て送り通路60内に進入し、逆に退避する。
図1に示すように送り方向前側の第1係合爪部54bは、打ち込み方向(図1において上下方向)に適宜間隔をおいて4列設けられている。また、送り方向後ろ側の第2係合爪部54cは、同じく打ち込み方向に適宜間隔をおいて3列設けられている。これにより図示するように軸部njが長い打ち込み具nを傾かせることなく平行に送ることができるようになっている。図示するよりも短い打ち込み具の場合には、上段側3列の係合爪部54b〜54b,54c,54cが用いられる。各打ち込み具nは、その頭部nh(上端部)をベース部53に設けた案内溝53aに沿って変位させつつ送り方向に変位する。
送り方向前側の第1係合爪部54b〜54bは、送り方向前後に隣接する2本の打ち込み具n,n間にほぼ隙間なく進入する長さで送り方向に長く形成されている。打ち込み具送り爪54の送り方向前側(各図において左方)への移動により、送り方向前後に隣接する2本の打ち込み具n,nが第1及び第2係合爪部54b,54cのそれぞれによって後ろ側から押されることにより、当該連結打ち込み具Nが打ち込み具2本分に相当する間隔(1ピッチ)だけ打ち込み部30側に送られる。
The driving
The front end portion of the driving
The
As shown in FIG. 1, four rows of first
The first
蓋部55は、支軸58を介して打ち込み部30に対して回動可能に支持されている。この蓋部55には、連結打ち込み具Nの逆流を規制するための逆止爪61が設けられている。この逆止爪61は、支軸62を介して上下に傾動可能な状態で蓋部55に支持されている。この逆止爪61は、蓋部55との間に介装した圧縮ばね63によってその先端部を送り通路60内に進入させる方向(図2において反時計回り方向)に付勢されている。
逆止爪61の先端部には、規制部61aが設けられている。規制部61aの前面は、打ち込み具送り方向に対して直交する向きに設けられている。規制部61aの後面は、打ち込み具送り方向に対して傾斜する向きに設けられている。このため、蓋部55が送り通路60に対して閉じられた状態では、逆止爪61の規制部61aが送り通路60内に進入し、これにより規制部61aの前面が打ち込み具nの後ろ側に位置して連結打ち込み具Nの反送り方向への変位が規制された状態となる。逆に、連結打ち込み具Nの送り方向への移動に対しては、規制部61aの後面の傾斜作用により当該逆止爪61を圧縮ばね63の付勢力に抗して上方へ傾動(退避)させつつ連結打ち込み具Nの送り方向への変位が許容されるようになっている。
支軸58を中心にして蓋部55を上方へ回動させれば送り通路60を開くことができる。送り通路60を開くことにより、連結打ち込み具Nを反送り方向へ変位させることができ、これにより当該連結打ち込み具Nを送り部52から外すことができる。
The
A restricting
The
打ち込み部30の先端には、第1及び第2打ち込み通路31,32の先端である射出口31a,32aが設けられている。第1打ち込み通路31の第1射出口31aの周囲には、コンタクトレバー34の先端部が配置されている。このコンタクトレバー34は、本体部20における打ち込み動作を開始するためのスイッチの機能を果たすもので、打ち込み部30に沿って上下に変位可能に支持されている。このコンタクトレバー34の上端部34aは、スイッチレバー42の支軸42a付近に至っている。スイッチレバー42の背面側(上面側)には、アイドラ43が支軸43aを中心にして上下に傾動可能に設けられている。このアイドラ43の傾動先端側に対してコンタクトレバー34の上端部34aが下方から突き当てられている。
当該打ち込み工具1の押し下げ操作に伴う両射出口31a,32aの打ち込み材(図示省略)への押し付け操作によりこのコンタクトレバー34が相対的に上動操作されると、その上端部34aが一体で上方へ変位する。図1に示すようにスイッチレバー42が引き操作された状態で、コンタクトレバー34の上端部34aが上方へ変位すると、アイドラ43が上方へ押されてトリガバルブ41のステム41aが上方へ十分なストロークだけ押し込まれるため、当該トリガバルブ41がオンして本体部20が起動する(打ち込み動作が開始される)。
スイッチレバー42が引き操作されても、コンタクトレバー34の上動操作がなされない状態ではその上端部34aが上動しないためアイドラ43が上方へ押されず、その結果ステム41aのストロークが不足するためトリガバルブ41はオンしない。トリガバルブ41がオンしないため、スイッチレバー42を引き操作した状態であっても本体部20での打ち込み動作はなされない。
At the leading end of the driving
When the
Even if the
以上のように構成した本実施形態の打ち込み工具1によれば、本体部20においてピストン23が上死点に戻された初期状態では、図2に示すように第1及び第2打ち込み通路31,32にそれぞれ1本ずつ打ち込み具n,nが供給された状態となっている。以下、第1打ち込み通路31内に供給された打ち込み具nを1番釘n1といい、第2打ち込み通路32内に供給された打ち込み具nを2番釘n2といい、以下供給方向後ろ側へ順に3番釘n3、4番釘n4、…と称して連結打ち込み具Nの各打ち込み具nを必要に応じて区別する。
1番釘n1と2番釘n2が供給された打ち込み待機状態では、送り爪54が前進端に位置してその第1係合爪54bが第2打ち込み通路32内の2番釘n2と後ろ側の3番釘n3との間に進入した状態となっている。また、3番釘n3が第1係合爪54bと第2係合爪54cとの間の凹部54d内に進入した状態となっている。さらに、3番釘n3の後ろ側には逆止爪61の先端部が位置して連結打ち込み具Nの反送り方向への位置ずれが規制されている。
スイッチレバー42が引き操作され、かつコンタクトレバー34が上動操作されると、本体部20ではシリンダ上室22aに圧縮エアが供給されてピストン23が下動して打ち込み動作が開始される。ピストン23が下動すると、これと一体で第1及び第2ドライバ26,27がそれぞれ打ち込み通路31,32内を下動する。図3に示すように第1ドライバ26が第1打ち込み通路31内を下動することによって1番釘n1が打撃され、第2ドライバ27が第2打ち込み通路32内を下動することによって2番釘n2が打撃される。第1及び第2ドライバ26,27によって同時に打撃された1番釘n1と2番釘n2が、それぞれ射出口31a,32aから同時に打ち出されて打ち込み材に打ち込まれる。
ピストン23が下死点に至って2本の打ち込み具n1,n2の打ち込みが完了すると、シリンダ上室22aの圧縮エアがエアポート22b〜22bを経てリターンエア室21a内に蓄圧される。リターンエア室21a内に蓄圧された圧縮エアがポート21b及び通気管2を経てアクチュエータ56に供給される。
According to the
In the driving standby state in which the first nail n1 and the second nail n2 are supplied, the
When the
When the
アクチュエータ56に圧縮エアが供給されると(ピストン23が下死点に至ると)、当該アクチュエータ56が引き込み側に作動するため、図4に示すように送り爪54が後退し始める。この時、逆止爪61によって連結打ち込み具Nの後退が規制されているため、送り爪54は連結打ち込み具Nに対して供給方向後ろ側へ変位する。また、送り爪54の両係合爪部54b,54cの後部は、各打ち込み具nに対して係合しないよう傾斜面に形成されているため、当該送り爪54は図示するように両係合爪部54b,54cを送り通路60から退出させる方向(支軸56bを中心にして反時計回り方向)に傾動しつつスムーズに後退し始める。
図5及び図6に示すようにアクチュエータ56の引き込み側の作動によって送り爪54が連結打ち込み具Nに対して打ち込み具2本分に相当する距離だけ後退する。図5は、第1係合爪部54bが3番釘n3を乗り越える段階を示し、図6は第1係合爪部54bが4番釘n4を乗り越える段階を示している。アクチュエータ56の引き込み側への1ストロークによって送り爪54の第1係合爪部54bが、2本の打ち込み具n,n(3番釘n3と4番釘n4)を後ろ側へ乗り越える。
図7に示すようにアクチュエータ56が圧縮エアによって引き込み側のストローク端まで作動すると、送り爪54が圧縮ばね57によって両係合爪部54b,54cを送り通路60内に進入させる方向に戻される。この段階で、第1係合爪部54bが4番釘n4と5番釘n5との間に進入し、第2係合爪部54cが5番釘n5の後ろ側へ進入した状態となる。
When compressed air is supplied to the actuator 56 (when the
As shown in FIGS. 5 and 6, the operation of the
As shown in FIG. 7, when the
こうして送り爪54が3番釘n3と4番釘n4の後ろ側まで移動する動作が、ピストン23が下死点に至った後リターンエア室21aの昇圧によって瞬時になされる。
その後、スイッチレバー42の引き操作を解除し、若しくはコンタクトレバー34の上動操作を解除すると、トリガバルブ41がオフする。トリガバルブ41がオフすると、ヘッドバルブ24の上室側に圧縮エアが供給されるため、当該ヘッドバルブ24が下動してシリンダ上室22aが蓄圧室40aに対して閉じられる。シリンダ上室22aがヘッドバルブ24によって閉じられると、蓄圧室40aからの圧縮エアの供給が遮断されるとともに、シリンダ上室22aが大気開放される。シリンダ上室22aが大気開放されると、ピストン23は、シリンダ22のリターンポート22c〜22cを経て当該ピストン23の下面側に作用するリターンエア室21aの圧縮エアによって上動する。
リターンエア室21aの圧縮エアによってピストン23が上死点まで戻される間に当該リターンエア室21aの圧縮エアが消費されて減圧され、またダンパ29の内周側及び打ち込み通路31,32を経て大気開放されることにより、最終的にアクチュエータ56に対する圧縮エアの供給が停止される。圧縮エアの供給が停止されると、アクチュエータ56は内装した圧縮ばねによってロッド突き出し側に作動する。アクチュエータ56がロッド突き出し側へ作動することにより送り爪54が打ち込み部30側へ1ピッチだけ前進し、これにより連結打ち込み具Nが打ち込み部30へ移動する。送り爪54が、打ち込み具2本分に相当する1ピッチだけ前進すると、3番釘n3が第2打ち込み通路32及び通路結合部33を経て第1打ち込み通路31内に移動し、4番釘n4が第2打ち込み通路32内に移動する。こうして第1打ち込み通路31に3番釘n3が新たに供給され、第2打ち込み通路32に4番釘n4が新たに供給された状態が図8に示されている。
連結打ち込み具Nが送り爪54の両係合爪部54b,54cに押されて打ち込み部30側へ移動する段階では、逆止爪61の規制部61aはその後面傾斜作用により各打ち込み具nに対して係合されない。このため、連結打ち込み具Nの打ち込み部30側への移動がアクチュエータ56のばね力によってスムーズになされる。
Thus, the movement of the
Thereafter, when the pulling operation of the
While the
At the stage where the connecting driving tool N is pushed by the two
以上説明したように本実施形態に係る打ち込み工具1によれば、単一のシリンダ22内に単一のピストン23を備えることから、複数のシリンダのそれぞれにピストンを備える従来構成に比して構造の簡略化及び低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態の打ち込み工具1によれば、単一のピストン23に備えた第1及び第2ドライバ26,27によって2本の打ち込み具n,nを同時に打ち込むことができるとともに、当該打ち込み動作に連動して2本の打ち込み具n,nを打ち込み部30に一度に供給することができる。2本の打撃ドライバ26,27を打ち込み具送り方向に沿って並列配置した構成であるので、単一の打ち込み具供給装置50によって2本の打ち込み具n,nを一度に供給することができ、ひいては当該打ち込み具供給装置50を複雑化若しくはコストアップすることなくその機能(2本同時供給)を発揮させることができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、単一のピストンに2本の打撃ドライバを備える構成を例示したが、3本以上の打撃ドライバを備える構成としてもよい。この場合、3本以上の打撃ドライバに対応して打ち込み通路が3つ以上設けられ、それぞれについて打ち込み具が1本ずつ一度に供給される構成とすればよい。この場合であっても3本以上の打撃ドライバを、打ち込み具供給方向に沿って並列配置することにより、打ち込み具供給装置を複雑化及びコストアップすることなく複数の打ち込み具をアクチュエータの1ピッチで供給する構成とすることができる。
また、打ち込み工具として圧縮エア駆動式の釘打ち機を例示したが、いわゆるタッカーに適用することができ、さらに、ガス燃焼機の打ち込み工具に適用できることは言うまでもない。
As described above, according to the
Further, according to the
Various modifications can be made to the embodiment described above. For example, although the structure provided with the two impact drivers in the single piston was illustrated, it is good also as a structure provided with the 3 or more impact drivers. In this case, three or more driving paths may be provided corresponding to three or more driving drivers, and a driving tool may be supplied one by one for each. Even in this case, by arranging three or more striking drivers in parallel along the driving tool supply direction, a plurality of driving tools can be arranged at one pitch of the actuator without complicating and increasing the cost of the driving tool supply device. It can be set as the structure supplied.
In addition, although a compressed air drive type nailing machine has been illustrated as the driving tool, it can be applied to a so-called tucker and, of course, can be applied to a driving tool for a gas combustion machine.
1…打ち込み工具(圧縮エア式釘打ち機)
2…通気管
N…連結打ち込み具、j…結合ワイヤ
n…打ち込み具(n1…1番釘、n2…2番釘、n3…3番釘、…)
nj…軸部、nh…頭部
20…本体部
21…本体ケース、21a…リターンエア室
22…シリンダ、22a…シリンダ上室、22b…エアポート
23…ピストン
24…ヘッドバルブ
25…圧縮ばね
26…第1ドライバ
27…第2ドライバ
28…上死点ダンパ
29…下死点ダンパ
30…打ち込み部
31…第1打ち込み通路、31a…射出口
32…第2打ち込み通路、32a…射出口
33…通路結合部
34…コンタクトレバー、34a…上端部
40…ハンドル部、40a…蓄圧室
41…トリガバルブ、41a…ステム
42…スイッチレバー、42a…支軸
43…アイドラ、43a…支軸
50…打ち込み具供給装置
51…マガジン
52…送り部
53…ベース部、53b…窓部
54…送り爪
54b…第1係合爪部、54c…第2係合爪部、54d…凹部
55…蓋部
56…アクチュエータ、56a…ロッド、56b…支軸
57…圧縮ばね
58…支軸
60…送り通路
61…逆止爪、61a…規制部
62…支軸
63…圧縮ばね
1 ... Driving tool (Compressed air nailing machine)
2 ... Ventilation tube N ... Connection driving tool, j ... Coupling wire n ... Driving tool (n1 ... 1st nail, n2 ... 2nd nail, n3 ... 3rd nail, ...)
nj ... shaft, nh ...
Claims (4)
A single piston that reciprocates in a single cylinder by a common drive source, a plurality of driving drivers for driving a plurality of driving tools attached to the piston, and a single driving passage through which the plurality of driving drivers are inserted And a driving tool supply device for supplying a plurality of driving tools to the driving passage section at a time corresponding to the plurality of driving drivers.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009040547A JP2010194644A (en) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | Driving tool |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009040547A JP2010194644A (en) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | Driving tool |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010194644A true JP2010194644A (en) | 2010-09-09 |
Family
ID=42819918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009040547A Pending JP2010194644A (en) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | Driving tool |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010194644A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105150175A (en) * | 2015-08-11 | 2015-12-16 | 李自明 | Steam-driven double-row nail gun |
-
2009
- 2009-02-24 JP JP2009040547A patent/JP2010194644A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105150175A (en) * | 2015-08-11 | 2015-12-16 | 李自明 | Steam-driven double-row nail gun |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4348995B2 (en) | Nail launch guide mechanism in nailing machine | |
JP4720656B2 (en) | Driving machine | |
JP2017131994A (en) | Driving machine | |
WO2013161909A1 (en) | Driving tool | |
JP5348456B2 (en) | Driving machine | |
JP4761257B2 (en) | Fastener driving machine | |
JP5748104B2 (en) | Driving machine | |
JP2010194644A (en) | Driving tool | |
JP2007167986A (en) | Hammering machine | |
JP5354839B2 (en) | Floor nailing machine | |
JP4525585B2 (en) | Nailing mechanism of floor nailing machine | |
JP2008213109A (en) | Driver | |
JP4214833B2 (en) | Nail driving guide mechanism in nailing machine | |
JP4481229B2 (en) | Fastener driving device | |
TWI672201B (en) | Driving machine | |
JP2009061555A (en) | Driving machine | |
JP5218330B2 (en) | Impact tool | |
JP5257588B2 (en) | Driving machine | |
JP4569521B2 (en) | Driving machine | |
JP3536711B2 (en) | Guide mechanism for connecting nails in a magazine for nailing machine | |
JP2010142918A (en) | Driving tool | |
JP6369231B2 (en) | Driving machine | |
JP4066158B2 (en) | Nailing machine driving guide mechanism | |
JP5142084B2 (en) | Driving machine | |
JP2008030166A (en) | Hand-held type driving tool |