JP2010182032A - データキャリア及びデータキャリアシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】タグ認証及びリーダ/ライタ装置認証の両方を行なうことが可能なデータキャリアを提供できるようにする。
【解決手段】リーダ/ライタ装置により行われたアンチコリジョンに応答するアンチコリジョン機能を有するデータキャリアに、上記リーダ/ライタ装置に認証してもらうために使用するタグ認証用キー、及び上記リーダ/ライタ装置を認証するためのリーダ/ライタ装置用認証キーのリストを別々に格納している記憶媒体を設け、上記記憶媒体に格納した複数個の認証キーを使い分けることができるようにして、認証キーが第三者に露見する可能性を低減できるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明はデータキャリア及びデータキャリアシステムに関し、特に、データキャリアとリーダ/ライタ装置との間で行われる認証通信に用いて好適な技術に関する。
従来、データキャリアとリーダ/ライタ装置とからなり、上記データキャリアと上記リーダ/ライタ装置との間でデータを非接触で授受するようにしたデータキャリアシステムが種々の分野で実用化されている。このようなデータキャリアシステムにおいては、リーダ/ライタ装置から送られるキャリア周波数の交番磁界を、データキャリアが内蔵するアンテナ回路で受信して動作電力を得るようにしている。
また、リーダ/ライタ装置が供給する交番磁界に変調を掛けてコマンドやデータを含む質問信号を送り、データキャリアはこれを復調してリーダ/ライタ装置から送信されるコマンドやデータを受け取るように構成されている。
一方、上記データキャリアから上記リーダ/ライタ装置にデータを送信する場合には、送信する応答信号の内容に応じて、内蔵するアンテナ回路に繋がる負荷を、公知のロードスイッチをオンーオフ動作させて返事を返すようにしている。このようにしてデータキャリアから返事を返す周波数として、リーダ/ライタ装置のアンテナ回路から供給される交番磁界のキャリア周波数に対して、両サイドバンドのサブキャリアを使うように構成されている。
上記データキャリアは、電磁界あるいは電波を利用してリーダ/ライタ装置との間で非接触で情報を送信したり受信したりするために、情報を記憶する記憶部と、情報を非接触で送信または送受信するためのアンテナ回路とを備えて構成されている。上記データキャリアはRFID、ICタグ、IDタグ、RFタグ、無線タグ、電子タグ、トランスポンダ等のような、様々な名称が付けられて種々の分野で使用されている。
上述のようなデータキャリアシステムの応用例として、自動販売機、ゲーム機、電気メータ、ガスメータ、水道メータ、家電、OA機器、生産設備等にデータキャリアを配設しておき、これらの電子機器の稼動履歴・売上記録・使用量等の情報を上記データキャリアの記憶部に記録できるようにしている。
上記データキャリアの記憶部に記憶されている情報を読み取ってユーザ管理を行なうためには、リーダ/ライタ装置とデータキャリアとの間で認証処理を行う必要があった(例えば、特許文献1を参照)。
上記特許文献1に記載の「ユーザ管理装置」においては、無線タグのIDを読み取り、ユーザIDとして登録することによってユーザ登録を行なう。また、ユーザの所持する物に搭載されている無線タグのIDを読み取り、登録されているユーザIDと読み取ったIDとを照会することによってユーザ認証を行なうようにしている。
特開2006―85451号公報
上記特許文献1に記載の無線タグの認証用キー格納メモリに格納されているのはタグ認証用キーのみであった。このため、リーダ/ライタ装置はタグ認証を行なうことができるものの、質問したリーダ/ライタ装置の真偽を無線タグにおいて認証することができない問題点があった。
また、従来のユーザ管理方法においては、ユーザの認証処理を行った後でないと、無線タグのメモリに記憶されている情報の読み取りを行なうことができなかった。このため、無線タグから簡単な情報を取得したい場合でも、認証処理を行なわなければならない問題点があった。このため、認証処理機能を有する高価なリーダ/ライタ装置を使用しなければ無線タグの記憶部に記憶されている情報を取得することができない問題点があった。
本発明は上述の問題点に鑑み、タグ認証及びリーダ/ライタ認証の両方を行なうことが可能なデータキャリアを提供できるようにすることを第1の目的とする。
また、データキャリアのメモリに記憶されている情報を取得するためには認証処理が必要なデータキャリアにおいても、簡単な情報については認証処理を行なうことなくリーダ/ライタ装置が取得できるようにすることを第2の目的としている。
本発明のデータキャリアは、リーダ/ライタ装置により行われたアンチコリジョンに応答するアンチコリジョン機能を有するデータキャリアであって、上記リーダ/ライタ装置に認証してもらうために使用するタグ認証用キー、及び上記リーダ/ライタ装置を認証するためのリーダ/ライタ装置用認証キーのリストを別々に格納している記憶媒体を有することを特徴とする。
また、本発明のデータキャリアの他の特徴とするところは、上記記憶媒体は、上記タグ認証用キー及びリーダ/ライタ装置用認証キーをそれぞれ複数個格納したことを特徴とする。
また、本発明のデータキャリアのその他の特徴とするところは、上記複数個のリストの中から予め決定されたリスト番号を読み出すリスト番号読み出し手段と、上記リスト番号読み出し手段により読み出されたリスト番号を、上記リーダ/ライタ装置により行われたアンチコリジョン後の応答時に送信するデータの関連データとして送信する送信手段とを有することを特徴とする。
ことを特徴とする。
本発明のリーダ/ライタ装置は、応答を促すコマンドをデータキャリアに送信し、上記コマンドに対する応答内容に基づいてデータキャリアの真偽を判定する真偽判定手段を有するリーダ/ライタ装置であって、上記真偽判定手段は、上記コマンドに対する応答内容に加えて、コマンドを送信してから応答信号を受信するまでの待ち時間を真偽判定の基準としたことを特徴とする。
本発明のデータキャリアシステムは、上記何れかに記載のデータキャリアと、上記に記載のリーダ/ライタ装置とを有することを特徴とする。
本発明によれば、タグ認証を行なうために使用するタグ認証用キーと、アクセスしたリーダ/ライタ装置を認証するために使用するリーダ/ライタ装置用認証キーとを記憶媒体に別々に格納するようにしたので、上記記憶媒体に格納した複数個の認証キーを使い分けることができるようにすることにより、認証キーが第三者に露見する可能性を低減することができる。
また、本発明の他の特徴によれば、データキャリアが取り付けられている製品の種類や使用履歴に基づいて、複数のキーの中から任意のキーを選択することができるので、認証処理に使用している認証キーを部外者に対して分かり難くすることができる。
また、本発明の他の特徴によれば、使用状況により必要な情報が最低限である場合には、汎用型の簡易なリーダ/ライタ装置を用いてデータキャリアから取得することができる。
また、本発明のその他の特徴によれば、コマンドに対する応答内容に加えて、コマンドを送信してから応答信号を受信するまでの待ち時間を真偽判定の基準としたので、処理速度が遅い偽造チップが認証をパスしないようにすることができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明のデータキャリアシステムの実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態のデータキャリア100は、アンテナ回路110、RFアナログ部120、セレクタ部130、コマンド制御部140、記憶部150(EEPROMメモリ)、第1の接触端子IO0、第2の接触端子IO1、第3の接触端子VDD、第4の接触端子GND等によって構成されている。ここで、第1の接触端子IO0は、第3の接触端子VDDまたは第4の接触端子GNDと共用可能であり、内部端子としてみなすことができる。したがって、接触通信を行なうために用いられるのは、第2の接触端子IO1、第3の接触端子VDD、第4の接触端子GNDである。
このような構成により、本実施形態のデータキャリアにおいては、RF通信及び接触式シリアル通信の両方を行なうことができる。接触式シリアル通信を行なう場合には、第1の接触端子IO0はシリアルクロックの入力用として用いられ、第2の接触端子IO1は多目的データの入出力用として用いられる。
アンテナ回路110は、コイルL1及びコンデンサC1の並列共振回路によって構成されている。
RFアナログ部120は、整流回路121、送信回路122、受信回路123及び電源制御部124等によって構成されている。
セレクタ部130は、RF通信と接触式シリアル通信とを切り替えるためのものである。
コマンド制御部140は、認証コマンド制御回路141及びセキュリティ部142を有している。記憶部150は、セキュリティ設定用メモリ151及び認証用キー格納メモリ152を有している。これらのセキュリティ設定用メモリ151及び認証用キー格納メモリ152に格納されているコマンド、及び認証用キーは、RF通信及び接触式シリアル通信において共通に使用される。なお、図1において、「CS」はRF通信と接触式シリアル通信とを切り替えるための、RF通信/接触式シリアル通信選択用入力端子である。
図2のメモリ領域説明図に示すように、本実施形態の認証用キー格納メモリ152には、リーダ/ライタ装置とデータキャリアとの間で行われる認証処理において使用される認証用キーを格納するための領域が設けられている。図2の例では、「アドレス:1〜N」が認証用キー格納領域として確保されている。
また、本実施形態においては、タグ認証用キー152a及びリーダライタ認証用キー152bが格納されており、「タグ認証処理」及び「相互認証処理」の何れかを任意に選択することができるように構成されている。
図3に、タグ認証用キー152a及びリーダライタ認証用キー152bのインデックスの一例を示す。
インデックスは、データベースの検索や並べ替えを高速に行なうために使う索引データのことである。本実施形態においては、タグ認証用キー152a及びリーダライタ認証用キー152bがどのアドレスに記憶されているかを示したインデックスを、図3に示したように予め作成している。
図4に示すように、本実施形態のデータキャリア100と通信を行なうリーダ/ライタ装置10は、送信部11、受信部12、アンテナ回路14、及びフィルタ回路15等によって構成されている。そして、アンテナ回路14からコマンドやデータをデータキャリア100に送信し、リーダ/ライタ装置10とデータキャリア100との間でRF通信を行なう。
送信部11は、データキャリア100に送信するコマンドやデータよりなる質問信号を生成するためのものであり、所定のキャリア周波数f0(13.56MHz)を変調して質問信号を生成している。受信部12は、データキャリア100から送信されてきたサブキャリア周波数を復号してデータを復調する。
アンテナ回路14は、送信部11から出力される質問信号41をデータキャリア100に送信するとともに、データキャリア100から送信された応答信号42を受信する。以上の構成は、データキャリアシステムにおいて使用されているデータキャリア100の一般的な構成であるが、本実施形態のデータキャリア100においては、近接型データ通信と近傍型データ通信の両方を可能にしている。
図7に示すように、本実施形態の認証コマンド制御回路141は認証コマンド解析部1411、認証キー選択部1412、認証キー読み出し部1413を有している。
認証コマンド解析部1411は、リーダ/ライタ装置10から送られてくる質問信号41が「タグ認証方式コマンド」または「リーダ/ライタ装置認証方式コマンド」の何れであるかを判断するためのものであり、判断結果を認証キー選択部1412に出力する。
認証キー選択部1412は、認証コマンド解析部1411から送られるコマンドの解析結果に応じてリーダ/ライタ装置10に送信する応答信号42において使用する認証キーを選択するものであり、選択する種類の認証キーが格納されているアドレスAを認証用キー格納メモリ152に対して指定する。
認証キー読み出し部1413は、リーダ/ライタ装置10との間で認証処理を行なうために使用する認証キーを認証用キー格納メモリ152から読み出す。そして、図1に示したように、認証用キー格納メモリ152から読み出した認証キーをセレクタ部130に出力する。本実施形態においては、認証キー自体はリーダ/ライタ装置10に送信せず、認証用キーのインデックスのリスト番号のみをリーダ/ライタ装置10に送信するようにしている。
なお、認証キー格納用メモリ152へアクセスする手段は、以下のように動作する。すなわち、(1)当エリアのメモリデータ読み出しは不可とする。(2)当エリアのメモリ書換え時は、あらかじめ現状データを入力し、照合結果が一致した場合のみ、書換えができるものとする。
次に、上述のように構成された本実施形態のデータキャリア100の使用例を、図8を参照しながら説明する。
図8(a)は、装置部品50にデータキャリア100を取り付けている様子を示しており、例えば、装置部品50がベルトコンベア52上に載置されて装置部品50の製造工場の各工程において、例えば、「製造番号」、「製造月日」、「材料名」、「出荷日」等の製造情報が書き込まれる。
図8(b)は、ダンボール箱53に入れられて工場から出荷され、流通管理時に利用される状態を示している。この状態においては、リーダ/ライタ装置10はダンボール箱53の外側から質問信号41を送信する。質問信号41を送信されたデータキャリア100は、応答信号42を送信する。図8(b)において行われるデータ送受信は、通信距離が長いので、近傍通信用コマンド(VICCコマンド)を使用して行われる。
本実施形態のデータキャリア100においては、近接通信用コマンド(PICCコマンド)及び近傍通信用コマンド(VICCコマンド)の両方がコマンド制御部140に格納されている。これにより、これらの両コマンドを選択的に使用することができるので、装置部品50がダンボール箱53内に収納されている状態においても良好に使用することができる。
また、この場合には、リーダ/ライタ装置10がデータキャリア100を認証する「タグ認証」のみならず、データキャリア100がリーダ/ライタ装置10を認証する「相互認証」を行なうことができるようにしている。上記「タグ認証」及び「相互認証」の詳細な説明は、図5のフローチャートを参照しながら後述する。
図8(c)は、装置部品50がダンボール箱60に単体で収納されている状態を示している。このような状態の代表例は、装置部品50が量販店において店頭に並べられている場合が挙げられる。この状態においては、データキャリア100に格納されている種々の情報の中から「製造番号」、「メンテナンスに係る情報」、「出荷日」、「価格」等の情報が読み出される。
図8(d)は、装置部品50を装置本体54内に取り付けて使用している状態を示している。この状態においては、装置本体54側に配設されているリーダ/ライタ装置55との距離が至近距離となるので、装置部品50とリーダ/ライタ装置55との間の通信は近接通信用コマンド(PICCコマンド)を用いた通信となる。
次に、図5のフローチャートを参照しながら本実施形態のデータキャリア100を用いたデータキャリアシステムの通信例を説明する。
図5に示したように、最初のステップS501において、リーダ/ライタ装置10から質問信号41が送信されて「パワーオン」となるのを待機している。
そして、リーダ/ライタ装置10から質問信号41が送信されることによりデータキャリア100に動作電力が発生すると、パワーオンとなってステップS502に進み、アンチコリジョン処理の成功を判断する。この判断の結果、アンチコリジョン処理が成功した場合にはステップS503に進み、応答処理を行なう。
この応答処理において、本実施形態においては、タグ応答として「IDコード+INDEX」をリーダ/ライタ装置10に送信する。その後、ステップS504において認証の有無を判断する。この判断の結果、認証がない場合にはステップS508にジャンプする。また、認証が有る場合にはステップS505に進む。
ステップS505においては「相互認証」か否かを判断する。この判断の結果、「相互認証」ではない場合はステップS506に進んで「タグ認証」処理を行なう。また、ステップS505の判断の結果、「相互認証」であった場合にはステップS507に進んで「相互認証」処理を行う。なお、ステップS504における認証の有無、及びステップS505における認証の種別の判断は、上述した認証コマンド制御回路141に設けられている認証コマンド解析部1411により行われる。
本実施形態のデータキャリア100は、上述したように、「認証無し」、「タグ認証」及び「相互認証」のように、3つのセキュリティレベルを設定することが可能に構成されている。「認証無し」は、「パワーオン」からステップS508のコマンド受信状態に直接移行するために、高速なアクセスを行なうことが可能となる。
また、ステップS506において行われる「タグ認証」は、タグ(データキャリア)の認証キーのインデックスのリスト番号に基づいて行われるので、この認証処理において使用されるインデックスのリスト番号が何であるかを予め知っているリーダ/ライタ装置10のみが認証処理を実行可能となる。
一方、ステップS507において行われる「相互認証」処理は、リーダ/ライタ装置10及びデータキャリア100の相互において行われる認証である。本実施形態においては、認証の順番はリーダ/ライタ装置10の認証の後でデータキャリア100の認証を行なうようにしている。
すなわち、ステップS506で説明した「タグ認証」の処理と同様な認証処理が終了すると、リーダ/ライタ装置10から認証キーのインデックスのリスト番号を送信する。上記認証キーのインデックスのリスト番号を受信したリーダ/ライタ装置10は、受信した認証キーのインデックスのリスト番号と、認証キー格納メモリ152に保持している認証キーのインデックスのリスト番号とを比較して、リーダ/ライタ装置10の真偽を判定する。
上述したように、ステップS506における「タグ認証」処理、またはステップS507における「相互認証」処理が終了すると、ステップS508に遷移してコマンド受信の待機状態となる。そして、リーダ/ライタ装置10からコマンドが送られてきたらステップS509に移行して、上記送信されたコマンドに従う処理を実行する。
次に、ステップS510においてパワーオフか否かを判断する。この判断の結果、パワーがある場合にはステップS508に戻ってコマンド受信の待機状態となる。また、ステップS510の判断の結果、パワーオフであった場合にはリーダ/ライタ装置10との通信処理を終了する。
本実施形態においては、データキャリア100からリーダ/ライタ装置10に送信するタグ応答時に、前述したように「IDコード+INDEX」を送信するようにしている。ここで送信する「INDEX」は、図3で示したように、リスト化されているものであり、本実施形態においては、タグ認証用キー及びリーダライタ認証用キーのインデックスのリストを複数個有している。そして、認証処理を行なう際に、応答時の関連データとしてリスト番号(図3のNo.1,2、・・・)の何れかを読み出してリーダ/ライタ装置10に送信するようにしている。
このようにリスト番号のみをリーダ/ライタ装置10に送信し、リストの内容は秘匿するようにしているので、上記認証キーのインデックスのリスト番号の内容を予め知っているリーダ/ライタ装置10のみが認証処理を実行することが可能となり、セキュリティを向上させることができる。また、認証キー格納メモリ152に格納した複数個のタグ認証用キー152a、リーダライタ認証用キー152bを使い分けることにより、認証キーが第三者に露見する可能性を低減することができる。
さらに、本実施形態のデータキャリア100の場合には、認証処理を行なう前の応答処理時に、「IDコード+INDEX」を送信するようにしている。これにより、リーダ/ライタ装置10は、認証処理を行なう前にデータキャリア100に関してある程度の情報を取得することが可能となり、リーダ/ライタ装置10はアンチコリジョンを行なうだけでデータキャリア100に関する簡単な情報を取得することができる。例えば、所定の範囲内に存在するデータキャリア100の個数等を知ることができる。
また、本実施形態においては、リーダ/ライタ装置10からデータキャリア100に応答を促すコマンドを送信し、上記コマンドに対する応答内容に基づいてデータキャリアの真偽を判定する真偽判定部12aを有している。そして、上記真偽判定部12aは、上記コマンドに対する応答内容に加えて、コマンドを送信してから応答信号を受信するまでの待ち時間を真偽判定の基準の1つとしている。
これを、図6を参照しながら具体的に説明する。
図6(a)に示したように、リーダ/ライタ装置(R/W)10から送信されたコマンドが時刻t1において入力されると、データキャリア100は時刻t2からt3の間にタグ応答を行なう。このタグ応答は、上述したように「IDコード+INDEX」により構成される。
本実施形態に真偽判定部12aは、データキャリア100の真偽を「IDコード+INDEX」に基づいて判定するとともに、コマンド入力からタグ応答を開始するまでの待ち時間「t0」の長さに基づいて判定している。図6の例では、「WAIT時間≦t0」である場合にデータキャリア100が「真」であると判定している。
このような判定を行なうことにより、待ち時間「t0」を短くしておけば、仮に偽造チップ(データキャリア)を作成された場合においても、その偽造チップの処理速度が遅ければ「偽」と判定することができる。
本発明の実施形態を示し、データキャリアの構成例を示すブロック図である。 リーダ/ライタ装置とデータキャリアとの間で行われる認証処理において使用される認証用キーを格納する一例を説明する図である。 タグ認証用キー及びリーダライタ認証用キーのインデックスの一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、リーダ/ライタ装置及びデータキャリアとにより構成されるデータキャリアシステムの概略構成を説明する図である。 本実施形態のデータキャリアを用いたデータキャリアシステムの通信手順の一例を説明するフローチャートである。 データキャリアとリーダ/ライタ装置との間で行われる通信において、コマンドが入力されてからタグ応答が行われるまでのタイミングを示す図である。 本実施形態のコマンド制御回路の構成例を示し、使用する認証キーを読み出す例を説明する図である。 データキャリアが使用される環境の変化例を説明する図である。
10 リーダ/ライタ装置
11 送信部
12 受信部
12a 真偽判定部
14 アンテナ回路
15 フィルタ回路
41 質問信号
42 応答信号
100 データキャリア
110 アンテナ回路
120 RFアナログ部
121 整流回路
122 送信回路
123 受信回路
124 電源制御部
130 セレクタ部
140 コマンド制御部
141 認証コマンド制御回路
142 セキュリティ部
1411 認証コマンド解析部
1412 認証キー選択部
1413 認証キー読み出し部
150 記憶部(EEPROMメモリ)
151 セキュリティ設定用メモリ
152 認証用キー格納メモリ
152a タグ認証用キー
152b リーダライタ認証用キー
IO0 第1の接触端子
IO1 第2の接触端子
VDD 第3の接触端子
GND 第4の接触端子
CS RF通信/接触式シリアル通信選択用入力端子

Claims (5)

  1. リーダ/ライタ装置により行われたアンチコリジョンに応答するアンチコリジョン機能を有するデータキャリアであって、
    上記リーダ/ライタ装置に認証してもらうために使用するタグ認証用キー、及び上記リーダ/ライタ装置を認証するためのリーダ/ライタ装置用認証キーのリストを別々に格納している記憶媒体を有することを特徴とするデータキャリア。
  2. 上記記憶媒体は、上記タグ認証用キー及びリーダ/ライタ装置用認証キーをそれぞれ複数個格納したことを特徴とする請求項1に記載のデータキャリア。
  3. 上記複数個のリストの中から予め決定されたリスト番号を読み出すリスト番号読み出し手段と、
    上記リスト番号読み出し手段により読み出されたリスト番号を、上記リーダ/ライタ装置により行われたアンチコリジョン後の応答時に送信するデータの関連データとして送信する送信手段とを有することを特徴とする請求項2に記載のデータキャリア。
  4. 応答を促すコマンドをデータキャリアに送信し、上記コマンドに対する応答内容に基づいてデータキャリアの真偽を判定する真偽判定手段を有するリーダ/ライタ装置であって、
    上記真偽判定手段は、上記コマンドに対する応答内容に加えて、コマンドを送信してから応答信号を受信するまでの待ち時間を真偽判定の基準としたことを特徴とするリーダ/ライタ装置。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載のデータキャリアと、請求項4に記載のリーダ/ライタ装置とを有することを特徴とするデータキャリアシステム。
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