JP2010181726A - 液晶パネル及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】TFT素子と、カラーフィルタ基板の透明導電膜との電気的な導通防止、及び、カラーフィルタ基板の配向膜の適切な形成
【解決手段】液晶パネル100Bのカラーフィルタ基板140Bは、複数の画素毎に光が透過する開口部142を区画する枠143aと、アレイ基板120のTFT素子122に対向する部位143bとにブラックマトリクス143が形成されている。また、ブラックマトリクス143で区画された開口部142には着色層144が形成されている。さらに、TFT素子122に対向する部位143bにおいて、ブラックマトリクス143の上に絶縁性のスペーサ200Bが配置されている。この液晶パネル100Bは、ブラックマトリクス143の上において、絶縁性のスペーサ200Bと着色層144との間に、配向膜146を形成する樹脂材料が通る隙間Sが形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、マトリクス状に形成された複数の画素毎にTFT素子(薄膜トランジスタ、TFT:thin film transistor)を備えたアレイ基板と、アレイ基板に対向して配置されたカラーフィルタ基板とを備えた液晶パネル(LCD:Liquid Crystal Display)に関する。
液晶パネルは、アレイ基板と、アレイ基板に対向して配置されたカラーフィルタ基板とを備えている。アレイ基板とカラーフィルタ基板との間には、液晶が封止されている。液晶パネルにはマトリクス状に複数の画素が形成されている。そして、各画素が制御され、液晶パネルは全体として所望の画像を表示する。かかる液晶パネルは、テレビ、パソコンのディスプレイ、液晶プロジェクタなど、種々の用途に用いられる。かかる液晶パネルは、例えば、特開2006−227296号公報(特許文献1)に開示されている。同公報では、かかる液晶パネルのカラーフィルタ基板について、配向膜形成時のラビング工程で配向膜が剥がれる不具合を解消する技術が開示されている。
特開2006−227296号公報
図1は、典型的な液晶パネルの一部の断面図を示している。液晶パネル100は、図1に示すように、アレイ基板120と、アレイ基板120に対向して配置されたカラーフィルタ基板140とを備えている。アレイ基板120とカラーフィルタ基板140との間には、液晶160が封止されている。図1に示す形態では、液晶パネル100は、マトリクス状(格子状)に複数の画素Aが形成されている。ここでは、液晶パネル100の1つの画素Aには、RGBで規定される3つのサブ画素A、A、Aが形成されている。
アレイ基板120は、透明基板121の上に、マトリクス状(格子状)にTFT素子122が形成されている。図1に示す形態では、各サブ画素A、A、AにそれぞれTFT素子122が形成されている。
また、カラーフィルタ基板140は、透明基板141の上に、開口部142を有するブラックマトリクス143が形成されている。ブラックマトリクス143の開口部142には着色層144が形成されている。かかるカラーフィルタ基板140の表面にはアレイ基板120の対向電極となる透明導電膜145(ITO膜(ITO:indium tin oxide、酸化インジウムスズ))が形成されている。透明導電膜145の上に配向膜146が形成される。なお、例えば、ブラックマトリクス143及び着色層144の上に形成されるオーバーコート(Over Coat)膜などは、図示を省略している。
また、ブラックマトリクス143の開口部142に形成された着色層144の縁144aは、ブラックマトリクス143の縁に載る。この場合、当該着色層144の縁144aが盛り上がるため、当該部位において、アレイ基板120のTFT素子122と、カラーフィルタ基板140の透明導電膜145とが近くなる。TFT素子122と透明導電膜145とが近くなると、例えば、図1に示すように、TFT素子122と透明導電膜145との間に異物180が入るなどの不具合が生じやすくなる。TFT素子122と透明導電膜145との間に入った異物180によって、TFT素子122や透明導電膜145が損傷する場合がある。また、異物180が導電性であると、TFT素子122と透明導電膜145とが電気的に導通する。このため、当該画素が適切に制御できなくなる場合がある。
かかる不具合の対策として本発明者は、TFT素子122に対向させるように、カラーフィルタ基板140にスペーサを配置することを考えた。図2は、かかる不具合の対策として本発明者が考えた液晶パネル100Aを示す断面図である。また、図3は、当該液晶パネル100Aのカラーフィルタ基板140Aを示す平面図である。この液晶パネル100Aでは、図2及び図3に示すように、TFT素子122に対向する部位143bにおいて、ブラックマトリクス143の上に、絶縁性のスペーサ200Aが配置されている。この場合、スペーサ200Aによって、TFT素子122と透明導電膜145との間に異物180が入り難くなる。また、スペーサ200Aが絶縁性であるから、スペーサ200AとTFT素子122との間に異物180が入っても、TFT素子122と透明導電膜145とが電気的に導通されるのを防止できる。
しかしながら、スペーサ200Aを配置した後で、図2に示すように、カラーフィルタ基板140の表面に配向膜146が形成される。この際、図3に示すように、カラーフィルタ基板140Aの一部において、配向膜146が上手く形成されない部位Xが生じることがあった。
本発明は、かかる事象を鑑み、アレイ基板のTFT素子と、カラーフィルタ基板の透明導電膜とが電気的に導通される不具合を防止できるとともに、カラーフィルタ基板に配向膜を適切に形成できる新規な構成を提案する。
本発明に係る液晶パネルは、マトリクス状に形成された複数の画素毎にTFT素子を備えたアレイ基板と、アレイ基板に対向して配置されたカラーフィルタ基板とを備えている。カラーフィルタ基板のブラックマトリクスは、複数の画素毎に光が透過する開口部を区画する枠と、アレイ基板のTFT素子に対向する部位とに形成されている。また、着色層は、ブラックマトリクスで区画された開口部に形成されている。さらに、TFT素子に対向する部位において、ブラックマトリクスの上に絶縁性のスペーサが配置されている。さらに、この液晶パネルは、ブラックマトリクスの上において、絶縁性のスペーサと着色層との間に、配向膜を形成する樹脂材料が通る隙間が形成されている。
この液晶パネルによれば、ブラックマトリクスの上において、スペーサと着色層とに、配向膜を形成する樹脂材料が通る隙間が形成されている。このため、配向膜を形成する工程において、配向膜が適切に形成される。また、TFT素子に対向する部位において、ブラックマトリクスの上に絶縁性のスペーサが配置されているので、TFT素子とスペーサとの間に異物が介在しても、TFT素子がカラーフィルタ基板に導通するのを防止できる。
着色層とスペーサとの隙間は、例えば、5μm以上であるとよい。着色層は、ブラックマトリクスの縁部に盛り上がっていてもよい。また、着色層及びブラックマトリクスの上に配向膜が塗工されていてもよい。
液晶パネルの断面を示す図。 液晶パネルの断面を示す図。 液晶パネルのカラーフィルタ基板を示す平面図。 液晶パネルのブラックマトリクスが形成された部位の断面を示す図。 本発明の一実施形態に係る液晶パネルの断面を示す図。 本発明の一実施形態に係る液晶パネルのカラーフィルタ基板を示す平面図。 本発明の一実施形態に係る液晶パネルのカラーフィルタ基板にブラックマトリクスが形成された状態を示す平面図。 本発明の一実施形態に係る液晶パネルのカラーフィルタ基板に着色層が形成された状態を示す平面図。
以下、本発明の一実施形態に係る液晶パネルを図面に基づいて説明する。また、実質的に同じ機能を奏する構成要素には、適宜同じ参照符号を付している。各図は、本発明の説明の便宜上、模式的に記載している。このため、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。また、各図は、各部材、部位の具体的な形状を厳密に表すものではない。
本発明者は、図2及び図3に示す液晶パネル100Aで問題となった事象を検討した。すなわち、液晶パネル100Aでは、図3に示すように、TFT素子122に対向する部位143bにおいて、ブラックマトリクス143の上に、絶縁性のスペーサ200Aが配置されている。しかしながら、スペーサ200Aを配置した後で、図2に示すように、カラーフィルタ基板140の表面に配向膜146が形成される。この際、図3に示すように、カラーフィルタ基板140Aの一部において、配向膜146が上手く形成されない部位Xが生じることがあった。
カラーフィルタ基板140Aの配向膜146を形成する工程では、まず、透明導電膜145が形成されたカラーフィルタ基板140Aの表面に、樹脂材料(例えば、ポリイミド(PI:polyimide))を塗布する。この際、樹脂材料は、カラーフィルタ基板140Aの表面にランダムに塗布される。カラーフィルタ基板140Aの上に塗布された樹脂材料はカラーフィルタ基板140Aの表面を広がる。これにより、カラーフィルタ基板140Aの表面に膜が形成される。次に、当該膜を乾燥させ、乾燥した膜の表面にラビング処理(配向処理、rubbing)を行う。
また、本発明者は、上記の配向膜146の形成工程において、カラーフィルタ基板140Aの表面に塗布された樹脂材料の流れ方を検討した。
樹脂材料が塗布されるカラーフィルタ基板140Aは、ブラックマトリクス143が形成され、その後に、ブラックマトリクス143の開口部142に着色層144が形成されている。この際、図4に示すように、ブラックマトリクス143の縁部181に着色層144の縁144aが載る。このため、着色層144の縁144aが盛り上がる。かかる着色層144の縁144aの盛り上がった部位に比べて、着色層144が載っていない部分182や、開口部142に着色層144が形成された部分183は低くなる。
したがって、カラーフィルタ基板140Aに塗布された樹脂材料は、図3及び図4に示すように、盛り上がった着色層144の縁144aよりも、着色層144が載っていない部分182や、開口部142に着色層144が形成された部分183を流れ易い。カラーフィルタ基板140Aに塗布された樹脂材料は、これらの流れ易い部分182、183に沿ってカラーフィルタ基板140Aの表面に広がる。本発明者は、カラーフィルタ基板140Aの表面に塗布された樹脂材料の流れ方をこのように考察した。
かかる液晶パネル100Aは、カラーフィルタ基板140Aの一部において、配向膜146が上手く形成されない部位Xが生じた。ここで、問題となった部位Xでは、図2及び図3に示すように、TFT素子122に対向する部位143bにおいて、ブラックマトリクス143の上に、絶縁性のスペーサ200Aが配置されていた。配向膜146が形成されない領域Xは、図3に示すように、かかるスペーサ200Aからブラックマトリクス143に沿って生じる傾向があった。
上記のような事象について、本発明者は、配向膜146を形成する工程において、カラーフィルタ基板140Aの表面に塗布された樹脂材料の流れが、一部において、上記のスペーサ200Aによって阻害されたのではないかと考えた。そして、かかる考察を基に、アレイ基板のTFT素子122と、カラーフィルタ基板140Aの透明導電膜145とが電気的に導通する不具合を防止できるとともに、配向膜146が適切に形成される新規な構成を想起するに至った。
図5は、本発明の一実施形態に係る液晶パネル100Bの断面を示している。また、図6は、かかる液晶パネル100Bのカラーフィルタ基板140Bの平面図を示しており、スペーサ200Bが形成された状態を示している。図7は、カラーフィルタ基板140Bの基材となる透明基板にブラックマトリクス143が形成された状態を示している。さらに、図8は着色層が形成された状態を示している。
この実施形態では、液晶パネル100Bは、図5及び図6に示すように、マトリクス状に形成された複数の画素(ここでは、サブ画素A、A、A)毎にTFT素子122を備えたアレイ基板120と、アレイ基板120に対向して配置されたカラーフィルタ基板140Bとを備えている。また、カラーフィルタ基板140Bの配向膜146はアレイ基板120に対向する面に形成されている。
カラーフィルタ基板140Bは、図7に示すように、まず基材となる透明基板141にブラックマトリクス143が形成される。カラーフィルタ基板140Bのブラックマトリクス143は、図7に示すように、複数のサブ画素A、A、A毎に光が透過する開口部142を区画する枠143aと、アレイ基板120のTFT素子122に対向する部位143bとに形成されている。次に、図8に示すように、着色層144が形成される。着色層144は、ブラックマトリクス143で区画された開口部142に形成されている。さらに、この実施形態では、図6に示すように、TFT素子122に対向する部位143bにおいて、ブラックマトリクス143の上に絶縁性のスペーサ200Bが配置される。この液晶パネル100Bでは、ブラックマトリクス143の上において、スペーサ200Bと着色層144との間に、配向膜146を形成する樹脂材料が通る隙間Sが形成されている。
この液晶パネル100Bによれば、ブラックマトリクス143の上において、スペーサ200Bと着色層144との間に、配向膜146を形成する樹脂材料が通る隙間Sが形成されている。このため、配向膜146を形成する工程において、カラーフィルタ基板140Bの表面に供給された樹脂材料が、スペーサ200Bと着色層144との隙間Sを通り、カラーフィルタ基板140Bの表面に広がる。これにより、カラーフィルタ基板140Bに塗布された樹脂材料の流れが、スペーサ200Bによって阻害されないので、配向膜146が適切に形成される。また、TFT素子122に対向する部位143bにおいて、ブラックマトリクス143の上に絶縁性のスペーサ200Bが配置されているので、TFT素子122とスペーサ200Bとの間に異物180が介在しても、TFT素子122がカラーフィルタ基板140Bに導通する不具合が防止できる。
詳しくは、この実施形態では、液晶パネル100Bは、図5及び図6に示すように、アレイ基板120とカラーフィルタ基板140Bとの間には、図5に示すように、液晶160が封止されている。なお、液晶パネル100Bは、マトリクス状に形成された複数の画素Aが配置されている。液晶パネル100Bの1つの画素Aは、RGBで規定される3つのサブ画素A、A、Aを備えている。また、各サブ画素A、A、Aは、それぞれさらに2つの副画素Pa、Pb(図6参照)に分割されている。図6は、概ね液晶パネル100Bの1つの画素Aの半分を拡大している。
カラーフィルタ基板140Bは、図5、図6及び図7に示すように、透明基板141の上に、開口部142を有するブラックマトリクス143が形成されている。ブラックマトリクス143は、図6に示すように、光が透過する開口部142を区画する枠143aと、アレイ基板120のTFT素子122に対向する部位143bとに形成されている。この実施形態では、開口部142は、1つの画素Aに対して、それぞれ3つのサブ画素A、A、Aの2つの副画素Pa、Pb(図6及び図7参照)に対応して形成されている。ブラックマトリクス143は、かかる副画素Pa、Pbを区画するように開口部142を形成している。また、アレイ基板120のTFT素子122(図5参照)は、1つの画素Aに対して副画素Pa、Pbの間に配置されている。ブラックマトリクス143は、かかるTFT素子122に対向する部位143bにも形成されている。開口部142を区画する枠143aと、TFT素子122に対向する部位143bとは連続している。
着色層144は、図6及び図8に示すように、ブラックマトリクス143の開口部142に形成されている。この際、図4に示すように、着色層144の縁144aは、ブラックマトリクス143の縁部181に載る。このため、着色層144の縁144aは、カラーフィルタ基板140Bの表面上、盛り上がる。かかるカラーフィルタ基板140Bの表面には、透明導電膜145(ITO膜)が形成されている。透明導電膜145は、ブラックマトリクス143や着色層144に比べて薄い膜である。カラーフィルタ基板140Bの配向膜146は、図5に示すように、透明導電膜145の上に形成される。
また、この液晶パネル100Bでは、図5に示すように、TFT素子122に対向する部位143bにおいて、ブラックマトリクス143の上に絶縁性のスペーサ200Bが配置される。この際、ブラックマトリクス143の上において、スペーサ200Bと着色層144との間に、配向膜146を形成する樹脂材料が通る隙間Sが形成されている。隙間Sは、スペーサ200Bと着色層144との間に、配向膜146を形成する樹脂材料が通り得る程度に所要の空間があればよい。
かかるスペーサ200Bは、例えば、ポジレジスト材(例えば、ノボラック樹脂)を使用し、フォトリソ工程(フォトリソ:フォトリソグラフィ(photolithography))にて形成するとよい。この実施形態では、図6に示すように、リブ210及びスペーサ220(ギャップ形成用スペーサ)を、スペーサ200Bと同じフォトリソ工程で形成している。リブ210は、ブラックマトリクス143の開口部142に形成されており、液晶分子を配向させる機能を有する。また、スペーサ220は、アレイ基板120とカラーフィルタ基板140との間に所要のギャップを形成する。かかるスペーサ220は、ブラックマトリックス143に設けた着座部143cに形成されている。なお、スペーサ200Bはプラスチックビーズやガラスビーズを用いることもできる。この場合、スペーサ200Bとしてのプラスチックビーズやガラスビーズを定点に散布又は塗布するとよい。
このように、この液晶パネル100Bでは、図5及び図6に示すように、例えば、カラーフィルタ基板140Bに塗布された樹脂材料がスムーズに通るように、スペーサ200Bと着色層144との間に、適切な隙間Sが形成されているとよい。この場合、カラーフィルタ基板140Bに塗布される樹脂材料の粘度などを考慮して、スペーサ200Bと着色層144との間に適切な隙間Sを設定するとよい。
カラーフィルタ基板140Bに塗布された樹脂材料がスムーズに通り得る隙間として、隙間Sは、例えば、スペーサ200Bと着色層144との間に5μm以上で形成されているとよい。なお、カラーフィルタ基板140Bに塗布された樹脂材料がよりスムーズに通り得るように、この実施形態では、スペーサ200Bと着色層144との隙間Sは、10μm〜20μmで形成している。
配向膜146は、カラーフィルタ基板140Bに、かかるスペーサ200Bが配置された状態で形成される。配向膜146を形成する工程では、例えば、透明導電膜145が形成されたカラーフィルタ基板140Bの表面に、樹脂材料(例えば、ポリイミド(PI:polyimide))を塗布する。樹脂材料(PI)は、例えば、インクジェットなどで、カラーフィルタ基板140Bの表面に塗布される。塗布された樹脂材料(PI)は、カラーフィルタ基板140Bの上を広がって、カラーフィルタ基板140Bの上に膜(配向膜146)を形成する。
この際、このカラーフィルタ基板140Bは、ブラックマトリクス143の上において、スペーサ200Bと着色層144との間に、樹脂材料が通る隙間Sが形成されている。このため、塗布された樹脂材料(PI)は、かかる隙間Sを通って、ブラックマトリクス143の上を流れる。このため、樹脂材料(PI)の流れが、スペーサ200Bによって阻害されることはない。これにより、カラーフィルタ基板140Bの上に、適切に膜(配向膜146)が形成される。そして、当該樹脂材料を乾燥させた後で、ラビング処理(配向処理)を行う。ラビング処理では、配向膜に一定の方向の溝が形成される。かかるラビング処理工程では、例えば、ラビング布で、配向膜を一定方向に擦り、配向膜の表面に一定方向の溝を形成する。
このように、この液晶パネル100Bによれば、ブラックマトリクス143の上において、スペーサ200Bと着色層144との間に、樹脂材料が通る隙間Sが形成されている。このため、配向膜146を形成する工程において、配向膜146が適切に形成される。また、TFT素子122に対向する部位143bにおいて、ブラックマトリクス143の上に、絶縁性のスペーサ200Bが配置されているので、TFT素子122とスペーサ200Bとの間に異物が介在しても、TFT素子122がカラーフィルタ基板140Bに導通する不具合が防止できる。
また、液晶パネル100Bのカラーフィルタ基板140Bは、上述したように、まずブラックマトリクス143が形成される。かかるブラックマトリクス形成工程では、図7に示すように、カラーフィルタ基板140Bの基材となる透明基板141の上に、開口部142を区画する枠143aと、アレイ基板120のTFT素子122に対向する部位143bとにブラックマトリクス143が形成される。
次に、着色層144が形成される。かかる着色層形成工程では、図8に示すように、ブラックマトリクス143で区画された開口部142に着色層144が形成される。次に、スペーサ200Bが形成される。かかるスペーサ形成工程では、図6に示すように、着色層144との間に隙間Sを空けて、ブラックマトリクス143のTFT素子122に対向した部位143bに絶縁性のスペーサ200Bが形成される。
そして、配向膜146を形成する配向膜形成工程では、スペーサ200Bが形成された後で、カラーフィルタ基板140Bの表面に配向膜146を形成する樹脂材料が供給される。この液晶パネル100Bの製造方法によれば、カラーフィルタ基板140Bを製造する上記の工程において、着色層144との間に隙間Sを空けて、ブラックマトリクス143のTFT素子122に対向した部位143bに絶縁性のスペーサ200Bが形成される。そして、その後に、カラーフィルタ基板140Bの表面に配向膜146を形成する樹脂材料が供給される。このため、カラーフィルタ基板140Bに塗布された樹脂材料が、スペーサ200Bと着色層144との隙間Sを通って広がり、適切に配向膜146が形成される。
以上、本発明の一実施形態に係る液晶パネルを説明したが、本発明に係る液晶パネルは、上記の実施形態に限定されない。
液晶パネル100Bの具体的な構成は、適宜に変更可能である。例えば、図示されたブラックマトリクス143、着色層144、スペーサ200Bの具体的な形状や配置は、一例を示すに過ぎず、上記の実施形態に限定されない。また、上記では液晶パネル100Bの構造、液晶パネル100Bの製造方法について、本発明の実施に必要な事項を開示した。上記に開示される以外の事項においては、公知の技術が適宜に参酌される。
100、100A、100B 液晶パネル
120 アレイ基板
121 透明基板
122 TFT素子
140、140A、140B カラーフィルタ基板
141 透明基板
142 開口部
143 ブラックマトリクス
143a 開口部を区画する枠
143b TFT素子に対向する部位
144 着色層
144a 着色層の縁
145 透明導電膜
146 配向膜
160 液晶
180 異物
181 ブラックマトリクスの縁部
200A、200B スペーサ
210 リブ
220 スペーサ(ギャップ形成用スペーサ)
S 隙間

Claims (5)

  1. マトリクス状に形成された複数の画素毎にTFT素子を備えたアレイ基板と、前記アレイ基板に対向して配置されたカラーフィルタ基板と、前記カラーフィルタ基板の前記アレイ基板に対向する面に形成された配向膜と、
    を備え、
    前記カラーフィルタ基板は、
    前記複数の画素毎に光が透過する開口部を区画する枠と、前記アレイ基板のTFT素子に対向する部位とに形成されたブラックマトリクスと、
    前記ブラックマトリクスで区画された開口部に形成された着色層と、
    前記TFT素子に対向する部位において、前記ブラックマトリクスの上に配置された絶縁性のスペーサと、
    を備え、
    前記ブラックマトリクスの上において、前記スペーサと前記着色層との間に配向膜を形成する樹脂材料が通る隙間が形成されている、液晶パネル。
  2. 前記着色層と前記スペーサとの隙間が5μm以上である、請求項1に記載の液晶パネル。
  3. 前記着色層は、ブラックマトリクスの縁部に盛り上がっている、請求項1又は2に記載の液晶パネル。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載された液晶パネルを備えた液晶表示装置。
  5. マトリクス状に形成された複数の画素毎にTFT素子を備えたアレイ基板と、前記アレイ基板に対向して配置されたカラーフィルタ基板とを備えた液晶パネルの製造方法であって、
    前記カラーフィルタ基板の基材となる透明基板の上に、前記複数の画素毎に光が透過する開口部を区画する枠と、アレイ基板のTFT素子に対向する部位とにブラックマトリクスを形成するブラックマトリクス形成工程と、
    前記ブラックマトリクスで区画された開口部に着色層を形成する着色層形成工程と、
    前記着色層との間に隙間を空けて、前記ブラックマトリクスのTFT素子に対向した部位に絶縁性のスペーサを形成する工程と、
    前記スペーサが形成された後で、前記カラーフィルタ基板の表面に配向膜を形成する樹脂材料を供給する工程と、
    を含む、液晶パネルの製造方法。
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