JP2010185320A - Control valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電磁式アクチュエータ(ソレノイド)を備えた制御弁に係り、特に、カーエアコン等に使用される可変容量型圧縮機用として好適な制御弁に関する。 The present invention relates to a control valve provided with an electromagnetic actuator (solenoid), and more particularly to a control valve suitable for a variable displacement compressor used in a car air conditioner or the like.
一般に、カーエアコン等に使用される可変容量型圧縮機用制御弁は、圧縮機のクランク室内の圧力Pcを調整すべく、圧縮機(の吐出室)から吐出圧力Pdの冷媒が導入されるとともに、その吐出圧力Pdの冷媒を絞ってクランク室へ導出するようにされ、このクランク室への導出量(絞り量)を、圧縮機の吸入圧力Psに応じて制御するようになっており、下記特許文献1等にも見られるように、電磁式アクチュエータ(ソレノイド)を用いたものが種々提案ないし実用に供されている。
In general, a control valve for a variable displacement compressor used in a car air conditioner or the like introduces a refrigerant having a discharge pressure Pd from a compressor (discharge chamber) in order to adjust a pressure Pc in a crank chamber of the compressor. The refrigerant having the discharge pressure Pd is squeezed out and led to the crank chamber, and the derivation amount (throttle amount) to the crank chamber is controlled according to the suction pressure Ps of the compressor. As seen in
かかる可変容量型圧縮機用制御弁の従来例を図8の概略構成図を参照しながら簡単に説明する(詳細は特許文献1等を参照)。図示の制御弁1’は、弁棒15と、この弁棒15を摺動自在に保持する弁本体20と、電磁式アクチュエータ30と、を備える。
A conventional example of such a control valve for a variable displacement compressor will be briefly described with reference to the schematic configuration diagram of FIG. 8 (for details, refer to Patent Document 1). The illustrated
弁棒15は、下端部に弁体部16が設けられた弁棒部15Aとその上部に一体に連設された作動棒部15Bからなっている。
The
弁本体20は、弁体部16が接離する弁口22a付き弁座22が設けられた弁室21を有し、この弁室21の外周部(弁口22aより上流側)に圧縮機からの吐出圧力Pdの冷媒を導入するための吐出圧冷媒導入口25が設けられるとともに、弁口22aの下方(下流側)に圧縮機のクランク室に連通する冷媒出口26が設けられている。
The
電磁式アクチュエータ30は、通電励磁用のコイル32、該コイル32の内周側に配在された有底円筒状の吸引子(ステータ)34、この吸引子34の下端部外周(段差部)にその上端部が溶接等で接合されたパイプ35、吸引子34の下方でパイプ35の内周側に上下方向に摺動自在に配在されたプランジャ37を備えている。
The
また、吸引子34内には、圧縮機の吸入圧力Psが導入される感圧室45が形成され、この感圧室45には感圧応動部材としてのベローズ40が配在されている。さらに、吸引子34(の底面部)とプランジャ37(の上側凹部37b)との間には、プランジャ37を介して弁棒15を常時下方(開弁方向)に付勢する圧縮コイルばねからなる開弁ばね51が縮装されている。
Further, a pressure
一方、前記弁本体20の上部中央には、プランジャ37の最下降位置を規制するための凸状ストッパ部28が突設され、この凸状ストッパ部28を含む弁室上方の中央部分には、前記弁棒15が摺動自在に嵌挿された案内孔19が形成されている。また、前記プランジャ37と弁本体20の上部外周(凸状ストッパ部28外周)との間には、圧縮機の吸入圧力Psの冷媒が導入される吸入圧冷媒導入室23が形成されるとともに、その外周側に複数個の吸入圧冷媒導入口27が形成され、この吸入圧冷媒導入口27から吸入圧冷媒導入室23に導入された吸入圧力Psの冷媒は、プランジャ37とパイプ35との間に形成された隙間(縦溝)38、38、…や吸引子34の中央部に形成された通し穴39等を介して前記感圧室45に導入される。
On the other hand, a
このような構成とされた制御弁2においては、電磁式アクチュエータ30のコイル32、ステータ33及び吸引子34からなるソレノイド部が通電励磁されると、吸引子34にプランジャ37が引き寄せられ、これに伴い、弁棒15が上方(閉弁方向)に移動せしめられる。一方、圧縮機から吸入圧導入口27に導入された吸入圧力Psの冷媒は、導入室23からプランジャ37の外周に形成された縦溝38、38、…や吸引子34に形成された連通孔39等を介して前記感圧室45に導入され、ベローズ40(内部は真空圧)は感圧室45の圧力(吸入圧力Ps)に応じて伸縮変位(吸入圧力Psが高いと収縮、低いと伸張)し、該変位が弁棒15に伝達され、それによって、弁開度(弁体部16のリフト量)が調整される。
In the
すなわち、弁開度は、吸引子34の吸引力と、ベローズ40の付勢力(荷重)と、開弁ばね51による付勢力(荷重)と、弁体部16を含む弁棒15に作用する冷媒圧力(吐出圧力Pd、吸入圧力Ps、及び、クランク室圧力Pc)によって決定され、その弁開度に応じて、吐出圧冷媒導入口25から弁室21に導入された吐出圧力Pdの冷媒の絞り量、つまり、クランク室への導出量(絞り量)が調整される。言い換えれば、弁開度に応じて、クランク室内の圧力Pcが制御され、これに伴い、圧縮機の斜板の傾斜角度及びピストンのストロークが調整されて、吐出量が増減される。
That is, the valve opening degree is the refrigerant acting on the
ここで、本制御弁1’において、
Aop:弁棒15における開弁方向の受圧面積
Fsp:開弁ばね51のばね荷重
Fbe:ベローズ40の荷重
Acl:弁棒15における閉弁方向の受圧面積
Fso:吸引子34の吸引力
とすると、開弁方向に働く力と閉弁方向に働く力のバランス式は、次式 (1)のように表わされる。
(Pd−Pc)・Aop+Fsp+Fbe = (Pd−Ps)・Acl+Fso ・・・・ (1)
上式(1)において、左辺が開弁方向に働く力、右辺が閉弁方向に働く力で、(Pd−Pc)・Aopは開弁方向に働く冷媒圧力(荷重)、(Pd−Ps)・Aclは閉弁方向に働く冷媒圧力(荷重)であり、本例では、AopとAclとは略等しく、また、PcはPsより大きくされるので、弁内において冷媒圧力は閉弁方向に働くようになっている。
Here, in this
Aop: Pressure receiving area of
Fsp: Spring load of the
Fbe: Load of
Acl: Pressure receiving area of
Assuming that Fso is the suction force of the
(Pd-Pc)-Aop + Fsp + Fbe = (Pd-Ps)-Acl + Fso (1)
In the above formula (1), the left side is the force acting in the valve opening direction, the right side is the force acting in the valve closing direction, and (Pd−Pc) · Aop is the refrigerant pressure (load) acting in the valve opening direction, (Pd−Ps) Acl is the refrigerant pressure (load) acting in the valve closing direction. In this example, Aop and Acl are substantially equal, and Pc is made larger than Ps, so the refrigerant pressure works in the valve closing direction in the valve. It is like that.
また、電磁式アクチュエータ30(ソレノイド)への通電をOFFにしたとき(吸引力Fso=0)、弁棒15及びプランジャ37を開弁方向に移動させるのに必要な開弁ばね51のばね荷重Fspは、次式(2)で表される。
Fsp = (Pd−Ps)・Acl−(Pd−Pc)・Aop−Fbe ・・・・(2)
この式(2)から、クランク室圧力Pcと吸入圧力Psの差が大きいほど、開弁ばね51のばね荷重Fspも大きくする必要があることがわかる。
When the energization of the electromagnetic actuator 30 (solenoid) is turned off (suction force Fso = 0), the spring load Fsp of the
Fsp = (Pd-Ps), Acl- (Pd-Pc), Aop-Fbe (2)
From this equation (2), it can be seen that the larger the difference between the crank chamber pressure Pc and the suction pressure Ps, the larger the spring load Fsp of the valve opening
ところで、上述した如くの従来の制御弁1’においては、クランク室圧力Pcと吸入圧力Psの差が大きい場合、言い換えれば、冷媒圧力が閉弁方向に働くようになっている場合、電磁式アクチュエータ30への通電をOFFにしても、開弁ばね51の荷重(付勢力)が足りず、プランジャ37及び弁棒15(弁体部16)を開弁方向に円滑に移動させることができなくなるおそれがある。
By the way, in the
かかる問題を解消すべく、開弁ばねのばね荷重(初期セット荷重)を大きくすると、弁棒及びプランジャを当該開弁ばねの付勢力に抗して閉弁方向に移動させるために必要な吸引力も大きくなるため、電磁式アクチュエータの大型化、コストアップ等を招いてしまう。 If the spring load (initial set load) of the valve-opening spring is increased in order to solve this problem, the suction force required to move the valve stem and plunger against the biasing force of the valve-opening spring in the valve closing direction also increases. This increases the size and cost of the electromagnetic actuator.
これを以下に詳しく説明する。まず、上記従来例の制御弁1’(従来例1とする)における電磁式アクチュエータ30への供給電流値に対する弁体部16と弁座22との離隔距離(弁リフト量)等の関係、並びに、供給電流値に対する開弁ばね51のばね荷重等の関係を、図9(A)を参照しながら説明する。制御弁1’(従来例1)においては、図8に示される全開状態において、弁体部16と弁座22との離隔距離、すなわち、全開状態から全閉状態(弁体部16が弁座22に当接した状態)になるまでに必要とされる弁体部16(弁棒15)のリフト量はL4となっている。
This will be described in detail below. First, the relationship of the separation distance (valve lift amount) between the
通常、電磁式アクチュエータ(ソレノイド)は、供給電流値が0近傍のときは吸引力が極めて弱く、電流値がある程度大きくならないと、所要の吸引力を発揮しない。すなわち、今、電磁式アクチュエータ30に供給する電流値を0から漸増していくと、電流値がA1になるまでは、吸引子34の吸引力がばね荷重(初期セット荷重)F1より小さいのでプランジャ37(及び弁棒15)は動かず、電流値がA1に達すると、吸引力がばね荷重F1より大きくなり、プランジャ37が開弁ばね51の付勢力に抗して閉弁方向に移動し始める(以下、「起動」と称することがある)。電流値がA1以上になると吸引力が増大するのに伴って比例的に開弁ばね51が圧縮されていくので、ばね荷重は右肩上がりに漸増するが、プランジャ37が起動した時点(電流値A1)では、弁体部16と弁座22との離隔距離が大きく、吸引力も安定していないので、流量制御を開始することはできず、電流値がA2となって前記離隔距離がL2になるまでは非制御領域となる。電流値がA1からA2なるまでは離隔距離がL4から急勾配でL2となるが、電流値がA2を越えると、離隔距離は緩やかに漸減していき、電流値がA3のとき、離隔距離は全閉もしくはそれに近いL1となり、このときのばね荷重はF2となる。上記A2は制御開始電流値とされ、A2以降は制御領域とされる。
Usually, an electromagnetic actuator (solenoid) has a very weak attractive force when the supply current value is close to 0, and does not exhibit a required attractive force unless the current value is increased to some extent. That is, when the current value supplied to the
一方、例えば開弁ばね51を従来例1のものより圧縮した状態で組み込む等して、そのばね荷重(初期セット荷重)を大きくした従来例2では、図9(B)に示される如くに、ばね荷重(初期セット荷重F1’、電流値A3でのばね荷重F2’)が従来例1のものより相当大きくなるため、冷媒圧力が閉弁方向に働くようになっていても、電磁式アクチュエータ30への通電をOFFにすれば、プランジャ37及び弁棒15(弁体部16)を開弁方向に円滑かつ確実に移動させることが可能となるが、吸引力がばね荷重(初期セット荷重)F1’より大きくなる電流値(プランジャ37が起動する電流値)が上記従来例1のA1より大なるA1’となり、制御開始電流値も従来例1のA2より大きなA2’となる。これは、非制御領域が広くなって、通電OFFの全開状態からプランジャ37を閉弁方向に移動させる場合に応答遅れが出やすくなることを意味する。前記制御開始電流値を従来例1並にするためには、プランジャ37を起動させる際の吸引力を大きくする必要があり、電磁式アクチュエータの大型化、コストアップ等を招いてしまう。
On the other hand, in the conventional example 2 in which the spring load (initial set load) is increased by, for example, incorporating the valve-opening
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、冷媒圧力が閉弁方向に働くようになっていても、電磁式アクチュエータへの通電をOFFにすれば、プランジャを開弁方向に円滑かつ確実に移動させることができるとともに、電磁式アクチュエータの大型化やコストアップ等を招くことなく、全開状態からプランジャを閉弁方向に速やかにかつ円滑に移動させることのできる制御弁を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and the purpose of the present invention is to provide a plunger that is turned off when the electromagnetic actuator is turned off, even if the refrigerant pressure works in the valve closing direction. Control that allows the plunger to move smoothly and reliably in the valve opening direction, and allows the plunger to move quickly and smoothly in the valve closing direction from the fully opened state, without increasing the size or cost of the electromagnetic actuator. To provide a valve.
上記目的を達成すべく、本発明に係る制御弁は、基本的には、弁体部を有する弁棒と、前記弁体部が接離する弁座を有する弁本体と、前記弁棒を閉弁方向に駆動するための、通電励磁用のコイル、該コイルの内周側に配在された吸引子、及び前記吸引子に対向配置されたプランジャを有する電磁式アクチュエータと、前記弁棒及び/又はプランジャを常時開弁方向に付勢する第1の付勢手段とを備え、流体圧力が閉弁方向に働くようにされ、前記電磁式アクチュエータへの供給電流値が0から増大されて、前記弁棒及びプランジャが全開時の位置から前記第1の付勢手段の付勢力に抗して前記吸引子側に所定量以上引き寄せられたとき、前記弁棒及び/又はプランジャを開弁方向に付勢し始める第2の付勢手段が設けられる。 In order to achieve the above object, a control valve according to the present invention basically includes a valve stem having a valve body portion, a valve body having a valve seat to which the valve body portion comes in contact with and away from, and the valve stem being closed. A coil for energization excitation for driving in the valve direction, an attractor disposed on the inner peripheral side of the coil, an electromagnetic actuator having a plunger disposed opposite to the attractor, the valve stem, and / or Or a first urging means for constantly urging the plunger in the valve opening direction, the fluid pressure is made to act in the valve closing direction, and the supply current value to the electromagnetic actuator is increased from 0, When the valve stem and the plunger are attracted by a predetermined amount or more from the fully open position against the biasing force of the first biasing means, the valve stem and / or the plunger is biased in the valve opening direction. A second urging means for starting to urge is provided.
本発明に係るより好ましい制御弁は、基本的には、弁体部を有する弁棒と、前記弁体部が接離する弁座が設けられた弁室を有し、圧縮機から吐出圧力の冷媒を導入するための吐出圧冷媒入口が前記弁座に形成された弁口より上流側に設けられるとともに、前記弁口より下流側に前記圧縮機のクランク室に連通する冷媒出口が設けられた弁本体と、前記弁棒を閉弁方向に駆動するための、通電励磁用のコイル、該コイルの内周側に配在された吸引子、及び前記吸引子に対向配置されたプランジャを有する電磁式アクチュエータと、前記圧縮機の吸入圧力に応動して前記弁棒を弁開閉方向に駆動する感圧応動部材と、前記弁棒及び/又はプランジャを常時開弁方向に付勢する第1の付勢手段とを備え、冷媒圧力が閉弁方向に働くようにされ、前記電磁式アクチュエータへの供給電流値が0から増大されて、前記弁棒及びプランジャが全開時の位置から前記第1の付勢手段の付勢力に抗して前記吸引子側に所定量以上引き寄せられたとき、前記弁棒及び/又はプランジャを開弁方向に付勢し始める第2の付勢手段が設けられる。 A more preferable control valve according to the present invention basically has a valve rod having a valve body portion and a valve chamber provided with a valve seat to which the valve body portion comes into contact with and separates from the compressor, and discharge pressure from the compressor. A discharge pressure refrigerant inlet for introducing a refrigerant is provided upstream of a valve port formed in the valve seat, and a refrigerant outlet communicating with the crank chamber of the compressor is provided downstream of the valve port. An electromagnetic having a valve body, a coil for energizing excitation for driving the valve stem in the valve closing direction, an attractor disposed on the inner peripheral side of the coil, and a plunger disposed to face the attractor A first actuator that constantly biases the valve stem and / or the plunger in the valve-opening direction, and a pressure-sensitive response member that drives the valve stem in the valve opening / closing direction in response to the suction pressure of the compressor. And a refrigerant pressure is exerted in the valve closing direction, The supply current value to the magnetic actuator is increased from 0, and the valve rod and the plunger are attracted by a predetermined amount or more to the attractor side against the biasing force of the first biasing means from the fully opened position. A second urging means is provided to start urging the valve stem and / or plunger in the valve opening direction.
好ましい態様では、前記第2の付勢手段は、前記吸引子等の不動部と前記プランジャもしくは弁棒との間に介装され、全開時には、実質的に無負荷状態とされるとともに、その一作用端と前記不動部又は前記プランジャもしくは弁棒との離隔距離が前記弁体部と前記弁座との離隔距離よりも短くされる。 In a preferred embodiment, the second urging means is interposed between a stationary part such as the suction element and the plunger or the valve rod, and when fully opened, the second urging means is substantially in a no-load state. A separation distance between the working end and the stationary part or the plunger or the valve rod is made shorter than a separation distance between the valve body part and the valve seat.
前記第1の付勢手段は、好ましくは、コイルばねで構成される。
前記第2の付勢手段は、好ましくは、コイルばねで構成される。
The first urging means is preferably constituted by a coil spring.
The second urging means is preferably constituted by a coil spring.
前記第2の付勢手段は、好ましくは、ゴム等の弾性伸縮部材で構成される。
前記第2の付勢手段は、好ましくは、ワッシャ状薄板細工ばねで構成される。
The second urging means is preferably composed of an elastic elastic member such as rubber.
The second biasing means is preferably constituted by a washer-like thin plate spring.
他の好ましい態様では、前記第1の付勢手段の内周側もしくは外周側に前記第2の付勢手段が同軸的に配在される。 In another preferred embodiment, the second urging means is coaxially arranged on the inner peripheral side or the outer peripheral side of the first urging means.
別の好ましい態様では、前記第1の付勢手段に対して前記第2の付勢手段がその付勢方向に沿って離隔した位置に配在される。 In another preferred aspect, the second urging means is disposed at a position separated from the first urging means along the urging direction.
本発明に係る制御弁の好ましい態様では、弁棒及びプランジャを常時開弁方向に付勢する第1の付勢手段としての例えば圧縮コイルばねからなる第1の開弁ばね(前述した従来例1の開弁ばね51に相当する)に加えて、弁棒及びプランジャが全開時の位置から所定量以上吸引子側に引き寄せられたとき、弁棒及びプランジャを開弁方向に付勢し始める第2の付勢手段としての例えば圧縮コイルばねからなる第2の開弁ばねが設けられているので、初期セット荷重は第1の開弁ばねのそれのみとなり、吸引子の吸引力がばね荷重(初期セット荷重)より大きくなる電流値(プランジャが起動する電流値)は、前述した従来例1と同等となり、制御開始電流値も従来例1より僅かに大きい値となるだけである。このため、非制御領域は、開弁ばねが1本だけの従来例1とほとんど変わらないから、前述した従来例2のような応答遅れは出ず、電磁式アクチュエータの大型化やコストアップ等を招くことなく、全開状態からプランジャを閉弁方向に速やかにかつ円滑に移動させることができる。
In a preferred embodiment of the control valve according to the present invention, a first valve opening spring (for example, the above-described conventional example 1) comprising, for example, a compression coil spring as a first urging means for constantly urging the valve rod and the plunger in the valve opening direction In addition to the
また、弁棒及びプランジャが全開時の位置から所定量以上吸引子側に引き寄せられると、第2の開弁ばねが弁棒及びプランジャを開弁方向に付勢し始めるので、制御領域では、第1の開弁ばねのばね荷重と第2の開弁ばねのばね荷重を合わせた合成ばね荷重で弁棒及びプランジャを開弁方向に付勢することになり、そのため、冷媒圧力が閉弁方向に働くようになっていても、電磁式アクチュエータへの通電をOFFにすれば、プランジャ及び弁棒を開弁方向に円滑かつ確実に移動させることが可能となる。 In addition, when the valve stem and the plunger are pulled toward the suction element by a predetermined amount or more from the fully opened position, the second valve opening spring starts to urge the valve stem and the plunger in the valve opening direction. The valve rod and plunger are urged in the valve opening direction by a combined spring load that combines the spring load of the first valve opening spring and the spring load of the second valve opening spring. Even if it works, it is possible to move the plunger and the valve stem smoothly and reliably in the valve opening direction by turning off the energization of the electromagnetic actuator.
以下、本発明の制御弁の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1、図2は、それぞれ本発明に係る制御弁の一実施形態(実施例1)の全開状態及び全閉状態を示す概略構成図である。
Hereinafter, embodiments of a control valve of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 and FIG. 2 are schematic configuration diagrams showing a fully open state and a fully closed state, respectively, of an embodiment (Example 1) of a control valve according to the present invention.
図示実施例1の制御弁1は、前述した図8に示される従来例1と基本構成は同じの可変容量型圧縮機用制御弁である。図1に示される可変容量型圧縮機用制御弁1において、前述した図8に示される従来例1の可変容量型圧縮機用制御弁1’の各部に対応する部分には同一の符号を付して重複説明を省略し、以下においては、相違点を重点的に説明する。
The
本実施例1の制御弁1においては、従来例1と同様に、図1に示される全開状態において、弁体部16と弁座22との離隔距離、すなわち、全開状態から全閉状態(図2に示される状態)になるまでに必要とされる弁体部16(弁棒15)のリフト量はL4となっている。
In the
そして、該制御弁1では、弁棒15及びプランジャ37を常時開弁方向に付勢する第1の付勢手段としての圧縮コイルばねからなる第1の開弁ばね51(前述した従来例1の開弁ばね51と同じ)に加えて、弁体部16、弁棒15及びプランジャ37が全開時の位置(図1に示される位置)から所定量以上吸引子34側に引き寄せられたとき、弁棒15及びプランジャ37を開弁方向に付勢し始める第2の付勢手段としての、第1の開弁ばね51より長い圧縮コイルばねからなる第2の開弁ばね2が設けられている。
In the
前記第2の開弁ばね52は、弁棒15の作動棒部15Bの外周側に同軸的に外挿されるとともに、プランジャ37に形成された中央凹部37aに挿入されており、一作用端(下端)が前記中央凹部37aの底部に当接ないし固定され、他の作用端(上端)は、全開時(電磁式アクチュエータ30に対する通電OFF時)に、無負荷(無圧縮)状態となるように、該上端と吸引子34の下面との離隔距離L3が前記弁体部16と弁座22との離隔距離L4より短くされている。
The second
このような構成とされた本実施例の制御弁1では、図9(C)に示される如くに、初期セット荷重は第1の開弁ばね51のF1のみとなり、吸引子34の吸引力がばね荷重(初期セット荷重)F1より大きくなる電流値(プランジャが起動する電流値)は、前述した従来例1と同じA1となる。この電流値A1より若干大きい電流値B1になると、前記離隔距離がL3となって、第2の開弁ばね52の上端が吸引子34の下面に当接し、この電流値B1から第2の開弁ばね52が効き始め、電流値がB1以上になると、当該制御弁1における開弁方向に作用するばね荷重は、第1の開弁ばね51のばね荷重と第2の開弁ばね52のばね荷重とを合わせた合成ばね荷重となる。この場合、前記離隔距離がL2となる制御開始電流値は、従来例1より僅かに大きい値のA2''となるだけである。このため、非制御領域は、開弁ばねが1本だけの従来例1とほとんど変わらないから、前述した従来例2のような応答遅れは出ず、電磁式アクチュエータの大型化やコストアップ等を招くことなく、全開状態からプランジャ37及び弁棒15を閉弁方向に速やかにかつ円滑に移動させることができる。
In the
また、弁棒15及びプランジャ37が全開時の位置から所定量(L4−L3)以上吸引子34側に引き寄せられると、第2の開弁ばね52が弁棒15及びプランジャ37を開弁方向に付勢し始めるので、制御領域では、第1の開弁ばね51のばね荷重と第2の開弁ばね52のばね荷重を合わせた合成ばね荷重で弁棒15及びプランジャ37を開弁方向に付勢することになり、電流値がA3のときには、初期セット荷重が大きくされている従来例2のばね荷重F2'と略同等のばね荷重が得られる。そのため、冷媒圧力が閉弁方向に働くようになっていても、電磁式アクチュエータ30への通電をOFFにすれば、プランジャ37及び弁棒15を開弁方向に円滑かつ確実に移動させることが可能となる。
Further, when the
図3に示される実施例2では、第2の開弁ばね52の上端が吸引子34の下面に接着材等で固定され、下端とプランジャ37における中央凹部37aの底部とが距離L3だけ離隔せしめられている。他の構成は実施例1と同じである。
In the second embodiment shown in FIG. 3, the upper end of the second
かかる構成でも実施例1と略同様な作用効果が得られる。なお、第2の開弁ばね52は、必ずしも固定する必要はなく、両端共にフリーの状態で配在してもよい。この場合も、第2の開弁ばね52は、電磁式アクチュエータ30に対する通電OFF時に、実質的に無負荷状態とされるとともに、その一端(もしくは両端)と吸引子34等の不動部又はプランジャ37もしくは弁棒15との離隔距離(の合計)が弁体部16と弁座22との離隔距離L4よりも短くなるように各部の寸法形状等を設定すればよい。
Even in such a configuration, substantially the same effects as those of the first embodiment can be obtained. Note that the second
図4に示される実施例3では、第1の開弁ばねと第2の開弁ばねの両方が吸引子34と弁棒15との間に同軸的に配在されて、弁棒15を直接閉弁方向に付勢するようにされている。詳しくは、逆円錐状圧縮コイルばねが第1の開弁ばね53として用いられ、この第1の開弁ばね53を弁棒15の小径軸部15cに外挿するとともに、その下端を弁棒15の作動棒部15Bの上部段差(段丘)部15eで受けるようにされ、また、弁棒15の作動棒部15Bに、プランジャ37の中央凹部37cに内接するように、圧縮コイルばねからなる第2の開弁ばね54の下端を受けるばね受け用鍔状部15dが設けられ、全開状態において、この第2の開弁ばね54の上端と吸引子34の下面とが距離L3(<L4)だけ離隔するようにされている。
かかる構成の実施例3においても、上記実施例1、2と略同様な作用効果が得られる。
In the third embodiment shown in FIG. 4, both the first valve opening spring and the second valve opening spring are coaxially arranged between the
In the third embodiment having such a configuration, substantially the same effects as the first and second embodiments can be obtained.
図5(A)に示される実施例4では、吸引子34の下面とプランジャ37の中央凹部37aの底部との間に圧縮コイルばねからなる第1の開弁ばね55が縮装され、ワッシャ状薄板細工ばねからなる第2の開弁ばね56が吸引子34の下面に取付固定されている。第2の開弁ばね56は、図5(B)に示される如くに、薄板を打ち抜きプレス成形したもので左右一対の舌状折曲弾性片56a、56aを有する円形リングを呈している。この第2の開弁ばね56の舌状折曲弾性片56aの下端とプランジャ37の上端とは距離L3だけ離隔せしめられている。
In the fourth embodiment shown in FIG. 5 (A), a first valve-opening
このような構成の実施例4においても上記実施例1ないし3と略同様な作用効果が得られる。 In the fourth embodiment having such a configuration, substantially the same effects as those of the first to third embodiments can be obtained.
図6に示される実施例5では、実施例4におけるワッシャ状薄板細工ばねからなる第2の開弁ばね56に代えて円形リング状のゴム製弾性伸縮部材57が用いられている。
この実施例5でも実施例4と略同様な作用効果が得られる。
In the fifth embodiment shown in FIG. 6, a rubber elastic
In the fifth embodiment, substantially the same effect as that of the fourth embodiment can be obtained.
図7に示される実施例6では、第1の開弁ばねと第2の開弁ばねの干渉を避けるため、第1の開弁ばね51に対して、第2の開弁ばね56と類似の構造を持つワッシャ状薄板細工ばねからなる第2の開弁ばね58がその付勢方向(上下方向)に沿って離隔した位置である吸引子34内に配在されている。
この実施例5でも実施例1〜5と略同様な作用効果が得られる。
In the sixth embodiment shown in FIG. 7, the first
In the fifth embodiment, substantially the same effects as in the first to fifth embodiments can be obtained.
1、2、3、4、5、6 可変容量型圧縮機用制御弁
15 弁棒
16 弁体部
20 弁本体
21 弁室
22 弁座
22a 弁口
25 吐出圧冷媒導入口
26 冷媒出口
27 吸入圧冷媒導入口
30 電磁式アクチュエータ
32 コイル
34 吸引子
37 プランジャ
40 ベローズ
45 感圧室
51、53、55 第1の開弁ばね
52、54 第2の開弁ばね
56 ワッシャ状薄板細工ばね(第2の開弁ばね)
57 ゴム製の弾性伸縮部材(第2の付勢手段)
58 ワッシャ状薄板細工ばね(第2の開弁ばね)
Pd 吐出圧力
Ps 吸入圧力
Pc クランク室圧力
1, 2, 3, 4, 5, 6 Variable displacement
57 Elastic elastic member made of rubber (second urging means)
58 Washer-like thin plate spring (second valve opening spring)
Pd Discharge pressure Ps Suction pressure Pc Crank chamber pressure
Claims (9)
前記電磁式アクチュエータへの供給電流値が0から増大されて、前記弁棒及びプランジャが全開時の位置から前記第1の付勢手段の付勢力に抗して前記吸引子側に所定量以上引き寄せられたとき、前記弁棒及び/又はプランジャを開弁方向に付勢し始める第2の付勢手段が設けられていることを特徴とする制御弁。 A valve stem having a valve body portion, a valve body having a valve seat to which the valve body portion contacts and separates, a coil for energization excitation for driving the valve stem in a valve closing direction, and an inner peripheral side of the coil And an electromagnetic actuator having a plunger disposed opposite to the suction element, and first biasing means for constantly biasing the valve rod and / or the plunger in the valve opening direction. A control valve in which the fluid pressure works in the valve closing direction,
The supply current value to the electromagnetic actuator is increased from 0, and the valve rod and the plunger are attracted by a predetermined amount or more to the attractor side against the urging force of the first urging means from the fully opened position. And a second urging means for starting to urge the valve rod and / or the plunger in the valve opening direction when provided.
前記電磁式アクチュエータへの供給電流値が0から増大されて、前記弁棒及びプランジャが全開時の位置から前記第1の付勢手段の付勢力に抗して前記吸引子側に所定量以上引き寄せられたとき、前記弁棒及び/又はプランジャを開弁方向に付勢し始める第2の付勢手段が設けられていることを特徴とする制御弁。 A valve rod having a valve body portion and a valve chamber provided with a valve seat for contacting and separating the valve body portion, and a discharge pressure refrigerant inlet for introducing a refrigerant having a discharge pressure from a compressor is formed in the valve seat. A valve body provided upstream of the formed valve port and provided with a refrigerant outlet communicating with the crank chamber of the compressor downstream of the valve port, and for driving the valve rod in the valve closing direction And an electromagnetic actuator having a coil for energization excitation, an attractor disposed on the inner peripheral side of the coil, and a plunger disposed to face the attractor, and in response to the suction pressure of the compressor A pressure sensitive member for driving the valve stem in the valve opening / closing direction; and a first biasing means for constantly biasing the valve rod and / or the plunger in the valve opening direction so that the refrigerant pressure works in the valve closing direction. A control valve for a variable displacement compressor,
The supply current value to the electromagnetic actuator is increased from 0, and the valve rod and the plunger are attracted by a predetermined amount or more to the attractor side against the urging force of the first urging means from the fully opened position. And a second urging means for starting to urge the valve rod and / or the plunger in the valve opening direction when provided.
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JP2009029144A JP2010185320A (en) | 2009-02-10 | 2009-02-10 | Control valve |
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JP2002081374A (en) * | 2000-09-05 | 2002-03-22 | Toyota Industries Corp | Control valve of variable displacement type compressor |
-
2009
- 2009-02-10 JP JP2009029144A patent/JP2010185320A/en active Pending
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