JP2010183224A - 無線通信システム、無線基地局、送受信方法およびプログラム - Google Patents

無線通信システム、無線基地局、送受信方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】1次システムと2次システムの相互干渉を高精度に低減しつつ、2次システムのスループットを向上させる。
【解決手段】無線通信システムは、1次システム移動局104からの信号と2次システム移動局103からの信号に基づいて自システムと2次システムとのシステム間境界の測定情報を測定する1次システム基地局101と、1次システム移動局104からの信号と2次システム移動局103からの信号に基づいて1次システムと自システムとのシステム間境界の測定情報を測定し、このシステム間境界測定情報と1次システム基地局101が測定したシステム間境界測定情報に基づいて、自システムの周波数スペクトルの一部を1次システムの周波数スペクトルに重複させて自システムの信号伝送を行う2次システム基地局102とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信の技術に係り、特に複数のシステムが同一の周波数帯を周波数共用する技術に関するものである。
次世代無線通信システムでは、伝送速度の広帯域化、システムの多様化に伴い、周波数資源の枯渇が懸念されている。近年、周辺の電波環境や利用者のニーズを認知し、自律的に最適な通信を行うコグニティブ無線が検討されており、既存の無線システムに割り当てられている周波数を2次利用するダイナミックスペクトルアクセスが周波数資源の有効利用の観点から注目を集めている。ダイナミックスペクトルアクセスは、既存の無線システムの1次システムに割り当てられたスペクトルの空きスペクトルを利用して2次システムが通信を行うものである。
ダイナミックスペクトルアクセスを適用した無線通信システムの一例として、図26に1次システムの上り回線に割り当てられた周波数帯域を用いて2次システムの上り回線が周波数共用する形態を示す。
図26の無線通信システムは、1次システム2110と2次システム2120とから構成される。
1次システム2110は、1次システム基地局2111と、1次システム移動局2112とから構成される。1次システム移動局2112は、1次システム基地局2111にデータを送信し、1次システム基地局2111は、1次システム移動局2112から送信されるデータを受信する。
2次システム2120は、2次システム基地局2121と、2次システム移動局2122とから構成される。2次システム移動局2122は、2次システム基地局2121にデータを送信し、2次システム基地局2121は、2次システム移動局2122から送信されるデータを受信する。
1次システムと2次システムの周波数共用の例として、ダイナミックスペクトルアクセスを適用した標準化規格IEEE802.22 WRAN(Wireless Regional Area Network)がある。IEEE802.22は、米国における既存の1次システムである地上波TV放送およびワイヤレスマイクの周波数帯を用いて、1次システムへの干渉を回避するように2次システムが1次システムの空き周波数を利用する規格である。
1次システムと2次システムの周波数共用の他の例として、2次システムが1次システムへの干渉が許容値以下になるように通信を行うUWB(Ultra Wide Band )が知られている。UWBは、2次システムの送信データを極めて広い周波数帯に拡散させ、2次システムの送信電力密度を規定値よりも小さい電力密度で送信することにより、周波数共用を実現している。
図27(A)、図27(B)に1次システムと2次システムの周波数共用例を示す。図27(A)、図27(B)の横軸は周波数[Hz]、縦軸は電力密度[dBm/Hz]を表す。図27(A)は、1次システムの空いた周波数スペクトルを用いて2次システムが通信を行うダイナミックスペクトルアクセスの適用例を示している。この例は、1次システムの周波数スペクトル2211−1,2211−2と2次システムの周波数スペクトル2212とが重複しないように周波数共用する例である。
図27(B)は、1次システムへの干渉電力密度が許容値以下になるように2次システムが送信電力を制限して通信するUWBの例を示している。この例は、1次システムの周波数スペクトル2221−1,2221−2と2次システムの周波数スペクトル2222とを重複させて周波数共用する例である。
1次システムと2次システムの周波数スペクトルが重複しないように周波数共用する図27(A)の例では、1次システムと2次システムの相互干渉が小さい条件、すわなち、2次システムの送信周波数スペクトルを1次システムの送信周波数スペクトルに重複させても干渉が小さい条件のときに周波数スペクトル重複していなかった。また、2次システムが受ける干渉を考慮して周波数共用していなかった。このように、図27(A)の例では、2次システムは1次システムの周波数資源を最大限に活用していないという問題点があった。
また、1次システムと2次システムの周波数スペクトルを重複させて周波数共用する図27(B)の例では、2次システムがスペクトル拡散システムでない場合に2次システムの特性が大幅に劣化するという問題点があった。
また、1次システムと2次システムの周波数共用技術に関連するものとして、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5に開示された技術がある。
特許文献1に開示された技術は、複数のシステムが同一の周波数帯域で通信を行う周波数共存環境において、通信装置が自システムで観測した干渉量又は中心キャリア周波数の差に基づいて送受信フィルタの伝達特性を制御するものである。
特許文献2に開示された技術は、複数のキャリアを用いた周波数運用形態において、基地局が混雑度の低いキャリア情報を移動局に通知するものである。
特許文献3に開示された技術は、双方向通信を同一帯域において同時に行う通信環境において、基地局が自システムのチャネル推定値に基づいて、双方向の回線の特性を示すチャネル相関行列の固有値を移動局へ通知するものである。
特許文献4に開示された技術は、複数の周波数帯域を使用する通信環境において、基地局が各端末のSINR(Single to Interference and Noise Ratio)の順位に応じて各端末に帯域を割り当てるものである。
特許文献5に開示された技術は、移動通信の隣接セル間で同一周波数スペクトルを使用し、セル間干渉を抑圧するために移動局に割り当てられた周波数スペクトルを一様に送信電力制御するものである。
特開2006−352807号公報 特開2007−129588号公報 特開2007−267376号公報 特開2007−274042号公報 特開2006−352380号公報
以上のように、1次システムと2次システムの周波数スペクトルが重複しないように周波数共用する技術では、2次システムは1次システムの周波数資源を最大限に活用していないという問題点があった。
また、1次システムと2次システムの周波数スペクトルを重複させて周波数共用する技術では、2次システムがスペクトル拡散システムでない場合に、2次システムの特性が大幅に劣化するという問題点があった。
また、特許文献1に開示された技術では、通信装置は自システムが他システムに与える干渉を考慮して送受信フィルタの伝達特性を制御することができないという問題点があった。
また、特許文献2に開示された技術では、周波数スペクトルの重複に伴うシステム間の相互干渉を低減することができないという問題点があった。
また、特許文献3および特許文献4に開示された技術では、システム間の相互干渉を低減することができないという問題点があった。
また、特許文献5に開示された技術では、他システムへの干渉低減と自システムのスループット向上とを両立させることが難しいという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、自システムと他システムの相互干渉を高精度に低減しつつ、自システムのスループットを向上させることができ、周波数資源を最大限に活用することができる無線通信システム、無線基地局、送受信方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、複数のシステムが周波数共用する無線通信システムにおいて、1次システム移動局からの信号と2次システム移動局からの信号に基づいて自システムと2次システムとのシステム間境界の測定情報を測定する1次システム基地局と、1次システム移動局からの信号と2次システム移動局からの信号に基づいて1次システムと自システムとのシステム間境界の測定情報を測定し、測定したシステム間境界測定情報と前記1次システム基地局が測定したシステム間境界測定情報に基づいて、自システムの周波数スペクトルの一部を前記1次システムの周波数スペクトルに重複させて自システムの信号伝送を行う2次システム基地局とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の無線基地局は、他システムの移動局からの信号と自システムの移動局からの信号に基づいて前記他システムと自システムとのシステム間境界の測定情報を測定し、測定したシステム間境界測定情報と前記他システムの基地局が測定したシステム間境界測定情報に基づいて、自システムの周波数スペクトルの一部を前記他システムの周波数スペクトルに重複させて自システムの信号伝送を行う手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、複数のシステムが周波数共用する送受信方法において、1次システム基地局が、1次システム移動局からの信号と2次システム移動局からの信号に基づいて自システムと2次システムとのシステム間境界の測定情報を測定する第1の測定ステップと、2次システム基地局が、1次システム移動局からの信号と2次システム移動局からの信号に基づいて1次システムと自システムとのシステム間境界の測定情報を測定する第2の測定ステップと、2次システム基地局が、前記測定したシステム間境界測定情報と前記1次システム基地局が測定したシステム間境界測定情報に基づいて、自システムの周波数スペクトルの一部を前記1次システムの周波数スペクトルに重複させて自システムの信号伝送を行うスペクトル重複量制御ステップとを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の無線基地局プログラムは、他システムの移動局からの信号と自システムの移動局からの信号に基づいて前記他システムと自システムとのシステム間境界の測定情報を測定する測定ステップと、前記測定したシステム間境界測定情報と前記他システムの基地局が測定したシステム間境界測定情報に基づいて、自システムの周波数スペクトルの一部を前記他システムの周波数スペクトルに重複させて自システムの信号伝送を行うスペクトル重複量制御ステップとを、コンピュータに実行させることを特徴とするものである。
本発明によれば、1次システムと2次システムの相互干渉が小さい条件において1次システムと2次システムのスペクトルの一部を重複させ、お互いの干渉が小さくなるようにスペクトルの重複量を制御することにより、1次システムへの干渉量を許容値以下に維持しつつ、2次システムのスループットを向上させることができる。これにより、本発明では、周波数資源を最大限に活用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムにおける1次システム基地局の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムにおける2次システム基地局の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムにおける2次システム移動局の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムにおける受信電力密度とシステム間相互干渉との関係を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムにおける情報の通知シーケンスを示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムにおけるスペクトル重複量制御の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムにおけるスペクトル重複量制御の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムにおける2次システム基地局の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムにおける2次システム移動局の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムにおける周波数リソース配置の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるスペクトル重複量の順位付けの例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムにおける周波数リソース配置の例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるスペクトル重複量の順位付けの例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る無線通信システムにおける周波数リソース配置の例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるスペクトル重複量の順位付けの例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る無線通信システムにおける1次システム基地局の詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係る無線通信システムにおける情報の通知シーケンスを示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る無線通信システムにおいて1次システム基地局と2次システム基地局とが観測対象とする信号を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る無線通信システムにおいて2次システム基地局と1次システム基地局との間の2次システム既知信号情報およびスケジューリング情報の通知シーケンスを示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る無線通信システムにおける1次システム基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態に係る無線通信システムにおける1次システム基地局と2次システム基地局との間、および2次システム基地局と2次システム移動局との間の情報の通知シーケンスを示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る無線通信システムにおける1次システム基地局と2次システム基地局との間、および2次システム基地局と2次システム移動局との間の情報の通知シーケンスを示す図である。 ダイナミックスペクトルアクセスを適用した無線通信システムの1構成例を示すブロック図である。 1次システムと2次システムの周波数共用例を示す図である。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態では、ある周波数帯域を使用する無線通信システムを1次システム、この1次システムと少なくとも一部の周波数帯域を共用する無線通信システムを2次システムとする。本実施の形態の無線通信システムは、1次システムと2次システムとが上り回線を用いて周波数共用する例である。この無線通信システムは、1次システム基地局101と、2次システム基地局102と、2次システム移動局103と、1次システム移動局104とから構成される。
1次システム基地局101は、1次システム移動局104からの信号と2次システム移動局103からの信号とを受信し、1次システムと2次システムとのシステム間境界の受信信号を測定し、この測定信号を有線または無線によって2次システム基地局102へ出力する。
2次システム基地局102は、1次システム移動局104からの信号と2次システム移動局103からの信号とを受信し、1次システムと2次システムとのシステム間境界の受信信号を測定し、1次システム基地局101から通知されるシステム間境界の測定信号を考慮して、1次システムと2次システムとのスペクトル重複量を決定する。ここで、システム間境界の測定信号としては、例えば受信電力密度、チャネル推定値、受信電力、電界強度を用いることができる。2次システム基地局102は、決定したスペクトル重複量を無線回線を介して2次システム移動局103へ通知する。
2次システム移動局103は、2次システム基地局102から通知されるスペクトル重複量に基づいて、1次システムの周波数スペクトルと自システムの周波数スペクトルの一部を重複させて送信信号を出力する。
図2に、図1の無線通信システムにおける1次システム基地局101の詳細な構成を示す。1次システム基地局101は、システム間境界受信信号測定部1010と、通知部1011と、送信部1012と、受信部1013とから構成される。
システム間境界受信信号測定部1010は、自基地局(1次システム基地局101)において自システムと2次システムとのシステム間境界の受信信号を測定し、測定した受信信号を通知部1011へ出力する。
通知部1011は、測定されたシステム間境界測定信号を2次システム基地局102へ通知する。
送信部1012は、無線回線を介して1次システム移動局104へ信号を送信し、受信部1013は、無線回線を介して1次システム移動局104および2次システム移動局103からの信号を受信する。
図3に、図1の無線通信システムにおける2次システム基地局102の詳細な構成を示す。2次システム基地局102は、システム間境界受信信号測定部1020と、スペクトル重複量決定部1021と、送信部1022と、受信部1023とから構成される。
システム間境界受信信号測定部1020は、自基地局(2次システム基地局102)において1次システムと自システムとのシステム間境界の受信信号を測定し、測定した受信信号をスペクトル重複量決定部1021へ出力する。
スペクトル重複量決定部1021は、システム間境界受信信号測定部1020から通知されるシステム間境界測定信号と1次システム基地局101から通知されるシステム間境界測定信号とを用いて、1次システムと2次システムとのスペクトル重複量を決定し、決定したスペクトル重複量を送信部1022と受信部1023へ通知する。
送信部1022は、スペクトル重複量決定部1021から通知されるスペクトル重複量で決まる自システムの送受信帯域内で、無線回線を介して2次システム移動局103へ信号を送信する。この送受信帯域の制御は、具体的には、スペクトル重複量に基づいて、送信部1022内の図示しない送信フィルタのフィルタ係数を制御することにより実現される。また、送信部1022は、スペクトル重複量決定部1021から通知されるスペクトル重複量を、2次システム移動局103へ通知する。
受信部1023は、スペクトル重複量決定部1021から通知されるスペクトル重複量で決まる自システムの送受信帯域内で、2次システム移動局103から送信される信号を受信する。この送受信帯域の制御は、具体的には、スペクトル重複量に基づいて、受信部1023内の図示しない受信フィルタのフィルタ係数を制御することにより実現される。
図4に、図1の無線通信システムにおける2次システム移動局103の詳細な構成を示す。2次システム移動局103は、受信部1030と、送信部1031と、スペクトル重複量制御部1032とから構成される。
受信部1030は、無線回線を介して2次システム基地局102からの信号を受信し、送信部1031は、無線回線を介して2次システム基地局102へ信号を送信する。
スペクトル重複量制御部1032は、2次システム基地局102から通知されるスペクトル重複量で決まる自システムの送受信帯域内で、送信部1031に信号を送信させ、受信部1030に信号を受信させる。この送受信帯域の制御は、具体的には、スペクトル重複量に基づいて、送信部1031内の図示しない送信フィルタのフィルタ係数を制御すると共に受信部1030内の図示しない受信フィルタのフィルタ係数を制御することにより、実現される。
図5に本実施の形態の無線通信システムの全体動作の流れを示す。図5の説明では、図1の構成を参照して説明する。
1次システム基地局101と2次システム基地局102とは、1次システム移動局104から送信される既知信号又はデータを受信する(ステップA01)。
1次システム基地局101と2次システム基地局102とは、1次システムの空いた周波数スペクトルを用いて2次システム移動局103から送信される既知信号又はデータを受信する(ステップA02)。
1次システム基地局101と2次システム基地局102とは、それぞれ1次システム移動局104から受信した信号と2次システム移動局103から受信した信号とに基づいて、1次システムと2次システムとのシステム間境界における受信信号を測定する(ステップA03)。
2次システム基地局102は、1次システム基地局101から通知されるシステム間境界測定信号と自基地局において測定したシステム間境界測定信号に基づいてスペクトル重複量を決定した後、決定したスペクトル重複量を2次システム移動局103へ通知する(ステップA04)。
2次システム移動局103は、2次システム基地局102から通知されるスペクトル重複量に基づいて、1次システムの周波数スペクトルと自システムの周波数スペクトルの一部を重複させて信号を送信する(ステップA05)。
図6は1次システム基地局101における1次システムの受信電力密度と2次システムの受信電力密度の大小の結果と、2次システム基地局102における1次システムの受信電力密度と2次システムの受信電力密度の大小の結果と、システム間相互干渉との関係を示す図である。
1次システム基地局101において2次システムの受信電力密度と比べ1次システムの受信電力密度が大きく、2次システム基地局102において2次システムの受信電力密度と比べ1次システムの受信電力密度が小さいとき、1次システムと2次システムの相互干渉は小さくなる。このとき、1次システムの周波数スペクトルと2次システムの周波数スペクトルとを重複させると、1次システムと2次システムの相互干渉は小さい。つまり、この場合はスペクトル重複に適した条件となっている。
1次システム基地局101において2次システムの受信電力密度と比べ1次システムの受信電力密度が小さく、2次システム基地局102において2次システムの受信電力密度と比べ1次システムの受信電力密度が大きいとき、1次システムと2次システムの相互干渉が大きくなる。このとき、1次システムの周波数スペクトルと2次システムの周波数スペクトルとを重複させると、1次システムと2次システムの相互干渉は大きい。つまり、この場合はスペクトル重複に適さない条件となっている。
図7に、図1に示した1次システム基地局101と2次システム基地局102と2次システム移動局103との間の情報の通知シーケンスを示す。
1次システム基地局101は、2次システム基地局102に対してシステム間境界測定信号501を通知する。
次に、2次システム基地局102は、2次システム移動局103に対してスペクトル重複量502を通知する。
図8(A)、図8(B)、図9(A)、図9(B)は、本実施の形態のスペクトル重複量制御の例を示す図であり、1次システム移動局104−1の周波数スペクトル601−1と1次システム移動局104−2の周波数スペクトル601−2とに挟まれた1次システムの空き周波数スペクトル602を用いて2次システム移動局103が信号を送信して通信する例を示している。図8(A)、図8(B)において、横軸は周波数を表し、縦軸は受信電力密度を表している。また、図9(A)、図9(B)において、横軸は周波数を表し、縦軸は送信電力密度を表している。
図8(A)は、1次システム基地局101が受信電力密度を測定したとき、1次システム移動局104−1の受信電力密度と1次システム移動局104−2の受信電力密度が等しく、1次システム移動局104−1,104−2の受信電力密度と比べて2次システム移動局103の受信電力密度が小さい例を示している。この例では、1次システムにとっては2次システム移動局103が干渉源となる。ここで、P_MS1PBSは1次システム基地局101において測定した1次システム移動局104−1の周波数スペクトル601−1の受信電力密度、P_MS2PBSは1次システム基地局101において測定した1次システム移動局104−2の周波数スペクトル601−2の受信電力密度、S_MS1PBSは1次システム基地局101において測定した2次システム移動局103の周波数スペクトル602の受信電力密度である。
図8(B)は、2次システム基地局102が受信電力密度を測定したとき、1次システム移動局104−1の受信電力密度と比べて1次システム移動局104−2の受信電力密度が大きく、1次システム移動局104−2の受信電力密度と比べて2次システム移動局103の受信電力密度が大きい例を示している。この例では、2次システムにとっては1次システム移動局104−1,104−2が干渉源となる。ここで、P_MS1SBSは2次システム基地局102において測定した1次システム移動局104−1の周波数スペクトル601−1の受信電力密度、P_MS2SBSは2次システム基地局102において測定した1次システム移動局104−2の周波数スペクトル601−2の受信電力密度、S_MS1SBSは2次システム基地局102において測定した2次システム移動局103の周波数スペクトル602の受信電力密度である。
図9(A)に、1次システムに対する2次システムのスペクトル重複例を示す。1次システム移動局104−1の周波数スペクトル601−1と2次システム移動局103の周波数スペクトル602の境界は、スペクトル重複させたときの相互干渉が小さい関係となるため、スペクトル重複量を大きくできる。
また、1次システム移動局104−2の周波数スペクトル601−2と2次システム移動局103の周波数スペクトル602の境界は、スペクトル重複させたときの相互干渉が、1次システム移動局104−1の周波数スペクトル601−1と2次システム移動局103の周波数スペクトル602の境界と比べて大きくなる。このため、1次システム移動局104−2の周波数スペクトル601−2と2次システム移動局103の周波数スペクトル602のスペクトル重複量は、1次システム移動局104−1の周波数スペクトル601−1と2次システム移動局103の周波数スペクトル602のスペクトル重複量と比べて小さくなるようにする。
次に、スペクトル重複量の計算例を示す。1次システム移動局104−1の周波数スペクトル601−1と2次システム移動局103の周波数スペクトル602のスペクトル重複量をOF1とし、1次システム移動局104−2の周波数スペクトル601−2と2次システム移動局103の周波数スペクトル602のスペクトル重複量をOF2とすると、スペクトル重複量OF1とOF2は例えば次式で表される。
Figure 2010183224
Figure 2010183224
式(1)、式(2)において、α(0≦α≦1)は、1次システム基地局101における受信電力密度比と2次システム基地局102における受信電力密度比の重み加算係数である。重み加算係数αが大きいほど1次システム基地局101における受信電力密度比がスペクトル重複量OF1,OF2に大きく反映され、重み加算係数αが小さいほど2次システム基地局102における受信電力密度比がスペクトル重複量OF1,OF2に大きく反映されるようになる。
2次システム基地局102のスペクトル重複量決定部1021は、システム間境界受信信号測定部1020から通知されるシステム間境界測定信号(受信電力密度P_MS1SBS,P_MS2SBS,S_MS1SBS)と、1次システム基地局101から通知されるシステム間境界測定信号(受信電力密度P_MS1PBS,P_MS2PBS,S_MS1PBS)とを用いて、式(1)、式(2)により、1次システム移動局104−1の周波数スペクトル601−1と2次システム移動局103の周波数スペクトル602のスペクトル重複量OF1、1次システム移動局104−2の周波数スペクトル601−2と2次システム移動局103の周波数スペクトル602のスペクトル重複量OF2を計算する。
2次システム基地局102の送信部1022は、スペクトル重複量決定部1021から通知されるスペクトル重複量OF1,OF2で決まる自システムの送受信帯域内で、2次システム移動局103へ信号を送信する。また、送信部1022は、スペクトル重複量決定部1021から通知されるスペクトル重複量OF1,OF2を2次システム移動局103へ通知する。
2次システム移動局103のスペクトル重複量制御部1032は、2次システム基地局102から通知されるスペクトル重複量OF1,OF2で決まる自システムの送受信帯域内で、送信部1031に信号を送信させる。
2次システム基地局102の受信部1023は、スペクトル重複量決定部1021から通知されるスペクトル重複量OF1,OF2で決まる自システムの送受信帯域内で、2次システム移動局103から送信される信号を受信する。
以上のように、本実施の形態では、1次システム基地局101と2次システム基地局102で測定したシステム間境界の受信電力密度に応じてスペクトルの重複量を制御することにより、システム間の相互干渉が小さいときはシステム間のスペクトル重複量を大きくすることができ、システム間の相互干渉が大きいときはシステム間のスペクトル重複量を小さくすることができるので、1次システムへの干渉を規定値より小さく制御することができ、2次システムのスループットを向上させることができる。
図9(B)に、2次システムのスペクトル重複制御と同時に送信電力制御を行う例を示す。図9(B)は、図9(A)と同様にスペクトル重複量に従って2次システムの周波数スペクトルを1次システムの周波数スペクトルへ重複させると共に、2次システムのスペクトル重複成分の送信電力を制御する例を示している。スペクトル重複量の制御は、図9(A)で説明したとおりである。
スペクトル重複部分の送信電力密度TPD(Transmission Power Density)は、例えば式(3)、式(4)のいずれかで表される。
Figure 2010183224
Figure 2010183224
また、スペクトル重複部分の送信電力密度TPDを次式により求めても良い。
Figure 2010183224
式(5)において、α(0≦α≦1)は、1次システム基地局101における1次システム移動局104−1と2次システム移動局103の受信電力密度比と、1次システム基地局101における1次システム移動局104−2と2次システム移動局103の受信電力密度比の重み加算係数である。重み加算係数αが大きいほど1次システム移動局104−1と2次システム移動局103の受信電力密度比が送信電力密度TPDに大きく反映され、重み加算係数αが小さいほど1次システム移動局104−2と2次システム移動局103の受信電力密度比が送信電力密度TPDに大きく反映されるようになる。
2次システム基地局102のスペクトル重複量決定部1021は、その内部に送信電力密度決定部(不図示)を有している。送信電力密度決定部は、式(3)、式(4)、式(5)のいずれかにより送信電力密度TPDを計算する。
2次システム基地局102の送信部1022は、送信電力密度決定部から通知される送信電力密度TPDを2次システム移動局103へ通知する。
2次システム移動局103のスペクトル重複量制御部1032は、その内部に送信電力制御部(不図示)を有している。送信電力制御部は、自システムの送受信帯域のうち、1次システム移動局104−1の周波数スペクトル601−1とのスペクトル重複部分および1次システム移動局104−2の周波数スペクトル601−2とのスペクトル重複部分の送信電力を、2次システム基地局102から通知される送信電力密度TPDに従って制御する。
以上のようにして、本実施の形態では、2次システムのスペクトル重複部分の送信電力を制御することにより、スペクトル重複部分の送信電力を制御しない場合と比べて、1次システムへの干渉を柔軟に制御することができ、1次システムへの干渉を低減することができる。
特許文献1に開示された技術では、通信装置は自システムが他システムに与える干渉を考慮して送受信フィルタの伝達特性を制御することができない。これに対して、本実施の形態では、2次システムが1次システムに与える干渉を考慮して2次システムの送受信帯域(送受信フィルタのフィルタ特性)を制御することができる。
また、特許文献2、特許文献3、特許文献4に開示された技術では、システム間の相互干渉を低減することができない。これに対して、本実施の形態では、システム間境界測定信号に応じてスペクトル重複量を決定し、スペクトル重複量に基づいて2次システムの送受信帯域を制御することにより、システム間の相互干渉を低減することができる。
また、特許文献5に開示された技術では、他システムへの干渉低減と自システムのスループット向上とを両立させることが難しい。これに対して、本実施の形態では、重複スペクトルと非重複スペクトルとを別々に送信電力制御できるため、1次システムへの干渉を抑えつつ、2次システムのスループットを向上させることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。シングルキャリア伝送におけるロールオフフィルタを適用した伝送時は、PAPR(Peak to Average Power Ratio)、タイミング誤差耐性、周波数誤差耐性の向上が利点として挙げられるが、帯域が広がることにより帯域効率を犠牲にする。そこで、本実施の形態では、ロールオフ伝送を適用した2次システムの送信スペクトルをシステム間境界のスペクトル重複量が大きい1次システムの空きスペクトルに配置する。
本実施の形態においても、無線通信システムの全体の構成および1次システム基地局101の構成は第1の実施の形態と同様であるので、図1の符号を用いて説明する。図10は、ロールオフ伝送時においてシステム間境界測定信号を考慮して周波数リソース配置を行なう本実施の形態の2次システム基地局102の詳細な構成を示すブロック図である。
本実施の形態の2次システム基地局102は、システム間境界受信信号測定部1020と、スペクトル重複量決定部1021と、送信部1022aと、受信部1023aと、スペクトル重複量ランキング部1024と、周波数リソース配置決定部1025とから構成される。
システム間境界受信信号測定部1020とスペクトル重複量決定部1021と送信部1022aと受信部1023aの動作は、第1の実施の形態と同様であるため、スペクトル重複量ランキング部1024と周波数リソース配置決定部1025の構成および動作について説明する。
スペクトル重複量ランキング部1024は、スペクトル重複量決定部1021から通知されるスペクトル重複量を組み合わせてペアリングした後、ペアリングしたスペクトル重複量を順位付けする。そして、スペクトル重複量ランキング部1024は、順位付けの結果を周波数リソース配置決定部1025へ通知する。
周波数リソース配置決定部1025は、スペクトル重複量ランキング部1024から通知される順位付けの結果に基づいて、2次システムの周波数リソース配置を決定し、周波数リソース配置情報を送信部1022aと受信部1023aへ出力する。
図11に、本実施の形態の無線通信システムにおける2次システム移動局103の詳細な構成を示す。2次システム移動局103は、受信部1030aと、送信部1031aと、周波数リソース配置制御部1033とから構成される。
周波数リソース配置制御部1033は、2次システム基地局102から通知される周波数リソース配置で決まる自システムの送受信帯域内で、送信部1031aに信号を送信させ、受信部1030aに信号を受信させる。この送受信帯域の制御は、具体的には、周波数リソース配置情報に基づいて、送信部1031a内の図示しない送信周波数変換部および送信フィルタのフィルタ係数を制御すると共に受信部1030a内の図示しない受信周波数変換部および受信フィルタのフィルタ係数を制御することにより、実現される。
図12は、ロールオフフィルタを適用した伝送時の周波数リソース配置の例を示す図である。図12は、1次システムの周波数スペクトル801−1〜801−4の空きスペクトルを利用して2次システムの周波数スペクトル802を配置する例を示している。
スペクトル重複量ランキング部1024の動作例を、図12と図13(A)、図13(B)を参照して説明する。ここでは、1次システムと2次システムのシステム間境界において計算されるスペクトル重複量OF1〜OF7の順位付けの例を示す。図12は、1次システムの周波数スペクトル801−1〜801−4の間に空きスペクトルがあるときに、この空きスペクトルの両側2つのスペクトル重複量をペアとして、スペクトル重複量をペアリングする例を示している。図12の例では、スペクトル重複量OF1とOF2、スペクトル重複量OF3とOF4、スペクトル重複量OF5とOF6が、それぞれペアとなる。
図13(A)に、ペアリングしたスペクトル重複量の順位付け方法として乗算ルールを用いた例を示す。乗算ルールでは、ペアリングした2つのスペクトル重複量を乗算し、この乗算値に基づいてスペクトル重複量を順位付けする。乗算ルールでは、ペアリングした2つのスペクトル重複量の両方が大きいときに、スペクトル重複量が上位に順位付けされる。図13(A)の例では、スペクトル重複量OF3とOF4のペア、スペクトル重複量OF1とOF2のペア、スペクトル重複量OF5とOF6の順に順位付けされている。
図13(B)に、ペアリングしたスペクトル重複量の順位付け方法として加算ルールを用いた例を示す。加算ルールでは、ペアリングした2つのスペクトル重複量を加算し、この加算値に基づいてスペクトル重複量を順位付けする。加算ルールでは、ペアリングした2つのスペクトル重複量のどちらか一方が小さくても残りの一方が大きいと上位に順序付けされる場合がある。図13(B)の例では、スペクトル重複量OF3とOF4のペア、スペクトル重複量OF1とOF2のペア、スペクトル重複量OF5とOF6の順に順位付けされている。
こうして、スペクトル重複量ランキング部1024は、スペクトル重複量をペアリングした後、ペアリングしたスペクトル重複量を順位付けし、スペクトル重複量の順位を周波数リソース配置決定部1025へ通知する。
次に、周波数リソース配置決定部1025の動作例を説明する。周波数リソース配置決定部1025は、スペクトル重複量ランキング部1024から通知されるペアリングされたスペクトル重複量の順位を参照し、1次システムの空きスペクトルのうち、順位が上位のスペクトル重複量のペアに挟まれた空きスペクトルに2次システムの周波数スペクトル802を配置する。
図12、図13(A)、図13(B)の例では、スペクトル重複量OF3とスペクトル重複量OF4から計算されるスペクトル重複量の乗算値および加算値が大きい。そこで、周波数リソース配置決定部1025は、周波数軸上においてスペクトル重複量OF3とスペクトル重複量OF4に該当するシステム間境界に挟まれた1次システムの空きスペクトルに2次システムの周波数スペクトル802が配置されるように、周波数リソース配置を決定する。周波数リソース配置決定部1025は、決定した周波数リソース配置を送信部1022と受信部1023へ通知する。
2次システム基地局102の送信部1022aは、周波数リソース配置決定部1025から通知される周波数リソース配置で決まる自システムの送受信帯域内で、2次システム移動局103へ信号を送信する。この送受信帯域の制御は、具体的には、周波数リソース配置情報に基づいて、送信部1022a内の図示しない送信周波数変換部および送信フィルタのフィルタ係数を制御することにより実現される。また、送信部1022aは、周波数リソース配置決定部1025から通知される周波数リソース配置を2次システム移動局103へ通知する。
2次システム移動局103の周波数リソース配置制御部1033は、2次システム基地局102から通知される周波数リソース配置で決まる自システムの送受信帯域内で、送信部1031aに信号を送信させる。
2次システム基地局102の受信部1023aは、周波数リソース配置決定部1025から通知される周波数リソース配置で決まる自システムの送受信帯域内で、2次システム移動局103から送信される信号を受信する。この送受信帯域の制御は、具体的には、周波数リソース配置情報に基づいて、受信部1023a内の図示しない受信周波数変換部および受信フィルタのフィルタ係数を制御することにより、実現される。
以上により、本実施の形態では、1次システムの周波数スペクトル801−2,801−3と2次システムの周波数スペクトル802の相互干渉を小さくすることができるので、2次システムの帯域効率の犠牲を小さくすることができ、ロールオフ適用時の利点を得ることができる。
特許文献1に開示された技術では、通信装置は自システムが他システムに与える干渉を考慮して送受信フィルタの伝達特性を制御することができない。これに対して、本実施の形態では、システム間境界測定信号に基づいて周波数リソース配置を行うことにより、2次システムによる1次システムへの干渉を高精度に低減することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態においても、無線通信システムの全体の構成および1次システム基地局101の構成は第1の実施の形態と同様であり、2次システム基地局102と2次システム移動局103の構成は第2の実施の形態と同様であるので、図1、図10、図11の符号を用いて説明する。
本実施の形態は、第2の実施の形態で説明した周波数リソース配置の別の例を示すものである。本実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、2次システムの送信スペクトルをシステム間境界のスペクトル重複量が大きい1次システムの空きスペクトルに配置すると共に、2次システムの送受信フィルタ利得が小さい領域(送受信電力密度が低下している領域)のスペクトル成分を1次システムの周波数スペクトルに重複配置することにより、帯域効率の犠牲を小さくする。
図14に、本実施の形態の周波数リソース配置の例を示す。図14は、2次システムの周波数スペクトル1002を周波数スペクトル1002−1と1002−2の2つのブロックに分解して周波数配置する例を示している。
図15に、図14の例におけるスペクトル重複量の順位を示す。本実施の形態の2次システム基地局102のスペクトル重複量ランキング部1024は、スペクトル重複量決定部1021から通知されるスペクトル重複量を、その大きさに応じて順位付けする。
図15の例では、スペクトル重複量OF6が最も大きく、次にスペクトル重複量OF1が大きい。そこで、周波数リソース配置決定部1025は、周波数軸上においてスペクトル重複量OF6に該当するシステム間境界とスペクトル重複量OF1に該当するシステム間境界に、2つのブロックに分解した周波数スペクトル1002−1,1002−2を配置する。その際、周波数リソース配置決定部1025は、自システムの送受信フィルタのフィルタ利得が小さい領域の周波数スペクトル成分を、周波数軸上においてスペクトル重複量OF6,OF1に該当する1次システムの周波数スペクトルに重複させる。
図14の例では、2次システムの送受信フィルタのフィルタ利得が小さくなっている低周波側の周波数スペクトル成分が、スペクトル重複量OF1に該当する1次システムの周波数スペクトルに重複配置され、2次システムの送受信フィルタのフィルタ利得が小さくなっている高周波側の周波数スペクトル成分が、スペクトル重複量OF6に該当する1次システムの周波数スペクトルに重複配置されている。
こうして、本実施の形態では、1次システム移動局の周波数スペクトル1001−1と2次システム移動局の周波数スペクトル1002−1と1次システム移動局の周波数スペクトル1001−4と2次システム移動局の周波数スペクトル1002−2の相互干渉を抑えつつ、2次システムの周波数帯域効率の犠牲を小さくすることができる。
図16に、本実施の形態の周波数リソース配置の他の例を示す。図16は、2次システムの周波数スペクトル1202を周波数スペクトル1202−1,1202−2,1202−3の3つのブロックに分解して周波数配置する例を示している。
図17に、図16の例におけるスペクトル重複量の順位を示す。
図17の例では、スペクトル重複量OF1が最も大きく、次にスペクトル重複量OF6が大きい。そこで、周波数リソース配置決定部1025は、自システムの送受信フィルタのフィルタ利得が小さい領域の周波数スペクトル成分を、周波数軸上においてスペクトル重複量OF1,OF6に該当する1次システムの周波数スペクトルに重複させる。
すなわち、周波数リソース配置決定部1025は、2次システムの送受信フィルタのフィルタ利得が小さくなっている低周波側の周波数スペクトル成分が、スペクトル重複量OF1に該当する1次システムの周波数スペクトルに重複配置されるように、1次システムの周波数スペクトル1201−1と1201−2の間に2次システムの周波数スペクトル1202−1を配置する。また、周波数リソース配置決定部1025は、2次システムの送受信フィルタのフィルタ利得が小さくなっている高周波側の周波数スペクトル成分が、スペクトル重複量OF6に該当する1次システムの周波数スペクトルに重複配置されるように、1次システムの周波数スペクトル1201−3と1201−4の間に2次システムの周波数スペクトル1202−3を配置する。さらに、周波数リソース配置決定部1025は、1次システムの周波数スペクトル1201−2と1201−3の間に2次システムの残りの周波数スペクトル1202−2を配置する。
こうして、本実施の形態では、1次システム移動局の周波数スペクトル1201−1と2次システム移動局の周波数スペクトル1202−1と1次システム移動局の周波数スペクトル1201−4と2次システム移動局の周波数スペクトル1202−3の相互干渉を抑えつつ、2次システムの周波数帯域効率の犠牲を小さくすることができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態においても、無線通信システムの全体の構成は第1の実施の形態と同様であるので、図1の符号を用いて説明する。
図18に、本実施の形態の無線通信システムにおける1次システム基地局101の詳細な構成を示す。1次システム基地局101は、システム間境界受信信号測定部1010と、通知部1011bと、送信部1012と、受信部1013と、干渉量判断部1014とから構成される。
干渉量判断部1014は、1次システム基地局101において2次システムとのスペクトル重複により干渉量が大きく、自システムの所要品質を満たせないと判断した場合、干渉制限信号を出力する。
通知部1011bは、干渉量判断部1014から出力された干渉制限信号を2次システム基地局102へ出力する。
2次システム基地局102および2次システム移動局103の構成は、第1の実施の形態と同様である。
図19に、本実施の形態における1次システム基地局101と2次システム基地局102と2次システム移動局103との間の情報の通知シーケンスを示す。
第1の実施の形態で説明したとおり、1次システム基地局101は、2次システム基地局102に対してシステム間境界測定信号501を通知し、2次システム基地局102は、2次システム移動局103に対してスペクトル重複量502を通知する。
次に、1次システム基地局101の干渉量判断部1014は、自システムと2次システムとの干渉量を測定する。干渉量を示す情報としては、例えばSIR(Signal to Interference Ratio)、INR(Interference to Noise Ratio)、BER(Bit Error Rate)、スループット劣化量がある。干渉量判断部1014は、測定した干渉量が所定の許容干渉量より大きく、自システムの所要品質を満たせないと判断した場合、2次システム基地局102へ干渉制限信号503を通知する。
2次システム基地局102のスペクトル重複量決定部1021は、1次システム基地局101から干渉制限信号503を受信すると、1次システムと2次システムとのスペクトル重複を小さくするようにスペクトル重複量を再決定する。2次システム基地局102の送信部1022は、スペクトル重複量決定部1021が再決定したスペクトル重複量504を、2次システム移動局103へ通知する。
2次システム移動局103のスペクトル重複量制御部1032は、2次システム基地局102から通知されるスペクトル重複量504で決まる自システムの送受信帯域内で、送信部1031に信号を送信させ、受信部1030に信号を受信させる。
2次システム基地局102の受信部1023は、スペクトル重複量決定部1021が再決定したスペクトル重複量504で決まる自システムの送受信帯域内で、2次システム移動局103から送信される信号を受信する。
以上の動作により、本実施の形態では、1次システムと2次システムのスペクトル重複量が過度に設定された場合に、1次システムから2次システムに対して干渉を制御することができ、1次システムの許容干渉量および所要通信品質を保障することができる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。図20に本実施の形態のマルチセル環境の無線通信システムの構成を示す。本実施の形態は、第1〜第4の実施の形態をマルチセル環境に適用したものである。図20では、無線通信システムは、1次システム1510と、2次システム1520と、2次システム1530と、2次システム1540とから構成される。
1次システム1510は、1次システム基地局1511と、1次システム移動局1512と、1次システム移動局1513とから構成される。
2次システム1520は、2次システム基地局1521と、2次システム移動局1522とから構成される。
2次システム1530は、2次システム基地局1531と、2次システム移動局1532とから構成される。
2次システム1540は、2次システム基地局1541から構成される。
マルチセル環境では、1次システム基地局1511は、所望信号である、1次システム移動局1512および1次システム移動局1513からの信号の他に、2次システム移動局1522および2次システム移動局1532からの信号を同時に受信する。1次システム基地局1511にとって、2次システム移動局1522および2次システム移動局1532からの信号は干渉信号となる。
また、2次システム基地局1521は、所望信号である、2次システム移動局1522からの信号の他に、1次システム移動局1512および2次システム移動局1532からの信号を同時に受信する。2次システム基地局1521にとって、1次システム移動局1512および2次システム移動局1532からの信号は干渉信号となる。
さらに、2次システム基地局1531は、所望信号である、2次システム移動局1532からの信号の他に、1次システム移動局1512および2次システム移動局1522からの信号を同時に受信する。2次システム基地局1531にとって、1次システム移動局1512および2次システム移動局1522からの信号は干渉信号となる。
マルチセル環境における動作の前提条件を以下に示す。
(a)2次システムは、1次システムおよび他の2次システムが使用していない周波数リソースを用いて通信する。
(b)干渉を考慮すべき全ての1次システム移動局および全ての2次システム移動局の既知信号とスケジューリング情報とが1次システム基地局へ通知される。
(c)干渉を考慮すべき全ての1次システム移動局および全ての2次システム移動局の既知信号が異なる。
(d)1次システム基地局の処理において各2次システム移動局の既知信号に同期できる。
図21に、マルチセル環境において1次システム基地局と2次システム基地局とが観測対象とする信号を示す。図21は、観測対象の所望信号と干渉信号との信号判別の有無を示している。
1次システム基地局が観測する自システムの観測対象は、1次システム移動局からの信号である。1次システム基地局は、1次システム移動局以外の信号も受信するため、信号判別の必要がある。
1次システム基地局が観測する他システムの観測対象は、制御対象の2次システム移動局からの信号である。1次システム基地局は、制御対象の2次システム移動局以外の信号も受信するため、信号判別の必要がある。
2次システム基地局が観測する自システムの観測対象は、2次システム移動局からの信号である。2次システム移動局から信号が送信されている状態では他の受信信号が存在しないため、2次システム基地局は信号判別の必要がない。
2次システム基地局が観測する他システムの観測対象は、自システムの周波数スペクトルに隣接する周波数スペクトルの全信号である。2次システム基地局から見て全てが干渉成分となるため、2次システム基地局は信号判別の必要がない。
図21に示した以上の関係から、マルチセル環境においては1次システム基地局は、1次システム移動局からの信号と制御対象の2次システム移動局からの信号とを判別する必要がある。
以降では、既知信号を用いて信号判別する場合を想定して説明する。既知信号を用いて信号判別するために、各2次システム基地局は、1次システム基地局に対して、2次システム移動局からの信号を判別するための既知信号情報と2次システム移動局からの信号のタイミングおよび使用している周波数リソースを表すスケジューリング情報とを通知する。
図22に、2次システム基地局1521,1531,1541と1次システム基地局1511との間の2次システム既知信号情報およびスケジューリング情報の通知シーケンスを示す。
図22に示すように、2次システム基地局1521,1531,1541は、それぞれ2次システム既知信号情報およびスケジューリング情報1701−1,1701−2,1701−3を1次システム基地局1511に通知する。
図23に、1次システム基地局1511の動作を示す。1次システム基地局1511は、各2次システム基地局1521,1531,1541から受信したスケジューリング情報により、自身の処理を各2次システム移動局からの信号に同期させる(ステップB01)。
1次システム基地局1511は、各2次システム基地局1521,1531,1541から受信した既知信号情報により、各2次システム移動局からの信号を判別する(ステップB02)。
そして、1次システム基地局1511は、各2次システム基地局1521,1531,1541に信号判別後の測定情報を通知する(ステップB03)。ここで、測定情報としては、第1の実施の形態で説明したシステム間境界測定信号、第4の実施の形態で説明した干渉制限信号がある。
図24に、1次システム基地局1511と2次システム基地局1521,1531との間、および2次システム基地局1521,1531と2次システム移動局1522,1523,1532,1533との間の情報の通知シーケンスの例を示す。図24は、第1の実施の形態をマルチセル環境に適用した例を示している。
1次システム基地局1511は、それぞれ2次システム基地局1521,1531に対してシステム間境界測定信号1901−1,1901−2を通知する。
2次システム基地局1521は、それぞれ2次システム移動局1522,1523に対してスペクトル重複量1902−1,1902−2を通知し、2次システム基地局1531は、それぞれ2次システム移動局1532,1533に対してスペクトル重複量1902−3,1902−4を通知する。
図25に、1次システム基地局1511と2次システム基地局1521,1531との間、および2次システム基地局1521,1531と2次システム移動局1522,1523,1532,1533との間の情報の通知シーケンスの他の例を示す。図25は、第4の実施の形態をマルチセル環境に適用した例を示している。
1次システム基地局1511は、それぞれ2次システム基地局1521,1531に対してシステム間境界測定信号2001−1,2001−2を通知する。
2次システム基地局1521は、それぞれ2次システム移動局1522,1523に対してスペクトル重複量2002−1,2002−2を通知し、2次システム基地局1531は、それぞれ2次システム移動局1532,1533に対してスペクトル重複量2002−5,2002−6を通知する。
1次システム基地局1511は、自システムの所要品質を満たせないと判断した場合、それぞれ2次システム基地局1521,1531に対して干渉制限信号2003−1,2003−2を出力する。
干渉制限信号2003−1を受けた2次システム基地局1521は、それぞれ2次システム移動局1522,1523に対して、再決定したスペクトル重複量2002−3,2002−4を通知する。干渉制限信号2003−2を受けた2次システム基地局1531は、それぞれ2次システム移動局1532,1533に対して、再決定したスペクトル重複量2002−7,2002−8を通知する。
なお、第1〜第5の実施の形態では、1次システムと2次システムを異なるシステムとして説明しているが、1次システムと2次システムが同一システムの構成も考えられる。1次システムと2次システムが同一システムの構成も、本発明に含まれる。
また、第1〜第5の実施の形態では、1次システムと2次システムの優先度が異なるシステムとして説明しているが、1次システムと2次システムが同じ優先度の構成も考えられる。1次システムと2次システムが同じ優先度の構成も、本発明に含まれる。
なお、第1〜第5の実施の形態において、1次システム基地局と1次システム移動局と2次システム基地局と2次システム移動局の少なくとも一部の構成は、それぞれCPU、記憶装置および外部とのインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。1次システム基地局と1次システム移動局と2次システム基地局と2次システム移動局とを構成するそれぞれのコンピュータにおいて、本発明の送受信方法を実現させるためのプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカードなどの記録媒体に記録された状態で提供され、コンピュータの記憶装置に格納される。各々のコンピュータのCPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1〜第5の実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、複数のシステムが周波数共用する無線通信システムに適用することができる。
101…1次システム基地局、102…2次システム基地局、103…2次システム移動局、104…1次システム移動局、1010…システム間境界受信信号測定部、1011,1011b…通知部、1012…送信部、1013…受信部、1014…干渉量判断部、1020…システム間境界受信信号測定部、1021…スペクトル重複量決定部、1022,1022a…送信部、1023,1023a…受信部、1024…スペクトル重複量ランキング部、1025…周波数リソース配置決定部、1030,1030a…受信部、1031,1031a…送信部、1032…スペクトル重複量制御部、1033…周波数リソース配置制御部、1510…1次システム、1511…1次システム基地局、1512,1513…1次システム移動局、1520,1530,1540…2次システム、1521,1531,1541…2次システム基地局、1522,1532…2次システム移動局。

Claims (32)

  1. 複数のシステムが周波数共用する無線通信システムにおいて、
    1次システム移動局からの信号と2次システム移動局からの信号に基づいて自システムと2次システムとのシステム間境界の測定情報を測定する1次システム基地局と、
    1次システム移動局からの信号と2次システム移動局からの信号に基づいて1次システムと自システムとのシステム間境界の測定情報を測定し、測定したシステム間境界測定情報と前記1次システム基地局が測定したシステム間境界測定情報に基づいて、自システムの周波数スペクトルの一部を前記1次システムの周波数スペクトルに重複させて自システムの信号伝送を行う2次システム基地局とを備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記1次システム基地局は、1つ又は複数の前記1次システム移動局からの信号と1つ又は複数の前記2次システム移動局からの信号をそれぞれ判別して、前記システム間境界測定情報を測定することを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記1次システム基地局は、
    前記システム間境界測定情報を測定する第1のシステム間境界測定手段と、
    この第1のシステム間境界測定手段が測定したシステム間境界測定情報を前記2次システム基地局に通知する通知手段とを有し、
    前記2次システム基地局は、
    前記システム間境界測定情報を測定する第2のシステム間境界測定手段と、
    この第2のシステム間境界測定手段から通知されるシステム間境界測定情報と前記1次システム基地局から通知されるシステム間境界測定情報に基づいて、前記1次システムの周波数スペクトルに重複させる自システムの周波数スペクトルのスペクトル重複量を決定するスペクトル重複量決定手段と、
    このスペクトル重複量決定手段から通知されるスペクトル重複量を自システムに属する2次システム移動局に通知する基地局送信手段と、
    前記スペクトル重複量決定手段から通知されるスペクトル重複量に基づいて、前記2次システム移動局から送信される信号を受信する基地局受信手段とを有することを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項3に記載の無線通信システムにおいて、
    前記2次システム移動局は、
    前記2次システム基地局へ信号を送信する移動局送信手段と、
    前記2次システム基地局からの信号を受信する移動局受信手段と、
    前記2次システム基地局から通知されるスペクトル重複量に基づいて、前記移動局送信手段に信号を送信させると共に前記移動局受信手段に信号を受信させるスペクトル重複量制御手段とを有することを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記2次システム基地局および2次システム移動局は、自システムの送受信帯域を制御することにより、前記1次システムの周波数スペクトルとのスペクトル重複量を制御することを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項5に記載の無線通信システムにおいて、
    前記2次システム基地局および2次システム移動局は、自システムの送受信フィルタのフィルタ係数を制御することにより、自システムの送受信帯域を制御することを特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項6に記載の無線通信システムにおいて、
    前記送受信フィルタのフィルタ係数は、ロールオフ率であることを特徴とする無線通信システム。
  8. 請求項1又は2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記2次システム基地局は、自局で測定した前記システム間境界測定情報と前記1次システム基地局が測定したシステム間境界測定情報に基づいて、自システムと前記1次システムのスペクトル重複部分の送信電力を制御する手段を備えることを特徴とする無線通信システム。
  9. 請求項3に記載の無線通信システムにおいて、
    前記2次システム基地局は、さらに、前記第2のシステム間境界測定手段から通知されるシステム間境界測定情報と前記1次システム基地局から通知されるシステム間境界測定情報に基づいて、自システムと前記1次システムのスペクトル重複部分の送信電力密度を決定する送信電力密度決定手段を有し、
    前記2次システム基地局の基地局送信手段は、前記送信電力密度決定手段から通知される送信電力密度を自システムに属する2次システム移動局に通知することを特徴とする無線通信システム。
  10. 請求項9に記載の無線通信システムにおいて、
    前記2次システム移動局は、
    前記2次システム基地局へ信号を送信する移動局送信手段と、
    前記2次システム基地局からの信号を受信する移動局受信手段と、
    前記2次システム基地局から通知されるスペクトル重複量に基づいて、前記移動局送信手段に信号を送信させると共に前記移動局受信手段に信号を受信させるスペクトル重複量制御手段と、
    自システムの送受信帯域のうち、自システムと前記1次システムのスペクトル重複部分の送信電力を、前記2次システム基地局から通知される送信電力密度に従って制御する送信電力制御手段とを有することを特徴とする無線通信システム。
  11. 請求項1又は2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記2次システム基地局は、自局で測定した前記システム間境界測定情報と前記1次システム基地局が測定したシステム間境界測定情報に基づいて、前記1次システムの周波数スペクトルに重複させる自システムの周波数スペクトルのスペクトル重複量を決定し、このスペクトル重複量を順位付けし、この順位付けの結果に従って自システムの周波数リソース配置を決定し、決定した周波数リソース配置に基づいて自システムの信号伝送を行う手段を備えることを特徴とする無線通信システム。
  12. 請求項3に記載の無線通信システムにおいて、
    前記2次システム基地局は、
    さらに、前記スペクトル重複量決定手段から通知されるスペクトル重複量を順位付けするスペクトル重複量ランキング手段と、
    前記順位付けの結果に基づいて自システムの周波数リソース配置を決定する周波数リソース配置決定手段とを有し、
    前記基地局送信手段は、前記スペクトル重複量を通知する代わりに、前記周波数リソース配置決定手段から通知される周波数リソース配置情報を自システムに属する2次システム移動局に通知し、
    前記基地局受信手段は、前記スペクトル重複量を用いる代わりに、前記周波数リソース配置決定手段から通知される周波数リソース配置情報に基づいて、前記2次システム移動局から送信される信号を受信することを特徴とする無線通信システム。
  13. 請求項12に記載の無線通信システムにおいて、
    前記2次システム移動局は、
    前記2次システム基地局へ信号を送信する移動局送信手段と、
    前記2次システム基地局からの信号を受信する移動局受信手段と、
    前記2次システム基地局から通知される周波数リソース配置情報に基づいて、前記移動局送信手段に信号を送信させると共に前記移動局受信手段に信号を受信させる周波数リソース配置制御手段とを有することを特徴とする無線通信システム。
  14. 請求項1又は2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記1次システム基地局は、自システムの所要品質を満たせないと判断したときに、前記2次システム基地局に干渉制限信号を出力する手段を有し、
    前記2次システム基地局は、前記1次システム基地局から干渉制限信号を受けたときに、自システムによる前記1次システムへの干渉を抑制制御する手段を有することを特徴とする無線通信システム。
  15. 請求項3に記載の無線通信システムにおいて、
    前記1次システム基地局は、さらに、自システムと前記2次システムとの干渉量を測定した結果、自システムの所要品質を満たせないと判断したときに、干渉制限信号を出力する干渉量判断手段を有し、
    前記1次システム基地局の通知手段は、前記2次システム基地局に前記干渉制限信号を出力し、
    前記2次システム基地局のスペクトル重複量決定手段は、前記1次システム基地局から干渉制限信号を受信したときに、前記1次システムと自システムとのスペクトル重複を小さくするように前記スペクトル重複量を再決定し、
    前記2次システム基地局の基地局送信手段は、前記スペクトル重複量決定手段から再通知されるスペクトル重複量を自システムに属する2次システム移動局に通知し、
    前記2次システム基地局の基地局受信手段は、前記スペクトル重複量決定手段から再通知されるスペクトル重複量に基づいて、前記2次システム移動局から送信される信号を受信することを特徴とする無線通信システム。
  16. 請求項1又は2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記システム間境界測定情報は、受信電力密度であることを特徴とする無線通信システム。
  17. 請求項1又は2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記システム間境界測定情報は、チャネル推定値であることを特徴とする無線通信システム。
  18. 他システムの移動局からの信号と自システムの移動局からの信号に基づいて前記他システムと自システムとのシステム間境界の測定情報を測定し、測定したシステム間境界測定情報と前記他システムの基地局が測定したシステム間境界測定情報に基づいて、自システムの周波数スペクトルの一部を前記他システムの周波数スペクトルに重複させて自システムの信号伝送を行う手段を備えることを特徴とする無線基地局。
  19. 請求項18に記載の無線基地局において、
    前記システム間境界測定情報を測定するシステム間境界測定手段と、
    このシステム間境界測定手段から通知されるシステム間境界測定情報と前記他システムの基地局から通知されるシステム間境界測定情報に基づいて、前記他システムの周波数スペクトルに重複させる自システムの周波数スペクトルのスペクトル重複量を決定するスペクトル重複量決定手段と、
    このスペクトル重複量決定手段から通知されるスペクトル重複量を自システムの移動局に通知する送信手段と、
    前記スペクトル重複量決定手段から通知されるスペクトル重複量に基づいて、前記自システムの移動局から送信される信号を受信する受信手段とを有することを特徴とする無線基地局。
  20. 請求項18に記載の無線基地局において、
    自局で測定した前記システム間境界測定情報と前記他システムの基地局が測定したシステム間境界測定情報に基づいて、自システムと前記他システムのスペクトル重複部分の送信電力を制御する手段を備えることを特徴とする無線基地局。
  21. 請求項19に記載の無線基地局において、
    さらに、前記システム間境界測定手段から通知されるシステム間境界測定情報と前記他システムの基地局から通知されるシステム間境界測定情報に基づいて、自システムと前記他システムのスペクトル重複部分の送信電力密度を決定する送信電力密度決定手段を有し、
    前記送信手段は、前記送信電力密度決定手段から通知される送信電力密度を自システムの移動局に通知することを特徴とする無線基地局。
  22. 請求項18に記載の無線基地局において、
    自局で測定した前記システム間境界測定情報と前記他システムの基地局が測定したシステム間境界測定情報に基づいて、前記他システムの周波数スペクトルに重複させる自システムの周波数スペクトルのスペクトル重複量を決定し、このスペクトル重複量を順位付けし、この順位付けの結果に従って自システムの周波数リソース配置を決定し、決定した周波数リソース配置に基づいて自システムの信号伝送を行う手段を備えることを特徴とする無線基地局。
  23. 請求項19に記載の基地局において、
    さらに、前記スペクトル重複量決定手段から通知されるスペクトル重複量を順位付けするスペクトル重複量ランキング手段と、
    前記順位付けの結果に基づいて自システムの周波数リソース配置を決定する周波数リソース配置決定手段とを有し、
    前記送信手段は、前記スペクトル重複量を通知する代わりに、前記周波数リソース配置決定手段から通知される周波数リソース配置情報を自システムの移動局に通知し、
    前記受信手段は、前記スペクトル重複量を用いる代わりに、前記周波数リソース配置決定手段から通知される周波数リソース配置情報に基づいて、前記自システムの移動局から送信される信号を受信することを特徴とする無線基地局。
  24. 請求項18に記載の無線基地局において、
    前記他システムの基地局から干渉制限信号を受けたときに、自システムによる前記他システムへの干渉を抑制制御する手段を有することを特徴とする無線基地局。
  25. 請求項19に記載の無線基地局において、
    前記スペクトル重複量決定手段は、前記他システムの基地局から干渉制限信号を受信したときに、前記他システムと自システムとのスペクトル重複を小さくするように前記スペクトル重複量を再決定し、
    前記送信手段は、前記スペクトル重複量決定手段から再通知されるスペクトル重複量を自システムの移動局に通知し、
    前記受信手段は、前記スペクトル重複量決定手段から再通知されるスペクトル重複量に基づいて、前記自システムの移動局から送信される信号を受信することを特徴とする無線基地局。
  26. 請求項18に記載の無線基地局において、
    前記システム間境界測定情報は、受信電力密度であることを特徴とする無線基地局。
  27. 請求項18に記載の無線基地局において、
    前記システム間境界測定情報は、チャネル推定値であることを特徴とする無線基地局。
  28. 複数のシステムが周波数共用する送受信方法において、
    1次システム基地局が、1次システム移動局からの信号と2次システム移動局からの信号に基づいて自システムと2次システムとのシステム間境界の測定情報を測定する第1の測定ステップと、
    2次システム基地局が、1次システム移動局からの信号と2次システム移動局からの信号に基づいて1次システムと自システムとのシステム間境界の測定情報を測定する第2の測定ステップと、
    2次システム基地局が、前記測定したシステム間境界測定情報と前記1次システム基地局が測定したシステム間境界測定情報に基づいて、自システムの周波数スペクトルの一部を前記1次システムの周波数スペクトルに重複させて自システムの信号伝送を行うスペクトル重複量制御ステップとを備えることを特徴とする送受信方法。
  29. 請求項28に記載の送受信方法において、
    前記1次システム基地局は、1つ又は複数の前記1次システム移動局からの信号と1つ又は複数の前記2次システム移動局からの信号をそれぞれ判別して、前記システム間境界測定情報を測定することを特徴とする送受信方法。
  30. 請求項28又は29に記載の送受信方法において、
    前記1次システム基地局が、前記システム間境界測定情報を測定する第1の測定ステップと、
    前記1次システム基地局が、前記第1の測定ステップで測定したシステム間境界測定情報を前記2次システム基地局に通知する第1の通知ステップと、
    前記2次システム基地局が、前記システム間境界測定情報を測定する第2の測定ステップと、
    前記2次システム基地局が、前記第2の測定ステップで測定したシステム間境界測定情報と前記1次システム基地局から通知されるシステム間境界測定情報に基づいて、前記1次システムの周波数スペクトルに重複させる自システムの周波数スペクトルのスペクトル重複量を決定するスペクトル重複量決定ステップと、
    前記2次システム基地局が、前記スペクトル重複量決定ステップで決定したスペクトル重複量を自システムに属する2次システム移動局に通知する第2の通知ステップと、
    前記2次システム基地局が、前記スペクトル重複量決定ステップで決定したスペクトル重複量に基づいて、前記2次システム移動局から送信される信号を受信する受信ステップとを備えることを特徴とする送受信方法。
  31. 請求項30に記載の送受信方法において、
    さらに、前記2次システム基地局が、前記スペクトル重複量決定ステップで決定したスペクトル重複量を順位付けするスペクトル重複量ランキングステップと、
    前記順位付けの結果に基づいて自システムの周波数リソース配置を決定する周波数リソース配置決定ステップとを有し、
    前記第2の通知ステップは、前記スペクトル重複量を通知する代わりに、前記周波数リソース配置決定ステップで決定した周波数リソース配置情報を自システムに属する2次システム移動局に通知し、
    前記受信ステップは、前記スペクトル重複量を用いる代わりに、前記周波数リソース配置決定ステップで決定した周波数リソース配置情報に基づいて、前記2次システム移動局から送信される信号を受信することを特徴とする送受信方法。
  32. 他システムの移動局からの信号と自システムの移動局からの信号に基づいて前記他システムと自システムとのシステム間境界の測定情報を測定する測定ステップと、
    前記測定したシステム間境界測定情報と前記他システムの基地局が測定したシステム間境界測定情報に基づいて、自システムの周波数スペクトルの一部を前記他システムの周波数スペクトルに重複させて自システムの信号伝送を行うスペクトル重複量制御ステップとを、コンピュータに実行させることを特徴とする無線基地局プログラム。
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