JP2010188201A - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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マルガレータ・ヴェンネルベック
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Abstract

【課題】パンツ型の既知の物品に関連する問題を回避するパンツ型吸収性物品を提供する。
【解決手段】本体(4)は、前部(5)と後部(6)とを備え、前部と後部とは対向する長手方向の側端辺に沿って互いに結合されて、腰部開口部と一対の脚部開口部とを形成し、前部と後部とのうちの少なくとも一方は、弾性ウェブ材(10)を備える。物品は、物品の長手方向において前部と後部との間に配置された股部分(7)をさらに備え、前部は長手方向に所定の長さ(b1)を有し、後部は長手方向に所定の長さ(b3)を有し、股部分は長手方向に所定の長さ(b2)を有する。吸収性アセンブリ(3)は、少なくとも股部分にあり、前部及び後部の両方に所定の長さで重なる。吸収性アセンブリは、物品の延ばされた状態で測定された場合に前部及び後部それぞれの表面積の20%未満、好ましくは10%未満に重なっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、パンツ型オムツ、生理用パンツ、又は失禁用着用品のようなパンツ型の吸収性物品に関し、前記物品は、弾性を有するウェブ材を備えている。
コア領域及び本体領域を形成された吸収性物品は、着用者の周りに快適にフィットすると考えられている。パンツ型オムツ、生理用パンツ、及び失禁用パンツのようなパンツ型物品にとって、物品が着用者の臀部を越えて引き上げ及び引き下げ可能であり、着用者又は介護者が簡単に物品を着用し、物品が汚れた場合に簡単に物品を取り外すことを可能にすることが望ましい。このような吸収性パンツを、裏シートと表シートとの間に収縮可能に取り付けられた、通常は弾性糸のような弾性材料を備える、弾性化された、伸縮可能な側部と腰部とで作ることが知られている。
さらに、吸収性物品の本体部分を、伸縮可能に接着された積層体のような弾性を有する材料から作ることが知られている。このような積層体は、延伸され、スパンボンドウェブの外層の間に挟まれた、メルトブローンエラストマ繊維の層を含むことができる。
特許文献1は、引っ張り力がかけられたときに、所定の永久変形を呈する、吸収性物品のための伸縮可能な外側カバーを開示している。伸縮可能な外側カバーは、ネック付きの弾性を有しないフィルムからなる1つの層と、弾性フィルムからなる1つの層との形態のネック付きの積層体を備えている。フィルムは通気性を有することができる。
特許文献2は、対向する側部が第1及び第2の弾性を有しない繊維層に接合された弾性フィルムを備える、弾性積層体を開示している。この積層体は、弾性を有しない繊維層を、弾性フィルム層に接合し、次いでこの複合材を引き伸ばし、弾性を有しない材料を破断させることによって作られている。弾性フィルム材は、通気性を有する材料からなっていてもよい。積層体は、吸収性物品に組み込むことができる。
特許文献3は、例えば弾性積層体からなる、伸縮可能な前部及び後部を有する使い捨てのパンツ様の下着を開示している。吸収性アセンブリは、前部及び後部に固定されている。部分的に弾性積層体からなる吸収性物品のさらなる例は、特許文献4及び特許文献5に見られる。
国際出願PCT/SE2004/001004、PCT/SE2004/001005、及びPCT/SE2004/001415は、布様の感触と外見のような改良された特性を有する弾性積層体の形態の外側カバーシートを備える吸収性物品に関している。
良好なフィット感、改良された快適性、及び漏れに対する安全性を得るためには、吸収性物品が、着用者の相対的な寸法に合う寸法を有することが重要である。物品の相対的な寸法もまた重要であり、よって物品のコンポーネント又は領域は互いに過剰に大きすぎても小さすぎてもいけない。また、物品の全体の寸法及びそのコンポーネントの相対的な寸法は、よりパンツ様の外見を有する物品が得られるように、調整することができる。弾性材料は、フィット感を改善するために使用することができるが、高価であることが多いので、弾性が重要である部分は弾性を有し、それほど弾性が重要でないところには(安い)非弾性材料を備える物品に対する必要性が存在している。弾性材及び非弾性材の正しい選択は、このように経済性の点と物品の良好なフィット性とをバランスさせるように、物品の異なるコンポーネントまたは領域に対してなされなければならない。さらに、物品の構成に使用される弾性ウェブ材の弾性特性は、可能な限り保たれなければならない。
また、弾性積層体のような弾性ウェブ材を備える吸収性物品の特性、特にそのフィット性及び外見の改良に対する必要性もある。また、上述のタイプの吸収性物品の快適性と柔らかい感触も重要である。さらに、製造方法における改良は製造コストを最小に保つことを可能にするが、このことは、使い捨て式の物品は1回の使用後に廃棄されるので、使い捨て式の物品に対して重要である。
米国特許第6552245号明細書 国際公開第03/047488号パンフレット 米国特許出願公開第2004/0243086号明細書 米国特許第6476289号明細書 特許第10043235号公報 欧州特許出願公開第1035818号明細書
パンツ型オムツの斜視図である。 身体に面する側から見たときの、成形前の平坦な、十分に広げられた状態のパンツ型オムツの平面図である。 パンツ型オムツの反対側の外側から見たときの対応する平面図である。 図3におけるVI−VI線に従った断面図である。 図3におけるVII−VII線に従った弾性積層体の断面図である。
本発明の目的は、パンツ型の既知の物品に関連する問題を回避するパンツ型吸収性物品を提供することである。
この目的は、(パンツ型オムツ、生理用パンツ、又は失禁用パンツのような)パンツ型の吸収性物品によって達成され、この物品は、吸収性コア及び本体を備える、吸収性アセンブリを有している。本体は、前部と後部とを備え、これら前部と後部とは、2つの対向する長手方向の側端辺に沿って互いに結合されて、腰部開口部及び一対の脚部開口部を形成している。前部と後部とのうちの少なくとも一方は、弾性ウェブ材を備えている。物品は、物品の長手方向において前部と後部との間に配置された股部分をさらに備えている。前部は長手方向に所定の長さ(b1)を有し、後部は長手方向に所定の長さ(b3)を有し、股部分は長手方向に所定の長さ(b2)を有している。吸収性アセンブリ(3)は、少なくとも前記股部分にあり、前部及び後部の両方に所定の長さで重なっており、物品は、長手方向(y)と横方向(x)とを有している。
1つの実施形態によれば、吸収性アセンブリは、物品の延ばされた状態で測定された場合に、前部及び後部のそれぞれの表面積の20%未満、好ましくは10%未満に重なっている。“伸ばされた状態”と言う文言は、より十分に後述されている。
このように、パンツ型吸収性物品は、より簡単に着用者の体の形に適用されるので、良好なフィット性、改良された快適性、及び漏れに対する安全性を提供している。物品の特定の部分の組み合わせを使用することによって、コンポーネントの使用をより簡単にすることができ、コンポーネントの選択は所定の部分に最も適するようにできる。
本発明の別の実施形態においては、物品は、物品の端辺と物品の横方向の中央線とによって規定された前半部分と、物品の端辺と物品の横方向の中央線とによって規定された後半部分とを有する。本発明によれば、前半部分の表面積は、物品の延ばされた状態で測定された場合に、後半部分の表面積の80〜90%である。
本発明のさらなる実施形態においては、物品は、横方向において最大幅(c)を有し、長手方向において最大長さ(b)を有している。本発明によれば、物品の最大幅(c)の最大長さ(b)に対する比は、物品の延ばされた状態で測定された場合に、80%〜120%、好ましくは90%〜110%である。さらに、物品の前部の長さ(b1)の幅(c)に対する比は、物品の延ばされた状態で測定された場合に、25%〜35%、好ましくは28%〜32%である。物品の後部の長さ(b3)の幅(c)に対する比は、物品の延ばされた状態で測定された場合に、38%〜52%である。
股部分の長さ(b2)は、物品の延ばされた状態で測定された場合に、物品の長さ全体の10〜40%、好ましくは20〜40%、最も好ましくは25〜35%である。
1つの実施形態においては、前部及び後部の両方は、前記弾性ウェブ材を備えている。
本発明の1つの特徴によれば、物品の股部分には実質的に弾性ウェブ材は無く、股部分の長さは、前部及び後部の弾性ウェブ材からなるパネルの間の距離に実質的に等しい。
好ましくは、吸収性アセンブリは液体不透過性の背面シート層と、液体透過性の上面シート層と、これら背面シート層と上面シート層との間に封入された吸収性コアとを備える。
本発明の1つの実施形態においては、股部分は股部パネル材を備え、この股部パネル材は、好ましくは実質的に非弾性のウェブ材であり、吸収性アセンブリの下の被服に面する側に設けられている。好ましくは、非弾性のウェブ材は不織材である。
1つの実施形態によれば、弾性ウェブ材は、繊維層からなる第1及び第2の層と、これら第1及び第2の層の間に配置された弾性フィルム層とを備える積層体である。さらなる実施形態においては、弾性フィルム層は通気性を有している。
本発明の1つの特徴においては、弾性積層体は、24時間で少なくとも1500g/m2、好ましくは24時間で少なくとも3000g/m2の、ASTM、E−96−00方法Dによる水蒸気透過率を有している。
1つの実施形態によれば、前記弾性積層体は、スパンボンド材料からなる第1及び第2の繊維層を備え、それぞれの層は、10〜35g/m2の、好ましくは12〜30g/m2の、より好ましくは15〜25g/m2の秤量を有し、通気性を有する弾性フィルム層は、20〜80g/m2の、好ましくは20〜60g/m2の秤量を有し、前記弾性積層体は、24時間で少なくとも1500g/m2、好ましくは24時間で少なくとも3000g/m2の、ASTM、E−96−00方法Dによる水蒸気透過率を有している。
さらなる実施形態によれば、前記弾性ウェブ材は、本明細書に特定される弾性試験によって測定された場合に、弾性積層体の弾性率より少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%、最も好ましくは少なくとも70%の物品の横方向における弾性率を有する。
本発明の1つの特徴においては、弾性ウェブ材は100g/m2未満の、好ましくは90g/m2未満の秤量を有している。
本発明は、例示の方法によって、添付の図面を参照しつつ、より詳細に後述されている。
本発明は添付の図面に示されるいくつかの実施形態を参照して以下に詳しく記載されている。
[吸収性物品]
“吸収性物品”という文言は、着用者の肌に対して配置され、尿、便及び月経液のような身体滲出物を吸収し保持する製品を意味している。本発明は主に使い捨て式吸収性物品に関し、使い捨て式物品は、洗濯され又は別様に使用後に吸収性物品として再保存されること、又は再使用されることを意図されていない物品を意味している。本発明は、コア領域と、このコア領域を取り囲んでいる本体領域とを有している“パンツ型吸収性物品”に関している。このようなパンツ型吸収性物品の例は、パンツ型オムツ、生理用パンツ、及び失禁用パンツである。
図面は、幼児又は失禁症の大人のためのパンツ型オムツ1の実施形態を示している。前記パンツ型オムツは、通常、物品の吸収性アセンブリ3中に配置された吸収性コア2を備えている。オムツは本体4をさらに備えている。本体は、前部5と、後部6とを備えている。物品は、弾性を有する腰部バンド17を備えていても良い。
物品は、長手方向y及び横方向xを有している。
吸収性アセンブリ3は、液体透過性の上面シート20と液体不透過性の背面シート19とを備えている。吸収性コア2は、上面シート20と背面シート19との間に封入されている(図4)。
[上面シート]
液体透過性の上面シート20は、例えばスパンボンド、メルトブローン、カーディド、水流交絡式,湿式等の不織材で構成することができる。好適な不織材は、例えばパルプ又は綿繊維などの自然繊維、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ビスコースなどの人工繊維、又は自然繊維及び人工繊維の混合物から構成することができる。さらに、上面シートの材料は2つの繊維から構成することができ、例えば特許文献6に開示されているような結合パターンに互いに結合することができる。上面シートの材料のさらなる例は、多孔性発泡材、有孔のプラスティックフィルムなどである。表面上面シートの材料として好適な材料は、柔らかく、皮膚に炎症を与えないものでなければならず、例えば尿または月経液などの体液によって容易に透通されるように意図されている。上面シートは、吸収性物品の異なる部分において異なっていても良い。
[背面シート]
吸収性コア2の着用品に面する側の吸収性アセンブリ3中に備えられている液体不透過性の背面シート19は、例えばポリエチレンフィルム又はポリプロピレンフィルムなどの薄いプラスティックフィルム、液体不透過性を有する材料でコーティングされた不織材、液体の浸透に対して耐性を有する疎水性不織材、又は、プラスティックフィルムと不織材とを備える積層体のような、液体不透過性の材料から成っている。背面シート19は、液体が通り抜けるのを妨げる一方で、水蒸気が吸収性コアから逃げることができるように通気性とすることができる。通気性の背面シートの材料の例は、多孔性のポリマーフィルム、スパンボンド及びメルトブローンの層からなる不織積層体、多孔性のポリマーフィルムからなる積層体、及び不織材である。背面シート19は、好ましくは非弾性である。
[弾性を有するウェブ材]
本体4の前部5及び後部6のうちの少なくとも一方は、弾性を有するウェブ材10を備えている。好ましくは、前部5及び後部6の両方は弾性ウェブ材10を備える。弾性ウェブ材10のx方向における弾性率は、後述において特定される弾性率試験によって測定されたときに、少なくとも30%、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも70%であるべきである。
また、好ましくは、弾性を有するウェブ材10は、物品のy方向においても弾性である。しかし、y方向における弾性率は、好ましくはx方向におけるより低い。y方向における弾性率は、少なくとも20%であるべきである。
図示され、ここで記載される実施形態において、弾性ウェブ材は、繊維材11及び12からなる第1及び第2の外側層と、これら繊維層の間に配置された中央弾性フィルム層13とからなる弾性積層体10である(図5参照)。
しかし、弾性不織材、本質的には非弾性であるが弾性糸等によって弾性化された不織材などのような、別のタイプの弾性ウェブ材を使用することができることが理解される。弾性ウェブ材は、1つの層又は積層された2つ以上の層を備えることもできる。
ここに図示され、記載される弾性積層体においては、外側繊維層11及び12は、内側の弾性フィルム層13との組み合わせにおいて材料に高い破断強度を有するように選択されることが好ましい。また、外側繊維層11及び12は、柔らかく、布様の感触を積層体に与えている。好ましい材料の例は、カード式ウェブ及びスパンボンド材である。繊維材層の秤量は、10〜35g/m2、好ましくは12〜30g/m2、より好ましくは10〜25g/m2であるべきである。繊維材に使用される好適なポリマーの例は、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、及び他のポリオレフィンのホモポリマー及びコポリマーである。例えば綿のような自然繊維もまた、要求される特性を提供する限り使用することができる。ポリマーの混合物は、不織層の高い可撓性に貢献することができ、これを通じて、不織材に最大荷重における高い伸びを付与している。ポリエチレンポリマーとポリプロピレンポリマーとの混合物は、この点で良好な結果を付与することを証明した。
異なるポリマーから成る繊維の混合物もまた可能である。
本発明の1つの実施形態によれば、中央層13は、20〜80g/m2、好ましくは20〜60g/m2の秤量を有する、有孔の弾性フィルムである。フィルムはいずれの好適な弾性ポリマーであってもよく、自然ポリマーであっても合成ポリマーであっても良い。弾性フィルムに好適な材料のいくつかの例は、低結晶性のポリエチレン、メタロセン−触媒低結晶性ポリエチレン、エチレンビニルアセテートコポリマー(EVA)、ポリウレタン、ポリイソプレン、ブタジエンースチレンコポリマー、スチレン/イソプレン/スチレン(SIS)、スチレン/ブタジエン/スチレン(SBS)のようなスチレンブロックコポリマー、又はスチレン/エチレン−ブタジエン/スチレンブロックコポリマーである。また、これらポリマーの混合物、及び他の変成エラストマ又は非エラストマ材も使用することができる。好適なフィルムの1つの例は、PE−SEBS−PEからなる有孔の3層エラストマフィルムである。
積層体の合計秤量は、好ましくは100g/m2以下、より好ましくは90g/m2未満である。
弾性積層体10は、特許文献2に開示された方法に従って製造することができ、この文献には、1つのスパンボンド層11がフィルム13に粘着状態で適用され、よってフィルム層に接着され、別のスパンボンド層12は、例えば圧感ホットメルト接着剤を使用して、フィルム層13に接着積層されている。代替的に、積層体は、この既知の方法の変型版に従って製造されており、ここで変型は、積層体が、非弾性不織層の少なくとも1つの最大荷重における延びの下の点まで一定量で(噛み合いギア(intermeshing gears(IMG))によって)延伸され、少なくとも不織層の一方に対して所定の強度を保持することを含んでいる。他方の層もまた、最大荷重における伸びとしての点、又は延伸中に破れる点まで延伸することができる。
特許文献2に開示された方法は、繊維材の降伏点の上への積層体の引き伸ばしを含み、よって非弾性層は完全に破れる。したがって、特許文献2に記載されているように、積層体の延びは非弾性材の延伸弾性係数によって制限されることはない。
好ましい実施形態において、弾性フィルムに接着されている、少なくとも1つの、好ましくは両方の繊維層は、(特許文献2に記載された方法とは対称的に)本発明による積層体の製造において完全に破られはしない。弾性積層体の弾性率より大きい、最大荷重における伸びを有する繊維材の選択は、弾性フィルムが、繊維層によって邪魔されることなく延びることを可能とする。また、このような選択は、繊維層が製造中に完全には破られないか、又は破壊されないので、繊維層が積層体の破断強度に貢献するということを保障している。好ましくは、両方の繊維層、又は繊維層の少なくとも一方は、積層体の弾性率より少なくとも10%高い最大荷重における伸びを有している。これは、国際出願PCT/SE2004/001005号明細書に、より詳細に記載されており、この明細書はここに参照として組み込まれている。材料の層の不透明度は、下層の対象物又は模様が見えるのを視覚的に隠す、材料の層の特徴的な能力である。不透明度は%で測定され、100%の不透明度は、材料の層を通して何も見えないことを意味し、0%の不透明度は、材料の層が完全に透明であることを意味している。不透明度は、後述する不透明度試験によって測定され、視感反射率のデータに基づいている。
積層体の不透明度は、積層体の中、特に弾性フィルムの中に不透明化フィラーを組み込むことによって得ることができる。このような顔料は、有機物又は無機物の染料、着色剤、又は白化剤とすることができる。二酸化チタンのような無機物、無機炭酸塩、合成物炭酸塩、タルク、霞石閃長岩、水酸化マグネシウム、サイアトメイシスアース(siatomaceous earth)アルミニウムの3水化物、マイカ、自然シリカ又は合成シリカ、焼成粘土、及びこれら物質の混合物は、不透明化フィラーの好ましい例である。
フィラーは、好ましくはフィルムの押し出し成形において主要なバッチとして添加されている。適切な濃度の1つの例は、フィルムの約5重量%のフィラーである。
弾性積層体10が、24時間当たり少なくとも1500g/m2、好ましくは24時間当たり少なくとも3000g/m2の、ASTMのE96−00の方法Dに従った通気性(水蒸気透過率)を有することが、さらに好ましい。
弾性フィルム層の開放領域は、好ましくは少なくとも5%、より好ましくは少なくとも8%である。開放領域は、画像分析法によって測定され、孔領域をフィルム試験片の全面積によって割った値の合計値として規定されている。
[吸収性コア]
“吸収性を有するコア”は、吸収性物品の吸収性アセンブリ中に配置された吸収性構造体である。吸収性コア2は、従来のいずれの種類のものとすることもできる。通常使用される吸収性材料の例は、セルロースフラフパルプ、ティッシュ層、高度に吸収性を有するポリマー〈いわゆる超吸収体〉、吸収性発泡材料、吸収性不織材、又はその種のものである。セルロースフラフパルプを、吸収性コア内の超吸収性ポリマーと組み合わせることが一般的である。超吸収性ポリマーは、水膨潤性を有する有機物又は無機物、若しくは水不溶性の有機物又は無機物であり、その重量の少なくとも約20倍を吸収することができ、水溶液において0.9重量%の塩化ナトリウムを含んでいる。超吸収性を有する材料として使用されるために好適な有機材料は、ポリサッカライド、ポリペプチド、及びその種のもののような自然材料、及び合成ハイドロジェルポリマーのような合成材料を含んでいる。このようなハイドロジェルポリマーは、例えばポリアクリル酸のアルカリ金属塩、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリビニルピリジン、及びその種のものを含んでいる。別の好適なポリマーは、加水分解されたアクリロニトリルグラフトスターチ、アクリル酸グラフトスターチ、及びイソブチレンマレイン酸アンハイドライド共重合体及びこれら物質の混合物を含んでいる。ハイドロジェルポリマーは、好ましくは軽く架橋されており、材料を実質的に水不溶性としている。好ましい超吸収性を有する材料は、さらに表面架橋されており、超吸収性を有する粒子、繊維、フレーク、球体などの外側表面若しくは外殻は、超吸収体の内部よりも高い架橋密度を有している。超吸収性を有する材料は、粒子、繊維、フレーク、球体、及びその種のものを含む、吸収性を有する複合体に使用するために好適なすべての形態とすることができる。
高い吸収能力は、多量の超吸収性材料の使用によって提供されている。セルロースの繊維、及び超吸収性材料のような、親水性繊維のマトリックスを備える吸収性コアのための、超吸収性材料の比率は、好ましくは重量にして10〜90%であり、より好ましくは重量にして30〜70%である。
吸収性物品において、液体収容能力、液体分散能力、及び液体貯蔵能力に対して異なる特性の層を備えている吸収性コアを有することは従来から行われている。例えば赤ちゃんのオムツ及び失禁ガードにおいて通常である薄い吸収性本体は、多くの場合、セルロースフラフパルプ及び超吸収性ポリマーの圧縮された混合構造又は層構造を備えている。吸収性コアの大きさ及び吸収能力は、幼児に対して、又は大人の失禁症の人に対してのような、異なる使用に合わせるように変化させることができる。
吸収性コアは、主な吸収性本体の上面に配置され、排出された液体を、主な吸収性コアによって吸収される前に、すばやく収容し一時的に貯蔵する捕捉分散層をさらに含んでいても良い。このような捕捉分散層は、従来技術においてよく知られており、多孔性の繊維詰め物又は発泡性材料から構成することができる。
[パンツ型オムツ]
図1に開示されているパンツ型オムツは、1対の下着のように着用者の胴の下部を取り囲むことを意図されている。パンツ型オムツは、吸収性アセンブリ3と本体4とを備えている。本体4は、前部5と後部6とを備えている。前部5と後部6とは、超音波融着、糊紐、又はその種のものによって、対向する長手方向の側端辺に沿って互いに結合されて、パンツ型オムツの腰部開口部と一対の脚部開口部とを形成している。
前部5と後部6とのうちの少なくとも一方、好ましくは両方は、上述のような弾性ウェブ材10を備えている。吸収性アセンブリ3は、少なくとも前記股部7に配置され、前部5及び後部6の両方に所定の距離を重ねられており、物品は長手方向(y)と横方向(x)とを有している。
物品4は、物品の長手方向において前部5と後部6との間に配置された股部分7をさらに備えている。前部5は長手方向に所定の長さb1を有し、後部6は長手方向に所定の長さb3を有し、股部分7は長手方向に所定の長さb2を有している。
このように、物品は、図2に示すように、その長手方向において3つの部分(前部、後部、及び股部分)に分割されている。前部は、物品の腰部端辺と、物品の長手方向の側端辺と、物品の脚部開口部の一部分と、脚部開口部の端辺の角度が最も極端に変化する点(すなわち、横方向に対して脚部開口部の端辺の角度の変化率がもっとも大きい点)に配置された横方向のラインとによって区画を定められている。後部は、同様の方法で、物品の腰部端辺と、物品の長手方向の側端辺と、物品の脚部開口部の一部分と、端辺の角度が最も極端に変化する脚部開口部の端辺の点(すなわち、横方向に対して脚部開口部の端辺の角度の変化率がもっとも大きい点)に配置された横方向のラインとによって区画を定められている。股部分は、その長手方向の端辺において、物品の脚部開口部の端辺によって区画を定められ、その横方向の端辺において、上述の横方向の2つのラインによって区画を定められている。
前部/後部の弾性材によって、物品の使用のときの曲げ伸ばしが可能となることが重要である。非弾性層がこの弾性ウェブ材に結合される場合、弾性ウェブ材の可撓性及び展延性は削減される。本発明によれば、吸収性アセンブリ3は、物品の引き伸ばされた状態において測定されたときに、前部及び後部それぞれの表面積の20%未満、好ましくは10%未満に重なっている。物品の“引き伸ばされた状態”は、この明細書において、弾性ウェブ材、腰部弾性材、脚部弾性材のような吸収アセンブリに含まれるすべての弾性材が製品のいずれの部分にもギャザーを寄せられないような程度まで引き伸ばされているが、製品全体は完全に平坦であると言う程度まで、物品が4つの方向すべてにおいて物品が引き伸ばされている状態として規定されている。物品は、この平坦な状態に到達するところまでのみ引き伸ばされる。
本発明の別の実施形態においては、物品は物品の端辺と物品の横方向の中央線16とによって規定された前半部分14と、物品の端辺と物品の横方向の中央線16とによって規定された後半部分15とを有する。前半部分14の表面積は、物品の延ばされた状態で測定された場合に、後半部分15の表面積の80〜90%である。このことは、吸収性物品のよりパンツ様の形状を提供する。
さらなる実施形態においては、物品は、横方向において最大幅(c)を有し、長手方向において最大長さ(b)を有しており、物品の最大幅(c)の最大長さ(b)に対する比は、物品の延ばされた状態で測定された場合に、80%〜120%、好ましくは90%〜110%である。好ましい実施形態によれば、物品の前部の長さ(b1)の幅(c)に対する比(b1/c)は、物品の延ばされた状態で測定された場合に、25%〜35%、好ましくは28%〜32%である。また、物品の後部の長さ(b3)の幅(c)に対する比(b3/c)は、物品の延ばされた状態で測定された場合に、38%〜52%である。これら測定に合致する物品は、吸収性物品のよりパンツ様の形状と、よりピッタリとしたフィット感を提供する。
良好なフィット感と、漏れに対する安全性を提供するために、股部分7の長さ(b2)は、物品の延ばされた状態で測定された場合に、物品の長さ全体(b)の10〜40%、好ましくは20〜40%、最も好ましくは25〜35%である。
股部分7は、吸収性アセンブリの下で、被服に面する側に設けられている股部分パネル材21を備えている。本発明の1つの実施形態によれば、股部分パネル材21は、実質的に非弾性のウェブ材18を備えているが、弾性材を使用することもできる。好適には、非弾性のウェブ材18は不織材である。実質的に非弾性のウェブ材18は、物品の股部分に配置されており、弾性ウェブ材10に、股部分7と前部5及び後部6との間の境界において、若しくはその近傍において接合することができ、よって非弾性のウェブ材18は、物品の長手方向においてこれら部分の間に配置されている。非弾性のウェブ材18は、前部5及び後部6に十分に重ねることができ、これら部分に結合することができるが、非弾性のウェブ材18は、その表面の大部分の上で前部5または後部6に大幅に重なることはない。
本発明の1つの実施形態によれば、前部及び後部の両方は弾性ウェブ材10を備え、股部分7は実質的に弾性ウェブ材を有さず、股部分7の長さ(b2)は、前部5及び後部6における弾性ウェブ材10からなるパネルの間の距離に実質的に等しい。しかし、前部5及び後部6と股部分7との間の境界は、異なるパネル材10、21の間の結合部に一致してもしなくても良い。このように、異なるパネル材の間の結合部は、前部、後部、または股部分のいずれの上に延在していても良い。
股部分7の非弾性ウェブ材は、前部5/後部6の弾性ウェブ材10に結合することができ、股部分7の非弾性ウェブ材は、選択的に引き伸ばされた状態に保持され、よって、ギャザーは前部及び後部の股部分のシーム8、9の非弾性ウェブ材に設けられている。ギャザーは、パンツ型の吸収性物品を要求される形状に引っ張るように作用し、よって、良好なフィット感を提供すると同時に、よりパンツ様の外見をも物品に提供している。
別の実施形態においては、分離した股部分のパネル材21は設けられないが、弾性ウェブ材10もまた物品の股部分中の吸収性アセンブリ3の下に存在している。代替的に、吸収性アセンブリ3のみが前部5と後部6とを橋渡ししている。
本発明による吸収性アセンブリ3は、液体不透過性の背面シート層19、液体透過性の表面シート層20、及びこれらシート層の間に封入されている吸収性コア2を備え、これらすべてのコンポーネントが上述されている。吸収性アセンブリ3は、前部5/後部6の弾性ウェブ材10に結合されていても良く、選択的に引き伸ばされた状態で保持され、よって、ギャザーは吸収性アセンブリ中に、吸収性アセンブリが前部5及び後部6に結合されている点に設けられる。
本発明によるパンツ型吸収性物品は、前部及び後部に固定された弾性部材からなる弾性腰バンド17を備えることができる。代替的な実施形態においては、前部5及び後部6のうちの一方のみがそれに固定された弾性腰バンド17を有する。また、前部5及び後部6に固定された弾性腰バンド部17は、前記側部シームに沿って互いに結合することができる。
本発明による弾性ウェブ材10を使用する場合、前部5及び後部6を結合する追加的な弾性化された側部は必要とされない。必要に応じて、特に弾性ウェブ材10が前部及び/又は後部の一部分にのみ配置される場合には、勿論、追加的な弾性化された側部が設けられても良い。
上述のように、弾性ウェブ材10は、少なくとも40%、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも60%の不透過率を有している。弾性ウェブ材の不透過率は、物品に布様の外見を与え、これは物品がパンツ型オムツの場合に特に重要である。この場合には特に、前部及び後部の大きな領域のような、弾性ウェブ材がパンツ型オムツのほとんどの表面積領域の単体コンポーネントを形成しているところ、及び吸収性コアが物品の30%もしくはそれ未満の比較的小さい領域のみを覆っているところで、弾性ウェブ材の外見は、物品の全体的な外見に対して非常に重要である。このように、弾性ウェブ材を、少なくとも40%の不透過率を有するようにすることによって、パンツ型オムツは、弾性ウェブ材が高度の透明性を有する場合よりも布様に、また“通常の”下着のように見える。不透過率は、国際特許出願PCT/SE2004/001415号明細書に開示されている不透過率試験によって測定される。
弾性ウェブ材がASTM第D3763−02番に従って測定されたときに少なくとも15Nの破断強度を有していることがさらに望ましい。好ましくは、本発明の弾性ウェブ材は、少なくとも20N、より好ましくは少なくとも30Nの破断強度を有している。
弾性ウェブ材は、少なくとも20、好ましくは少なくとも30、より好ましくは少なくとも40のカワバタによる柔らかさを有するべきである。弾性ウェブ材が、50未満の、好ましくは30未満の、より好ましくは20未満の、最も好ましくは10未満のカワバタによる成形性を有することがさらに好ましい。また、弾性ウェブ材は、40未満のカワバタによるドレープ適性を有することが望ましい。カワバタによる柔らかさ、成形性、及びドレープ適性は、国際特許出願PCT/SE2004/001004号明細書に与えられている試験方法に従って測定される。
[弾性試験]
この方法は、弾性材が、負荷のかけ外しの繰り返しの際にどのような挙動を示すかを測定する。サンプルは所定の伸びまで引き伸ばされ、0と前記所定の伸びとの間の周期的な動きが行われる。望ましい負荷のかけ外しの力が記録される。弛緩した材料の永久伸び、すなわち残留伸びが測定される。
周期的な動きができ、プリンタ/プロッタもしくはソフトウェアを装備された引っ張り試験機ロイドLRX(Lloyd LRX)が使用される。サンプルは、25mm幅、及び、引っ張り試験機のクランプの間の距離より好ましくは20mm長い長さに切り出すことによって準備される。
引っ張り試験機は、装置の使用説明書にしたがって校正される。試験(付加のかけ及び外しの力)に必要なパラメータは、以下のように調整される。
−クロスヘッドスピード: 500 mm/min
−クランプ距離: 50 mm
−プレロード: 0.05 N
サンプルは、クランプ中に目印に従って載置され、サンプルが中心出しされ、クランプ中に垂直に固定されていることが確認される。引っ張り試験機が起動され、0と最も高く規定された第1の負荷に等しい所定の伸びとの間の3サイクルが行われる。最後のサイクルの前に、サンプルは1分間、弛緩状態にされ、次いでサンプルを0.1Nの力が検出されるまで引き伸ばし、伸びを読むことによって、永久伸びが測定される。
弛緩後の永久伸びは、10%以下であるべきであり、上記の方法によって測定される。このように、30%の弾性が、上記の引っ張り試験機において30%の伸びをかけられた後に、積層体が10%未満の伸びの後の永久弛緩を有するように規定されている。30%の伸びは、サンプルの当初の長さより30%長い長さへの伸びを意味している。
[寸法]
本発明の物品のいくつかの実施形態は、以下の寸法及び相対的な寸法を有している。
Figure 2010188201
吸収性アセンブリの前部/後部上の重なりは、以下のようである。
Figure 2010188201
本発明が好ましい実施形態を参照して記載されてきたが、種々の変型が請求の範囲の技術的範囲内で可能であることが理解される。したがって、本発明は、この発明が属する技術分野内の既知の、又は慣例の手法内である全ての変型又は均等物を包含することを意図している。
1・・・パンツ型吸収性物品
2・・・吸収性コア
3・・・吸収性アセンブリ
4・・・本体
5・・・前部
6・・・後部
7・・・股部分
10・・・弾性ウェブ材
11・・・第1の層
12・・・第2の層
13・・・弾性フィルム層
14・・・前半部分
15・・・後半部分
16・・・中央線
18・・・非弾性のウェブ材
19・・・背面シート層
20・・・上面シート層
21・・・股部パネル材
b・・・最大長さ
c・・・最大幅
b1、b2、b3・・・長さ
x・・・横方向
y・・・長手方向

Claims (28)

  1. パンツ型オムツ、生理用パンツ、又は失禁用パンツのようなパンツ型吸収性物品(1)であって、該物品は、吸収性コア(2)及び本体(4)を備える、吸収性アセンブリ3)を備え、前記本体(4)は、前部(5)と後部(6)とを備え、これら前部(5)と後部(6)とは、2つの対向する長手方向の側端辺に沿って互いに結合されて、腰部開口部及び一対の脚部開口部を形成し、前記前部(5)と前記後部(6)とのうちの少なくとも一方は、弾性ウェブ材(10)を備え、前記物品(4)は、前記物品の長手方向において前記前部(5)と前記後部(6)との間に配置された股部分(7)をさらに備え、前記前部(5)は長手方向に所定の長さ(b1)を有し、前記後部(6)は長手方向に所定の長さ(b3)を有し、前記股部分は(7)長手方向に所定の長さ(b2)を有し、前記吸収性アセンブリ(3)は、少なくとも前記股部分(7)にあるとともに、前記前部(5)及び前記後部(6)の両方に所定の長さで重なっており、前記物品は、前記物品の端辺と前記物品の横方向の中央線(16)とによって規定された前半部分(14)と、前記物品の端辺と前記物品の横方向の中央線(16)とによって規定された後半部分(15)と、を有し、前記物品は、長手方向(y)と横方向(x)とを有し、
    前記前半部分(14)の表面積は、前記物品の延ばされた状態で測定された場合に、前記後半部分(15)の表面積の80〜90%であることを特徴とする、パンツ型吸収性物品(1)。
  2. 前記股部分(7)の長さ(b2)は、前記物品の延ばされた状態で測定された場合に、前記物品の長さ全体(b)の10〜40%であることを特徴とする請求項1に記載のパンツ型吸収性物品(1)。
  3. 前記股部分(7)の長さ(b2)が、前記物品の延ばされた状態で測定された場合に、前記物品の長さ全体(b)の20〜40%であることを特徴とする請求項2に記載のパンツ型吸収性物品(1)。
  4. 前記股部分(7)の長さ(b2)が、前記物品の延ばされた状態で測定された場合に、前記物品の長さ全体(b)の25〜35%であることを特徴とする請求項3に記載のパンツ型吸収性物品(1)。
  5. 前記前部(5)及び前記後部(6)の両方は、前記弾性ウェブ材(10)を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品(1)。
  6. 前記股部分(7)には前記弾性ウェブ材は無く、前記股部分(7)の長さ(b2)は、前記前部(5)及び前記後部(6)の前記弾性ウェブ材(10)からなるパネルの間の距離に実質的に等しいことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品(1)。
  7. 前記吸収性アセンブリ(3)は、液体不透過性の背面シート層(19)と、液体透過性の上面シート層(20)と、これら背面シート層(19)と上面シート層(20)との間に封入された吸収性コア(2)とを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  8. 前記股部分(7)は、前記吸収性アセンブリ(3)の下の被服に面する側に股部パネル材(21)を備えていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  9. 前記股部パネル材(21)は、非弾性のウェブ材(18)であることを特徴とする請求項8に記載のパンツ型吸収性物品。
  10. 前記非弾性のウェブ材(18)は不織材であることを特徴とする請求項9に記載のパンツ型吸収性物品。
  11. 前記弾性ウェブ材は、繊維層からなる第1及び第2の層(11、12)と、これら第1及び第2の層の間に配置された弾性フィルム層(13)とを備える積層体(10)であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  12. 前記弾性フィルム層(13)は通気性を有していることを特徴とする請求項11に記載のパンツ型吸収性物品。
  13. 前記弾性積層体(10)は、24時間で少なくとも1500g/m2の、ASTM、E−96−00方法Dによる水蒸気透過率を有していることを特徴とする請求項10に記載のパンツ型吸収性物品。
  14. 前記弾性積層体(10)が、24時間で少なくとも3000g/m2の、ASTM、E−96−00方法Dによる水蒸気透過率を有していることを特徴とする請求項14に記載のパンツ型吸収性物品。
  15. 前記弾性積層体(10)は、スパンボンド材料からなる第1及び第2の繊維層(11、12)を備え、これらそれぞれの層は、10〜35g/m2の秤量を有し、通気性を有する弾性フィルム層(13)は、20〜80g/m2の秤量を有し、前記弾性積層体(10)は、24時間で少なくとも1500g/m2の、ASTM、E−96−00方法Dによる水蒸気透過率を有していることを特徴とする請求項11に記載のパンツ型吸収性物品。
  16. 前記弾性積層体(10)は、24時間で少なくとも3000g/m2の、ASTM、E−96−00方法Dによる水蒸気透過率を有していることを特徴とする請求項15記載のパンツ型吸収性物品。
  17. 前記通気性を有する弾性フィルム層(13)は、20〜60g/m2の秤量を有していることを特徴とする請求項15記載のパンツ型吸収性物品。
  18. 前記弾性積層体(10)は、24時間で少なくとも3000g/m2の、ASTM、E−96−00方法Dによる水蒸気透過率を有していることを特徴とする請求項17記載のパンツ型吸収性物品。
  19. 前記スパンボンド材料からなる第1及び第2の繊維層(11、12)は、12〜30g/m2の秤量を有し、通気性を有する弾性フィルム層(13)は、20〜80g/m2の秤量を有し、前記弾性積層体(10)は、24時間で少なくとも1500g/m2の、ASTM、E−96−00方法Dによる水蒸気透過率を有していることを特徴とする請求項15記載のパンツ型吸収性物品。
  20. 前記通気性を有する弾性フィルム層(13)は、20〜60g/m2の秤量を有していることを特徴とする請求項19記載のパンツ型吸収性物品。
  21. 前記弾性積層体(10)は、24時間で少なくとも3000g/m2の、ASTM、E−96−00方法Dによる水蒸気透過率を有していることを特徴とする請求項19記載のパンツ型吸収性物品。
  22. 前記弾性積層体(10)は、24時間で少なくとも3000g/m2の、ASTM、E−96−00方法Dによる水蒸気透過率を有していることを特徴とする請求項20記載のパンツ型吸収性物品。
  23. 前記スパンボンド材料からなる第1及び第2の繊維層(11、12)は、15〜25g/m2の秤量を有し、通気性を有する弾性フィルム層(13)は、20〜80g/m2の秤量を有し、前記弾性積層体(10)は、24時間で少なくとも1500g/m2の、ASTM、E−96−00方法Dによる水蒸気透過率を有していることを特徴とする請求項15記載のパンツ型吸収性物品。
  24. 前記通気性を有する弾性フィルム層(13)は、20〜60g/m2の秤量を有していることを特徴とする請求項23記載のパンツ型吸収性物品。
  25. 前記弾性積層体(10)は、24時間で少なくとも3000g/m2の、ASTM、E−96−00方法Dによる水蒸気透過率を有していることを特徴とする請求項23記載のパンツ型吸収性物品。
  26. 前記弾性積層体(10)は、24時間で少なくとも3000g/m2の、ASTM、E−96−00方法Dによる水蒸気透過率を有していることを特徴とする請求項24記載のパンツ型吸収性物品。
  27. 前記弾性ウェブ材(10)は、100g/m2未満の秤量を有していることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のパンツ型吸収性物品。
  28. 前記弾性ウェブ材(10)は、90g/m2未満の秤量を有していることを特徴とする請求項27に記載のパンツ型吸収性物品。
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