JP2010176310A - 入力補助装置、その入力補助装置を備えた携帯機器 - Google Patents
入力補助装置、その入力補助装置を備えた携帯機器 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】操作者が、タッチパネル5の操作面に設けられたゲル素材3を操作用指1で押圧すると、あたかもキーボードのように沈み込む。
【選択図】図1
Description
また、特許文献1、2には、パネル前面を可動部位とすることが記載されている。
また、非特許文献4や特許文献3には、モータなどの動力を用いて、動きを補助する方式が記載されている。
また、特許文献1、2に記載に記載されている、パネル前面を可動部位とする方式では、押圧場所の制約は無くなるが、可動部位が大きくなるために慣性が増加し、軽快な押下動作が困難になる。
また、非特許文献4や特許文献3に記載されている、モータなどの動力を用いて動きを補助する方式では、軽快な動作が可能になるが、機構が複雑になり、小型化、低消費電力化、低価格化が難しいという問題があった。
本発明は、上記の従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、電力を消費することなく、簡便な構造で、入力操作のためのパネル押圧時に操作者に沈み込む感覚を付与することができる入力補助装置、その入力補助装置を備えた携帯機器を提供することを目的とする。
本発明によれば、入力補助装置は、パネルの操作面に設けられ、柔軟性を有するゲル素材を含むため、電力を消費することなく、簡便な構造で、操作者がパネルを押圧した際に操作者に沈み込む感覚を付与することができる。
本発明によれば、ゲル素材は透明性を有するため、操作者は、ゲル素材を透してディスプレイを視認することができ、ディスプレイに表示された内容を見ながら操作を行うことができる。
ゲル素材が柔らかいほど、沈み込み量が多くなり押下感覚を生じさせ易くなる一方、タッチパネルの感度も低下するが、本発明によれば、このような状況を考慮して、ゲル素材の硬度を最適な硬度とすることができる。
本発明によれば、操作者は、ゲル素材を透してディスプレイを明瞭に視認することができ、ディスプレイに表示された内容を見ながら操作を行うことができる。
本発明によれば、ゲル素材の表面のうち、パネルの操作面と接する面と反対側の面を粘着防止の為のコート材で覆うことで、押圧操作時のべたつきを無くし、操作性を向上させることができる。
本発明によれば、入力補助装置上での摺動性を向上させることができ、操作者はドラッグ操作を快適に行うことができる。
本発明によれば、入力補助装置上での摺動性を向上させることができ、操作者はドラッグ操作を快適に行うことができる。
本発明によれば、入力装置がディスプレイを有するタッチパネル式の入力装置である場合に、操作者はシート素材を透してディスプレイを明瞭に視認することができ、ディスプレイに表示された内容を見ながら操作を行うことができる。
本発明によれば、入力装置がディスプレイを有するタッチパネル式の入力装置である場合に、操作者は別のゲル素材を透してディスプレイを明瞭に視認することができ、ディスプレイに表示された内容を見ながら操作を行うことができる。
ゲル素材が厚いほど、沈み込み量が多くなり押下感覚を生じさせやすい一方、厚みが増してしまうと共に入力装置の感度も低下するが、本発明によれば、入力装置を携帯する場合の携帯性や入力装置の感度を考慮して、ゲル素材を最適な厚みとすることができる。
シート素材が薄いほど、沈み込み量が多くなり押下感覚を生じさせやすい一方、外部応力に対する耐久性が下がってしまうが、本発明によれば、入力装置の使用状況を考慮して、シート素材を最適な厚みとすることができる。
別のゲル素材が薄く、硬度が低いほど、沈み込み量が多くなり押下感覚を生じさせやすい一方、外部応力に対する耐久性が下がってしまうが、本発明によれば、入力装置の使用状況を考慮して、別のゲル素材を最適な厚み及び硬さとすることができる。
本発明によれば、入力補助装置の耐磨耗性を向上させたり、光の反射を抑えたりすることができる。
本発明によれば、入力補助装置の耐磨耗性を向上させたり、光の反射を抑えたりすることができる。
本発明によれば、適したコート処理を行うことにより、耐磨耗性を向上させたり、光の反射を抑えたりすることができる。
本発明によれば、操作者が機器を把持している際に指が突起に接触している場合に、操作者が機器に設けられているパネルに対して押圧操作を行うと、突起物が変形するため、電力を消費することなく、簡便な構造で、操作者に沈み込む感覚を付与することができる。
本発明によれば、押圧操作時の沈み込む感覚を向上させることができる。
請求項18に記載の入力補助装置は、請求項16又は17において、前記突起物の厚みは0.1mm以上で1.0mm以下であり、前記突起物の大きさは5mm角以下であることを特徴とする。
本発明によれば、押圧操作時の沈み込む感覚や機器を携帯する際の携帯性を向上させることができると共に、突起物のエッジ部が指に当たりやすい大きさとすることで、より「キートップ」に似た感触を与えることができる。
本発明によれば、突起物の表面のうち、前記機器と接する面と反対側の面に対して操作者の指が接触する際の粘着性を抑えることができる。
本発明によれば、突起物の表面のうち、機器と接する面と反対側の面を堅くすることで、あたかもキーボードを押下したような感覚を向上させることができ、より「キートップ」に似た感触を与えることができる。
本発明によれば、突起物の表面のうち、機器と接する面と反対側の面を堅くすることで、あたかもキーボードを押下したような感覚を向上させることができ、より「キートップ」に似た感触を与えることができる。
本発明によれば、押圧操作時の沈み込む感覚や機器を携帯する際の携帯性を向上させることができる。
本発明によれば、データ入力のための押圧操作が行われるパネルを有する入力装置が設けられた携帯機器において、操作者はパネルの押圧操作時に沈み込む感覚を味わうことができ、快適にデータ入力を行うことができる。
(第1の実施例)
まず、第1の実施例について説明する。
図1は、データ入力のための押圧操作が行われるタッチパネル5に設けられた入力補助装置の構成を示す図である。同図に示すように、入力補助装置は、タッチパネル5の操作面に設けられた柔軟性のあるゲル素材3と、当該ゲル素材3の表面のうちタッチパネル5の操作面とは反対側の面を覆う粘着防止の為の表面コート材4とを備えている。
ゲル素材3は、軟らかく厚いほど、沈み込み量が多くなり押下感覚(沈み込む感覚)を生じさせやすいが、タッチパネル5の感度も低下するので、検出性能や、携帯機器に搭載する場合には携帯性を考慮して、最適な硬度及び厚みを選択する必要がある。好ましくは、ゲル素材3は、アスカーC硬度が0〜5度の、ウレタン系もしくはアクリル系の樹脂が適しており、その厚みは0.1mm〜3.0mm程度が適している。
表面コート材4としては、(株)エクシールコーポレーション製、「人肌のゲル表面コート材」やゴム系コーティング材のほか、各種トップコート系塗装を用いることができる。
なお、タッチパネル5は、タッチパッドやタブレットなど、指やペン状の入力器具を用いて入力を行う他の入力機構であっても構わない。また、本発明の本実施例に係る入力補助装置は、抵抗膜式や静電容量式などの従来のタッチパネルの多くの方式と組み合わせて使用することができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図2は、入力装置に設けられた入力補助装置の構成を示す図である。入力装置は、押圧位置や操作手順等を画像等で提示するためのディスプレイ6と、ディスプレイ6の表示面に設けられた透明なタッチパネル5とを備えている。入力補助装置は、タッチパネル5の操作面に設けられた柔軟性のあるゲル素材3と、当該ゲル素材3の表面のうちタッチパネル5の操作面と接する面とは反対側の面に設けられた表面シート素材7とを備えている。
この場合、表面シート素材7が薄いほど、沈み込み量が多くなり押下感覚を生じさせやすい一方、外部応力に対する耐久性が下がってしまうので、入力装置の使用状況を考慮して、表面シート素材7を最適な厚みとすることができる。
また、表面シート素材7の表面のうちゲル素材3と接する面とは反対側の面に対して、ハードコート処理、スクラッチコート処理、AR(アンチリフレクション)コート処理、AG(アンチグレア)コート処理などの表面処理(いずれかひとつ、もしくは任意の複数処理の組合せ)を行うことで、傷付きの防止や反射低減の効果を得ることが可能である。
この場合、別のゲル素材が薄く、硬度が低いほど、沈み込み量が多くなり押下感覚を生じさせやすい一方、外部応力に対する耐久性が下がってしまうので、装置の使用状況を考慮して、別のゲル素材を最適な厚み及び硬度とすることができる。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。
図3には、操作者の操作用指1と把持用指2とで把持されている携帯機器10の構成を示す。携帯機器10は、携帯機器本体8と、携帯機器本体8の表面のうち一方の面に設けられたディスプレイ6と、ディスプレイ6の表示面に設けられたタッチパネル5と、携帯機器本体8の表面のうちディスプレイ6及びタッチパネル5が設けられている面とは反対側の面に設けられた突起物11と、突起物11の表面のうち携帯機器本体8と接触する面とは反対側の面を覆う表面コート材4と、を備えている。
突起物11は、柔軟性を有するゲル素材で形成されており、操作者が入力操作のために携帯機器10を把持した場合に、自然に把持用指F2が触れるような位置に設置されている。
操作者の把持用指2が突起物11に触れている状態で、操作者が操作用指1でタッチパネル5の操作面を押圧すると、その圧力によって突起物11が僅かに歪んで沈み込むと同時に、反発力が発生する。
これによって、携帯機器本体8のディスプレイ6及びタッチパネル5が設けられている面に操作や表示の妨げとなる突起物を設けることなく、タッチパネル5の押圧時にキーボードのような押下感を付与することができる。
また、突起物11は、本実施例に示すように一箇所に設置するほか、片手持ち、両手持ち、縦横操作、あるいは持ち方の個人差などに対応すべく、携帯機器本体8のディスプレイ6及びタッチパネル5が設けられている面の複数箇所に設置しても良い。
また、突起物11の大きさを5mm角以下、及び直径が同様のサイズの丸型もしくは楕円型とすることで、指が突起物のエッジに当たりやすくなり、キーの角を押している感覚を生じさせることができる。
表面コート材4としては、(株)エクシールコーポレーション製、「人肌のゲル表面コート材」やゴム系コーティング材のほか、各種トップコート系塗装を用いることができる。また、タルク粉のような粉体材料を表面に塗布しても良い。
更に、図4に示すように、突起物11の表面のうち携帯機器本体8と接する面とは反対側の面を、PET、ポリエステル、ポリカーボネートもしくはアクリルでできた、厚み0.025mm〜0.3mm程度の表面シート素材7で覆うことで、突起物11の表面だけを堅くしてより「キートップ」に似た感触を与え、「キーボード押下感」を向上させることが可能である。
なお、入力補助装置は、携帯機器10に限らず、携帯用や固定型のゲーム機や、パーソナルコンピュータ、もしくはリモコンや携帯操作盤など、把持して使用するコントローラに設けることもできる。
また、第3の実施例を、第1もしくは第2の実施例と組み合わせることで、より効果的に押下感覚を付与することが可能である。
2 把持用指
3 ゲル素材
4 表面コート材
5 タッチパネル
6 ディスプレイ
7 表面シート素材
8 携帯機器本体
9 押圧対象
10 携帯機器
11 突起物
12 ゲル素材
Claims (23)
- データ入力のための押圧操作が行われるパネルを有する入力装置への操作感を向上させる入力補助装置であって、
前記パネルの操作面に設けられ、柔軟性を有するゲル素材を含むことを特徴とする入力補助装置。 - 前記パネルは、ディスプレイの表示面に設けられたタッチパネルであり、
前記ゲル素材は、透明性を有することを特徴とする請求項1に記載の入力補助装置。 - 前記ゲル素材は、アスカーC硬度が5度以下である、ウレタン系又はアクリル系の樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の入力補助装置。
- 前記ゲル素材の可視光透過率は80%以上であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の入力補助装置。
- 前記ゲル素材の表面のうち、前記パネルの操作面と接する面と反対側の面は、粘着防止の為のコート材で覆われていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の入力補助装置。
- 前記ゲル素材の表面のうち、前記パネルの操作面と接する面と反対側の面には、
PET(ポリエチレンテレフタレート)と、ポリエステルと、ポリカーボネートと、アクリルと、の何れかのシート素材が設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の入力補助装置。 - 前記ゲル素材の表面のうち、前記パネルの操作面と接する面と反対側の面には、該ゲル素材よりも硬い別のゲル素材が設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の入力補助装置。
- 前記シート素材の可視光透過率は80%以上であることを特徴とする請求項6に記載の入力補助装置。
- 前記別のゲル素材の可視光透過率は80%以上であることを特徴とする請求項7に記載の入力補助装置。
- 前記ゲル素材の厚みは、0.1mm以上で3.0mm以下であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の入力補助装置。
- 前記シート素材の厚みは、0.025mm以上で0.3mm以下であることを特徴とする請求項6又は8に記載の入力補助装置。
- 前記別のゲル素材は、ショアA硬度が30度以上で100度以下の、ウレタン系もしくはアクリル系樹脂であり、厚みは0.025mm以上で0.3mm以下であることを特徴とする請求項7又は9に記載の入力補助装置。
- 前記シート素材の表面のうち前記ゲル素材と接する面と反対側の面には、傷防止の為のコート処理と、光反射防止の為のコート処理と、の少なくとも一方の処理が行われて成ることを特徴とする請求項6、8又は11の何れか1項に記載の入力補助装置。
- 前記別のゲル素材の表面のうち前記ゲル素材と接する面と反対側の面には、傷防止の為のコート処理と、光反射防止の為のコート処理と、の少なくとも一方の処理が行われて成ることを特徴とする請求項7、9又は12の何れか1項に記載の入力補助装置。
- 前記傷防止の為のコート処理は、ハードコート処理とスクラッチコート処理との少なくとも一方であり、
前記光反射防止の為のコート処理は、AR(アンチリフレクション)コート処理とAG(アンチグレア)コート処理との少なくとも一方であることを特徴とする請求項13又は14に記載の入力補助装置。 - データ入力のための押圧操作が行われるパネルを有する入力装置が設けられた機器への操作感を向上させる入力補助装置であって、
前記機器の表面のうち前記パネルが設けられている面とは反対側の面に設けられ、柔軟性を有するゲル素材で形成された突起物を含むことを特徴とする入力補助装置。 - 前記ゲル素材は、アスカーC硬度が15度以下のウレタン系又はアクリル系の樹脂であることを特徴とする請求項16に記載の入力補助装置。
- 前記突起物の厚みは0.1mm以上で1.0mm以下であり、
前記突起物の大きさは5mm角以下であることを特徴とする請求項16又は17に記載の入力補助装置。 - 前記突起物の表面のうち、前記機器と接する面と反対側の面は、粘着防止の為のコート材で覆われていることを特徴とする請求項16から18の何れか1項に記載の入力補助装置。
- 前記突起物の表面のうち、前記機器と接する面と反対側の面には、
PET(ポリエチレンテレフタレート)と、ポリエステルと、ポリカーボネートと、アクリルとの何れかで形成された、
厚みが0.025mm以上で0.3mm以下のシート素材が設けられていることを特徴とする請求項16から18の何れか1項に記載の入力補助装置。 - 前記突起物の表面のうち、前記機器と接する面と反対側の面には、該突起物よりも硬い別のゲル素材が設けられていることを特徴とする請求項16から18の何れか1項に記載の入力補助装置。
- 前記別のゲル素材は、アスカーC硬度が15度以上で100度以下の、ウレタン系もしくはアクリル系樹脂であり、厚みは0.025mm以上で0.3mm以下であることを特徴とする請求項21に記載の入力補助装置。
- 請求項1から15の何れか1項に記載された入力補助装置と、請求項16から請求項22の何れか1項に記載された入力補助装置とを備えた携帯機器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05333171A (ja) * | 1992-05-30 | 1993-12-17 | Sony Corp | 入力装置 |
JP2000047803A (ja) * | 1998-07-28 | 2000-02-18 | Alps Electric Co Ltd | 座標入力装置 |
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