JP2010162412A - 模様シートを有する使い捨ておむつの製造方法 - Google Patents

模様シートを有する使い捨ておむつの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 使い捨ておむつの外装に模様を付すに当たり、外装シート全体に連続模様や繰り返し模様を印刷すると印刷コストが高くなる。また外装シートにワンポイントの印刷を施すと、おむつに対する模様の位置合わせが難しくなる。
【解決手段】 使い捨ておむつ1の外装シートの内側に、四角形の模様シート15が貼着され、この模様シート15にワンポイントの模様17が印刷されている。そしてこの模様17は、外装シートを透過して目視できるようになっている。模様シート15を用いることにより、ワンポイントの模様17をおむつ1の任意の位置に正確に位置決めして付すことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、使い捨ておむつに関し、特に多色印刷などの模様が、おむつの背面または正面の一部でのみ目視できるようにした模様シートを有する使い捨ておむの製造方法に関する。
乳児や幼児用のいわゆるオープン型の使い捨ておむつまたは予めパンツ型に成形された使い捨ておむつでは、おむつの外装に動物やキャラクタの図形などの模様が現れるようにしているのが一般的である。
前記模様を付す従来の方法としては、おむつの外装シート(バックシート)となるフィルムに予め連続模様または繰り返し模様を印刷しておき、この外装シートを使用しておむつを自動機により連続製造するが一般的である。
以下の特許文献1に記載のものは、透視可能な外装シート(バックシート)を用い、この外装シートとその内側の第3の部材とを色を有するホットメルト型接着剤を介して接合している。そして前記ホットメルト型接着剤をドット状に塗布するとともに、このホットメルト型接着剤で、ドットの密度の高い領域を形成し、ドット密度の高い領域で図柄、模様を表現し、この図柄、模様を前記外装シートを通して目視できるようにしている。
特開平3−90602号公報
前記のように予め模様が印刷されたフィルムを外装シートとして用いておむつを製造する方法では、帯状の前記外装シートの上に吸収層と透液性の内面シート(トップシート)とを重ね、その後の個々のおむつに分離する工程を伴う。そのため、完成後の使い捨ておむつでは、おむつの外装のどの位置にどの模様や図柄が位置するかの制御が実質的に不可能である。そのため、外装シートの印刷は、前記のような連続模様や繰り返し模様に限られることになり、外装に現れる模様のデザインの選択の自由度が制限される。また、外装シートとなるフィルム全体に印刷を施すことが必要であるため、外装シート(印刷模様を有するフィルム)の製造コストが高くなり、例えば、多色印刷で模様を表現しようとすると、コストがきわめて高くなる。
次に、前記特許文献1に記載のものでは、外装シートにロールコーターを用いて有色のホットメルト型接着剤を塗工し、このホットメルト型接着剤のドット塗布で模様を表現しているため、鮮明な模様を得ることができず、勿論多色の模様を表現することも不可能である。さらに前記特許文献1の第1図にはおむつの一部分にのみ模様が現れるようにしているが、前記のようにロールコーターにより模様を付する手法では完成したおむつと模様との位置ずれが発生しやすい欠点がある。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、低コストでおむつの一部にのみ模様を付することを可能とし、例えば多色印刷の模様を用いた場合でも大幅なコスト上昇を防止できるようにした使い捨ておむつの製造方法を提供することを目的としている。
また本発明は、おむつの一部に模様を付する場合に、模様とおむつとの位置ずれを最小にでき、また模様を付す箇所の変更にも自由に対応できる使い捨ておむつおよびその製造方法を提供することを目的としている。
本発明は、外側に向けられる外装シートと、受液側に向けられる液透過性の内面シートと、前記外装シートと内面シートとの間に位置する吸収層と、を有し、装着者の腹側に当てられる前面部と、股間部に当てられる中間部と、背側に当てられる後面部とが形成された使い捨ておむつの製造方法において、
(a)表面に模様を備えた模様シートを前記外装シートよりも小さい面積に切断し、透視可能な帯状の前記外装シートの内面に、切断された前記模様シートを、前記外装シートの長手方向に一定の間隔を開けて配置して、前記模様シートをその表面を前記外装シートに向けて貼着する工程と、
(b)前記外装シートの内側に吸収層および前記内面シートを設置する工程と、
(c)帯状の前記外装シートを個々のおむつ毎に分割する工程と、
を有することを特徴とするものである。
好ましくは、前記模様シートが、樹脂フィルムに模様を印刷したものであり、さらに好ましくは、前記模様シートが、透湿性である。
また、前記(a)の工程では、前記外装シートの内面にランダムに塗工された接着剤を用いて、前記外装シートに前記模様シートを貼着することが好ましい。
本発明では、前記前面部の両側部と前記後面部の両側部とが接合されてウエスト開口部と一対のレッグ開口部が形成され、前記ウエスト開口部に設けられた弾性部材でウエストギャザーが、前記レッグ開口部に設けられた弾性部材でレッグギャザーがそれぞれ形成されたパンツ型の使い捨ておむつの製造方法であって、
前記(a)の工程では、前記模様シートを、前記ウエストギャザーと前記レッグギャザーの双方に掛からない領域に貼着するものとして構成できる。
または、前記前面部の両側部と前記後面部の両側部とが接合されてウエスト開口部と一対のレッグ開口部が形成され、前記前面部から前記後面部にかけて胴回りに連続するギャザーが形成されたパンツ型の使い捨ておむつの製造方法であって、
前記(a)の工程では、前記模様シートを、前記ギャザーに掛からない領域に貼着するものとして構成できる。
また、前記外装シートが不織布であることが好ましい。
さらに、前記使い捨ておむつを背面または正面から見たときに、前記模様シートは、前記おむつの面積の例えば50%以下である。
本発明の使い捨ておむつはいわゆるオープン型であってもよいし、または予めパンツ型に形成されたものであってもよい。
前記の使い捨ておむつを背面から見たとき、正面から見たときとは、おむつを人体に装着させていない状態で、おむつを前面部と後面部が密着するように平坦な形状に潰し、これを背面側または正面側から見た状態を意味する。または、使い捨ておむつを人体に装着したのと同じ状態で立体型とし、このときにおむつを背面側から見たときと正面側から見たときの投影形状を意味する。すなわち、おむつを潰した状態と立体型にした状態のいずれか一方の条件で、おむつの面積(投影面積)よりも模様シートの占める面積が小さいという条件を満たしていればよい。
また、前記模様シートは、例えば、多角形または円形あるいは楕円形のいずれかである。
上記のように、模様シートとして、通気性および透湿性のシートを用いると外装シートが通気性、透湿性の場合に、模様シートを貼着したことで、前記外装シートの通気や透湿機能を阻害しない。しかし模様シートが前記背面または正面から見たときの外装シートの面積よりも50%以下となるような小さいものである場合には、模様シートが通気性や透湿性を有しないものであっても、おむつ全体としての蒸れ防止への影響を少なくできる。
例えば、前記外装シートは不織布である。あるいは、前記外装シートはフィルムであり、このフィルムの内面に前記模様シートが貼着されているものであってもよい。
本発明の製造方法では、模様シートを外装シートへ貼着するときの精度を確保しておけば、おむつの所定の位置で模様を位置ずれさせることなく付すことが可能である。また模様を付す位置の変更や模様の大きさの変更にも容易に対応できる。
以上のように本発明では、模様を任意の位置に付すことができる。また比較的小面積の模様シートを用いているため、模様シートを形成する樹脂フィルムなどのシート素材の無駄が少ない。また小面積の模様シートに模様を印刷しているため、模様を印刷することによるコストを低減できる。また従来のように外装シート全体に連続模様や繰り返し模様を印刷する場合に比べて印刷コストを低減できるため、模様を多色印刷することも可能である。
また、ワンポイントや数ポイントの模様を、おむつに対して高精度に位置決めして付すことができ、模様ずれが生じにくい。
さらに、おむつに付す模様の変更や、模様を付す位置の変更に容易に対応できる。
本発明の製造方法により製造されるパンツ型おむつを示す斜視図、 図1に示したパンツ型おむつのII−II線の断面図、 積層構造の他の実施の形態を示す断面図、 積層構造の他の実施の形態を示す断面図、 本発明の使い捨ておむつの製造方法を示す斜視図、 本発明の使い捨ておむつの製造方法を示す斜視図、 (A)(B)は、おむつに対して模様を付す位置の変形例を示す背面図、
図1は本発明の製造方法の一実施の形態により製造されるパンツ型の使い捨ておむつを示す斜視図、図2は図1に示すパンツ型の使い捨ておむつのII−II線の断面図、図5と図6は前記使い捨ておむつの製造方法の一例を示す斜視図である。
図1に示す使い捨ておむつ1は、予めパンツ型に成形されたものであり、その成形前の展開状態ではいわゆる砂時計形状である。このおむつ1は、使用時に装着者の腹部に当てられる前面部2Aと、使用時に尻部および/または背部に当てられる後面部2Cと、使用時に股間部に当てられる中間部2Bとを有する。
前面部2Aの横方向の側部4Aと、後面部2Cの横方向の側部4Cとが互いに接合される。その結果、前面部2Aのウェスト端部3Aと後面部2Cのウエスト端部3Cとでウエスト開口部5が形成される。さらに、前面部2A、中間部2B、後面部2Cにかけて、左右にレッグ開口部6が形成される。
前記ウエスト端部3Aと3Cには横方向に弾性部材(弾性バンド)7が取付けられ、図1に示すように、前記弾性部材7の弾性収縮力によりウエスト開口部5に沿ってウエストギャザーが形成される。前記レッグ開口部6の周囲には弾性部材(弾性バンド)8が取付けられ、図1に示すように、前記弾性部材8の弾性収縮力により、レッグ開口部9の周囲にレッグギャザー(レッグ側のカフ)が形成される。
図2の断面図では、図示下側がおむつ1の外面側、内側がおむつ1の内面側である。このおむつの積層構造は、通気性で透湿性の素材である不織布で形成された外装シート11の内側に、通気性で透湿性のフィルムで形成された防水シート12(液不透過性シート)が重ねられている。さらに防水シート12の内側に吸収層13が重ねられて、最も内面側には液透過性の内面シート14が重ねられている。そして、前記外装シート11と防水シート12との間に、四角形片状の模様シート15が挟まれている。
外装シート11の内面にはホットメルト型接着剤16aが波状などのランダムな形状に塗工されており、このホットメルト型接着剤16aによって、外装シート11と防水シート12とが接着されている。またこのホットメルト型接着剤16aによって、前記模様シート15が外装シート11に接着固定されている。
また、防水シート12の内面と吸収層13の内面にもホットメルト型接着剤16b,16cがランダムに塗工されており、防水シート12と吸収層13とが接着され、吸収層13と内面シート14とが接着されている。
前記外装シート11と内面シート14および防水シート12は、おむつ1を展開した状態で、全体の形状が同じ砂時計型である。ただし、防水シート12のみが前記外装シート11および内面シート14よりも小さい形状であってもよい。また吸収層13は、前記外装シート11および内面シート14よりも一回り小さい砂時計形状である。そして、外装シート11と内面シート14(および防水シート12)は、吸収層13の周囲から外れた位置、すなわち前面部2Aの横方向の側部4A、後面部2Cの横方向の側部4C、およびウェスト端部3Aと3C、さらにはウエスト開口部5の周囲において、前記ホットメルト型接着剤16a,16bによって互いに接着されている。
一方、前記模様シート15は、外装シート11よりも十分に小さい面積を占めるものであり、その外面側には、動物の顔、キャラクタ、植物などの図形、あるいは記号、文字などの模様17が印刷されている。図の実施の形態では、1枚の模様シート15にワンポイントの模様17が印刷されている。また前記図形、記号、文字のいずれかの組み合わせが模様17として印刷されていてもよい。前記模様シート15は小さい四角片状であるため、模様17の周囲の余白部分の面積が少ない。よって模様シート15は、低コストで製造可能である。また模様シート15が小さく、また模様17の寸法も小さいため、模様17を多色印刷しても、コストの大幅な上昇を抑制できる。
前記模様シート15は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの樹脂フィルム、または紙材、紙材と樹脂フィルムとのラミネート材などであり、模様17を鮮やかに印刷できるものが好ましい。ただし、模様シート15を樹脂フィルムで形成する場合に、通気性および透湿性のフィルムを用いると、模様シート15を取付けた部分での通気性や透湿性を阻害しない。また模様シート15をポイントボンド、スパンボンド、スパンレースなどの不織布で構成してもよい。この不織布で形成した模様シート15は通気性で透湿性である。
前記外装シート11は、不織布であり、前記模様17を透視して目視で確認できる程度の光線透過率を有するものであり、例えばポイントボンド、エアースルー、スパンボンド、スパンレース不織布などである。
前記防水シート12は、ポリエチレンやポリプロピレンなどの通気性で且つ透湿性の樹脂フィルムである。吸収層13は、吸収性素材、例えば粉砕パルプあるいは粉砕パルプと高吸水性ポリマーとの混合物などにより形成され、粉砕パルプあるいは粉砕パルプと高吸水性ポリマーとの混合物がティッシュなどの吸収性シートで包まれたものである。
内面シート14は透液性であり、親水処理された疎水性繊維、親水性繊維などで形成されたものであり、例えばポイントボンド、エアースルー、スパンボンド、スパンレース不織布などである。または、前記不織布に嵩高な不織布からなるクッション層を重ねて内面シート14を形成してもよい。
前記模様シート15は、おむつ1の後面部2Cに取付けられ、あるいは後面部2Cから中間部2Bに渡って取付けられる。この場合、図1に示すように人体に装着したのと同じ立体状態で、前記の使い捨ておむつ1を背面((i)方向)から見たときに、あるいは、使い捨ておむつ1を、前面部2Aと後面部2Cとが密着するように、平坦な状態に潰して、背面((i)方向)から見たときに、前記おむつの全体の目視面積に対して、前記模様シート15の占める面積が小さく、好ましくは全体の目視面積に対する模様シート15の占める面積が50%以下であることが好ましい。
また、模様シート15が、おむつ1の前面部2Aに取付けられ、あるいは前面部2Aから中間部2Bに渡って取付けられてもよい。この場合、おむつ1の前記の立体状態、またはおむつ1を潰した状態で、正面((ii)方向)から見たときに、おむつの全体の目視面積に対して、模様シート15の占める面積15が十分に小さく、好ましくはその面積比が50%以下である。
また、模様シート15を、前面部2A側と後面部2C側の双方に取付けることが可能である。
前記模様シート15は、任意の位置に取付けることが可能であるが、ウエスト開口部5の周囲で、弾性部材7により形成されたウエストギャザー、およびレッグ開口部6の周囲で、弾性部材8により形成されたレッグギャザーの双方に掛からない領域に取付けることが好ましい。また前面部2Aから後面部2Cに掛けて胴回りに連続するギャザーが形成されているものにおいても、このギャザーに掛からない位置に模様シート15が取付けられることが好ましい。
模様シート15が前記ギャザーに掛からない位置に取付けられると、模様シート15が比較的平坦状態を保つことができ、模様17が歪むことを防止できる。
さらに、模様シート15は、前面部2Aの横方向の側部4Aと、後面部2Cの横方向の側部4Cとの接合部を避ける位置に取付けられることが好ましい。側部4Aと側部4Cの接合は熱溶着により実現されるが、この接合部に模様シート15が存在していると前記熱溶着による接合に支障をきたす。
次に、前記図1および図2に示される使い捨ておむつ1の製造方法について説明する。
外装シート11となる不織布にホットメルト接着剤16aを塗布した後に、図5に示すように、予め模様17が印刷された模様シート15を、一定の間隔となるように位置決めして前記不織布上に設置する。模様シート15は帯状シート(テープ状シート)15Aから所定の寸法に切り出される。このとき切り出される個々の模様シート15に模様17が均一に現れるように模様シート15を一定間隔で切断し、前記不織布上に順番に設置する。
前記外装シート11の上に防水シート12となるフィルムが重ねられ、加熱ローラ20によって挟まれ且つ熱が与えられて、外装シート11となる不織布と防水シートとなるフィルムとの間に個々の模様シート15が挟まれて接着される。
次に、外装シート11となる不織布と防水シート12となるフィルムとの接合体の前記フィルム上面にホットメルト型接着剤16bが塗布される。そして図6に示すように、前記接合体の上に吸収層13が間隔を開けて、且つ前記模様シート15との相対位置が合うように設置される。また前記吸収層13の表面にホットメルト型接着剤16cが塗布される。
そして吸収層13の上から、トップシート14となる不織布が重ねられ、これらの積層体が加熱ローラに挟まれ各層が互いに接着される。その後に、切断線L1によりレッグ開口部が切断され、且つ切断線L2により個々の積層体、すなわち前面部2A、後面部2Cおよび中間部2Bを有する積層体に分割される。さらに、前面部2Aの横方向の側部4Aと、後面部2Cの横方向の側部4Cとが接合されて図1に示すパンツ型となる。
なお、前記の工程では、弾性部材7および弾性部材8の取付け工程の説明を省略している。
図3と図4は、使い捨ておむつ1を形成する積層体の構造の他の実施の形態を示す断面図である。
図3に示すものでは、外装シート11の内側に、通気性と透湿性を有する疎水性シートである不織布21が重ねられており、この不織布21と外装シート11との間に前記模様シート15が挟まれて接着されている。前記不織布21は、例えば、ポリプロピレン繊維で形成されたスパンボンド不織布や、スパンボンド不織布とメルトブロー不織布とスパンボンド不織布とを重ねたシートなどである。
図4に示すものでは、外装シート22として防水フィルムが用いられている。この防水フィルムは、ポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂フィルムであり、通気性と透湿性を有するものである。またこの防水フィルムは、透明または半透明であり、前記模様シート15の模様17を透視できる程度の光線透過率を有しているものが使用される。
前記防水フィルムの外装シート22の内面にホットメルト型接着剤16aが塗布され、前記模様シート15が重ねられて接着される。そして模様シート15の内側に吸収層13が位置している。
次に、図7(A)(B)は、模様シート15の取付け位置の変形例を示す背面図である。
図7(A)に示すものでは、使い捨ておむつ1の後面部2Cにおいて、模様シート15が右側へ片寄った位置で、しかも全体としてバランスのよい位置に取付けられている。図7(B)に示すものでは、後面部2Cにおいて、異なる模様が印刷された2つの模様シート15が左右に分かれてバランスのよい位置に取付けられている。
このように、本発明では、模様17をおむつ1の任意の位置に、また任意の数で付すことができ、設計の自由度を高めることができる。
また、模様シート15は、正方形や長方形に限られず、三角形や五角形などの多角形の他に、円形や楕円形であってもよい。
なお、本発明の使い捨てオムツは、図1に示すパンツ型に限られず、砂時計型のいわゆるオープン型であってもよい。
1 使い捨ておむつ
2A 前面部
2B 中間部
2C 後面部
3A 前ウェスト部
3C 後ウェスト部
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
7,8 弾性部材
11 外装シート
12 防水シート
13 吸収層
14 内面シート
15 模様シート
17 模様
16a,16b,16c ホットメルト型接着剤

Claims (8)

  1. 外側に向けられる外装シートと、受液側に向けられる液透過性の内面シートと、前記外装シートと内面シートとの間に位置する吸収層と、を有し、装着者の腹側に当てられる前面部と、股間部に当てられる中間部と、背側に当てられる後面部とが形成された使い捨ておむつの製造方法において、
    (a)表面に模様を備えた模様シートを前記外装シートよりも小さい面積に切断し、透視可能な帯状の前記外装シートの内面に、切断された前記模様シートを、前記外装シートの長手方向に一定の間隔を開けて配置して、前記模様シートをその表面を前記外装シートに向けて貼着する工程と、
    (b)前記外装シートの内側に吸収層および前記内面シートを設置する工程と、
    (c)帯状の前記外装シートを個々のおむつ毎に分割する工程と、
    を有することを特徴とする使い捨ておむつの製造方法。
  2. 前記模様シートは、おむつの背面または正面の面積の50%以下である請求項1記載の使い捨ておむつの製造方法。
  3. 前記模様シートが、樹脂フィルムに模様を印刷したものである請求項1または2記載の使い捨ておむつの製造方法。
  4. 前記模様シートが、透湿性である請求項1ないし3のいずれかに記載の使い捨ておむつの製造方法。
  5. 前記(a)の工程では、前記外装シートの内面にランダムに塗工された接着剤を用いて、前記外装シートに前記模様シートを貼着する請求項1ないし4のいずれかに記載の使い捨ておむつの製造方法。
  6. 前記前面部の両側部と前記後面部の両側部とが接合されてウエスト開口部と一対のレッグ開口部が形成され、前記ウエスト開口部に設けられた弾性部材でウエストギャザーが、前記レッグ開口部に設けられた弾性部材でレッグギャザーがそれぞれ形成されたパンツ型の使い捨ておむつの製造方法であって、
    前記(a)の工程では、前記模様シートを、前記ウエストギャザーと前記レッグギャザーの双方に掛からない領域に貼着する請求項1ないし5のいずれかに記載の使い捨ておむつの製造方法。
  7. 前記前面部の両側部と前記後面部の両側部とが接合されてウエスト開口部と一対のレッグ開口部が形成され、前記前面部から前記後面部にかけて胴回りに連続するギャザーが形成されたパンツ型の使い捨ておむつの製造方法であって、
    前記(a)の工程では、前記模様シートを、前記ギャザーに掛からない領域に貼着する請求項1ないし6のいずれかに記載の使い捨ておむつの製造方法。
  8. 前記外装シートが不織布である請求項1ないし7のいずれかに記載の使い捨ておむつの製造方法。
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