JP2010183372A - 音声自動応答装置、音声自動応答方法および音声自動応答プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は音声自動応答に関し、より詳細には音声認識によるCPU負荷を平準化して負荷過大による応答遅延を抑制した音声自動応答装置、音声自動応答方法および音声自動応答プログラムに関するものである。
【解決手段】 本発明の音声自動応答装置は、回線毎に対話シナリオに基づくタスクリストを記憶し、このタスクリストによりタスクを実行するシナリオ実行手段と、タスクリストを基にCPUリソース使用を時系列に表したリソース管理表を作成するリソース管理表作成手段と、リソース管理表を基に重負荷タスクのCPUリソース使用の重複度が所定値を超えるかどうかを判定する重複度判定手段と、重複度が所定値を超えた場合にガイダンスの処理時間を調整して負荷分散を行う負荷平準化手段と、タスクリストを調整されたガイダンスの処理時間に更新するタスクリスト更新手段とを備える、よう構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は利用者から入力された音声を認識し応答を行う音声自動応答装置、音声自動応答方法および音声自動応答プログラムに関するものである。
コールセンタなどでIVR(Interactive Voice Response)を利用した自動応答システムが一般的に用いられるようになってきている。IVRは、オペレータを不要とし24時間の対応が可能なことから低コストで顧客サービスを実現できること、応答したデータをそのままデータ処理に用いることができること、などの理由から導入が進んでいる。
自動応答システムは、ユーザが電話器のボタン操作をして発生させたトーン信号(DTMF:Dial Tone Multi Frequency)を解析してユーザの要求を識別する方式と、ユーザが発声する音声を認識してユーザの要求を識別する方式とが知られている。自動応答システムは当初においてはトーン信号を用いた方式が用いられたが、応答するボタン操作の数字をユーザに伝える必要がありガイダンスが長くなること、ボタン操作が介在するため手作業を行いながらの応答が困難なこと、などから近年では音声認識によるIVRの導入が進みつつある。
IVRは、ユーザの発話を所定時間音声情報として蓄積し、この音声情報を基に認識辞書を参照して語意の認識を行い、認識した語意に対応して予め記憶した対話シナリオを基に音声合成を行いガイダンスとしてユーザに音声出力するものである。音声取得→音声認識→合成→出力を順次繰り返し、ユーザが必要とするサービスを受けることになる。ユーザの立場から、IVRは「言葉」で対話するため応答が自然に伝達できること、手作業を行いながらの応答ができること、などの利便性を備えるため、IVRのセルフサービスアプリケーションとしての利用領域は今後拡大していくものと考えられる。
IVRはいくつかの技術によって成り立っているが、その中で音声合成の技術として、テキスト文書から音声信号を合成し、テキスト文書の長さを把握して音質を変える音声信号を生成する技術が知られている。例えば、長いテキスト文書の場合に発声ピッチを早めて音声出力することができる(引用文献1)。
特開2004−226711号公報
上記に示したように、IVRを利用した音声自動応答装置の処理は(1)入力された音声の取得、(2)音声認識、(3)音声合成、(4)合成したデータの音声出力、に分けることができる。この内、音声認識の処理が音声自動応答装置のCPUにとって大きな負荷を必要とする。例えばCPUは音声認識に当たって、ユーザから取得した音声をフーリエ解析を用いて特徴量を抽出し、その特徴量と音響モデルとを確率統計的に比較して単語を求め、続いて言語モデルを用いて語意を決定する、等の処理を行うので負荷は高いものとなるのである。
一般に音声自動応答装置は複数の回線からの要求に対して並行して処理を行いサービスの提供を行う必要がある。このため、音声自動応答装置上で複数の音声認識処理が開始されるとCPU負荷が一時的に増大し、認識レスポンスの悪化やガイダンス音声の品質劣化を起こす、という問題がある。
図9はこのような例を示すもので、ここでは音声自動応答装置10は利用者の電話器20に接続する複数の回線30(ここでは回線1〜回線4)を同時に処理する。音声自動応答装置10内の4つのボックスは、CPUが回線1〜回線4のそれぞれに対応する対話処理11〜14(対話1〜対話4)を処理時刻に対応させて模式的に示したものである。それぞれの対話処理を「ガイダンス(音声出力)」と「認識(音声認識)」で示しており、「ガイダンス」はCPU負荷としては軽く、「認識」のCPU負荷は重い処理である。なお、上記に示した音声取得や音声合成はCPUにとって軽負荷で短時間の処理であるので省略してある。図9に示すように、略同時刻に「認識」処理が開始されたためCPU負荷が大幅に増大し処理に多くの時間を要すことになる。このような場合、無言時間が長く続いたり、ガイダンスが始まったとしても途切れとぎれのガイダンスとなり音声自動応答装置10を利用しているユーザに不安感や不信感を与えることになる。
IVRのシステム設計においては、上記の問題が発生しないようにある程度の負荷集中を考慮した設計がなされるが、システム性能を重視し過ぎると音声自動応答装置のコストは高いものとなるので、適切な性能のシステム設計が求められる。
本発明は、認識処理のCPU負荷を分散させて平準化し、負荷過大による応答遅延や音声品質の劣化を抑制する音声自動応答装置、音声自動応答方法および音声自動応答プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の音声自動応答装置は、タスクリスト記憶部、シナリオ実行手段、リソース管理表作成手段、重複度判定手段、負荷平準化手段、およびタスクリスト更新手段より構成する。
タスクリスト記憶部は、対話シナリオに基づいてCPUリソースに対して重負荷の音声認識と軽負荷のガイダンス出力とを含む複数のタスクを順序付け、そのタスクの実行時間と対応させたタスクリストを回線毎に記憶する。
シナリオ実行手段は、タスクリスト記憶部に記憶したタスクリストに基づいて回線毎にタスクを実行する。
リソース管理表作成手段は、タスクリストを参照して、CPUリソースの使用を時系列にタスクにより定まる軽負荷または重負荷で表したリソース管理表を作成する。
重複度判定手段は、リソース管理表を基に、現在時刻から所定時間刻みにCPUリソースが使用される重負荷のタスクの重複度を求め、重複度が所定値を超えるかどうかを判定する。
負荷平準化手段は、重複度が所定値を超えた場合に、重負荷のタスクを実行する回線を抽出し、抽出した回線の1つ以上の回線に対して重負荷のタスクの実行時刻より前で直近の軽負荷のタスクであるガイダンスの処理時間を調整して重複度を所定値以下にする。処理時間が調整されたガイダンスは、具体的には音声出力において発声ピッチを遅く又は速くすることになる。
タスクリスト更新手段は、タスクリスト記憶部のタスクリストを調整されたガイダンスの処理時間に更新する。更新されたタスクリストに基づいてシナリオ実行手段がタスクを実行する。
上記のように構成することで、ガイダンスの処理時間を変えて認識処理の重負荷のタスクを図9から図10に示すように分散することができる。
音声認識処理のようにCPU負荷の大きな処理が同時刻に多重に実行される場合は、重複する回線の音声認識処理直近のガイダンスの発生ピッチを調整して多重度を所定値より下げるようにしたので、CPU負荷を平準化することができる。これにより、CPU負荷過大による応答遅延や音声品質の劣化等を抑制した音声自動応答装置、音声自動応答方法および音声自動応答プログラムの提供ができる。また、本発明の音声自動応答方法を既存の音声自動応答装置に適用することでシステムの性能を高めることができる。
本発明の音声自動応答装置の機能構成例である。 ガイダンスのデータ例である。 タスクリストのデータ例である。 リソース管理BMのデータ例である。 リソース管理部の処理フロー例である。 負荷平準化の実施例(その1)である。 負荷平準化の実施例(その2)である。 負荷平準化の実施例(その3)である。 従来の音声自動応答装置と負荷集中の概念図である。 音声自動応答装置における負荷平準化の概念図である。
本発明の音声自動応答装置の実施例を図1〜図8を用いて説明する。
図1は、本発明の音声自動応答装置100の機能をブロックダイヤグラムで示すもので、本発明に関連する部分のみを示した図である。複数のユーザの電話器200と接続する音声自動応答装置100は、回線300を介して同時に複数のユーザと音声自動応答によって対話を実行する。
音声自動応答装置100は、ユーザの発声する音声を回線制御部110を介して取得する音声取得部120、取得した音声を認識する音声認識部121、認識した音声に基づいて予め記憶してある対話シナリオ記憶部130から対話シナリオデータを取り出しシナリオ実行部123に受け渡すガイダンス制御部122、受け取った対話シナリオデータに基づいてタスクリストを作成しタスクリスト記憶部131に記憶すると共にそのタスクリストに基づいて回線制御部110を介してユーザと音声対話を実行するシナリオ実行部123、各回線のタスクリストをタスクリスト記憶部131から取り出してビットマップに展開したリソース管理BM(Bit Map)データをリソース管理BM記憶部132に記憶すると共に、リソース管理BMに基づいてCPU負荷の平準化を図るリソース管理部124から構成する(リソース管理部124の詳細については後述する)。
なお、課題を解決する手段で述べた各構成要素の実体は、図1においてタスクリスト記憶部はタスクリスト記憶部131、シナリオ実行手段はシナリオ実行部123、リソース管理表作成手段と重複度判定手段、負荷平準化手段およびタスクリスト更新手段はリソース管理部124とリソース管理BM記憶部132である。
次に、各記憶部に記憶されるデータについて説明する。
まず、対話シナリオ記憶部130に記憶される対話シナリオデータは、システムからガイダンスの音声出力、そのガイダンスに対するユーザからの応答の音声認識、音声認識された応答に基づく音声出力するデータの選択、選択されデータの合成、音声出力の一連の処理に必要な情報が記憶される。
音声出力するガイダンスの内容は業務形態によって異なり、例えば図2は機構点検のガイダンスの例である。図2に示すように、ガイダンスはユーザの応答の内容に従って異なるシナリオに展開される。即ち、ユーザにAまたはBの二つの選択肢のいずれか選択するようガイダンスにより問うたとき、それ以降のシナリオはユーザがAと答えたときのシナリオとBと答えたときのシナリオに展開されることになる。
タスクリスト記憶部131に記憶されるタスクリストのデータ例を図3に示す。タスクリストはガイダンス制御部122が対話シナリオ記憶部130から抽出した対話シナリオデータを基に作成されるが、前述のようにユーザの応答に基づいてシナリオは変化するので定められたルールでシナリオが選択され対応するガイダンス出力データとその処理時間、ユーザからの音声応答に対する認識(音声認識)とその処理時間が抽出され、タスクリストとして記憶するものとする。タスクリストに記憶されたタスクがユーザの応答を認識して異なるシナリオのタスクとなる場合は、その認識された応答に対応するシナリオに基づくタスクが選択されタスクリストは更新されることになる。
図3に示されるように、タスクリストは「タスク」、「処理時間」、「残り時間」および「調整率」のフィールドから構成する。
「タスク」フィールドは、対話シナリオに基づく処理単位であるが、ここでは本発明の理解を容易にするため「ガイダンス」と「認識」の2つの種類のタスクに分けている。「ガイダンス」にはガイダンスする対話データの選択、選択されたデータの音声合成の処理を含んでガイダンスの再生を行うタスクと考えてよく、「認識」は音声取得の処理を含んで音声認識を行うタスクと考えてよい。なお、「ガイダンス」と「認識」がセットになり対話シナリオの最小単位(対話データを合成してガイダンスとして出力(再生)し、それに応じてユーザの音声を取得して認識する、までの単位)を構成することになる。「処理時間」フィールドは各タスクに対応したそのタスクの処理時間(sec)を示し、「残り時間」フィールドは現在時刻に対して処理が終了するまでの残り時間(sec)を示す。「調整率」フィールドは、ガイダンスの標準の処理時間に対する調整率(%)を示す(標準の処理時間を100%としている)。
タスクタストは、最上段(1行目)のタスクが現在時刻で処理しているタスクを示し、そのタスクの処理を終了すると次のタスクが最上段に来るようにしている。図2の例では、現在時刻において「認識3」のタスクを処理中であり、その処理時間は全体で8.1secを要すものであるが、残り2.0secまで処理が進行していることを示している。また、調整率が100%であることは、「認識3」の前の図示しない「ガイダンス3」のタスクの処理時間が標準の処理時間(標準の発声ピッチで出力される)であることを示している。
2行目のタスクであるガイダンス4は処理時間が10.1secであり、調整率は95%である。95%はガイダンス4の処理時間が本来10.6secであったものが負荷平準化の調整により標準より5%速く処理する(速く音声を再生する)ことを示している。
リソース管理BM記憶部132に記憶するリソース管理BMのデータ例はビットマップデータで図4に示される。図4の縦軸のビットは回線を示し、ここでは回線1〜回線3がそれぞれ1行目〜3行目のビットに対応している。横軸は、現在時刻から右方向に時刻が刻まれ、各時刻の各回線におけるCPUリソースの使用を示し、軽負荷のタスク(ここでは、図2のガイダンスのタスク)を「0」ビットに、重負荷のタスク(図2の認識のタスク)を「1」ビットで示している。例えば、回線1では現在時刻からt2までは軽負荷(ガイダンスのタスク)で回線を使用し、t3〜t7は重負荷(認識のタスク)で回線を使用していること示している。
リソース管理BMの各時刻毎に回線1〜回線3のCPU利用を調べることで、CPUの負荷の状態を知ることができる。例えば、重負荷のタスクを2つまで同時に処理することを想定してシステム設計がなされている場合、3つ(3回線)以上の重負荷のタスクが重複するような場合は大きなレスポンスの遅延が発生すると考えられる。本発明は、リソース管理BMを用いてCPU利用の重負荷のタスクの重複度を調べ、もし規定値を超える重複度であれば重負荷のタスクを分散することでCPU負荷の平準化を図るものである。
次に、図1に示した負荷の平準化を行うリソース管理部124について説明する。
図5は本リソース管理部124の処理フローで示したもので、本発明の処理は20ms毎に実施される。ここでは、タスクリスト記憶部131にはガイダンス制御部122により回線毎のタスクリストが記憶され、このタスクリストに基づいてリソース管理BM記憶部132にリソース管理BMが作成されているものとする。このリソース管理BMの時間軸に対するビット列は各ビット列が0.1msに対応して配列しているものとする。また、ここでは、重複度が3以上である場合に負荷平準化の処理を実施するものとすると共に、ガイダンスの処理時間の最大の調整率は10%以下であるものとする。
リソース管理BMは、例えば、図6(a)に示されるもので、図6(c)に示すタスクリスト132a〜132cを基に作られる。図2で説明したように各タスクリストの最上行は現在時刻の処理を示しており、タスクはガイダンスと認識の2種類に区分けしている。各タスクリストを現在時刻を合わせてその時刻からの時間の推移で示すと図6(b)に示すことができ、図6(b)のガイダンスの処理を軽負荷のためビット「0」、認識の処理を重負荷のためビット「1」で示したものが図6(a)ということになる。ただしこの図では発明の原理を示すため1ビット列が1秒であるようにして各タスクリストの時間と対応させている。
図5のフローに戻って、まずリソース管理BM記憶部132を参照して、現在時刻からビット列毎(即ち、0.1ms毎)に重負荷(即ち、「確認」処理)を示すビット「1」の重複度を調べる。所定時間(例えば、60sec)の重複度を調べ、重複度が3以上のものが存在しなければ20ms後に再び重複度を調べる。図6(a)の例では現在時刻t0から時刻t1まで重複度は2以下であり、時刻t2において重複度3、時刻t3以降数秒間は重複度は2以下であることが分かる(S1、S2)。
現在時刻から調べて、重複度が3以上のものが見つかった場合に重複する回線を抽出する。そして、抽出した回線を調整が最も少ないもの(調整率100%は無調整であるので最も少ない)から順に並べる。図6(a)の例では回線1〜回線3が抽出され、タスクリスト131a〜131cを参照して、回線2→回線3→回線1の順に並べられる。但し、回線2と回線3は共に調整率が100%であるので、回線3→回線2→回線1の順であってもよい(S3、S4)。
続いて、順に並べた回線のうち調整率が等しいものは、重複度が3以上となった確認処理の直前のガイダンスの処理時間が長い順とする。図6の例では、回線2と回線3の認識処理直前のガイダンスはそれぞれガイダンス3、ガイダンス5であり、それらはタスクリスト132b、132cから10.0secと9.0secであるので、結局回線2→回線3→回線1の順ということになる(S5)。
順に並べた先頭(n=1)の回線を調整対象として選択し、その回線のガイダンス(重複度が3以上となった確認処理の直前のガイダンス)の調整率(p%)をタスクリストから取得する。調整率が10%以下であることを確認して現在の調整率をv%増加(p=p+v)させ(ガイダンスの処理時間をv%ダウンさせることになる)、リソース管理BMを更新して重複度を求める。重複度が3以上であれば、再び調整率が10%以下であることを確認して調整率をv%ダウンしリソース管理BMを更新して重複度を求めることを繰り返す。
図6の例では、ガイダンス3について調整率を例えば2.5%ずつ処理時間を増加させてリソース管理BMに反映し、その都度重複度を調べる。ガイダンス3を最終的に10%処理時間を多くした場合にt2における重複度が「3」から「2」に減少し、以降も重複度が2以下となることが分かったので、この場合は調整率110%を採用し負荷平準化の処理は一旦終了する。図7は図6のリソース管理BMにおいて、回線2のガイダンス3の処理を10%多くしたことにより負荷が分散された状態を示している。(図7で、2行目の回線2のt2直前のガイダンス(ガイダンス3)の処理時間が延び、認識(認識3)の開始時刻がt2からt3となり、t3以降のビットが右側にシフトしている)(S6−S13)。
図5に戻り、10%以上調整しても重複度が「3」より小さくならなければ、次の回線(n=n+1)を選び、S8に戻り再びガイダンスの処理時間の調整を行う。(S14、S15)。
重複度が「3」より小さくなればタスクリストの該当箇所のデータを更新する(タスクリストの調整率を更新すると共に、ガイダンスの処理時間を調整率に基づいて更新する)。負荷平準化の処理を終了し、20ms後に再び負荷平準化の処理を開始する(S16)。
シナリオ実行部123は更新されたタスクリストをもとに音声による対話を実行することになる。また、本フローは現在時刻が進むに従い動的に処理が実行される。
本実施例では、ガイダンスの処理時間を増加させたが、減少させるようにしてもよい。また、増加して重複度を調べ、重複度が所定値以下とならないようなら次に減少して重複度を調べるようにしてもよい。
なお、本発明の音声自動応答方法および音声自動応答プログラムは、処理装置、主記憶装置などから構成されるコンピュータ上で、コンピュータプログラムとして実行して実現される。また、コンピュータプログラムは、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−R
OM等の可搬型媒体やネットワーク接続された他の計算機の主記憶装置や補助記憶装置等に格納されて提供される。
10 音声自動応答装置
11 対話処理(対話1)
12 対話処理(対話2)
13 対話処理(対話3)
14 対話処理(対話4)
20 電話器
30 回線
100 音声自動応答装置
110 回線制御部
120 音声取得部
121 音声認識部
122 ガイダンス制御部
123 シナリオ実行部
124 リソース管理部
130 対話シナリオ記憶部
131 タスクリスト記憶部
131a タスクリスト
131b タスクリスト
131b’タスクリスト
132c タスクリスト
132 リソース管理BM記憶部
132a リソース管理BM
132a’リソース管理BM
200 電話器
300 回線

Claims (5)

  1. 対話シナリオに基づいてCPUリソースに対して重負荷の音声認識と軽負荷のガイダンス出力とを含む複数のタスクを順序付け、該タスクの実行時間と対応させたタスクリストを回線毎に記憶するタスクリスト記憶部と、
    前記タスクリスト記憶部に記憶した前記タスクリストに基づいて回線毎に前記タスクを実行するシナリオ実行手段と、
    前記タスクリストを参照して、CPUリソースの使用を時系列に前記タスクにより定まる軽負荷または重負荷で表したリソース管理表を作成するリソース管理表作成手段と、
    前記リソース管理表を基に、現在時刻から所定時間刻みにCPUリソースが使用される重負荷のタスクの重複度を求め、該重複度が所定値を超えるかどうかを判定する重複度判定手段と、
    前記重複度が所定値を超えた場合に、重負荷のタスクを実行する回線を抽出し、該回線の1つ以上の回線に対して該重負荷のタスクの実行時刻より前で直近の軽負荷のタスクであるガイダンスの処理時間を調整して重複度を所定値以下にする負荷平準化手段と、
    前記タスクリスト記憶部のタスクリストを前記調整されたガイダンスの処理時間に更新するタスクリスト更新手段と
    を備えることを特徴とする音声自動応答装置。
  2. 前記負荷平準化手段は、前記抽出した回線のうち前記ガイダンスの処理時間の既調整量が少ない回線、続いて該ガイダンスの処理時間が大きい回線を優先して該処理時間の調整を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の音声自動応答装置。
  3. 前記重複度調整手段における前記ガイダンスの処理時間の調整は所定の調整値以下で調整し、該所定の調整値に達しても重複度が前記所定値以下にならない場合は更に他の抽出した回線に対して該処理時間の調整を行う
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音声自動応答装置。
  4. 回線毎に記憶部に記憶した、対話シナリオに基づいてCPUリソースに対して重負荷の音声認識と軽負荷のガイダンス出力とを含む複数のタスクを順序付け、該タスクの実行時間と対応させたタスクリストに基づいて前記タスクを実行するシナリオ実行手順と、
    前記タスクリストを参照して、CPUリソースの使用を時系列に前記タスクにより定まる軽負荷または重負荷で表したリソース管理表を作成するリソース管理表作成手順と、
    前記リソース管理表を基に、現在時刻から所定時間刻みにCPUリソースが使用される重負荷のタスクの重複度を求め、該重複度が所定値を超えるかどうかを判定する重複度判定手順と、
    前記重複度が所定値を超えた場合に、重負荷のタスクを実行する回線を抽出し、該回線の1つ以上の回線に対して該重負荷のタスクの実行時刻より前で直近の軽負荷のタスクであるガイダンスの処理時間を調整して重複度を所定値以下にする負荷平準化手順と、
    前記記憶部のタスクリストを前記調整されたガイダンスの処理時間に更新するタスクリスト更新手順と
    を備えることを特徴とする音声自動応答方法。
  5. コンピュータに、
    回線毎に記憶部に記憶した、対話シナリオに基づいてCPUリソースに対して重負荷の音声認識と軽負荷のガイダンス出力とを含む複数のタスクを順序付け、該タスクの実行時間と対応させたタスクリストに基づいて前記タスクを実行するシナリオ実行手順と、
    前記タスクリストを参照して、CPUリソースの使用を時系列に前記タスクにより定まる軽負荷または重負荷で表したリソース管理表を作成するリソース管理表作成手順と、
    前記リソース管理表を基に、現在時刻から所定時間刻みにCPUリソースが使用される重負荷のタスクの重複度を求め、該重複度が所定値を超えるかどうかを判定する重複度判定手順と、
    前記重複度が所定値を超えた場合に、重負荷のタスクを実行する回線を抽出し、該回線の1つ以上の回線に対して該重負荷のタスクの実行時刻より前で直近の軽負荷のタスクであるガイダンスの処理時間を調整して重複度を所定値以下にする負荷平準化手順と、
    前記記憶部のタスクリストを前記調整されたガイダンスの処理時間に更新するタスクリスト更新手順と
    を実行させるための音声自動応答プログラム。

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