JP2010165640A - Fuel cell unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は燃料電池ユニットに関し、特に単純な構成で商用電源への逆潮流を防ぎつつ燃料電池の運転を継続することができる燃料電池ユニットに関する。 The present invention relates to a fuel cell unit, and more particularly to a fuel cell unit capable of continuing the operation of a fuel cell while preventing a reverse power flow to a commercial power source with a simple configuration.
水素と酸素とを使用して、これらの電気化学的反応により発電する燃料電池は、環境に優しい発電装置として注目されている。一般に、燃料電池は商用電源に連系され、燃料電池における発電電力を電力負荷の消費電力よりも所定量だけ少なくしつつ不足分の電力を商用電源から供給し、電力負荷の消費電力の変動分は商用電源で吸収している。そして、燃料電池は、その特性上、出力を急激に変化させることが困難であるため、電力負荷の消費電力が急激に減少した場合には燃料電池の出力が電力負荷の消費電力を上回る状態が起こりうる。電力供給の安定化の観点から逆潮流を認めていない電力会社も多く存在することを背景に、余剰となった燃料電池の出力が逆潮流することを回避すべく、燃料電池で発生した余剰電力を消費する電気ヒータを設け、余剰電力を電気ヒータで熱に変えてこれを水を媒体として蓄熱して有効利用する技術がある(例えば、特許文献1参照。)。 A fuel cell that uses hydrogen and oxygen to generate electric power through these electrochemical reactions has attracted attention as an environmentally friendly power generator. In general, a fuel cell is connected to a commercial power source, and the power generated by the fuel cell is reduced by a predetermined amount from the power consumption of the power load while supplying a shortage of power from the commercial power source. Is absorbed by commercial power. In addition, because of the characteristics of the fuel cell, it is difficult to change the output suddenly. Therefore, when the power consumption of the power load decreases rapidly, the output of the fuel cell exceeds the power consumption of the power load. It can happen. In view of the fact that there are many electric power companies that do not allow reverse power flow from the viewpoint of stabilization of power supply, surplus power generated in the fuel cell in order to avoid reverse flow of the surplus fuel cell output. There is a technique of providing an electric heater that consumes the heat, converting surplus power into heat with an electric heater, and storing the heat using water as a medium for effective use (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、上述の逆潮流防止用の電気ヒータは水に接する電気機器であるため、水と接する部分の電気絶縁を確実に行うための構造が複雑になる。また、排熱を蓄える蓄熱槽がもはや蓄熱できない状態になっている場合は燃料電池の運転が継続不能となる。 However, since the electric heater for preventing a reverse power flow described above is an electric device that comes into contact with water, a structure for reliably performing electric insulation of a portion that comes into contact with water becomes complicated. Further, when the heat storage tank for storing the exhaust heat is no longer capable of storing heat, the operation of the fuel cell cannot be continued.
本発明は上述の課題に鑑み、単純な構成で商用電源への逆潮流を防ぎつつ燃料電池の運転を継続することができる燃料電池ユニットを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a fuel cell unit capable of continuing the operation of a fuel cell while preventing a reverse power flow to a commercial power source with a simple configuration.
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る燃料電池ユニットは、例えば図1に示すように、商用電源80と連系して電力負荷90に供給する電力を発生させる燃料電池13と;燃料電池13で発生した電力のうち余剰電力を消費する余剰電力消費装置14であって、余剰電力で発熱する電気ヒータ14hを有する余剰電力消費装置14と;燃料電池13及び余剰電力消費装置14を収容する筐体16であって、空気を取り込む吸気口16aと吸気口16aから取り込んだ空気を排出する排気口16bとが形成された筐体16とを備え;余剰電力消費装置14が排気口16bの近傍に配設されている。
In order to achieve the above object, a fuel cell unit according to a first aspect of the present invention is a fuel cell that generates power to be supplied to a
このように構成すると、燃料電池で発生した余剰電力を余剰電力消費装置で消費しつつ電気ヒータで発生した熱を筐体外へ速やかに排出することができ、余剰電力が発生しても、単純な構成で商用電源への逆潮流を防ぎつつ燃料電池の運転を継続することができる。 If comprised in this way, the heat which generate | occur | produced with the electric heater can be rapidly discharged | emitted out of a housing | casing, consuming the surplus electric power which generate | occur | produced with the fuel cell with the surplus electric power consumption apparatus, and even if surplus electric power generate | occur | produces, it is simple. With the configuration, it is possible to continue the operation of the fuel cell while preventing a reverse power flow to the commercial power source.
また、本発明の第2の態様に係る燃料電池ユニットは、例えば図1に示すように、上記本発明の第1の態様に係る燃料電池ユニット1において、余剰電力消費装置14が、筐体16内の空気を排気口16bから排出させる余剰電力で作動する空気流動装置14fを含んで構成されている。
Further, the fuel cell unit according to the second aspect of the present invention is, for example, as shown in FIG. 1, in the
このように構成すると、空気流動装置で余剰電力を消費させつつ電気ヒータで発生した熱を空気流動装置で流動させた空気により強制的に筐体外へ排出することができ、筐体内の温度上昇を抑制しつつ商用電源への逆潮流を防ぐことができる。 With this configuration, the heat generated in the electric heater can be forcibly discharged outside the casing by the air flowing in the air flowing apparatus while consuming surplus power in the air flowing apparatus, and the temperature rise in the casing can be reduced. The reverse power flow to the commercial power supply can be prevented while suppressing.
また、本発明の第3の態様に係る燃料電池ユニットは、例えば図1に示すように、上記本発明の第2の態様に係る燃料電池ユニット1において、余剰電力を電気ヒータ14hと空気流動装置14fとに按分する余剰電力分配装置18を備える。
Further, the fuel cell unit according to the third aspect of the present invention is, for example, as shown in FIG. 1, in the
このように構成すると、例えば余剰電力の量が大きく電気ヒータの出力が大きいときは空気流動装置の出力も大きくし、余剰電力の量が小さく電気ヒータの出力が小さいときは空気流動装置の出力も小さくするというように、余剰電力をその量に応じて適切に配分することができて、筐体内の温度を適切に維持しながら商用電源への逆潮流を防ぎつつ燃料電池の運転を継続することができる。 With this configuration, for example, when the amount of surplus power is large and the output of the electric heater is large, the output of the air flow device is also increased. When the amount of surplus power is small and the output of the electric heater is small, the output of the air flow device is also increased. The surplus power can be appropriately distributed according to the amount, such as to reduce, and the fuel cell operation can be continued while preventing the reverse power flow to the commercial power supply while maintaining the temperature inside the housing appropriately Can do.
本発明によれば、燃料電池で発生した余剰電力を余剰電力消費装置で消費しつつ電気ヒータで発生した熱を筐体外へ速やかに排出することができ、余剰電力が発生しても、単純な構成で商用電源への逆潮流を防ぐことができる。 According to the present invention, the heat generated by the electric heater can be quickly discharged out of the housing while consuming the surplus power generated in the fuel cell by the surplus power consuming device, and even if surplus power is generated, it is simple. The configuration can prevent reverse power flow to commercial power.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In the drawings, the same or similar members are denoted by the same or similar reference numerals, and redundant description is omitted.
まず図1を参照して、本発明の実施の形態に係る燃料電池ユニット1を説明する。図1は、燃料電池ユニット1の概略構成図である。燃料電池ユニット1は、燃料電池13と、燃料電池13で発生した電力のうち余剰電力を消費する余剰電力消費装置14と、制御装置15とが、筐体16に収容されて構成されている。また、筐体16には、原料燃料供給装置11及び燃料処理装置12も収容されている。筐体16には、燃料電池ユニット1を据え付けたときに下部となる一側面に、吸気口16aが設けられている。また、筐体16には、燃料電池ユニット1を据え付けたときに上部となる、吸気口16aのほぼ対角線(吸気口16aからの距離が遠くなる箇所)の一側面に、排気口16bが設けられている。
First, a
原料燃料供給装置11は、燃料電池13に供給される燃料ガスgの原料である原料燃料mを燃料処理装置12に供給する装置である。原料燃料mには、典型的には、メタン、エタン等の鎖式炭化水素(天然ガスも含む)、あるいはメタノール、石油製品(灯油、ガソリン、ナフサ、LPG等)等の炭化水素を主成分とする混合物等の炭化水素系の燃料が用いられる。原料燃料供給装置11は、燃料処理装置12の改質触媒の硫黄被毒を避けるために原料燃料mから硫黄分を除去する脱硫器を備えている。また、原料燃料供給装置11は、原料燃料mを燃料処理装置12に送るためのブロワ又はポンプを備えている。原料供給装置11は、原料燃料mを貯留するタンクを備えていてもよい。タンクを備えない場合は、外部の貯蔵タンクから原料燃料mを導入するように構成される。
The raw material
燃料処理装置12は、原料燃料mを導入し改質して水素に富む燃料ガスgを生成する装置である。水素に富む燃料ガスgは、水素を主成分とするガスであり、水素を40体積%以上、典型的には70〜80体積%程度含んだ、燃料電池13に供給するガスである。燃料ガスg中の水素濃度は80体積%以上でもよく、すなわち燃料電池13に供給したときに酸化剤ガス中の酸素との電気化学的反応により発電可能な濃度であればよい。燃料処理装置12は、原料燃料供給装置11から送られてくる原料燃料mを導入し、改質剤としての改質用水を加え、原料燃料mを改質して生成された燃料ガスgを燃料電池13に供給するように構成されている。燃料処理装置12は、改質触媒充填層を備えており、原料燃料mの水蒸気改質反応を促進させるように構成されている。水蒸気改質反応は吸熱反応であるため、燃料処理装置12は、改質に必要な改質熱を供給するための燃焼部を有している。燃焼部はバーナーを有し、可燃燃料と空気とを導入し燃焼させて改質熱を得ることができるように構成されている。可燃燃料には、原料燃料mや燃料電池13から排出される水素を含有するアノードオフガスが用いられる。
The
燃料電池13は、水素に富む燃料ガスgと酸素を含有する酸化剤ガスとを導入し、燃料ガスg中の水素と酸化剤ガス中の酸素との電気化学的反応により発電する装置である。燃料電池13は、典型的には固体高分子型燃料電池である。燃料電池13は、図では簡易的に示されているが、実際には、電解質である固体高分子膜を燃料極と空気極とで挟んで単一のセルが形成され、この単層のセルが冷却部を介して複数積層されて構成されている。燃料電池13では、燃料極に供給された燃料ガスg中の水素が水素イオンと電子とに分解し、水素イオンが固体高分子膜を通過して空気極に移動すると共に電子が燃料極と空気極とを結ぶ導線を通って空気極に移動して、空気極に供給された酸化剤ガス中の酸素と反応して水を生成し、この反応の際に発熱する。この反応で、電子が導線を通ることにより、直流の電力を取り出すことができる。反応後の燃料ガスgはアノードオフガスとして燃料極から排出され、反応後の酸化剤ガスは生成された水分と共にカソードオフガスとして空気極から排出される。上述のように、燃料極から排出されたアノードオフガスは、燃料処理装置12の燃焼部で燃焼される可燃燃料として利用される。
The
燃料電池13の燃料極と燃料処理装置12とは制御弁19が配置された流路で接続されており、燃料処理装置12で生成された燃料ガスgを燃料電池13の燃料極に供給することができるように構成されている。制御弁19は、典型的には電動二方弁である。制御弁19と制御装置15との間には信号ケーブルが敷設されており、制御弁19は制御装置15からの信号を受信して弁の開度を調節することができるように構成されている。また、燃料電池13には、発生した電力を電力負荷90に向けて出力する出力ケーブル33が接続されている。電力負荷90は、燃料電池ユニット1外に設置された外部負荷である。出力ケーブル33には、典型的には、直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナ(不図示)が設けられている。出力ケーブル33の他端には、電力負荷90に接続された負荷ケーブル39が接続されている。出力ケーブル33と負荷ケーブル39との接続部には、商用電源80から供給された電力を電力負荷90に向けて伝搬する商用ケーブル38が接続されている。商用ケーブル38には、商用電源80から供給された電力量を検出する電力計38Mが配設されている。電力計38Mは制御装置15と信号ケーブルで接続されており、電力計38Mで検出された電力値を信号として制御装置15に送信することができるように構成されている。
The fuel electrode of the
余剰電力消費装置14は、燃料電池13で発生した電力が余剰となった場合にその余剰電力を消費することができる装置である。燃料電池13で発生した電力が商用電源80へ逆潮流するのを防止する観点から、電力負荷90は全消費電力のうち少なくとも一定の最低電力が商用電源80から供給されていることが好ましい。ここでいう余剰電力とは、電力負荷90の全消費電力から前記最低電力を差し引いた電力を、燃料電池13で発生した電力から差し引いた後の残りの電力である。最低電力は、例えば100wとすることができるが、0wとしてもよい。余剰電力消費装置14は、燃料電池13で発生した電力で作動する電気ヒータ14h及び空気流動装置としてのファン14fを有している。
The surplus
電気ヒータ14hはヒータケーブル34hを介して余剰電力分配装置としての電力分配器18に接続され、ファン14fはファンケーブル34fを介して電力分配器18に接続されている。電力分配器18は、余剰ケーブル34を介して出力ケーブル33に接続されている。電力分配器18は、余剰ケーブル34を介して供給された電力を、少なくともヒータケーブル34h及びファンケーブル34fに分配する機器である。電力分配器18は、制御装置15と信号ケーブルで接続されており、制御装置15からの指令信号に応じてヒータケーブル34h及びファンケーブル34fに分配する電力の割合が変更可能に構成されている。余剰ケーブル34は、典型的にはパワーコンディショナ(不図示)よりも燃料電池13側の出力ケーブル33に接続され、電気ヒータ14h及びファン14fが直流電力で作動するように構成されている。なお、余剰ケーブル34がパワーコンディショナ(不図示)よりも電力負荷90側の出力ケーブル33に接続されて、電気ヒータ14h及びファン14fが交流電力で作動するように構成されていてもよい。
The
余剰電力消費装置14は、排気口16bの近傍に配設されている。ここで、排気口16bの近傍とは、余剰電力消費装置14から発生した熱を、収容されている他の機器に影響を及ぼさない温度に筐体16内を維持できるように、適宜筐体16の外へ排出することができる位置である。余剰電力消費装置14は、典型的には、冷却が必要な他の機器(例えば制御装置15等)よりも排気口16bに近い位置に配設されている。さらに本実施の形態では、排気口16bの直近に電気ヒータ14hが設置され、電気ヒータ14hに隣接した内側にファン14fが設置されている。換言すると、電気ヒータ14hは、排気口16bとファン14fとに挟まれた位置に設けられている。さらに、ファン14fは、作動したときの空気の流れが排気口16bに向かう向きで設置されている。このように構成されていることで、電気ヒータ14hで発生した熱を筐体16内にとどまらせずに速やかに筐体16外へ排出することが可能となる。また、ファン14fが作動することにより、吸気口16aから外気が導入され、吸気口16aから排気口16bへの空気の流れが生じ、この際、吸気口16aと排気口16bとがほぼ対角線上に設けられていることによって燃料電池ユニット1内に導入された外気がショートサーキットすることが回避されるように構成されている。なお、ファン14fは、電気ヒータ14hと排気口16bとの間に配置されていてもよい(電気ヒータ14hがファン14fの吸い込み側に配置されていてもよい)。また、電気ヒータ14hのまわりに、電気ヒータ14hを通過した空気がすべて排気口16bに導かれるようなフード(不図示)が設けられていてもよい。このようにすると、電気ヒータ14hで発生した熱を確実に筐体16外へ排出することが可能となる。
The surplus
制御装置15は、燃料電池ユニット1の運転を制御する機器である。制御装置15は、制御弁19及び酸化剤ガスを燃料電池13に供給する酸化剤ガスブロワ(不図示)とそれぞれ信号ケーブルで接続されており、制御弁19の開度を調節して燃料電池13に導入される燃料ガスgの流量を制御すると共に、酸化剤ガスブロワ(不図示)の回転速度を調節して燃料電池13に導入される酸化剤ガスの流量を制御することにより、燃料電池13における発電電力(出力)を制御することができるように構成されている。また、制御装置15は、原料燃料供給装置11と信号ケーブルで接続されており、原料燃料供給装置11から燃料処理装置12へ供給される原料燃料mの流量を調節することができるように構成されている。また、制御装置15は、電力計38Mと信号ケーブルで接続されており、電力計38Mで検出された値を信号として受信することができるように構成されている。
The
さらに、制御装置15は、電力分配器18と信号ケーブルで接続されており、電気ヒータ14h及びファン14fに供給される電力を調節することができるように構成されている。典型的には、電力計38Mから受信した値を基にして、余剰となる燃料電池13で発電された電力を適切に電気ヒータ14hとファン14fとに按分するように電力分配器18が制御される。このとき、制御装置15は、電気ヒータ14h及びファン14fに供給される電力が所定の比率で按分されるように電力分配器18を制御することが好ましい。所定の比率は、典型的には、電気ヒータ14hにおける発熱と、該発熱を筐体16外に排出できるファン14fの風量とがバランスするような比率である。
Further, the
引き続き図1を参照して、燃料電池ユニット1の作用について説明する。原料燃料供給装置11は、内部又は外部のタンクに貯蔵されている原料燃料mを脱硫器で脱硫した後、ブロワ又はポンプで燃料処理装置12に圧送する。燃料処理装置12では、供給された原料燃料mと、別に導入した改質用水とを改質触媒充填層に導き、燃焼部から改質熱を得て水蒸気改質反応が行われる。燃料処理装置12で生成された水素に富む燃料ガスgは、燃料電池13に供給される。燃料電池13は、燃料ガスgと酸化剤ガスとしての空気とを導入し、燃料ガスg中の水素と酸化剤ガス中の酸素との電気化学的反応により発電する。また、電気化学的反応により熱が発生し、水分が生成される。詳しくは、燃料極側の電子が外部電気回路を通って空気極側に移動する際に電力を得ることができる。また、燃料極側の水素イオンは固体高分子膜を通過して空気極側に移動し、酸素と結合して水分が発生する。
With continued reference to FIG. 1, the operation of the
燃料電池13で発生した直流電力は、パワーコンディショナ(不図示)で交流電力に変換された後、出力ケーブル33及び負荷ケーブル39を介して電力負荷90に供給される。他方、電力負荷90には、商用電源80から供給された電力も商用ケーブル38及び負荷ケーブル39を介して供給される。すなわち、電力負荷90には、燃料電池13で発生した電力と商用電源80から供給された電力とが送電される。典型的には、まず、燃料電池13で発生した電力のうち、燃料電池ユニット1の補機類の作動に用いられる分を除いた供給可能な電力すべてを電力負荷90に供給し、不足分が商用電源80から供給される電力で補われる。しかしながら、燃料電池13で発生した電力が商用電源80へ逆潮流するのを回避する観点から、制御装置15は、電力計38Mで検出された値を受信して商用電源80から電力負荷90へ所定の最低電力以上の電力が供給されるように監視し、電力計38Mで検出された値が最低電力未満になったときは、最低電力以上となるように制御弁19の開度及び酸化剤ガスブロワ(不図示)の回転速度を調節して燃料電池13の出力を制御する。このとき、燃料電池13はその特性上急激に出力を変化させることが難しいことから、電力負荷90の消費電力が急激に減少した場合は、燃料電池13の出力低下が間に合わず、商用電源80に逆潮流しうる余剰電力が発生することとなる。このような状況においても逆潮流を回避するため、燃料電池ユニット1は以下のように作動する。
The DC power generated in the
図2は、燃料電池ユニット1の逆潮流回避運転のフローチャートである。上述のように、電力計38Mで検出された値が最低電力以上となるように燃料電池13の出力を制御しつつも、制御装置15は、電力計38Mで検出された値が最低電力未満になったか否かを判断する(ST1)。最低電力未満になっていない場合は電力計38Mで検出された値が最低電力未満になったか否かを判断する工程(ST1)を続ける。他方、電力負荷90の消費電力が急減した等の原因により、電力計38Mで検出された値が最低電力未満になった場合、制御装置15は、電力分配器18を介して余剰電力を電気ヒータ14h及びファン14fに供給する(ST2)。これにより、余剰電力が商用電源80へ逆潮流することなく電気ヒータ14hで消費されて熱に変わると共に、ファン14fで消費されて送風エネルギーとなる。さらに、余剰電力が電気ヒータ14h及びファン14fに供給されることにより、電気ヒータ14hで発生した熱がファン14fで発生した気流により排気口16bから筐体16外へ排出されるため、筐体16内が高温になって他の機器(例えば制御装置15等)に悪影響を及ぼすことを回避することができる。
FIG. 2 is a flowchart of the reverse power flow avoiding operation of the
余剰電力を電気ヒータ14h及びファン14fに供給したら(ST2)、制御装置15は、電力計38Mで検出された値が最低電力以上になったか否かを判断する(ST3)。最低電力以上になっていない場合は、引き続き電気ヒータ14h及びファン14fへの余剰電力の供給を行う(ST2)。他方、電力計38Mで検出された値が最低電力以上になった場合、制御装置15は、電力分配器18を介して電気ヒータ14h及びファン14fへの通電を遮断する(ST4)。なお、燃料電池ユニット1の運転中における筐体16内の温度上昇を抑制する観点から、電力計38Mで検出された値が最低電力以上になった後も含めて燃料電池ユニット1の運転中は、筐体16内の温度上昇を抑制可能な風量でファン14fを作動させておいてもよい。電気ヒータ14h及びファン14fへの通電を遮断したら(ファン14fへの供給電力は遮断せずに減少させる場合もある)、再び電力計38Mで検出された値が最低電力未満になったか否かを判断する工程(ST1)に戻り、以降、上述のフローを繰り返す。
When surplus power is supplied to the
以上で説明したように、本実施の形態に係る燃料電池ユニット1は、余剰電力を消費して発生した熱を、後に利用可能なように蓄えることをせずに、排出して無駄になっている部分がある。燃料電池ユニット1は、上述のように電力計38Mで検出された値が最低電力以上を維持するように制御されることに加え、昨今では制御装置15が学習機能を有して過去の実績に基づいた運転計画で運転するように制御されることが可能になり、余剰電力が発生する場面が少なくなっており、仮に余剰電力が発生しても比較的早期に余剰電力がなくなるようになっている。このような事情に鑑み、本実施の形態に係る燃料電池ユニット1では、エネルギーが多少無駄になったとしても逆潮流する可能性をより低減するような構成としたものである。また、余剰電力を熱に変えて空気搬送で筐体16外に排出することにより、電気ヒータ14hは水と接する部分がないため構造が複雑にならず、排熱を蓄える蓄熱槽がもはや蓄熱できない状態になっている場合でも燃料電池13の運転を継続することができるという利点がある。
As described above, the
以上の説明では、燃料電池13が固体高分子型燃料電池であるとしたが、りん酸型燃料電池等の固体高分子型燃料電池以外の燃料電池であってもよい。しかしながら、固体高分子型燃料電池とすると、比較的低温で運転することができ、装置を小型化できるので、一般家庭等に設置するのに適している。
In the above description, the
1 燃料電池ユニット
13 燃料電池
14 余剰電力消費装置
14f ファン(空気流動装置)
14h 電気ヒータ
15 制御装置
16 筐体
16a 吸気口
16b 排気口
18 電力分配器(余剰電力分配装置)
80 商用電源
90 電力負荷
DESCRIPTION OF
80
Claims (3)
前記燃料電池で発生した電力のうち余剰電力を消費する余剰電力消費装置であって、前記余剰電力で発熱する電気ヒータを有する余剰電力消費装置と;
前記燃料電池及び前記余剰電力消費装置を収容する筐体であって、空気を取り込む吸気口と前記吸気口から取り込んだ空気を排出する排気口とが形成された筐体とを備え;
前記余剰電力消費装置が前記排気口の近傍に配設された;
燃料電池ユニット。 A fuel cell that generates power to be connected to a commercial power source and supplied to an electric load;
A surplus power consuming device that consumes surplus power out of the power generated in the fuel cell, the surplus power consuming device having an electric heater that generates heat by the surplus power;
A housing for housing the fuel cell and the surplus power consuming device, wherein the housing is formed with an intake port for taking in air and an exhaust port for discharging air taken in from the intake port;
The surplus power consuming device is disposed in the vicinity of the exhaust port;
Fuel cell unit.
請求項1に記載の燃料電池ユニット。 The surplus power consuming device is configured to include an air flow device that operates with the surplus power that discharges air in the housing from the exhaust port;
The fuel cell unit according to claim 1.
請求項2に記載の燃料電池ユニット。 A surplus power distribution device that apportions the surplus power to the electric heater and the air flow device;
The fuel cell unit according to claim 2.
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