JP2010184529A - 車両用ドア構造 - Google Patents

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昌孝 島本
Kenichi Ito
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Abstract

【課題】軽量化を図りながら衝撃吸収性能を向上させることができる車両用ドア構造を得る。
【解決手段】インパクトビーム30は、ドア閉止状態で車室内28側へ向けて開口する凹部32が形成された断面ハット形状となっている。このインパクトビーム30に対してドア閉止状態で車室内28側に配設されるパッド40は、サイドドア本体12に取り付けられて凸部46がインパクトビーム30の凹部32内に入り込んでいる。このため、バリア50の側面衝突時には、インパクトビーム30への荷重がパッド40の凸部46によって安定的に支持されるので、インパクトビーム30の潰れ変形が防止又は抑制される。これにより、バリア50はサイドドア10側から安定的に反力を受けることになり、インパクトビーム30が大きく潰れ変形する場合に比べてバリア50の衝撃荷重が継続的に吸収される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ドア本体内にインパクトビームが略ドア前後方向を長手方向として配置された車両用ドア構造に関する。
車両用ドアにおいては、ドア本体内に配置されるインパクトビームとして、断面ハット形状のビームが軽量化の観点から用いられる場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−205779公報
しかしながら、このビームの形状は開断面形状であるために側面衝突時に変形しやすい。このため、従来構造は衝突吸収性能の点において改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、軽量化を図りながら衝撃吸収性能を向上させることができる車両用ドア構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の車両用ドア構造は、車両用のドア本体と、前記ドア本体内に略ドア前後方向を長手方向として配置され、ドア閉止状態で車室内側へ向けて開口する凹部が形成された断面ハット形状のインパクトビームと、前記ドア本体に取り付けられて前記インパクトビームに対してドア閉止状態で車室内側に配設されると共に、前記インパクトビームの凹部内に入り込む凸部が形成された衝撃吸収部材と、を有する。
請求項1に記載する本発明の車両用ドア構造によれば、車両用のドア本体内には、略ドア前後方向を長手方向としてインパクトビームが配置されている。このため、衝突体がドア本体の外側面に衝突した場合には、ドア本体の外側面からの荷重がインパクトビームに伝達される。
ここで、インパクトビームは、ドア閉止状態で車室内側へ向けて開口する凹部が形成された断面ハット形状となっており、このインパクトビームに対してドア閉止状態で車室内側に配設される衝撃吸収部材は、ドア本体に取り付けられて凸部がインパクトビームの凹部内に入り込んでいる。このため、インパクトビームへの荷重が衝撃吸収部材の凸部によって安定的に支持されるので、インパクトビームの潰れ変形が防止又は抑制される。これにより、衝突体は安定的に反力を受けることになり、インパクトビームが大きく潰れ変形する場合に比べて衝突体の衝撃荷重が継続的に吸収される。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両用ドア構造によれば、軽量化を図りながら衝撃吸収性能を向上させることができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る車両用ドア構造が適用されて構成されたサイドドアを車室内側から見た状態で示す模式的側面図であり、ドアインナパネルの一部を切り欠いて示している。 本発明の一実施形態に係る車両用ドア構造の要部を示す縦断面図(図1の2−2線に沿う拡大断面図に相当する図)である。
(実施形態の構成)
本発明の一実施形態に係る車両用ドア構造について図1及び図2を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。また、本実施形態では、ドア上下方向は車両上下方向と一致しており、ドア厚さ方向はドア閉止状態(ドアを閉じた状態)で車両幅方向と一致しており、ドア前後方向はドア閉止状態で車両前後方向と一致している。
図1には、本発明の一実施形態に係る車両用ドア構造が適用されて構成されたサイドドア10の車室内側(車両幅方向内側)から見た模式的側面図が示されている。また、図2には、該車両用ドア構造の要部の縦断面図(図1の2−2線に沿う拡大断面図に相当する図)が示されている。なお、これらの図に示されるサイドドア10は、乗用自動車等の車両のリヤサイドドアとして構成されている。
図1及び図2に示されるサイドドア10は、車体側部に配置されてドア開口部を開閉するようになっている。サイドドア10は、車両用のサイドドア本体12を備えており、本実施形態では一例として、サイドドア本体12は、ドアヒンジ(図示省略)によって車体の一部を構成するセンタピラー(図示省略)に取り付けられ、前記ドアヒンジのヒンジピン回りに車両水平面内で回動(開閉)可能とされている。なお、本実施形態では、サイドドア10は、所謂スイング式のサイドドアを構成しているが、所謂スライド式のサイドドアであってもよい。
サイドドア本体12は、ドア閉止状態で車両幅方向外側に配置されてドア外板部を構成するドアアウタパネル14を備えている。なお、図1では、サイドドア10の内部構造の理解を容易にするために、車室内側の部材(後述するドアインナパネル16)の一部を切り欠いてドアアウタパネル14の一部を示している。図1に示されるドアアウタパネル14は、略矩形平板状に形成され、サイドドア本体12の外側面14A(図2参照)を備えている。また、ドアアウタパネル14のドア上方側には、枠状体のドアウインドフレーム18が設けられ、ドアウインドフレーム18内には、ウインドガラス(サイドガラス)22が配設されている。
図1及び図2に示されるように、ドア閉止状態でドアアウタパネル14の車両幅方向内側には、ドアインナパネル16が配置されている。ドアインナパネル16は、サイドドア本体12のドア内板部を構成しており、略矩形平板状に形成されている。ドアインナパネル16の外周縁部は、ドアアウタパネル14の外周縁部とヘミング加工によって結合されている。これにより、図2に示されるように、ドアインナパネル16とドアアウタパネル14とで閉空間(閉断面部)20が形成されている。
ドア閉止状態でサイドドア10(ドアインナパネル16)の車幅方向内側の面には、内装材として機能する樹脂製のドアトリム24が内張りされている。このドアトリム24とドアインナパネル16とで空間26が形成されている。
サイドドア本体12の閉空間20内における下部には、インパクトビーム30(広義には「ドア補強部材」として把握される要素である。)が略ドア前後方向(本実施形態では、図1に示されるように、車体後方へ向けて若干車体下方側に傾斜する方向)を長手方向として配置されている。インパクトビーム30は、金属製とされ、図2に示されるように、ドア閉止状態で車室内28側へ向けて開口する凹部32がホットプレスにより形成された断面ハット形状の屈曲板状部材(ホットプレスタイプのインパクトビーム)とされている。
より具体的に説明すると、インパクトビーム30は、ドアアウタパネル14側においてドア上下方向を含む面を面方向として配置された側壁部30Aを備え、この側壁部30Aの上端から略直角(より厳密には直角よりもやや角度が大きい鈍角)に曲げられた上壁部30Bを備えると共に、側壁部30Aの下端から略直角(より厳密には直角よりもやや角度が大きい鈍角)に曲げられて上壁部30Bの対向側に配設される下壁部30Cを備えている。これらの側壁部30A、上壁部30B及び下壁部30Cによって凹部32が形成されている。また、インパクトビーム30は、上壁部30Bの先端部(側壁部30A側とは反対側の端部)及び下壁部30Cの先端部(側壁部30A側とは反対側の端部)から互いに離反する方向へ曲げられてドア上下方向を含む面を面方向として配置されたフランジ部30D、30Eを備えている。
インパクトビーム30は、ドアアウタパネル14に近接して配置されており、図1に示されるように、その長手方向の両端部がブラケット34(「エクステンション」ともいう)を介してドアインナパネル16に取り付けられている。すなわち、ブラケット34にインパクトビーム30が溶接等によって結合されると共に、ドアインナパネル16にブラケット34が溶接等によって結合されている。これによって、インパクトビーム30は、ドアインナパネル16に架け渡されている。
インパクトビーム30の長手方向の中間部(本実施形態では長手方向中央部)に対してドア閉止状態で車室内側には、樹脂製の衝撃吸収部材としてのパッド40(「隙詰め材」としても把握される要素である。)が配設されている。図2に示されるように、パッド40は、直方体状に形成された本体部42を備えている。この本体部42は、ドアインナパネル16をドア厚さ方向に貫通しており、閉空間20側(ドアアウタパネル14側)に配設される第一部位42Aと、空間26側(ドアトリム24側)に配設される第二部位42Bと、を含んで構成されている。
第二部位42Bのドアインナパネル16側の端部からは、鍔状のフランジ部44が延設されている。フランジ部44は、ドアインナパネル16のドア閉止状態での車室内側(車両幅方向内側)の面に固定されて(取り付けられて)いる。なお、本実施形態では、第一部位42Aと第二部位42Bとが一体に繋がってフランジ部44でドアインナパネル16に固定されているが、例えば、第一部位42Aと第二部位42Bとが別体で構成されてそれぞれドアインナパネル16側に固定されてもよい。
また、パッド40においては、第一部位42Aのドアアウタパネル14側の端部から凸部46が突出形成されている。この凸部46は、インパクトビーム30の凹部32内に詰め込まれるように入り込んで配置されている。なお、図2では、凸部46と凹部32との間に若干隙間が開けられた状態で図示しているが、凸部46は、凹部32内に食い込んだ(嵌め込まれた)状態で、換言すれば、密着した状態で入り込んで配置されてもよい。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
図1及び図2に示されるように、サイドドア本体12内には、略ドア前後方向を長手方向としてインパクトビーム30が配置されているので、図2に示されるように、バリア50(MDB(Moving Deformable Barrier)、衝突体)の一部がサイドドア本体12の外側面14Aに衝突(すなわち側面衝突)して衝突荷重Fが入力されると、この衝突荷重Fは、ドアアウタパネル14を介してインパクトビーム30に伝達される。
図1に示されるインパクトビーム30に入力された荷重は、インパクトビーム30の長手方向の両端部にてブラケット34を介してドアインナパネル16の下部に伝達される。これにより、ドアインナパネル16の下部から車体側(クロスメンバ等)に荷重が伝達され、衝撃荷重が吸収される。
ここで、図2に示されるように、インパクトビーム30は、ドア閉止状態で車室内28側へ向けて開口する凹部32が形成された断面ハット形状となっており、このインパクトビーム30に対してドア閉止状態で車室内28側に配設されるパッド40は、サイドドア本体12に取り付けられて凸部46がインパクトビーム30の凹部32内に入り込んでいる。このため、インパクトビーム30への荷重がパッド40の凸部46によって安定的に支持されるので、インパクトビーム30の断面の潰れ変形が防止又は抑制される。これにより、バリア50はサイドドア10側から安定的に反力を受けることになり、インパクトビーム30が大きく潰れ変形する場合に比べてバリア50の衝撃荷重が継続的に吸収される。
また、このとき、インパクトビーム30に対するパッド40のずれも防止又は抑制される。このため、インパクトビーム30側からパッド40への荷重がドアトリム24を介して車体側(例えば、シート下部のシートロッド等)に伝達される。このときにパッド40は、圧縮変形しながら衝撃荷重を吸収し、サイドドア10の車室内28への変位量を低減させる。
ここで、対比構造と比較しながら補足説明すると、例えば、インパクトビームがパイプ状部材で構成された対比構造では、側面衝突時の変形量を抑えるためにパイプの板厚寸法や外径を大きくすると、インパクトビームが重量化してしまう。また、このようなパイプ状のインパクトビームに対して車室内側に衝撃吸収部材(隙詰め材)が配設された対比構造では、側面衝突時に衝突荷重を車体側へ伝達するために、衝撃吸収部材がインパクトビームを安定的に支持可能な構造(換言すれば、側面衝突時にインパクトビームが衝撃吸収部材の受け面からずれない又はずれにくい構造)が好ましい。そのために、例えば、衝撃吸収部材の本体部からドアアウタパネル側へインパクトビームの上下を挟むように突出した突出部を形成する構造や、衝撃吸収部材を大型化する構造が考えられるが、これらの構造では、突出部を形成した分や大型化した分だけ質量が増加してしまう。
これに対し、本実施形態に係る車両用ドア構造では、断面ハット形状とされたインパクトビーム30の凹部32内にパッド40の凸部46が入り込む構造となっているので、軽量でかつ側面衝突時にはインパクトビーム30の潰れ変形が防止又は抑制されながら荷重が車体側へ安定的に伝達される。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用ドア構造によれば、軽量化を図りながら衝撃吸収性能を向上させることができる。
10 サイドドア(車両用ドア)
12 サイドドア本体(ドア本体)
28 車室内
30 インパクトビーム
32 凹部
40 パッド(衝撃吸収部材)
46 凸部

Claims (1)

  1. 車両用のドア本体と、
    前記ドア本体内に略ドア前後方向を長手方向として配置され、ドア閉止状態で車室内側へ向けて開口する凹部が形成された断面ハット形状のインパクトビームと、
    前記ドア本体に取り付けられて前記インパクトビームに対してドア閉止状態で車室内側に配設されると共に、前記インパクトビームの凹部内に入り込む凸部が形成された衝撃吸収部材と、
    を有する車両用ドア構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004130963A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Mazda Motor Corp 車両用サイドドアの衝撃吸収構造

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