JP2010182111A - ネットワークシステム及びネットワークプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的にP2Pネットワークの管理を行うことができるネットワークシステム及びネットワークプログラムを提供すること。
【解決手段】
エントリーノード7から提供された情報を受信し、この受信した情報をピアツーピアネットワーク内に提供可能とする共有ノード4と、共有ノード4に相互接続可能な流通促進機能付ノード6と、共有ノード4及び流通促進機能付ノード6との通信により、エントリーノード7から提供された情報の流通状態を制御するコントロールノード3と、を備えるネットワークシステムであって、流通促進機能付ノード6は、接続先の共有ノード4が使用する所定の情報を更新するための更新情報、共有ノード4のステータス情報及び流通促進機能付ノード6自身のステータス情報を格納するデータベースと、このデータベースに格納されている情報に基づいて制御する制御部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピアツーピアネットワークを管理するネットワークシステム及びネットワークプログラムに関する。
近年、サービスを提供する特定のサーバを持たず、相互に対等な関係にあるコンピュータ(ノード)が、状況に応じてデータの提供や中継、あるいはダウンロードを行う、P2P(Peer to Peer)型のネットワークモデルを利用したデータ配信サービスが提供されている。
このP2Pモデルには、各ノードが保有するファイルを検索するための検索処理の如き特定の処理を統括するコントロールサーバを有するハイブリッドP2P方式と、検索処理を含めた全ての処理を原則として各ノードが分担するピュアP2P方式とが存在するが、何れの方式においても、データの処理、転送、保存等の少なくとも一部を各ノードが分担するため、配信システムの整備に要するコストを低減できるというメリットがある。
このようなP2P技術のメリットを生かし、P2Pネットワークにおいて効率的にコンテンツを配信する方法も提案されている。例えば、配信されるコンテンツを多数の小さなブロックに分割し、各ノードのキャパシティに応じて、より大きなキャパシティを持つノードにより多くのコンテンツブロックを割り当てるコンテンツ配信方法が提案されている。このコンテンツ配信方法によれば、大きなアップロード帯域幅を持つノードほど、多くのブロックを再配信することができるので、すべてのピアノードのアップロード帯域幅を効率よく利用し、配送スループットを最大化することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−025408号公報
しかし、上述の如き従来のP2Pモデルを用いた方式の内、ピュアP2P方式では、特定のサーバを設置する必要が無く、一部のノードが使用不可となった場合でも他のノードによってデータの転送や保存等がカバーされるため、ネットワークの耐障害性が高いというメリットがあるものの、全体的・統一的な維持・管理ができないため、P2Pネットワークにおけるコンテンツの流通を効率的に促進することが難しいというデメリットがあった。
また、ハイブリッドP2P方式では、特定のサーバを設置することで、各ノードに関するデータの集中管理ができる反面、ノード数の増大にあわせてサーバ処理能力も増大させなければならず、コスト増を招いていた。また、サーバがダウンするとシステム全体がダウンしてしまうという問題もあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、効率的にP2Pネットワークの管理を行いつつ、P2Pネットワークにおける情報の流通をより促進することができるネットワークシステム及びネットワークプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係るネットワークシステムによれば、情報提供装置から提供された情報を受信し、この受信した情報をピアツーピアネットワーク内に提供可能とする提供情報処理装置と、提供情報処理装置に相互接続可能な情報流通促進装置と、提供情報処理装置及び情報流通促進装置との通信により、情報提供装置から提供された情報の流通状態を制御する提供情報管理装置とを備え、情報流通促進装置は、接続先の提供情報処理装置が使用する所定の情報を更新するための更新情報、当該提供情報処理装置のステータス情報及び情報流通促進装置のステータス情報を格納するデータベースと、データベースに格納されている情報に基づいて制御する制御部を備える。この構成によれば、情報流通促進装置が、提供情報処理装置(ノード)のステータス情報等を保有するので、提供情報処理装置(ノード)に関する情報を提供情報管理装置(サーバ)に集中させる必要がなくなる。その結果、サーバ増設に伴うコスト増大を抑制しつつ、効率的な提供情報処理装置(ノード)の管理が可能になり、提供情報処理装置(ノード)による情報流通を促進することができるようになる。
また、好適には、データベースは、提供情報処理装置が使用する記憶部の容量の内、当該提供情報処理装置が通信する情報の一時記憶に使用可能な容量を特定する記憶容量情報と、当該提供情報処理装置による情報の流通を促進するために当該提供情報処理装置に付与されたポイントを特定するポイント情報を格納し、制御部は、提供情報処理装置から取得してデータベースに格納した記憶容量情報に基づいて、提供情報処理装置に付与されるポイント情報を決定し、当該決定したポイント情報に基づいてデータベースに格納されているポイント情報を更新する。この構成によれば、ネットワークシステムにおける情報の通信に供与する記憶容量の大小に応じてポイントを付与することができ、ユーザによる負荷分担へのインセンティブを増すことができる。特に、このような構成とすることで、ユーザがピアツーピアネットワークに参加して負荷分担を行うことの動機付けを行うことができ、ピアツーピアネットワークへのユーザの自発的な参加を促して、ユーザ数を効率よく増加させることができる。
また、好適には、データベースに格納された記憶容量情報は、提供情報処理装置が通信する情報の一時記憶に常時使用可能な第1の容量を特定する第1記憶容量情報と、当該ネットワークシステムにおける通信量が所定の閾値を超えた場合に、第1の容量に加えて使用可能な第2の容量を特定する第2記憶容量情報を含み、制御部は、提供情報処理装置から取得してデータベースに格納した記憶容量情報に含まれる第1記憶容量情報及び第2記憶容量情報に基づいて、提供情報処理装置に付与されるポイント情報を決定し、当該決定したポイント情報に基づいてデータベースに格納されているポイント情報を更新する。この構成によれば、第1記憶容量情報と第2記憶容量情報の大小に応じてポイントを付与するので、ユーザがピアツーピアネットワークに参加して負荷分担を行うために記憶容量情報を設定する際の選択肢を広げることができる。
また、好適には、制御部は、データベースに格納されたポイント情報に基づいて、提供情報処理装置が通信する際の単位時間あたりの通信量(帯域幅)を調整する。この構成によれば、提供情報処理装置を有するユーザにおける、ネットワークシステムにおける情報の通信に供与する記憶容量の増大へのインセンティブを、情報のダウンロード時に使用可能な帯域幅の拡大という形で与えることができる。
また、好適には、制御部は、提供情報処理装置から取得した、提供情報処理装置が使用する所定の情報のバージョンを特定するバージョン情報と、データベースに格納されている更新情報に基づいて、当該提供情報処理装置に格納されている所定の情報を更新する。この構成によれば、提供情報処理装置が使用するソフトウェア等について、提供情報処理装置から特定のサーバに更新のリクエストを行わなくても自動的にソフトウェアの更新を行うことができる。
また、好適には、データベースは、提供情報処理装置が受信した情報提供装置から提供された情報の種別を示す種別情報を格納し、制御部は、提供情報処理装置から取得して前記データベースに格納した種別情報に基づいて、提供情報処理装置に配信すべき広告の内容を決定し、当該決定した内容の広告が提供情報処理装置に配信されるように制御する。この構成によれば、提供情報処理装置のユーザの嗜好に適合した広告を配信することができる。
ネットワークシステムの全体構成を機能概念的に示す説明図である。 (a)はコントロールノードを機能概念的に示す説明図、(b)は共有ノードを機能概念的に示す説明図である。 (a)はレシーバを機能概念的に示す説明図、(b)は情報流通促進機能付ノードを機能概念的に示す説明図である。 (a)は共有ノード,レシーバ及び情報流通促進機能付ノードのアドレステーブルの構成を示す図、(b)は共有ノードのステータス情報の構成を示す図、(c)はレシーバのステータス情報の構成を示す図である。 (a)共有ノード及びレシーバのステータス情報の構成を示す図、(b)は情報流通促進機能付ノードのステータス情報の構成を示す図である。 情報流通促進機能付ノードが実行する処理のフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るネットワークシステム及びネットワークプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(構成)
まず、ネットワークシステムの構成を説明する。図1はネットワークシステムの全体構成を機能概念的に示す説明図である。このネットワークシステム1は、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して、コントロールノード(提供情報管理装置)3、複数の共有ノード(提供情報処理装置)4、複数のレシーバ5、及び情報流通促進機能付ノード(情報流通促進装置)6を通信可能に接続して構成されている。これらのコントロールノード3、共有ノード4、レシーバ5、及び情報流通促進機能付ノード6は、P2P型ネットワークによって接続される。なお、図1では1台のコントロールノード3のみが接続されているが、複数台のコントロールノード3をネットワークに接続してもよい。同様に、図1では1台の情報流通促進機能付ノード6のみが接続されているが、複数台の情報流通促進機能付ノード6をネットワークに接続してもよい。また、ネットワークシステム1には、情報をネットワークシステム1に投入するエントリーノード(情報提供装置)7が接続されている。
(構成−コントロールノード)
図2(a)は、コントロールノード3を機能概念的に示す説明図である。図2(a)に示したコントロールノード3は、共有ノード4及び情報流通促進機能付ノード6との通信により、共有ノード4や情報流通促進機能付ノード6の管理・監視を行い、エントリーノード7から提供された情報の流通状態を制御する提供情報管理装置である。コントロールノード3は、ネットワークインタフェース(以下「ネットワークIF」という)30、制御部31、及び記憶部32をバス33にて通信可能に接続して構成されている。
ネットワークIF30は、コントロールノード3がネットワークを介した通信を行うための通信制御インターフェースであり、入力手段及び出力手段である。このネットワークIF30は、例えばネットワークボードとして構成されている(後述するネットワークIF40、50、60についても同じ)。
制御部31は、コントロールノード3の各部を制御する制御手段であり、典型的には、CPU(Central Processing Unit)や、このCPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの制御プログラムや、各種の処理手順などを規定したプログラム)、及び所要プログラムや所要データを格納するための記憶領域として内部メモリを備えて構成される(後述する制御部41、51、61についても同じ)。
制御部31は、共有ノード4から定期的に送信されるコンテンツの利用状況や通信記録等の情報及び流通促進機能付ノード6から送信される各種情報に基づいて、共有ノード4や流通促進機能付ノード6を管理する。例えば、制御部31は、共有ノード4から当該共有ノードが保有するコンテンツのリストを受信すると、これを記憶部32の所定領域に格納し、格納されたコンテンツのリストを画面に表示する。ネットワークシステム1の管理者は、コントロールノード3の画面に表示されたコンテンツのリストをチェックすることにより、個々の共有ノード4が保有するコンテンツの内容や、共有ノード4全体におけるコンテンツの拡散状態、及びコンテンツの流通経路等を把握し、必要に応じてコンテンツの削除指示をコントロールノード3に入力する。制御部31は、管理者からコンテンツの削除指示が入力されると、この削除指示を指定された共有ノード4に送信する。
記憶部32は、制御部31が各種処理を実行する際に参照するテーブルやデータベース等を記憶するための記憶手段である。この記憶部32は、例えばハードディスクやその他の記録媒体によって構成される(後述する記憶部42、52、62についても同じ)。
(構成−共有ノード)
図2(b)は、共有ノード4を機能概念的に示す説明図である。図2(b)に示した共有ノード4は、エントリーノード7から提供された情報を受信し、この受信した情報をネットワーク内に提供可能とする提供情報処理装置であり、情報の共用及び配信機能を備える。共有ノード4は、ネットワークIF40、制御部41、及び記憶部42をバス43にて通信可能に接続して構成されている。
ネットワークIF40は、共有ノード4がネットワークを介した通信を行うための通信制御インターフェースであり、入力手段及び出力手段である。
制御部41は、共有ノード4の各部を制御する制御手段であり、例えばエントリーノード7や他の共有ノード4から受信した情報をコンテンツ42bとして記憶部42に記憶し、さらに記憶した情報を他の共有ノード4に送信する中継処理や、レシーバ5から情報のダウンロード要求を受信した場合において、要求された情報をコンテンツ42bとして保存している場合は当該情報をレシーバ5に提供し、要求された情報をコンテンツ42bとして保存していない場合は他の共有ノード4から当該情報を取得してレシーバ5に提供するダウンロード処理等を実行する。また、制御部41は、記憶部42に格納されているコンテンツのリスト等の各種情報を予め設定された条件に従ってコントロールノード3へ送信する。
記憶部42は、アドレステーブル42a、コンテンツ42b、ステータス情報42c、及び共有ノードファイル42dを格納する。アドレステーブル42aは、共有ノード4及びレシーバ5の少なくとも一部のアドレスを特定するアドレス情報を格納するためのテーブルであり、図4(a)に例示するように、テーブル項目として「ユーザID」「アドレス」を備え、これらに対応する情報が相互に関連付けられて格納されている。項目「ユーザID」に対応して格納される情報は、共有ノード4やレシーバ5を一意に識別するための識別情報である。項目「アドレス」に対応して格納される情報は、ネットワークにおける共有ノード4やレシーバ5の位置を特定するアドレス情報であり、例えばIPアドレスが格納される。このアドレステーブル42aには、必ずしもネットワークシステム1に属する全ての共有ノード4及びレシーバ5のアドレスを格納する必要はなく、例えば、共有ノード4やレシーバ5が複数のグループに区分されている場合、当該共有ノード4と同じグループに属する共有ノード4やレシーバ5のアドレスのみを格納させてもよい。
コンテンツ42bは、エントリーノード7からネットワークシステム1に提供された情報であり、例えば映像データ、音楽データ、コンピュータプログラム等をコンテンツ42bとして格納することができる。なお、コンテンツの内容はこれらに限定されず、ネットワークを介して授受できる各種データが含まれる。なお、映像データや音楽データのファイル全体をコンテンツ42bとして記憶部42に格納してもよく、分割したファイルの一部を格納してもよい。
ステータス情報42cは、当該共有ノード4のステータスに関する情報を格納するためのもので、図4(b)に例示するように、項目として「ユーザID」「使用可能メモリ」「通信量」「ポイント」「バージョン」「接続」「禁止」「セッション数」「ダウンロード種別」「レシーバID」を備え、これらに対応する情報が相互に関連付けられて格納されている。なお、ステータス情報42cのデータ構成は図4(b)に示す内容に限定されず、仕様に応じて適宜項目を追加、削除及び変更することができる。
項目「ユーザID」に対応して格納される情報は、当該ステータス情報42cを有する共有ノード4を一意に識別するための識別情報である。項目「使用可能メモリ」に対応して格納される情報は、共有ノード4が使用する記憶領域の容量の内、当該共有ノード4が通信する情報をコンテンツ42bとして一時記憶するのに使用可能な容量を特定する記憶容量情報であり、すなわち、共有ノード4が通信する情報を、P2Pネットワークで共有するために記憶するのに使用可能な記憶領域の容量を特定する情報である。「使用可能メモリ」は、さらに2種類の項目「通常」及び「緊急時」に分けられているところ、項目「通常」に対応付けて格納される記憶容量情報は、共有ノード4が通信する情報の一時記憶に常時使用可能な第1の容量を特定する第1記憶容量情報であり、項目「緊急時」に対応付けて格納される記憶容量情報は、ネットワークシステム1における通信量が所定の閾値を超えた場合に第1の容量に加えて使用可能な第2の容量を特定する第2記憶容量情報である。なお、「使用可能メモリ」の設定はこれに限られず、仕様に応じて適宜変更することができる。これらの記憶容量情報は、公知の入力手段を介してユーザが任意に設定することができる。また、通信回線を介して共有ノード4に外部装置を接続し、この外部装置の記憶領域にコンテンツ42bを格納させることもできる。例えば共有ノード4が家庭のホームサーバである場合には、このホームサーバに接続されているハードディスクレコーダ、テレビ、FAX、冷蔵庫等の家電製品の記憶領域を用いることができる。この場合、コンテンツ42bを格納可能とする外部装置の記憶領域の容量を加えた記憶容量情報を、ノード情報42cの項目「使用可能メモリ」に格納する。
項目「通信量」に対応して格納される情報は、共有ノード4が中継する情報の通信量に応じて定まる通信量情報であり、例えば通信量が閾値未満の場合に「0」、閾値以上の場合に「1」が、流通促進機能付ノード6によって決定され格納される。項目「ポイント」に対応して格納される情報は、当該共有ノード4に対して付与されたポイントを特定するポイント情報であり、このポイント情報は流通促進機能付ノード6によって決定され格納される。項目「バージョン」に対応して格納される情報は、共有ノード4が使用する所定の情報(後述する共有ノードファイル42d)のバージョンを特定するバージョン情報である。
項目「接続」に対応して格納される情報は、共有ノード4のネットワークへの接続を制限すべきか否かを特定する接続情報であり、例えば接続を制限する必要がない場合に「1」、接続を制限すべき場合に「0」が、共有ノードによって決定され格納される。なお、接続を制限すべき場合としては、例えば共有ノード4がコンピュータウイルスに感染している場合が挙げられる。項目「禁止」に対応して格納される情報は、接続を禁止する共有ノード4やレシーバ5を特定する禁止情報であり、例えばコンピュータウイルスに感染した他の共有ノード4やレシーバ5のユーザIDを特定する情報が格納される。この項目「禁止」に格納されているユーザIDに該当する共有ノード4やレシーバ5から接続要求があった場合、共有ノード4が接続を拒否することにより、ウイルス感染拡大を防止することができる。
項目「セッション数」に対応して格納される情報は、共有ノード4が通信する際の単位時間あたりの通信量を特定するための情報、すなわち、共有ノード4が例えばダウンロード処理において情報を受信する際に使用可能な帯域幅を特定するための情報であり、例えば、情報を受信する際に確立可能なセッション数を用いることができる。項目「ダウンロード種別」に対応して格納される情報は、共有ノード4が受信した情報の種別を特定する種別情報であり、例えば「スポーツ」「映画」等の情報の種別と、受信した情報における各種別の情報が占める割合とを対応付けて格納することができる。項目「レシーバID」に格納される情報は、共有ノード4が管理するレシーバ5を特定するための情報であり、管理対象となっているレシーバのユーザIDが格納される。例えば共有ノード4が家庭に設置されたホームサーバであり、このホームサーバ(共有ノード4)にハードディスクレコーダ、テレビ、FAX、冷蔵庫等の家電製品がレシーバ5として接続されている場合には、これら家電製品のユーザIDが、項目「レシーバID」に格納される。
共有ノードファイル42dは、制御部41が使用する情報、すなわち、制御部41が解釈実行するソフトウェア(プログラム及び各種データ)であり、例えば、P2Pネットワークにおける情報の中継処理やダウンロード処理などを制御部41に実行させるための各種処理手順を規定したプログラム等が共有ノードファイル42dとして格納される。
(構成−レシーバ)
図3(a)は、レシーバ5を機能概念的に示す説明図である。レシーバ5は、エントリーノード7がネットワークに投入した情報を、共有ノード4から受信する受信装置であり、ネットワークIF50、制御部51、及び記憶部52をバス53にて通信可能に接続して構成されている。
ネットワークIF50は、レシーバ5がネットワークを介した通信を行うための通信制御インターフェースであり、入力手段及び出力手段である。
制御部51は、レシーバ5の各部を制御する制御手段であり、例えば、共有ノード4からコンテンツをダウンロードするダウンロード処理等を実行する。
記憶部52は、アドレステーブル52a、コンテンツ52b、ステータス情報52c及びレシーバファイル52dを格納する。なお、アドレステーブル52a、コンテンツ52b、ステータス情報52c及びレシーバファイル52dは、共有ノード4のアドレステーブル42a、コンテンツ42b、ステータス情報42c及び共有ノードファイル42dと、ほぼ同様の構成であるので詳細な説明を省略する。
(構成−情報流通促進機能付ノード)
図3(b)は、情報流通促進機能付ノード6を機能概念的に示す説明図である。情報流通促進機能付ノード6は、共有ノード4及びレシーバ5と相互接続可能に構成され、ネットワークIF60、制御部61、及び記憶部62をバス63にて通信可能に接続して構成されている。
ネットワークIF60は、情報流通促進機能付ノード6がネットワークを介した通信を行うための通信制御インターフェースであり、入力手段及び出力手段である。
制御部61は、情報流通促進機能付ノード6の各部を制御する制御手段であり、共有ノード4及び必要に応じてレシーバ5に順次接続し、接続先の共有ノード4又はレシーバ5のステータス情報を取得する処理や、記憶部62に格納されている情報に基づいてネットワーク内の情報の流通が促進されるように制御する処理を実行する。
記憶部62は、アドレステーブル62aと、管理データベース(DB)62bを備え、管理データベース(DB)62bには、更新情報62c、共有ノード及びレシーバのステータス情報62d、及び当該情報流通促進機能付ノード6のステータス情報62eが格納される。なお、アドレステーブル62aの構成は、共有ノード4におけるアドレステーブル42aと同様の構成であるので、ここでは説明を省略する。更新情報62cは、共有ノード4が使用する所定の情報(共有ノードファイル42d)及び/又はレシーバ5が使用する所定の情報(レシーバファイル52d)を更新するための情報であり、例えば共有ノード41の制御部41が解釈実行するソフトウェア(プログラム及び各種データ)の最新バージョンがパターンファイルとして格納される。
共有ノード4及びレシーバ5のステータス情報62dは、共有ノード4及びレシーバ5のステータス情報を格納するためのものであり、図5(a)に例示するように、項目として「ユーザID」「使用可能メモリ(GB)」「通信量」「ポイント」「バージョン」「接続」「禁止」「セッション数」「ダウンロード種別」「レシーバID」「接続状態」を備え、これらに対応する情報が相互に関連付けられて格納されている。これらの項目は、「接続状態」を除いて共有ノード4のステータス情報42cの項目と同様であるので、ここでは説明を省略する。項目「接続状態」に対応して格納される情報は、流通促進機能付ノード6が共有ノード4又はレシーバ5と接続中であるか否かを特定するための接続状態情報であり、例えば接続状態にある場合に「1」、接続状態にない場合に「0」が格納される。なお、ステータス情報62dのデータ構成は、図5(a)に示す内容に限定されず、仕様に応じて適宜項目を追加、削除及び変更することができる。
情報流通促進機能付ノードのステータス情報62eは、当該情報流通促進機能付ノード6のステータスに関する情報を格納するためのものであり、図5(b)に例示するように、項目として「情報流通促進機能付ノードID」「バージョン」「セッションコントロールマスタデータ」「ポイントコントロールマスタデータ」及び「禁止」を備え、これらに対応する情報が格納されている。項目「情報流通促進機能付ノードID」に対応して格納される情報は、当該情報流通促進機能付ノードを一意に識別するための識別情報である。項目「バージョン」に対応して格納される情報は、更新情報62cに格納されている最新情報のバージョンを特定するバージョン情報である。項目「セッションコントロールマスタデータ」に対応して格納される情報は、共有ノード4が例えばダウンロード処理において情報を受信する際に確立可能なセッション数を決定するための情報(例えば、計算式や閾値)などが格納される。項目「ポイントコントロールマスタデータ」に対応して格納される情報は、共有ノード4に付与されるポイントを決定するための情報(例えば、計算式や閾値)が格納される。項目「禁止」に対応して格納される情報は、接続を禁止する共有ノード4やレシーバ5を特定する禁止情報であり、例えばコンピュータウイルスに感染した共有ノード4やレシーバ5のユーザIDを特定する情報が格納される。なお、ステータス情報62eのデータ構成は、図5(b)に示す内容に限定されず、仕様に応じて適宜項目を追加、削除及び変更することができる。例えば、ネットワークに流通促進機能付ノード6が複数配置され、各流通促進機能付ノード6には、それぞれが担当すべき共有ノード4が割り当てられる場合には、ステータス情報62eに項目「担当共有ノード」を追加し、担当すべき共有ノード4を特定するための情報(例えば、担当すべき共有ノード4のユーザID)を格納するようにしてもよい。
(構成−エントリーノード)
エントリーノード7は、ネットワークシステム1に情報を提供する情報提供装置である。
(ネットワークシステムにおける情報配信)
ここで、ネットワークシステム1における情報配信について説明する。エントリーノード7からネットワークシステム1に投入された情報は、ネットワークを介して共有ノード4に分散して保存される。共有ノード4に保存される情報は、エントリーノード7から投入された情報のコピーでもよく、分割された情報の一部でもよい。
レシーバ5から特定の情報をリクエストされた場合において、共有ノード4は、リクエストされた情報をコンテンツ42bとして保存している場合、直ちにリクエスト元のレシーバ5へのダウンロードを開始する。当該共有ノード4がリクエストされた情報をコンテンツ42bとして保存していない場合は、他の共有ノード4にリクエストを転送する。転送されたリクエストを受取った他の共有ノード4がリクエストされた情報を保存している場合、当該共有ノード4は、前記他の共有ノード4からリクエストされた情報を取得してレシーバ5にダウンロードし、前記他の共有ノード4がリクエストされた情報を保存していない場合、リクエストはさらに他の共有ノード4に転送される。これにより、リクエストを行ったレシーバ5は、当該共有ノード4からリクエストした情報を取得することができる。なお、レシーバ5が、リクエストした情報を保存する他の共有ノード4から直接当該情報を取得してもよい。
なお、特定の情報を保存する共有ノード4を検索する方法や、情報のダウンロードを行う際のルーティングの方法については、P2P型ネットワークに従来適用されている方法(例えば、分散ハッシュテーブルを用いる方法)を利用することができる。
(情報流通促進処理)
次に、図1に示したネットワークシステム1にて行われる情報流通促進処理について説明する。図6は情報流通促進処理のフローチャートである。なお、フローチャート中の各工程(符号が付与されていない部分的な工程を含む)は、処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。この情報流通促進処理の前提として、情報流通促進機能付ノード6の記憶部62のアドレステーブル62aには、少なくとも一つの共有ノード4のアドレスが記憶され、情報流通促進機能付ノード6が当該共有ノード4に相互接続可能な状態となっている。したがって、情報流通促進機能付ノード6は、外部からの開始指示を受けることなく(すなわち自律的に)、例えば、情報流通促進機能付ノード6内に予め設定されている所定のタイミングに従って、アドレステーブル62aを参照し(SA1)、当該アドレステーブル62aに格納されているアドレス情報を取得すると(SA2)、取得したアドレス情報に基づいて共有ノード4に接続する(SA3)。複数の共有ノード4のアドレス情報がアドレステーブル42aに格納されている場合、何れのアドレスの共有ノード4に情報流通促進機能付ノード6が接続するかについては任意で、例えば番号が最小のユーザIDに対応する共有ノード4に接続させることができる。また、情報流通促進機能付ノード6に担当すべき共有ノード4が割り当てられている場合には、情報流通促進機能付ノード6が担当すべき共有ノード4のユーザIDを「担当共有ノード」として記憶部62に記憶しておき、アドレステーブル42aに含まれるユーザIDと記憶部62の「担当共有ノード」に格納されているユーザIDに基づいて、当該共有ノード4が自己の担当共有ノード4か否かを判定し、担当共有ノード4であると判定した場合に、当該共有ノード4と接続を確立する。
情報流通促進機能付ノード6の制御部61は、接続した共有ノード4のステータス情報42cの項目「接続」を参照し、接続情報を取得する(SA4)。制御部61は、取得した接続情報に基づき、接続した共有ノード4のネットワークへの接続(他の共有ノード4やレシーバ5との接続)を制限すべきか否かを判定し(SA5)、接続を制限すべき場合(SA5:Yes)、制御部61は当該共有ノード4のユーザIDを管理DB62bのステータス情報62eの項目「禁止」に記憶させる(SA6)。一方、共有ノード4のネットワークへの接続を制限する必要がない場合(SA5:No)、制御部61は前回の処理のSA6において管理DB62bのステータス情報62eの項目「禁止」に記憶させたユーザIDを、今回の処理のSA3で接続した共有ノード4のステータス情報42cの項目「禁止」に格納されている禁止情報に追加して更新すると共に、アドレステーブル42aに格納されているアドレス情報から当該ユーザIDを削除して更新する(SA7)。制御部61aは、共有ノード4のステータス情報42c及びアドレステーブル42aのデータを更新すると、同様に、管理DB62bの共有ノード/レシーバのステータス情報62dを更新する。なお、共有ノード4がウィルスに感染した場合には、当該ウィルスによって、感染の事実を共有ノード4自身に判断させることが不可能な状態とされたり、あるいはステータス情報42cの項目「接続」の内容が意図的に改変されてしまい、上記の処理では適切に接続制限を行うことができない可能性がある。この場合には、例えば、最新のウィルス定義ファイルを、情報流通促進機能付ノード6に保持させて制御部61が必要に応じて参照できるようにする。そして、制御部61が各共有ノード4を巡回する際に、このウィルス定義ファイルに基づいて共有ノード4がウィルスに感染しているか否かを判定し、感染している場合には、当該感染している共有ノード4のIDを、他の共有ノード4のステータス情報42c及び自己の管理DB62bのステータス情報62eの項目「禁止」に格納させてもよい。
続いて、情報流通促進機能付ノード6は、共有ノード4のステータス情報42cの項目「バージョン」を参照し、バージョン情報を取得する(SA8)。次に、制御部61は、取得したバージョン情報と、管理DB62bのステータス情報62eの項目「バージョン」に格納されているバージョン情報とを比較し、共有ノード4が使用する共有ノードファイル42dのバージョンが最新か否かを判定する(SA9)。その結果、共有ノードファイル42dのバージョンが最新ではなかった場合(SA9:No)、制御部61は、管理DB62bから更新情報62cを読み出して、これを共有ノード4に送信し、共有ノード4は、共有ノードファイル42dを当該更新情報62cによって更新する(SA10)。なお、ソフトウェアのバージョンアップ以外にも、管理DB62bから新規のソフトウェアを読み出して、これをインストールしてもよい。また、コントロールノード3や他の共有ノード4が最新のソフトウェアを保持する場合には、コントロールノード3や他の共有ノード4から当該最新のソフトウェアを共有ノード4へ送信してインストールさせるようにしてもよい。
続いて、情報流通促進機能付ノード61aは、ステータス情報42cの項目「使用可能メモリ」を参照し、記憶容量情報を取得すると、管理DB62bのステータス情報62dの項目「使用可能メモリ」に当該記憶容量情報を格納する(SA11)。制御部61は、格納した記憶容量情報と、管理DB62bのステータス情報62eの項目「ポイントコントロールマスタデータ」に格納されている内容に基づき、共有ノード4に付与するポイントを算出し、当該算出したポイントにより管理DB62bのステータス情報62d及び共有ノード4のステータス情報42cの項目「ポイント」に格納されているポイント情報を、それぞれを更新する(SA12)。例えば、「ポイントコントロールマスタデータ」に、ポイント=第1の容量(GB)×100+第2の容量(GB)×50の如き算出式が格納されている場合(図5(b)参照)には、当該算出式を用いてポイントを算出する。
制御部61は、SA12で算出したポイントと管理DB62bのステータス情報62eの項目「セッションコントロールマスタデータ」に格納されている内容に基づいて、共有ノード4が例えばダウンロード処理において情報を受信する際に使用可能な帯域幅を決定する(SA13)。例えば、「セッションコントロールマスタデータ」に、SA12で算出したポイントの10分の1に相当する整数値を、共有ノード4が情報を受信する際に確立可能なセッション数として決定する算出式が格納されている場合(図5(b)参照)には、当該算出式に従って、セッション数を決定し、管理DB62bのステータス情報62d及び共有ノード4のステータス情報42cの項目「セッション数」の内容を、それぞれ更新する。このように、共有ノード4のユーザは、多くの記憶領域をネットワークにおける情報の中継に供与するほど多くのポイントが付与され、情報のダウンロード時に使用可能な帯域幅を拡大することができる。これにより、ユーザによる負荷分担へのインセンティブを増すことができる。なお、セッション数の制限以外の方法で帯域制限を行うことも可能であり、例えば、1回のセッションで使用可能な帯域を制限してもよい。
続いて、情報流通促進機能付ノード6は、共有ノード4のステータス情報42cの項目「ダウンロード種別」を参照し、種別情報を取得し、管理DB62bのステータス情報62dの項目「ダウンロード種別」に当該種別情報を格納する(SA14)。制御部61は、格納した種別情報に基づいて、エントリーノード7や他の共有ノードから共有ノード4に配信すべき広告の内容を決定し、この決定した内容の広告情報を共有ノード4へ配信させる(SA15)。例えば、当該共有ノード4が受信した情報に占める割合が最も大きい種別(図4(b)では「スポーツ」)を特定し、当該種別に対応する広告情報を例えばエントリーノード7から配信させる。広告情報の配信方法は任意で、例えば共有ノード4が例えばダウンロード処理において情報を受信する際に付加情報として配信することができる。
次に、制御部61は、共有ノード4が中継する情報の通信量を特定する(SA16)。通信量を特定する方法としては、例えば、公知のトラフィック測定プログラムを利用することができる。特定された通信量に基づき、制御部61は、共有ノード4のステータス情報42c及び管理DB62bのステータス情報62dの項目「通信量」に格納される通信量情報を設定する(SA17)。例えば、項目「通信量」に、SA16で特定された通信量が閾値未満の場合は「0」を格納し、通信量が閾値以上の場合は「1」を格納する。共有ノード4は、項目「通信量」に格納されている通信量情報に基づいて項目「使用可能メモリ」を参照することにより、中継する情報の一時記憶に使用する記憶領域の容量を動的に設定することができる。図4(b)に示す例によれば、項目「通信量」の内容が「0」の場合、使用可能な記憶領域の容量を項目「使用可能メモリ:通常」の内容から、1GBと設定し、項目「通信量」の内容が「1」の場合、使用可能な記憶領域の容量を項目「使用可能メモリ:通常」の内容と「使用可能メモリ:緊急」の内容から、1+0.5=1.5GBと設定する。共有ノード4は、このように設定した記憶領域の容量に合致する記憶領域を常時確保し、P2P型ネットワークに従来適用されている方法に従って当該記憶領域を使用する。
SA6又はSA17の処理の後、情報流通促進機能付ノード6は、接続中の共有ノード4の記憶部42からアドレステーブル42bを取得する(SA18)。情報流通促進機能付ノード6は、取得したアドレステーブル42bに格納されているアドレス情報に基づいて、他の共有ノード4に接続する(SA3)。なお、情報流通促進機能付ノード6は、SA18において接続を終了した共有ノード4について、ステータス情報62dの項目「接続状態」に非接続中を示す「0」を設定する。また、情報流通促進機能付ノード6は、SA3において新たに共有ノード4と接続すると、この新たに接続した共有ノード4について、項目「接続状態」に接続中を示す「1」を設定する。以降同様に、SA3からSA18の処理を繰り返す。なお、P2Pネットワークの全共有ノードについて、あるいは、担当共有ノードが割り当てられている場合は全ての担当共有ノードについて、SA3からSA18の処理が終了した場合は、処理を終了してもよい。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(変形例−ポイントについて)
上述した実施の形態では、制御部61が、ポイントに基づいて共有ノード4が情報を受信する際に使用可能な帯域幅を決定すると説明したが、ポイントに基づいてユーザに報酬を与える構成はこれに限られない。例えば、ポイントに基づいて有料コンテンツや商品の購入権を付与するように構成してもよい。例えば、制御部61は、有料コンテンツのダウンロードに応じて課金処理が実行される場合、ポイントに対応する金額を課金金額から減算処理する。
(変形例−分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成できる。例えば、共有ノード4とレシーバ5とを相互に統合してもよい。さらに、情報流通促進機能付ノード6が実行するとして説明した上記処理の一部を、コントロールノード3及び/又は共有ノード4に実行させるように構成してもよい。また、情報流通促進機能付ノード6の管理DB62bに格納するものとして説明した情報の一部又は全部をコントロールノード3及び/又は共有ノード4に持たせてもよく、情報流通促進機能付ノード6が必要に応じてコントロールノード3及び/又は共有ノード4にアクセスして参照や更新を行ってもよい。
1 ネットワークシステム
3 コントロールノード
4 共有ノード
5 レシーバ
6 流通促進機能付ノード
7 エントリーノード
30、40、50、60 ネットワークIF
31、41、51、61 制御部
32、42、52、62 記憶部
33、43、53、63 バス
42a、52a、62a アドレステーブル
42b、52b コンテンツ
42c、52c ステータス情報
42d 共有ノードファイル
52d レシーバファイル
62b 管理DB
62c 更新情報
62d 共有ノード/レシーバのステータス情報
62e 情報流通促進機能付ノードのステータス情報

Claims (7)

  1. 情報提供装置から提供された情報を受信し、当該受信した情報をピアツーピアネットワーク内に提供可能とする提供情報処理装置と、
    前記提供情報処理装置に相互接続可能な情報流通促進装置と、
    前記提供情報処理装置及び前記情報流通促進装置との通信により、前記情報提供装置から提供された情報の流通状態を制御する提供情報管理装置と、
    を備える前記ピアツーピアネットワークによる通信可能なネットワークシステムであって、
    前記情報流通促進装置は、
    接続先の提供情報処理装置が使用する所定の情報を更新するための更新情報、当該提供情報処理装置のステータス情報及び当該情報流通促進装置のステータス情報を格納するデータベースと、
    前記データベースに格納されている情報に基づいて制御する制御部を備えること
    を特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記データベースは、
    前記提供情報処理装置が使用する記憶部の容量の内、当該提供情報処理装置が通信する情報の一時記憶に使用可能な容量を特定する記憶容量情報と、当該提供情報処理装置に付与されたポイントを特定するポイント情報を格納し、
    前記制御部は、
    前記提供情報処理装置から取得して前記データベースに格納した前記記憶容量情報に基づいて、前記提供情報処理装置に付与される前記ポイント情報を決定し、当該決定したポイント情報に基づいて当該データベースに格納されている前記ポイント情報を更新すること
    を特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記データベースに格納された前記記憶容量情報は、
    前記提供情報処理装置が通信する情報の一時記憶に常時使用可能な第1の容量を特定する第1記憶容量情報と、当該ネットワークシステムにおける通信量が所定の閾値を超えた場合に、前記第1の容量に加えて使用可能な第2の容量を特定する第2記憶容量情報を含み、
    前記制御部は、
    前記提供情報処理装置から取得して前記データベースに格納した前記記憶容量情報に含まれる前記第1記憶容量情報及び第2記憶容量情報に基づいて、前記提供情報処理装置に付与される前記ポイント情報を決定し、当該決定したポイント情報に基づいて当該データベースに格納されている前記ポイント情報を更新すること
    を特徴とする請求項2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記制御部は、
    前記データベースに格納された前記ポイント情報に基づいて、前記提供情報処理装置が通信する際の単位時間あたりの通信量を調整すること
    を特徴とする請求項2または3に記載のネットワークシステム。
  5. 前記制御部は、
    前記提供情報処理装置から取得した、当該提供情報処理装置が使用する前記所定の情報のバージョンを特定するバージョン情報と、前記データベースに格納されている前記更新情報に基づいて、当該提供情報処理装置に格納されている前記所定の情報を更新することを特徴とする請求項1から4いずれかに記載のネットワークシステム。
  6. 前記データベースは、
    前記提供情報処理装置が受信した前記情報提供装置から提供された情報の種別を示す種別情報を格納し、
    前記制御部は、
    前記提供情報処理装置から取得し前記データベースに格納した前記種別情報に基づいて、前記提供情報処理装置に配信すべき広告の内容を決定し、当該決定した内容の広告が前記提供情報処理装置に配信されるように制御することを特徴とする請求項1から5いずれかに記載のネットワークシステム。
  7. 情報提供装置から提供された情報を受信し、当該受信した情報をピアツーピアネットワーク内に提供可能とする提供情報処理装置と、前記提供情報処理装置に相互接続可能な情報流通促進装置と、前記提供情報処理装置及び前記情報流通促進装置との通信により、前記情報提供装置から提供された情報の流通状態を制御する提供情報管理装置と、を備えるネットワークシステムにおける前記情報流通促進装置に所定の処理を実行させるためのネットワークプログラムであって、
    前記情報流通促進装置に、
    当該情報流通促進装置が備えるデータベースに格納されている、接続先の提供情報処理装置が使用する所定の情報を更新するための更新情報、当該提供情報処理装置のステータス情報及び当該情報流通促進装置のステータス情報に基づいて制御するステップを、実行させることを特徴とするネットワークプログラム。
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