JP2010182156A - グループメンバー位置監視システムおよび位置監視方法、ならびにそのためのプログラム - Google Patents

グループメンバー位置監視システムおよび位置監視方法、ならびにそのためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】迷子になったことを子供自身や係員が認識しなくとも、子供の居場所を認識し連絡を取ることを可能とし、連れ去りや置き去りの防止を可能とする。
【解決手段】ICタグ番号を保持する親子グループ用タグ1004と、ICタグ番号をグループ化し、グループIDとともに親子情報DB1020に登録する親子タググループ処理手段1011と、位置情報取得用リーダ1001で取得したICタグ番号と該リーダの位置番号を位置情報DB1021に登録するグループ位置取得処理手段1012と、同一グループのメンバーの位置を表示するグループ位置表示処理手段1013を有する。退場ゲート以外から退場した場合には警告し、退場ゲートから退場した場合には正常退場とみなしDB1020に退場日時を登録する。携帯電話のメールアドレスや電話番号をDB1020に登録しておき、同一グループの他のメンバーに連絡可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊園地、公園、デパート、病院、展覧会場、博覧会、見本市、博物館、テーマパーク、野球場、サッカー場などの予め決められた敷地あるいは施設、設備(本発明では、これらを総称して敷地という)の内部においてRFIDタグを組み込んだICチップを用いて親子,家族,会社の同僚,あるいは学校仲間などのグループを構成する各メンバーの位置を監視するグループメンバー位置監視技術に係り、例えばグループが親子の場合、子供がはぐれて迷子になったり不審者に連れ去られたりした場合に、親が子供の位置を正確にかつ迅速に知ることが可能なグループメンバー位置監視システムおよび位置監視方法、ならびにそのためのプログラムに関するものである。
子供迷子防止システムの従来技術として、例えば、特開2004−48357号公報「通信システム」(特許文献1)や特開2005−216107号公報「迷子予防捜索システム及び道案内システムとそれらを利用した自動交番システム」(特許文献2)に開示されたものがある。
a)特許文献1に開示されたものは、博覧会やテーマパーク等の会場において、迷子が発見された場合、保護者に短時間で連絡を取ることができる通信システムを提供することを目的とし、そのために、ICタグと、第一の携帯電話と、第二の携帯電話と、携帯電話に接続するリーダライタ装置とを備え、リーダライタ装置を保護者の連絡先である第一の携帯電話に接続して、第一の携帯電話の電話番号情報を読み出し、読み出した電話番号情報をICタグに書き込み、該ICタグに紐を通し、迷子が想定される人物の首から提げて所持させ、迷子が想定される人物が迷子として会場係員に発見された場合、会場係員が所持している第二の携帯電話をリーダライタ装置に接続し、迷子の所持しているICタグから第一の携帯電話の電話番号情報を読み出して発信し、連絡を取るようにしたものである。
b)特許文献2に開示されたものは、都会の雑踏や遊園地の中等で、同伴している子供が迷子になったり、仲間同士ではぐれた時に、互いに居場所を確認しあう迷子予防捜索システムと、目的地に行く道が分からない人に道案内を行う道案内システムを提供することを目的とし、そのために、利用者(母親)が自動販売機に指定の金額を支払って得られる2枚のICタグを利用者と子供で1枚ずつ所持するようにし、母親と子供が離れ離れになってしまった時には、子供が近くにある自動販売機に行って、自分のICタグを自動販売機に提示すると、そのタグの保有者がどの自動販売機の前にいるかの情報がサーバに送られ、母親の方も、近くの自動販売機に行き、自分のICタグを自動販売機に提示すると、そのタグの保有者がどの自動販売機の前にいるかの情報がサーバに送られようにしたものである。その結果、母親と子供はそれぞれ自分の相手がどこにいるかが判明するようにしたものである。
特開2004−48357号公報 特開2005−216107号公報
一般的に、従来の子供迷子防止システムは、子供が迷子になった場合の連絡方法や相手の居場所を知らせるためのシステムであり、上述した従来技術も次のような課題を有している。
特許文献1に記載の通信システムでは、子供が迷子になったことを子供自身や会場係員が認識しないと連絡することができず、その結果、所期の目的を達成することができないという問題点がある。
また、特許文献2記載の迷子予防捜索システムでは、子供自身が自分の居場所を親に知らせるために、子供自身が自ら近くにある自動販売機に行って自分のICタグを自動販売機に提示するという行為を行う必要がある。
このように、上記従来技術では、迷子になったことを子供自身や会場係員が認識する必要があり、さらに居場所の連絡を行うための行為が必要であり(特許文献1)、あるいは、子供自身が自ら近くにある自動販売機に行って自分のICタグを自動販売機に提示するという行為が必要であり(特許文献2)、迷子になったことを子供自身や会場係員が認識できない場合には、子供の位置を知ったり、子供の連れ去りや置き去りを防止したりすることができないという問題がある。
本発明の目的は、グループメンバー自身(迷子になったことを子供自身)や会場係員が認識しなくとも、グループメンバー(子供)の居場所を認識し、連絡を取ることを可能とするだけでなく、グルーピング情報(グループID)を確認することによってメンバー(子供)の連れ去りや置き去りの防止を可能とするグループメンバー位置監視システムおよびグループメンバー位置監視方法、ならびにそのためのプログラムを提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、次のような構成を採用する。
(1)本発明に係るグループメンバー位置監視システムは、施設内に入場するグループの各メンバーに装着されるICチップの識別情報を保持するグループ用タグ(実施例の親子グループ用タグに対応)と、該グループ用タグに保持されている前記ICチップの識別情報をグループ毎に異なるグループIDを付与してグループ化し、該ICチップの識別情報を該付与されたグループIDとともにメンバー情報データベース(実施例の親子情報データベースに対応)に登録するタググループ処理手段(実施例の親子タググループ処理手段に対応)と、位置情報取得用リーダにより前記グループ用タグから前記ICチップの識別情報を取得し、該取得したICチップの識別情報と該位置情報取得用リーダの設置位置に対応して付与された位置番号を位置情報データベースに登録するグループ位置取得処理手段と、前記グループ用タグから取得したICチップの識別情報により前記位置情報データベースおよび前記メンバー情報データベースを参照し、当該グループ用タグと同一グループに属する全てのグループ用タグの位置情報を表示装置に表示するグループ位置表示処理手段を具備することを特徴とする。
(2)上記において、グループ用タグを装着したメンバーが、予め決められた退場ゲート以外の出口を通過して退場した場合に、点滅光あるいは警告音を発する不正退場警告装置を設けたこと、また、グループ用タグを装着したメンバーが、予め決められた退場ゲートを通過して退場した場合に、正常退場とみなして前記メンバー情報データベースに退場日時を登録することを特徴とする
(3)上記において、前記タググループ処理手段は、前記ICチップの識別情報、前記付与されたグループIDとともに、当該メンバーが保有する携帯電話端末のメールアドレスおよび/または携帯電話番号を取得し、前記メンバー情報データベースに登録すること、また、グループ用タグから読み取ったICチップの識別情報により前記メンバー情報データベースを検索することにより、同一グループに属する他のメンバーが保有する携帯電話端末のメールアドレスおよび/または携帯電話番号を抽出して表示画面に表示することを特徴とする。
(4)本発明に係るグループメンバー位置監視方法は、グループ用タグが保持しているICチップの識別情報をグループ毎に異なるグループIDを付与してグループ化するステップと、該ICチップの識別情報を該付与されたグループIDとともにメンバー情報データベース(実施例の親子情報データベースに対応)に登録するタググループ処理ステップと、位置情報取得用リーダにより前記グループ用タグから前記ICチップの識別情報を取得ステップと、該取得したICチップの識別情報と該位置情報取得用リーダの設置位置に対応して付与された位置番号を位置情報データベースに登録するグループ位置取得処理ステップと、前記グループ用タグから取得したICチップの識別情報により前記位置情報データベースおよび前記メンバー情報データベースを参照し、当該グループ用タグと同一グループに属する全てのグループ用タグの位置情報を表示装置に表示するグループ位置表示処理ステップとを有することを特徴とする。
(5)上記において、グループ用タグを装着したメンバーが、予め決められた退場ゲート以外の出口を通過して退場した場合に、不正退場警告装置により点滅光あるいは警告音を発するとともに、予め決められた退場ゲートを通過して退場した場合に、正常退場とみなして前記メンバー情報データベースに退場日時を登録するステップを有することを特徴とする。
(6)上記において、さらに、前記ICチップの識別情報、前記付与されたグループIDとともに、当該メンバーが保有する携帯電話端末のメールアドレスおよび/または携帯電話番号を取得し、前記メンバー情報データベースに登録するステップと、グループ用タグから読み取ったICチップの識別情報により前記メンバー情報データベースを検索することにより、同一グループに属する他のメンバーが保有する携帯電話端末のメールアドレスおよび/または携帯電話番号を抽出して表示画面に表示するステップを有することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記各手段して機能させるためのプログラムである。
本発明を適用すると、敷地内に取り付けられた位置情報取得用リーダと各グループメンバーに取り付けられた親子グループ用タグのICチップ情報によって入場者の同一グループの居場所を知ることやメールによる情報発信を行うことにより、メンバー(子供)の迷子の防止や迷子発生時の即時対応ができるだけでなく、敷地内に取り付けられた端末リーダによる不正退場の防止やグルーピングによるメンバー(子供)の連れ去りや置き去りの防止を行うことができる。
本発明に係るグループメンバー位置監視システムの一例としての、RFIDを用いた敷地内子供迷子防止システムの全体構成を示す図である。 親子タググループ処理手段により行われる処理を説明するためのフローチャートである。 グループ位置取得処理手段により行われる処理を説明するためのフローチャートである。 グループ位置表示処理手段により行われる処理を説明するためのフローチャートである。 メール送信処理手段により行われる処理を説明するためのフローチャートである。 不正退場防止処理手段により行われる処理を説明するためのフローチャートである。 正常退場処理手段により行われる処理を説明するためのフローチャートである。 親子情報データベースのテーブル構造を示す図である。 位置情報データベースのテーブル構造を示す図である。 親子タググループ処理の画面項目を示す図である。 グループ位置表示処理の画面項目を示す図である。
<全体構成>
図1は、本発明に係るRFIDタグ(Radio Frequency Identificationタグ)を用いたグループメンバー位置監視システムの一実施例として子供の迷子を防止するための敷地内子供迷子防止システムの全体構成を示す図である。
本実施例に係る敷地内子供迷子防止システムは、同図に示すように、位置情報取得用リーダ1001と表示端末1002と端末リーダ1003が、ネットワーク1005を介して敷地内子供迷子防止装置1010として機能するサーバ1006に接続されている。
また、予めグループを構成する各メンバー(本例では親と子供)の腕や胸など体の一部に、ICチップ情報(無線ICタグ番号)を保持したICチップが内蔵されている親子グループ用タグ(RFIDタグ)1004を取り付ける。
敷地内子供迷子防止装置1010は、コンピュータ構成を有するサーバ1006によって実現される。敷地内子供迷子防止装置1010として機能するサーバ1006は、その構成要素であるCPUとメモリを用い、外部からメモリに読み込んだプログラムをCPUで実行することにより、親子タググループ処理手段1011,グループ位置取得処理手段1012,グループ位置表示処理手段1013,メール送信処理手段1014,不正退場防止処理手段1015,および正常退場処理手段1016として機能し、これにより敷地内子供迷子防止装置1010を構成する。
また、敷地内子供迷子防止装置1010は、本システムで扱うデータを格納するデータベースとして、親子情報データベース1020と位置情報データベース1021を備え、上記各手段からこれらのデータベースに対して情報の入出力が行われるように構成されている。
<親子タググループ処理>
図2は、親子タググループ処理手段1011により行われる処理を説明するためのフローチャートである。
親子グループ用タグ1004のICチップ情報(無線ICタグ番号)をグルーピング化し、グルーピング情報(グループID)と紐付ける。
グループメンバー(本例では親子)の一人が腕や胸に装着している親子グループ用タグ1004を端末リーダ1003にかざしてそのICチップ情報(無線ICタグ番号)を取得し(ステップS2001)、図示しないPC(パーソナルコンピュータ)に取り込む。
次に、赤外線通信により、当該グループメンバーの一人が持っている携帯電話端末2006のメール情報(メールアドレス)・携帯電話番号情報(電話番号)をPC(パーソナルコンピュータ;赤外線通信機能を有するものとする)に取り込む(ステップS2002)。なお、端末リーダ1003が赤外線通信機能を具備している場合は、ステップS2001とステップS2002の処理を同時に行うことが可能である。
ステップS2001で取得したICチップ情報(無線ICタグ番号)とステップS2002で取得したメール情報(メールアドレス)・携帯電話番号情報(電話番号)を対応付けて(関連付けて)親子情報データベース2007(図1の1020に対応)に送って登録する(ステップS2003)。
同一グループの全てのメンバーに対して上記ステップS2001〜ステップS2003の処理を繰り返し(ステップS2004:N)、同一グループの全てのメンバーに対してこの処理が終了したら(ステップS2004:Y)、親子タググループ処理手段1011の処理を終了する。
なお、グルーピング情報(グループID)としては、同一のグループに対しては同一のグルーピング情報(グループID)を用い、異なるグループに対しては異なるグルーピング情報(グループID)を用いる必要がある。グループ毎に、ステップS2003での登録時にカウンタなどを用いてハードウェア的にグルーピング情報(グループID)を生成して付与するようにしても、プログラムによりソフトウェア的にグルーピング情報(グループID)を生成して付与するようにしてもよい。
また、同一のグループのメンバー(親子)に渡す複数の親子グループ用タグに予め同一のグルーピング情報(グループID)を保持させておき、これをステップS2001でICチップ情報(無線ICタグ番号)と同時に取得するようにしてもよい。
最後に、このようにして取得したグルーピング情報(グループID)および無線ICタグ番号と、ステップS2003で取得したメール情報(メールアドレス)・携帯電話番号情報(電話番号)をセットにして親子情報データベース2007に登録する。図10は、このようにして親子情報データベース2007に登録されたデータを表示した表示画面例であり、親子グループ番号「1001」に属するグループの親子3人のメンバー毎の無線ICタグ番号、メールアドレス、携帯電話番号の一例を示している。
なお、親子情報データベース2007には、ステップS2003において親子情報データベース2007に登録した日時が入場日時として自動あるいは図示しないPC(パーソナルコンピュータ)の入力装置を用いて手動で登録される(図8参照)。また、後述するように、退場ゲートを通過して正常退場処理を行ったときの日時が退場日時として登録される。
<グループ位置取得処理>
図3は、グループ位置取得処理手段1012により行われる処理を説明するためのフローチャートである。
本処理において、位置情報取得用リーダ1001は、親子グループ用タグ1004のICチップ情報(無線ICタグ番号)の受信を監視するリーダである。位置情報取得リーダ1004は、例えば2m位の読み取り可能範囲を有しており、腕や胸に親子グループ用タグ1004を装着したグループの各メンバーが近傍を通過しただけでICチップ情報(無線ICタグ番号)を受信することが可能である。
グループ位置取得処理手段1012において、同図に示すように、まず親子グループ用タグ1004のICチップ情報(無線ICタグ番号)を位置情報取得用リーダ1001で受信する(ステップS3001)。位置情報取得用リーダ1001は、親子グループ用タグ1004のICチップ情報(無線ICタグ番号)の受信を繰り返す(ステップS3002)。
親子グループ用タグ1004からICチップ情報(無線ICタグ番号)を受信したら、「位置情報」を位置情報データベース3005に登録する(ステップS3003)。ここで位置情報データベース3005に登録される「位置情報」として、位置情報取得用リーダ1001の番号(位置番号)と位置情報取得用リーダ1001でICチップ情報(無線ICタグ番号)を取得した日時と親子グループ用タグ1004から読み取ったICチップ情報(無線ICタグ番号)などを含めることができる。位置情報取得用リーダ1001の番号(位置番号)は、予め敷地内のレイアウト中における具体的位置と対応付けられているものとする。
位置情報データベース3005に登録された位置情報取得用リーダ1001の番号(位置番号)と位置情報取得用リーダ1001でICチップ情報(無線ICタグ番号)を取得した日時と親子グループ用タグ1004から読み取ったICチップ情報(無線ICタグ番号)を参照することによって、入場者の位置(居場所)がわかる。
なお、同一のICチップ情報(無線ICタグ番号)に対する位置情報データベース3005への登録は、上書登録するようにしてもよいし、以前の情報を残して順次追加登録するようにしてもよい。上書登録の場合は最新の居場所のみが把握でき、以前の情報を残して追加登録するようにした場合は、通過経路も把握できる。また日時も同時に表示するようにすれば何時どこを通過したのかもわかる。
<グループ位置表示処理>
図4は、グループ位置表示処理手段1013により行われる処理を説明するためのフローチャートである。
親子グループ用タグ1004から表示用端末1002でICチップ情報(無線ICタグ番号)を読み込む(ステップS4001)。読み込んだICチップ情報(無線ICタグ番号)に基づき位置情報データベース4005と親子情報データベース4007を参照し同一グループに属する全てのメンバーに係る位置情報取得用リーダ1001の番号(位置番号)を検索する(ステップS4002)。
検索された位置情報取得用リーダ1001の番号(位置番号)に対応付けられた敷地内のレイアウト中における具体的位置を表示端末4006(図1の1002に対応)に表示する(ステップS4003)。
図11は、このとき表示端末4006(図1の1002に対応)に表示される親子二人のメンバーの場合の表示画面の一例を示す図である。この表示画面により、グループメンバーの誰が何処にいるのかを視覚的に把握することができる。
なお、上述した例の如く、単に同一グループのメンバーの位置を表示するだけでよい場合は、携帯電話端末のメールアドレスや携帯電話番号を親子情報データベースに登録しておく必要はない。この場合、図1のステップS2002、ステップS2003、および図8における携帯電話端末のメールアドレスと携帯電話番号に関する記載は不要である。
また、後述する例のように、同一グループのメンバーに携帯電話端末を用いて連絡する場合、メールで連絡するか電話で連絡するかに応じて、携帯電話端末のメールアドレスあるいは携帯電話番号のいずれかを親子情報データベースに登録しておけばよいが、両方を登録しておけばメールにも電話にも対応できるため有効性がより高くなる。
親子情報データベースに携帯電話端末のメールアドレスおよび携帯電話番号の両方を登録しておき、ステップS4001で読み込んだICチップ情報(無線ICタグ番号)に基づき該親子情報データベースを検索して同一グループに属する全てのメンバーに係る連絡先情報(メールアドレスと携帯電話番号)を抽出し、これらの連絡先情報を表示端末4006のレイアウト表示の中に表示するようにすれば、同一グループに属する全てのメンバーの位置とその連絡先を表示画面上で把握することができる。
その結果、グループ内ではぐれそうなメンバーやはぐれてしまったメンバー(迷子)にメールあるいは電話により連絡することができるようになり、効果的に迷子を防止することが可能となる(次の<メール送信処理>参照)。
<メール送信処理>
図5は、メール送信処理手段1014により行われる処理を説明するためのフローチャートである。
メール送信処理手段1014では、同図に示すように、まず親子グループ用タグ1004を端末リーダ1003で読む(ステップS5001)。読み取った無線ICタグ番号より親子情報データベース5005(図1の1020に対応、登録内容については図8参照)を検索し(ステップS5002)、同一グループ内の他のメンバーの携帯電話のメールアドレスを表示させることにより取得し、該メールアドレスにメール情報を送信する。
なお、メールアドレスの代わりに携帯電話番号を表示させることにより取得し、該携帯電話番号に電話するようにしてもよい。このようにして、グループ内の他のメンバーにメール情報を送るまたは電話することによりグループ内メンバーに所望の情報を伝達することができる。
この構成により、例えば親子連れの場合、子供が保持している親子グループ用タグ1004を端末リーダ1003にかざして読み込ませて母親のメールアドレスを取得し、該メールアドレスにメールを送ることができ、逆に母親が保持している親子グループ用タグ1004を端末リーダ1003にかざして読み込ませて子供のメールアドレスを取得し、該メールアドレスにメールを送ることもできるようになり、特に迷子になったときなどに特に有効である。
次に、正常退場処理と不正退場処理について説明する。
ここで、正常退場とは退場ゲートにて端末リーダに親子グループ用タグを読み取らせることにより退場処理を行った場合の退場のことをいい、不正退場とは退場ゲート以外の外部との出口に設置された位置情報取得用リーダによる親子グループ用タグの読み取りだけで退場してしまう場合の退場のことをいうものとする。
<不正退場防止処理>
図6は、不正退場防止処理手段1015により行われる処理を説明するためのフローチャートである。
親子グループ用タグ1004から無線ICタグ番号を位置情報取得用リーダ1001で受信する(ステップS6001)。受信した無線ICタグ番号より親子情報データベース6006のグループ情報を検索する(ステップS6002)。
不正退場、すなわち退場ゲート以外の出口を通過して退場したのか判断する(ステップS6003)。不正退場である場合には、不正退場警告装置6007によって点滅光あるいは警告音による不正退場警告を出して不正退場であることを知らせる(ステップS6004)。不正退場を警告することにより、敷地内からグループの一人が退場ゲート以外の出口から勝手に出て行ってしまうのを防ぐことができる。
また、親子情報データベース6006を参照し、不正退場処理を行った人の同一グループに属する他のメンバーのメールアドレスあるいは携帯電話番号を取得してメールまたは電話によって忠告(“誰々が不正退場を行おうとしています”など)を行うことも可能である。
<正常退場処理>
図7は、正常退場処理手段1016により行われる処理を説明するためのフローチャートである。
親子グループ用タグ1004を端末リーダ1003で読む(ステップS7001)。無線ICタグ番号より親子情報データベース7006のグループ情報を検索する(ステップS7002)。
正常退場、すなわち退場ゲートにて端末リーダに親子グループ用タグを読み取らせることにより退場処理を行ったか否かを判断する(ステップS7003)。正常退場である場合には、親子情報データベース7006に退場日時を書き込む(ステップS7004)。
上記実施例では、主に親子グループにおける迷子防止について具体的に説明したが、必ずしも親子グループである必要はなく、より一般的なグループ、例えば親子以外の家族連れ,会社の同僚あるいは学校仲間などの任意のグループに適用してもよいことは明らかである。
また、本発明でいう敷地(施設)は、例えば遊園地、公園、デパート、病院、展覧会場、博覧会、見本市、博物館、テーマパーク、野球場、サッカー場などのいずれでもよいことはいうまでもない。
同一グループのメンバー全員が正常退場したか否かは、親子情報データベースの退場日時が登録されているか否かにより判断でき、メンバー全員が正常退場している場合は、敷地内にそのグループのメンバーが施設内に取り残されていないことを確認できる。
本発明における親子タググループ処理手段1011,グループ位置取得処理手段,グループ位置表示処理手段,メール送信処理手段,不正退場防止処理手段,および正常退場処理手段は、敷地内子供迷子防止装置(サーバ)を構成するCPUやメモリなどのハードウェア資源を用いて上記各手段に対応するプログラムを実行することにより実現される。
また、上記親子タググループ処理手段1011,グループ位置取得処理手段,グループ位置表示処理手段,メール送信処理手段,不正退場防止処理手段,および正常退場処理手段に対応するプログラムは、FD,CD−ROM、DVDなどの記録媒体や、インターネットなどのネットワークを介して市場に流通させることができる。
1001:位置情報取得用リーダ
1002:表示端末
1003:端末リーダ
1004:親子グループ用タグ(グループ用タグ)
1005:ネットワーク
1006:サーバ
1010:敷地内子供迷子防止装置(サーバ)
1011:親子タググループ処理手段(タググループ処理手段)
1012:グループ位置所得処理手段
1013:グループ位置表示処理手段
1014:メール送信処理手段
1015:不正退場防止処理手段
1016:正常退場処理手段
1020,2007,4007,5005,6006,7006:親子情報データベース(メンバー情報データベース)
1021,3005,4005:位置情報データベース
2006:携帯電話端末
4006:表示端末
6007:不正退場警告装置

Claims (9)

  1. 施設内に入場するグループの各メンバーに装着されるICチップの識別情報を保持するグループ用タグと、
    該グループ用タグに保持されている前記ICチップの識別情報をグループ毎に異なるグループIDを付与してグループ化し、該ICチップの識別情報を該付与されたグループIDとともにメンバー情報データベースに登録するタググループ処理手段と、
    位置情報取得用リーダにより前記グループ用タグから前記ICチップの識別情報を取得し、該取得したICチップの識別情報と該位置情報取得用リーダの設置位置に対応して付与された位置番号を位置情報データベースに登録するグループ位置取得処理手段と、
    前記グループ用タグから取得したICチップの識別情報により前記位置情報データベースおよび前記メンバー情報データベースを参照し、当該グループ用タグと同一グループに属する全てのグループ用タグの位置情報を表示装置に表示するグループ位置表示処理手段
    を具備することを特徴とするグループメンバー位置監視システム。
  2. 請求項1記載のグループメンバー位置監視システムにおいて、
    前記グループ用タグを装着したメンバーが、予め決められた退場ゲート以外の出口を通過して退場した場合に、点滅光あるいは警告音を発する不正退場警告装置を設けたことを特徴とするグループメンバー位置監視システム。
  3. 請求項1記載のグループメンバー位置監視システムにおいて、
    前記グループ用タグを装着したメンバーが、予め決められた退場ゲートを通過して退場した場合に、正常退場とみなして前記メンバー情報データベースに退場日時を登録することを特徴とするグループメンバー位置監視システム。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のグループメンバー位置監視システムにおいて、
    前記タググループ処理手段は、前記ICチップの識別情報、前記付与されたグループIDとともに、当該メンバーが保有する携帯電話端末のメールアドレスおよび/または携帯電話番号を取得し、前記メンバー情報データベースに登録することを特徴とするグループメンバー位置監視システム。
  5. 請求項4記載のグループメンバー位置監視システムにおいて、
    前記グループ用タグから読み取ったICチップの識別情報により前記メンバー情報データベースを検索することにより、同一グループに属する他のメンバーが保有する携帯電話端末のメールアドレスおよび/または携帯電話番号を抽出して表示画面に表示することを特徴とするグループメンバー位置監視システム。
  6. グループ用タグが保持しているICチップの識別情報をグループ毎に異なるグループIDを付与してグループ化するステップと、
    該ICチップの識別情報を該付与されたグループIDとともにメンバー情報データベースに登録する親子タググループ処理ステップと、
    位置情報取得用リーダにより前記グループ用タグから前記ICチップの識別情報を取得ステップと、
    該取得したICチップの識別情報と該位置情報取得用リーダの設置位置に対応して付与された位置番号を位置情報データベースに登録するグループ位置取得処理ステップと、
    前記グループ用タグから取得したICチップの識別情報により前記位置情報データベースおよび前記メンバー情報データベースを参照し、当該グループ用タグと同一グループに属する全てのグループ用タグの位置情報を表示装置に表示するグループ位置表示処理ステップと
    を有することを特徴とするグループメンバー位置監視方法。
  7. 請求項6記載のグループメンバー位置監視方法において、
    前記グループ用タグを装着したメンバーが、予め決められた退場ゲート以外の出口を通過して退場した場合に、不正退場警告装置により点滅光あるいは警告音を発するとともに、予め決められた退場ゲートを通過して退場した場合に、正常退場とみなして前記メンバー情報データベースに退場日時を登録するステップを有することを特徴とするグループメンバー位置監視方法。
  8. 請求項6または7記載のグループメンバー位置監視方法において、さらに、
    前記ICチップの識別情報、前記付与されたグループIDとともに、当該メンバーが保有する携帯電話端末のメールアドレスおよび/または携帯電話番号を取得し、前記メンバー情報データベースに登録するステップと、
    前記グループ用タグから読み取ったICチップの識別情報により前記メンバー情報データベースを検索することにより、同一グループに属する他のメンバーが保有する携帯電話端末のメールアドレスおよび/または携帯電話番号を抽出して表示画面に表示するステップを有することを特徴とするグループメンバー位置監視方法。
  9. コンピュータを、請求項1から5のいずれかに記載のグループメンバー位置監視システムにおける各手段として機能させるためのプログラム。
JP2009025988A 2009-02-06 2009-02-06 グループメンバー位置監視システムおよび位置監視方法、ならびにそのためのプログラム Pending JP2010182156A (ja)

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