JP2010173077A - Operation method for toggle type mold clamping device and mold clamping device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、トグル式型締装置の操作方法および型締装置に関し、さらに具体的には固定側金型が取り付けられる固定盤と、可動側金型が取り付けられる可動盤と、型締ハウジングと、可動盤を貫通して固定盤と前記型締ハウジングとを連結している複数本のタイバーと、可動盤と型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とを備え、タイバーにはタイバーナットが設けられていると共に、タイバーナットは、その所定部分が型締ハウジング内に設けられているタイバーナットポケットに収められ、タイバーナットを回転駆動すると型締力の調整ができ、型締時にはタイバーナットがタイバーナットポケット内に形成されているタイバーナット着座面に着座するようになっているトグル式型締装置の操作方法および型締装置に関するものである。 The present invention relates to a method for operating a toggle type mold clamping device and a mold clamping device, and more specifically, a stationary platen to which a fixed side mold is attached, a movable platen to which a movable side die is attached, a mold clamping housing, The tie bar includes a plurality of tie bars penetrating the movable platen and connecting the fixed platen and the mold clamping housing, and a toggle mechanism provided between the movable platen and the mold clamping housing. The tie bar nut is housed in a tie bar nut pocket provided in the mold clamping housing, and the clamping force can be adjusted by rotating the tie bar nut. The present invention also relates to a method for operating a toggle type mold clamping device and a mold clamping device which are adapted to be seated on a tie bar nut seating surface formed in a tie bar nut pocket. It is.
射出成形機のトグル式型締装置は、固定側金型が取り付けられる固定盤と、可動側金型が取り付けられる可動盤と、型締ハウジングと、可動盤を貫通して固定盤と型締ハウジングとを連結している複数本のタイバーと、可動盤と型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とから構成されている。トグル機構を型締め方向に駆動すると、タイバーが弾性的に伸びる。そうすると、タイバーの張力によって所定の型締力が得られる。金型内に形成されているキャビティに溶融樹脂または溶融金属を射出して、冷却固化を待って型開すると所望の形状の成形品が得られる。適切な型締力は、トグル機構を構成しているクロスヘッドを駆動して所定の位置にすると得られる。ところで、型閉された一対の金型の厚さは金型毎に異なっている。従って、型閉時の固定盤と可動盤の距離すなわち型厚も、取り付けられる金型によって異なることになる。そこで、適切な型締力を得るためには、型締されるときにクロスヘッド位置が所定の位置になるように、予め金型の厚さに応じて型締ハウジングと固定盤の距離、すなわちタイバー有効長を調整する必要がある。この調整は、型締力調整または型厚調整と呼ばれている。 A toggle type mold clamping device of an injection molding machine includes a fixed platen to which a fixed side mold is attached, a movable platen to which a movable side die is attached, a mold clamping housing, a fixed platen and a mold clamping housing that penetrate the movable platen. Are connected to each other, and a toggle mechanism provided between the movable platen and the mold clamping housing. When the toggle mechanism is driven in the mold clamping direction, the tie bar elastically extends. Then, a predetermined mold clamping force is obtained by the tension of the tie bar. When a molten resin or molten metal is injected into the cavity formed in the mold and the mold is opened after cooling and solidification, a molded product having a desired shape is obtained. An appropriate clamping force can be obtained by driving the cross head constituting the toggle mechanism to a predetermined position. By the way, the thickness of the pair of molds that are closed is different for each mold. Accordingly, the distance between the fixed platen and the movable platen when the mold is closed, that is, the mold thickness, also varies depending on the mold to be attached. Therefore, in order to obtain an appropriate mold clamping force, the distance between the mold clamping housing and the fixed platen in accordance with the thickness of the mold in advance so that the crosshead position becomes a predetermined position when the mold is clamped, that is, It is necessary to adjust the tie bar effective length. This adjustment is called mold clamping force adjustment or mold thickness adjustment.
従来周知のトグル式型締装置には、複数本例えば4本のタイバーが設けられている。型締力の調整機構はタイバーに関連して設けられており、代表して1本のタイバーについて図4によって説明するが、他のタイバーについても同様に構成されている。型締装置は、図4に示されているように、固定盤51、型締ハウジング52、タイバー53等から構成されている。固定盤51には貫通孔55が明けられ、この貫通孔55に対応して固定盤51にはタイバー固定部材56が固着されている。このタイバー固定部材56の内周面には雌ネジが設けられている。タイバー53の一方の端部は、貫通孔55を貫通し、貫通した部分に形成されている雄ネジがタイバー固定部材56の雌ネジに螺合されている。これにより、タイバー53の一方の端部は、固定盤51に固定されている。型締ハウジング52にも貫通孔58が明けられているが、貫通孔58の出口近傍は所定長さだけ拡径されたタイバーナット挿入穴59が形成され、このタイバーナット挿入穴59の底部にはタイバーナット61が着座する所定の段部、すなわちタイバーナット着座面60が形成されている。タイバー53の他方の端部は、型締ハウジング52の貫通孔58を貫通し、端部近傍に形成されている雄ネジにタイバーナット61が螺合している。これにより、タイバー53の他方の端部は型締ハウジング52に取り付けられている。タイバーナット61には、小径部62と大径部63とからなる肩部64が形成されている。タイバーナット61は、大径部63がタイバーナット挿入穴59に格納されて、型締ハウジング52に固定されたナットカバー66によって肩部64が押さえられている。すなわち、タイバーナット61の大径部63は、タイバーナット挿入穴59とナットカバー66とによって構成されているタイバーナットポケット70に格納され、小径部62の一部がナットカバー66から外部へ出ている。出ている小径部62の側部に従動ギヤ68が固着されている。他の3本のタイバー53、…にも同様にタイバーナット61、…が螺合され、これらのタイバーナット61、…にも、従動ギヤ68、…がそれぞれ固着されている。型締ハウジング52の中央部には、図4に示されていないが、大径のセンターギヤが設けられ、このセンターギヤに4個の従動ギヤ68、…が噛み合っている。従って、センターギヤを駆動すると、従動ギヤ68、…が駆動され、タイバーナット61、…も回転する。タイバー53は、タイバー固定部材56によって回転が拘束されているので、タイバーナット61が回転すると、タイバーナット61が軸方向に移動する。すなわち、型締ハウジング52が軸方向に移動する。これにより、タイバー固定部材56とタイバーナット61との間のタイバー有効長72が変化する。すなわち、型締力を調整することができる。
A conventionally known toggle type mold clamping device is provided with a plurality of, for example, four tie bars. The mold clamping force adjusting mechanism is provided in relation to the tie bar, and one tie bar will be described with reference to FIG. 4 as a representative, but the other tie bars are similarly configured. As shown in FIG. 4, the mold clamping device includes a
このようなタイバーナットポケット70は、タイバーナット61が滑らかに回転できるように、タイバーナット61の大径部63よりわずかに大きく形成されて遊びが設けられ、タイバーナットポケット70とタイバーナット61の間には所定の隙間が確保されている。従って、タイバーナット61とタイバーナット着座面60の間には第1の隙間73が、タイバーナット61とナットカバー66の間には第2の隙間74が形成されている。このような第1、2の隙間73、74は、型締装置の型締工程や型開工程において変化する。具体的には、型締工程においては型締力の反作用によって固定盤51と型締ハウジング52は離反する方向に力が作用する。従って、タイバーナット61はタイバーナット着座面60に着座して第1の隙間73は実質的に零になり、第2の隙間74は広がる。型開工程においては固定盤51と型締ハウジング52には離反する力が解除される。従って、タイバーナット61はタイバーナット着座面60から離間して第1の隙間73が生じる。複数本の各タイバー53、…においては、部品公差や組立精度の影響から、上記したような第1、2の隙間73、74が均一に変化するわけではない。各タイバー53、…毎に変化が不均一になると、型締ハウジング52にふらつきや傾きが生じて、トグル機構を介して可動盤にもふらつきや傾きが生じてしまう。この結果、次のような色々な問題が生じる。例えば、金型がタッチする前後で可動盤の直進性が悪化して、可動盤の角度が変化し、パーティングラインがずれてしまう。そうすると、固定側金型と可動側金型とで形成されるキャビティの形状にもずれが生じて、成形不良が発生してしまう。特に、高い光学特性が求められるレンズを成形する場合、光軸のずれ、収差の悪化などが生じてしまう。また、可動盤の直進性が損なわれると、ガイドピンが設けられている金型や、インロータイプの金型の場合、ガイドピンやインロー部が摩耗してしまう。さらには、わずかに型開させた状態で射出して型締して圧縮する、いわゆる射出圧縮成形方法は転写性に優れた射出成形方法として知られているが、射出時に可動盤がふらつくと成形品の重量ばらつきや板厚ばらつきが発生してしまう。光ディスクのような、重量や板厚の均一性が強く求められ、ハイサイクルで成形される成形品においては、特に上記したような問題が生じやすい。型開工程においても問題が生じる。すなわち、型開してロボットアーム等によって成形品を取り出すときに、停止位置の精度が得られないので取出不良が生じてしまう。または、射出成形機を長期間稼動した時に、タイバーナット61、…が回転して弛んでしまい型締力が変化する恐れもある。竪型射出成形機の場合には他の問題も生じる。竪型射出成形機の場合、型開時には可動部の重量がタイバー53、…を介してタイバーナット61、…に作用するので、タイバーナット61、…は下方向に押し付けられることになる。すなわち、第2の隙間74は実質的に零になる。型締時にはトグル機構により型締ハウジング52を下方向に押し付けて第1の隙間73が実質的に零になるので、型締時と型開時とでタイバーナット61、…には、いわゆる交番荷重が作用することになる。このような交番荷重によって、タイバーナット61、…が交互にタイバーナット着座面60、…とナットカバー66、…に衝撃的に衝突してしまい、タイバーナット61、…が早期に損傷してしまう。
Such a tie
特許文献1には、竪型射出成形機において、タイバーナット61をタイバーナットポケット70内で固定して、交番荷重が作用してもタイバーナット61がタイバーナット着座面60やナットカバー66に衝撃的に衝突しないようにした、型締装置80が記載されている。特許文献1に記載の型締装置80は、図5に示されている。この図5から明らかなように、図4によって説明した従来周知の型締装置にロックナット81が付加された形になっている。ロックナット81には、タイバー53に螺合する雌ネジが設けられており、タイバーナット61と共働して型締ハウジング52を挟むようになっている。従来周知のようにタイバーナット61を回転してタイバー有効長72を調節した後に、ロックナット81を予め定められた所定の回転角度だけ回転する。そうすると、ロックナット81によって型締ハウジング52が矢印Z方向に押し付けられて、型締ハウジング52はタイバーナット61とロックナット81によって締め付けられ、第1の隙間73が実質的に零になる。タイバーナット61はタイバーナットポケット70内で固定される。
In Patent Document 1, in a vertical injection molding machine, a
特許文献1に記載の型締装置80によると、タイバーナット61をタイバーナットポケット70内で固定できるので、型締時と型開時とでタイバーナット61に交番荷重が作用して、タイバーナット61が交互にタイバーナット着座面60とナットカバー66とに衝撃的に衝突することはない。すなわち、竪型射出成形機においてタイバーナット61の早期損傷を防止することはできる。また、特許文献1に記載の型締装置80は、竪型射出成形機だけでなく一般的な射出成形機にも適用して型締ハウジングや可動盤のふらつきや傾きを防止することもできるので、型締時にパーティングラインにずれが生じたり、キャビティの形状がずれることも防止できる。しかしながら、問題点も見受けられる。例えば、特許文献1に記載の型締装置80においては、ロックナット81を回転させる駆動機構が必要であり、サーボモータ、複数個のプーリ、ベルト等を格別に設ける必要がある。そうすると、機械構造が複雑化してしまうと共に機械重量が増してしまう。また、型締力の調整時の問題もある。すなわち、型締力の調整はロックナット81を所定の回転角度だけ回転して第1の隙間73を確保して実施するが、タイバーナット61を回転するときは、第1の隙間73を一定に保持するように、ロックナット81もタイバーナット61と等しい回転速度と等しい回転角度で回転駆動しなければならない。このようにロックナット81を正確に回転するのは制御的に困難であり、高価な制御装置が格別に必要になる。さらには、竪型射出成形機の場合に、型開時に可動盤の重量がタイバーナット61に作用しないで、ロックナット81に作用してしまうという問題もある。すなわち、可動部の重量はロックナット81を介して型締ハウジング52に作用することになるので、ロックナット81が破損しないように大型のロックナット81を設ける必要があり機械重量が増してしまう。
According to the
本発明は、上記したような従来の問題点あるいは課題を解決した、トグル式型締装置の操作方法および型締装置を提供することを目的としている。具体的には、高価な制御装置を格別に必要とせず、機械重量も軽量でシンプルでありながら、可動盤のふらつきや傾きを防ぐことができ、そのことによって、型締時にパーティングラインにずれが生じることもなく、キャビティの形状のずれもなく、ガイドピンが設けられている金型やインロータイプの金型であってもガイドピンやインロー部が摩耗することはなく、射出圧縮成形においても射出時に可動盤がふらつくことはなく、製品取出時においても高い精度で型開位置で停止でき、さらには長期間稼動してもタイバーナットが弛むことがなく安定した型締力が得られる、トグル式型締装置の操作方法および型締装置を提供することを目的としている。 An object of the present invention is to provide a method for operating a toggle type mold clamping device and a mold clamping device which have solved the above-described conventional problems or problems. Specifically, it does not require an expensive control device, and the weight of the machine is light and simple, but it can prevent the movable plate from wobbling and tilting. , There is no deviation in the shape of the cavity, and the guide pin and the inlay part die are not worn even in the mold provided with the guide pin or the inlay type mold. Toggle that the movable platen does not fluctuate during injection, can be stopped at the mold opening position with high accuracy even during product removal, and a stable mold clamping force can be obtained without loosening the tie bar nut even after long-term operation. It is an object of the present invention to provide a method for operating a mold clamping apparatus and a mold clamping apparatus.
本発明は、上記目的を達成するために、型締ハウジングに設けられているタイバーナット挿入穴と該タイバーナット挿入穴に挿入されるタイバーナットの所定部分を押さえるナットカバーとから構成されているタイバーナットポケット内に、所定のシールを設けて、タイバーナットのナットカバー側の側面と、ナットカバーのタイバーナット側の側面とから液密的な密閉空間を形成する。また、タイバーナットポケットには密閉空間に開口し外部から圧油を給排する管路を設ける。そして、少なくとも型開工程と型閉工程と型締工程時は、このような密閉空間に圧油を給油してタイバーナットをタイバーナット着座面に着座させて実施し、型締力の調整は、密閉空間から圧油を排油してタイバーナットとタイバーナット着座面との間に所定の隙間を確保して実施するように構成される。 In order to achieve the above object, the present invention provides a tie bar comprising a tie bar nut insertion hole provided in a mold clamping housing and a nut cover for pressing a predetermined portion of the tie bar nut inserted into the tie bar nut insertion hole. A predetermined seal is provided in the nut pocket to form a liquid-tight sealed space from the side surface of the tie bar nut on the nut cover side and the side surface of the nut cover on the tie bar nut side. The tie bar nut pocket is provided with a pipe line that opens into a sealed space and supplies and discharges pressure oil from the outside. At least during the mold opening process, mold closing process, and mold clamping process, pressure oil is supplied to such a sealed space and the tie bar nut is seated on the tie bar nut seating surface. The pressure oil is drained from the sealed space, and a predetermined gap is secured between the tie bar nut and the tie bar nut seating surface.
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、固定側金型が取り付けられる固定盤と、可動側金型が取り付けられる可動盤と、型締ハウジングと、前記可動盤を貫通して前記固定盤と前記型締ハウジングとを連結している複数本のタイバーと、前記可動盤と前記型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とを備え、前記タイバーにはタイバーナットが設けられていると共に、前記タイバーナットは、その所定部分が前記型締ハウジング内に設けられているタイバーナットポケットに収められ、前記タイバーナットを回転駆動すると型締力の調整ができ、型締時には前記タイバーナットが前記タイバーナットポケット内に形成されているタイバーナット着座面に着座するようになっているトグル式型締装置において、前記タイバーナットポケットは、前記型締ハウジングに設けられている所定深さのタイバーナット挿入穴と、該タイバーナット挿入穴に挿入される前記タイバーナットの所定部分を押さえるナットカバーとから構成され、少なくとも型開工程と型閉工程と型締工程時は、前記タイバーナットの、前記ナットカバー側の側面と、前記ナットカバーの、前記タイバーナット側の側面とから構成される液密的な密閉空間に圧油を供給して実施し、前記型締力の調整は、前記密閉空間から圧油を排油して、前記タイバーナットと前記タイバーナット着座面との間に所定の隙間を確保して実施するように構成される。請求項2に記載の発明は、固定側金型が取り付けられる固定盤と、可動側金型が取り付けられる可動盤と、型締ハウジングと、前記可動盤を貫通して前記固定盤と前記型締ハウジングとを連結している複数本のタイバーと、前記可動盤と前記型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とを備え、前記タイバーにはタイバーナットが設けられていると共に、前記タイバーナットは、その所定部分が前記型締ハウジング内に設けられているタイバーナットポケットに収められ、前記タイバーナットを回転駆動すると型締力の調整ができ、型締時には前記タイバーナットが前記タイバーナットポケット内に形成されているタイバーナット着座面に着座するようになっているトグル式型締装置において、前記タイバーナットポケットは、前記型締ハウジングに設けられている所定深さのタイバーナット挿入穴と、該タイバーナット挿入穴に挿入される前記タイバーナットの所定部分を押さえるナットカバーとから構成され、前記タイバーナットの、前記ナットカバー側の側面と、前記ナットカバーの、前記タイバーナット側の側面とからシール手段を介して構成される液密的な密閉空間には、圧油が給排されるように構成される。
そして、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の装置において、前記液密的な密閉空間には、前記ナットカバーの方から圧油が給排されるように構成される。
Specifically, in order to achieve the above object, the invention according to claim 1 includes a stationary platen to which a stationary mold is attached, a movable plate to which a movable mold is attached, a mold clamping housing, and the movable plate. A plurality of tie bars penetrating through and connecting the fixed plate and the mold clamping housing; and a toggle mechanism provided between the movable plate and the mold clamping housing. A nut is provided, and a predetermined portion of the tie bar nut is stored in a tie bar nut pocket provided in the mold clamping housing, and the mold clamping force can be adjusted by rotating the tie bar nut. In a toggle type mold clamping device in which the tie bar nut is seated on a tie bar nut seating surface formed in the tie bar nut pocket when tightening. The tie bar nut pocket is composed of a tie bar nut insertion hole of a predetermined depth provided in the mold clamping housing, and a nut cover for pressing a predetermined part of the tie bar nut inserted into the tie bar nut insertion hole, and at least During the mold opening process, mold closing process, and mold clamping process, a liquid-tight sealed space composed of the side surface of the tie bar nut on the nut cover side and the side surface of the nut cover on the tie bar nut side is formed. Adjusting the mold clamping force is performed by draining the pressure oil from the sealed space and securing a predetermined gap between the tie bar nut and the tie bar nut seating surface. Configured to do. According to a second aspect of the present invention, there is provided a fixed platen to which the fixed side mold is attached, a movable platen to which the movable side die is attached, a mold clamping housing, the fixed platen and the mold clamping through the movable platen. A plurality of tie bars connecting the housing, and a toggle mechanism provided between the movable platen and the mold clamping housing, the tie bar is provided with a tie bar nut, and the tie bar A predetermined portion of the nut is housed in a tie bar nut pocket provided in the mold clamping housing, and the mold clamping force can be adjusted by rotationally driving the tie bar nut. In a toggle type mold clamping device adapted to be seated on a tie bar nut seating surface formed in the tie bar nut pocket, A tie bar nut insertion hole having a predetermined depth provided in the tightening housing and a nut cover for pressing a predetermined portion of the tie bar nut inserted into the tie bar nut insertion hole, the nut cover side of the tie bar nut The hydraulic oil is supplied to and discharged from a liquid-tight sealed space formed by sealing means from the side face of the nut cover and the side face of the nut cover on the tie bar nut side.
According to a third aspect of the present invention, in the apparatus according to the second aspect, pressure oil is supplied and discharged from the nut cover into the liquid-tight sealed space.
以上のように、本発明によると、型締力の調整はタイバーナットポケットとタイバーナットとの間に、所定の隙間を確保して実施するので、従来の射出成形機と同様にタイバーナットを滑らかに回転させることができ容易に型締力を調整することができる。そして、本発明によると型開工程、型閉工程および型締工程は、タイバーナット挿入穴とナットカバーとから構成されているタイバーナットポケット内に所定のシール手段によって形成されている、タイバーナットのナットカバー側の側面とナットカバーのタイバーナット側の側面とからなる液密的な密閉空間に圧油を供給して実施する。すなわち圧油はナットカバーのタイバーナット側の側面に作用して、型締ハウジングがわずかに移動して型締ハウジングがタイバーナットに押し付けられ、タイバーナットがタイバーナット着座面に着座する。従って、型開工程、型閉工程および型締工程において型締ハウジングがふらつくことはない。従って、可動盤がふらつくことはなく、可動盤は直進性を保って精度良く駆動される。可動側金型は固定側金型とタッチする直前と直後とで角度が変わらず、パーティングラインがずれないので、金型内に形成されるキャビティの形状も歪まない。従って、成形不良は生じない。高い精度が求められているレンズの場合であっても、光軸のずれも収差にもばらつきが生じることもない。また、ガイドピンや、インロー部が設けられている金型であっても、可動盤は直進性を保つので、ガイドピンやインロー部は摩耗し難い。さらには、射出圧縮成形方法を実施する場合においても、射出時に可動盤がふらつくことはないので、成形品の重量ばらつきや板厚ばらつきはない。従って、重量や板厚の均一性が強く求められると共に光ディスクをハイサイクルで成形する場合でも、成形不良は生じにくい。また、型開時にも可動盤を精度良く停止させることができるので、成形品の取り出し不良は減少する。さらには、タイバーナットはタイバーナットポケット内で実質的に固定されて回転できないので、長期間稼動してもタイバーナットは弛みにくく型締力は安定する。また、型締力の調整は、圧油を密閉空間から排油してタイバーナットとタイバーナット着座面の間に所定の隙間を確保して実施するので、すなわち、圧油を排油するだけで容易に型締力が調整できる状態にすることができるので、高価な制御装置を格別に必要とすることもない。また、本発明によると、トグル式型締装置は、タイバーナットポケット内に設けられている所定のシールと、タイバーナットポケットに設けられている圧油の給排用の管路を備えるだけで良く、装置はシンプルで軽量であり安価に型締装置を提供することができる。 As described above, according to the present invention, the mold clamping force is adjusted with a predetermined gap between the tie bar nut pocket and the tie bar nut, so that the tie bar nut can be smoothly smoothed as in the conventional injection molding machine. The mold clamping force can be easily adjusted. According to the present invention, the mold opening process, the mold closing process, and the mold clamping process are performed by a predetermined sealing means in a tie bar nut pocket constituted by a tie bar nut insertion hole and a nut cover. It is carried out by supplying pressure oil to a liquid-tight sealed space consisting of a side surface on the nut cover side and a side surface on the tie bar nut side of the nut cover. That is, the pressure oil acts on the side surface of the nut cover on the tie bar nut side, the mold clamping housing moves slightly, the mold clamping housing is pressed against the tie bar nut, and the tie bar nut is seated on the tie bar nut seating surface. Therefore, the mold clamping housing does not fluctuate in the mold opening process, the mold closing process, and the mold clamping process. Therefore, the movable plate does not fluctuate, and the movable plate is driven with high accuracy while maintaining straightness. The angle of the movable side mold does not change immediately before and after the touch with the fixed side mold, and the parting line does not shift, so the shape of the cavity formed in the mold does not distort. Accordingly, molding defects do not occur. Even in the case of a lens for which high accuracy is required, there is no variation in optical axis deviation or aberration. Further, even if the mold is provided with a guide pin or an inlay portion, the movable plate keeps straight running, so that the guide pin and the inlay portion are not easily worn. Furthermore, even when the injection compression molding method is performed, the movable platen does not fluctuate at the time of injection, so there is no variation in the weight or thickness of the molded product. Accordingly, uniformity in weight and plate thickness is strongly required, and even when an optical disc is molded at a high cycle, molding defects are unlikely to occur. In addition, since the movable plate can be stopped with high accuracy even when the mold is opened, defective take-out of the molded product is reduced. Furthermore, since the tie bar nut is substantially fixed in the tie bar nut pocket and cannot be rotated, the tie bar nut does not loosen even when operated for a long period of time, and the clamping force is stabilized. The mold clamping force is adjusted by draining the pressure oil from the sealed space and securing a predetermined gap between the tie bar nut and the tie bar nut seating surface, that is, only draining the pressure oil. Since the mold clamping force can be easily adjusted, an expensive control device is not particularly required. Further, according to the present invention, the toggle type mold clamping device only needs to have a predetermined seal provided in the tie bar nut pocket and a pressure oil supply / discharge pipe provided in the tie bar nut pocket. The apparatus is simple and lightweight, and the mold clamping apparatus can be provided at low cost.
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明の実施に係るトグル式型締装置も、概略的には従来周知のトグル式の型締装置と同様に構成されている。すなわち、本実施の形態に係るトグル式型締装置1は、図1の正面図に示されているように、固定側金型2が取り付けられる固定盤3と、可動側金型5が取り付けられる可動盤6と、型締ハウジング8と、可動盤6を貫通して固定盤3と型締ハウジング8とを連結している4本のタイバー10、10、…と、可動盤6と型締ハウジング8との間に設けられているトグル機構11とからなっている。固定盤3には貫通孔が明けられていると共に、これらの貫通孔に対応した位置に、雌ネジからなるタイバー固定部材13、13、…が固着されている。タイバー10、10、…の一方の端部は、固定盤3の貫通孔を貫通し、貫通した部分に形成されている雄ネジがタイバー固定部材13、13、…の雌ネジに螺合している。これにより、タイバー10、10、…の一方の端部は、固定盤3に固定されている。タイバー10、10、…の他方の端部は、後に詳しく説明するように、型締ハウジング8に明けられている貫通孔を貫通している。そして、タイバー10、10、…の他方の端部に設けられている雄ネジに、図1には示されてはいないがタイバーナットが螺合している。
Embodiments of the present invention will be described below. The toggle type mold clamping apparatus according to the embodiment of the present invention is also generally configured in the same manner as a conventionally known toggle type mold clamping apparatus. That is, in the toggle type mold clamping apparatus 1 according to the present embodiment, as shown in the front view of FIG. 1, the fixed
本実施の形態によると、タイバーナットを押し付けて可動盤のふらつきを防止する可動盤ふらつき防止機構21、21、…は、このような型締ハウジング8の矢印Y1で示されている、トグル機構11の反対側に設けられている。可動盤ふらつき防止機構21、21、…は、図2に示されているように、4本のタイバー10、10、…のそれぞれに対応して設けられている。図3の(ア)にも、このような可動盤ふらつき防止機構21、型締ハウジング8、タイバー10等が示されている。
According to the present embodiment, the movable plate wobbling
型締ハウジング8の4隅には、図2、3に示されているように、タイバー10が貫通する貫通孔23が明けられ、貫通孔23の出口近傍には所定の長さだけ拡径されたタイバーナット挿入穴26が形成されている。このタイバーナット挿入穴26にタイバーナット25が格納あるいは収納されるようになっている。タイバーナット挿入穴26の底面は、型締時にタイバーナット25が着座するタイバーナット着座面28となっている。タイバー10は貫通孔23を貫通しており、端部近傍には雄ネジが形成され、この雄ネジにタイバーナット25が螺合している。これにより、タイバー10、10、…の他方の端部が型締ハウジング8に取り付けられている。タイバーナット25には、小径部30と大径部31とが設けられ、肩部32が形成されている。タイバーナット25は、その大径部31がタイバーナット挿入穴26に入れられ、ナットカバー35によって肩部32が押さえられている。ナットカバー35は、小径部30が挿通される開口部が設けられ、型締ハウジング8にボルト等によって固定されている。従って、タイバーナット25は、タイバーナット挿入穴26とナットカバー35とによって構成されるタイバーナットポケット36に、その大径部31が格納されて軸方向の移動が規制されている。タイバーナット25の小径部30の一部は、ナットカバー35から外部へ出ている。タイバーナット挿入穴26の深さ、すなわちタイバーナットポケット36の軸方向の長さは、タイバーナット25の大径部31の長さよりわずかに長い。従って、タイバーナット25とタイバーナット着座面28との間には第1の隙間S1が、タイバーナット25とナットカバー35との間には第2の隙間S2が設けられ、いわゆる遊びが設けられている。したがって、タイバーナット25はタイバーナットポケット36の中で回転することができる。
As shown in FIGS. 2 and 3, through-
タイバーナット25の小径部30の外部へ出ている部分には、従動ギヤ45がそれぞれ固着されている。型締ハウジング8には、図2に示されているように、中央部に比較的大径のセンターギヤ46が設けられ、このセンターギヤ46に従動ギヤ45、45、…が噛み合わされている。従って、図2には示されていないが、所定の駆動ギヤを駆動すると、該駆動ギヤに噛み合わされているセンターギヤ46が駆動され、その結果従動ギヤ45、45、…が回転してタイバーナット25、25、…も回転する。そうすると、タイバー有効長Lが変化して型締力を調整することができる。
The driven
可動盤ふらつき防止機構21、21、…について説明する。可動盤ふらつき防止機構21、21、…は、リング状を呈するゴム材からなる第1〜3のシール38、39、40から構成されている。これらの第1〜3のシール38〜40は、前記したようなタイバーナットポケット36、36、…に関連して設けられ後述する密閉空間42を構成している。第1のシール38は、タイバーナット25の外周部とタイバーナット挿入穴26の内周面との間をシールするもので、その内径は実質的にタイバーナット25の大径部31の外径と等しく、内周面はタイバーナット25の大径部31の外周面に摺動可能に密着している。これに対し外周部は、タイバーナット挿入穴26の内周面に形成されている円周方向の溝41に位置決めされる形で嵌められている。第2のシール39は、内径は実質的にタイバーナット25の小径部30の外径に等しく、タイバーナット25の小径部30の外周面に摺動可能に密着している。外周部は、ナットカバー35の開口部に設けられている円周方向の溝に嵌められて位置決めされている。第3のシール40は、型締ハウジング8とナットカバー35の側面との間をシールするもので、タイバーナット挿入穴26の内径よりも半径方向の外側において、型締ハウジング8とナットカバー35とにより液密的に挟まれている。従って、タイバーナット25の大径部の肩部32の側面と、ナットカバー35の側面との間に液密的に密閉された密閉空間42が形成されることになる。このような密閉空間42を形成している壁面には、タイバーナット着座面28とタイバーナット25の大径部31の底面は含まれていない。このような密閉空間42に圧油を給排する給排管43はナットカバー35の方に設けられ、この給排管43の端部44は密閉空間42に開口している。従って、密閉空間42に外部から圧油を給油したり、圧油を外部に排油することができる。
The movable plate wobbling
本実施の形態に係るトグル式型締装置の作用を説明する。所定の厚さの固定側金型2と可動側金型5とを固定盤3と可動盤6とにそれぞれ取り付ける。射出成形機に設けられている所定の操作ボタンを押すと型締力調整が自動的に実施されるようになっているが、以下説明を簡単にするために手動的に行うように説明する。トグル機構11を駆動して、固定側金型2と可動側金型5がタッチするまで型閉して、そのときのトグル機構11のクロスヘッド位置を記憶する。金型がタッチしたことは、型開閉用のサーボモータのトルクリミッタ等によって確認する。トグル機構11を駆動して型開する。記憶したクロスヘッド位置と、所望の型締力を発生させるクロスヘッド位置との差から、調整すべきタイバー有効長Lの長さを計算する。可動盤ふらつき防止機構21、21、…を駆動する。すなわち、密閉空間42に注入されている圧油を給排管43を経由して外部に排油する。そうすると、タイバーナット25には圧油が作用しなくなるので、第1、2の隙間S1、S2が確保されて、タイバーナットポケット36内でタイバーナット25を自由に回転させることができるようになる。型締力調整モータを駆動して、駆動ギヤを駆動する。そうすると、センターギヤ46を介して従動ギヤ45、45、…が回転駆動され、タイバーナット25、25、…が回転する。タイバー有効長Lが所定の長さになったところで型締力調整モータを停止して、型締力の調整を完了する。
The operation of the toggle type mold clamping apparatus according to this embodiment will be described. A fixed-
型締力の調整が完了したら、可動盤ふらつき防止機構21、21、…を駆動する。すなわち、外部から給排管43を経由して密閉空間42に圧油を給油する。そうすると、図3の(イ)に示されているように、タイバーナット25の肩部32に圧油が作用して型締ハウジング8が矢印Y2方向に押し付けられる。すなわち、タイバーナット25はタイバーナット着座面28に着座して、第1の隙間S1が実質的に零になる。タイバーナット25はタイバーナットポケット36内に実質的に固定される。この状態で以下の成形サイクルを実施する。トグル機構11を駆動して型締する。タイバーナット25はタイバーナットポケット36に固定されているので、型締ハウジング8はふらつかず、可動盤6もふらつかない。従来周知のように、固定側金型2と可動側金型5との間に形成されているキャビティに溶融樹脂あるいは溶融金属材料を射出する。冷却固化を待ってトグル機構11を駆動して型開する。成形品を取り出す。型開時にも型締ハウジング8と可動盤6はふらつかない。
When the adjustment of the mold clamping force is completed, the movable plate wobbling
本実施の形態に係る可動盤ふらつき防止機構を備えたトグル式型締装置は、上記実施の形態に限定されることなく色々な形で実施できる。例えば、第1、2のシール38、39は、タイバーナット挿入穴26やナットカバー35側に設けられているように説明されているが、タイバーナット25側に設けてもよい。このように実施すると、既存の射出成形機の型締装置において、既存のタイバーナットの代わりに第1、2のシール38、39が設けられているタイバーナット25を取り付けて、ナットカバーに圧油の給排管を設けるだけで、本実施の形態に係る可動盤ふらつき防止機構を構成することが可能になり、型締装置を安価に提供することができる。さらには、第1〜3のシール38、39、40は、ゴム材からなるように説明されているが、シール作用があれば他の素材から形成されていてもよく、例えば合成樹脂材から形成することも可能である。また、圧油の給排管43はナットカバー35に設けられているように説明されているが、型締ハウジングに設けられていてもよいし、また給排管43の本数についても1本でなく、給油用と排油用の2本が設けられていても同様に実施可能である。
The toggle type mold clamping device provided with the movable plate wobbling prevention mechanism according to the present embodiment can be implemented in various forms without being limited to the above embodiment. For example, although the first and
1 型締装置 2 固定側金型
3 固定盤 5 可動側金型
6 可動盤 8 型締ハウジング
10 タイバー 11 トグル機構
21 可動盤ふらつき防止機構 25 タイバーナット
26 タイバーナット挿入穴 28 タイバーナット着座面
35 ナットカバー 36 タイバーナットポケット
38、39、40 第1、2、3のシール
42 密閉空間 43 給排管
45 従動ギヤ
S1 第1の隙間 S2 第2の隙間
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
S1 First gap S2 Second gap
Claims (3)
前記タイバーナットポケットは、前記型締ハウジングに設けられている所定深さのタイバーナット挿入穴と、該タイバーナット挿入穴に挿入される前記タイバーナットの所定部分を押さえるナットカバーとから構成され、
少なくとも型開工程と型閉工程と型締工程時は、前記タイバーナットの、前記ナットカバー側の側面と、前記ナットカバーの、前記タイバーナット側の側面とから構成される液密的な密閉空間に圧油を供給して実施し、
前記型締力の調整は、前記密閉空間から圧油を排油して、前記タイバーナットと前記タイバーナット着座面との間に所定の隙間を確保して実施するトグル式型締装置の操作方法。 A fixed plate to which the fixed mold is attached, a movable plate to which the movable mold is attached, a mold clamping housing, and a plurality of plates that pass through the movable plate and connect the fixed plate and the mold clamping housing. A tie bar nut, and a toggle mechanism provided between the movable platen and the mold clamping housing. The tie bar is provided with a tie bar nut, and the tie bar nut includes a predetermined portion of the mold. A tie bar nut seat that is housed in a tie bar nut pocket provided in a clamping housing, and that the mold clamping force can be adjusted by rotationally driving the tie bar nut. The tie bar nut is formed in the tie bar nut pocket during mold clamping. In a toggle type clamping device designed to be seated on a surface,
The tie bar nut pocket is composed of a tie bar nut insertion hole of a predetermined depth provided in the mold clamping housing, and a nut cover for pressing a predetermined part of the tie bar nut inserted into the tie bar nut insertion hole,
At least during the mold opening process, the mold closing process, and the mold clamping process, a liquid-tight sealed space composed of a side surface of the tie bar nut on the nut cover side and a side surface of the nut cover on the tie bar nut side. To supply pressure oil to
The method for operating the toggle type mold clamping device is performed by adjusting the mold clamping force by draining pressure oil from the sealed space and securing a predetermined gap between the tie bar nut and the tie bar nut seating surface. .
前記タイバーナットポケットは、前記型締ハウジングに設けられている所定深さのタイバーナット挿入穴と、該タイバーナット挿入穴に挿入される前記タイバーナットの所定部分を押さえるナットカバーとから構成され、前記タイバーナットの、前記ナットカバー側の側面と、前記ナットカバーの、前記タイバーナット側の側面とからシール手段を介して構成される液密的な密閉空間には、圧油が給排されるようになっていることを特徴とする、トグル式型締装置。 A fixed plate to which the fixed mold is attached, a movable plate to which the movable mold is attached, a mold clamping housing, and a plurality of plates that pass through the movable plate and connect the fixed plate and the mold clamping housing. A tie bar nut, and a toggle mechanism provided between the movable platen and the mold clamping housing. The tie bar is provided with a tie bar nut, and the tie bar nut includes a predetermined portion of the mold. A tie bar nut seat that is housed in a tie bar nut pocket provided in a clamping housing, and that the mold clamping force can be adjusted by rotationally driving the tie bar nut. The tie bar nut is formed in the tie bar nut pocket during mold clamping. In a toggle type clamping device designed to be seated on a surface,
The tie bar nut pocket is composed of a tie bar nut insertion hole of a predetermined depth provided in the mold clamping housing, and a nut cover for pressing a predetermined part of the tie bar nut inserted into the tie bar nut insertion hole, Pressure oil is supplied and discharged to a liquid-tight sealed space formed by a sealing means from a side surface of the tie bar nut on the nut cover side and a side surface of the nut cover on the tie bar nut side. A toggle type mold clamping device, characterized in that
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JP2009015025A JP2010173077A (en) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | Operation method for toggle type mold clamping device and mold clamping device |
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CN104924994A (en) * | 2015-06-24 | 2015-09-23 | 北京北方车辆集团有限公司 | Fixing structure used for self-moving nut |
EP3366449A1 (en) | 2017-02-28 | 2018-08-29 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Injection molding machine |
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