JP2010178818A - Laser puncture instrument and blood test device using the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、レーザ穿刺装置とこれを用いた血液検査装置に関するものである。 The present invention relates to a laser puncture apparatus and a blood test apparatus using the same.
糖尿病患者は、定期的に血糖値を測定し、その血糖値に基づいてインスリンを注射し、血糖値を正常に保つ必要がある。そのため患者は、指先等から少量の血液を採取しなければならない。この血液を採取するにあたり穿刺装置が必要となる。 A diabetic patient needs to regularly measure a blood glucose level, inject insulin based on the blood glucose level, and keep the blood glucose level normal. Therefore, the patient must collect a small amount of blood from the fingertip. In order to collect this blood, a puncture device is required.
以下、従来のレーザ穿刺装置を含む血液検査装置(穿刺装置の一例)について説明する。従来のレーザ穿刺装置1は図16に示すように、略直方体形状をするとともに一方に突出部2aを有する筐体2と、この筐体2と突出部2aに渡って装着されたレーザ穿刺ユニット3と、このレーザ穿刺ユニット3に対向するとともに突出部2aに装着された指当て部4と、筐体2の他方側に装着される電池5と、この電池5に隣接する電気回路部6とで構成されていた。
Hereinafter, a blood test apparatus (an example of a puncture apparatus) including a conventional laser puncture apparatus will be described. As shown in FIG. 16, a conventional
レーザ穿刺ユニット3はレーザロッド3cとフラッシュランプ3dで構成され、レーザ穿刺時にはフラッシュランプ3dが発光し、発光した励起光はレーザロッド3cに取り込まれる。これにより励起したEr分子が安定状態に戻るときの発光が、レーザロッド3cの間で誘導放出により増幅されて、その一部が端面を通過して放出される。その結果、レーザ穿刺ユニット3からレーザ光3bが出射される。
The
以上のように構成されたレーザ穿刺装置1の使用方法を図17に基づいて説明する。先ず、レーザ穿刺装置1を右手7aで握る。そして、指当て部4を左手7bの皮膚9に当接させる。この状態で穿刺ボタン3aを右手7aの中指8cで押下する。レーザ穿刺装置1からはレーザ光3b(図16参照)が発射され皮膚9を穿刺する。皮膚9からは血液10が滲出する。
The usage method of the
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
しかしながら、このような従来のレーザ穿刺装置1では、レーザ穿刺を行う場合に、電池5からレーザ穿刺ユニット3内に装着されているフラッシュランプ3dへ直接電圧の供給を行うと、電池では印加する電圧が小さくフラッシュランプ3dを発光させるには不十分である。従って、電気回路部6で、あらかじめ電圧を高めた後にフラッシュランプ3dへ供給する必要があった。
However, in such a conventional
ここで、電圧を高める手段として一般的には電気回路部6に電気的に接続されたコンデンサ(図示せず)が用いられるが、電池5と電気回路部6を隣接して配置すると、電気回路部6へ接続されるコンデンサの端子(図示せず)と電池5との距離が近くなり、コンデンサ端子と電池5との間でスパークする危険性がある。
Here, generally, a capacitor (not shown) electrically connected to the electric circuit unit 6 is used as means for increasing the voltage. However, if the
そこで本発明は、このような問題を解決したもので、コンデンサ端子と電池間でのスパークを避け、確実に穿刺動作が可能なレーザ穿刺装置を提供することを目的としたものである。 Therefore, the present invention has been made to solve such problems, and an object of the present invention is to provide a laser puncture device that can avoid a spark between a capacitor terminal and a battery and can reliably perform a puncture operation.
この目的を達成するために本発明のレーザ穿刺装置は、筐体と、この筐体内部に配置したレーザ穿刺ユニットと、前記レーザ穿刺ユニットを挟むように配置したコンデンサ及び電池と、を備えたレーザ穿刺装置を備えたものである。これにより、所期の目的を達成することができる。 In order to achieve this object, a laser puncture apparatus according to the present invention includes a housing, a laser puncture unit disposed inside the housing, and a capacitor and a battery disposed so as to sandwich the laser puncture unit. A puncture device is provided. Thereby, the intended purpose can be achieved.
以上のように本発明によれば、筐体と、この筐体内部に配置したレーザ穿刺ユニットと、前記レーザ穿刺ユニットを挟むように配置したコンデンサ及び電池と、を備えたレーザ穿刺装置であり、このようにコンデンサと電池とを配置することにより、コンデンサの端子と電池との距離が少なくともレーザ穿刺ユニットの分だけは離れることになる。従って、電池と高電圧を扱うコンデンサの端子との距離が離れ、電池とコンデンサの端子間でのスパークを避けることができる。 As described above, according to the present invention, there is provided a laser puncture device including a housing, a laser puncture unit disposed inside the housing, and a capacitor and a battery disposed so as to sandwich the laser puncture unit. By disposing the capacitor and the battery in this way, the distance between the capacitor terminal and the battery is separated by at least the laser puncture unit. Therefore, the distance between the battery and the terminal of the capacitor that handles high voltage is increased, and sparking between the battery and the capacitor terminal can be avoided.
また、重量の大きいコンデンサが筐体の一方側に配置されるとともに、もう一つの重量の大きい電池が筐体の他方側に配置されることになる。このように配置することにより、重量の中心が筐体の略中央となる。従って、レストラン等での食後の血糖値測定において、人に見られないようにテーブルの下等で穿刺を行う場合、重心が筐体の略中央になり安定した状態で保持して操作を行うことができる。 In addition, a heavy capacitor is disposed on one side of the housing, and another heavy battery is disposed on the other side of the housing. By arranging in this way, the center of weight becomes substantially the center of the housing. Therefore, in blood glucose measurement after meals at restaurants, etc., when performing puncture under a table or the like so as not to be seen by humans, the center of gravity should be approximately in the center of the housing and be operated in a stable state. Can do.
更に、筐体内に電池、コンデンサおよびレーザ穿刺ユニットの主要部品を効率良く並列に配置することができるので、小型化が可能となる。 Furthermore, since the main components of the battery, the capacitor, and the laser puncture unit can be efficiently arranged in parallel in the housing, the size can be reduced.
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1におけるレーザ穿刺装置11の断面図である。図1において、12は直方体形状をした筐体12であり、この筐体12の一方12a側には大容量のコンデンサ13(13a、13b)を構成要素に含む高電圧発生回路14(図5参照)が装着されている。また、他方12b側には電池15が着脱自在に挿入されている。そして、この電池15とコンデンサ13との間には、レーザ穿刺ユニット16が装着されている。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a cross-sectional view of
筐体12の長手方向の一方の側面12cには、指当て部17が設けられている。この指当て部17はレーザ穿刺ユニット16から照射されるレーザ光の照射軸を遮るように配置されている。また、他方の側面12dの12a側の角部(図1においては、右上)には、レーザ穿刺ユニット16に駆動指令を発する穿刺ボタン16aが配置されている。この筐体12は片手で握ることができる大きさ(図4参照)としている。
A
筐体1内の電池15が装着されている12b側(図1においては、下側)には、電池15の充電用の端子15aが設けられており、充電時にはレーザ穿刺装置11をクレイドル(図示せず)に置くことにより、端子15aとクレイドルの端子とが接触し充電が行われる。
A terminal 15a for charging the
また、指当て部17を囲うようにレーザカバー18が設けられている。このレーザカバー18は、摺動可能に設けられており、レーザカバーの「開」を検知して高電圧発生回路14に電源を供給する電源スイッチ(図示せず)が設けられている。
A
以上説明したように、レーザ穿刺ユニット16を挟んでコンデンサ13と電池15とが配置されることになり、コンデンサ13のプラス側の端子13cと電池15との距離が、少なくともレーザ穿刺ユニット16の分だけ離れることになる。従って、高電圧が露出したコンデンサ13の端子13c、13dと低電圧の電池15との距離が少なくともレーザ穿刺ユニット16の分だけ離れることになり、電池15とコンデンサ13の端子13c、或いは電池15と端子13d間でスパークを避けることができる。
As described above, the
また、重量の大きいコンデンサ13が直方体をした筐体12の一方12a側に配置されるとともに、もう一つの重量の大きい電池15が直方体をした筐体12の他方12b側に配置されており、重量の中心が直方体形状をした筐体12の略中央となる。従って、重心が筐体12の略中央になりレーザ穿刺動作時において安定した操作を行うことができる。
A
更に、筐体12内に主要部品を構成するコンデンサ13、レーザ穿刺ユニット16、電池15を効率良く並列に配置することができるので、レーザ穿刺装置11の小型化が可能となる。更にまた、コンデンサ13は、サイズの大きい大容量のコンデンサ1個ではなく、小容量のコンデンサ13a、13bの合成容量で大容量のコンデンサ13を実現しているので、薄型化が可能となる。
Furthermore, since the
図2は、レーザカバー18を閉じた状態におけるレーザ穿刺装置11の斜視図である。レーザカバー18は閉じられているので、指当て部17はレーザカバー18により覆われている。このレーザカバー18が設けられているので、レーザ光16b(図5参照)が筐体12外へ放射されることはなく安全である。また、レーザカバー18が閉じられることにより小型となり、携帯に便利なものとなる。20は、筐体12に設けられた操作部であり、レーザ穿刺ユニット16による穿刺深さ(レーザ出力)等を調整するものである。
FIG. 2 is a perspective view of the
図3は、レーザカバー18を引き出した状態におけるレーザ穿刺装置11の斜視図である。レーザカバー18が引き出されているので、指当て部17が露出して現われる。レーザカバー18を引き出すことにより電源スイッチ19(図5参照)がオンとなり、高電圧発生回路14に電源が供給される。また、このレーザカバー18を閉じると、電源スイッチ19はオフとなり、高電圧発生回路14の電源はオフされる。このように、電源はレーザカバー18の開閉に連動してオン・オフされるので、操作が容易であるとともに電池を無駄に消耗することはない。
FIG. 3 is a perspective view of the
図4は、レーザカバー18を引き出してレーザ穿刺装置11を右手7aで握った状態における正面図である。レーザカバー18が引き出されることにより、レーザカバー18と指当て部17との間に空間18aが生ずる。この空間18aに薬指8dを挿入して、この薬指8dを指当て部17に当接させる。そして、親指8aで穿刺ボタン16aを押下する。穿刺ボタン16aを押下することにより、レーザ光(図5参照)が放射され薬指8dが穿刺される。このように片手でレーザ穿刺装置11を握った状態で、穿刺ボタン16aの押下と、当接した皮膚から血液の採血の双方を行うことができる。従って、人の視線を意識することなくテーブルの下等で容易に操作することができる。
FIG. 4 is a front view showing a state in which the
なお、レーザ穿刺装置11を握る手は右手7aである必要はなく、左手であっても良い。また、穿刺する指8は薬指8dである必要はなく、他の指8であっても良い。要するに左右の手のどの指でも採血が可能である。
Note that the hand holding the
図5は、レーザ穿刺ユニット16と、このレーザ穿刺ユニット16に高電圧を供給する高電圧発生回路14のブロック図である。高電圧発生回路14は、電池15から電源スイッチ19を介して接続された昇圧回路14aと、この昇圧回路14aの出力に接続されたコンデンサ13(13a、13b)と、このコンデンサ13のプラス端子13cに接続されたトリガスイッチ14bと、このトリガスイッチ14bの出力に接続されたトリガ回路14cとで構成されている。大容量を必要とするコンデンサ13は形状が大型となるため、ンデンサ13aとコンデンサ13bの並列接続による合成容量で大容量を実現している。
FIG. 5 is a block diagram of the
また、コンデンサ13の両端子13c、13dは、レーザ穿刺ユニット16を構成する発光ランプ16cの両電極に接続されている。また、トリガ回路14cの出力は発光ランプ16cのトリガ電極に接続されている。
Further, both
コンデンサ13は、静電容量270μFで耐圧350Vのものを2個並列に用い、440μFの静電容量を持つ大容量のコンデンサ13を実現している。トリガスイッチ14bにはIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)を用いている。このトリガスイッチ14bは、穿刺ボタン16aの出力でオンされる。
Two
レーザ穿刺ユニット16は、フラッシュランプ16cと、このフラッシュランプ16cの近傍に設けられるとともにEr:YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)で形成されたレーザロッド16dと、このレーザロッド16dの前方に設けられたレンズ16eとで構成されている。また、レーザロッド16dの後方には全反射鏡16fが装着されるとともに前方には部分透過鏡16gが装着されている。そして、これらフラッシュランプ16cとレーザロッド16dは、内面が鏡面で形成されるとともに断面が楕円形をしたカバー(図示せず)で覆われている。このカバーの楕円の焦点位置に、フラッシュランプ16cとレーザロッド16dが夫々配置されている。これは、フラッシュランプ16cから放射される光を効率良くレーザロッド16dに供給するためである。また、カバーとレンズ16eは樹脂製の筐体(図示せず)で位置決めされている。
The
次に、高電圧発生回路14とレーザ穿刺ユニット16の動作を説明する。電池15から供給された電圧は、電源スイッチ19を介して昇圧回路14aに供給され、この昇圧回路14aで昇圧されてコンデンサ13を充電する。この充電電圧は操作部20から昇圧回路14aの制御が可能であり、この充電電圧の制御でレーザ出力を制御することができ、穿刺深さの調整可能となる。コンデンサ13に充電された電圧はフラッシュランプ16cの両電極に供給される。この電圧が予め定められた電圧(300V以上)まで昇圧された後、穿刺ボタン16aの押下によりトリガスイッチ14bを介してトリガ回路14cが働き、フラッシュランプ16cが発光する。フラッシュランプ16cの発光により、レーザロッド16d内のEr:YAGが励起されてレーザ光が発生する。このレーザ光は、全反射鏡16fと部分透過鏡16g内を往復するうちに増幅され、その一部は部分透過鏡16gを透過してレーザロッド16d外へ出力される。レーザロッド16d外へ出力されたレーザ光16bは、レンズ16eと指当て部17を一直線に通過して皮膚9を穿刺する。穿刺された皮膚9からは血液10が滲出する。
Next, operations of the high
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2における血液検査装置25の断面図である。実施の形態2において、実施の形態1と同じ物については同符号を付し、説明を簡略化している。
(Embodiment 2)
FIG. 6 is a cross-sectional view of
実施の形態2における血液検査装置25は、レーザ穿刺装置で採取した血液をその場で血液センサ30(図10〜図12参照)に取り込んで血糖値を算出するものである。従って、一回の動作(ワンステップ動作)で血液の採取から血糖値の算出まで行うことができるものである。
図6において、26は直方体形状をした筐体(実施の形態1における筐体12に該当)であり、この筐体26の一方26a側には電気回路部27が装着されている。この電気回路部27には、大容量のコンデンサ13(13a、13b)を構成要素に含む高電圧発生回路14(図5参照)と、測定回路部28(図13参照)が含まれている。また、他方26b側には電池15が着脱自在に挿入されている。そして、この電池15とコンデンサ13との間に、レーザ穿刺ユニット16が装着されている。また、筐体26の一方26aには表示部29が装着されている。
In FIG. 6,
筐体26の長手方向の一方の側面26cには、指当て部23(実施の形態1における指当て部17に該当)が設けられている。この指当て部23はレーザ穿刺ユニット16対応して設けられている。この指当て部23とレーザ穿刺ユニット16との間には、血液センサ30(図10〜図12参照)が配されており、血液センサ30は筐体26に回動自在に取り付けられたセンサコネクタ47に挿抜自在に装着されている。指当て部23を囲うようにレーザカバー18が設けられている。このレーザカバー18は、摺動可能に設けられており、レーザカバー18の「開」を検知して電気回路部27へ電力を供給する電源スイッチ(図示せず)が設けられている。
A finger pad 23 (corresponding to the
また、筐体26の他方の側面26dの上方角には、レーザ穿刺ユニット16に駆動指令を発する穿刺ボタン16aが配置されている。この筐体26は手で握ることができる大きさ(図9参照)のものである。
In addition, a puncture button 16 a that issues a drive command to the
以上説明したように、本実施の形態における血液検査装置25は、血液センサ30と測定回路部28を有しているので、一回の動作で血液10(図15参照)の採取から血糖値の算出までできる特徴に加えて、レーザ穿刺装置と同様の特徴を有するものである。
As described above, the
図7は、レーザカバー18を閉じた状態における血液検査装置25の正面図であり、図8は、レーザカバー18を引き出した状態における血液検査装置25の斜視図である。レーザカバー18と筐体26との間には、指当て部23と、血液センサ30を装着するセンサコネクタ47とが回動自在に装着されている。
FIG. 7 is a front view of
24は操作部であり、この操作部24は、穿刺深さ(レーザ出力)の調整やメモリに格納された血糖値のデータ等を表示部29に表示させる操作を行うものである。
図9は、レーザカバー18を引き出して血液検査装置25を右手7aで握った状態における断面図である。親指8aで穿刺ボタン16aを押下することにより、レーザ穿刺ユニット16からレーザ光16b(図13参照)が照射される。このレーザ光16bは、血液センサ30に形成された貯留部34(図10〜図12参照)と指当て部23に形成された孔23aを介して一直線上に進行し、薬指8dの皮膚9(図15参照)を穿刺する。穿刺された皮膚9からは血液10(図15参照)が滲出する。この血液10は血液センサ30へ直接取り込まれる。従って、滲出した血液10を無駄にする量は少ないばかりか、他の場所への血液による汚染も少なく衛生的にできる。
FIG. 9 is a cross-sectional view in a state where the
図10は、センサコネクタ47へ挿入する血液センサ30の断面図である。この血液センサ30は、基板31と、スペーサ32と、カバー33の積層となっている。34は、基板31の横幅方向の略中央を貫通して設けられた貯留部である。
FIG. 10 is a cross-sectional view of
35は、この貯留部34に一方の端が連結された血液10の供給路であり、貯留部34に溜められた血液10を毛細管現象で一気に検出部37へ導く路である。また、この供給路35の他方の端は空気孔38へ連結されている。
40は、検出部37上に載置された試薬である。この試薬40は、0.01〜2.0wt%CMC水溶液に、PQQ−GDHを0.1〜5.0U/センサ、フェリシアン化カリウムを10〜200mM、マルチトールを1〜50mM、タウリンを20〜200mM添加して融解させて試薬溶液を調整し、これを基板31に形成された検出部37を構成する検出電極41,43(図11参照)上に滴下し、乾燥させることで形成したものである。
基板31の上面には金、白金、パラジウム等を材料として、スパッタリング法或いは蒸着法により導電層を形成し、これをレーザ加工により検出電極41〜45(図11参照)と、この検出電極41〜45から夫々導出された接続電極41a〜46aが一体的に形成されている。
A conductive layer is formed on the upper surface of the
図11は、血液センサ30の透視平面図である。血液センサ30の一方の端には、接続電極41a〜46aが形成されている。接続電極43aと接続電極46aとの間に、導電体パターンで形成された識別部46が形成されている。
FIG. 11 is a perspective plan view of
供給路35上には、貯留部34側から順に接続電極44aに接続された検出電極44と、接続電極45aに接続された検出電極45と、接続電極43aに接続された検出電極43と、接続電極41aに接続された検出電極41と、接続電極42aに接続された検出電極42が設けられている。また、検出電極41,43上には、試薬40(図10参照)が載置される。接続電極43aと接続電極46a間の電気的な導通があるか無いかで、血液センサ30がセンサコネクタ47に装着されたか否かを識別することができる。
On the
また、識別部46の電気抵抗値を変えることにより、使用する検量線の情報を格納したり、製造情報を格納したりすることが可能となる。従って、これらの情報を用いて、より精密な血液検査を行なうことができる。
Further, by changing the electric resistance value of the
図12は、長方形状をするとともに板体で形成された血液センサ30の斜視図である。30a、30bは、血液センサ30の接続電極41a〜46a側の角を切り欠いて形成された切り欠き部であり、血液センサ30のセンサコネクタ47(図8参照)への挿入を容易にするものである。
FIG. 12 is a perspective view of
以上のように構成されているので、貯留部34に血液10が流入すると、この血液10は供給路35内を毛細管現象で、検出電極45,43、41を順に通過して検出電極42上へ導かれる。血液10が検出電極42へ導かれることにより、検出電極42より手前にある検出部37を構成する検出電極41,43へ十分な血液10が到達していることを検知することができる。この血液10は、試薬40と反応する。その反応結果は接続電極41a、43aに導かれる。
Since it is configured as described above, when the
図13は、電気回路部27とその周辺のブロック図である。電気回路部27は、測定回路部28と高電圧発生回路14とで構成されている。
FIG. 13 is a block diagram of the
図13において、血液センサ30の接続電極41a〜46aは、図8に示すセンサコネクタ47(47a〜47e)を介して切換回路28aに接続されている。この切換回路28aの出力は、電流/電圧変換器28bの入力に接続されている。そして、その出力はアナログ/デジタル変換器(以後、A/D変換器という)28cを介して演算部28dの入力に接続されている。この演算部28dの出力は、液晶で形成された表示部29と送信部28eに接続されている。また、切換回路28aには基準電圧源28fが接続されている。
In FIG. 13, connection electrodes 41a to 46a of
28gは制御部であり、この制御部28gの出力は、レーザ穿刺ユニット16に接続された高電圧発生回路14と、切換回路28aの制御端子と、演算部28dと、送信部28eとに接続されている。また、制御部28gの入力には、穿刺ボタン16aと、操作部24と、タイマ28kと、コネクタ47a(但し共用して使用している)と、コネクタ47fが接続されている。
28g is a control unit, and the output of the
先ず、血糖値の測定について説明する。穿刺ボタン16aを押下すると、制御部28gは高電圧発生回路14のトリガスイッチ14b(図5参照)をオンする。トリガスイッチ14bがオンされると、レーザ穿刺ユニット16からレーザ光16bが発射され皮膚9を穿刺する。皮膚9の穿刺により皮膚9からは血液10が滲出する。そして、この滲出した血液10の測定を行う。
First, measurement of blood glucose level will be described. When the puncture button 16a is pressed, the
測定動作では、先ず、血液10が全ての検出電極41〜45へ流入しているか否かを検知する。即ち、切換回路28aを切換えて、検出電極41を電流/電圧変換器28bに接続する。また、血液10の流入を検知するための検知極となる検出電極42を基準電圧源28fに接続する。そして、検出電極41及び検出電極42間に一定の電圧を印加する(電圧印加手段)。
In the measurement operation, first, it is detected whether or not the
この状態において、血液10が流入すると、検出電極41,42間に電流(応答電流ともいう)が流れる。この電流は、電流/電圧変換器28bによって電圧に変換され、その電圧値はA/D変換器28cによってデジタル値に変換される。そして、演算部28dに向かって出力される。演算部28dはそのデジタル値に基づいて血液10が十分に流入したことを検出する。
In this state, when
次に、血液成分であるグルコースの測定が行なわれる。グルコース成分量の測定は、先ず、制御部28gの指令により、切換回路28aを切換えて、グルコース成分量の測定のための作用極となる検出電極41を電流/電圧変換器28bに接続する。また、グルコース成分量の測定のための対極となる検出電極43を基準電圧源28fに接続する。
Next, glucose, which is a blood component, is measured. In the measurement of the glucose component amount, first, the switching circuit 28a is switched by a command from the
そうすると、検出電極41,43間に電流(応答電流ともいう)が流れる。この電流は電流/電圧変換器28bによって電圧に変換され、その電圧値はA/D変換器28cによってデジタル値に変換される。そして、演算部28dに向かって出力される。演算部28dではそのデジタル値を基にグルコース成分量に換算する。
Then, a current (also referred to as response current) flows between the
グルコース成分量の測定後、Hct値の測定が行なわれる。Hct値の測定は次のように行なわれる。先ず、制御部28gからの指令により切換回路28aを切換える。そして、Hct値の測定のための作用極となる検出電極45を電流/電圧変換器28bに接続する。また、Hct値の測定のための対極となる検出電極41を基準電圧源28fに接続する。
After the measurement of the glucose component amount, the Hct value is measured. The Hct value is measured as follows. First, the switching circuit 28a is switched by a command from the
次に、制御部28gの指令により、電流/電圧変換器28b及び基準電圧源28fから検出電極45と41間に一定の電圧を印加する(電圧印加手段)。検出電極45と41間に流れる電流(応答電流ともいう)は、電流/電圧変換器28bによって電圧に変換され、その電圧値はA/D変換器28cによってデジタル値に変換される。そして演算部28dに向かって出力される。演算部28dはそのデジタル値に基づいてHct値に換算する。
Next, a constant voltage is applied between the
この測定で得られたHct値とグルコース成分量を用い、予め求めておいた検量線または検量線テーブルを参照して、グルコース成分量をHct値で補正し、その補正された結果を表示部29に表示する。何れの検量線または検量線テーブルを用いるかは、血液センサ30内の識別部46に基づいて決定する。
Using the Hct value and the glucose component amount obtained by this measurement, the glucose component amount is corrected with the Hct value by referring to a calibration curve or a calibration curve table obtained in advance, and the corrected result is displayed on the
以上、グルコースの測定を例に説明したが、血液センサ30の試薬40を交換して、グルコースの測定の他に乳酸値やコレステロールの血液成分の測定にも適用できる。
As described above, the measurement of glucose has been described as an example. However, the
図14は、血液検査装置25(図6参照)を用いた血液検査の動作フローチャートである。先ず、ステップ51において、レーザカバー18(図7参照)をスライドさせて開く。このレーザカバー18の「開」により、電源がオンされる。次に、ステップ52へ移行する。ステップ52では、指当て部23(図8参照)とセンサコネクタ47(図8参照)を回動させて開く。そして、センサコネクタ47へ血液センサ30(図8参照)を挿入する。血液センサ30の挿入検知は、識別部46(図11、図12参照)の導通で行う。次に、ステップ53へ移行する。ステップ53では、指当て部23とセンサコネクタ47を回動させて元の位置に戻す。そして、空間18a(図9参照)に薬指8dを挿入して指当て部23に当接させる。
FIG. 14 is an operation flowchart of a blood test using the blood test apparatus 25 (see FIG. 6). First, in
次に、ステップ54へ移行する。ステップ54では、穿刺ボタン16a(図9参照)を親指8a(図9参照)で押下する。穿刺ボタン16aの押下によりレーザ光16b(図13参照)が発射され、薬指8d(図9参照)を穿刺する。穿刺された薬指8d(図9参照)からは血液10(図5参照)が滲出する。滲出した血液10(図5参照)は血液センサ30(図11参照)に取り込まれる。
Next, the process proceeds to step 54. In
次に、ステップ55へ移行する。ステップ55では、血液センサ30(図11参照)に取り込まれた血液10(図5参照)は、試薬40(図10参照)と化学反応する。この反応の結果は、測定回路部28(図13参照)で演算され血糖値が求められる。そして、その結果は、表示部29(図13参照)に表示される。なお、血液センサ30(図11参照)の検出電極42に血液10が到達したら、その旨を表示部29(図13参照)に表示する。この表示がされたらステップ56へ移行して良い。ステップ56では、薬指8dを指当て部23から外すとともに、指当て部23とセンサコネクタ47(図8参照)を回動させて開き、血液センサ30を抜き取って廃棄する。そして、センサコネクタ47と指当て部23は元の状態に戻して、ステップ57へ移行する。ステップ57では、レーザカバー18を閉じる。レーザカバー18を閉じることにより、電源がオフされる。
Next, the process proceeds to step 55. In
なお、このとき血糖値の演算結果はメモリに格納される。若し、電源がオフされる時点において未だメモリに血糖値のデータが格納されていない場合は、これらの動作の終了を待って電源をオフする。また、必要に応じ操作部24(図13参照)を用いて、血糖値のデータを表示部29(図13参照)へ表示したり、穿刺深さ(レーザ出力)の調整を行ったりすることができる。 At this time, the calculation result of the blood glucose level is stored in the memory. If the blood glucose level data is not yet stored in the memory when the power is turned off, the power is turned off after the end of these operations. Further, the blood glucose level data may be displayed on the display unit 29 (see FIG. 13) or the puncture depth (laser output) may be adjusted using the operation unit 24 (see FIG. 13) as necessary. it can.
(実施の形態3)
図15は、実施の形態3における血液検査装置60の断面図である。実施の形態3において、実施の形態1および実施の形態2と同じ物については同符号を付し、説明を簡略化している。
(Embodiment 3)
FIG. 15 is a cross-sectional view of
図15において、61は直方体形状をした筐体(実施の形態1における筐体12、実施の形態2における筐体26に該当)であり、この筐体61の一方61a側には測定回路部62が装着されており、測定回路部62と対向する位置に電池15が着脱自在に挿入されている。また、他方61b側には、大容量のコンデンサ13を構成要素に含む高電圧発生回路14(図5参照)が含まれている。そして、この電池15とコンデンサ13との間に、レーザ穿刺ユニット16が装着されている。また、筐体61の一方61aには表示部29が装着されている。
In FIG. 15,
以上説明したように、本実施の形態における血液検査装置60の測定回路部62は、コンデンサ13及びレーザ穿刺ユニット16のそれぞれと重なる位置に配置されない。従って、コンデンサ13及び高電圧発生回路14と、測定回路62との距離が離れているので、測定回路62は、コンデンサ13からレーザ穿刺ユニット16へ高電圧を印加した際に発生するノイズの影響を低減することができる。
As described above, the
本発明にかかるレーザ穿刺装置は、コンデンサ端子と電池間でのスパークを避け、確実に穿刺動作を行うことができるので、血液の採取に使用するレーザ穿刺装置や、血液の性質を検査する血液検査装置に適用できる。 The laser puncture device according to the present invention avoids sparking between the capacitor terminal and the battery, and can reliably perform the puncture operation. Therefore, the laser puncture device used for blood collection or a blood test for examining blood properties Applicable to equipment.
11 レーザ穿刺装置
12 筐体
12a 一方
12b 他方
13a コンデンサ
13b コンデンサ
14 高電圧発生回路
15 電池
16 レーザ穿刺ユニット
DESCRIPTION OF
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JP2009023457A JP2010178818A (en) | 2009-02-04 | 2009-02-04 | Laser puncture instrument and blood test device using the same |
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- 2009-02-04 JP JP2009023457A patent/JP2010178818A/en active Pending
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