JP2010177245A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い表面処理能力を発揮することを可能とする。
【解決手段】処理室と、前記処理室内の基板の縁の外側でのガスの流れを制限する制限手段と、活性化室と、前記活性化室及び処理室にガスを供給するガス供給手段と、前記活性化室に供給されたガスを活性化させる活性化手段と、前記活性化室及び前記処理室内に磁場を形成する磁場形成手段と、前記磁場の作用を与えられた前記イオン、前記電子を含む電荷を持った粒子が前記処理室に供給されるのを制限する抑制手段と、前記処理室の粒子及び前記ガスを吸気するための吸気室とを有し、前記活性化室から処理室に供給されたラジカルを含む粒子と、処理室に供給された前記ガスとを反応させて生成されたラジカル、イオン、電子、分子、及び原子を含む粒子を、前記基板と反応させて前記基板を処理する。
【選択図】 図1

Description

本発明は基板処理装置、特にラジカルを用いて基板を処理する基板処理装置に関する。
従来、ウエハなどの基板に対して表面処理を施す半導体処理装置においては、処理面の均一性と処理の速さとを同時に高めるために、処理室の上部または側部に配置したプラズマ源を用いて、反応ガスを活性化させてラジカルを生成し、このラジカルと基板を相互作用させて基板を処理する方式が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−59527号公報
しかしながら、上述した従来の装置だと、プラズマ源で生成したラジカルを処理室に導入し、導入したラジカルで基板を処理するようにしているので、ウエハに供給される前にラジカルが失活し、ウエハ上で反応に寄与するラジカルの量が著しく減少してしまうという現象が回避できなかった。このため、処理面の均一性と処理の速さとを同時に高めることが困難となり、スループットの向上に限界があった。
また、複数の基板を同時に処理するバッチ処理が可能な縦型装置へ拡張するためには、通常のプラズマ源を、基板の数に応じて複数配置しただけでは、高い表面処理性能を確保しつつその限界を克服することは困難であった。
本発明の目的は、上述した従来技術の問題点を解消して、高い表面処理能力を発揮することが可能な基板処理装置を提供することにある。
本発明の一実施の態様によれば、少なくとも1枚の基板を収容する処理室と、前記処理室内の基板の縁の外側でのガスの流れを制限する制限手段と、活性化室と、前記活性化室及び前記処理室にガスを供給するガス供給手段と、前記活性化室に供給されたガスを活性化させてラジカル、イオン、電子を含む粒子を生成する活性化手段と、前記活性化室及び前記処理室内の電荷を持った粒子に作用を与えるための磁場を形成する磁場形成手段と、前記磁場の作用を与えられた前記イオン、前記電子を含む電荷を持った粒子が前記処理室に供給されるのを制限し、前記ラジカル、前記反応ガス中の成分を含む電荷を持たない粒子が前記処理室に供給されるのを許容する抑制手段と、前記処理室の粒子を吸気するための吸気室とを有し、前記活性化室から前記処理室に供給されたラジカルを含む粒子と、前記処理室に供給された前記ガスとを反応させて生成されたラジカル、イオン、電子、分子、及び原子を含む粒子を、前記基板、前記基板に堆積した固体と反応させて基板を処理する基板処理装置が提供される。
本発明によれば、基板に対し高い表面処理能力を発揮することが出来る。
本発明の一実施形態に係る処理炉を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る処理炉を示す横断面図である。 本発明の一実施形態に係る処理炉の図2に示すU字型アンテナを通る部分側断面図である。 本発明の一実施形態に係る処理装置の斜透視図である。 本発明の一実施の形態に係る処理装置の側面透視図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。
実施の形態の基板処理装置は、少なくとも1枚の基板を収容する処理室と、前記処理室内の基板の縁の外側でのガスの流れを制限する制限手段と、活性化室と、前記活性化室及び前記処理室にガスを供給するガス供給手段と、前記活性化室に供給されたガスを活性化させてラジカル、イオン、電子を含む粒子を生成する活性化手段と、を有する。活性化手段としては、誘導結合プラズマ源(ICP源)が好ましい。ICP源を介してラジカルを生成し、プラズマの処理室への進入を制限しながら、ラジカルだけをウエハ上、又はウエハ間に供給する。
更に、活性化室及び前記処理室内の電荷を持った粒子に作用を与えるための磁場を形成する磁場形成手段と、前記磁場の作用を与えられた前記イオン、前記電子を含む電荷を持った粒子が前記処理室に供給されるのを制限し、前記ラジカルを含む電荷を持たない粒子が前記処理室に供給されるのを許容する抑制手段と、を有する。抑制手段は、グリッド(格子)とすることができる。抑制手段でプラズマの進入を制限しながらラジカルだけをウエハ間に供給することができる。
さらに処理室の粒子及び前記ガスを吸気するための吸気室を有する。例えば、ガス供給を行う多孔ノズルとガスの吸気を行う吸気室を、基板の近傍に配置することで、一枚の基板上、またはウエハ間で反応ガスのサイドフロー(クロスフローともいう)注入が可能となる。これにより、前記活性化室から前記処理室に供給されたラジカルを含む粒子と、前記処理室に供給された前記ガスとを反応させて生成されたラジカル、イオン、電子、分子、及び原子を含む粒子を、前記基板、または前記基板に堆積した固体と反応させて、前記基板を処理することができる。
上記サイドフローとは、基板の一側からガスを供給し、基板の他側からガスを吸い込むことで、ガスが基板表面と平行に流れるガス流れをいう。
このように、本発明の実施の形態の基板処理装置は、活性化室から処理室に進入したラジカルと、処理室に供給されたガスとの間で生じる反応を利用することで、成膜などの基板処理に寄与できるラジカル、イオン、電子、分子、及び原子を含む粒子を生成し、一の基板、好ましくは複数の基板に対して成膜などの表面処理を施すものである。ラジカルと反応ガスとの間で生じる反応には、例えば、希ガスなどからなる長寿命のラジカルとガスとの間で生じる、解離や電子励起やペニングイオン化や解離性イオン化などの反応が含まれる。
本発明の実施の形態は、ウエハなどの基板に対して、上記の反応により活性化された反応ガスの作用により、成膜、アッシング、エッチングなどといった表面処理を実施することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を具体的に説明する。
本発明を実施するための形態において、基板処理装置は、一例として、半導体装置(IC)の製造方法における処理工程を実施する半導体製造装置として構成されている。尚、
以下の説明では、基板処理装置として基板に酸化、拡散処理やCVD処理などを行なう縦型の装置(以下、単に処理装置という)を適用した場合について述べる。図4は、本発明に適用される処理装置の斜透視図として示されている。また、図5は図4に示す処理装置の側面透視図である。
図4および図5に示されているように、シリコン等からなるウエハ(基板)200を収納したウエハキャリアとしてフープ(基板収容器。以下ポッドという。)110が使用されている本発明の処理装置100は、筐体111を備えている。筐体111の正面壁111aの正面前方部にはメンテナンス可能なように設けられた開口部としての正面メンテナンス口103が開設され、この正面メンテナンス口103を開閉する正面メンテナンス扉104、104がそれぞれ建て付けられている。
筐体111の正面壁111aにはポッド搬入搬出口(基板収容器搬入搬出口)112が筐体111の内外を連通するように開設されており、ポッド搬入搬出口112はフロントシャッタ(基板収容器搬入搬出口開閉機構)113によって開閉されるようになっている。
ポッド搬入搬出口112の正面前方側にはロードポート(基板収容器受渡し台)114が設置されており、ロードポート114はポッド110を載置されて位置合わせするように構成されている。ポッド110はロードポート114上に工程内搬送装置(図示せず)によって搬入され、かつまた、ロードポート114上から搬出されるようになっている。
筐体111内の前後方向の略中央部における上部には、回転式ポッド棚(基板収容器載置棚)105が設置されており、回転式ポッド棚105は複数個のポッド110を保管するように構成されている。すなわち、回転式ポッド棚105は垂直に立設されて水平面内で間欠回転される支柱116と、支柱116に上中下段の各位置において放射状に支持された複数枚の棚板(基板収容器載置台)117とを備えており、複数枚の棚板117はポッド110を複数個宛それぞれ載置した状態で保持するように構成されている。
筐体111内におけるロードポート114と回転式ポッド棚105との間には、ポッド搬送装置(基板収容器搬送装置)118が設置されており、ポッド搬送装置118は、ポッド110を保持したまま昇降可能なポッドエレベータ(基板収容器昇降機構)118aと搬送機構としてのポッド搬送機構(基板収容器搬送機構)118bとで構成されており、ポッド搬送装置118はポッドエレベータ118aとポッド搬送機構118bとの連続動作により、ロードポート114、回転式ポッド棚105、ポッドオープナ(基板収容器蓋体開閉機構)121との間で、ポッド110を搬送するように構成されている。
筐体111内の前後方向の略中央部における下部には、サブ筐体119が後端にわたって構築されている。サブ筐体119の正面壁119aにはウエハ200をサブ筐体119内に対して搬入搬出するためのウエハ搬入搬出口(基板搬入搬出口)120が一対、垂直方向に上下二段に並べられて開設されており、上下段のウエハ搬入搬出口120、120には一対のポッドオープナ121、121がそれぞれ設置されている。
ポッドオープナ121はポッド110を載置する載置台122、122と、ポッド110のキャップ(蓋体)を着脱するキャップ着脱機構(蓋体着脱機構)123、123とを備えている。ポッドオープナ121は載置台122に載置されたポッド110のキャップをキャップ着脱機構123によって着脱することにより、ポッド110のウエハ出し入れ口を開閉するように構成されている。
サブ筐体119はポッド搬送装置118や回転式ポッド棚105の設置空間から流体的に隔絶された移載室124を構成している。移載室124の前側領域にはウエハ移載機構(基板移載機構)125が設置されており、ウエハ移載機構125は、ウエハ200を水平方向に回転ないし直動可能なウエハ移載装置(基板移載装置)125aおよびウエハ移載装置125aを昇降させるためのウエハ移載装置エレベータ(基板移載装置昇降機構)125bとで構成されている。図4に模式的に示されているようにウエハ移載装置エレベ
ータ125bは、耐圧筐体111右側端部とサブ筐体119の移載室124の前方領域右端部との間に設置されている。これら、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびウエハ移載装置125aの連続動作により、ウエハ移載装置125aのツイーザ(基板保持体)125cをウエハ200の載置部として、ボート(基板保持具)217に対してウエハ200を装填(チャージング)および脱装(ディスチャージング)するように構成されている。
移載室124の後側領域には、ボート217を収容して待機させる待機部126が構成されている。待機部126の上方には、処理炉202が設けられている。処理炉202の下端部は、炉口シャッタ(炉口開閉機構)147により開閉されるように構成されている。
図4に模式的に示されているように、耐圧筐体111右側端部とサブ筐体119の待機部126右端部との間にはボート217を昇降させるためのボートエレベータ(基板保持具昇降機構)115が設置されている。ボートエレベータ115の昇降台に連結された連結具としてのアーム128には蓋体としてのシールキャップ129が水平に据え付けられており、シールキャップ129はボート217を垂直に支持し、処理炉202の下端部を閉塞可能なように構成されている。
ボート217は複数本の保持部材を備えており、複数枚(例えば、50枚〜125枚程度)のウエハ200をその中心を揃えて垂直方向に整列させた状態で、それぞれ水平に保持するように構成されている。
図4に模式的に示されているように移載室124のウエハ移載装置エレベータ125b側およびボートエレベータ115側と反対側である左側端部には、清浄化した雰囲気もしくは不活性ガスであるクリーンエア133を供給するよう供給フアンおよび防塵フィルタで構成されたクリーンユニット134が設置されており、ウエハ移載装置125aとクリーンユニット134との間には、図示はしないが、ウエハの円周方向の位置を整合させる基板整合装置としてのノッチ合わせ装置135が設置されている。
クリーンユニット134から吹き出されたクリーンエア133は、ノッチ合わせ装置135およびウエハ移載装置125a、待機部126にあるボート217に流通された後に、図示しないダクトにより吸い込まれて、筐体111の外部に排気がなされるか、もしくはクリーンユニット134の吸い込み側である一次側(供給側)にまで循環され、再びクリーンユニット134によって、移載室124内に吹き出されるように構成されている。
次に、本発明の処理装置の動作について説明する。
図4および図5に示されているように、ポッド110がロードポート114に供給されると、ポッド搬入搬出口112がフロントシャッタ113によって開放され、ロードポート114の上のポッド110はポッド搬送装置118によって筐体111の内部へポッド搬入搬出口112から搬入される。
搬入されたポッド110は回転式ポッド棚105の指定された棚板117へポッド搬送装置118によって自動的に搬送されて受け渡され、一時的に保管された後、棚板117から一方のポッドオープナ121に搬送されて載置台122に移載されるか、もしくは直接ポッドオープナ121に搬送されて載置台122に移載される。この際、ポッドオープナ121のウエハ搬入搬出口120はキャップ着脱機構123によって閉じられており、移載室124にはクリーンエア133が流通され、充満されている。例えば、移載室124にはクリーンエア133として窒素ガスが充満することにより、酸素濃度が20ppm以下と、筐体111の内部(大気雰囲気)の酸素濃度よりも遥かに低く設定されている。
載置台122に載置されたポッド110はその開口側端面がサブ筐体119の正面壁119aにおけるウエハ搬入搬出口120の開口縁辺部に押し付けられるとともに、そのキ
ャップがキャップ着脱機構123によって取り外され、ウエハ出し入れ口を開放される。
ポッド110がポッドオープナ121によって開放されると、ウエハ200はポッド110からウエハ移載装置125aのツイーザ125cによってウエハ出し入れ口を通じてピックアップされ、ノッチ合わせ装置135にてウエハを整合した後、移載室124の後方にある待機部126へ搬入され、ボート217に装填(チャージング)される。ボート217にウエハ200を受け渡したウエハ移載装置125aはポッド110に戻り、次のウエハ200をボート217に装填する。
この一方(上段または下段)のポッドオープナ121におけるウエハ移載機構125によるウエハのボート217への装填作業中に、他方(下段または上段)のポッドオープナ121には回転式ポッド棚105から別のポッド110がポッド搬送装置118によって搬送されて移載され、ポッドオープナ121によるポッド110の開放作業が同時進行される。
予め指定された枚数のウエハ200がボート217に装填されると、炉口シャッタ147によって閉じられていた処理炉202の下端部が、炉口シャッタ147によって、開放される。続いて、ウエハ200群を保持したボート217はシールキャップ129がボートエレベータ115によって上昇されることにより、処理炉202内へ搬入(ローディング)されていく。
ローディング後は、処理炉202にてウエハ200に任意の処理が実施される。
処理後は、ノッチ合わせ装置135でのウエハの整合工程を除き、概上述の逆の手順で、ウエハ200およびポッド110は筐体111の外部へ払出される。
次に上述した処理炉202について具体的に説明する。
[構成]
図1は、処理炉202の縦断面図、図2は横断面図、図3は図2のU字型アンテナを通る部分側断面図である。
図1に示すように、処理炉202の本体部は、フランジ302、容器本体303、インレットフランジ305、シールキャップ129で主に構成される。容器本体303は、上部と下部が開口した略円筒状のプロセスチューブで構成される。容器本体303の上部開口及び下部開口には上部及び下部の鍔がそれぞれ設けられている。容器本体303の上部開口はフランジ302で気密に閉じられている。容器本体303の下部開口には上部と下部が開口したインレットフランジ305が気密に接続されている。インレットフランジ305の下部開口はシールキャップ129で密閉される。
シールキャップ129には、回転台601、回転台601を回転させる回転軸602、回転軸602を回転させるモータ604が取り付けられている。回転台601の上にボート217が載置される。これにより、モータ604を駆動することでボート217を回転できるようになっている。
ボート217は、複数のウエハ200を縦方向に多段に積載する。ボート217は、支持棒217aと支持台217bとカバー217cとで構成され、すべて絶縁材料(石英、アルミナなど)からなっている。また、例えば最大で50枚のウエハ200を収納するために、各支持棒217aに50ケ所の溝が付けられている。
フランジ302より、ガス供給管が本体部内に挿入されている。ガス供給管は、キャリアガス500を供給するキャリアガス供給管503aと、反応ガス510を供給する反応ガス供給管503bとから構成される。キャリアガス供給管503aには、キャリアガス
供給管503aに沿って、キャリアガスの流量を調整する流量調節器501aと、供給管を開閉するバルブ502aが設けられる。キャリアガス供給管503aのガス導入口504は、本体部内の活性化室301の上方で開口している。これにより、キャリアガス500を活性化室301に供給できるようになっている。
反応ガス供給管503bには、反応ガス供給管503bに沿って、一時的に高圧で前記反応ガスを留めることが可能な高圧室525、反応ガスの流量を調整する流量調節器501b、高圧室525の反応ガスを放出するために高速に開閉することが可能なバルブ502bが設けられる。反応ガス供給管503bは、本体部内で複数の孔が形成された多孔ノズル511に接続されている。多孔ノズル511はボート217の側面に設けられる。多孔ノズル511の複数の孔は、上下に多段に積層された複数のウエハ200の間であって、ウエハ200の表面に沿う方向、例えばウエハ200表面と平行に反応ガスを噴出できるように、隣接する各ウエハ200の間の高さ位置に、上下に並んで等間隔に配列されている。これにより反応ガスを処理室300内に直接供給可能とし、さらに高速の反応ガスを高速で繰り返し供給可能となっている。
上述したキャリアガス供給管503a、流量調節器501a、バルブ502a、反応ガス供給管503b、高圧室525、流量調節器501b、バルブ502b、多孔ノズル511で、ガス供給手段530が構成される。
ガス吸気室307の排気口520は、インレットフランジ305の上部の鍔に設けられている。この排気口520に排気管522が接続されている。排気管522には、排気管522に沿って排気調節バルブ521、排気バルブ523、真空ポンプ524が設けられる。これにより、ガス吸気室307内のガスを吸い込み、排気できるようになっている。
上述した容器本体303は絶縁材料(石英、アルミナなど)から、それ以外のフランジ302、インレットフランジ305、シールキャップ129は主に金属材料(アルミ、ステンレスなど)からそれぞれ構成されている。
本体部は、内部に処理室300、活性化室301、ガス吸気室307を有している。処理室300と活性化室301との間に後述する抑制手段(格子304)が設けられている。
処理室300はウエハ200の収納と処理を行うための空間から成る。処理室300はウエハ200の縁を囲むような形状の壁を有している。処理室300は活性化室301とガス吸気室307の両方と接している。
活性化室301は粒子を活性化させてラジカルやイオンや電子などの粒子を生成させるための空間から成る。活性化室301の空間は、後述するアンテナを取り付けることが可能で、粒子を留められるようになっている。活性化室301は処理室300と接するように配置されている。
ガス吸気室307は処理室300の粒子やガスを吸気するための空間から成る。ガス吸気室307の空間は、粒子やガスを留められるようになっている。粒子やガスを留めるには必要に応じて排気調節バルブ521の開度を調節する。ガス吸気室307は処理室300と接するように配置されている。ガス吸気室307は処理室300よりも低圧にすることで処理室300の粒子やガスを吸気できるようになっている。
図2に示すように、容器本体303の壁の横断面形状は、円形ではなく、くびれ部を2箇所有する略ひょうたん形状をしている。この略ひょうたん形をした容器本体303の壁
は、中央に配置される処理室300を形成する処理室壁303aと、処理室壁303aと連接されて容器本体303の一側に配置される活性化室301を形成する活性化室壁303bと、処理室300を挟んで活性化室301とは反対側に配置される吸気室307を形成する吸気室壁303cとから構成される。
活性化室301と処理室300との間には、電荷を持った粒子が処理室300に供給されるのを抑制し、電荷を持たない粒子が処理室300に供給されるのを許容する抑制手段が設けられる。抑制手段は、例えば、処理室壁303aの円弧が形成する円の円周上に沿って縦配列した格子304から構成することができる。格子304は、活性化室301と処理室300との間に仕切り壁を設け、この仕切り壁に複数のスリットを設けることにより形成することができる。格子304は、絶縁材料(石英、アルミナなど)で構成されている。
なお、多孔ノズル511が活性化室301内に設けられていながら、多孔ノズル511から噴出されるガスが、活性化室301ではなく、処理室300に直接供給されるのは、格子304の開口に多数の孔を合わせてあるからである。
処理室壁303aの形状は、例えばウエハ200の外周の一部(縁)に沿った断面円弧状をしている。活性化室壁303bは、例えば処理室壁303aが描く円の径よりも大きな径の円弧を形成すべく処理室壁303aから外側に大きく膨出した扇形をしている。処理室壁303aと活性化室壁303bとに形成されるくびれ部の間(活性化室の開口)の対向距離は略ウエハ200の径と等しいか、それよりも大きいことが好ましい。吸気室壁303cは、例えば活性化室壁303bよりも小さく外側に膨出した断面略コ字形をしている。処理室300と吸気室307とに形成されるくびれ部の間(吸気室の開口)の対向距離はウエハ200の径より小さく、吸気室307は処理室壁303aの一部を絞り込んだ格好をしている。このような構成により、絞り込んだ吸気室307でガスを吸い込むと、ウエハ200間の側面に配置された吸気室307よりも広がった活性化室301からラジカルを含む電荷を持たない粒子が、多孔ノズル503から反応ガスがウエハ面内にそれぞれ供給される。
なお、容器本体303の壁の断面形状は、活性化室301の開口を吸気室307の開口よりも大きく形成したが、逆に、活性化室301の開口を吸気室307の開口よりも小さく形成してもよい。
また、活性化室301は、容器本体303の壁の一部(円弧状壁)を膨出させることにより形成したが、その円弧状壁を膨出させないでそのまま残し、残した円弧状壁に複数の縦状のスリットを形成することにより格子を設け、この格子を設けた円弧状壁の外側に、活性化室壁を取り付け、この活性化室壁と円弧状壁とで囲まれる活性化室を形成することもできる。
容器本体303には、磁場形成手段が設けられている。磁場形成手段は、活性化室301及び処理室300内の電荷を持った粒子に作用を与えるための磁場を形成する。磁場形成手段は、例えば容器本体303の外周に巻回されたコイル400で構成される。コイル400は、直流またはパルス状の電流が流されて、縦方向磁場を形成するようになっている。
活性化室301には、活性化手段が設けられている。活性化手段は、活性化室301に供給されたキャリアガスを活性化させてラジカル、イオン、電子を含む粒子を生成する。この活性化手段は、図2及び図3に示すように、例えば、誘導結合形プラズマ(ICP:Inductive coupled plasma)源430で構成される。ICP源
430は、金属や炭素からなるU字形のアンテナを有する。ICP源430は、一個でもよいがウエハ200に沿って横並びに複数個設けることが好ましい。図示例では2個設けている。U字形アンテナ402a、402bはそれぞれ絶縁管401a、401bで覆われ、インレットフランジ305の上部の鍔より活性化室301内に挿入されている。アンテナ402a、402bの両端はそれぞれ整合器404a、404bを介して交流電源405a、405bに接続されている。また、アンテナ402a、402bの一端は直流電圧電源403a、403bがそれぞれ接続されている。これにより、キャリアガスを励起してプラズマを生成し、そのプラズマによってラジカルやイオン、電子などの粒子を生成できるようになっている。
図1に示す搬入出口600から処理室300への基板としてのウエハ200の搬入は、リフト機構(図省略)を用いてシールキャップ129を下方へ移動した後、ウエハ200が積載されたボート217が回転台601に載せられて、再びリフト機構(図省略)を用いてシールキャップ129を上方へ移動して実施される。なお、処理室300からのウエハ200の搬出は、搬入時と手順が逆になる。
キャリアガス500は、キャリアガス供給管503aに沿って、流量調節器501aとバルブ502aを通り、ガス導入口504から活性化室301に供給される。反応ガス510は、反応ガス供給管503bに沿って、高圧室525、流量調節器501bとバルブ502bを通り、多孔ノズル511から処理室300に供給される。ガス吸気室307に溜まったガスや不純物は、排気管522に沿って排気口520から排気調節バルブ521と排気バルブ523を通り、最終的に真空ポンプ524にて排気される。本体部に導入されるガスの圧力制御は、流量調節器521と排気調節バルブ521にて行われる。
U字形アンテナ402には、インピーダンスの整合を行う整合器404を介して、交流電源405から高周波電力が供給される。直流電圧電源403でU字形アンテナ402をバイアス制御することで、イオンスパッタリングなどによる絶縁管401へのダメージを抑えることができる。キャリアガス500で満たされた活性化室301では、高周波電流をU字形アンテナ402a、402bに流すことで、プラズマ406とラジカルが生成され、コイル400からの縦方向磁場と格子304とにより、高エネルギーであり、且つ長寿命であるラジカルだけが処理室300に注入される。キャリアガスとしてNeやAr、He等の希ガスが考えられる。より望ましくは、Heをキャリアガスとして使用することが良い。Heは、次に記載のように、他ガスに比べ、ラジカルがより高エネルギーであり、また長寿命であるからである。
準安定励起エネルギー(eV)
He:19.8 (寿命:4200s)
Ne:16.6 (寿命:24s)
Ar:11.5 (寿命:56s)
ウエハ200に接近した処理室壁303aの形状とガス吸気室307の存在とにより、ウエハ200間への十分なガスの流れ、つまり、サイドフローを実現することができる。ウエハ200間がラジカルで十分に満たされた状態で、反応ガス510が多孔ノズル511より高速でウエハ200間に注入されると、電子励起や,ペニングイオン化や解離性イオン化などの反応により、反応ガスは高エネルギーに活性化される。このときの電子やイオンは、コイル400からの縦方向磁場により拡散が抑えられている。上記のように、サイドフローと活性化された反応ガスとにより、各ウエハ200に対し高い成膜処理を実施することが可能である。
また、高エネルギーラジカルを基板間に供給することで、低温成膜(例えば400度未満)、膜の高エッチング耐性(10Å/min未満)を実現することができる。
さらに、超寿命ラジカルを用いることで、基板中心部まで反応ガスを到達させることが
できるため、ウエハ面内の膜の高均一性(膜厚差が2%未満)を実現することができる。
上述した処理炉202の制御は、図1に示すコントローラ700を通じて実施される。信号線Aまたは信号線Bを通じて流量調節器501とバルブ502を、信号線Cを通じて排気調節バルブ521と排気バルブ523と真空ポンプ524を、信号線Dを通じてシールキャップ603を、信号線Eを通じてモータ604を、信号線Fまたは信号線Gを通じて直流電圧電源403a、403bと整合器402a、402bと交流電源403a、403bを、信号線Hを通じて直流電圧電源403a、403bを、それぞれ制御するように構成されている。
次に、上記で示した処理炉202を用いて、半導体デバイスの製造工程の一工程として、ウエハ200に対し表面処理を施す方法について説明する。ただし、信号線で接続された各構成部は、コントローラ700にて制御されるものとする。
複数のウエハ200(最大で50枚)を載せたボート217は、リフト機構(図省略)によりシールキャップ129が下がり搬入出口600が開いてから、回転台601に載せられる。リフト機構(図省略)によりシールキャップ129が上がり搬入出口600が閉まって、ウエハ200板は処理室300へ搬入を終える。その後、排気調節バルブ521と排気バルブ523を開放し、真空ポンプ506の排気により処理室300のベース圧力を0.055Pa以下にする。
バルブ502aを開放した後、流量調節器501aにて10sccmから2000sccmの範囲内で所定のガス流量で、キャリアガス500をガス導入口504より活性化室301に導入する。ただし、排気調節バルブ521により、全体の圧力を1Paから100Paの範囲内で所定の圧力を維持する。モータ604により、ウエハ200とボート217に回転運動を与える。このときの回転数は1rpmの60rpm範囲内で所定の回転数を維持する。
交流電源405から整合器404を介してU字形アンテナ402に、高周波電流を与えて誘導結合のプラズマ406とラジカルを生成する。このときの電力は50Wから1kW範囲内で所定の電力を維持する。コイル400の磁場は、直流電圧電源403cにより10Gaussから500Gaussの範囲内で所定の強度にする。この磁場と格子304との存在により、電荷を持ったイオンや電子は注入が制限され、電荷を持たないラジカルだけが処理室300に注入される。なお、U字形アンテナ402に接続されている直流電圧電源403a、403bを、所望の電圧にすることで、絶縁管401a、401bへのスパッタリングを抑制する。
バルブ502bを開放した後、反応ガス510を、流量調節器501bにて10sccmから2000sccmの範囲内に設定した所定のガス流量で、多孔ノズル511より間欠的に処理室300へ入射する。
処理室300では、電子励起、ペニングイオン化、解離性イオン化などの反応が、ラジカルと反応ガス510との間で生じ、反応ガス510は高エネルギーに活性化される。これにより、ラジカルやイオン、電子、分子、原子などの粒子が生成される。これらの活性化された粒子により、複数のウエハ200に対し表面処理が実施される。このとき、前述のように、不活性ガスのラジカルが大量に供給されるため、供給された反応ガスの多くが、電子励起やペニングイオン化や乖離性イオン化などの反応が起き、その結果、反応ガスの高エネルギー化を実現することができるため、厚い膜(例えば500Å以上)においても、高スループット処理を行うことができる。表面処理の終わったウエハ200は、上記の実施方法を逆にして処理室300外へ搬出されて回収される。
なお、本実施の形態の処理炉でのプラズマ着火用のガスは、キャリアガスに含ませる。不活性ガスであるN、希ガスであるHe、Ne、Arを用いることができる。特にHeを用いることで高エネルギー、長寿命化が図れる。また、プラズマ源としてICP方式を採用すると、プラズマの高密度化が可能である。
また、本実施の形態の処理炉での処理ガスは、SiN(窒化シリコン)膜の成膜で例示すれば、キャリアガス種HeとNHの混合ガス、反応ガス種DCS(ジクロルシラン)である。また、SiCN(炭窒化シリコン)膜またはBN(窒化ボロン)膜の成膜で例示すれば、キャリアガス種HeとNHの混合ガスは共通で、反応ガス種がそれぞれ4MS(テトラメチルシラン)またはBCl(三塩化ボロン)である。
本実施の形態は、以下に挙げる一つまたはそれ以上の効果を有する。
本発明の一つまたはそれ以上の実施の形態によれば、解離や電子励起やペニングイオン化や解離性イオン化などの反応と、サイドフローと呼ばれるガス流れとを、同時に処理室に導入することで、高い表面処理能力を発揮させることができる。したがって、スループットが向上し、通常のプラズマ源を基板の数に応じて複数配置することなく、複数の基板を同時に処理するバッチ処理が可能な縦型装置へ容易に拡張することができる。
また、プラズマ着火用のガスにHeを採用し、プラズマ源にICP方式を採用すれば、長寿命のラジカルと反応ガスとの相互作用により解離、電離、励起された粒子を、ウエハに有効に反応させることができ、さらに高い表面処理能力を発揮させることができる。
また、ウエハ間の側面に形成される吸気室からガスを吸い込むことで、吸気室と対向するウエハ間の側面の多孔ノズルからガスをウエハ間に供給することができるので、各ウエハ上へのサイドフローが確実となり、処理面の均一性と処理の速さとを同時に高めるウエハ処理を行うことができる。特に、処理室壁がウエハ縁と近接しているので、ウエハ間のガス流れを均一にすることができる。ウエハ面内、ウエハ面間の処理が一層向上する。
なお、上述した実施の形態では、1本の多孔ノズルが設けられている場合について説明したが、多孔ノズルは複数本設けられていてもよい。また、多孔ノズルを活性化室内に設けた場合について説明したが、多孔ノズルを処理室に設けるようにしてもよい。また、処理炉は複数のウエハを同時に処理する処理室を有する縦型装置としたが、本発明は1枚ないし数枚を処理する処理室を有する枚葉装置にも適用可能である。
また、実施の形態の成膜法は、一原子層ずつ成膜するALD法、数原子層ずつ成膜するサイクル手法を用いたCVD法、あるいは通常のCVD法のいずれでもよい。
以下に、本発明の好ましい態様を付記する。
本発明の一態様によれば、少なくとも1枚の基板を収容する処理室と、前記処理室内の基板の縁の外側でのガスの流れを制限する制限手段と、活性化室と、前記活性化室及び前記処理室にガスを供給するガス供給手段と、前記活性化室に供給されたガスを活性化させてラジカル、イオン、電子を含む粒子を生成する活性化手段と、前記活性化室及び前記処理室内の電荷を持った粒子に作用を与えるための磁場を形成する磁場形成手段と、前記磁場の作用を与えられた前記イオン、前記電子を含む電荷を持った粒子が前記処理室に供給されるのを制限し、前記ラジカルを含む電荷を持たない粒子が前記処理室に供給されるのを許容する抑制手段と、前記処理室の粒子及び前記ガスを吸気するための吸気室とを有し、前記活性化室から前記処理室に供給されたラジカルを含む粒子と、前記処理室に供給されたガスとを反応させて生成されたラジカル、イオン、電子、分子、及び原子を含む粒子を前記基板と反応させて前記基板を処理する基板処理装置が提供される。前記粒子と反応
させる前記基板には、前記基板に堆積した固体である場合もある。
前記活性化手段は、アンテナと、前記アンテナに高周波電流を流す交流電源と、前記交流電源と前記アンテナとのインピーダンスの整合をとる整合器とを備え、前記反応ガスに対し解離、電離、励起を含む作用を与え、プラズマやラジカルを生成することが好ましい。
前記アンテナは前記活性化室に設けられ、該活性化室は、粒子を留められる空間を有し、さらに前記処理室と接していることが好ましい。
前記制限手段は、前記処理室の壁を前記基板の縁を囲むような形状とすることによって構成され、前記処理室は、前記活性化室及び前記吸気室と接していることが好ましい。
前記抑制手段は、板状の材料に前記イオンや前記電子を含む電荷をもった粒子の通過を制限するグリッド(格子)を有し、前記活性化室と前記処理室との間に設けられていることが好ましい。
前記吸気室は、粒子を留められる空間を有し、前記処理室と接するように設けられ、前記処理室よりも低圧にすることで前記処理室の粒子を吸気可能となっていることが好ましい。
前記ガス供給手段は、一時的に高圧で前記反応ガスを留めることが可能な高圧室と、前記高圧室の反応ガスを放出するために高速に開閉することが可能なバルブと、前記活性化室又は前記活性室及び前記処理室に前記反応ガスを供給するためのノズルとを有し、前記高速の反応ガスを、高速で繰り返し供給可能となっていることが好ましい。
前記磁場形成手段は、直流またはパルス状の電流を流すことで前記活性化室及び前記処理室に磁場を形成するコイルを備え、前記磁場により前記イオンや前記電子を含む電荷を持った粒子に作用を与えることが好ましい。
本発明の他の態様によれば、処理室に少なくとも1枚の基板を収納する工程と、前記処理室から基板を回収する工程と、ガス供給手段を用いて前記活性化室にガスを供給する工程と、吸気室を用いて前記処理室を吸気する工程と、活性化手段を用いて前記ガスからラジカル、イオン、電子を含む粒子を生成する工程と、抑制手段を用いて前記イオン、前記電子を含む電荷をもった粒子が前記処理室に供給されるのを制限し、前記ラジカルを含む電荷を持たない粒子が前記処理室に供給されるのを許容する工程と、前記活性化室から前記処理室に供給された前記ラジカルを含む電荷を持たない粒子と、前記処理室に供給された前記ガスとを反応させて生成されたラジカル、イオン、電子、分子、及び原子を含む粒子を生成する工程と、前記基板の上部で前記基板の面方向に粒子の流れを作る工程と、磁場により前記イオン、前記電子を含む電荷を持った粒子に作用を与える工程と、前記ラジカル、前記イオン、前記電子、前記分子、前記原子を含む粒子と前記基板又は前記基板に堆積した固体とを反応させる工程と、を有する半導体デバイスの製造方法が提供される。
100 基板処理装置
200 ウエハ(基板)
300 処理室
301 活性化室
303a 処理室壁(制限手段)
304 格子(抑制手段)
307 吸気室
400 コイル(磁場形成手段)
430 ICP源(活性化手段)
500 キャリアガス
510 反応ガス
530 ガス供給手段

Claims (2)

  1. 少なくとも1枚の基板を収容する処理室と、
    前記処理室内の基板の縁の外側でのガスの流れを制限する制限手段と、
    活性化室と、
    前記活性化室及び前記処理室にガスを供給するガス供給手段と、
    前記活性化室に供給されたガスを活性化させてラジカル、イオン、電子を含む粒子を生成する活性化手段と、
    前記活性化室及び前記処理室内の電荷を持った粒子に作用を与えるための磁場を形成する磁場形成手段と、
    前記磁場の作用を与えられた前記イオン、前記電子を含む電荷を持った粒子が前記処理室に供給されるのを制限し、前記ラジカルを含む電荷を持たない粒子が前記処理室に供給されるのを許容する抑制手段と、
    前記処理室の粒子及び前記ガスを吸気するための吸気室と
    を有し、
    前記活性化室から前記処理室に供給されたラジカルを含む粒子と、前記処理室に供給された前記ガスとを反応させて生成されたラジカル、イオン、電子、分子、及び原子を含む粒子を前記基板と反応させて前記基板を処理する基板処理装置。
  2. 前記制限手段は、前記処理室の壁を前記基板の縁を囲むような形状とすることによって構成され、
    前記処理室は、前記活性化室及び前記吸気室と接している請求項1記載の基板処理装置。
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