JP2010189890A - 歩行補助板 - Google Patents

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雅夫 野田
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Abstract

【課題】屋根上を自由に移動でき、安定した足場を維持することができる屋根上用の歩行補助板を提供すること。
【解決手段】歩行補助板1は、足が固定される上部プレート部2と、上部プレート部2の下側に配置され、上部プレート部2を、上部プレート部2の下面から垂直方向に突出する軸部22を中心に支持する下部プレート部3と、下部プレート部3の下側に配置される下側支持部7と、下部プレート部3と下側支持部7との間に配置され下側支持部7に対する下部プレート部3の角度を調整する角度調整部6とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根、特にスレート屋根およびこれに類似した形状の折版屋根(以下スレート屋根という)上の歩行を補助する歩行補助板に関する。
スレート屋根は、外気に触れる部分であり天候の変化の影響を直接受ける部分であるので定期的なメンテナンスを必要とする。従来、スレート屋根の改修方法としては、スレート屋根を葺き替えたり、既存のスレート屋根の上に新たなスレート屋根を重ねたり、また、スレート屋根の上面に塗料を塗り直したりする等の方法がある。
このうち、屋根の葺き替えやスレートおよびこれに類似した形状の折版(以下スレートという)を重ねる方法では、大がかりな設備が必要となり、費用がかさんでしまう。また、塗料を塗り直す場合は、屋根上に高圧洗浄を行ったあと専用の塗料を塗るという工程を踏む必要がある。いずれの工程においても作業中に屋根上を移動する必要があるが、通常は専用の足場を組んで作業を行ったり、作業者が直接屋根の上を歩行して作業したりする。足場を組む場合は基本的に大規模な工事が必要となり、費用がかさむ場合がある。また、靴で屋根上を移動する場合には、屋根上は傾斜がある上、スレート屋根は波状に形成されていることが多く、足下が非常に不安定である。そこで、作業者がスレート屋根を自由に移動できる作業用の足場板が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許第4147250号公報
特許文献1の足場板は、足場板の裏面に波状のスレート屋根の曲部に合わせた凸部を有しており、面で体を支えるものである。しかし、足場板の裏面がスレート屋根の形状に合わせて波状に形成されるために足の向きが一方向に固定されてしまい、作業効率が悪くなる。また、足場板の裏面とスレート屋根とが面接触することで接触面全体に荷重がかかり、経時的に劣化してもろくなったスレート屋根が抜けて落下する危険性がある。また、スレート屋根の傾斜により作業者の体勢が不安定となり、屋根から落下する危険性もある。
そこで、本発明は、屋根上を安定した姿勢で自由に移動でき、作業の妨げにならないスレート屋根上用の歩行補助板を提供することを目的とする。
本発明に係る歩行補助板は、屋根上の歩行を補助する歩行補助板であって、足が固定される上部プレート部と、前記上部プレート部の下面側に配置され、前記上部プレート部の下面から垂直方向に突出する回転軸を中心に前記上部プレート部を回転可能に支持する下部プレート部と、前記下部プレート部の下側に配置され、前記上部プレート部の外周より大きい外周に形成された枠部及び前記枠部の内側に形成された網部と、を有する下側支持部と、前記下部プレート部と前記下側支持部との間に配置され、前記下側支持部に対する前記下部プレート部の角度を調整する角度調整部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る歩行補助板は、前記上部プレート部と前記下部プレート部との間に配置され、前記上部プレート部を上方向に付勢する弾性部材をさらに有し、前記下部プレート部は、前記下部プレート部の上面に上方向に向かって突出する凸部を有すると共に、前記上部プレート部は、前記凸部と嵌合可能な複数の凹部を有し、前記凸部は、前記上部プレート部が下方向に付勢された場合に前記複数の凹部のうちのいずれかの凹部と嵌合することを特徴とする。
本発明に係る歩行補助板の前記角度調整部は、さらに、前記下部プレート部の下面に固定され、複数の貫通孔を有する第1角度調整板と、前記下側支持部の上面に固定され、前記複数の貫通孔のいずれかと連通する固定孔が形成された第2角度調整板と、前記複数の貫通孔のいずれか及び前記固定孔を連通し、前記第1角度調整板を前記第2角度調整板に固定する固定部材と、前記第1角度調整板と前記第2角度調整板とを回動可能に連結する連結部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、屋根上を自由に移動でき、安定した足場を維持することができる屋根上用の歩行補助板を提供することができる。
本発明の一実施形態である歩行補助板の斜視図である。 図1のX−X方向断面図である。 本発明の一実施形態である歩行補助板の側面図である。 本発明の一実施形態である角度調整部の分解斜視図である。 本発明の一実施形態である角度調整部の正面図である。 本発明の一実施形態である歩行補助板の使用状態を示す図である。
以下、本発明の歩行補助板1の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1から図3を参照して歩行補助板1について説明する。図1は、歩行補助板1の斜視図である。図2は、図1のX−X方向断面図である。図3は、図1の矢印R方向から見た歩行補助板1の側面図である。
歩行補助板1は、作業者の足が固定される上部プレート部2と、上部プレート部2の下面側に配置され、上部プレート部2を回転可能に支持する下部プレート部3と、下部プレート部3のさらに下面側に配置される下側支持部7と、下部プレート部3と下側支持部7との間に配置され、下部プレート部3と下側支持部7との間の角度を調整する角度調整部6と、を備える。
上部プレート部2は、上部プレート本体20と、上部プレート本体20の上面に配置された2本の固定紐21と、上部プレート本体20の下面から垂直方向に突出する軸部22と、軸部22の周囲に配置された上部軸支持部23と、を備える。
上部プレート本体20は、略楕円形状をなしており、上部プレート本体20の下面には、中心部から略同心円状に所定間隔をおいて形成された複数の凹部24が設けられる(図3参照)。本実施形態では、凹部24は4つ設けられている。
2本の固定紐21は、それぞれ、両端部が互いに離間して固定されており、固定された両端部間の距離よりも紐の長さを長く形成することで、紐が湾曲した状態で上部プレート部2から突出した状態となっている。2本の固定紐21は互いに長さが異なる。作業者は、足のつま先を2本の固定紐21の湾曲部分に差し込むことで、足を上部プレート部2に固定することができる。
軸部22は、上部プレート本体20の下面の中心に配置され、上部プレート本体20の下面から略垂直に突出する。軸部22は、後述の下部プレート部3の軸孔31に挿通され、下部プレート部3の下面側に突出する。そして、軸部22の先端には、ストッパ221が設けられる。
ストッパ221は、略円形をなしており、後述の下部プレート部3の軸孔31よりも大きい直径を有する。このストッパ221は、下部プレート部3の下面側に位置し、上部プレート本体20が持ち上げられた場合に下部プレート本体30の下面に当接して、上部プレート部2と下部プレート部3とが分離しないように保持をする。
上部軸支持部23は、軸部22を中心として、軸部22の周縁に沿って略同心円状に連続的に設けられている。
下部プレート部3は、下部プレート本体30と、下部プレート本体30の中心部に形成された軸孔31と、下部プレート本体30の上面から突出する複数の凸部32と、軸孔31の周囲に配置された下部軸支持部33と、を備える。
下部プレート本体30は、略円形に形成され、上部プレート本体20の下面側に、上部プレート本体20の下面に対して略平行に配置される。
軸孔31は、下部プレート本体30の中心に形成された貫通孔である。この軸孔31には、上部プレート本体20の下面から突出する軸部22が挿通される。
下部プレート本体30の上面には、中心部から略同心円状に所定間隔をおいて形成された複数の凸部32が設けられる。凸部32は、本実施形態では2つ設けられており、下部プレート部3の中心部を通る直線上に軸孔31を挟んでそれぞれ形成されている。そして、凸部32は、上部プレート本体20の下面に形成された複数の凹部24のいずれかとそれぞれ嵌合する。
下部軸支持部33は、軸孔31を中心として、軸孔31から所定距離を離した同心円状に連続的に設けられている。この下部軸支持部33は、上部プレート本体20の下面から突出する上部軸支持部23の内側に挿入される。すなわち、上部軸支持部23と下部軸支持部33とは、軸部22を中心に、互いに嵌合するような位置関係となる。これにより、下部プレート部3が上部プレート部2を回転可能に支持すると共に、上部プレート部2と下部プレート部3とが互いに横方向にずれることを防止する。
また、上部プレート部2と下部プレート部3との間には、弾性部材として2つのバネ4が設けられる。2つのバネ4は、下部プレート本体30の上面に、下部プレート本体30の中心部を通る直線上に、軸孔31を挟んでそれぞれ配置される。バネ4は、下部プレート本体30のみに固定され、上部プレート本体20には固定されない。そして、バネ4は、バネ4の上端が上部プレート本体20の下面に当接し、上部プレート部2を上方向に付勢する。
図3から図5を参照して角度調整部6について説明する。図4は、角度調整部6の分解斜視図である。図5は、角度調整部6の正面図である。
角度調整部6は、下部プレート部3の下面に固定された第1角度調整板61と、第1角度調整板61に重ね合わされ、下側支持部7に固定された第2角度調整板62と、第2角度調整板62に対する第1角度調整板61の角度を固定する固定部材となる固定棒63と、第1角度調整板61と第2角度調整板62とを回動可能に連結する連結部材64と、を備える。角度調整部6は、下部プレート部3と下側支持部7との間に設けられ、下側支持部7に対する下部プレート部3の角度を調整する。そして、角度調整部6は2組設けられており、下部プレート本体30の下面側に互いに平行となるように配置される。
第1角度調整板61は、図3に示すように、扇形をなしており、扇形の弧に沿って形成された複数の角度調整孔611と、中心角の部分に形成された一つの連結孔612と、を備える。第1角度調整板61は、第1角度調整板61の上辺となる部分の側面が下部プレート本体30の下面に固定され、下部プレート本体30に対して略垂直に配置される(図2参照)。
複数の角度調整孔611は、第1角度調整板61の底辺に沿うように形成された貫通孔である。複数の角度調整孔611は、それぞれ、第2角度調整板62の固定孔621に連通可能な位置に形成され、複数の角度調整孔611のいずれかが、第2角度調整板62の固定孔621に連通する。
連結孔612は、第1角度調整板61の頂点付近に一つ形成された貫通孔である。この連結孔612は、第2角度調整板62の第2連結孔622と連通し、連結部材64により第1角度調整板61と第2角度調整板62とを互いに回動可能に連結する。
第2角度調整板62は、略直角三角形状に形成され、底辺が後述の下側支持部本体71に固定される。第2角度調整板62は、斜辺近傍の所定位置に形成された固定孔621と、頂点近傍に形成された第2連結孔622と、を備える。
固定孔621は、第2角度調整板62の斜辺近傍に形成された貫通孔であり、第1角度調整板61に設けられた複数の角度調整孔611のいずれかと連通する。
第2連結孔622は、第2角度調整板62の頂点付近に形成された貫通孔である。第2連結孔622は、第2角度調整板62に重ね合わせた第1角度調整板61の連結孔612と連通する。
図4及び図5を用いて第1角度調整板61と第2角度調整板62との連結について説明する。
第1角度調整板61と第2角度調整板62とは、連結部材64により連結される。連結部材64は、連結軸641及び2つの固定リング642から構成される。
まず、図4に示すように、第1角度調整板61の連結孔612と第2角度調整板62の第2連結孔622とを重ね合わせ、連結軸641を挿通する。そして、重ね合わせた第1角度調整板61と第2角度調整板62のそれぞれ外側に突出した連結軸641の両側に(図5参照)、それぞれ固定リング642をはめ込み、固定する。固定リング642は、例えば、Eリング、Cリング等のスナップリングやOリング、ナットなど、第2角度調整板62に対して第1角度調整板61が回動可能に連結できるものであればよい。
このように、第1角度調整板61は、第2角度調整板62と連結部材64により連結されると共に、下部プレート部3に固定されており、また、第2角度調整板62は、第1角度調整板61と連結部材64により連結されると共に下側支持部7に固定されている。したがって、下部プレート部3と下側支持部7とは、第1角度調整板61と第2角度調整板62とを連結する連結部材64により間接的に接続されている。
第1角度調整板61の複数の角度調整孔611、第2角度調整板62の固定孔621及び固定棒63は、下側支持部7に対する下部プレート部3の角度を調整するために使用される。
角度を固定するには、第1角度調整板61に形成された複数の角度調整孔611のうちいずれかの角度調整孔611を、第2角度調整板62の固定孔621に重ね合わせ、これに固定棒63を挿通させることにより行う。
第1角度調整板61は下部プレート部3に固定されているので、第2角度調整板62の固定孔621に合わせる角度調整孔611の位置に応じて、下側支持部7に対する下部プレート本体30の下面の角度が変更される。作業者は、好みの角度となるように角度調整孔611を固定孔621に合わせて固定棒63を挿入し、角度を固定する。
図1から図3を参照して、下側支持部7について説明する。下側支持部7は、下部プレート部3の下側に配置される下側支持部本体71と、その外側に配置された枠部72と、下側支持部本体71と枠部72との間に形成された網部73とにより構成される。
下側支持部本体71は、略円形のプレートであり、2つの第2角度調整板62が配置される。
枠部72は、下側支持部本体71の外方向を囲むように配置される。枠部72は、上部プレート部2の外周よりも大きくなるように形成されることが好ましい。歩行補助板1の最下部であり、スレート屋根10と接する部分であるので下側の面積を広くし、安定させるためである。
網部73は、下側支持部本体71と枠部72との間に設けられる。網部73は、紐状の部材により形成された網状の部材であり、下側支持部本体71と枠部72との間に配置されて、下側支持部本体71と枠部72とを接続する。
図6を参照して、歩行補助板1の使用状態について説明する。図6は、歩行補助板1の使用状態を示す図である。
最初に作業者は、角度調整部6により、下側支持部7に対する上部プレート部2及び下部プレート部3の角度を調整する。すなわち、歩行補助板1をスレート屋根10の上に置いた場合の、スレート屋根10に対する上部プレート部2の角度を調整する。
詳細には、作業者は、下部プレート部3を持ち上げて、地面に接する下側支持部7に対して、足12を乗せる上部プレート部2の角度を検討する。このとき、下部プレート部3に第1角度調整板61が固定されているので、下部プレート部3を動かすと、これに伴い第1角度調整板61が連結部材64により固定されている連結孔612を中心に回動する。そして、合わせたい角度に近い角度となる角度調整孔611を固定孔621と重ね合わせ、固定棒63を挿入して固定する。
次に、作業者は、足12のつま先を上部プレート部2上面の固定紐21に差し込み、足12を上部プレート部2に固定する。作業者はこのまま歩行補助板1を履いたまま移動できる。例えば、歩行補助板1をスレート屋根10に乗せた場合に、上部プレート部2の上面が平行となるような角度に角度調整部6で調整した場合には、図6に示すような状態となる。すなわち、作業者は、傾斜のあるスレート屋根10の上であっても、足12の裏面を地面に略平行の状態に維持したままスレート屋根10の上を歩いて移動することができる。
作業者が体の向きを変える場合には、作業者は体重を移動させて上部プレート部2にかける荷重を解放する。すると、バネ4により上部プレート部2が上側に付勢され、上部プレート部2裏面の凹部24と下部プレート部3上面の凸部32との嵌合が開放される(図3の状態となる)。これにより、下部プレート部3以下の部分の向きを変えることなく、上部プレート部2の向きを、上部プレート部2の軸部22を中心に回転させて変えることが可能となる。このとき、歩行補助板1自体をスレート屋根10から離す必要がない。
作業者は、上部プレート部2の向きを変えた後、再び上部プレート部2に対して下方向への荷重をかける。すると、上部プレート部2を上方向に付勢していたバネ4が収縮し、上部プレート部2の凹部24と下部プレート部3の凸部32とが再度嵌合する(図6の状態となる)。これにより、上部プレート部2の回転方向への動きが抑制され、上部プレート部2の向きを固定できる。
上述の実施形態によれば、歩行補助板1は、足が固定される上部プレート部2と、上部プレート部2の下側に配置され、上部プレート部2に対して垂直方向に突出する回転軸となる軸部22を中心に、上部プレート部2を回転可能に支持する下部プレート部3と、下部プレート部3の下側に配置される下側支持部7と、下部プレート部3と下側支持部7との間に配置され下側支持部7に対する下部プレート部3の角度を調整する角度調整部6とを備える。これにより、スレート屋根10などの斜面で作業する際であっても、角度調整部6により姿勢を地上と同じ姿勢に維持することができ、かつ歩行補助板1をスレート屋根10から離さなくても足の向きを変えることができる。したがって、スレート屋根10上で作業する際の安全性を向上させ、作業効率も上げることができる。また、歩行補助板1は、作業者が履くことができるので、足場を設置して移動させる手間がなく、作業効率を上げることができる。
上述の実施形態によれば、歩行補助板1の下側支持部7は、上部プレート部2の外周より大きい外周に形成された枠部72と、枠部72の内側に形成された網部73と、を有する。これにより、歩行補助板1の接地面を大きくすることができるので、安定した歩行補助板1を提供することができる。また、網部73により接地面において所定の弾力性が提供されるので、波状のスレート屋根10の上に歩行補助板1が載せられた場合であってもスレート屋根10の形状に合わせて網部73が変形するので、安定性が妨げられることがない。
上述の実施形態によれば、歩行補助板1は、上部プレート部2と下部プレート部3との間に配置され、上部プレート部2を上方向に付勢する弾性部材となるバネ4を備え、上部プレート部2は、下面側に形成された凹部24を有し、下部プレート部3は上面に形成された凸部32を有する。これにより、バネ4で上方向に付勢されている上部プレート部2に下方向への荷重がかかった場合、凹部24と凸部32とが嵌合して、上部プレート部2の向きが回転方向に移動することを抑制する。したがって、歩行補助板1を履いた作業者は、体重を移動させて上部プレート部2にかかる荷重を開放して上部プレート部2の向きを変え、さらに上部プレート部2に下方向に体重をかけるだけで上部プレート部2の向きをロックすることができる。
上述の実施形態によれば、歩行補助板1の角度調整部6は下部プレート部3の下面に縦方向に固定された第1角度調整板61と、下側支持部7の上面に縦方向に固定された第2角度調整板62とを有する。第1角度調整板61と第2角度調整板62とは、互いに重ね合わされ、連結部材64により回動可能に連結されている。
また、第1角度調整板61には複数の角度調整孔611が形成されており、複数の角度調整孔611のうちいずれかの角度調整孔611と、第2角度調整板62に形成された固定孔621とを重ね合わせ、固定部材となる固定棒63を挿入すると、下側支持部7に対する下部プレート部3の角度が固定される。
これにより、下側支持部7に対する下部プレート部3の角度を任意に変更することができると共に、その角度を固定することができる。そして、歩行補助板1をスレート屋根10の上に置いた場合に、スレート屋根10の斜面に合わせて角度調整部6の角度を調整することにより、斜面においても作業者の足裏を水平に維持することができる。そして、作業者は、安定した姿勢で作業することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、角度調整部6として、第1角度調整板61と第2角度調整板62とを備え、第1角度調整板61に形成された複数の角度調整孔611のうちいずれかの角度調整孔611と第2角度調整板62の固定孔621とを重ねあわせ、固定棒63を挿入することにより角度を固定するとしたが、これに限らない。例えば、リクライニングチェアー等に用いられる角度調整機構を角度調整部6として採用することができる。
また、上述の実施形態では、上部プレート部2の上面には固定紐21を備え、固定紐21により作業者の足を固定するとしたがこれに限らない。例えば、上部プレート部2と所定の作業用ブーツ等とを一体化したものであってもよい。これらの足の固定については任意の方法を採用することができる。
また、上述の実施形態では、下側支持部7は、下側支持部本体71と枠部72とを備え、下側支持部本体71と枠部72との間に網部73を有するとしたが、これに限らない。例えば、下側支持部本体71の下面側においても網部やクッションとなるような部材を備えるとしてもよい。これにより、下側支持部本体71の裏面側もスレート屋根10の形状に合わせる等、安定性を向上することができる。
また、上述の実施形態では、歩行補助板1は、略楕円形の上部プレート部2、略円形の下部プレート部3及び下側支持部7を備えるとしたが、これに限らない。例えば、これらの形状は、円形、四角形、三角形等任意の形状であってよい。
また、上述の実施形態では、本発明に係る歩行補助板1は、スレート屋根10の上を歩行するために使用するものとしているが、これに限らない。例えば、スレート屋根10に限らず、傾斜のついた構造物を歩行する際にも適用することができる。
1 歩行補助板
2 上部プレート部
3 下部プレート部
4 バネ
6 角度調整部
7 下側支持部
20 上部プレート本体
22 軸部
24 凹部
30 下部プレート本体
32 凸部
61 第1角度調整板
62 第2角度調整板
63 固定棒
64 連結部材
71 下側支持部本体
72 枠部
73 網部
611 角度調整孔
621 固定孔

Claims (3)

  1. 屋根上の歩行を補助する歩行補助板であって、
    足が固定される上部プレート部と、
    前記上部プレート部の下面側に配置され、前記上部プレート部の下面から垂直方向に突出する回転軸を中心に前記上部プレート部を回転可能に支持する下部プレート部と、
    前記下部プレート部の下側に配置され、前記上部プレート部の外周より大きい外周に形成された枠部及び前記枠部の内側に形成された網部と、を有する下側支持部と、
    前記下部プレート部と前記下側支持部との間に配置され、前記下側支持部に対する前記下部プレート部の角度を調整する角度調整部と、を備える歩行補助板。
  2. 前記上部プレート部と前記下部プレート部との間に配置され、前記上部プレート部を上方向に付勢する弾性部材をさらに有し、
    前記下部プレート部は、前記下部プレート部の上面に上方向に向かって突出する凸部を有すると共に、前記上部プレート部は、前記凸部と嵌合可能な複数の凹部を有し、
    前記凸部は、前記上部プレート部が下方向に付勢された場合に前記複数の凹部のうちのいずれかの凹部と嵌合する請求項1に記載の歩行補助板。
  3. 前記角度調整部は、
    前記下部プレート部の下面に固定され、複数の貫通孔を有する第1角度調整板と、
    前記下側支持部の上面に固定され、前記複数の貫通孔のいずれかと連通する固定孔が形成された第2角度調整板と、
    前記複数の貫通孔のいずれか及び前記固定孔を連通し、前記第1角度調整板を前記第2角度調整板に固定する固定部材と、
    前記第1角度調整板と前記第2角度調整板とを回動可能に連結する連結部材と、を有する請求項1又は2に記載の歩行補助板。
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