JP2010191895A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機器の省電力モード時に記憶容量と電力との無駄を省きつつ、省電力モードからの復帰を高速に行う。
【解決手段】読み出し速度が異なる不揮発性の記憶領域を有し、読み出し速度が高速な記憶領域はデータを記憶するデータ記憶領域として確保され、読み出し速度が低速な記憶領域はプログラムを記憶するプログラム記憶領域として確保された記憶部と、通常時における第一電力状態よりも低消費電力の第二電力状態が選択された際に、前記プログラム記憶領域に記憶されている前記プログラムを前記データ記憶領域に移動させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種情報処理に際して処理すべきデータと処理プログラムとを記憶する記憶部を備えた各種の情報処理装置に関し、該情報処理装置の省電力モードでの動作改善に関する。
各種電子機器に対する省エネルギー化の要求は高まりつつある。ここで、省エネルギーの工業規格も定められており、このような工業規格に対応するために、電子機器内の稼動していないユニットへの電力供給を停止することで、通常動作時よりも消費電力を低減する省電力モードを採用する電子機器が一般的である。
ネットワークに接続された電子機器、例えば、スキャナ,複写機,プリンタ,ファクシミリ装置の機能を1台で備えた複合機(MFP:Multifunction Peripheral )では、操作パネルからのユーザからの指示、またはネットワークを介したコマンドの受信が所定の時間ないときに省電力モードに移行する。そして、ネットワークに接続された複合機は、操作パネルからのユーザからの指示、またはネットワークを介したコマンドの受信があると、省電力モードから通常モードに復帰する。
なお、近年の複合機は、処理する原稿画像の量が増したことによって、処理すべき画像データを格納するためにハードディスクドライブ(HDD)を装備している。また、複合機の処理する機能の量と質が増したことによって、大規模になった制御プログラムもこのHDDに格納される場合が多い。
ここで、省電力モードでは、操作部からの操作やネットワーク経由のコマンドの受付は可能な状態であるものの、その他の各部の動作をほぼ停止状態にして省電力を実現するようにしている。
なお、HDDに制御プログラムを格納した複合機が、省電力モードから通常モードに復帰する場合には、CPUによってHDDからRAMに制御プログラムがロードされて、RAM上で制御プログラムが実行される。そして、このとき、CPUの初期化、OSの実行、デバイスドライバのロード、周辺デバイスの初期化、アプリケーションプログラムの実行等が含まれる。このように制御プログラムが実行されて、システムの各部が立ち上がってから、複合機は通常の動作が可能となる。
ここで、省電力モードによって電力の供給が停止されたHDDはスリープ状態にある。このスリープ状態では、HDD内のディスク型記録媒体の回転は停止している。そこで、HDDを起動させてハードディスクへのデータの書き込みおよび読み出しが可能になるためには、HDDのスピンアップ時間を必要とする。ここで、スピンアップ時間とは、ハードディスク内部のディスク型記録媒体の回転数が安定するまでの時間であって、通常、十数秒程度が必要とされる。
そして、制御プログラムを格納したHDDをスリープ状態から起動させて、システムを立ち上げて複合機が機能可能になるまでには、制御プログラムのロードおよび実行といった立ち上げ処理にかかる実時間に、HDDのスピンアップ時間を加えなければならない。
このように、複合機を省電力モードから通常モードへ復帰させるには一定の時間が必要であり、ユーザの利便性を考えると、この省電力モードから通常モードへ復帰を高速に実現することが望まれていた。
この問題を回避する技術として、以下の特許文献1には、省電力モードに移行する際に、情報処理装置等のデバイスを制御する制御プログラムをHDD等の不揮発性記憶部からRAMなどの揮発性記憶部とにコピーし、並行して保存しておく。ここで、このRAMには省電力モード時も通電して記憶内容(制御プログラム)を保持おく。そして、省電力モードから通常電力モードに復帰する際には、RAMに保持された制御プログラムを読み出して、実行することで、HDDのスピンアップタイムによる遅れを生じさせずに、高速復帰させることとが提案されている。
特開2005−193652号公報(段落0157,0159,0169,0177等)
すなわち、以上の特許文献1記載の技術では、省電力モード時に、HDDとRAMとの両方に制御プログラムを保持しておく必要があって無駄である。さらに、省電力モードにもRAMには電力を供給して制御プログラムを保持しておく必要があり、省電力モード時であるにもかかわらず電力の無駄が生じている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、機器の省電力モード時に記憶容量と電力との無駄を省きつつ、省電力モードからの復帰を高速に行うことを可能にすることを目的とする。
課題を解決する本発明は、以下のように構成されたものである。
(1)請求項1記載の発明は、読み出し速度が異なる不揮発性の記憶領域を有し、読み出し速度が高速な記憶領域はデータを記憶するデータ記憶領域として確保され、読み出し速度が低速な記憶領域はプログラムを記憶するプログラム記憶領域として確保された記憶部と、通常時における第一電力状態よりも低消費電力の第二電力状態が選択された際に、前記プログラム記憶領域に記憶されている前記プログラムを前記データ記憶領域に移動させる制御部と、を備えたことを特徴とするデータ処理装置である。
(2)請求項2記載の発明は、データを記憶するデータ記憶領域とプログラムを記憶するプログラム記憶領域とが確保された不揮発性の第一記憶部と、不揮発性であって前記第一記憶部より高速な読み出し速度が可能な第二記憶部と、通常時における第一電力状態よりも低消費電力の第二電力状態が選択された際に、前記第一記憶部の前記プログラム記憶領域に記憶されている前記プログラムを、前記第二記憶部に移動させる制御部と、を備えたことを特徴とするデータ処理装置である。
(3)請求項3記載の発明は、読み出し速度が異なる不揮発性の記憶領域を有し、読み出し速度が高速な記憶領域はデータを記憶するデータ記憶領域として確保され、読み出し速度が低速な記憶領域はプログラムを記憶するプログラム記憶領域として確保された第一記憶部と、不揮発性であって前記データ記憶領域より高速な読み出し速度が可能な第二記憶部と、通常時における第一電力状態よりも低消費電力の第二電力状態が選択された際には前記プログラム記憶領域に記憶されている前記プログラムを前記データ記憶領域に移動させ、前記第二電力状態よりも低消費電力の第三電力状態が選択された際には前記第一記憶部に記憶されている前記プログラムを、前記第二記憶部に移動させる制御部と、を備えたことを特徴とするデータ処理装置である。
(4)請求項4記載の発明は、前記第一記憶部はディスク型記録媒体を備えた記憶部である、ことを特徴とする請求項2または3に記載のデータ処理装置である。
(5)請求項5記載の発明は、前記第一記憶部と前記第二記憶部とは、読み出し速度の異なる半導体記憶部である、ことを特徴とする請求項2または3に記載のデータ処理装置である。
(6)請求項6記載の発明は、前記第一記憶部がディスク型記録媒体を備えた記憶部であり、前記第二記憶部が半導体記憶部である、ことを特徴とする請求項2または3に記載のデータ処理装置である。
(7)請求項7記載の発明は、前記第一電力状態では前記第一記憶部がアクティブ状態である、ことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか一項に記載のデータ処理装置である。
(8)請求項8記載の発明は、前記第一電力状態では前記第一記憶部がアクティブ状態であり、前記第二電力状態では前記第一記憶部がアクティブアイドル状態である、ことを特徴とする請求項2または3に記載のデータ処理装置である。
(9)請求項9記載の発明は、前記第一記憶部はディスク型記録媒体を備えた記憶部であり、前記第二電力状態では前記ディスク型記録媒体の回転が停止状態に制御される、ことを特徴とする請求項2または3に記載のデータ処理装置である。
(10)請求項10記載の発明は、前記第一記憶部はディスク型記録媒体を備えた記憶部であり、前記第三電力状態では前記ディスク型記録媒体の回転が停止状態に制御される、ことを特徴とする請求項3に記載のデータ処理装置である。
(11)請求項11記載の発明は、前記第一記憶部は、ディスク型記録媒体と、該ディスク型記録媒体に対してシークもしくはリードまたはライトを行うヘッドとを備えた記憶部であり、前記第二電力状態では前記ディスク型記録媒体が回転状態であるものの、前記ヘッドがシークもしくはリードまたはライトのいずれも実行していない状態である、ことを特徴とする請求項2または3に記載のデータ処理装置である。
(12)請求項12記載の発明は、前記制御部は、装置の動作を監視しており、所定時間の間に起動イベントを検知しない場合に、前記第一電力状態から前記第二電力状態に変更する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載のデータ処理装置である。
(13)請求項13記載の発明は、前記制御部は、装置の動作を監視しており、所定時間の間に起動イベントを検知しない場合に、前記第一電力状態から前記第二電力状態または前記第三電力状態に変更するか、あるいは、前記第二電力状態から前記第三電力状態に変更する、ことを特徴とする請求項3,10のいずれか一項に記載のデータ処理装置である。
(14)請求項14記載の発明は、前記第一記憶部は、ディスク型記録媒体と、該ディスク型記録媒体に対してシークもしくはリードまたはライトを行うヘッドとを備えた記憶部であり、シークもしくはリードまたはライトのいずれかを実行しているアクティブ状態、前記ディスク型記録媒体は回転しており前記ヘッドがディスク型記録媒体のインナーの位置にロードされているアクティブアイドル状態、前記ディスク型記録媒体は回転しており前記ヘッドが所定の待避位置に退避されているローパワーアイドル状態、前記ディスク型記録媒体は回転しておらずコマンド受け付け可能なスタンバイ状態、前記ディスク型記録媒体は回転しておらずコマンドを受け付けないスリープ状態、の各状態の順に低消費電力状態になり、前記制御部からのコマンドに応じて各状態に遷移する、ことを特徴とする請求項2−11,13のいずれか一項に記載のデータ処理装置である。
本発明によれば、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明では、記憶部は読み出し速度が異なる不揮発性の記憶領域(読み出し速度が高速なデータ記憶領域と読み出し速度が低速なプログラム記憶領域)を有しており、通常時の第一電力状態よりも低消費電力の第二電力状態が選択されると、制御部が、プログラム記憶領域に記憶されているプログラムをデータ記憶領域に移動させる。
これにより、第二電力状態から第一電力状態に復帰する際には、読み出し速度が高速なデータ記憶領域からプログラムを読み出すことができ、復帰を高速に実現できる。
また、省電力モード時には使用されないデータ記憶領域にプログラムを移動させるため、記憶部の記憶容量が無駄に使用されることはない。また、記憶部は不揮発性であるため、省電力モード時に無駄な電力が用いられることがない。この結果、機器の省電力モード時に記憶容量と電力との無駄を省きつつ、省電力モードからの復帰を高速に行うことが可能になる。
(2)請求項2記載の発明では、データを記憶するデータ記憶領域とプログラムを記憶するプログラム記憶領域とが確保された不揮発性の第一記憶部と、不揮発性であって第一記憶部より高速な読み出し速度が可能な第二記憶部とを有しており、通常時の第一電力状態よりも低消費電力の第二電力状態が選択されると、制御部が、第一記憶部のプログラム記憶領域に記憶されているプログラムを、第二記憶部に移動させる。
これにより、第二電力状態から第一電力状態に復帰する際には、読み出し速度が高速な第二記憶部からプログラムを読み出すことができ、復帰を高速に実現できる。
また、省電力モード時には第一記憶部から第二記憶部にプログラムを移動させるため、記憶部の記憶容量が無駄に使用されることはない。また、第二記憶部は不揮発性であるため、省電力モード時に無駄な電力が用いられることがない。この結果、機器の省電力モード時に記憶容量と電力との無駄を省きつつ、省電力モードからの復帰を高速に行うことが可能になる。
(3)請求項3記載の発明では、読み出し速度が異なる不揮発性の記憶領域(読み出し速度が高速なデータ記憶領域と読み出し速度が低速なプログラム記憶領域)を有する第一記憶部と、不揮発性であってデータ記憶領域より高速な読み出し速度が可能な第二記憶部と、を有しており、制御部は、通常時の第一電力状態よりも低消費電力の第二電力状態が選択されるとプログラム記憶領域に記憶されているプログラムをデータ記憶領域に移動させ、第二電力状態よりも低消費電力の第三電力状態が選択されると第一記憶部に記憶されているプログラムを第二記憶部に移動させる。
これにより、第二電力状態から第一電力状態に復帰する際には、読み出し速度が高速なデータ記憶領域からプログラムを読み出すことができ、復帰を高速に実現できる。また、第三電力状態から第一電力状態に復帰する際には、読み出し速度が高速な第二記憶部からプログラムを読み出すことができ、復帰を高速に実現できる。
また、第二電力状態の省電力モード時には使用されないデータ記憶領域にプログラムを移動させるため記憶部の記憶容量が無駄に使用されることはなく、データ記憶領域は不揮発性であるため省電力モード時に無駄な電力が用いられることがない。また、第三電力状態の省電力モード時には第一記憶部から第二記憶部にプログラムを移動させるため記憶部の記憶容量が無駄に使用されることはなく、第二記憶部は不揮発性であるため省電力モード時に無駄な電力が用いられることがない。
この結果、機器の省電力モード時に記憶容量と電力との無駄を省きつつ、省電力モードからの復帰を高速に行うことが可能になる。
(4)請求項4記載の発明では、上記請求項2または3の発明において、第一記憶部はディスク型記録媒体を備えたHDDなどの記憶部が好適である。
(5)請求項5記載の発明では、上記請求項2または3の発明において、第一記憶部と第二記憶部とは、読み出し速度の異なる半導体記憶部を用いることが好適である。
(6)請求項6記載の発明では、上記請求項2または3の発明において、第一記憶部がディスク型記録媒体を備えたHDDなどの記憶部であり、第二記憶部が半導体記憶部とすることが好適である。
(7)請求項7記載の発明では、上記請求項2−6の発明において、第一電力状態では第一記憶部がアクティブ状態であることが好適である。
(8)請求項8記載の発明では、上記請求項2または3の発明において、第一電力状態では第一記憶部がアクティブ状態であり、第二電力状態では第一記憶部がアクティブアイドル状態であることが省電力モードで好適である。
(9)請求項9記載の発明では、上記請求項2または3の発明において、第一記憶部はディスク型記録媒体を備えたHDDなどの記憶部であり、第二電力状態ではディスク型記録媒体の回転が停止状態に制御されることが省電力モードで好適である。
(10)請求項10記載の発明では、上記請求項3の発明において、第一記憶部はディスク型記録媒体を備えたHDDなどの記憶部であり、第三電力状態ではディスク型記録媒体の回転が停止状態に制御されていることが省電力モードで好適である。
(11)請求項11記載の発明では、上記請求項2または3の発明において、第一記憶部は、ディスク型記録媒体と、該ディスク型記録媒体に対してシークもしくはリードまたはライトを行うヘッドとを備えたHDDなどの記憶部であり、第二電力状態ではディスク型記録媒体が回転状態であるものの、ヘッドがシークもしくはリードまたはライトのいずれも実行していない状態とすることが省電力モードで好適である。
(12)請求項12記載の発明では、上記請求項1−11の発明において、制御部は装置の動作を監視しており、所定時間の間に起動イベントを検知しない場合に、第一電力状態から第二電力状態に変更する、ことが省電力モードで好適である。
(13)請求項13記載の発明では、上記請求項3,10の発明において、制御部は装置の動作を監視しており、所定時間の間に起動イベントを検知しない場合に、第一電力状態から第二電力状態または第三電力状態に変更するか、あるいは、第二電力状態から第三電力状態に変更する、ことが省電力モードで好適である。
(14)請求項14記載の発明では、上記請求項2−11,13の発明において、第一記憶部は、ディスク型記録媒体と、該ディスク型記録媒体に対してシークもしくはリードまたはライトを行うヘッドとを備えたHDDなどの記憶部であり、シークもしくはリードまたはライトのいずれかを実行しているアクティブ状態、ディスク型記録媒体は回転しておりヘッドがディスク型記録媒体のインナーの位置にロードされているアクティブアイドル状態、ディスク型記録媒体は回転しておりヘッドが所定の待避位置に退避されているローパワーアイドル状態、ディスク型記録媒体は回転しておらずコマンド受け付け可能なスタンバイ状態、ディスク型記録媒体は回転しておらずコマンドを受け付けないスリープ状態、の各状態の順に低消費電力状態になり、制御部からのコマンドに応じて各状態に遷移することが、効率的な省電力モードを実現するのに好適である。
本発明の実施形態の情報処理装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の情報処理装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の情報処理装置を実施するための形態(実施形態)を詳細に説明する。
なお、この明細書において、高速/低速と言った場合には、複数の状態を相対的に比較した場合の状態を述べたものであり、絶対的な速度を意味するものではない。
〔情報処理装置100の構成〕
ここで、第一実施形態の情報処理装置100の構成を、図1(ブロック図)に基づいて詳細に説明する。
なお、この実施形態の情報処理装置100としては、各種の情報処理装置に適用が可能であるが、ここでは、ネットワークに接続された、スキャナ,複写機,プリンタ,ファクシミリ装置の機能を備えた複合機(MFP)を具体例にして説明を続ける。
また、情報処理装置100として既知であって、本実施形態の特徴的な動作や制御に直接に関係しない一般的な部分についての説明は省略してある。
本実施形態の情報処理装置100は、各部を制御する制御部としてのCPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)110、ネットワークコントローラ120、BIOSROM(Basic Input Output System Read Only Memory)130、画像入力部140、画像処理部145、画像出力部150、電力制御部160、I/O制御部170、およびHDD(Hard Disk Drive)180から構成される。
ここで、情報処理装置を構成するCPU101、RAM110、ネットワークコントローラ120、BIOSROM130、画像入力部140、画像処理部145、画像出力部150、電力制御部160、I/O制御部170、のそれぞれはシステムバス103を介して相互に接続されている。
CPU101は、インストールされているOS(Operating System)またはファームウェア等に基づいて、情報処理装置100の制御プログラムに従って、情報処理装置100を構成する各部を制御して、各種の演算処理を行うことによって、情報処理装置を統括的に制御する。
RAM110は、CPU101の作業用領域(メインメモリ)として使用される揮発性のメモリである。例えばHDD180等に記憶されたOSや制御プログラム、処理データ等を一時的に記憶するメモリである。
ネットワークコントローラ120は、システムバス103に接続される各部CPU101、RAM110、ネットワークコントローラ120、BIOSROM130、画像入力部140、画像処理部145、画像出力部150、電力制御部160、I/O制御部170間でのデータの送受信を制御して、バスブリッジとして機能する。
BIOSROM130は、BIOS(Basic Input Output System)を記憶する読み出し専用のメモリである。ここで、BIOSは、CPU101の基本動作を制御するためのプログラム(ファームウェア)である。また、BIOSは、CPU101に起動イベントが発生したときに、最初に実行され、各コンポーネントを初期化するためのPOST(Power On Self Test)処理を実行するものである。
画像入力部140は、原稿から画像を読み取って画像データを入力するスキャナなどの画像入力手段である。原稿から画像を読み取って画像データを取得する画像入力部140は、走査光源部、走査ミラー部、結像レンズ、CCDイメージセンサから構成される。
この画像入力部140としては、情報処理装置100が上述した複合機である場合には、一例として以下のように、光源からの光を原稿に走査しつつ照射して、その反射光を読み取って画像データを生成するスキャナとして構成されるものである。
走査光源部は、光源140a、第1ミラー140bから構成される。光源140aは、原稿に光を照射する。第1ミラー140bは、原稿からの反射光を受光して、走査ミラー部に反射する。走査ミラー部は、第2ミラー140c、第3ミラー140dから構成される。第2ミラー140cは走査光源部からの反射光を受光して第3ミラー140dに反射する。第3ミラー140dは第2ミラー140cからの反射光を受光して結像レンズ140eに反射する。結像レンズ140eは、走査ミラー部からの反射光を受光してCCDイメージセンサ140fの受光面に結像する。
CCDイメージセンサ140fは、固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)から構成される。CCDイメージセンサ140fは、結像レンズ140eによって結像された光量の大小を光量信号として読み取る。固体撮像素子による光電変換によって光量信号は電気信号に変換されて出力される。なお、この画像入力部140は、走査光源部を移動させてプラテンガラス上に置かれた原稿を読み取ることができるし(原稿固定載置型)、走査光源部を動かさずにプラテンガラス上を移動する原稿を読み取る(原稿搬送読み取り型)こともできる。プラテンガラス上を、原稿を移動させるためには自動原稿搬送装置を使用する。
自動原稿搬送装置140DFは、原稿トレイ140DF1、導入ローラ群(図示せず)、給送ローラ群(図示せず)、プラテンガラス140DFP、排出ローラ群(図示せず)および排出トレイ140DF2から構成される。原稿トレイ140DF1には原稿が置かれる。一度に置かれる原稿の数は1枚でも複数枚でも良いが、原稿の形状は枚葉紙である。導入ローラ群は原稿トレイに置かれた原稿を1枚ずつ分離して、搬送経路上の給送ローラ群に原稿を搬送する。給送ローラ群は導入ローラ群から搬送された原稿を、タイミングを計りながらプラテンガラス140DFP上に搬送する。原稿はプラテンガラス140DFPの上を通過して排出ローラ群に搬送される。排出ローラ群はプラテンガラス140DFP上を搬送された原稿を排出トレイ140DF2に排出する。排出トレイ140DF2には画像が読み取られた原稿が排出される。
なお、情報処理装置100が映像録画装置などの場合には、画像入力部140としては、映像入力端子、チューナ、DVDプレーヤなどが該当する。
画像処理部145としては、情報処理装置100において処理すべきデータ(画像データあるいは映像データ)を必要に応じて画像処理する。なお、この際に、処理前あるいは処理中あるいは処理後の画像データを、画像出力までの間にスプールデータとしてHDD180に記憶させる。なお、この際には、大量の画像データをできるだけ高速に記憶させ、また、読み出す必要があるため、HDD180において高速に読み出し可能な外側のパーティションの領域をデータ記憶領域として使用する。
画像出力部150としては、情報処理装置100が上述した複合機である場合には、一例として以下のように記録材上にトナー像を形成するプリンタとして構成することが可能である。
すなわち、画像出力部150は、画像データに応じたトナー像を記録材上に形成して、画像が形成された記録材を出力する。記録材上に画像を形成する画像出力部150は、給紙トレイ150Ta〜150Tc、感光体ドラム151、帯電器152、プリントヘッドあるいは露光部153、現像器154、転写器155、分離器156、クリーナ157、搬送部158、定着部159などから構成される。感光体ドラム151は、円筒状のドラムの周辺に感光体樹脂を巻き付けたもので、所定の方向に所定の速度で回転する。帯電器152は、感光体ドラム151の表面を一様に帯電させる。プリントヘッドあるいは露光部153は、光源が発光した光を感光体ドラム151の表面に照射することによって感光体ドラム151の表面に静電潜像を形成する。現像器154は、キャリアに運ばれたトナーを感光体ドラム151の表面に付着させることによってトナー像を形成する。転写器155は、給紙トレイから給紙され搬送ベルト上を搬送されてきた記録材に、転写ローラを使用してトナー像を転写する。定着器159は、定着ローラを使用してトナー像が転写された記録材を加熱または加圧する。トナー像は記録材に定着して画像が形成される。画像が形成された記録材は排紙トレイ150HTに排出される。クリーナ157は、転写後、感光体ドラム151の表面に残ったトナーを除去する。クリーナ157によって復元された感光体ドラム151は再び使用可能となり、帯電器152による感光体ドラム151の表面の一様な帯電からの一連の画像形成処理を繰り返し行うことができる。
なお、情報処理装置100が映像録画装置などの場合には、画像出力部150としては、映像出力端子、映像表示装置(ディスプレイ)などが該当する。
電力制御部160は、情報処理装置100を構成する各部への電力供給を制御する。すなわち、電力制御部160は、CPU101の制御に従って、電力を情報処理装置100を構成する各部に供給する。情報処理装置100が起動されるときは、電力制御部160の制御によってCPU101に電力が供給される。
なお、この電力制御部160は、電力回路部160Aと電力供給部160Bとから構成される。ここで、電力回路部160Aは、情報処理装置100を構成する各部に供給するのに必要な直流電源を商用電源などから生成する。また、電力供給部160Bは、電力回路部160Aから情報処理装置100を構成する各部へ供給する電力量を制御する。
I/O制御部170は、情報処理装置100と各種周辺機器とを接続して、情報処理装置100と周辺機器の間のデータの入出力を制御する。例えば、既存のインターフェース規格のUSB(Universal Serial Bus)やPCI(Peripheral Components Interconnect)によって周辺機器と接続して、周辺機器にデータを出力したり、周辺機器からのデータを入力したりする。なお、ここで周辺機器とは、情報処理装置100の外部だけでなく、情報処理装置100内に収容或いは内蔵される機器をも含むものとする。
ハードディスク装置(以下、HDD)180は、ディスク型記録媒体に情報を記憶させる不揮発性の記憶部(請求項における第一記憶部)を構成しており、ランダムアクセス可能な大容量の記憶装置である。I/O制御部170を介して情報処理装置に接続されて、情報処理装置が処理する画像データおよび情報処理装置の制御プログラム等を記憶することが可能である。
不揮発性メモリ190は、不揮発性の半導体メモリで構成された記憶部であって、HDD180よりも高速な読出が可能であり、請求項における第二記憶部を構成している。なお、この図1では、不揮発性メモリ190はHDD180に接続されているが、I/O制御部107に接続されていてもよい。また、この不揮発性メモリ190はHDD180に内蔵されていてもよい。なお、この不揮発性メモリ190としては、例えば、NAND型のフラッシュEEPROMが利用される。
ここで、HDD180は、HDD180内の制御部としてのハードディスクコントローラ180Aと、ディスク型記録媒体を備えたディスク部180Bとから構成されている。ここで、HDD180は、磁気的にデータを記憶するディスク型記憶媒体であり、不揮発性の記憶部である。HDD180へのデータの書き込みおよびHDD180からのデータの読み出しには、HDD180内に有する機械的な駆動機構が使用される。HDD180内に有する機械的な駆動機構には、ディスク180BDを回転させるスピンドルモータ180BM、ディスク180BDにデータを書き込むおよびディスク180BDからデータを読み出すヘッド180BH、およびヘッド180BHをディスク180BD上で移動させるアクチュエータ180BA等が含まれる。
ハードディスクコントローラ180Aは、MPU(マイクロプロセッサユニット)180A1、ハードディスクI/O部180A2、電源制御部180A3、データ制御部180A4、モータ制御部180A5から構成される。
MPU180A1は、CPU、ROM、RAM、タイマなどから構成される。ROMに記録されたHDD180の制御プログラムに従って、HDD180を構成する各部を制御して、HDD180を統括的に制御する。
ハードディスクI/O部180A2は、接続されたホスト(この場合は、情報処理装置100)からのコマンドの受信、書き込みデータの受信、ホストへのステータスの送信、読み出しデータの送信などを制御する。
データ制御部180A4は、ディスク部180B(第一記憶部)または不揮発性メモリ190(第二記憶部)へのデータの書き込み、ディスク部180B(第一記憶部)または不揮発性メモリ190(第二記憶部)からのデータの読み出し、を制御する。
モータ制御部180A5は、ディスク部180Bのディスク180BDを回転させるスピンドルモータ180BMの回転および停止、アクチュエータ180BAを介したヘッド180BHのディスク180BD上への移動やランプ部180BLへの待避を制御する。
電源制御部180A3は、HDD180を構成する各部への電力供給を制御する。ここで、電源制御部180A3は、情報処理装置100を構成する電力制御部160から電源ラインを介して電力の供給を受け、HDD180を構成するハードディスクI/O部180A2、データ制御部180A4、モータ制御部180A5、ディスク部180Bに電力を供給する。
なお、ディスク型記憶媒体のディスク180BDでは、データは同心円状に分割されて記憶される。円周状に分割される同心円状の領域をトラックという。トラックを放射状に等分割した各部分をセクタという。複数の連続するセクタをまとめてクラスタという。HDD180は、指定されたクラスタ番号に相当する複数の連続するセクタへデータを書き込むおよびセクタからデータを読み出す。
ディスク180BDの先頭セクタには、MBR(Master Boot Record)が記憶されている。MBRには、パーティションテーブル等が含まれる。パーティションテーブルは、ディスク180BDを論理的に分割した複数の記憶領域であるパーティションを示す。パーティションテーブルには、パーティションの位置、サイズ、パーティションタイプ等が記録される。
パーティションタイプには、RAW領域およびBOX領域等がある。RAW領域とは、データを一時的に記憶する記憶領域であって、高速なデータの書き込みおよび読み出しが可能である。Box領域とは、データをFAT(File Allocation Tables)やNTFS(NT File System)等のファイル管理システムによって管理する記憶領域であって、データの書き込みおよび読み出しの速度は重要視されないかわりに、ディレクトリ構造等のファイル管理が可能である。
パーティションは、ディスク180BDの同心円状の円周状に分割される。ディスク180BDは、円状ディスクの中心を軸として一定速度で回転する。ディスク180BD上を一定時間に移動するヘッド180BHの円周距離は、内周側に比べて外周側の方が長い。したがって、ディスク180BDへのデータの書き込みおよびディスク180BDからのデータの読み出しのアクセス速度は、内周側のパーティションに比べて外周側のパーティションの方が速い。
そこで、本実施形態では、HDD180において、ディスク180BDのうちで読み出し速度が高速な記憶領域(ディスク180BDのうちで外側のパーティションの領域)は、データを記憶するデータ記憶領域として確保しておく。
また、本実施形態では、HDD180において、ディスク180BDのうちで読み出し速度が低速な記憶領域(ディスク180BDのうちで内側のパーティションの領域)は、制御プログラムを記憶するプログラム記憶領域として確保しておく。
また、本実施形態では、データを記憶するデータ記憶領域とプログラムを記憶するプログラム記憶領域とが確保された不揮発性の第一記憶部としてのHDD180、不揮発性であって第一記憶部より高速な読み出し速度が可能な第二記憶部としての不揮発性メモリ190、を記憶部として使用する。
〔HDD180の省電力モードにおける各動作状態〕
HDD180の動作状態は、ヘッド180BHおよびスピンドルモータ180BMの動作状態に応じて、省電力モードにおいては、少なくとも5つの動作状態、あるいは、以下の5つの動作状態のいずれかを含む状態に分けられる。
HDD180は、CPU101からの制御により、ハードディスクコントローラ180Aによって、「アクティブ状態」、「アクティブアイドル状態」、「ローパワーアイドル状態」、「スタンバイ状態」、「スリープ状態」の5つの動作状態の何れか、あるいは、この5つの動作状態に近い状態の何れかをとる。
「アクティブ状態」とは、ディスク180BDはスピンドルモータ180BMにより回転駆動されており、ディスク180BDに対してヘッド180BHがシークもしくはリードまたはライトのいずれかを実行している状態である。
「アクティブアイドル状態」とは、ディスク180BDはスピンドルモータ180BMにより回転駆動されており、ヘッド180BHがディスク媒体上の最もインナーの位置にロードされている状態のことである。
「ローパワーアイドル状態」とは、ディスク180BDはスピンドルモータ180BMにより回転駆動されているが、ディスク180BDの外部の所定の待避位置としてのランプ部180BLにヘッド180BHが退避されている状態である。
「スタンバイ状態」とは、ヘッド180BHがアンロードされていて、ディスク180BDはスピンドルモータ180BMによって回転駆動されておらず停止状態であるが、ハードディスクコントローラ180Aはコマンド受け付け可能な状態である。
「スリープ状態」とは、ヘッド180BHがアンロードされていて、かつスピンドルモータ180BMが停止している状態であり、ハードディスクコントローラ180Aはコマンドは受け付け不可能な状態のことである。HDD180をスリープ状態から他の状態に遷移させるためには、HDD180に対してリセット処理が必要となる。
HDD180の消費電力は、「アクティブ状態」、「アクティブアイドル状態」、「ローパワーアイドル状態」、「スタンバイ状態」、「スリープ状態」の順で小さくなる。接続されたホスト(情報処理装置100のCPU101など)からのコマンドを受信すると、HDD180は、受信したコマンドに従って、ハードディスクコントローラ180Aの指示によって、アクティブ状態、アクティブアイドル状態、ローパワーアイドル状態、スタンバイ状態、スリープ状態の各状態に遷移することが可能である。
なお、以上のHDD180の各状態に応じて、CPU101から指示を受けた電力制御部160が、情報処理装置100の各部へ供給する電力状態も変更される。なお、この電力制御部160から各部への電力状態の変更については、既知の各種の制御を用いることが可能であるため説明を省略する。
なお、この実施形態においては、通常時における通常の消費電力の状態を第一電力状態、第一電力状態よりも低消費電力の状態を第二電力状態、第二電力状態よりも低消費電力の状態を第三電力状態、とする。そして、本実施形態では、各電力状態から他の電力状態に遷移する際に制御プログラムの記憶位置を変更する。
〔通常モード状態における前提条件〕
本実施形態の情報処理装置100に接続されたHDD180には、情報処理装置100が処理するスプールデータ(画像データ)と、情報処理装置100を制御する制御プログラムとが、HDD180の記憶領域を分け合って共に記憶される。ここで、スプールデータと制御プログラムは、それぞれ別のパーティションに記憶される。
通常モードのとき、HDD180は、画像処理部145で画像処理された画像データを、画像出力部150に所定のタイミングで出力する目的で一時的に記憶するため、画像データの書き込みおよび読み出しには高速性が要求される。そこで、HDD180のディスク180BDへのデータの書き込みおよびハードディスクからのデータの読み出しのアクセス速度が、内周側に比べて高速な外周側のパーティションが、画像データの記憶領域(データ記憶領域)として割り当てられる。一方、ディスク180BDの内周側のパーティションが制御プログラムの記憶領域として割り当てられる。
通常モードから省電力モードへの移行条件が満足して、通常モードから省電力モードに移行すると、高速なデータの書き込みおよび読み出しが要求されるデータとして、画像データよりも制御プログラムの優先順位が上がる。これは、省電力モードであるために画像データのリード/ライトが存在しないためと、省電力モードから通常モードに復帰する際に制御プログラムの読み出しが発生するためである。
そこで、後述するように、省電力モード時においては、HDD180のディスク180BDの内周側のパーティションに記憶されている制御プログラムを外周側のパーティションに移動させる。このように制御プログラムを外周側のパーティションに記憶することによって、省電力モードから通常モードに復帰するとき、制御プログラムの読み取りを内周側のパーティションに記憶されていたときよりも高速に行うことが可能になる。
〔通常モードから省電力モードへの遷移〕
図3は、本実施形態の情報処理装置100に接続されたHDD180の、通常モードから省電力モードへ移行するときのHDD180と不揮発性メモリ190の状態の遷移を示している。
なお、以下の説明で、CPU101がHDD180の状態を遷移させると言った場合は、CPU101とハードディスクコントローラ180Aとの双方の制御により状態を遷移させることを意味する。すなわち、請求項の制御部とは、CPU101とハードディスクコントローラ180Aとの双方を指している。
(1)通常モードから省電力モードへの遷移:
(1−1)アクティブ状態からアクティブアイドル状態への遷移:
まず、通常モードではCPU101はHDD180をアクティブ状態とする指示をハードディスクコントローラ180Aに与える(図3中のステップS301)。そして、CPU101は必要に応じてRAM110上でOSを展開し、さらに制御プログラムを実行する(図3中のステップS302)。
CPU101は、RAM110上での制御プログラムが実行されているか否かを監視している。
CPU101の監視により、RAM110上での制御プログラムの実行が所定時間以上なされない場合(図3中のステップS303でYES)、通常モードから省電力モードへの移行条件が満足されたと判断し、HDD180の状態をアクティブ状態からアクティブアイドル状態に遷移させる(図3中のステップS304)。このアクティブアイドル状態への遷移によって、HDD180の消費電力をアクティブ状態のときよりも削減することができる。
また、この際に、HDD180の内周側のパーティションに記憶されている制御プログラムを外周側のパーティションに移動させる(図3中のステップS305)。このことによって、アクティブアイドル状態から通常モードへの復帰において、制御プログラムの読み取りを内周側のパーティションに記憶されていたときよりも高速に行うことができるようになる。
CPU101は、通常モードから省電力モードへの移行条件が満足されたことを検知すると、ハードディスクの内周側のパーティションに記憶されている制御プログラムを外周側のパーティションに移動させると共に、HDD180の状態をアクティブ状態からアクティブアイドル状態に遷移させる(図3中のステップS304)。
ハードディスクの内周側のパーティションに記憶されている制御プログラムを外周側のパーティションに移動させる(図3中のステップS305)ことによって、制御プログラムの実行を内周側のパーティションに記憶されていたときよりも高速に行うことができる。
このように、本実施形態の情報処理装置に接続されたHDD180を、通常モードから省電力モードへ移行するとき、制御プログラムを記憶させるHDD180内部の場所を変えることによって、HDD180の現状態からの復帰において、制御プログラムの読み取りを高速に維持することができ、HDD180の状態を適宜遷移させることによって、HDD180の消費電力を順次削減することができる。
(1−2)アクティブアイドル状態からローパワーアイドル状態への遷移:
CPU101は、引き続き各部を監視しており、起動イベントが発生するか否かを監視している(図3中のステップS306)。
アクティブアイドル状態において一定時間以上にわたって何らかの起動イベントの発生がない場合(図3中のステップS306でNO、S307)、更なる省電力モードの遷移条件が満足されたと検知し、HDD180の外周側のパーティションに記憶した制御プログラムを保持して、HDD180の状態をアクティブアイドル状態からローパワーアイドル状態に遷移させる(図3中のステップS308)。
すなわち、アクティブアイドル状態において省電力モードの遷移条件が満足されると、CPU101はHDD180の状態をアクティブアイドル状態からローパワーアイドル状態に遷移させることによって、HDD180の消費電力をアクティブアイドル状態のときよりも削減することができる。
(1−3)ローパワーアイドル状態からスタンバイ状態への遷移:
CPU101は、引き続き各部を監視しており、起動イベントが発生するか否かを監視している(図3中のステップS309)。
ローパワーアイドル状態において一定時間以上にわたって何らかの起動イベントの発生がない場合(図3中のステップS309でNO、S310)、更なる省電力モードの遷移条件が満足されたと検知し、HDD180の状態をローパワーアイドル状態からスタンバイ状態に遷移させる(図3中のステップS311)。
すなわち、ローパワーアイドル状態において省電力モードの遷移条件が満足されると、CPU101はHDD180の状態をローパワーアイドル状態からスタンバイ状態に遷移させることによって、HDD180のスピンドルモータの回転停止などによって、HDD180の消費電力をローパワーアイドル状態のときよりも削減することができる。
なお、HDD180の状態をローパワーアイドル状態からスタンバイ状態に遷移させる(図3中のステップS311)と、スピンドルモータは停止する。そのため、通常モードに復帰する際には、停止したスピンドルモータを起動させて、ハードディスクの回転速度を定常状態に安定させるには、スピンアップ時間が必要となる。
そこで、この際に、CPU101とハードディスクコントローラ180Aとは、HDD180の外周側のパーティションに記憶されている制御プログラムを不揮発性メモリ190に移動させる(図3中のステップS312)。このことによって、スタンバイ状態から通常モードへの復帰において、制御プログラムの読み取りをHDD180に記憶されていたときよりも高速に行うことができるようになる。
ここで、スタンバイ状態からの復帰において、HDD180にアクセスするには必要とするハードディスクのスピンアップ時間が必要なくなり、制御プログラムの実行を、ハードディスクに記憶されていたときよりも、HDD180のスピンアップ時間分高速にすることができる。
すなわち、HDD180のハードディスクに記憶した制御プログラムを不揮発性メモリ190に移動させる(図3中のステップS312)ことによって、スタンバイ状態からの復帰において、HDD180にアクセスするには必要とされるスピンアップ時間が必要なくなる結果、制御プログラムの実行を、HDD180に記憶されていたときよりも、HDD180のスピンアップ時間分高速に行うことができる。
なお、制御プログラムをHDD180の不揮発性メモリ190に移動する(図3中のステップS312)とき、不揮発性メモリ190の空き容量を検知して、不揮発性メモリ190に記憶可能な容量の制御プログラムの中のプログラムを、優先順位の高いプログラムから順番にHDD180から不揮発性メモリ190に移動して、不揮発メモリ190に記憶できない残りの制御プログラムは、HDD180の外周側のパーティションに保持するようにしてもよい。
ここで、本実施形態の情報処理装置100を制御する制御プログラムには、OS、デバイスドライバ、アプリケーションプログラムが含まれる。読み出しの優先順位は、1位がOS、2位がデバイスドライバ、3位がアプリケーションプログラムとなる。HDD180の不揮発性メモリの空き容量を検知して、不揮発性メモリ190に記憶可能な容量の制御プログラムの中のプログラムを、優先順位の高い1位から順番に不揮発性メモリ190に移動することが望ましい。
(1−4)スタンバイ状態からスリープ状態への遷移:
CPU101は、引き続き各部を監視しており、起動イベントが発生するか否かを監視している(図3中のステップS313)。
スタンバイ状態において一定時間以上にわたって何らかの起動イベントの発生がない場合(図3中のステップS313でNO、S314)、更なる省電力モードの遷移条件が満足されたと検知し、HDD180の状態をスタンバイ状態からスリープ状態に遷移させる(図3中のステップS315)。
すなわち、スタンバイ状態において省電力モードの遷移条件が満足されると、CPU101はHDD180の状態をスタンバイ状態からスリープ状態に遷移させることによって、HDD180内のハードディスクコントローラ180Aの動作も停止してコマンド受付をしないようになるため、HDD180の消費電力をスタンバイ状態のときよりも削減することができる。
また、この際に、CPU101とハードディスクコントローラ180Aとは、不揮発性メモリ190に記憶(図3中のステップS312)されている制御プログラムを維持する。このことによって、スリープ状態から通常モードへの復帰において、制御プログラムの読み取りをHDD180に記憶されていたときよりも高速に行うことができるようになる。
すなわち、HDD180のハードディスクに記憶した制御プログラムを不揮発性メモリ190に移動させる(図3中のステップS312)ことによって、スリープ状態からの復帰において、HDD180にアクセスするには必要とされるスピンアップ時間が必要なくなる。この結果、制御プログラムの実行を、HDD180に記憶されていたときよりも、HDD180のスピンアップ時間分高速に行うことができる。
なお、HDD180の状態をスタンバイ状態からスリープ状態に遷移させると、コマンドが受け付け不可能な状態となるため、コマンドを受け付け可能な状態にするには、HDD180に対してリセット処理が必要となる。
以上のように、HDD180のハードディスクに記憶した制御プログラムをHDD180の不揮発性メモリに移動させる(図3中のステップS312)ことによって、スリープ状態からの復帰において、ハードディスクから読み出すには必要とされるハードディスクのリセット処理とスピンアップ時間が必要なくなり、制御プログラムの実行を、ハードディスクに記憶されていたときよりも、ハードディスクのリセット処理とスピンアップ時間分高速に行うことができる。
(1−5)各省電力モード状態から通常モードへの遷移(復帰):
CPU101は、引き続き各部を監視しており、起動イベントが発生するか否かを監視している。
起動イベント発生などによって省電力モードから通常モードに復帰するとき(図3中のステップS306でYES、ステップS309でYES、ステップS313でYES、ステップS316でYES)、HDD180や不揮発性メモリ190から読み出した制御プログラムをRAM110に展開して実行する。
また、HDD180のスピンドルモータを停止させた場合であって、全ての制御プログラムを不揮発性メモリ190に移動できなかった場合には、スピンアップが完了するのを待って、HDD180の外周側のパーティションに記憶している残りの制御プログラムをRAM110に展開する。なお、この通常モードへの復帰については、以下に詳しく説明する。
〔省電力モードから通常モードへの復帰〕
図4は、各コンポーネントを初期化するためのPOST(Power On Self Test)処理のフローチャートを示している。以上の図3における起動イベントが発生したときに、このPOST処理が最初に実行され、省電力モードから通常モードに復帰する。
CPU101は、各部を監視しており、起動イベントが発生するか否かを監視している。BIOSは、起動イベントが発生すると、RAM110の初期化を行う(図4中のステップS401)。
RAM110の初期化が正常に終了したら、BIOSは各コンポーネントの初期化を行う(図4中のステップS402)。
各コンポーネントの初期化が正常に終了したら、BIOSはHDD180の現在の状態を判別する(図4中のステップS403)。
HDD180がアクティブ状態のときは(図4中のステップS403で「アクティブ」)、BIOSはHDD180からブートローダを読み出して実行する(図4中のステップS404)。そして、ブートローダに従って、OSがRAM110に展開されて、BIOSプログラムからOSへ制御が移される(図4中のステップS405)。
また、HDD180がアクティブアイドル状態またはローパワーアイドル状態のときは(図4中のステップS403で「アクティブアイドル」または「ローパワーアイドル」)、BIOSはHDD180からブートローダを読み出して実行する(図4中のステップS406)。そして、ブートローダに従って、OSがRAM110に展開されて、BIOSプログラムからOSへ制御が移される(図4中のステップS407)。そして、CPU101は、HDD180の外側パーティションの領域に記憶されている制御プログラムを、HDD180の内側パーティションの領域に移動させる(図4中のステップS408)。
HDD180がスタンバイ状態のときは、(図4中のステップS403で「スタンバイ」)、まず、BIOSはHDD180のスピンアップを命令するコマンドを発行する(図4中のステップS410)。
HDD180がスリープ状態のときは(図4中のステップS403で「スリープ」)、BIOSは、コマンドを受け付けないHDD180に対してリセット処理(図4中のステップS409)を行った後に、HDD180のスピンアップを命令するコマンドを発行する(図4中のステップS410)。
そして、HDD180がスタンバイ状態またはスリープ状態のときは、BIOSは、不揮発性メモリ190からブートローダを読み出して実行する(図4中のステップS411)。
そして、ブートローダに従って、OSがRAM110に展開されて、BIOSプログラムからOSへ制御が移される(図4中のステップS412)。
さらに、HDD180のスピンアップの完了を待って(図4中のステップS413)から、CPU101は不揮発性メモリ190に記憶されている制御プログラムをHDD180の内側パーティションの領域に移動させて(図4中のステップS414)、通常モードへの復帰を完了する。
〔その他の実施形態の動作(1)〕
以上の実施形態の説明では、HDD180として、CPU101からの制御により、「アクティブ状態」、「アクティブアイドル状態」、「ローパワーアイドル状態」、「スタンバイ状態」、「スリープ状態」の5つの動作状態を具体例にしたが、これら5つの動作状態や動作状態名称に限定されるものではない。
すなわち、以上の5状態より少ない状態、あるいは5状態より多い状態、異なる状態名称であっても、上述した状態遷移に伴う制御プログラムの移動により上述した効果を得ることが可能である。
すなわち、以上の実施形態において、各電力状態から他の電力状態に遷移する際に制御プログラムの記憶位置を変更しているが、その変更タイミングについては、以上の実施形態の具体例に限定されるものではない。
〔その他の実施形態の動作(2)〕
以上の実施形態は、情報処理装置100においてHDD180と不揮発性メモリ190とを用いた具体例を用いて説明した。
しかし、これに限定されるものではなく、複数種類の読み出し速度の異なる不揮発性メモリを使用し、高速な不揮発性メモリを第一記憶部、低速な不揮発性メモリを第二記憶部としてもよい。この場合、第一記憶部と第二記憶部の双方が不揮発性メモリであるため、HDD180のようなスピンアップタイムは必要ないものの、読み出し速度の違いにより、省電力モードから通常モードへの復帰を高速に行うという以上の実施形態の効果を得ることが可能になる。
また、HDD180と、複数種類の読み出し速度の異なる不揮発性メモリを使用したり、スピンアップタイムや読み出し速度の異なる複数種類のHDDを使用したり、各種の変形が可能であり、この場合にも、省電力モードから通常モードへの復帰を高速に行うという以上の実施形態の効果を得ることが可能になる。
〔その他の実施形態の動作(3)〕
以上の実施形態の説明では情報処理装置100として、プリンタやスキャナの機能を有する複合機を具体例にしてきたが、これに限定されるものではなく、チューナなどを備えた映像録画装置などであってもよい。
また、以上の情報処理装置100としては、複写機やプリンタを想定しているが、事務用の情報処理装置に限定されず、医療用のプリンタ、DPE用途の写真プリンタに適用することも可能である。
100 情報処理装置
101 CPU
110 RAM
120 ネットワークコントローラ
130 BIOSROM
140 画像入力部
145 画像処理部
150 画像出力部
160 電力制御部
180 HDD
190 不揮発性メモリ

Claims (14)

  1. 読み出し速度が異なる不揮発性の記憶領域を有し、読み出し速度が高速な記憶領域はデータを記憶するデータ記憶領域として確保され、読み出し速度が低速な記憶領域はプログラムを記憶するプログラム記憶領域として確保された記憶部と、
    通常時における第一電力状態よりも低消費電力の第二電力状態が選択された際に、前記プログラム記憶領域に記憶されている前記プログラムを前記データ記憶領域に移動させる制御部と、
    を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  2. データを記憶するデータ記憶領域とプログラムを記憶するプログラム記憶領域とが確保された不揮発性の第一記憶部と、
    不揮発性であって前記第一記憶部より高速な読み出し速度が可能な第二記憶部と、
    通常時における第一電力状態よりも低消費電力の第二電力状態が選択された際に、前記第一記憶部の前記プログラム記憶領域に記憶されている前記プログラムを、前記第二記憶部に移動させる制御部と、
    を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  3. 読み出し速度が異なる不揮発性の記憶領域を有し、読み出し速度が高速な記憶領域はデータを記憶するデータ記憶領域として確保され、読み出し速度が低速な記憶領域はプログラムを記憶するプログラム記憶領域として確保された第一記憶部と、
    不揮発性であって前記データ記憶領域より高速な読み出し速度が可能な第二記憶部と、
    通常時における第一電力状態よりも低消費電力の第二電力状態が選択された際には前記プログラム記憶領域に記憶されている前記プログラムを前記データ記憶領域に移動させ、前記第二電力状態よりも低消費電力の第三電力状態が選択された際には前記第一記憶部に記憶されている前記プログラムを、前記第二記憶部に移動させる制御部と、
    を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  4. 前記第一記憶部はディスク型記録媒体を備えた記憶部である、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のデータ処理装置。
  5. 前記第一記憶部と前記第二記憶部とは、読み出し速度の異なる半導体記憶部である、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のデータ処理装置。
  6. 前記第一記憶部がディスク型記録媒体を備えた記憶部であり、前記第二記憶部が半導体記憶部である、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のデータ処理装置。
  7. 前記第一電力状態では前記第一記憶部がアクティブ状態である、
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか一項に記載のデータ処理装置。
  8. 前記第一電力状態では前記第一記憶部がアクティブ状態であり、
    前記第二電力状態では前記第一記憶部がアクティブアイドル状態である、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のデータ処理装置。
  9. 前記第一記憶部はディスク型記録媒体を備えた記憶部であり、
    前記第二電力状態では前記ディスク型記録媒体の回転が停止状態に制御される、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のデータ処理装置。
  10. 前記第一記憶部はディスク型記録媒体を備えた記憶部であり、
    前記第三電力状態では前記ディスク型記録媒体の回転が停止状態に制御される、
    ことを特徴とする請求項3に記載のデータ処理装置。
  11. 前記第一記憶部は、ディスク型記録媒体と、該ディスク型記録媒体に対してシークもしくはリードまたはライトを行うヘッドとを備えた記憶部であり、
    前記第二電力状態では前記ディスク型記録媒体が回転状態であるものの、前記ヘッドがシークもしくはリードまたはライトのいずれも実行していない状態である、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のデータ処理装置。
  12. 前記制御部は、装置の動作を監視しており、所定時間の間に起動イベントを検知しない場合に、前記第一電力状態から前記第二電力状態に変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載のデータ処理装置。
  13. 前記制御部は、装置の動作を監視しており、所定時間の間に起動イベントを検知しない場合に、
    前記第一電力状態から前記第二電力状態または前記第三電力状態に変更するか、あるいは、前記第二電力状態から前記第三電力状態に変更する、
    ことを特徴とする請求項3,10のいずれか一項に記載のデータ処理装置。
  14. 前記第一記憶部は、ディスク型記録媒体と、該ディスク型記録媒体に対してシークもしくはリードまたはライトを行うヘッドとを備えた記憶部であり、
    シークもしくはリードまたはライトのいずれかを実行しているアクティブ状態、
    前記ディスク型記録媒体は回転しており前記ヘッドがディスク型記録媒体のインナーの位置にロードされているアクティブアイドル状態、
    前記ディスク型記録媒体は回転しており前記ヘッドが所定の待避位置に退避されているローパワーアイドル状態、
    前記ディスク型記録媒体は回転しておらずコマンド受け付け可能なスタンバイ状態、
    前記ディスク型記録媒体は回転しておらずコマンドを受け付けないスリープ状態、
    の各状態の順に低消費電力状態になり、
    前記制御部からのコマンドに応じて各状態に遷移する、
    ことを特徴とする請求項2−11,13のいずれか一項に記載のデータ処理装置。
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